予報を信じて根府川界隈まで来てみたものの、全く太陽は拝めず、それどころか雨が降りそうな気配まで感じる。こんな時は潔く撮影を諦めることも肝心だが、発想の転換で、普段は狙わない構図とへシフトしたことが結構あり、その血迷った画像の数々が残されている。今回は恥を承知で、その中から1枚掲載。
現代の鉄チャンは、「裏カブリ」とか言って列車離合の写真を嫌うようであるが、アントンKは、逆に昔から離合写真は好みの画像だった。ただ撮ろうとして思うように撮れないのが離合する写真で、何度狙っても思ったようには撮影出来た試しがない。ここでは、九州ブルトレと小田急ロマンスカーとの離合写真。何度となくチャレンジしているが、同じファインダーの中で捕らえることなど、まず出来なかった。当時のことだから、ズームレンズなどの持ち合わせがなく、マニュアルフォーカスで即興のチャレンジだったのだ。後ろからロマンスカーがゆっくり通過していく場面で、EF66のライトが前から迫ってくるといったタイミング。まだ65PFからスイッチして間もない時期のロクロクは、流石に貫禄十分だが、こうして見ると、ロマンスカーも華やかでスマート、負けてはいない。
1985-03-24 8ㇾ EF6650 「富士」/ 小田急NSE「さがみ」 小田原付近
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