みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

マルティヌス神父の誕生

2007-02-05 10:25:55 | Everyday is special
おととい、無事にインドネシアから戻ってまいりました。
おかげ様で、すばらしい一週間を過ごさせていただきました。
これから少しずつ、マルティヌスの叙階と初ミサの模様をお伝えしていきたいと思います。
(デジカメの本領発揮、一週間で1000枚以上も撮りました。これから整理がたいへん。)

まず、いちばん最初は、やはり叙階の瞬間。
司教の按手(手を頭の上に置きます)。

この日、司祭に叙階されたのはマルティヌスとデディ(どちらもイエズス・マリアの聖心会)です。

手前に頭だけ写っている後姿の方が、マルティヌス神父のお父さんです。

場所は、バンドゥン市内の聖ガブリエル教会。信徒数3000人の小さな(!)教会。

1月28日の夕方5時からの式でしたが、直前から雷を伴ったたいへんな夕立となり、道は小さな洪水状態。
道を隔てた家で準備していた司教と35名ほどの司祭は目の前なのに歩いていくことができず、ホンダのフィット(現地では違う名前でしたが)で4人ずつピストン輸送で移動。

式が始まったのは5時半でした。

最初は、インドネシアのジャワの民族衣装の男女による祝福の儀式。

そのあとに、司祭団と叙階される助祭、司教が入堂しました。

聖堂は、水戸教会よりも小さいくらい。駆けつけた人々は中に入りきらずに、外にたくさんはみだしていました。

叙階の中心は、司教による祈りと按手です。それから、すべての司祭が按手をしました。

按手の次は、司教が新司祭の手のひらに聖香油を塗ります。そして、司祭の祭服が着せられ、カリスとパテナ(ミサの聖具)が手渡されます。

叙階式は2時間ほど。その後、ホールと聖堂を使ってパーティーが開かれました。

ぼくも、10年前の自分の叙階式のことを、鮮明に思い出しておりました。