みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

フィリピンの叙階式

2009-12-18 21:00:00 | Everyday is special
ふぉと日記、2週間もご無沙汰してしまいました。
母が帰天してから4週間。皆さんから、たくさんのなぐさめのお言葉やお祈りをいただき、心から感謝しております。

さて、フィリピンはラグナ州のサン・パブロ市にあるカテドラルで行われた司祭叙階式、とてもよかったです(12月5日)。

この場所は、マニラから南南西に車で3時間ほど行ったところにあり、美しい湖が7つも点在している観光地です。今回、司祭に叙階されたロス神父は、ここで生まれました。

ぼくたちは、前日から行って、湖の脇にあるユース・ホステルに泊りました。湖から吹く風がなんとも心地よかったです。

そして、叙階式。毎回思いますが、司祭叙階式は感激して胸を打たれますね。今年の4月29日の日記にも書きましたが、式文の中の、

「あなたのうちに、よいわざを始めてくださった神ご自身が、それを完成してくださいますように」

との言葉が今回も響きました。

今回の叙階式には、アメリカに在住している彼のご両親も出席され、深い喜びを味わっておられるようでした。ご両親にとっては、息子を神と教会、そして修道会に差し出すわけですから、大きなことだと思います。

その日の夕方行われた新司祭のロス神父の初ミサは、本当に落ち着いたミサで、心に残りました(39歳で少し太っているので、早くも司教のような風格さえありました)。

今回は、ぼくは行き帰りの運転手も務めたので、かなり疲れましたが、無事に行って帰ってこられてよかったです。

上の写真は、叙階式後の新司祭のあいさつ。左側には、司祭年の聖人ヨハネ・マリア・ビアンネ神父のご絵が飾られています。下の写真は、叙階式の行われたカテドラル。そしていちばん下の写真は、ユース・ホステルから見たサンパロック湖。