しびれ

母が、「足がしびれる。」と言うので、付き添いで病院に行きました。
しびれる。と言う感覚は私には正座の時しか味わうことが出来ないので、あまり深く考えることが出来ないのです。

病院に行くと、受付で、「うちは脳外科はないですけど、大丈夫ですか？」と、聞かれ、適当に返事をしました。
問診票にも「しびれ」と簡単に書いて、あとは母が説明するようです。

レントゲンを撮った母は、先生に背骨の間隔が狭くなっている。と、言われ、たぶん、神経を圧迫しているので足がしびれることになったようです。
ただ、単にしびれる。だけでは、難しい表現みたいでした。
しびれる原因は、100以上の原因があるそうです。
しかし、レントゲンを見た先生は、簡単に薬を処方され、「ホンマに効くんかい。」と、突っ込みを入れたくなるくらいの診断でした。
薬を飲みたくない母は先生に頼み込んで注射にしてくれ。と、懇願したけど、注射するほどではないのです。

処方箋を持って薬局に行くと、また母は「薬を飲みたくない。」みたいなことを言うのです。
しかし、そんなわがままは誰も聞かないのです。
たぶん、昔、薬を飲んで胃を荒らしたことが頭にあり、しかも、薬を飲み忘れることも飲みたくない原因です。
しかし、今の薬はそんなに胃を荒らすことも無いのです。
結局、薬を飲み忘れることを公明正大に口にする母です。
そんなに何種類も飲むわけでもないので、ちょっと気をつけるだけで問題は解決するのです。

しびれる。と聞くと、脳卒中を疑うのですが、母の場合、そんなに大袈裟なものでもないのです。
薬を飲んで、また症状を先生の言いに行くことが、今の母にできる一番大事なことです。