なんだか、母がお向かいのおばさんに誘われ、認知症の検査の脳ドッグを受けようと思っているようでした。
私は思うのです。
脳ドッグなんて受ける必要がないと。
確かに、自分がだんだん物忘れするのは怖いことなんですが、必要以上に怖がる必要もないと、思います。
もうそれだけ年を取っているのだから。
健康上に心配があるのなら必要かもしれませんが、家族から見て「これは、危ない。」と、思えないからです。
認知症の症状は、周りにいる人が感じる物であって、自分で認知症である。と、思う人は認知症ではないのです。
保険が効く検査と、効かない検査では、値段が何倍も違うのです。
認知症でないことを証明するのに、そのお金を払うのはもったいないことです。
うちには家族がいます。
もし認知症になっても介護できる人間がいるんです。
しかし、お向かいのおばさんには家族がないのです。
健康に敏感になってもおかしくはないのです。
人にはそれぞれ使えるお金に限度があるんです。
ご近所と仲良しこよしではいけないのです。
今の母を見ていると、認知症でないことは家族が証明してくれます。
芸能人の名前が思い出せないくらいで、何十万もお金を出して診てもらうほどのものではないと思います。
「ほんと、びっくりしたなぁ。もう。」と、思っちゃいました。