七夕の短冊

七夕祭りが近くなるといたるところに大きな笹の葉と、短冊を書くテーブルが用意され、願い事を書いていいように設えてあります。
今までは、遠目に見ていたんですが、ふいに私だけの時があり、いそいそと短冊に願い事を書くことになります。
願い事は一つなんですが、思いっきり願っていることなんで、マッキーの太いほうのペンで大きく願い事を書きます。
太いペンで書くわりに、小心者なので名前は書いていません。

これから先も、私は熱心に願い事を書くことになります。
もう、あの恥ずかしさがどこかへ行ってしまって、書いてなんぼの気持ちになってきました。

あの笹の葉は、一体どこへ飾るのでしょうか。
それと、あのたくさんの願い事は誰かに読まれるんでしょうか。
今は、それが私の疑問です。

昔は、笹の葉は川へ流されていたそうなんですが、今はゴミとしてゴミ収集車で処分されるのか。
はたまた、それも疑問です。

そういえば、幼稚園の頃、笹の葉を家にもって帰ったことがあります。
やっぱり、短冊には願い事が書いていたはずです。
その願い事は一体何だったのか。今思えば、きっと平和な願い事だったに違いないのです。
毎年、七夕の笹を買って家で、七夕祭りをしている友人は、きっと、私よりたくさんの願い事を持っているのかもしれません。
もう、家族に願い事を知られるもの恥ずかしいし、駅や、スーパーで大勢がそれぞれ短冊をつるし、無記名で願い事を書く方が、なんとなく心が休まるのです。
七夕は、今もちょっとだけ心を揺さぶる日として、こっそり願い事を書いてしまいます。

愛犬の洗濯

もうすぐ、動物病院に連れて行くので、綺麗にしてやろうと、愛犬の洗濯をすることになりました。
毎度のことながら、本当は、洗濯されることは綺麗でない愛犬なんですが、ちょっとだけそわそわする場面がありました。

ずっと、洗っていなかったので、毛皮がゴワゴワになっていました。
2度洗いして、リンスをつけ、やっとの思いで仕上がります。

綺麗に乾かして上がると、毛がさらさらのちょっと可愛い犬になりました。
あとは、カットするだけなんですが、洗濯に体力を消耗したのか、空えづきをし、カットすることもできません。
何か食べさせないといけないんですが、ドッグフードは食べる時間を決めているようで、私が、「食べなさい。」と、言っても全然受け付けないのです。
仕方なしに、ドッグフードを食べてからカットすることにしました。

昨晩は、とても暑かったので、クーラーを入れて寝ることにしました。
すると、ものすごい愛犬が爆睡しているのです。
起こしても、なかなか起きないんです。
犬の爆睡は、そう簡単に見れるもんじゃないのです。
愛犬は、とても気持ちよかったのかもしれません。
これから、夜はクーラーを入れて寝ることになります。

そうそう、愛犬のカットなんですが、手足と、お尻、顔がメインで、あとは均すくらいにしておきます。
綺麗な犬になってもらわないと、医者から虐待しているのか。と、思われてもけったくそ悪いですから。

暑さが増す

昨日から、やけに暑いなぁ。と、思っていたんですが、今日外出することになって、その暑さが身に染みて感じることになりました。
見知った道だけど、歩いても、歩いても一向に前に進んでないようで、しかも、滴り落ちる汗が目に染みて痛いのです。
「こんな時に外出なんて。」と、思うけど、これから夏、どう乗り切っていくか、考えると怖くなります。

夏の大敵は紫外線と汗。
これさえ克服できれば夏を制したことになります。
特に女性に限ります。
帽子をかぶり、日傘を持って、汗を拭き拭き外出するつらさ。
これは、拷問に近いものがあります。
「まだ、梅雨が明けてないんでしょう。」と、セミの声が聞こえない梅雨の晴れ間、私は文句を言いたいのです。
「なんで、こんなに暑いんだ。」と。

体から水分が抜けるのを防ぐために、お茶をがぶ飲みします。
すると、お腹が痛くなります。
今日も、外出から帰って、お茶を飲んでいたら、お腹が痛くなり、トイレに直行することに。
「ちゃんと、換気のために窓を開けた？」と、不満そうな母に、「窓は開いていたよ。」と、減らず口を言う私。
この親にして、この子です。

とにかく、今は体調を崩しやすいのです。
毎年、同じように過ごしていながら、なんで、去年のことを覚えていないのか。と、反省するのです。
当分、暑い日が続くらしいので、その生活を考えないといけません。
何をしても、暑いものは、暑いんですから。

幸せを呼ぶ紫陽花

紫陽花を写真に撮っていると、紫陽花のことを良く知っている人がそこにいて、「花びらがハートになっているのを見つけると幸せになるのよ。」と、教えてくれました。

その周辺にいた人たちは、こぞってハートの花びらを見つけようと必死です。

ちょうど、その周辺にいた私も目をサラのようにして、ハートの花びらを探しました。

見つけました。

この花びらがそれです。

ちょっと可愛くて、クスッと笑ってしまいそうです。

いろいろ紫陽花を見たんですが、この花びらだけが、ハートになっていました。

紫陽花博士は、さも嬉しそうにハートの花びらを指さしています。

私も写真に撮ったから幸せになれるんだろうか。と、思ってしまいます。

たぶん、幸せは、幸せを探しているときが一番幸せなことだと思います。

私は、この花びらに、「もっと写真がうまくなること。」を祈ってしまいました。

ちゃんと聞こえたでしょうか。

みんなの祈りが重くて、ハートの花びらは散ってしまうかもしれません。

ここにデンデンムシがいれば、もっと絵になったのかも。

考えれば、考えるだけ面白さが増します。

「幸せになりたいなぁ。」と、思う心が幸せなんでしょうけど。

 

 

殺虫剤

夜になると、寝室に飛び回る蚊に腹を立て、しかも、朝起きると、絶対に一個か二個ほど蚊に噛まれた跡ができるのです。
そのことで、母が強力な殺虫剤を買ってきました。

それはそれでいいんです。
問題は、ここからなんです。
昨晩、殺虫剤の威力を見るために、寝る前に寝室にくまなく殺虫剤を振りまわることになりました。
それはもう、ものすごい噴射量です。

朝、起きて、なんか母の顔色が冴えないのです。
どうも気分が悪いらしく、朝ご飯、昼ご飯を食べず、寝込むことになりました。
私と言えば、ものすごい下痢を起こし、トイレに駆け込まないといけないくらい。
別の部屋で寝ている父は、いつも通りの生活です。
「これは、きっと、殺虫剤が体をいわしているのではないか。」と、思うのです。
それに、体がキワキワして、気持ち悪いのです。
「これなら、蚊にくわれてもいいから、殺虫剤はやめよう。」と、考えます。

でも、確かに蚊は寝室に見当たらないので、殺虫剤にやられたのかもしれません。
「強力過ぎるわぁ。」と、恐るべし殺虫剤です。
しかし、便秘は無くなって、ちょっとだけよかった。と、思います。

今日は、生ごみの日で、ゴミ袋をゴミ収集の場所まで持って行くのに、お向かいのおばさんに顔を合わせ、「お母さんは？」と、聞かれました。
まさか、「殺虫剤にやられた。」ともいうことが出来ず、「お手伝い。」と、ウソをつきました。
多分、ウソと言うのはばれているはずです。
今まで、お手伝いなんてしたことないんですから。
でも、ちょっとだけ自分を美化したい私は、平然とウソをつきます。