去りゆく年

「良いお年を。」と言われ、年末まで働きました。
でも、また明日から仕事が始まります。
何という残酷な会社でしょう。
普通の会社は、もうとっくに大掃除も終わり、しめ縄をかけて、「良いお年を。」と言いながら散り散りに帰っていくのです。
介護の仕事は休みがないのが普通です。
そんな中でも休んでいる人もいるのです。

今だから言えることなんですが、普通の会社に長く要られて本当によかったと、介護についてから思うのです。
寅年は、アッという間に去って、ウサギ年がやってきます。
このウサギがラッキーを運んでくれるといいのですが。
去っていく年は、もう後戻りはできません。
前に進むのみです。

また、来年よろしくお願いします。

失敗すること

今日は、だいぶ失敗をしました。

体が良くなくて寝ている人をお風呂に入れる伝票を書いてしまったようです。
あかんなぁ。と、思い、明日訂正することになります。

私の悪い癖は、だらしのないことなんです。
惰性で仕事をしてしまい、あとで困ることになります。
「もっとしっかりしなきゃ。」と、思うのです。

介護士はおしゃべり

私が今まで経験したことは、介護士はおしゃべりな人が多い。ということなんです。
私は、どちらかと言えば、無口な方なんです。
人といると、聞き役に回ってしまいます。
すると、介護士たちはおしゃべりになっていきます。
次にする仕事のことを考えていても、しゃべりかけられたら前に進まない。
これが問題です。
もっと、私のことも考えてほしい。と、思います。

私もキャリアを積んだら、おしゃべりになるのでしょうか。
どちらかと言えば、人嫌いな人間なので、人といるのが苦手なんです。
そんな人間が介護士であること自体、不向きなんです。
黙々と仕事をしたい。と、思いながら、結構、人の邪魔はします。
私も矛盾した人間なんです。

家でも母がおしゃべりで聞き役になってしまいます。
どこへ行っても聞き役なんです。
本当につらいと思います。
一人でいることにそんなに苦痛を感じない私は、一人の世界で出来る仕事がしたいです。
仕事を選べないこと自体、つらいなぁ。と、思ったりします。

介護向きではない

私の体は介護向きではないことがわかります。
きっと、考え方も介護には向いていないのです。
いくら、お金が欲しくても、介護は無理なんです。

今はサ高住で働いています。
私の中では、サ高住が一番介護度が低いと思っていたのです。
しかし、物凄く介護度が高いことがわかります。
以前いた有料老人ホームの方が自立した人が多かったんです。

私を今のサ高住に引き入れてくれた人は、「介護度が低いから。」という理由で、そこを選んでくれました。
全然違います。
きっと、料金が安いから、みんなそこに入れるんでしょう。
だんだん介護度が高くなっていき、無気力な人が大勢になります。

昨日、お風呂に入れようとおじいさんをお風呂場まで連れて行ったところ、洋服を自分で脱いでくれないのです。
「なんでも自分でできるから。」というのを真に受けました。
本当は、もっときつく、「脱いでください。」と、言うべきなんでしょうけど、私は全く言えないのです。
結局、何もかも手伝うことになります。
体は洗っても、お風呂に入りたくない。と、一向に動いてくれないのです。
結局、シャワーだけでお風呂は終了になりました。

何でも、もっときつい性格にならないと、あそこではなめられるのです。
でも、きつくなれないのです。
本当に厳しい職場です。

わきが

今日は、私の肩からわきがの匂いがするのです。
「なんで、私の肩から？」と、思っていたら、あるおばあさんをお風呂に入れるのに、両脇を私の肩に乗せて移乗をしたのです。
朝、お風呂に入れたのに、家に帰ってもまだわきがの匂いが服に残っています。
強烈な匂いなんです。

一緒にいる人は、そのことを教えてくれないのです。
なんと、薄情な。
一言、「この人、わきがだよ。」と言ってくれれば、私もそれなりの心構えができたのに。
きっと、別のやり方もあったはず。

家の帰って、もう思いっきり洗濯することに。
ずっと、他の人から、あの人といるとわきがの匂いがする。と、言われないようにしなきゃなぁ。