ロト6

普通の宝くじが、物足りなくなって、ロト6にまで手を出すことになってしまった。
ネットを見て、よく出る数字を、まず買ってみた。
でも、これじゃあ、口数がたくさんあって、当たっても、当分割になって金額が少なくなってしまう。と、欲望の塊の私は考える。
それじゃ、あまり出ない数字を選んだらいいのかも。と、考えるけど、また、これじゃあ、全く割に合わない。と、考え直す。
ロトの買い方が、まだわかっていない。
考えても無駄だから、適当に数字を選んで買ってみた。

かすりもしない。
私の考える数字は、見事に外れる。
新聞の抽選結果を見ると、当たっている人もいる。
その人は、どういう買い方をしているのだろうか。

前にいた会社では、数人でお金を出し合って、当たったら、人数割りをするみたいだ。
欲の深い私は、それが許せない。
もし1等４億円が当たっても、１０人で買えば、４千万円になってしまう。
くじは、ギャンブルなのだ。
当たれば、億万長者。
外れれば、ただの人。
当たりを目指して、ただ、買うのみだ。

募集

家の裏の工場で、パートの求人募集の張り紙が張ってあった。
すぐ近くなので、応募しようとしたら、年齢が合わない。
「もう、私もこんな齢になってしまったのか。」と、悲しく思った。
母に言わせれば、「あんな工場、安い賃金で、思いっきり働かされる。」と、行くのをはばかれる。
パートというと、どこもそんな風な仕打ちを受けると、私は思っている。

私の友人は、スーパーの事務員をやっている。
いつも、忙しい。と、愚痴を言っている。

私は、今まで、そんな忙しい職場で過ごしたことがない。
今のままではいけないと思いつつ、世間の風にさらされるのが怖いと感じる。
もう、こんな齢になったら、スーパーの店員になるしかない。と、思うのだが、土曜日も日曜日も盆も正月もない環境で働くのは、苦痛である。
気軽にスーパーに買い物に行っている時は、「みんな、頑張って働いているのだ。少々の問題など気にしたら、駄目だ。」と、前向きに考えるけど、家に着くと、「やっぱり、私は、普通に働けない。」と、ネガティブな志向になる。

家の裏の工場の年齢が、もう少し高ければ「えい！」と、飛びこむのに・・・。
無い物ねだりばかりしている私だ。

運のよくなる本

以前、運のよくなる本を手に入れたいと思っていたが、手に入れることが出来ず、結局、友人に本の題名を聞いて書店で注文をした。
手に入れた本をじっくり読んでみたところ、すぐにでも出来る「運の良くなる」考え方など７７ほど書かれてある。

私が、出来そうなのが、「夢があるから、ツキが寄ってくる」という項目だ。
全ての人に平等なものがある。
それは、「時間」である。
無駄に時間を使うことは、指と指の間からチャンスとお金をわざと落としているようなもの。
時間は無限大の「お金」「人脈」「チャンス」「幸せ」と交換可能である。
この言葉で、私は、ハッとしたのである。
今まで、私は、時間を無駄にしすぎたのである。
夢は、ものすごくいっぱいあるけど、それを時間と交換してこなかった。
祈るだけではダメなんだ。
もっと、時間を有効的に使う必要がある。
今の私には、時間が余りすぎるぐらいある。
もっと頭を使うことに時間をさくことが大事だ。

７７もある項目を全部こなすのは大変なことだ。
でも、１つに絞って確実に手を伸ばしていくことが大事だと思う。

雨虫

雨が降る前日になると、水辺に舞う雨虫。
名前はわからないが、群れで飛びかう。

いつも、雨の前になると、鼻や口から雨虫が入らないように、息を止めて歩く。
雨虫は、晴れの日は、どこにいるのだろうか。

何かの番組で、雨の前になると、ツバメが低く飛ぶ。というのを見たことがある。
それは、雨虫が低い位置にいるからだと、言っていた。
ツバメの餌になる雨虫で、明日の天気がわかるのだろう。

つい最近、雨が降った。
その時も雨虫は、顔面の位置に舞った。
公園で遊んでいる子供たちは、雨虫の存在など気にせず遊んでいる。
子供は、無邪気でいいなぁ。と、顔面の雨虫を払いながら歩く。

天気予報では、当分、雨は降らない。
雨虫は、当分、舞う事はない。
それは、それでいいのだけれど、なぜか、歩いていると、雨虫の存在が頭の奥底に浮かんでくる。
ちっちゃな雨虫だけれど、存在感が異様にでかい。
私が、ツバメなら、きっと喜んでいるだろうと、思う。

紅茶

以前、えのき茶が、内臓脂肪を減らすと言うので、いそいそとえのき茶を飲んでいた。
しかし、きのこ嫌いの私は、えのき茶が口に合わない。
しばらくは、えのき茶を我慢して飲んでいたが、ある時から紅茶に変えて飲んでいる。

朝、お湯を沸かし、水筒をお湯で温めて、紅茶のティパックを入れ、砂糖を少量入れる。
それを、定期的に飲むようになった。
まあ、紅茶だから利尿効果もあるわけだから、問題もないだろう。

両親が、私の水筒を真似して、お茶を入れて、定期的に飲んでいる。
水分補給は、必要のようだ。
冷たい水を飲むよりは、いいと思ったのだろう。
茶の間には、２本の水筒がある。
両親と私で、交互にお茶をすする。
なんか、貧乏くさいような気にもなるけど、これがまたいい。

私は、新しい水筒が欲しくなった。
雑貨のチラシを見ていると、安くステンレスの水筒が売られているのを発見した。
チラッと、お店に立ちよろうかな。と思っている。