震災、原発事故、円高など今年はたくさん困難な出来事が起こってしまいました。
東京に住んでいると毎日の生活はあまり変わっていないという実感なのですが、多分日本全体では大きな変化が起きているはずです。
人々の意識の変化はあまり表面には出てきませんが、広く薄くという感じでじわじわと影響が表面化していくだろうと予想しています。
その中で影響の大きいのは「国家感」ではないかと思います。
政府、官僚なかんずく検察、警察、裁判所に対する信頼感が毀損されてしまいましたので、この国の正義がどこにあるのかが疑われるようになってしまいました。
昨日の鈴木宗男さん釈放のニュースを見ていると、冤罪にもかかわらず刑務所に収監されていたと多くの政治家が信じている様子が見て取れます。なぜなら多くの国会議員が歓迎の会に出席していたからです。
昔の某国ではあるまいに、権力が恣意的なものでジャマな人物を罪人にしてしまっているのだろうか?そんな事例が表面化しているように感じます。
そして国会議員たちですらその権力の制御ができないという。
こんなことを解決するために、国民の多くが独裁者を待ち望むという形になってしまうのではないかと考えてしまいます。