アラヤのお取引先には、いわゆる大手企業がたくさんあるのですが、それぞれの企業には全体的にかもしだしている雰囲気というものがあります。
もちろん社員さんには固有の個性がありますので、ひとりだけお会いしているときには感じられないのですが、担当が変わったり責任者の方とお話をする機会があるなど、複数の方々とお会いしてみると共通の雰囲気のようなものを感じることが出来ます。
技術を売り物にしている企業、セールスに特徴のある企業、開発に力を入れている企業等、企業の持っている特徴がそのまま雰囲気として伝わってくることもありますし、地方に本社や主力工場があるような場合には県民性がじかに感じられることもあります。
私自身、三井銀行に20年以上も勤めましたので、その頃は三井銀行らしい雰囲気をふんぷんと巻き散らかしていたに違いありません。
これを企業文化というのだと思うのですが、アラヤのような小さな会社でも企業文化は知らないうちに醸成され、社員たちは意識しないままその文化に染まっているので、外から見るとアラヤの社員たちは同じ雰囲気を持っているように見えているはずです。
その文化が好ましいものであれば、意識してその文化を奨励していきますし、好ましくないようであれば変える努力をしなければなりません。
このことを意識してみると、退職して他の会社に再就職した人たちに久しぶりに会ったときに、「何ともまあ変わってしまったなぁ」と感じることが多いのです。