多言語コーディネーションが業務の中心です。
問題解決ガイドのひとりごと。



昨年からの事てすが、翻訳のチェックをして欲しいという依頼が多くなっています。

例えば、他社で翻訳して実機に搭載したのですが、現地の方からおかしいとクレームがついたので至急見直しをして欲しいという依頼です。

こんな場合、単純に翻訳チェックをしても問題の解決にはならないだけでなく、ますます混迷してしまうことになります。

翻訳の直しやチェックの費用がかさむだけで解決出来なければ、担当者の方が追い込まれてしまうという最悪の事態もあり得るのです。

翻訳者が正解に翻訳しても、現地ではそういう表現はしないという事例はたくさんありますし、翻訳者に神様の役割を期待しても無理があります。

アラヤではそのプロジェクトに関わる方すべてと、それぞれの役割をマップにして、お客様と情報を共有するところから始めます。

例えばガソリンスタンドを現地ではガソリンスタンドとするのか、スタンドなのか給油所にするのかを決めるのは翻訳者ではなく、誰かが決めるしかないのです。

その方針をハッキリさせ、日本側で決定するなら現地や関係者にも宣言してもらい、翻訳チェックの重点項目を決めた上で仕事にかかるのです。

まるでコンサルタントのようですねと言われますが、やみくもにやって痛い目にあっていますので急がば回れをやっています。

うちで最初から翻訳をさせていただければと、つい言いそうになるのですが、翻訳チェックを任せていただける事に感謝することが大事と心に言い聞かせています。



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