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問題解決ガイドのひとりごと。



2009年3月のことですが急激に売り上げが半減し、4月、5月もその状態が続くという事態が発生しました。

いわゆるリーマンショックの影響が広く製造業(輸出産業)に影響を与え、在庫一掃という名目で工場も半休するという企業が多くなった時期でしたので、その影響をもろに受けた形で売り上げの減少にいたってしまいました。

一方で、金融機関の融資姿勢も慎重を極め、従来であれば繰り返し借り入れが簡単にできると思っていたものが、すべての金融機関が消極的=貸さない方針になってしまっていました。

もちろん対応策を考えたのですが、急激な変化に対処するためには支払いを減少させるという手立てを早急に打つしかありません。

そのためには全社一丸となってその主旨を徹底することが絶対に必要だと判断し、6月の給与から代表者の報酬を実質0、役員の給与を半減すると同時に社員全員にも20パーセント支払猶予をお願いしました。

会社からのお願いあまりにも唐突でしたので、当然のことですが社員に動揺が拡がり、納得できない社員の声は高くなるばかりという状況になりました。

今だからこそ冷静に振り返ることができますが、四面楚歌というものを実感した時期でしたが、役員をはじめ社員の多くがアラヤを支えてくれたことで、実質的には約2ヶ月ほどで売り上げも回復し、給与も元にもどすことができました。

その時期、社員の一部からこんなメールがあり精神的にも痛烈な打撃を受けたことは今でも忘れていません。

「社長ブログは、対外的に非常識な内容で大変危険な存在だった。今回閉鎖されて心から安堵している。あれだけ見込みの甘いことを連ねてきたのだから、このままなかったものになると思うが、万が一再開されるなら、会社サイトとは無関係なものとして運営することを要求する。」

このような社員の忠告があったのですが、しばらくしてブログは再開し、もしかすると相変わらず見込みの甘いことを連ねております!

 



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