梅雨どきに出かける時には傘を用意したほうが安心ですが、ともすると忘れてしまい雨にあって後悔するということがあります。
ビジネスでも同じようなことが言えて、何かあったときのためにリカバリーできる準備はしておいた方が良いと分かっていても、通常ビジネスが順調に続いていると、忙しさにかまけてその準備をおろそかにしてしまうのが普通の人。
忘れた頃に突然「何かが起こる」と、心の準備も含めて何も準備していないのでオロオロしてしまうことになります。
ベテランと言われるような人は、何気ない仕事ぶりの中にそのすべてが整っているので、「何かが起きて」も動ずる気配すらない。
そんなベテランを昔の日本社会は尊び、若い人はその奥義を習得していったという良い習慣があったはずなのに、現代日本はそれを忘れてしまったような気がします。