渡辺淳一さんの著書でベストセラー本の「鈍感力」を読みました。 優れた人間を表現するときに、鋭敏である、敏感である、切れるなどと表現する場合がありますが、鈍感であるとほめることはありません。 渡辺淳一さんは元医師であったという経験もふまえて「鈍感力」がいかに重要なのかをいろいろな事例をあげて書いています。
この本はあまり分量も多くなく、小気味良く読み進めるのでアッという間に読み終えてしまいました。 一般の人にとって意外な切り口が新鮮だったのでベストセラーになったのだと思います。一例として、現代の日本社会があまりにも清潔過ぎるのが日本人を脆弱にしているという。 昔はもっと不潔な環境であったので、その時代に育った年配の人はかえって丈夫であるという記述があります。
アラヤでも若い社員ほど風邪などに弱く、年配者のほうがだんぜん頑健という現象がありますので、「そのとおり!」と感心してしまいました。役に立つというより、認識を改めるという意味でお読みすることをお勧めします。
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