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日本酒-1

2021/07/10 UP

4回目の緊急事態宣言が発令されました。
またしても飲食店に酒類提供の自粛要請です。

このところ日本酒が復権を果たし、都内の居酒屋でも各地の地酒が楽しめるようになっていたので、それだけに蔵元さんもきびしい局面かと思います。
応援の意味もあって、このところ通販や専門店で地酒を多めに買い入れました。
(本当はこの暑いさなかに自宅在庫はよくないのですが・・・(笑))

今回は各地の酒米をテーマにして選定してみましたので、参考までにご紹介してみます。
通販サイトが充実して、うまくググれば都内でもなかなかお目にかかれない稀少銘柄が入手できたりします。
「家飲みに地酒のお取り寄せ」、トライされてみてはいかがでしょうか。

なお、この記事(Vol.10まであります)、追記したいことがけっこうあるので、これからリニューアルしていく予定です。



左から
■風の森 秋津穂507 / 油長酒造㈱(奈良県御所市)
奈良県天理産秋津穂100%使用、精米歩合50%、7号酵母、日本酒度・酸度不明
(→情報元

■みむろ杉 特別純米酒辛口 露葉風 / 今西酒造㈱(奈良県桜井市)
奈良県産露葉風100%使用、精米歩合60%、日本酒度+6、酸度1.9
(→情報元
 
■麒麟山 超辛口 / 麒麟山酒造㈱(新潟県阿賀町)
新潟県奥阿賀産米100%使用(麹米:たかね錦 掛米:こしいぶき)、精米歩合麹米:60% 掛米:65%、日本酒度+12
(→情報元
お安いですが美味しいいいお酒です。ラベルが変わりました。

■Setouchi KAWATSURU 純米吟醸 さぬきオリーブ酵母仕込み / 川鶴酒造㈱(香川県観音寺市)
香川県産オオセト、精米歩合55%、さぬきオリーブ酵母、日本酒度0、酸度2.2
(→情報元

■出雲富士 特別純米 / 富士酒造㈱(島根県出雲市)
島根県出雲市産佐香錦100%使用、精米歩合60%、日本酒度・酸度不明
(→情報元



左から
■越前岬 槽搾り純米「越前産九頭竜」 / 田邊酒造㈲(福井県永平寺町)
福井県産九頭竜100%使用、精米歩合60%、協会601号、日本酒度+3.0、酸度1.6
(→情報元

■鶴齢 純米吟醸 / 青木酒造㈱(新潟県魚沼市)
(新潟県産?)越淡麗100%使用、精米歩合55%、日本酒度+0.5、酸度1.4
(→情報元
 
■伊予賀儀屋 無濾過純米 松山三井 赤ラベル / 成龍酒造㈱(愛媛県西条市)
愛媛県産松山三井100%使用、精米歩合60%、愛媛酵母、日本酒度+4、酸度1.6
(→情報元

■御前酒 菩提酛1859 / ㈱辻本店(岡山県真庭市)
岡山県瀬戸産雄町100%使用、精米歩合65%、1401b号 酵母、菩提酛仕込み、日本酒度・酸度不明
(→情報元

■燦然 純米吟醸 朝日 / 菊池酒造㈱(岡山県倉敷市)
岡山県産朝日100%使用、精米歩合55%、日本酒度・酸度不明



左から
■国重 純米吟醸 / 綾菊酒造㈱(香川県綾川町)
香川県綾川町産オオセト100%使用、精米歩合50%、日本酒度+1(0)、酸度不明
(→情報元

■御慶事 ふくまる純米吟醸 / 青木酒造㈱(茨城県古河市)
茨城県産ふくまる100%使用、精米歩合55%、自社酵母AOK-1(7号系)、日本酒度+1、酸度1.7
 
■苗加屋 純米吟醸 玲碧 / 若鶴酒造㈱(富山県砺波市)
富山県産雄山錦100%使用、精米歩合55%、日本酒度+1、酸度1.7

■小富士 超辛口 / 島田酒造㈱(愛媛県東温市)
松山三井、精米歩合65%、901号酵母、日本酒度+12、酸度1.1
(→情報元

■蔵元の梅酒 無添加 / 栄光酒造㈱(愛媛県松山市)
愛媛産南高梅使用の本格米焼酎、アルコール度数14.0度
甘さ控えめでおいしいです!


〔 広島の地酒特集 〕 白身の魚との相性抜群です。

左から
■うごのつき 純米吟醸酒 / 相原酒造㈲(広島県呉市)
山田錦100%使用、精米歩合60%、日本酒度・酸度不明

■雨後の月 特別純米 十三夜 / 相原酒造㈲(広島県呉市)
山田錦100%使用、精米歩合60%、協会701号酵母、日本酒度・酸度不明
(→情報元
 
■旭鳳 純米吟醸 泰平 / 旭鳳酒造㈱(広島市安佐北区)
広島県産八反錦100%使用、精米歩合60%、自社酵母(KB-1)、日本酒度+1.0、酸度1.9

■寶剱 純米酒 超辛口 / 宝剣酒造㈱(広島県呉市)
広島県産八反錦100%使用、精米歩合60%、K-701酵母、日本酒度+10、酸度1.6
(→情報元

■寶剱 純米 廣嶋八反錦 / 宝剣酒造㈱(広島県呉市)
広島県産八反錦使用、精米歩合60%、日本酒度・酸度不明
(→情報元

【 BGM 】
■ ひらひら ひらら - ClariS


■ 夏空の下 - やなわらばー


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2018/08/25 UP

2012年の古い記事ですが、なぜかこのところアクセスが増えているので、あざとらしく(笑)、上にあげてみました。

註:2012年01月30日現在の記事です。このときよりは日本酒は大きく復権していると思います。
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最近、酒屋にいくと焼酎コーナーがどんどん大きくなり、日本酒は圧迫されて小さくなっています。
焼酎は原料が多彩で、芋、麦、米、蕎麦、黒糖などのほか、栗、じゃがいも、しそ、かぼちゃ、ごぼう、にんじん、とうもろこしなどいろいろ、要はデンプンを含んでいればほぼ原料になれます。
椎茸焼酎やれんこん焼酎を飲んだこともありますが、わたしにはそれほどの個性は感じられませんでした。
それどころか、米焼酎と麦焼酎のちがいさえわからないことがあります。

 
下越、阿賀の銘醸 「麒麟山」
伝統辛口 麒麟山酒造(株)/新潟県阿賀町(旧 津川町)

焼酎は”蒸留酒”なので蒸留過程である程度原料の個性が飛んでしまうのでは?とも感じていますが、焼酎マニアから「んなワケないだろ、もっと深いわ!」と一喝されてしまいそうです(笑)
ちなみに”蒸留”とは、物質の蒸気圧の差を利用して特定成分を濃縮する方法です。
酒でいうと、1気圧におけるエタノールの沸点は約78℃で水の沸点(約100℃)より低いので、加熱するとエタノールがさきに気化して濃縮しアルコール度数が高まります。なので容易に高いアルコール度数の酒が得られるわけです。

とまれ、わたしには、焼酎の質や銘柄の差などあまりわからないので、酒屋にあれだけの銘柄が並び(最近は蔵元のエリア別にこまかく分類されていたりする)、プレミア焼酎に信じられない値段がつけられているのをみると、「蒸留酒でこれだけデリケートな飲み分けができる日本の酒飲みのレベルは本当に高い!」とつくづく感心してしまいます(^^)


秋田仙北の地酒 「刈穂」
特別本醸造 秋田清酒(株)/秋田県大仙市(旧 神岡町) 精米歩合60%

わたしが近ごろもっぱら飲んでいるのは日本酒で、飲み仲間にも日本酒好きが多いので、ビールを省略していきなり日本酒から入る、なんてこともふつうにあります。
肉料理より魚料理のほうが好きなので、どうしても日本酒にいってしまうということもあると思います。
最近の日本酒はどんどん美味しくなっているのに、どうしてこんなに勢いがないのか???
しばらく温泉をはなれて日本酒について書いてみたいと思います。

なお、日本酒については専門書やWebがたくさんあり、ひじょ~に奥がふかいので、間違いや思いちがいがあるかもしれません。
そのときは笑ってやってください。

つづきへ

<参考資料>
・「日本酒」(秋山裕一氏著、岩波新書)
・「酒の話」(小泉武夫氏著、講談社現代新書)
・「うまい日本酒はどこにある?」(増田晶文氏著、草思者文庫)
・「日本酒 にっぽんの蔵元と銘酒」(樋口孝司氏著、青春文庫)
・「吟醸酒への招待」(篠田次郎氏著、中公文庫)

日本酒-1
日本酒-2 / 1.玄米
日本酒-3 / 2.精白
日本酒-4 / 3.蒸米・麹・酒母
日本酒-5 / 4.もろみ(仕込み・造り)
日本酒-6 / 5.搾り
日本酒-7 / 6.滓澱(オリ)引き、濾過
日本酒-8 / 7.火入れ ・ 8.貯蔵・熟成
日本酒-9 / 9.濾過・火入れ(2回目) ・ 10.割水
日本酒-10 / ■味覚からのネーミング

【BGM】
■ メトロクローム - riya(eufonius)


■ Erato - 志方あきこ


■ 夢の途中 - KOKIA
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