関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 館山温泉 「湯殿一望千里」 〔 Pick Up温泉 〕
<館山温泉 「湯殿一望千里」>
(千葉県館山市坂井772-54、11:00~22:00、月休、700円、0470-29-1111)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (たてやま温泉郷)
南房、館山にはさりげに多くの源泉があって、日帰りで入れる施設もすくなくないのですが、情報が乏しいうえに引湯や運搬もあるので湯めぐりするには厄介なエリアです。
ここも情報が錯綜していて、結局、現地にいくまでよくわかりませんでした(笑)
なぜにわかりにくいかというと、このあたりには、「館山カントリー」「館山グランドホテル」「いこいの村たてやま」「館山ファミリーパーク」があって、いずれも日帰り温泉入浴可という情報がとれるから。
おまけに同じ場所らしきところで、「『オーシャンヴェールリゾート』日帰り温泉あり」との情報がでてきたりして、なにがなにやら皆目わからなくなります。
現地調査の結果(^^)整理すると、「オーシャンヴェールリゾート」というのは、上の4施設に「南房パラダイス」を加えたリゾートの総称で、日帰り入浴できるのは、「いこいの村たてやま」と「湯殿一望千里」です。(たぶん・・・(笑))
でもって、「湯殿一望千里」は「オーシャンヴェールリゾート」全体の日帰り温泉施設として位置づけられているようです。(たぶん・・・(笑))
【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 ゴルフ場
平砂浦沿いを走る県道257房総フラワーラインを白浜方面から州ノ崎に向けて走っていくとでてきます。東京方面からだとR410から直接アプローチする道もあります。
県道沿いに日帰り温泉の看板がでかでかと出ているのですぐにわかります。
また、館山駅や金谷港からのシャトルバスもあります。
「いこいの村たてやま」かここかで迷いましたが、受付での訊き込みにより同一源泉と判明、こちらのほうが泉源に近そうなのでこちらにしました。
場所的にはほとんど館山カントリーの付属施設で、クラブハウスに向かう道の両側はゴルフコース。
ここのコースは高木がなくて、ほとんどヤシ?系なので、独特の雰囲気があります。
【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 銘板
クラブハウスの手前を左に入るとPと露天風呂「湯殿一望千里」の建物がみえてきます。
ひょっとしてクラブハウス内にも浴場があるかもしれませんが、日帰りで入れるのは露天のみです。
階段をのぼった母屋はかなり立派、休憩所「湯休み処 風花」では食事もできます。
あえて別棟にして日帰り入浴施設化を図ったのかもしれません。
なお、宿泊者とゴルフプレー客は、貸切風呂(別途2,500円/h)以外は無料で入浴できます。
【写真 上(左)】 館内
【写真 下(右)】 女湯入口
母屋からいったん扉の外にでてウッディーな暗い廊下の左に男湯、右が女湯。
脱衣所はまあまあ広くてつかい勝手のいいもの。
ゴルフ場のお湯らしく、さすがにメンテは行き届いています。
【写真 上(左)】 男湯入口
【写真 下(右)】 脱衣所
浴場に入ると洗い場。
カランセパ式×5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
ひょっとしてカランも温泉か?(すくなくとも井水)
日曜13時で独占~5人。
【写真 上(左)】 洗い場
【写真 下(右)】 露天-1
洗い場からさらに扉の外に出ると露天。
10人以上はいける一部屋根付の露天は、海をのぞむ好ロケで開放感あふれるもの。
この日は曇っていてあまり見えませんでしたが、案内板によると伊豆半島、富士山から大島、利島、新島、三宅島、御蔵島まで一望できるようです。
【写真 上(左)】 露天からの展望
【写真 下(右)】 露天-2
龍の湯口から熱湯少量投入+熱湯側面注入で底面吸湯、オーバーフローなしの循環仕様。
浴槽がやや浅すぎるのが残念。
湯口や浴槽まわりに石灰華とおぼしき析出がでています。
【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 析出
ほぼ適温でほぼ無色透明のお湯にはわずかに白い浮遊物がただよいます。
芒硝重曹味とかなりつよめのカルキ臭のうらに、よわいながらもほこほことした石膏臭。
硫酸塩を含んでいるためか、湯中の指先がかなりつよめに青白く発光しています。
はっきりとしたツルすべがあって、南房でこれだけツルすべのつよいお湯もめずらしいのでは?
【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 泉源施設?
予想以上に入りごたえのあるお湯で、あたたまり感もかなりのものがあります。
お湯じたいの資質はかなりレベルの高いものかと思うのに、強カルキ臭が残念無念。。
それでも、日帰り対応のととのった施設で、ロケもいいのでレジャー客もそれなりの満足感は得られるのでは?
午後はゴルフ客で混みそうなので、はやめに攻めるのが正解かも・・・。
■ブランドグルメ
〔 玉黄金らっきょう 〕
らっきょうは館山の名物で、とくにらっきょう漬けは「玉黄金(たまおうごん)らっきょう」と呼ばれて親しまれています。
享保年間創業の老舗、コミヤ味工(株)のものが有名で、「国内産を原料として、うす塩で漬け込み、自然の乳酸発酵にて、まろやかな甘酢漬けに仕上げられ」ているとのこと。
(「南房総データベース」「コミヤ味工(株)HP」などを参考)
Na-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩冷鉱泉 21.5℃、pH=・湧出量不明、成分総計=1.484g/kg、Na^+=428.2mg/kg (97.69mval%)、F^-=1.1、Cl^-=189.7 (27.63)、SO_4^2-=243.3 (26.19)、HCO_3^-=461.3 (29.05)、CO_3^2-=38.4、陽イオン計=437.7 (19.07mval)、陰イオン計=936.3 (19.36mval)、メタけい酸=82.9、メタほう酸=16.0 <H18.11.20分析> (源泉名:館山温泉)
<温泉利用掲示> 加水:あり 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり
〔 2010/02/11UP (2009/12入湯) 〕
E139.48.44.436N34.56.56.226
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ■ 八溝温泉 「... | ■ 塩原(古町... » |