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■ YOASOBIの全世界ブレーク

朝日新聞DIGITAL/2023年7月12日 20時03分配信
「YOASOBI「アイドル」世界1位 YouTube楽曲ランキング」→記事
「2人組音楽ユニット「YOASOBI」の楽曲「アイドル」が、動画配信サービス・YouTubeの世界楽曲チャート(music charts TOP 100 songs Global)で1位を獲得した。日本の楽曲が全世界を対象としたチャートで1位になるのは異例だ。」
↑ ということらしいです。

■ YOASOBI「アイドル」(Idol) from 『YOASOBI ARENA TOUR 2023 "電光石火"』2023.6.4@さいたまスーパーアリーナ



楽曲にインパクトがあるし、日本的なサウンドもあるのかもしれないが、ikura(幾田りら)のハイトーンがニーズにはまっているのでは?
それと落ちサビのメロの美しさとか、テクニカルな転調とか。芸がこまかい。

■ PiSTream # 147「幾田りら:CAS live.54:春一番」2017.2.4

もともと、透明感とツヤのあるハイトーンをもっていた。
(しかし、2017年頭でこのLIVEやってた子がわずか数年で世界チャート制覇とは、びっくり)

「カラバトU-18黄金の世代」もこの系統のボーカルだから、ディレクションがはまればワールドワイドで人気を得るかもしれぬ。↓
■ カラバトU-18黄金の世代の原点?

日本の「女神系歌姫」たちに、世界の注目が集まる日も近いかも。↓
■ 女神系歌姫 (ハイトーンJ-POPの担い手たち)【リニューアル】 

世界にハイトーンの歌い手はたくさんいるけど、日本の女性ボーカルはひときわ繊細なニュアンスをもっているような気がする。
そしてそれを支えるナイスメロ。

■ シティ・ポップが海外で流行って終わった理由とは?

(8:07~)「これ好きなんだよ」「歌詞わかんないけど落ち着くよな」「ヒップホップは聴いてるとちょっと疲れるから最近はこればっかりだよ」
↑ 海外でシティ・ポップが聴かれてる理由って、シンプルにこんなところでは?
最近の洋楽って、聴いてるとストレスたまる曲多いもんね。

同じ動機で、透明なハイトーンでヒーリング感も備えた、日本の女子の歌声がウケているのでは? 


〔シティ・ポップ系のハイトーン〕
■ Last Summer Whisper - 杏里 Anri

角松サウンドに杏里のハイトーンが乗った1982年の名作。
この、キメの多いサウンドは、いまの洋楽では聴けないもの。

■ 真夜中のジョーク - 間宮貴子

シティ・ポップのなかでも、もっともグルーヴが効いた1曲。

幾田りらは、シティ・ポップ系の歌いこなしもばっちり ↓
■ milet×Aimer×幾田りら - おもかげ (produced by Vaundy) / THE FIRST TAKE

このJ-POPの状況下で、Vaundyの才能は貴重だと思う。


〔ハニワ曲系のハイトーン〕
■ 誇り高きアイドル - HoneyWorks feat.Kotoha

HoneyWorks(ハニワ)ならではの流麗なメロに乗るかわいい系のハイトーン。


〔supercell曲系のハイトーン〕
■ 君の知らない物語 - くゆり(歌ってみた)

すこぶる綺麗な声質。
ブレスを聴きどころに変えてしまう魔法のような歌いまわし。逸材!


〔梶浦サウンド系のハイトーン〕
■ Mirai 未来 - Kalafina

正直なところ、個人的にはJ-POPが海外のチャートを席巻するとしたら梶浦サウンドだと思っていた。
でも、いまの洋楽チャートに梶浦サウンドはきらめき過ぎているかも。
いずれにしても、Kalafina解散は日本の音楽シーンにとって痛すぎる。


〔ボカロ難曲系のハイトーン〕
■ Palette - 花たん(歌ってみた)

バイオリンのような艶を帯びた凄絶なハイトーンは、世界的にもレアでは?

■ 花降らし - pazi

変拍子と、ブレイクビーツ系4つ打ちと、アップビート系のグルーヴが混在してる。
歌詞だってキレまくり。
こういう曲聴くと、J-POPは確実に進歩していると思う。
でも、こういう曲がメジャーに売れないいまのJ-POP業界の不思議。


〔ヒーリング系のハイトーン〕
■ ebb and flow【凪のあすからOP】 - LaLa(歌ってみた)

透明感を帯びたフェミニンなヒーリングボイス。

■ SterCrew - みにゅ(歌ってみた)

硝子細工のような繊細なハイトーン。

■ ひらひら ひらら - ClariS

この動画、曲調といい、ヴォーカルといい、絵といい、なにかのタイミングで知られたら海外でブレークするかも・・・。

↑ これだけ綺麗なメロディと美しいハイトーンを取り揃えている国は、そうはないと思うが・・・。


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達郎さんの件、にわか音楽(文化)評論家続出ですごいことになってますね。
背景が複雑で、いろいろと語る要素があるからね。
作品無罪論/有罪論なんて、高尚すぎてとても筆者には語れません。

音楽は嗜好品なんだから、
聴きたいひとは聴けばいいし、聴きたくない人は聴かなければいい。
つまるところ、こういうシンプルな話しでは?
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