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時代を読んだ? 小室哲哉氏

さっきまでNHKBS「歌える!J-POP」、視てました。

華原朋美の「LOVE BRACE」が凄かった、復帰した頃はやや不安定感があって正直どうかな~と思ったけど、ここまでもってくるとは・・・。
もともと、超ハイトーンでかかる絶妙なビブラートが魅力だったけど、それが戻ってきている。
ハンパな努力じゃないと思う。

■ 華原朋美 あの頃に戻れる🎵LOVE BRACE(2015/07/19 NHKホール)


で、「LOVE BRACE」なんだけど、あったねこういう曲が。(1996年7月22日リリース)
いま聴き返してみるとエンディング感がハンパない。

そして、↓ が1997年1月1日リリース。
■ TK presents こねっと - YOU ARE THE ONE

こういうコラボは2000年代に入って影をひそめたと思う。
この曲もまた終末感を帯びている。

そして・・・。
■ CAN YOU CELEBRATE? / (25th Anniversary Live Edit)

1997年2月19日にシングルカット。
小室哲哉氏プロデュース・シングルの中で最大のヒット曲。
個人的にはこの曲以降、小室氏の楽曲は実験性が強まってポピュラリティを失っていったと思う。
で、この曲にも漂うエンディング感。

1990年代初頭にバブルは崩壊したけど、1996年頃まではなんとか景気は維持していて、世間の空気もさほど悪くはなかった。
一般に、日本が本格的な凋落を始めるのは1997年あたりとされているので、この曲たちはそのぎりぎりのところで世に出されている。

小室氏はこれから向かう日本の行き先を感じとっていたのでは?

そしていま。
依然としてグデグデでしょーもない曲も多いけど、なにか新しい予感を感じる曲も次第に増えてきている感じもする。

■ 前に向かう唄30曲 ~ 音楽がもつ力 ~


おそらく日本社会はこれからもっと苛烈な方向に向かうと思うが、ひょっとしてそうはならない芽もでてきているのかもしれぬ。
音楽は本当に「炭坑のカナリア」だと思う。こわいけど。

■ 最後のニュース

1989年12月21日、バブル崩壊直前にリリースされた井上陽水の名曲。


■ 80年代ヒット曲がうけるワケ NHKBS「歌える!J-POP」長尾賢治プロデューサーが語る
(日刊スポーツ 2023年4月15日10時25分配信)
記事

「80年代に青春を送った方々はまだ、テレビを好きなんですよ。極端に言うと、40代以下はあまり見ず、10代だとゼロに近い。NHKは昔からこういった番組がありましたが、民放もやっとそこに気づいたんでしょう。民放も80年代をやりだしたので。だから、多分、諦めたんですよ。若い世代が望むものにこびたりするのは。」
↑ ほんとうにそういうことなのかな?
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