goo

■ utsuboの音楽遍歴-1 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)

自分自身のことなのに。
いまだに信じられない。
そして想像だにしていなかった。
中学~高校時代からプログレ、ブラコン、AC(アダルト・コンテンポラリー)の世界にどっぶり浸かった人間が、この歳で(笑)、中学~高校生の女の子の歌声に抗うすべもなく、音楽観さえも変えられてしまうとは・・・。

とくに意識したわけでも、まして努力などしたわけもなく、自然にそうなっていた。
だとすると、これは必然?

2013年に音楽ブログ(現在更新休止中)に書いた記事。
このときは「カラバトU-18」の認識は皆無だったけど、いま読み返してみると、なんとなくその「必然」を匂わせる内容になってる。
ちと長くなりますが、当時の文脈を残しつつ、若干手を加えてこのブログにUPしてみます。(歳がバレますが・・・(笑))

--------------------------------------------------
わたしは温泉●鹿ですが、10,000枚以上のソフトをもち、月に数度は中古レコード屋を覗かないと禁断症状がでるという音楽キ●ガイでもあります(笑)
なので、音楽について書きたいことはいろいろありますが、別ブログを立ち上げるのもめんど~なので、とりあえずこのブログに叩きいれます。
音楽に興味のない方は一気にとばしてくださいやし。

まずは、私の音楽のバックボーンを書きます。
(極私的内容じゃが、ブログなので許してね・・・ ^^;; )

--------------------------------------------------
わたしが生まれたのはBeatlesが全米チャートで1~5位を独占し、S&GやYardbirdsがデビューした東京オリンピックの年。
さすがにAnimalsや初期Beatlesは記憶にないものの、母親や7歳年上の姉貴がS&G好きで、幼いころからALBUM「明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)」('69)を聴いていた記憶がうっすらとある。


■ S&G 「Bridge Over Troubled Water (邦題:明日に架ける橋)」 (1969) 

Beatlesの「Let It Be」も子供ごころに好きだった。(このとき6歳/小1)


■ Beatles 「Let It Be」 (1970)

この7歳年上の姉貴の部屋は私の部屋のすぐとなり。
彼女は音楽的にかなり早熟だったらしく(そうとう早い時期から自分用のレコードプレーヤーをもっていたと思う。)、いたいけな子供(わたし)のうえを、来る日も来る日もロックの嵐が情け容赦もなく吹き荒れた・・・(笑)
いま振り返ってみると、この原体験がわたしの音楽的志向を決定づけたと思う。

姉貴の趣味はかなりとクセもので、Rolling StonesLed ZeppelinやT.Rexに始まり、フレンチPOPのMichel Polnareffから全盛期を迎えつつあったプログレ系のYESPink FloydEL&Pにまで及んでいた。
あと、Wishbone Ashとか。


■ Michel Polnareff 「Love Me Please Love Me (邦題:愛の願い)」 (1971)

とくにYESにはハマっていたようで、『こわれもの(Fragile)』('71)や『危機(Close To The Edge)』('72)をLPごとなかば強制的に聴き込まされていた(^^;)
小3の児童がおよそ小学生らしくもない、あの『危機』を刷り込まれていたワケで、転調、変拍子、シンコペが好きという音楽的好みは全盛期のYESの影響によるところが大きいと思う。


■ YES 「Close To The Edge (邦題:危機)」 (1972) (長いです・・・(笑))


■ Rolling Stones 「Angie (邦題:悲しみのアンジー) 」 (1973)


■ Led Zeppelin 「Achilles Last Stand (邦題:アキレス最後の戦い) 」 (1976)


■ Wishbone Ash 「Everybody Needs A Friend」 (1973)

そうするうちに姉貴の好みはディスコ(当時は「ディスコティック」と呼ばれた)に移り、またまたなんの免疫もないままにVan McCoy 「The Hustle」、K.C.&The Sunshine Band、Stylisticsなど、ブラックミュージックの洗礼を浴びた。(このとき11歳/小6)
このようにハードロック/プログレ → ソウルディスコと、かなり偏った音楽環境にあったのがわたしの小学生時代です(笑)
(もちろん、フィンガー5などを教室で踊っていた記憶はあるが・・・笑)


■ フィンガー5 「個人授業」 (1973)
しかし、いま聴いてみると異様に完成度高いわ、このグループ。


■ VAN McCOY 「The Hustle」 (1975)


■ KC & THE SUNSHINE BAND 「Shake Your Booty」 (1976)

小学校高学年~中学前半にかけては、別に熱中していたこともあり、たしか中1くらいまでパーソナルなレコードプレーヤーをもっていなかったこともあって、↑の異様な音楽体験(笑)の他に音楽を聴き込んだという記憶はほとんどなく、ごくふつうにラジオやTVの歌番を聴くくらいだったと思う。

註:
70年代中盤ではまだステレオラジカセは一般的ではなかったと思う。
だからしっかり音楽を聴き込むにはレコードプレーヤーが必要だったのだが、これが高かった。それにレコード盤じたいも高く、しかもカセットテープに録音することができなかったので、キズつけ針トビなどふつうにあって、いまから考えるとえらくやっかいなメディアだった。
家にはオープンリールのレコーダーやカセットデッキもあったが、たしか英語教材などのツールで、これで音楽を本格的に聴いていたという記憶はない。

それでもFENはよく聴いていたので、曲目はわからないながら洋楽は耳に馴染んでいた。
むろん、Carly Simonの「うつろな愛(You're So Vain)」、Roberta Flackの「やさしく歌って(Killing Me Softly with His Song)」、Carpentersの一連のヒットチューンなど、日本でヒットした洋楽もふつうに聴いていた。


■ Carly Simon 「You're So Vain (邦題:うつろな愛) 」 (1972)

それと、1975年リリース(このとき小6)のkalapanaの1stALBUMをリアルタイムで聴いていた記憶がある。自分で買ったかは定かではないのだが、この1stALBUMは盤面ボロボロだけど、いまも持っている。


■ Kalapana 「Naturally」 (1975)

邦楽では、マイナーコードやアルペジオを多用するいわゆる”四畳半フォーク”はどうにも肌に合わず、むしろ沢田研二やキャンディーズのほうが好きだった。
それでも、フォークの全盛期ともいえる1972年~1975年(小3~小6)あたり、吉田拓郎「結婚しようよ」「旅の宿」、陽水の「傘がない」「氷の世界」「夢の中へ」(陽水はもともと”四畳半フォーク”じゃないけどね)、ガロ(GARO)「学生街の喫茶店」、かぐや姫「神田川」、イルカ「なごり雪」、風 「22才の別れ」などはたしかにリアルタイムで聴いていた。

これらを聴いたメディアははっきりしないが、中1(1976年)のときにはアコギを持っていたので、むしろギターで弾いていた記憶の方が強い。
いわゆるニューミュージックの走りはこの頃(1972年~1975年)とされるが、自分のなかでは、マイナー系コードで演りやすいのがフォーク、メジャー系コードで弾きにくいのがニューミュージック、というイメージがなんとなくあった。


■ 井上陽水 「夢の中へ」 (1973)


■ 海岸通(風/伊勢正三) (1975)


■ イルカ 「なごり雪」 (1975)


■ 魔法の黄色い靴 「チューリップ」
※ギターで苦戦した記憶あり(笑)→ コード


■ キャンディーズ 「春一番」 (1976)


■ 沢田 研二 「LOVE (抱きしめたい)」 (1978)

このころは演歌の名曲が輩出していてけっこうよく聴いていた。(というか、TVやラジオでふつうによくかかっていた。)
石川さゆりはとくに好きだった。たぶん、ハイトーンヴォイス好きの素地はこのころからあったのだと思う・・・。


■ 石川さゆり 「津軽海峡・冬景色」 (1977)

家にクラシックのLPがけっこうあったので、これもよく聴いた。
クラシックはその後もつかず離れず聴いていて、好きなのは、J.S.バッハ、シベリウス、スメタナあたり。
(まだまだつづく/5回を予定)
■ utsuboの音楽遍歴-2 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)


------------------------------------
■ utsuboの音楽遍歴-1 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-2 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-3 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-4 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)【1983年洋楽ピーク説】
■ utsuboの音楽遍歴-5 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)

黄金の世代?(カラバトU-18が強い件)
1983年洋楽ピーク説(名曲編)
AOR系名曲を100曲! ※リンク切れあり
AC全盛期('70年代後半~'80年代前半)のリズム
AC全盛期('70年代後半~'80年代前半)のデュエット
プログレハードの名曲

女神系歌姫 (ハイトーンJ-POPの担い手たち)【リニューアル】
女神系歌姫 【Angel Voice列伝 】のリスト(110曲)(カラバトU-18系含まず、リンク切れ多数)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ■ 竹内まりや ... ■ utsuboの音... »