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■ 鬼怒川温泉 「志季大瀞」



<鬼怒川温泉 「志季大瀞」(しきおおとろ)> (日光市(旧 藤原町)小佐越1-42、10:00~20:00(受付〆19:00)、500円、0288-76-3855)
オフィシャルHP

鬼怒川といっても日光猿軍団にちかいところ、位置的には新高徳と小佐越の中間あたりにある湯宿が日帰り開放するもの。
よくはわかりませんが、日帰りをはじめたのは最近のような気がするので〔新設の温泉〕にいれておきます。


【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 ロビーからの眺め

予想以上にごぎれいな施設で、ゆったりとした敷地をもっています。
館内から鬼怒川の瀞(トロ)のながめがよく、このながめは八塩温泉「神水館」にどことなく似ています。

廊下の奥に男女別の浴室。他に展望貸切風呂(別料金、日帰り利用可)もあります。
脱衣所はこぢんまり、でも浴場はそこそこゆったりとしていて、手前に内湯(赤みかげ石枠タイル貼4人、かなり熱い)、奥に露天(みかげ石&石枠伊豆石敷4人、よしず天井、ややぬるめ)を配置。
露天は鬼怒川の瀞(トロ)をみおろす高みにあって、庭園を配した好ロケです。
カラン3、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。休日10時で独占。
カランはわずかに鉄臭がしたので、水道じゃないかも。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 内湯の湯口

内湯は、赤みかげ石の湯口からの水(たぶん非加温源泉)投入+側面からの熱湯少量注入で底面吸湯のオーバーフローなし。
露天は、白い石膏系の析出がでた岩の湯口からの適温大量投入&側面注入で、底面吸湯とよわいオーバーフローがあります。
露天の投入量と湯温は変動し、ぬるいときのほうがお湯がよさげなので、このときに非加温源泉の投入量がふえるのでは?


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天の湯口

お湯は露天のほうがいいので露天のレポです。
お湯はわずかに懸濁し、白い湯の花が少量浮いています。
ほぼ無味でよわいながら芒硝石膏系のやわらかな湯の香。キシキシとヌルすべが入りまじり、かなりあたたまりが強いですが、浴後は爽快感がでます。
鮮度感もまーまーあってカルキ臭もほとんど感じないので、循環にしてもかなり湯づかいのいい方だと思います。

分析書の掲示はなく、ひょっとすると鉱泉かもしれないですが、ハンパな循環温泉よりよほど質のよい浴感が楽しめます。お湯の感じからしてたぶんNa・Ca-SO4泉系で溶存計500~1,000mg/kgくらいのアルカリ泉かと思います。

日帰りに積極的で、施設は綺麗だし宿の人も親切なので、おすすめかも。

〔 2008年4月入湯 〕
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