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■ 南那須温泉 「ユーカリヒルズ温泉センター 壽乃湯」 〔 Pick Up温泉 〕



南那須温泉 「ユーカリヒルズ温泉センター 壽乃湯」
住 所 :栃木県那須烏山市(旧 那須郡南那須町)曲畑1021-1
電 話 :0287-88-0132
時 間 :10:00~21:00 / 原則無休
料 金 :700円 (夕方~ 500円)(要確認)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (ぐるなび)
紹介ページ (栃木の温泉宿(求人ジャーナル社))

那珂川の梁(やな)に鮎を食べにいったついで?に、4湯攻めました。
まずは、大金温泉「大金温泉グランドホテル」(南那須町)に行ったのですが、なんと10/1(後註:2002/10/1)から料金が500円→1,000円に値上げとのことで頭にきて撤収。
成分総計14,330mg/kgでカルシウムの多いなかなかの化石海水型温泉なのですが・・・。
で...、ユーカリヒルズ温泉センター壽乃湯(南那須町)へと目標変更。

旧南那須町にあるリゾホが併設する日帰り温泉施設。
「首都圏日帰り温泉」(JTB、当時)に、「滑らかな泉質が湧出する深さ(約600m)で掘削を止めている。」とあり、これは相当な源泉ではなかろうか? と前から気になっていました。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 ロビー

場所はわかりにくいので、下の地図を参照ください。(と、逃げる(笑))
このあたりは道が非常にわかりにくいので要注意。看板は要所にはあったかと思います。

山のなかにポツンとあるこの日帰り施設は、「大広間120畳に日本一のカラオケセット音響装置つき舞台装置」とのことで、カラオケが売りのよう。
この日もカラオケが元気に響き渡っていました。

浴室は、男女別で内湯(みかげ石造、20人以上、ジャグジー付)、水風呂、サウナ、露天(岩造、10人以上)とオーソドックスな構成。
カラン10、シャンプーなし・ドライヤーあり。
土曜13時で10人程度となかなかの賑わいでした。


【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 露天

内湯・露天とも黒褐色に変色した湯口からの大量投入&底面吸湯で、たぶん循環かと・・・。
熱めのお湯は、無色透明で細かな白い浮遊物。
微甘味に強カルキ臭+何かわからないが甘い臭いで、よわいツルすべがあります。
Fe^2+=11.2mg/kgもあるのに鉄・金気臭も濁りもないのは除鉄のせい?
露天は田んぼと山を見下ろすのどかなロケーションですが、カルキが強いのには閉口。

源泉じたいはかなりの濃度の食塩泉ながら、残念ながら泉質なりの浴感は感じられませんでした。
近くに名湯、喜連川があるのにこの湯づかいで対抗できるのかな?
源泉スペックはかなりクセもの系の感じがするので、源泉槽がほしいところです。
 
もっとも、カラオケが売りみたいなのでこれでいいのかもしれませんが・・・。

註)これは2002年10月時点のレポです。現在は湯づかいがかわっているかもしれません。
機会をみて再訪、最近の状況をレポしたいと思います。

Na-塩化物泉 38.0℃、pH=8.4、59.3L/min動力揚湯、成分総計=6906mg/kg
Na^+=2586.5mg/kg (96.74mval%)、Ca^2+=50.2 (2.16)、Fe^2+=11.2、Zn^2+=9.4、F^-=5.8、Cl^-=4090.7 (98.73)、HS^-=0.4、CO_3^2-=3.2、陽イオン計=2673.6 (116.30mval)、陰イオン計=4164.5 (116.87mval)、メタほう酸=56.7 <H7.8.7分析> (源泉名:南那須温泉 寿の湯)


【写真 上(左)】 やな
【写真 下(右)】 やなにかかった鮎

その後、那珂川水系荒川にかかる一ッ石観光やなへ。
新しくて眺めもよくいい感じです。
那珂川のやなには毎年行っていますが10月は初めて。
やなに落ち鮎が大小とり混ぜたくさんかかっていたのにはびっくりでした。 

■ブランドグルメ
〔 みなみちゃんかぼちゃ 〕
農業王国、栃木。当然かぼちゃも美味しいものがとれます。
南那須町でとれるかぼちゃは、『みなみちゃんかぼちゃ』とネーミングされ、一部で知られていました。
市町村合併にともない旧 南那須町農業協同組合は那須南農業協同組合(JAなす南)に統合されたため、那須烏山市(旧 烏山町)中山地区で栽培されている高級ブランド『中山かぼちゃ』の陰にかくれがちですが、産地だけでなく品種じたいもちがう別ブランドのようです。
いろいろたぐっていくと、『中山かぼちゃ』は中山地区の在来種、ないしはこれを改良した「ニューなかやま」という品種。
『みなみちゃんかぼちゃ』は「中山かぼちゃ」と「みやこかぼちゃ」の交配種ET2号(「E」は園研、「T」は栃木の略)のようです。

日本の農産物は、狭い地域ごとに品種や品質がことなることが多いので、本来、キメのこまかなマーケティングが必要ですが、市町村合併やJAの統合により貴重な弱小ブランドが埋もれがちになっているのは残念なことです。
『みなみちゃんかぼちゃ』、かわいくてインパクトのある名前なので、もっと広まるといいですね。

〔 2010/08/14UP (2002/10/13レポに加筆 (2002/10入湯)) 〕


E140.5.53.390N36.37.6.190
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