民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界

語り手のわたしと聞き手のあなたが
一緒の時間、空間を過ごす。まさに一期一会。

楽譜の整理を始める

2021年01月31日 23時07分03秒 | ギター日誌
1月31日(日)
今日で1月も終わり、明日から2月か。
一年の十二分の一が終わったことになるんだな。

サークル活動が自粛でほとんど出かけることもなかった。
集まりがあって、出かけたのは4回だけ、どれも自転車で行った。
車に乗ったのはスーパーに行った時の1回だけ。
外出するのはスーパーかコンビニのどちらか。
(スーパーは自転車で、コンビニは歩いて行く)
そんな気はさらさらないのに、きちんと不要不急の外出禁止を守っていることになる。
緊急事態も3月7日まで延長されそうだし、来月も今月のような感じかな。

やっと重い腰を上げて、部屋のあちこちに散らばったままでいたコピー楽譜を片づけ始めた。
15年もやってきたからその量ははんぱではない。
とりあえずA3にコピーした楽譜を200枚くらい処分したが、まだその4~5倍はある。
切り貼りした手間を考えるとなかなか捨てる気にならない。
古い楽譜をとっておいても、新曲が次々に出てくるので、
むかし弾いた曲をもう一度弾くことはあまりない。
それでも以前弾いた曲は覚えているし、たまに引っ張り出して弾くこともある。
それも捨てられない理由のひとつ。

楽譜をA3に拡大コピーして使っていたのが10年、
(切り貼り楽譜もA3)
B4に切り替えて3年、A4にしてから2年たつ。
いま、A3、B4の楽譜を縮小コピーしてA4にしようと画策しているところ。
最初からA4にしておけばと悔んでいるが、時すでに遅し。
務めてそのことは考えないようにしている。
去年の暮れ、楽譜をPDFにしようと思って購入したスキャナもまだ梱包されたままてをつけていない。
その膨大な作業を前にして二の足を踏んでいる。




昨日は「ジャズギターセミナー」の日

2021年01月29日 23時46分17秒 | ギター日誌
1月29日(金)
昨日は中央生涯学習センターで「ジャズギターセミナー」の日。
6時30分~7時30分。
途中、食事をしようと5時に家を出る。
自転車で行ったが、雨が降りそうで、戻って車にしようか迷ったが、
えい、ままよ、と自転車で行く。

お目当ての食堂が休みだったので、
もしかして、来ている人もいるかと思ってセンターへ行く。
(5時30分から部屋は使えると聞いていた)
着いたのは5時20分。
玄関を入って、正面にある部屋の使用状況がわかる白板を見ると、
見事に真っ白で、ウチともうひとつのサークル(たぶん俳句の会)の名前があるだけ。
受講生が一人来ていたが、担当の職員はまだ来ていなかった。
それでも、2,3分待ったら職員が来て、6階の部屋が使えるようになった。
イス、テーブルの準備を手伝って、食事に出かけた。
6時に戻ると全員がそろっていた。
この日は第一グループ(8人)と第二グループ(5人)が合同で、
合計13人の受講者のうち10人(うち女性は二人)が参加していた。

心配していた帰りの雨は大丈夫だった。

早起きは続いている。
その気になればできるもんだ。

最近、気が付いたこと。
若いうちはどんどん視野を広げる。
年を取ってきたら、だんだん視野を狭くする。
それが自然な気がする。

年を取って、(からだが不自由になってきて)
だいぶやりたいことがはっきりしてきた。
それは、それ以外のことをやることに、時間が惜しいという感覚を生む。
もう与えられた時間はそんなにないという自覚。
そして、やりたいこと以外に関係ないモノがジャマになってくる。
それを、人は「ダンシャリ」とか「ミニマリスト」とか言うのだろう。

早起きに挑戦

2021年01月27日 17時45分48秒 | 身辺雑記
1月27日(水)
今日は7時30分に起きた。
あまりに怠惰な自分に喝をいれようと、
早起きしようと思った。

もう3か月くらい前から、ウイスキーをストレートで飲みながら、
「ナンプレ」をやるのが日課になっている。
飲む量はぐい飲み一杯だから決して多くはない。
だけど、酒に強いほうではないからこれでじゅうぶんいい気持ちになる。
寝酒はよくないと思いながらもなかなか止められないでいる。

「ナンプレ」はダイソーのシリーズで出ている。
全部で12冊あるのを順番にやってきて、今は超上級編の8をやっている。
一日一問、だいたい一問に30分から1時間かかる。
1時間を超えたらギブアップにしようとしているが、
なかなか途中で止めるのは難しい。
いま47問を終えたところだけど、いまのところギブアップしたのは一問だけ。

12時30分から1時ごろやり始める。
だから、寝るのはたいてい2時過ぎになる。
昨日は「ナンプレ」をやらずに12時10分には床に就いた。
ウイスキーは早めに飲んでいた。
ふだんウイスキーのせいもあってか寝つきはいいのに、
なかなか寝付けない。
寝られないのに横になっていてもしょうがない。
2時に辛抱できなくなって起きた。
ウイスキーをぐい飲み半分飲みながら、
youtubeサーフィンをする。
さすがにもう寝なくてはまずいと思って3時に寝た。

枕もとに携帯のタイマーをセットしておいた。
バイブにしておけば、板張りの上だからたいがい起きるのは実証済み。
携帯のアラーム音とバイブの振動で目が覚めた。
あれっ、もう朝か。
いつのまにかぐっすり寝ていたようだ。
このところ暖かいのが功を奏してかすんなり起きられた。

いま夕方の5時40分。
午前中、さすがに1時間ほどうとうとしたが、
それでも一日の時間の長さを感じることができた。
そろそろ朝型に切り替えなくては思ってだいぶ経つ。
今日も早く寝て、明日も早く起きよう。
さて、いつまで続くかな。



今日は一歩も家から外へ出ず

2021年01月25日 23時55分02秒 | 身辺雑記
1月25日(月)
今日は暖かかった。
室内温度、23度。
石油ストーブをずっとつけていたってこの温度にはならない。
(20度をなかなか超えない)
部屋でも完全防備の服装をしているけれど、
さすがに今日は2枚脱いだ。

今日は一歩も家から外へ出ずにいた。
いつもはおやつを買いに近くのコンビニまで歩いて行くのだけれど、
それさえ面倒になってしなかった。

4,5日前からずっと「天城越え」ばかり弾いている。
(2カポなのでほかの曲を弾くのがメンドーということもある)
覚えられなくてほんとイライラしてからだに悪い。
それでもしつこくやっていればなんとか覚えられる。

こんなに一曲ばかり練習していたんではまずいと、
来月ビートクラブで弾く曲を決めようと曲集をパラパラやっていたら、
Uru(うる)のプロローグという曲が気になった。
聴いてみると実にいい。
Uruは最近youtubeで知った。
いろんな人のカバーをしていて歌がうまいのに感心していた。
この曲にしようと楽譜を作成しようとしたが、
「待てよ」28日に「ジャズギターセミナー」があるじゃないか、
それまでに課題をやらなきゃと思いついた。
それで楽譜作成は後回しにして課題曲について調べ始めた。
あまり気乗りがしないが受講したんだからやれるだけのことはやりたい。

宇都宮落語会の案内が来た。
年に45回プロの落語家を呼んで聴く会。
(会費は年、7,000円)
次の会は2月25日(木)だった。
木曜日、あれっ、もしかして、
気になって確認したら、「ジャズギターセミナー」の最終日と重なっていた。
見事にやる時間までピッタリ。
最終日は修了コンサートがある。
どっちにしよう、迷うな。
まぁ、まだ先があるから、どっちにするかはぼちぼち決めよう。



「吉か凶か」 マイエッセイ 65 (先行掲載)

2021年01月23日 21時03分02秒 | マイ・エッセイ&碧鈴
   吉か凶か
                                                


 正月の三日、午後三時、コーヒーをドリップして、コンビニにおやつを買いに行った。お目当てはこのところクセになっているドラ焼きである。正月が明けて初めての外出で、人も車もほとんど通っていない。驚くほど静かだった。
 コンビニは歩いて二分のところにある。以前は自転車で行っていた。今は歩くことが少なくなったことを自覚したkら、できるだけ歩いて行くようにしている。
 その帰り、道路を歩いていると前方に財布らしいモノが落ちているのに気が付いた。近づいてみると、まぎれもなく財布だった。三方がチャックになっている分厚い鰐皮の長財布だった。ボリュームがあって、とてもズボンの後ろポケットには収まるとは思えない代物だ。
「ラッキー、そうとうお金が入っていそうな財布だな。正月早々、縁起がいいや」
 はやる気持ちを抑えて拾う。誰かに見られていないか気になったが、後ろを振り返らなかった。あくまで自然体だ。
「警察に届けるつもりだからね、ネコババなんかしないからね」
 精一杯、からだ全身にそんなオーラを滲ませる。
「十万円、入っていたらどうしよう」
 悪魔のささやきが聞こえる。心臓の鼓動を激しく感じながら家まで帰った。
 部屋に入ってすぐ勇んで中身を確かめる。チャックを開けると、たくさんのカードと領収書のような紙切れが目に入る。紙幣は目に入らない。ちょっとガッカリした自分がイヤになる。中にもチャックがあった。紙幣はここに入っているのか、期待に胸を躍らせて開けると、そこにも紙幣は一枚も入っていなかった。小銭ばっかりで、数える気も起きない。
 電話番号でもわかれば拾ったことを教えてあげられる。中身をチェックすると、診察券があって名前と生年月日はわかった。偶然、オイラと同じ年の生まれだ。しかし、連絡先がわかるようなモノは見つからなかった。
 交番に届けることにした。金額が少ないから悪魔と戦うこともなくてすんだ。交番は前は赤門のところにあったから家から近かった。今は県庁の西に引っ越してしまって、わざわざ行くには遠過ぎる。交番に電話すれば見回り区域内だから取りに来てくれるだろう。ネットで交番の電話番号を調べてみたが出ていない。やむを得ず中央警察署に電話した。
「財布を拾ったのですが、どうしたらいいですか」
 落とし物の係につないでくれて、同じことをくり返すと、
「近くの交番に届けてくださいますか」
「取りに来てはくれないのですか」
「それはできません」
 えっ、そうなんだ、わざわざ届けに行かなきゃならないのか、面倒くさいが先に立つ。
「届けないと罰則みたいなのはあるのですか」
「一週間を過ぎると謝礼をもらう権利がなくなります」
 謝礼をもらおうなんて考えていないよ、と言いかけたが、言ってもムダと気を取り直して、電話を切った。
 落とし主は困っているだろう。早く届けてあげなきゃと思いながらグズグズしていた。どうしようか、思案に暮れていると、交番は県庁の西のほかに、二荒山の前にもあることに気が付いた。どちらも同じくらいの距離だ。毎朝、朝食代わりに食べているナッツが残り少なくなってきたので、近いうち買いに行くつもりでいた。乾物屋はオリオン通りのとば口にある。馬場町交番とは目と鼻の先だ。
 次の日、暖かくなるのを待って交番に行った。「財布を拾いました」と言って、財布を渡すと、プラスティックのトレイに財布の中身をバラバラと全部出した。カード、紙切れは山のようにあったが、紙幣は一枚もない。警察官が不思議そうにこっちを見た。一瞬で状況を把握して(これで全部です。中身には手をつけていません)と必死に目で訴えた。
「一応、電話番号がわからないかと思って中身をチェックしました。名前と生年月日はわかったけど、連絡先はわからなかったです。警察だったら本人に連絡は取れますよね」
「そこまではしていませんが、診察券があるから病院に連絡すればわかるでしょう」
 あまり積極的ではなく落とし主が現れるのを待つといった感じだった。
 拾った時間と場所を聞かれたほかに、書類を書かされそうになったが、謝礼はいらないからと言うと、身分を証明するモノの提示だけで済んだ。
 乾物屋は、正月だから休みなのではと心配だったが、やっていた。もう五年以上、二か月に一度は五千円くらい買い物をしているから、オーナーとは顔なじみだ。
「今日は初詣ですか」
 財布を拾って交番に届けて来たことを話す。
「意外と手続きが面倒でしょう。下手に拾わないほうがいいくらいですよ」
「交番に届けなきゃいけないなんておかしいよね。ご好意感謝しますくらい、言って、取りに来てくれてもいいのにね」
「いいことしたんだから今年はいいことがありますよ」
「そうだといいんだけどね」
 次の日、警察から電話があった。
「落とし主が見つかりました。ご協力ありがとうございました」