「葬式は、要らない」 その7 島田 裕巳(ひろみ)1953年生まれ 幻冬舎新書 2010年
葬式のオールインワン方式、ワンデーセレモニー P-36
通常なら通夜と葬儀・告別式で2日かかるところを、1日にまとめた「ワンデーセレモニー」という形式も生まれている。
もともと通夜は、近親者だけで営むものだという感覚があり、一般の会葬者が参列するのは葬儀・告別式のほうだった。
(中略)
故人がまだ若かったり、現役あるいは退職後それほど時間が経っていない場合には、会葬者はかなりの数にのぼり、通夜と葬儀・告別式を2日に分けて行う必要がある。だが逆に、会葬者が少なければ、通夜を含めた葬式を2日にわたってやる必要もない。
そこからワンデーセレモニーという形式が生まれることになった。この場合には、通夜を葬儀・告別式といっしょにしてしまい、火葬は翌日の昼間に近親者だけで行うことになる。
ワンデーセレモニーには、いろいろなバリエーションがあり、直葬がそこに含まれる場合もあるし、通夜は近親者だけで自宅などで行い、葬儀・告別式の方にだけ会葬者を招くというやり方もある。会葬者を呼ぶ機会を葬儀・告別式に限定するのがワンデーセレモニーだと考えていいかもしれない。
葬式のオールインワン方式、ワンデーセレモニー P-36
通常なら通夜と葬儀・告別式で2日かかるところを、1日にまとめた「ワンデーセレモニー」という形式も生まれている。
もともと通夜は、近親者だけで営むものだという感覚があり、一般の会葬者が参列するのは葬儀・告別式のほうだった。
(中略)
故人がまだ若かったり、現役あるいは退職後それほど時間が経っていない場合には、会葬者はかなりの数にのぼり、通夜と葬儀・告別式を2日に分けて行う必要がある。だが逆に、会葬者が少なければ、通夜を含めた葬式を2日にわたってやる必要もない。
そこからワンデーセレモニーという形式が生まれることになった。この場合には、通夜を葬儀・告別式といっしょにしてしまい、火葬は翌日の昼間に近親者だけで行うことになる。
ワンデーセレモニーには、いろいろなバリエーションがあり、直葬がそこに含まれる場合もあるし、通夜は近親者だけで自宅などで行い、葬儀・告別式の方にだけ会葬者を招くというやり方もある。会葬者を呼ぶ機会を葬儀・告別式に限定するのがワンデーセレモニーだと考えていいかもしれない。