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コンクリート打ちっぱなしの壁の意匠

2007-01-09 07:25:15 | 当世世間事情
 建物の意匠は時代を反映する。ポストモダンといわれて20年以上たったで、かつての団地の建て方のように同じ形のものを個数たくさんにする合理性一辺倒ではなくなった。団地も様々な意匠と空間環境の植栽などに工夫が見られ、観察するのも興味深い。
 家の意匠も時代を反映するものだ。とくに壁などを見るといつごろ建てたものか分かる。
 ところで最近はハウスメーカが競っているせいか、多様でたくさんの資材が出回っている。レンガを模したパネルが多かったとき、やがてレンガそのものも多くなった。これはレンガを1枚ずつ貼るのでなく、パネルのように大きな面ではれるようになったからである。
 このところ木の感じを出すもの、逆にガリュバリュームを鋼板使って金属性を強く出すものも目にするようになった。
 最近珍しくいものを見たのは、コンクリート打ちっぱなしのパネルを使った壁であった。一見打ちっぱなしに見えたが、重量感を感じなかったのでそばにいって確認したら、パネルであった。コンクリート打ちっぱなしが意匠としても人気があるのだろうな、と考えてみた。
 コンクリート打ちっぱなしは、大きな建物はシンプルで重量感があるので工法だけでなく衣装としても好きだが、住宅でも時々見かける。専門的には分からないが、エネルギーコストや自然の影響を受けない居住性など、どうなのだろうかと思っている。


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