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Jクラブ人件費ランキング

2016-04-29 11:36:46 | サッカー
 エル・ゴラッソ編集『Jリーグ選手名鑑』から14年データーに基づく人件費をランキング化して紹介する。

■J1リーグ

 ★データーが14年なので、当時J2からJ1、またはJ1からJ2のクラブがある。その場合*印をつけている。C大阪、清水は現在J2で、湘南、福岡はJ1である。磐田はJ2からJ1へ、徳島はJ2へ。

 1位 柏  20億5900万円(入場者収入 4億6600万円15位)
 2位 浦和 20億5400万円(入場者収入19億8200万円 1位)
 3位名古屋 20億5300万円(入場者収入 7億5600万円 6位)
 4位ガ大阪 18億1500万円(入場者収入 5億9200万円 9位)
 5位横浜マ 17億6500万円(入場者収入 9億5800万円 2位)
 6位 大宮 17億2000万円(入場者収入 3億4700万円17位)
 7位FC東京17億 900万円(入場者収入 8億5700万円 3位)
*8位C大阪16億8000万円(入場者収入 8億5600万円4位)
 9位 鹿島 15億6200万円(入場者収入 7億8800万円 5位)
10位 川崎 15億4600万円(入場者収入  5億7100万円10位)
*11位清水 13億5400万円(入場者収入  5億3900万円11位) 
*磐田 13億5200万円(J2・1位 入場者収入3億7400万円J2・2位)
12位 広島 13億4900万円(入場者収入 5億500万円13位))
13位 神戸 13億4800万円(入場者収入 4億8600万円14位)
14位 鳥栖 11億7600万円(入場者収入 5億3500万円12位)
15位 仙台 11億4100万円(入場者収入 6億6000万円 7位)
16位 新潟 10億8500万円(入場者収入 6億5000万円 8位)
*17位徳島  9億2700万円(入場者収入 2億4200万円18位)
18位 甲府  7億5900万円(入場者収入 4億2200万円16位)
 *湘南 4億5200万円(J2・8位 入場者収入2億2500万円J2・7位)
 *福岡 4億1700万円(J2・1位 入場者収入1億9200万円J2・8位)

☆Jリーグは財政健全を主とした理由から、ライセンス制(赤字3年連続禁止、スタジアムの収容人数等)を取っている。そのため財政規模がある時期までの半分ぐらいになっているクラブもあり、全体的に財政規模が縮小している。そのため外国のトップクラスの選手を招聘できない。

☆財政規模は、Jリーグのトップクラスクラブでも中国のスーパーリーグ上位クラブの10%ぐらいである。スーパーリーグは、豊富な財政で監督を欧州の代表監督ブラジルの代表監督経験者等が数人やっている。ブラジルの代表選手を欧州のクラブから3桁を出資して加入させている。

☆新潟、甲府は財政規模小さいのに降格ラインに並ばないのは驚きであり、財政規模と順位が一致するわけではない。とくに甲府の奮闘は称賛されてよいだろう。財政規模が上位でありながら例年順位が伴わないのが名古屋である。費用対効果とチーム作りを考えてみるのも、サッカーを見る視点として面白いのではないだろうか。

エンブレムは「組市松紋」に

2016-04-26 17:11:49 | 当世世間事情
 エンブレムはA案の「組市松紋」に決まった。取り止めたエンブレム発表のような演出がなく、落ち着いた記者会見のようだった。取り止めたものに1億1千万円、今回のものに8千万円かかったということだ。
 さて、「組市松紋」は、ぼくの見立てでは、競技種目でいえば剣道というイメージではりつめた感じがする。違う視点で見るとシンプルのようだが他と交わらない独立性とオリジナリティがある。どこへ表示されても孤高で耐えられる、といった感じだ。
 ぼくが良いと思ったC案は競技種目でいえば水球、サッカー、陸上競技といったイメージだ。明るくてラテンアメリカ的なのかもしれなく、軽い感じに思う人が多いのだろう。
 国際的には今の日本に接近するポップカルチャー風なのだ。ドラマ性漫画、アニメ、あるいは最近巨大な五百羅漢が話題になっている村上隆、奈良美智の作品であり、海外での注目度が高いことなど連想した。
 C案は不人気だったが、昨日ラジオの文化放送の番組で吉田照美アナが、この案が良いとかねてから主張していたということだった。彼は個展をたびたび開いている絵は専門家なのだ。
 エンブレムは、これから街頭やテレビなどメディアに使われ続ける。その際「組市松紋」は他と交わらなく孤高であり続けるので、色彩にあふれている環境にあっては目立つのではないだろうか。オリンピックスポンサーがエンブレムの使用権をえて今後メディア等で使う。IOC,JOCは、これが主要な財源で3千億円近いだろうということだ。エンブレムは重要な財源なのである。



4月24日 第8節 

2016-04-25 20:48:18 | 16年Jリーグ観客数データー
■ 1st第8節の試合結果と観客数 左がホーム(朝日新聞から)
                      成績(暫定)
名古屋-新潟 (2-1)  8957    ①浦和 12     ⑯鳥栖  ・5   
神戸-仙台  (2-2) 12678    ②川崎 17     ⑯福岡  ・3  
福岡-ガ大阪 (0-1) 18508    ③鹿島 16   ⑱湘南   2  
横浜マ-広島 (1-2) 25106    ④広島 14     ・は1試合減
甲府-FC東京(1-1) 12123    ⑤横浜マ14
鹿島-柏   (0-2) 15914    ④大宮 14
川崎-浦和  (0-1) 25450
鳥栖-磐田  (0-1)  9332
湘南-大宮  (0-1)  9080
                          
★ ホームゲーム観客数上位ランキング  
① 川崎   25450
② 横浜マ  25106             
③ 福岡   18508
④ 鹿島   15914         
⑤ 神戸   12678
           
★ ホームゲーム観客数下位ランキング
① 名古屋 8957
② 湘南  9080
③ 鳥栖  9332
④ 甲府 12123 

★  観客総数 137148人      ★ 1試合平均観客数 15239人   

*1stステージの中盤にさしかかり、上位争いがおもしろくなってきた。序盤の山場である首位争いは、浦和が勝ち首位が入れ替わった。今年の浦和はACLでもグループリーグ突破を決めているように、好調だ。湘南から遠藤が加わったことも一因ではないか。

*下位の福岡、湘南は1勝もできない。とくに湘南は若手の中心だった選手が抜けて、苦戦が続きそうだ。福岡も守って速攻で得点という戦術をとっているが、J1で守りも破れれることが多い。今節のガ大阪とは、後半の終了近くに宇佐美の1点だけに抑えてよく戦った方だ。



メディアの自己検閲 自由度ランキング72位

2016-04-22 21:12:31 | 生活・教育・文化・社会
 政府の圧力が自己検閲を生む

 「表現の自由」に関する国連の報告者であるケイ氏が、政府の招きで11日から訪日し、調査を終えて19日に記者会見をした。調査は政府職員、国会議員、報道関係者、NGO関係者らの聞き取りをした。
 報告内容のポイントは、
 *特定秘密法や中立性、公平性を求める政府の圧力がメディアの自己検閲を生み出していると分析。
 *ジャーナリストの多くが、匿名を条件に面節に応じた。
 *放送法4条の政治的公平性などを廃止し、政府はメディアから手を引くべきだ。
 *電波停止に言及した高市氏が、国会期間中と理由で面接に応じなかった。
 *原発、災害対応、安全保障などの政府情報が規制されている可能性があり、内部告発者の保護体制が弱   い。
 *ヘイトスピーチ対策は悪用の恐れある。人種差別禁止法をつくるべき。
 *慰安婦問題など歴史問題は、政府が介入すると国民の知る権利を脅かす。
といったことだ。
 なお、ケイ氏はカリフォルニア大教授で国際人権法などが専門。14年から国連の人権理事会から特別報告者に任命された。今回の報告書は17年に人権理事会に提出する予定。(朝日新聞4月21日から要約)
 
 メディアの自己検閲という表現は、日本的には自己規制あるいは忖度するという表現だ。権力の意向いわゆる空気を読み自らそれになびいて報道することだ。番組再編を契機に4月からの著名なニュースキャスターが降板したことは、メディアの自己規制の具体的事例ではなかろうか。表向きはそのような理由ではないが。


 表現の自由72位 政府も追認?

 国際NGO「国境なき記者団」(本部はパリ)が16年の「報道の自由度ランキング」を発表した。日本は対象180カ国・地域のうち前年より11位下がって72位だった。10年に11位だったが、14年59位、15位61位と順位を下げている。
 5段階評価にすれば「よい状況」「どちらかといえば良い」「問題がある」「とても深刻」ということで、日本は「問題がある」という位置である。

□上位5位のランキング
1位 フィンランド  2位 オランダ  3位 ノルウェー  4位 デンマーク  5位 ニュージーランド
□G8のランキング
16位 ドイツ  18位 カナダ  38位 英国  41位 米国  45位 フランス  72位 日本  77位 イタリア  148位 ロシア
□ワーストランキング
176位 中国  177位 シリア  178位 トルクメニスタン  179位 北朝鮮  180位 エリトリア

 日本は報道の自由度ラキングが72位であることに対する政府の見解を、官房長官は記者会見で
 *表現、報道、編集、そうした自由は極めて確保されている。
 *放送法で編集の自由が保たれている。憲法においても表現の自由が保障されている。
 *放送法で編集の自由が保たれている。憲法においても表現の自由が保障されている。
 *特定秘密保護法が施行されて1年以上たつが報道が委縮するような実態は全く生じていない。政府として は、引き続きこの法律の適正運用を果たしていきたい。
と主張をした。
 国境なき記者団は、特定秘密法の施行で多くのメディアが自主規制し独立性を欠いていると指摘している。とりわけアベ首相に対して自主規制が働いているとの見解を示している。(4月22日の朝日新聞から要約)

 政府見解が、憲法や放送法を引き合いに出して表現、報道、編集の自由が保障されているとしている。確かに憲法は保証しているが、安保法制のように憲法学者の違憲見解が圧倒的に多いのに強行した。戦後立憲主義に沿ってあった国がその危機にあるではないか。
 憲法によって保障されながらも憲法を無視する政府が、実態との乖離を憲法によって証明するのは理解に苦しむところだ。これは表現の自由度の深刻な低下を自ら証明しているようなものだ。
 事例としては、NHK会長が政府見解に沿って報道すると発言し、首相が番組に出演中街頭インタビューが政府見解に反対意見が多いのを偏っているといい、政権与党が番組を特定して呼び出す、総務大臣が「電波停止」の見解を言っている。こういった状況は、もはや表現の自由の深刻な事態である。


4月15日、16日 第7節 

2016-04-17 15:25:54 | 16年Jリーグ観客数データー
■ 1st第7節の試合結果と観客数 左がホーム(朝日新聞から)
                      成績(暫定)
ガ大阪-柏  (0-1) 13731    ①川崎 17     ⑯鳥栖  ・5   
広島-新潟  (1-0)  8602    ②鹿島 16     ⑯福岡  ・3  
浦和-仙台  (3-1) 31012    ③浦和 16     ⑱湘南   2  
FC東京-川崎(2-4) 29208    ④横浜マ14     ・は1試合減
大宮-甲府  (1-1)  9659    ⑤広島 11
湘南-鹿島  (0-3) 13039    ④大宮 11
磐田-横浜マ (1-5) 14385
福岡-名古屋 (0-0)  5870
鳥栖-神戸  (0-0)  6499

*福岡-名古屋、鳥栖-神戸は熊本地震のため延期されていたが、6月2日(木)おこなわれたので追加記述した。
                          
★ ホームゲーム観客数上位ランキング  
① 浦和   31012
② FC東京 29208             
③ 磐田   14385
④ ガ大阪  13731
⑤ 湘南   13039         
            
★ ホームゲーム観客数下位ランキング
① 福岡    5870
② 鳥栖    6499
③ 広島    8602 
④ 大宮    9659

★  観客総数 132005人      ★ 1試合平均観客数 14667人   

*熊本地震は14日21時21分から大規模な余震が続いている。そのため福岡-名古屋、鳥栖-神戸の試合は延期となった。
*延期されていた2試合は、6月2日(木)おこなわれたので加筆修正した。

不思議なパーティー

2016-04-16 16:43:57 | 生活・教育・文化・社会
 おとたけ氏の、プライバシーと家庭問題であるスキャンダルに関心があるわけではない。あの本が出て20年をへて、大掛かりな誕生パーティーを開くほど著名人になったことを感慨深く思う。今回明らかになったスキャンダルの騒がれ方が著名人の証なのだろう。
 ところで大規模な誕生パーティーで祝うのは、世に知らしめる必要のある次のステージを視野にした企画なのか。スキャンダルが静まらないのに中止にしないのは、不思議なことだ。
 パーティーを謝罪の性格だったと報じている。パートナーも参加しているからそう見えるのだろうか。誰に対して何を謝罪したのだろう。
 氏が現職の都の教育委員や教員ではないので、公的な立場にない。ぼくからすれば、今回はスキャンダル披露宴のように思える。世間はプライバシーや家庭問題とみるのではなく、誕生パーティーをやるぐらい氏に対しての信頼が大きいようだ。

 氏の本が多くの人の関心を呼んだので、普通には手にできないぐらいの収入を得ただろうし、その後メディア等での注目度も高かった。
 ところで世界をも震撼させた事件を起こしたカルトのトップは、視力障碍者だった。彼を信奉したことの条件にそのことが無関係ではないのではないか。聴力を失ったのに音楽を紡ぎだすという超能力者と美化されたら虚像だった人もいた。
 これらの事例と氏と同一視してはならないことは言うまでもないが、障碍者が異能として美化するところが通底していないだろうかと、ふと頭をよぎるのだ。

 ぼくはかつて障碍教育に関心があり実践も担ったことがある。あるいは様々な障碍害青年ともかかわってきた。ある事例では生活だけでなくしゃべられなく書けない全介護の必要な青年とも1年かかわった。彼の介護は数人の同年代の女性だったが、様々なエピソードを聞いた。彼は文字盤を指指して話し、常に介護者が必要だった。時には1時間余りの自宅へ電車で一人帰宅することがある。そのとき周りに介護を求めるときは車いすから物を落として呼びかけのサインにしているとのことだった。また、全盲で中学校の教員をしている人ともかかわった。昔のようにすべて点字でなくパソコンでかなりの知的生産が可能なのだ。彼らは謙虚であり物事に真摯に励んでいた。
 一方には、難聴で話せないわけではないのに話さないで、ぼくに手話を覚えるよう求めた青年もいた。ノートテイクのボランティアと同行させていたが、必要と思われる状況でも常に利用していたわけではなかった。ぼくは彼のスタイルに合わせてかかわったが、手話を覚えるのは簡単ではないのではたせなかった。このようなタイプの障碍者は、特別な事例でなくいるのでぼくは戸惑う。

 おとたけ氏のスキャンダルについて、親しい関係にあるホリエモンが「氏は一般的なそれとは違う」という発言をしていた。肢体不自由なので相互の関係性と行為のことだは確かにそうだ。パートナーが謝罪したことも奇異だったが、そこには介護問題が内在していることを暗示していた。
 氏は生活行為の全介護が必要だ。公的仕事の際は介護者付きだろうが、私的な生活の介護は介護保険に基づく公的介護が必要だ。介護保険に基づく介護はおおよそ家庭での生活でのことだ。それを氏は利用しているのだろうか。パートナーが担っていた可能性があるようだが、それはむりであり、私的に解消しないで公的制度を利用すべきではないか。
 公的介護を利用したとしても、家庭生活でのパートナー負担は想像に難くない。彼は行動範囲を広く活動しているようだが、場合によっては私的に介護者を依頼しなければならないだろう。

 おとたけ氏スキャンダル問題から、障碍者の評価と社会的承認についてと公的介護と家庭生活や仕事・社会活動について考えてみた。

*このコラムは、14日に書いたのが未完のため遅れてアップした。

水不足のコンクラーン

2016-04-14 19:14:36 | 生活・教育・文化・社会
 タイの新年の行事であるコンクラーン(水かけ祭り)は、今年13日と14日とのこと。これはラオス、ミャンマーとともに上座部仏教に基づく新年である。
ベトナム(テト)と中国(春節)は日本の旧正月と同じ2月上中旬である。ついでにイスラム教国では3月21日が新年だった。
ところでコンクラーンは例年4日間のところ2日間とした。短縮したのは、水不足だからとのこと。
 水不足はタイ全域にわたり、農業に深刻な影響をもたらしている。水かけ祭りといっても様々な水鉄砲がでまわり、中には大掛かりなそれもある。節水を呼びかかけているのがじれったいところだろうか。
 1昨年ラオスのビエンチャンで水かけ祭りを経験したが、映像で見るタイやミヤンマーに比べ、おとなしいものだった。同行した友人はミヤンマーで経験していたので、着替えを持参し水かけの輪に入って活動した。ぼくはかけられないように歩いたので、手で水をすくってかけられた程度だった。ぼくはすぐそういう輪に入れない性格なのだ。水をかけるのは、仏像に水をかけるのと同じで、敬意をはらうあるいは願い事をするためらしい。
 大掛かりな行事であるとともに国内の移動だけでなく、外国の観光客が大勢訪れる。タイの放送によると、外国の観光客を迎え入れるとともに、休みを利用して海外にも出かける人が増えているとのこと。行き先はブルネイ、シンガポールとともに日本も上がっていた。タイの中層以上の人が海外へ出かけるようになったということだ。

 ところで水不足といえば、インドが広範囲にわたる干ばつに見舞われ経済的ダメージが大きいと、シンガポールのテレビが報じていた。
 またベトナムのテレビVTVによると、中部から南の広範囲にわたって水不足に見舞われているとのこと。輸出品でもある中部高原のコショウ、コーヒーは打撃を受けているようだ。また南部の広範囲にわたるメコンデルタ地域は、水不足と海水の高まりが重なって塩害に脅かされている。マングローブが枯れて生態系に影響が出ている。また、塩分を含んだ水での米作が可能な品種づくりにも取り組んでいるとのことだ。

 今度は バドミントン選手が違法賭博

2016-04-13 12:00:11 | 生活・教育・文化・社会
 バドミントンの国際大会出場している2選手の違法賭博が明らかになった。これについてぼくが耳にした範囲のラジオのトークやニュースバラエティー番組は、おおらかな反応だった。
 裁定者ではないので断罪するのは行き過ぎだが、なぜそのようなことが行われているのか、開帳しているのがほぼ反社会的団体とかかわっており、その資金源であることの深刻さといった認識ぐらいあっては良いのではないかと思ったのだ。「暴排条例」以降は資金源を断つために勇気を持って行動している店主などもいるのだ。
 
 ところで日本では賭博は許されていない。競艇、競輪、競馬(挽曳も含む)のギャンブルは公営でおこなわれ、行政の財源である。宝くじも。totoは選手育成という目的で作ったが使途を拡大し種類も増えている。ビジネスとして行われているパチンコも実質的にこれらとかわらないのが実態だ。いずれも射幸心をあおられるので、依存性がある。カネが必要となり仕事の不正という犯罪、あるいは多額の借金を抱えて家庭の崩壊等人生の岐路に立つ場合も少なくない。
 政治家ではカジノ(公認のビジネスとしての賭博場)を産業化しようと議員連盟をつくっている。それの誘致を名乗り出ている地域もある。日本では上のような射幸心を伴うものが多いので、さらにカジノとは想像するだけで大変な社会になると懸念する。カジノは富裕層対象となり外国からの観光客の利用を見込むということだが、その棲み分けはは簡単にいかないだろう。

さて、2人の記者会見での26歳は、21歳をかばって「処分は受けるが21歳は自分のせいなので寛大に」といった趣旨の自己犠牲的な言い回したが、事の重大さについて認識が足りないように思える。21歳は海外試合を経験している選手には思えないぐらい幼さだった。「まだ大人でなく将来ある選手だから」とスポーツ界の意見番と思われている人がいっていた。こういったとらえ方は、国際的に活躍するアスリートには許されないことだ。
 ぼくの感想は、21歳は欲望と自己顕示の肥大化の過程にあり、選手として再生はコーチ等によるよほどの市民的教養としての生活の在り方等の指導なしでは困難にみえた。
 協会の処分の発言では、21歳についてはリオで成績上位を狙えるのを逃すという未練を引きずっているように思える。さらに東京五輪へ期待するようなことが言外に含んでいるようにも取れた。スポーツでは五年後のことは全く分からないものだ。

 アスリートは競技成績だけでなく市民的教養と衆目にさらされる存在としての行動の仕方を持たなければならない。今回はNTTの職員でありバドミントン部全員が違法賭博をしていたということだ。ぼくは廃部かなと思っていたら、半年対外試合しないということだ。選手としてトレーニングは続けることになるだろう。26歳を解雇にしたが、会社の部としての選手の市民教養教育等の責任は大きいのではないか。
 それにバドミントン協会の選手育成と教育に過失があったことを認め、プログラムを公表して教育する必要がるだろう。

*このコラムは11日に書いたが未完のままでアップが遅れた。このところは未完のまま日の目を見ないコラムがほとんどである。

*新聞を整理していたら、3月23日にNTT東日本が21歳が跳び上がってスマッシュする瞬間の写真を使って全面広告を出していた。「夢は、つながる。」「翔べ、桃田賢斗!」というキャッチコピーだ。夢は幻となり、彼の欲望も遮断されたぞ。
*東京新聞17日の「週刊誌を読む」(執筆は月間『創』編集長・篠田博之)というコラムによると、「桃田選手側も恐喝の可能性を考えて関係者に相談し、結果的に謝罪会見を開くなったのだろう」とある。恐喝する側は暴力団関係者だろうということだ。違法賭博を公表したのは闇社会との関係を断ち切るための防衛でもあったということだ。だとすると処分が甘いし、NTTが活動停止でよいのだろうか。(18日追記)


4月10日 第6節

2016-04-11 19:45:23 | 16年Jリーグ観客数データー
■ 1st第6節の試合結果と観客数 左がホーム(朝日新聞から)
 
横浜マ-浦和 (0-0) 38382    ①川崎 14     ⑯鳥栖  5   
名古屋-大宮 (1-2) 12417    ②鹿島 13     ⑯福岡  2  
神戸-福岡  (0-0) 21254    ③浦和 13   ⑱湘南  2  
川崎-鳥栖  (1-0) 18402    ④横浜マ11
仙台-ガ大阪 (1-3) 18011    ⑤神戸 10
甲府-湘南  (3-1) 10027    ④大宮 10
鹿島-広島  (4-1) 19764
新潟-磐田  (1-2) 18210    
柏-FC東京 (1-0) 10470
                          
★ ホームゲーム観客数上位ランキング  
①  横浜マ 38382
② 神戸 21254             
③ 鹿島  19764
④ 川崎  18402        
⑤ 新潟  18210 
            
★ ホームゲーム観客数下位ランキング
①  甲府  10027
②  柏   10470
③ 名古屋 12417
④ 仙台  18011



★  観客総数 166937人      ★ 1試合平均観客数 18549人   


エンブレムの4案では

2016-04-08 20:54:22 | 生活・教育・文化・社会

 オリンピックのエンブレム最終案が4つ発表された。ぼくが選ぶとすれば、C案の「超える人」だ。エンブレムで大事なことは、何よりその催しなどの内容をイメージしやすいということだろう。
 4案とも日本文化の独自性をもとに国際的アピールできるものなのだろうが、オリンピックとしてイメージしやすいのはC案だろう。最も避けたほうがよいのはD案ではないか。
 C案はポップ調で絵に躍動感があり、色彩もよい。明快な絵なので多くの人がなぞって再現できるというのも付随的だが親しまれやすいものになる。

 そういえば頓挫したしたものと正反対の精神性に思える。頓挫したものは権威、威厳、巨大といった言葉が思い浮かぶような大げさなものだった。作者の精神性であるとともに選考にかかわった人たちの意向も働いたのだろう。作者のパクリが表面化したが、氏はその問題を最も排除しなければならないはずの大学の教員であることに驚いた。ぼくは頓挫して今度の案になってほっとしている。
 そういえばスタジアムも巨大建造物で現代的な権威主義を象徴するようなものとぼくは解釈したので、10億円を超える損失をしても取りやめてよかった。決定しているスタジアムには好感を持っている。

 ぼくの見立てでは、今回のエンブレムとスタジアムは親和性があるようだ。なんでも世界1だと大言壮語を言うようなものでなく、親しみやすいおしゃれなものに落ち着いてほっとしている。

 5年後のオリンピックは、ぼくには関係がないと思っているが、少しは関心が向きそうになってきた。

 *このコラムは11日に遅れてアップした。