絵本と児童文学

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小遣いでの買い物

2009-01-22 11:29:19 | 子どもからの発見
■「キセキ」を歌う

 海は「キセキ」のCDを聞いています。妹のふきもCDに合わせて口ずさんでいます。高校野球センバツ大会の入場行進に使われる曲です。「キセキ」は軌跡、奇跡の意味を含んでいるとのことで、グリーンというグループが歌っています。
 わたしはかつて合唱をやっていて、音楽全般の基礎はあるつもりですが、この曲のような感じの最近のものはどうもなじめません。覚えるのも大変です。しかし子どもは心地よく聞いており、覚えているようです。

■子どもの化粧品

 ふきは、たっての希望であった子ども用の口紅とマニキュアを買ってもらいました。それ以来手鏡を前にして口紅を塗ります。休日にはマニキュアをつけて得意げです。
 年長の子どもだから、あそびとしてみられます。これは変身願望の満足なのか、それともその行為を通しての自己確認か、はてはナルシズムを満たす行為なのか、とわたしのクセでさまざまな解釈を試みています。
 それにしても女の子は、どうしてこのような嗜好をもつのでしょう。

■仕事

 海はまめに仕事をします。時々思いついたときですが。庭と道路の掃き掃除、池の落ち葉を拾うなどいつの間にかやるようになりました。
 先日はベランダの鉢植えをすべて持ち上げて移動して、そこを掃いていました。どうしてやるのか聞いたら「鉢の下にナメクジやアリやダンゴムシなどが寄り付かないように」という返事でした。冬なので実際はそのことはないのだが、夏のことを思い出してやったのでしょう。わたしは「なるほどね」と説明を聞いたのでした。

■お年玉の小遣で買う

 おもちゃ屋にいったとき、海は小さなロボットの形をしたおもちゃが欲しくなり、買って欲しいと言い出しました。お年玉の小遣で買うということになり、そのためいったん家に戻って、お年玉の小遣を持ってまた出かけて買ったのでした。
 家に戻るのが大変なので親が立て替えてもよさそうだが、自分の小遣で買うということを自覚し認識させるために、面倒でも子どものために親はそのぐらいはしたほうがよいでしょう。子どもにとっては、お金でものを買うということ、自分のお金をどう使うか、といったいくつものことを学んだはずです。

世論調査では不信任なのだが(下)

2009-01-16 17:14:59 | 生活・教育・文化・社会
麻生内閣支持率また低下

 12日の朝日新聞の報道によると、10,11日におこなった世論調査ではさらに下がって、内閣支持率が19%である。しかも不支持が67%(12月64%)に上がった。
 さらに自民党が深刻ととらえているのは、「今投票するとしたら」の問いに、衆院比例区の投票先は、自民25%(12月28%)、民主38%(12月36%)となっていることであろう。投票を仮定しての問いであるが、政党支持率といってもよいこの数字は、選挙の際最も気にする数字といわれている。そのため自民党としても政党支持率の調査は、状況認識のために独自にやっているとのことだ。
 麻生内閣発足後の世論調査の推移を見ると、選挙になったら民主が自公に代わって政権とる可能性が強くなってきている。自民党は支持浮揚を得て選挙に打って出たいところだが、好転する要因は今のところ見当たらない。
 麻生政権発足当時の、物価高騰時期に選挙対策の目玉政策の色彩が強かった定額給付金は、その目的や性格のゆらぎを反映して、世論調査では中止が63%に及んでいる。経済不況と深刻な雇用不安、社会保障の劣化の状況をみるとき、2兆円を重点的政策に使うことが政府、国家のありようであろう。
 麻生政権は、予算成立、金融サミット、皇室行事の主催などがある4月まで延命策をこうじながら続けるだろう。麻生のことだから、場合によっては任期満了の9月ということになるかもしれない。国民の信任を得ない政権が3回交代し、しかも2回は途中投げ出しである。にもかかわらず続いているということは、政治に民主主義が機能していない、「政治空白」といっても過言ではない。国民にとっては不幸なことである。

世論調査では不信任なのだが(上)

2009-01-12 21:13:25 | 生活・教育・文化・社会
 自民党は、昨年9月の総裁選から解散総選挙を予定し、選挙の顔として麻生総裁を選び与党なので首相に就任した。
 就任挨拶は、来るべき選挙向けに民主党に激しい言葉が続いた。民主党は対抗する勢力であるが、政権の首相である麻生は、それをわきまえがないような姿勢であった。権力者が批判にさらされるのは当然なのだが、麻生は「目には目を」とけんか腰である。
 その後、失言と言われることを繰り返したが、この内容は本心であり、品のない言葉や漢字の読み間違いなど散々で今日に至っている。
 3回の総裁立候補はことごとく嫌われながら、4度目で首相という最高権力を手にした。総裁選から総選挙が予定されていたので、そのことを問われると、10月までは「わたしは1度も総選挙と言ったことがない」と、掌中にしている権力をもてあそぶとも取れるような言い方をしていた。
 麻生は日本の富豪であり、人格的には傲慢、老獪、したたか、といったようにみえる人が、選挙の顔として担ぎ出した自民党は、それ自体が深刻な人材難なのではないか。

 わたしは麻生が権力を誇示するパフォーマンスとしてそのしぐさに感じているが、誰もがわかることとして、声がある。大きく分類すれば、伝統的日本の芸能にある声であるが、斜め下から左唇が幾分大きくしてしゃくりあげる喉つめ声は、人を抑圧する声と見ている。いささか言いすぎかもしれないが、任侠道かカルトとの主宰者のような声と言い回しとみている。
 ぶら下がり会見や国会答弁で反論するときなどそのスタイルをとるが、好意的な答弁の時に顔を上げて話すときは喉つめ声が緩和される時がある。つまり麻生首相の普段の言い方は、攻撃的で力を誇示する心理が表現されていると見ている。

 12月の支持率低下と重要問題の先送り

 内閣支持率等の世論調査は、各メディアが定期的におおよそ月初めに行う。12月8日(月)の各紙は麻生内閣支持率を20%前後と報じた。朝日新聞の調査によると22%(11月38%)に急降下した。発足当初の9月下旬の48%と比べたら、その支持離れは目を覆うばかりである。
 1週間遅れで時事通信社が行ったものは、16.7%であった。この調査は他のメディアと異なり、電話ではなく面接でおこなうため、より信頼性が高いという見方がある。いづれにしても麻生内閣の支持率は低下しており、世論調査で見る限り不信任と読み取れよう。
 それに首相にふさわしい人の問いでは、麻生30%(11月49%)小沢35%(11月23%)と逆転した。
 12月に決めた補正予算は、福田内閣当時の物価高騰のものであり、その後のアメリカに端を発した金融破綻による不況と首切りの対応でもある第2次補正予算を、もっとも必要な12月にやらないで年明けの今審議をしている。かりに政府が考えるように審議が進行したとしても、衆参与野党逆転のため参院で否決されるので、自然成立は2月中旬になる。
 その後09年度予算審議に移っていくが、解散総選挙は早くて予算が通る4月下旬であり、任期である9月まで引き延ばす可能性もあるという見方もある。
 麻生首相は、その権力の場にいることが人生最大の目標かのようにも見える。その点国際関係・外交で、外国の首脳との会談などがそれを実感できる、最も満足することなのであろう。

 


新年の誓いのこと

2009-01-10 21:35:35 | 身辺のこと・自然
 朝が少しずつ早くなっている。6時過ぎには夜のとばりがあけかけ、40分頃から東の空がうすい茜色に染まりその上空が薄いブルーになる。やがてオレンジ色になり、一気に太陽が昇る。わたしの部屋から屋根越しにまぶしい太陽が見えるのは、7時3分である。元旦からみたらおよそ4分早くなっている。

 庭に来る野鳥が増えている。メジロ、ヒヨドリ、ヒバリが常連で、このごろはスズメとキジバトも毎日のように来る。スズメは音に敏感なのでじっくり見られないが、群れで来るので見るのが楽しい。今年はシジュウカラとムクドリはまだ来ない。
 昼は日がリビングいっぱいに入るので、その自然の暖かさを感じ、本を読む。時に頭を上げると野鳥が見られる、というわけだ。フラットの土地の住宅街なので、このくらいで自然を取り込むのが精いっぱいと言うところだ。

 さて、今日の朝日新聞での小さいあつかいだが「新年の無理な誓い禁物」と言うタイトルの記事があった。
 イギリスの精神保健上の相談啓発活動している民間の団体では、「無理な誓いを立てないで」と呼びかけているとのこと。 誓いを立てて1年後に達成されるのは、10人に1人なので、むしろ精神保健上はマイナスとのこと。なぜなら達成されず、精神的に落ち込んでしまうことなどが心配、とのことだ。

 日本の場合の神事や祭りは、願い事のてんこ盛りが多いので、そんなにまじめに願い事をしていないかもしれない。
 わたしの体験では、30代半ば頃までだろうか、その年の目標をたてたが、それ以降はやめている。個人の目標でも、努力の問題だけではなく、職場や家族など様々な要因で実現しないものだ。
 それにある時期から初詣に、実現に無理がある願い事をしていることに気づいた。それ以来、初詣には行くことがあるが、お参りはしないことにしている。
 けっきょくは加齢とともに選択肢は少なくなり、個人の努力だけではことが進まないことのほうがはるかに多いということである。かくて成り行きで生活をするようになってしまった。しかし成り行きの生き方もよくない、と後悔することも多い。いくつもの要因を読み取り判断し、実践することのようだ。セルフマネジメント力かな・・・。ともあれ難しいことだ。



あけおめ

2009-01-08 15:21:03 | 当世世間事情
■あけおめ

 若い人たちの新年の挨拶は「あけおめ」である。言葉の省略はよくするものだが、その言葉の原形をとどめない省略は、日本語の劣化につながるのではないか。
 わたしは昼に「おはよう」といわれても抵抗があるので、「あけおめ」にはついていけない。省略したいなら「おめでとう」でよいのではないか、と思うのだ。これだと昔から親しい人どうしのやりとりである。
 ところで「やばい」「まじ」がわたしとの会話で度々出てくるので、最近では気にならなくなった。という具合に言葉は変化すのか・・・。

■勢いのある雑誌と休刊と

 本屋に行ったらタカ派雑誌が大量に平済みになっている。売れているっていうことなのだろうな。ざっと目を通して見るが論文、論評というより、プロパカンダである。しばし立ち止まって、雑誌ジャーナルの衰退と変質が頭をめぐった。
 最近では『論座』『現代』の休刊になった。数年前になるが異色の雑誌『噂の真相』も休刊になった。それは記事をめぐって裁判になり、和解や敗訴でその財政が持たなくなることがあるといわれている。
 週刊誌ジャーナルも衰退している。デマかどうか読者が判断することでもあるが、とかく権力者はすぐ裁判に持ち込むので、言論の萎縮、自己規制の方向に流れている。市井の人への興味本位のプライバシー暴露の記事は、相変わらず生き延びている。


正月の日の出

2009-01-05 20:36:42 | 身辺のこと・自然
 近所に住んでいる海が初日の出への関心あるため、それにつられて日の出を5日連続見たことになった。
 初日はわたしの書斎から。2日は近所で東が開けている場所を選んだが、建物に阻まれ7時20分ぐらいに見えて、すでに明るくなってしまってまぶしい大きめの太陽、といった感じであった。
 3日目はこの地域はほとんどがフラットの土地なのだが、少しは高いところと思って車で10分ぐらいの山へ行った。少し高い森だったが、東側は樹木がいっぱいだった。しかし7時すぎ朝日が見えたら、樹木をうち消すほどの強い光で大きな太陽が勢いよくあがった。
 そこの場所は石を積んで、大きな池に見立てた空間だった。日本庭園の池にある木製の橋があり、そこを左に直線右に直線と歩くと、中央が広くてベンチが置いてあった。池に見立てているところは落葉がたくさん落ちて、降りてみるとふわふわでふしぎな感じがした。
 ついでに散策をしたら、霜柱を歩く感触を久しぶりに味わった。山はコナラが多く人工林とおもわれ、斜面はさまざまな樹木があるので自然林のようであった。それぞれの樹木の冬芽がさまざまな形をしていることも、興味がわいた。冬の森は明るく一つ一つの樹木が独立しているようで、他の季節とは違う味わいがあるのがいい。
 4日目は、もっと身近に見えるところが思い当たった。海が卒園した園の東側が広い空き地であるところに行った。7時丁度に太陽がのぼり、空をオレンジ色に染めた。他の場所より太陽が大きく上る勢いもあるように見えた。
 5日目は妹のふきも連れて幼稚園のそばに行った。1日で1分ぐらい日の出が遅くなっているようだった。日の出を見て満足したかと思ったら、ふきは鶏の声を聞いてその場所を探して、そのそばまでいった。入ってみたいといったが、それはできないことといって帰ってきたのだった。
 かくて新年の日の出を連続して見たのだが、それだけ好天続きであったということだ。それに日ごとに日の出の時間が早くなることも実感できた。寒い早朝をものともしない子どもに後押しされて、朝の太陽と自然にふれあう正月となったのであった。

Jリーグ鹿島が2連覇

2009-01-03 08:41:04 | サッカー
*このコラムは12月8日に執筆を中断していたものを、1月3日(土)にアップしました。

 Jリーグは、6日、7日の最終戦でシーズンを終えた。鹿島が最終戦の札幌を破り優勝をした。2位川崎3位名古屋であった。
 シーズン前は、浦和が選手層の暑さ財政も含めてクラブの総合力からして優勝すると予想していたが、7位に沈んだ。これは監督が交代し、コーチからあがったエンゲルス監督がチームをまとめ切れなかったことが原因だろう。
 エンゲルス(ドイツ)は市原、京都等の監督をし、日本への滞在年数も長く日本語が堪能である。コーチとしてはよくとも選手層が厚く、代表選手を抱えかつACLを戦う等からして、監督としてのそうとうな力量が必要とされる。
 名古屋がクラブとしての総合力がありながらもこれまで振るわなかったが、新しいGMとストイコビッチ監督を迎えたせいか、3位であった。ACLへ参加する来シーズンこそ監督の真価が問われるだろう。ホームの都市規模と財政力等からして、ビッグクラブであり続けて欲しい。
 もう一つ触れておきたいのは、大分が4位だったことである。07年の人件費が12億8千万で財政力が14位であり、ユニホームのスポンサーが見つからない、といった困難を抱えながら上位をキープした。しかもカップ戦を優勝したのである。
 大分市が40万で、それも含めて県の人口が80万という条件下で、1万人を越える観衆を維持していることもすごい。これからJリーグへの参入を考えている地方クラブにとって、励みになる。
 これには就任3年を経たシャムスカ(ブラジル)監督の手腕に負うところが大きい。シャムスカは選手としての実績は華やかではなく、若くして監督を目指した43歳である。将来日本のサッカーに貢献する人材かもしれない。

 降格は札幌とV東京であった。V東京はクラブ運営の不安定さが、潜んでいるように思える。千葉が下位を低迷しながら最終的には降格を免れたのは、これまで選手を放出し続けてきたが、オシムの薫陶を受けた残っている選手の執念がとどまらせたようにも思える。
 磐田が入れ替え戦で残留したが、ここ数年続いていた攻撃力のないポゼッションサッカーでは意味がないことが如実に露呈したのだ。選手のレベルは高いが、建て直しは簡単ではないと思っている。

 来シーズンは広島、山形がJ1へ昇格する。広島はJ1でも中以上のチーム力がある。山形は財政規模や立地条件からして厳しい。甲府が2シーズンJ1だったので、そのぐらいはやって欲しい。
 J2に栃木SC、カターレ富山、ファジアーノ岡山の3チームが加わり18クラブになる。J2には、観衆が3千人超えられないクラブがあり、不況からスポンサーも難しいし自治体の補助も期待できない。Jリーグが全国的にクラブを広がっていくことは発展だが、今後はとくに経営が問われる。新潟のように成功ができなくとも、J2になっても1万近い観衆を集めている甲府ぐらいにはなって欲しいものである。
 JFLには町田ゼルビア、V・ファレーン長崎、ホンダロックが加わって18チームでリーグを構成する。JFLはプロではないとしながらも3千万~1億の財政を必要とし、プロのような運営をしているクラブが多い。
 また今後もJリーグに参加を目指しているチームが、おそらく10チームはくだらないと思われるので、動向を注目することにする。

天皇杯、ガ大阪底力でV

2009-01-02 10:55:57 | サッカー
 ガ大阪にとっては、公式戦61試合目の、タイトルのかかった試合である。12月のガ大阪試合数は、Jリーグ最終戦、クラブW杯、天皇杯順々、準決と6試合をこなしており、そのためけが人を出し疲労困憊の最悪のコンデションであった。残されているのは、世界レベルのクラブと戦ったプライドと今年のACLへの参加資格を得るため勝利をつかむ、という執念であった。
 柏は、旧日立時代にさかのぼっての33年ぶりの優勝と退任する石崎監督への最大のプレゼントをして送り出すことにあった。
 チーム力が落ちると見ている石橋監督としては、が大阪のチーム事情からして、先取点を取るゲームプランに出た。立ち上がり柏は躍動するように動き、試合を支配しシュートも打ち続けた。
 ガ大阪は、本来のボール支配ができないほど押されながらも、あわてなかった。15分にガ大阪がシュートをしてから、短いパスをつないでポゼッションをするリズムをつかんだ。ガ大阪は、故障の遠藤がボランチになり、ボールをつなげるようになっていった。しかしいつもの攻撃サッカーは出来ずに、前半を0-0で終えた。
 後半柏は、予定通りフランサを投入し持ち前のテクニックで度々チャンスになりかかったが、ガ大阪は2人で囲むようにデェフェンスをし、仕事をさせなかった。
 13分には柏はこれもプランどおりに李を投入した。20分ごろから攻防が激しくなった。チーム事情が苦しいはずのガ大阪は、むしろスタミナを残していたようにミスが少なくポゼッションをして、だんだん優位になっていた。李はゴールをうかがうプレーをしていたが、ガ大阪はチャンスを作らせなかった。
 延長戦になりガ大阪は幡戸投入し、そのフレッシュさにかけた。延長後半11分、シュートをしたボールをキーパーがはじき、さらにデェフエンスがはじき出すようにもつれたボールを、幡戸が押し込んで勝負を決めた。
 チームコンデションが悪かったガ大阪だが、水準の高い公式戦を戦っているチームレベルが最後に勝敗を分けたのだった。


あけましておめでとうございます

2009-01-01 12:01:24 | 身辺のこと・自然
 新しい年、心新たに朝を迎えました。

 アメリカの金融経済破綻が世界を覆い、不況と首切りで本当に路頭に投げ出されてしまったという、この半世紀経験したことのない事態が続いています。大企業が利益の維持のため、社会的責任を果たさなくなっています。それに対してセフティーネットも用意されず、政府が敏速に対応しないことには歯がゆいばかりです。政権の支持率低下でも居座り続けている首相のもと、国会が機能を果たしていません。
 年末のテレビで1年の事件を振り返る報道番組には、ついチャンネルを切り替えてしまうぐらいむごいものばかりでした。
 不況はこれから本格化するという観測が大方ですし、政治の劣化は目を覆うばかりです。わたしたちの出来ることは、遅からず実施されるだろう衆院選挙に託すことになります。セフティーネットでもあった日本の雇用形態が崩れており、崩壊してきた福祉、医療、年金等の社会保障の再構築を託せる一票を投じ、民主主義の力を示すしかありません。

 さてわたしは、今年は人生の節目を迎えます。これまでやり残したこともやりだしていますが、まだやっていない世界を切り開いていこうと考えております。
 このブログを読んでいただいている方で、見知らぬ人も多くいます。HPはリニュアールも考えておりますので、今年もよろしくお願いいたします。

 初日の出は、自宅で見たのでした。海君が、空の白みかけたころ外へ飛び出して日の出を待っていたので、わたしの部屋へ呼びました。住宅地のため、窓から見える屋根の上が茜色の空からオレンジ色に変わり、7時7分からまぶしい太陽が見えはじめ10分で燃えるように輝き、目をやれないほどの勢いでした。
 日の出時間は6時50分ごろなので、今か今かと待っている間「太陽が遅いな」とわたしが言ったら、「地球よ、速く回れ」と海から返ってきて、なるほど理にかなっていると思ったのでした。

 近くの神社に行ってきました。わたしは尻込みするほうですが、海とふきに正月体験をさせたいという思いもありました。囃子にひょっとこと獅子が舞っていました。去年も同じような時間だったが、今年はざっと2倍を越えるように人でした。
 天候は去年より暖かな感じだが、人出が多いのは不況のせそうからか、それとも遠出しないからか、といったことを考えながら帰ってきました。