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絵本と児童文学

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ショパンとプーランクなどのピアノ

2010-09-30 19:40:28 | 音楽
 この頃はもっぱら声楽関係のコンサートを聴いているが、珍しくピアノを聴く機会に恵まれました。
 第1部はショパンが10代に作った作品4曲でした。ポーランドのポロネーズとマズルカなどで、その後の彼の作品を暗示させる初めて聴く曲でした。
 第2部はフランスのプーランク、ドビュッシーとショパンと並んで生誕200年のシューマンでした。
 フランス留学したピアニストだけに、これまでわたしの耳慣れない曲でしたが、繊細な音と表現が新鮮に感じ、耳を傾けました。これまでピアノはメロデーと表現を聞いていたようで、ピアノの音そのものに注意を払って聴いたのは初めてでした。
 第2部は羽織袴で演奏しました。その意外性に会場は反応しましたが、仮屋崎省吾氏の花がステージにいくつか飾られていたので、それとマッチしていました。
 14時開始で、会場はほぼ満席で500人以上は入っていたようです。雨の降るなか横浜の会場まで2時間近く前に出かけましたので、居眠りをしないでしっかり聴いたのでした。

 会場を出たら雨がやんでいたので、ゆっくり歩いたら途中にキリスト書店という、その分野の本ばかりの本屋がありました。入ってみたら、キリスト関係の本の多いことに関心をしたのでした。関心のある本を1冊求めて駅に向かいました。

急な涼しさへ

2010-09-24 16:31:27 | 身辺のこと・自然
 22日(水)は、未だに連日続いている真夏日の暑さの中テニスをしました。夜は戸を開け放して虫の音のアンサンブルを聞きながら、中秋の名月を味わうことができました。
 秋分の日は午後から大雨になり、25度以下となりと急に下がり、ようやく季節相当になりました。洋服をようやく長ズボン長袖シャツと季節変わりをさせ、体が秋を実感できるほどになりました。
 そして今日は朝わが家の温度計が13℃(この地域のものより3~5℃ぐらい低い)で、ウォーキングの際いつも鳴いている学校の虫音がしませんでした。
わが家の庭のヒガンバナがようやく先端が赤くなり、開花直前のようです。そのそばにノギクが咲いていますが、暑さのせいで小さな花です。
 咲き誇っているハギが盛りを過ぎたし、飛び交っていたチョウも見えなくなりました。ヤマボウシの落葉し続けているため、掃除をまめにしなければなりません。
 過密住宅街で感じられるささやかに季節の移ろいを、ようやく自然の変化とともに体でも実感できるようになりました。

 記録に残るような暑さ続きのせいで、野菜が高騰しています。近くの八百屋ではネギが1本100円で販売しているぐらいです。
 わが家に配達されるくだものは、早生ミカンは小振りのものだし、カキも熟れていないものです。異常気象が農作物の生産への影響は甚大なもののようです。果物好きのわたは、我慢をしなければならない年のようです。

主任検事の証拠改ざん

2010-09-23 15:52:52 | 生活・教育・文化・社会
 郵便不正事件をめぐって、この捜査の現場指揮をした大阪地検特捜部の主任検事前田が証拠品として押収したFDを改ざんしたことが明らかになった。この件について21日(火)の朝日新聞で報道されたら、その日の11時に最高検の次長検事が緊急の記者会見を開いた。そして最高検の検事らをすぐに大阪に派遣し捜査を始め、夜に前田容疑者を証拠隠滅の疑いで逮捕した。

 朝日新聞の報道後すぐに最高検の緊急記者会見、その日のうちに主任検事という重責にある検事を逮捕という早さには、驚くばかりである。議会政治(立法)と独立して、証拠に基づいて裁く検察のあり方を、根底を揺るがす重大事ゆえのスピードの対応と思いたい。
 しかし新聞報道を契機にした最高検一連の動きは、このFD改ざんはすでに大阪地検には知られていたことであり、つまり個人的犯罪ではなく隠蔽していのではないだろうか。
 それに最高検としても、今回の郵便不正事件で取り取調べで作られた検察の作った調書が裁判で採用されず、村木氏の無罪確定を当然把握し検討していたはずである。この事件に対する主任検事前田の全体の見立てそのものに無理があるにもかかわらず、ストリーにあてはめるようにでたらめの調書を作ったので、裁判の公判をまったく維持できなかったという、検察の醜態をさらけ出した。それらのことを最高検として詳細に知っていて関心を持っていただろうし、FD改ざんについても知りえていた可能性がある。

 ところで前田主任検事は、検察では「エース」と評価されていたという。小沢氏のカネにかかわって公設秘書の取調べをし、起訴に持ち込んでいる。それに対しては小沢氏の3人の秘書は、調書は強引な誘導で作られたとして、裁判で全面否定して争うという。

 さて、前田主任検事は当人が自覚しているかは分からないが、「エース」や「割り検」と称されていたことは、一般的には出世コースを歩んでいることだ。自らの評価への自信とその評価であり続けるために、自分の事件の見立にそうように証拠の改ざんにまで及んでしまった。

 そこでわたしはかなり前にあった、古代史の発掘調査の事件を思い出した。ある人が発掘調査をすると必ずといっていいほど、歴史を揺るがすようなものを掘り出す、というのだ。やがて「ゴッドハンド」とまでいわれるにいたって次々に発掘を繰り返して、学会でも話題になり時には賞賛された。ところが学問的に疑念が生まれ、発掘したものはあらかじめ当人が土に埋めてそれを発掘したかのように装っていたのだ。

 検察という捜査権と公訴権をもっている権力機関であってはならないことだが、「エース」や「割り検」になりきるために、恣意的に権力を使い犯罪をでっち上げることは、法治国家の根幹を揺るがすことだからあってはならないことである。
 検察庁の重大に危機に対して、身内の最高検がどのていど本来の「検察正義」をつらぬけるか、今後を注目することにする。


みちのくダービー

2010-09-19 20:07:15 | サッカー
 Jリーグの試合を競技場で見るのに遠のいてから、随分の歳月がたってしまっている。このところテレビで見ることも少なくなった。久しぶりにテレビの前でじっくりJリーグを見たのは、山形と仙台戦だった。
 今シーズンからJ1昇格の仙台と2年目の山形の試合を、「みちのくダービー」としている。前期はホームの山形が3-1で圧勝し、後期は仙台でおこなわれた。
 東北の隣県同士であり、観客が26391人と大勢となり、その熱気がテレビでみるわたしにも伝わってくるぐらい、大いに盛り上がった。これはJリーグの理念の姿であり、日本のスポーツ文化のあり方を指し示す風景である。また観客にとっては、サッカーを介在した「おまつり」でもあるのではないだろうか。

 山形はおそらくJ1のクラブで最小の財政規模でありながら、健闘している。昨年J1をキープし、今年も今のところJ2降格はしないだろう位置にいる。
 仙台は長い間J2にあまんじながらも、1万人を超える観客を維持していた。そして今シーズンからJ1定着を期待されているが、J2降格圏(下位3クラブ)ぎりぎりに位置していた。
 仙台はホームのサポータに後押しを受けてリベンジすることと、降格圏から脱出する目標から、モチベーションが高かった。そんな気迫がぶつかり合う試合は、見る者をも高揚させる。
 
 さて、試合は立ち上がり山形の攻撃が続いたが、仙台が堅守でしのいだ。前半28分、仙台の梁勇基がFKを決めて先制した。後半山形が、得点を取らなければならないので前係になったすきをつかれて2点目を奪われた。先制点が鍵を握るとみられていたが、やはりそれが勝敗を決めた。
 これにより23節現在、山形12位、仙台13位となった。後11試合なのでなんともいえないが、今のところ両クラブとも降格の危機にはさらされていない。来シーズンも「みちのくダービー」が続くことを願うばかりである。

地検特捜部

2010-09-13 07:39:33 | 生活・教育・文化・社会
 8日(水)に、鈴木宗男氏が係争中だった受託収賄事件を、最高裁が上告を棄却した。鈴木氏は、当時北方4島関係など一部には70余りともいわれる疑惑を上げられていたが、ロシア関係でなく、北海道開発庁長官の地位を利用したとして、大方予想をしていなかった件で裁かれた。
 最高裁の判断を下された日は、9日(木)札幌で代表選の街頭演説の前日だった。北海道で支持が高い鈴木氏は、小沢氏の応援演説に立つはずだったが、かなわなかった。最高裁の上告棄却を下した日のタイミングが偶然とは思えないぐらい、政治的意図の疑念を感じるのは、わたしだけではないだろう。

 東京地検特捜部による、小沢氏(当時民主党代表)の「カネ」の捜査開始が昨年の総選挙前であり、民主党へのダメージを与えたはずだ。1年以上かけて立件できなく、今もブルーという世論が作られている。これらは、霞ヶ関が民主党の力をそぎ、小沢氏を総理にさせない意図のもとにやっているとは考えたくないが、はたしてどうだろうか。

 また大阪地検特捜部の案件である郵便料金不正にかかわったとした、村木厚子氏(元厚生労働省局長)の無罪判決が10日(金)大方の予想通り下った。これは民主党の石井一氏(当時副代表)の口利きというシナリオにそった、でっち上げの事件である。これもいつ解散総選挙でもおかしくないという時期であり、民主党へのダメージを与えたことは確かだろう。石井氏の口利きをしたという日時には、ゴルフをしていてアリバイがあった。実際の確かめの捜査もしないで恫喝や誘導による調書を作るずさんさだった。

 地検特捜部は、政治家がらみなど大掛かりな事件を扱うが、この事件はあらかじめ作ったシナリオに当てはめた乱暴な捜査による調書をつくり、それではまったく裁判を維持できなかったのだった。この事件では、冤罪という人権無視の理不尽なことが、権力によって簡単におこなわれるということがわかった。
 ついでに東京地検特捜部がかかわった福島県知事の汚職事件は、シロであった。

 明日民主党の代表選の議員投票日で、事実上首相が決まる。霞ヶ関は小沢氏が当選することを嫌がっていると思える。ちなみに朝○新聞の論調は、どちらかというと小沢氏の「カネ」の問題などで、批判的論調をしている。


オペラ「ラ・ボエーム」

2010-09-11 20:59:44 | 音楽
 午後近くのホールであった、バーデン市劇場(オーストリア)による「ラ・ボエーム」を見る。今回はオペラを深く鑑賞をしようとして、事前にストーリを4幕の幕ごと覚えて臨んだ。そのためか、これまでになく演出、キャスティング、歌唱力などにも関心が向いて鑑賞できた。
 だいぶ以前にテレビでイタリアのものを見たことがあるが、それに比べ歌唱のデリケートな表現が印象に残り、わたしは好感を持った。

 ミミ(ソプラノ)のピアニッシモがきれいでよく届いたし、ロドルフォ(テノール)も聞かせどころの声を強調した歌い方ではなくではなく、声も歌唱力もよかった。
 2幕の街の場面では合唱が20人近くだが、それぞれ声を持っている声で歌い、身体表現も優れていた。演劇のトレーニングも当然しているだろうが、それにしても体で演じることと歌うことが一体となり自然であった。もっともオペラというのは、そういうものなのだが。
 最後のミミが息を引き取ったのに対して、悲しみ込めてロドルフォが高音で「♪ミミ~」と2回歌うのだが、その声で涙が込み上げてきたぐらいすっかり堪能した。拍手を心行くまでしたのだった。

 舞台美術はパリの下町をシンプルに作り上げていた。オーケストラも当然のことだがいい音を出していた。久しぶりにオーストラリアの劇場のものを見て、オペラは、ヨーロッパの文化芸術であることを実感した。

 「ラ・ボエーム」はプッチーニの作曲であり、多くの人に親しまれている作品だが、その理由がわかった。男性4人(テノール、バリトン2人、バス)と女性2(ソプラノ)が舞台にいることが多く、アリアの様々声を織り成しているので、それを楽しめる。4幕で休憩入れて2時間ぐらいで、ストリー構成も分かりやすい。

 この公演はひと月で20回地方都市を回るのだが、その第1回目であった。1万円(S席)で家の近くのホールで、本場のオペラを鑑賞できるのはありがたいことだ。

ひと月ぶりの雨

2010-09-09 11:45:49 | 身辺のこと・自然
 8日は、台風が温帯低気圧に変わって、大雨をもたらしました。わが県の西部は記録的な豪雨で、東名高速や新幹線など交通にも影響を及ぼしました。
 わが市は強い雨が15時ぐらいまで降りましたが、ひと月ぶりの雨なので乾ききった街に潤いをもたらした感じになりました。それに久しぶりに30℃を超えなかったので、快適に感じました。また熱帯夜ではなかったので、2カ月振りでしょうか、窓を閉めて寝たのでした。
 庭はヤマハギが盛りとばかり咲き誇っており、シジミチョウが飛び交っています。アマガエルが、その存在を示すように雨とともに鳴きました。ヤマボウシの葉が落ちはじめ、連日の暑さでも秋への移ろいを感じさせてくれます。夜の虫の音が一段と賑わい、耳を傾けて様々な音を楽しめます。
 
 近くの小学校は、運動会を控てトラックは書いたものの暑さのため練習ができず困っていたでしょうが、今後は何とかできそうな気温になりそうです。


2戦目も勝ったが

2010-09-08 17:29:56 | サッカー
 サッカー日本代表の2戦目のパラグアイ(FIFAランク119位)戦は、中2日のハードスケジュールでおこなわれた。メンバーはW杯の時の選手が3人(駒野、長友、本田)で、パラグアイ戦の時のようにDFとMFで核になる選手もいない布陣で臨んだ。
 中盤でゲームを作る選手がいないので、個人がそれぞれのプレーに励んだような、内容としてよいとは言えない試合だった。今回代表に選出した選手を幅広く起用し、体験させることにねらいがあったかもしれない。それは親善試合ではありうることだし、それ自体悪いこととではない。
 日本の得点は、前半12分長友からのクロスをスピードで走りこんだ森本がヘッドで決めた。それから前半20分、香川のシュートをGKはじいたのを走り込んでいた森本が決めた。まだ得点は取れそうだったが、これまで。
 パラグアイは組織的攻撃ではなく、たてに運んでミドルシュートをするということを繰り返していた。
 前半22分の1失点は、ボールを奪われる日本のミスで、ミドルシュートを決められた。

 2試合を見て、ヨーロッパのクラブに入った若い選手が生き生きとプレーをしていたのが印象に残った。それは日本の今後の可能性を期待できることであり、ザッケローニ新監督がどのように本の現状をとらえて、チーム作りをしていくか楽しみにすることにしよう。
 それに長居競技場に44541人の観客が足を運んだし、2試合とも観客が多かったのも明るい材料だと記憶にとどめることにしよう。

再出発代表、勝利のスタート

2010-09-05 18:44:29 | サッカー
 昨日のサッカー国際親善試合のパラグアイ戦は、見ごたえのある試合であった。パラグアイ(FIFAランク15位)は、アウエーでの親善試合であるが、モチベーションが高く保ち力が入っていたので、緊迫感のある試合となった。
 日本(FIFAランク32位)はザッケローニ新監督が観戦していたこともあり、これもまた各自のアピールの場でもあった。それだけではなく原監督代行であったが、W杯で代表チームが蓄積した走り通すことや囲みこむディフェンスなど、いくつかのチームコンセプトを維持し、なおかつ攻撃的に戦った。それにW杯で作り上げたチームの結束力という雰囲気が維持されていたようでもあり、最後まで走りレベルの高い試合になった。
 とくにわたしはW杯以降ヨーロッパクラブに移籍した香川(ドイツ・ドルトムント 21歳)、内田(ドイツ・シャルケ 22歳)、長友(イタリヤ・チェゼーナ 24歳)といった若手選手を注目した。
 日本の得点は、後半19分中村憲のスルーパスを中央で受けた香川が、ディフェンスのわずかな隙をすり抜けて得点をした。終盤パラグアイの猛攻を受けたがそのまま守りきり勝利した。
 本田(ロシア・CSKAモスクワ)は厳しいマークもあり結果は出せなかったが、十分なプレーだったといえよう。前半10分FKを低い弾道のワンバウンドはGKにはばまれた。GK川島(ベルギー・リールス)はきびしいシュートを抑え、得点を許さなかった。
 この試合は、満員の65157人の観衆は満足しただろう。W杯の熱気が継続されていることは、日本サッカーのレベルアップにとって重要な条件となるだろう。

高齢社会と歌謡曲歌手

2010-09-01 18:40:50 | 音楽
 昨年まで火曜日の夜はホテル宿泊だったので、なにげなくテレビをつけると「NHK歌謡コンサート」放送されていた。歌謡曲ということもあり、集中してみることはなかった。ところが最近は、真剣に見ることもある。今関心のある日本歌曲の歌と言葉の表現という点での共通点がある、と思ったからだ。歌曲はベルカントの発声なのでトレーニングで声を作り上げなければならないが、歌謡曲はマイクをつかうから自分の声で表現するので容易だが、「うまく」歌う人もたまにいるのだ。

 ところで昨日の番組では、団塊の世代であるフォーク歌手の本田路津子(41年生まれ61歳)が昭和45年の「秋でもないのに」を歌った。結婚で引退したのだが、その後の人生のこともあるだろうが、表情やパフォーマンスがステージで歌うのにぎこちない感じがした。
 声も若い時のような声を出そうとしているようだが、少し面影が残っている感じだった。長い空白があることと加齢から声は戻らないが、日ごろ歌いこんでないようにも思えた。わたしは本田の澄んだ高声が好きで、昔テープをかなり聴いていたので、ギャップがありすぎた。島倉千代子(38年うまれ72歳)は、しぐさが高齢を感じたし、歌はうまく歌っていたがキーを低くしていたようだ。

 高齢社会だから、芸能活動は高齢(この場合70歳代以降ぐらい)でも続けている人が多く見られるようになった。大衆芸能の漫才、映画・演劇、落語などは年齢相応の演じ方でそれを見る側も受容するようになっている。今後の社会を展望するとき、10年後ぐらいは団塊の世代が70歳代になるので、さらに広がりを持つだろう。
 たとえば俳優は年齢相応の役をすることできる。しかしたとえば石坂浩二のように70歳でも風貌が若い時とあまり変わらない場合、むしろ役者としては難しいかもしれない。

 歌謡曲歌手の場合は、声と歌唱力が必要なので、加齢とともに変化する。しかし聞く側も歌う側も若い時のイメージを追い続けているようだ。わたしは日ごろの練習での声の維持をしようとしながらも加齢による歌唱力と声の変化を当事者も聞く側も認めて歌手を続けてはいかがか、と思うのである。
 以前見たもので、岡本敦郎(24年生まれ86歳)は歩行がおぼつかない体で、テンポは遅れがちだが声は若い時のイメージと変わらなかった。三浦洸一(28年うまれ82歳)は、声の輝きは弱いが歌唱力はしっかりしていた。二葉百合子(31年生まれ79歳)は声も歌唱力もしっかりしているが、今年で引退するとのことだ。
 ついでに北島三郎(36年生まれ74歳)は、演歌というジャンルもあるせいか、ビブラートが一段と大きく歌うようになっている。加山雄三(37年生まれ74歳)は声パフォーマンスとも若い時のイメージを維持しているように思う。

 高齢化時代なので、高齢芸能人がテレビに出る機会がもっと増えるだろう。その場合、当事者も見る側も若い時のイメージにこだわらなくした方が、ラクに歌を聴けるのではないか。