絵本と児童文学

絵本と児童文学、子ども、保育、サッカーなどの情報を発信する

アメンボがたくさん

2013-05-28 12:04:03 | 身辺のこと・自然
 例年アメンボが池に飛んできて産卵するが、育たない。今年は黒い点のようなものから日ごとに成長して泳ぐように動き回るまでに、たくさん育っている。魚がいなくなった池は、ヌメエビとアメンボにとってはよい環境になっているのだ。
 また、アゲハとテントウムシの幼虫が、サンショやキンカンなどの木に見ることができる。
玄関の通路のヤマボウシにヒヨドリが巣を作ったので、時々ピイピイと小さな声が聞える。巣立ように育って欲しいのだが、カラスがくることがある。カラスは生垣のてっぺんに止まるが、間近では大きく鋭いくちばしを改めて見入ってしまった。
 スズメが幼鳥とともにやってくる。餌をついばんでは口で幼鳥に与える姿は、ほほえましい。
 ドクダミの白い花、ガクアジサイとヤマアジサイの花が咲き始めた。例年より早いようだが、やがて梅雨の雨に似合う風景になるだろう。ささやかな庭変化から、生命の誕生という営みで初夏を感じている。

メディアと政権

2013-05-12 11:58:46 | 生活・教育・文化・社会
 あべ首相は、喝采をあびて得た活力で行動する人のようだ。それだけに自分の行動を疎外するものがあると戸惑い力が萎えてしまう。わたしはそれが第1次内閣の時の辞任の一つの要因だったのではないか、と見ている。
 目下高い支持率もあって、頻繁に「安倍内閣では・・」という悦にいる表現を使う。毎週土日には、テレビで報道されるような行事をこなして、得意満々である。参院選告示まで後7回の行事の予定も組まれているのだろう。
 予算委員会での答弁で、批判的質問に対しては含み笑い、あるいは嘲笑とも思える反応をしながら聞くことが多い。隣に座っているあそう副総理も同一の反応をする。また内容を問わずに受け入れがたい人を無視する態度も取る。緊張する時は頻繁に水を飲み、内容のない言葉でつくろう。
 自分を優位に感じると安定する人はいるものだが、首相という最高権力者は、それを過剰にふりかざさず、自分とは異質なものへの寛容さが求められる。それが人間の奥深というものではないか。

 支持率の高さを喝采と感じ取り、行動のエネルギーになっているだろう。その前提になる後ろ盾を求める。後ろ盾はメディアであり、それへの対策は巧妙である。

 新年早々の1月7日(月)は、18:23~21:33によみうりグループの総帥であるワアタナベと会食。翌8日(火)は、19:15~21:29にサンケイ新聞のきよはら会長、くまさか社長と会食している。10日(木)19:40~21:54報道関係者との会食。いずれも首相の会食時間としては長時間である。
 わたしは2つの巨大メデイのよみうりを政権の露払いで、サンケイを太刀持ち、と見たてている。よみうりは現政権党の幹部の発言を、あたかも政府のリーク情報のようは報道をするし、咋今では政策提言らしき記事も見かける。
 あべ政権と首相の応援報道をするサンケイフジグループは、太刀持ちの役をしている。あべ首相が信頼しているメディアといわれている。

 このような政治権力とメディアの親和性は、あるいは相互の利用のし合いは日本の針路の危うさを生み出しかねない。月1回の頻繁におこなわれる政権や政党に対する世論調査に、政治家や政党が敏感になっている。世論動向をみて政権や政治家が迎合的行動するのは、本来は軽率政治といってもよいのだ。
 メディアがジャーナリズムであるならば、政治権力との距離を取り、時には警鐘を鳴らさねばならない。それが権力と癒着し応援報道はプロバカンダにさえなる場合もある。メディアの後ろ盾を持った政治権力者は、歴史では暴走した例もある。メディアと政治権力の相互依存を読み解くリテラシー力が問われるのは、厄介なことだ。

*このコラムは、1月に執筆を中断していたものを修正してアップしたもの。以前から途中まで書いてアップに至らないものが40%ぐらいだったが、このところは日の目を見ないで没にしているのが圧倒的になってしまっている。