絵本と児童文学

絵本と児童文学、子ども、保育、サッカーなどの情報を発信する

最終節 広島が年間トップへ CSで優勝が決まる

2015-11-23 10:06:01 | 15年J1観客数データー
■ 2nd第17節の試合結果と観客数 左がホーム(朝日新聞から)
 
鹿島-名古屋(1-0) 25151    年間成績
浦和-神戸 (5-2) 52133     ①広島  74  ⑯松本  28
柏-新潟(1-1)   13127     ②浦和  72  ⑰清水  25
FC東京-鳥栖(0-0)30753     ③ガ大阪 63  ⑱山形  24
川崎-仙台(1-0)  22511     ④FC東京63
横浜マ-松本(0-0) 44226     ⑤鹿島  59
甲府-清水(2-2)  14036     ⑥川崎  57
ガ大阪-山形(4-0) 18219     ⑦横浜マ 55
広島-湘南(5-0)  33210    
  
                           
★ ホームゲーム観客数上位ランキング  
                        2nd成績
 ①浦和   52133             ①広島   40
 ②横浜マ  44226             ②鹿島   37
 ③広島   33210             ③ガ大阪  31
 ④FC東京 30753       
 ⑤鹿島   25151         
           
★ ホームゲーム観客数下位ランキング
 ①柏    13127
 ②甲府   14036
 ③ガ大阪  18219
 ④川崎   22511

★  観客総数 253366人      ★ 1試合平均観客数 28152人

*最終節で今シーズン最高の観客数となった。際立って多いのは浦和、横浜マ、広島、FC東京である。通常より多いのは広島、鹿島だった。広島が年間トップへの期待と佐藤が通算ゴール数の新記録を見届けたい、といったことが反映したのではないだろうか。
*広島の佐藤が1得点をして、通算ゴール数を中山の157点の記録に並んだ。
*広島の人件費は昨年度13億5千万円で18クラブ中12番目である。優勝するたびにレギュラー選手を放出(浦和などに)しながらも上位を維持できるのは、下部組織での育成が成功しているということだ。
*横浜マ-松本をスタジアムに見に行って来た。J1は10年以上見ていないので、4万人を超える観客の試合は感動し発見も多かった。

(このコラムは、パソコンが回復したため12月31日にアップしました)

W杯2次予選 シンガポールに勝利

2015-11-13 10:40:41 | サッカー
 アウェーでのシンガポール戦は3得点で勝利をした。
 2次予選初戦のシンガポール戦をホームで20本を超えるシュートをしながらも得点を取れずに引き分けたので、そのうっ屈を晴らすことになった。2次予選のE組では、得点を許さずに全勝で通過するぐらいの力の差があるはづなのだから。
 
 前半は立ち上がりから選手が連動して動き、ワンタッチパスで自在に展開し、いつ得点してもよい状況だった。サイドから、ミドルシュートなど圧倒的優位に展開した。それが20分に金崎の得点に実って余裕が生じた。すぐに本田(26分)も得点した。
 シンガポールは1戦目を0で逃げ切っただけあって、ボールへの寄せが早くゾーンで選手が連携して堅いデェフェンスであり、崩すのは簡単ではない。とくにキーパーが若いのに反応が敏捷なのと戦況を読んだポジションがよく、すぐれていた。

 後半は日本の選手の運動量が落ちて、攻撃に精彩がなくなった。シンガポールは攻撃に枚数を多くして得点を取ろうとした。コ―ナーキック、フリーキックを与えて、得点につながってもおかしくない場面もあった。
 42分にゴールエリア付近の混戦で吉田がシュートを決めて、0で押さえて勝利した。

 先発メンバーが柏木(浦和)、清武、金崎(鹿島)と新顔が名を連ね、柏木と金崎の活躍が目立った。金崎はナビスコ杯決勝のガ大阪戦を見てデフェンスを打開して意外性のあるプレーをすると思ったら期待通りのプレーが多く見られた。柏木もコ―ナーキックをすべてけり、技術の確かさと戦況を読んでの敏捷な動きがめだった。
 また、ACミランではベンチを暖める時間が長くなっている本田だが、代表では変わらずに攻撃の起点を作るキープレーヤーであった。

 シンガポールのGKのイズワンは、Jリーグのトライアウトを受けとアナウンサーが紹介していた。J2だと十分レギュラーをこなせるだろう、とみた。
 Jリーグではデェフェンスとの連携、攻撃の起点としての戦術理解、キックの正確さ、そしてコーチング(後方から選手へ声をかける)など課題もあるだろう。
 日本のサッカーがアジアとの連携をしていくためにJリーグでプレーしてほしいものだ。


J12nd第16節・11月7(土) 松本の降格決まる

2015-11-09 14:44:42 | 15年J1観客数データー
■ 2nd第16節の試合結果と観客数 左がホーム(朝日新聞から)
 
 山形-清水(1-2)  8281     年間成績
 鹿島-横浜マ(2-0)22755     ①広島  71  ⑯松本  27
 浦和-川崎(1-1) 46597     ②浦和  69  ⑰山形  24
 柏-FC東京(0-1)12497     ③FC東京62  ⑱清水  24
 新潟-湘南(0-2) 25272     ④ガ大阪 60
 名古屋-甲府(4-2)16970     ⑤鹿島  56
 ガ大阪-広島(0-2)17435     ⑥川崎  56
 神戸-松本(2-1) 18092     ⑦横浜マ 54
 鳥栖-仙台(1-0) 13860    
  
                           
★ ホームゲーム観客数上位ランキング 
 
 2nd成績
 ①浦和  46597             ①広島 37
 ②新潟  25272             ②鹿島 34
 ③鹿島  22755             ③横浜マ28
 ④神戸  18092       
 ⑤ガ大阪 17435         
           
★ ホームゲーム観客数下位ランキング
 ①山形    8281
 ②柏    12497
 ③鳥栖   13860
 ④名古屋  16970

★  観客総数 181759人      ★ 1試合平均観客数 20195人

*年間3位までを維持し、チヤンピオンシップに進出をかけて熾烈な争いになっている。
*ガ大阪が広島にやぶれ、柏に勝ったFC東京が3位に上昇。広島、浦和、FC東京、ガ大阪の順位は22日の最終節の試合 まで分からない状況。
*佳境にあるJリーグは、年間数少ない観客平均が2万人を超えた。2万人を超える時は、4万人を超える浦和がホームの時 に全体の平均を押し上げている。とくに浦和と首都圏のクラブの対戦のときは観客が多い。
*山形のホームの試合は1万人を超えないことが多い。去年J2の6位からプレーオフの試合で終了間際のパワープレーで攻 撃参加したキーパーのヘッディングシュートが決まって奇跡的に勝利したことを思い出す。山形はJ1を維持することの困 難は多いようだ。
*松本の降格が決まった。神戸まで大勢のサポータがかけつけたことをみると、クラブを支えようとする力は維持されている ようだ。
*J1昇格をかけてJ2の6位までを維持する戦いが後2試合まで激しい。2位まで自動昇格なので、今のところ大宮と磐田 が優位だ。3位から6位までで争うプレーオフ(PO)で1つの昇格枠を争うことになる。
*メディアのスポーツ番組で佳境のJリーグに時間割いて報道している。NHKの地上波で今週もガ大阪-広島を放送した。


サッカー途上国、レベルアップはこれから-ラオスのサッカー事情(下)

2015-11-06 19:05:32 | サッカー

 ところでラオスは古くはベトナム、カンボジアと並んでインドシナ3国といわれている国である。今はアセアン10カ国の一国であり、経済指標では最貧国とされている。人口は691万人(およそ愛知県ぐらい)。
 最貧国となれば、ユニセフの広報による栄養失調や不就学の子どもが多いと想像するが、それとは事情が異なる。少数民族(49民族)が多く、近代化、工業化が遅れて自給自足的暮らしが多いと理解したほうがよいだろう。
 首都ビエンチャンでも商店は少なく、露店や市場による売買が多く見られる静かな都市である。このところ中国系のショッピングモールができたというニュースを目にしたが、大量消費の社会ではない。航空交通の国際線はベトナム、タイなど東南アジアと思われる。
 ラオスの他国との関係について触れてみよう。隣国であるタイとの交流は昔から行われている。それは上座部仏教(以前は小乗仏教といった。タイ、ミャンマーも同じ)が暮らしの隅々まで行き渡っているという文化の共通点がある。また政治的にはベトナムとの関係が深く、経済的にはタイ、ベトナム、中国と関係がある。

 ところでラオスのサッカーのレベルに触れてみることにしよう。
 サッカーはラオスでレベルの高い選手は、タイでプレーするという。とはいってもぼくの推測ではレギュラーを確保しているとは限らないだろう。ラオ・プレミアリーグ発足時は、多くはタイでリーグを経験した選手によると伝えられている。
 ラオスのFIFAランキングは172位、アジアで36位だから、世界的には最下位クラスに位置している。ちなみに代表監督と技術委員を日本サッカー協会から派遣している。

 参考までに得点王になった本田和雄選手の日本でのサッカー選手歴は、22歳までアマチュアのリエゾン草津(現J2ザスパクサツ群馬)でプレーをし、その後セルビアで2年半、ハンガリーで9年プレーをし、14年からのラオ・プレミア発足からラオスでプレーをしている。
 他の日本人選手も一人Jリーグの仙台に所属していた伊藤檀選手がいるが、他はJでの選手経験がない。
ラオ・プレミアムは、プロといってもサッカーだけに専念できる環境でないかもしれない。仕事をしながら選手生活をするのは、日本ではJ3、JFLの企業以外のクラブ選手が多く見られる。それらの多くのクラブにはブラジルの選手が在籍している。おそらくブラジルでは実績のない選手であろう。それでも日本で得る収入はブラジルより高額であろう。
 ところでラオスではどのぐらいの年俸なのだろうか。これは推測の域を出ないが、プロといってもクラブはサッカーの会社ではないので、現地の安定したサラリーマンぐらいあるいはせいぜい2倍ぐらいと思われる。とすると月2~3万円で生活できると思われるので、そのぐらいかあるいは5~6万円ぐらいだろうか。日本の貨幣価値からすると取るに足らない金額と思われるかもしれないが、現地の生活費からすると余裕のある金額である。
 日本選手の彼らは、金銭というよりサッカーをしたい、サッカーで輝きその社会に貢献したいという情熱があるのではないだろうか。前述した伊藤檀選手の場合現在39歳だが、アジアの17カ国を渡り歩いてプレーしているという(「テイスト・オブ・ラオス」から)。
 このことから推測すると、ラオスのレベルは日本との比較では地域リーグの平凡なクラスと思われる。平凡なクラスというのは、地域リーグの力のあるクラブはJFLへ昇格を目指して全国大会へ出場するが、そのレベルでない都道府県の地域リーグに参加しているぐらいかと思うのだ。これとて地域によってリーグのレベルの差は大きい。

 なにはともあれ日本のサッカー選手が、日本での実績がなくともかなりの人が外国でプレーしているということだ。
 東南アジアだけでも50人から80人ぐらいと推定されている。実態が知られていないが、世界中ではヨーロッパも加えると100人を超えると思われる。
 あらためて日本のサッカー選手が日本にとどまらないところでプレーしている、サッカーが世界のスポーツであることグローバル化時代であることをつくづく感じる。
 Jリーグ発足20年を過ぎたが、当初はあまり想像できなかったことだ。ぼくの関心事なので、それぞれの人生と国の文化・生活にもふれた詳細な実態を知りたい思いが募るのだ。


ラオ・プレミアリーグ 得点王は日本人-ラオスサッカー事情(上)

2015-11-05 09:55:48 | サッカー
 ラオスは13年からサッカーのプロリーグ、ラオ・プレミアリーグを発足させた。今年の得点王は日本人の本田和雄(35歳)だった。本田はトヨタのディーラが経営するラオトヨタFC所属で、クラブはリーグ1位だった。このニュースは、ベトナムフットボールダイジェスト(日本語版)による。

 ラオ・プレミアリーグは10クラブで構成され、日本人が6人(うち一人が在日朝鮮)である。クラブは途上国でよくある警察、軍、公共交通省の公務員、他は企業である。
 最大都市である首都ビエンチャンですべての試合をしている。他では試合可能なスタジアムがないかもしれないし、あっても交通事情から移動が困難と思われる。入場料は無料である。
 これらの情報は、昨年4月に訪ねたビエンチャンで入手した「季刊テイスト・オブ・ラオス」-日本語A3で16ページによる。冊子の内容は、日本人向けの街や企業、食堂等ガイドである。これが35号ということから想像するに、日系企業関係者等1千人を超える日本人がいるのではないだろうか。

 サッカーはラオスでもっとも人気のスポーツで、東南アジアでは関心が高い。とくに盛んなのはタイ、ベトナム、シンガポールなどである。タイはときには3万人の観客になる試合もあるという。W杯2次予選に出ているのはタイ、ベトナム、カンボジア、ミヤンマー、シンガポール、東チモールである。
 BS放送でイングランド等の試合が放送されているので、テレビではレベルの高いサッカーを見ている。ただしシンガポールを除いて視聴可能にしているのはごく限られた人と思われる。
 国際的には経済成長とともに有望市場とみて、イングランド、スペイン、ブラジル等のクラブがシーズン前にタイ、ベトナムシンガポール等へ遠征して試合をしている。
 日本サッカー協会は、Jリーグのブランド力アップのためにJリーグの試合の放送をタイ、ベトナムでおこなっている。
 来シーズンからベトナムの若手のスター選手(23歳)をJ2の水戸が獲得することにしている。昨年2カ月ほど札幌でレギュラークラスとしてプレーしたレ・コンビン選手から類推すると、試合には出られる力はあるのではないだろうか。

 また朝日新聞夕刊(10月12日)によると、東南アジアの10カ国の強化支援をJリーグのクラブがすることになった、と伝えている。
 パートナーを組むことが決まっているのは、ベトナム-川崎、ラオス-大宮、カンボジア-大宮、シンガポール-松本、タイ、横浜マということだ。他の国のパートナークラブは今後決めるという。
 内容は川崎の場合、約1週間ずつ2度訪れてすでに交流のあるビンズオンFCを中心に指導するという。Jリーグへ認知度が広がることと、それぞれの国のレベルアップへの貢献は喜ばしいことだ。
 またサッカーという文化交流が当面は日系企業にとってもよいだろうし、将来はJリーグに東南アジアの選手が加わるようになるかもしれない。

*W杯2次予選には東チモールも出場しているので加筆しました。
 02年に長い間の内戦を経てインドネシアから独立し、経済は最貧国に位置づき、学校なども含めてのインフラが未整備の国です。アセアンにも未加盟です。
 代表チームはブラジル出身の選手が加わっているとのこと。監督と先発の6人がブラジル出身選手。U19代表は、日本のサッカー協会から派遣されて古賀琢磨(46歳)が監督をしている。(11月13日の朝日新聞から)11月13日追記。


ナビスコ杯鹿島が優勝

2015-11-01 21:18:52 | サッカー
 ナビスコ杯(Jリーグカップ)決勝のガ大阪-鹿島戦がおこなわれ、鹿島が優勝した。久しぶりに強い鹿島を見た。それにベテラン小笠原の活躍が光った試合だった。
 このところガ大阪が、ACL準決勝の広州恒大戦とJリーグ15節仙台戦のよい試合をしていたを見ていただけに、鹿島の強さが目立った。

 前半は、鹿島の前線から積極的デフェンスと球際の強さ、そしてスピードのパスでの攻撃をガ大阪がしのいだ、というところ。
 鹿島の先制点ねらいの展開で、後半ガ大阪の反転攻勢があるだろうと思っていた。ところが鹿島の攻勢は続いてガ大阪はデフェンスに追われた。15分にCKから鹿島が得点をした。
 その後ガ大阪の流れになりかけたかのような状況もあったが、鹿島の勢いが続いて、39分にCKからと41分デフェンスを崩して得点を重ねた。終わってみればガ大阪の完敗であった。
 シュート数が鹿島24、ガ大阪5が示すように、ガ大阪のキーパー東口のフアインセーブがめだった。

 会場は埼玉スタジアムで、観客50828人だったが、鹿島のサポーターが圧倒的に多かった。36歳の小笠原が優れた技術で試合をつくり、MVPに輝いた。ベテランのリーダーとしての健在ぶりに驚いた。そういえばこのところ鹿島の試合を見ていなかったな。

 ガ大阪は、この2カ月間ぐらい10日に2試合ぐらいだろうと思われるタイトなスケジュールをこなしてきた。タイトルを狙って臨んだと思うが、残念な結果になった。
 ところでチームのモチベーションの違いがくっきりでた試合だったと思うが、90分の試合の展開では修正は難しいのだろうな。対戦チームとの関係性のことだから。

 サッカーは、リーグ戦を中心にリーグカップ戦(ナビスコ杯)、全日本選手権(天皇杯)の3つのタイトルを設けている。さらにACLでアジアのクラブとの覇権を競う。これはヨーロッパなどサッカー先進国でも同じである。
 ナビスコ杯はタイトルとしては軽くないものだ。フジテレビで放送はしたものの、スポーツニュース等では扱っている局はまれなぐらいだ。ニュース性が弱い現実は残念なことだ。

*優勝賞金は1億円 MVPの賞金百万円 -4日追記