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全国津々浦々 緊急事態宣言

2020-04-08 15:06:10 | 当世世間事情
 今朝3時過ぎに新聞を取りに出たら、西の空に大きく明るい月が見えました。スーパームーンとのこと。星のない暗い空への月だけにその光は際立っていました。
 
 各世帯に2枚のマスクを配布と「宣言」してからだいぶ日が過ぎたような感じですが、わが家にはまだ届きません。感染が長期にわたるのを見越して届ける時期を選んでいるのでしょうか。
 このマスクは200憶円をかけての「大事業」なのです。この事業を「アベのマスク」というむきがありますが、なかなか良い響きの言葉です。「あべのハルカス」もあるし。もしかしたらマスクに「アベのマスク」とサインがされているかもしれませんよ。
 日本語は世界でもまれに音の少ない言語なので、語呂というか音の響きが重要ですから。笑いの多くはだじゃれであり、カレンダーの語呂合わせで記念日を定めていたりするのは、音の少ない言語だからです。
 そういえば全国学校休校を実施直前に「宣言」しました。全国の学校が準備の余裕なく休校に入りました。
 新型ウイルス対策をみえる形で早期の2つの施策は、いずれも対策の核心的なものではありません。しかし首相がよく使う言葉の「全国津々浦々」を具現化しようとしたという意味では、さぞ満足したことでしょう。
 それにしても首相の推奨する布マスクは今どこをさまよっているのでしょうか。

 昨日緊急事態宣言をだしましたが、いつものように多くの形容詞と強調する接頭語(辞)で美化と誇大の表現が多いからか、ぼくには理解が難しいです。首相の呼びかけ・演説は、その提示の仕方が人に届けるためのもののはずですが、どうも「どんなもんだい」と言わんばかり誇大自己の表現になっているようで理解しにくいのは、ぼくだけなのかもしれませんが・・・。

 経済対策は108兆円で国際的にもトップクラスと誇らしく言いましたが、いわゆる「まみず」では18.6兆円とのことです。
 飲食店など小事業者は、休業したら廃業に追い込まれます。政府からの保証・支援がなく同調圧力に追い込まれその結果については自己責任ということでは、緊急事態宣言が生活を苦しめるものとなり、またほころびも出るでしょう。

*マスクの配布にかかる費用の総額は、466憶に大幅アップしました。マスク1枚200円といわれていたのが、260円とのこと。(10日追記)


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