昨日9時過ぎ(日本時間)に中国の四川省雅安市で大地震(M7)があった。報道の時間経過とともに被害状況が明らかになっており、今日の新聞では死者156人、けが人1500人にのぼり、150万人が被災したとのこと。詳細が明らかになると、死者等はもっと増える可能性がある。
なお、08年にこの地で起きたM8の大地震では死者・不明者が約8万7千人だった。
初期の懸命な救援活動がおこなわれており、国家上げての救出活動と医療関係の取り組みと困難さも報道されている。テント、布団、食料、水不足など被災者の困難も容易に想像できる。
他国の救援活動は、その政府の求めがなければできないが、生命が維持できる72時間が刻々と迫る。募金などは赤十字の呼びかけでわたしたちも可能なので、呼びかけてもよい事態ではないかと思う。それにテントのような避難の住まいなど、工夫されたものが日本にはあるだろうし。
ところで東日本大震災は、地震、津波あわせて原発事故と、災害史に残る多重災害と規模の大きさだった。その事態を、当事者の撮影による映像がテレビやネット動画に映りだされた。その臨場感をともなった映像は、日本だけではなく世界中の人を驚愕させた。災害を当事者によって大量に撮影され、しかもそれが世界を駆け巡るというのも、災害史上初めてだったのではないだろうか。
そのようなことも反映したのだろうが、多額の義援金が世界中から寄せられた。3日の新聞報道(朝日新聞)によると、
米国の29.9億をトップに②台湾29.2億、③タイ20.5億、④オマーン10.7億、⑤中国9.1億、⑥アルジェリア8.3億と続く。
義捐金額は額を問わず支援に感謝の念を持つものだが、たまたまランキングされているなかで、8位ベトナム7.8億、15位パプアニューギニア3.2億、17位モンゴル2.9億、フィリピン2.9億は、それぞれの国の経済力(規模)や多くの国民の暮らしを想像すると多額であることと日本に対する親和度が高いと想像する。なお、義援金には在留日本人のものも含まれているようだ。
義援金といえば、わたしがニュースで心動かされたのは、タイのバンコクで地方から流入してできるスラム街であるクロントイから200万円(記憶による)の義援金ということを耳にしたときだった。
クロントイ(記憶では7万人)には、90年代半ばに研究調査で行ったときに立ち寄ったのだった。日本の曹洞宗のボランティア組織(現シャンティ国際ボランティア会)が事務所を持って支援活動をしていた。当時から見たらタイの経済力の向上とともに、人々の事態は好転しているのだろうが、日常生活で精一杯だとう人たちのお金を支援に回すという行為のありがたさが格別の思いがしたのだった。
また新聞記事では、国連が認定する後開発途上国(最貧国49カ国)のうち30カ国から義援金があり、バングラデシュ1.6億、アフガニスタン1億、ブータンと東チモール9千万円ということだ。この記事を読みながらそれぞれの国の経済規模と貨幣価値からしたら、相当な高額であると想像し、感謝の気持ちでいっぱいになるのである。
災害に対する義援金の国際的取り組みは、日本赤十字社などが災害の規模などの一定の基準を設けて、募金等呼びかけるようなシステムを作ったらどうだろうか。昨年アメリカのハリケーン災害の際、メールマガジンでアメリカ在住の冷泉彰彦氏が募金を呼びかけていたが、応えるシステムがなかったので、叶わなかった。公的機関が、わたしたちの「お互い様」の気持ちが表現できるようにして欲しいものだ。
*中国の大地震では、外国からの援助を事態しているとのことだ。(22日)
なお、08年にこの地で起きたM8の大地震では死者・不明者が約8万7千人だった。
初期の懸命な救援活動がおこなわれており、国家上げての救出活動と医療関係の取り組みと困難さも報道されている。テント、布団、食料、水不足など被災者の困難も容易に想像できる。
他国の救援活動は、その政府の求めがなければできないが、生命が維持できる72時間が刻々と迫る。募金などは赤十字の呼びかけでわたしたちも可能なので、呼びかけてもよい事態ではないかと思う。それにテントのような避難の住まいなど、工夫されたものが日本にはあるだろうし。
ところで東日本大震災は、地震、津波あわせて原発事故と、災害史に残る多重災害と規模の大きさだった。その事態を、当事者の撮影による映像がテレビやネット動画に映りだされた。その臨場感をともなった映像は、日本だけではなく世界中の人を驚愕させた。災害を当事者によって大量に撮影され、しかもそれが世界を駆け巡るというのも、災害史上初めてだったのではないだろうか。
そのようなことも反映したのだろうが、多額の義援金が世界中から寄せられた。3日の新聞報道(朝日新聞)によると、
米国の29.9億をトップに②台湾29.2億、③タイ20.5億、④オマーン10.7億、⑤中国9.1億、⑥アルジェリア8.3億と続く。
義捐金額は額を問わず支援に感謝の念を持つものだが、たまたまランキングされているなかで、8位ベトナム7.8億、15位パプアニューギニア3.2億、17位モンゴル2.9億、フィリピン2.9億は、それぞれの国の経済力(規模)や多くの国民の暮らしを想像すると多額であることと日本に対する親和度が高いと想像する。なお、義援金には在留日本人のものも含まれているようだ。
義援金といえば、わたしがニュースで心動かされたのは、タイのバンコクで地方から流入してできるスラム街であるクロントイから200万円(記憶による)の義援金ということを耳にしたときだった。
クロントイ(記憶では7万人)には、90年代半ばに研究調査で行ったときに立ち寄ったのだった。日本の曹洞宗のボランティア組織(現シャンティ国際ボランティア会)が事務所を持って支援活動をしていた。当時から見たらタイの経済力の向上とともに、人々の事態は好転しているのだろうが、日常生活で精一杯だとう人たちのお金を支援に回すという行為のありがたさが格別の思いがしたのだった。
また新聞記事では、国連が認定する後開発途上国(最貧国49カ国)のうち30カ国から義援金があり、バングラデシュ1.6億、アフガニスタン1億、ブータンと東チモール9千万円ということだ。この記事を読みながらそれぞれの国の経済規模と貨幣価値からしたら、相当な高額であると想像し、感謝の気持ちでいっぱいになるのである。
災害に対する義援金の国際的取り組みは、日本赤十字社などが災害の規模などの一定の基準を設けて、募金等呼びかけるようなシステムを作ったらどうだろうか。昨年アメリカのハリケーン災害の際、メールマガジンでアメリカ在住の冷泉彰彦氏が募金を呼びかけていたが、応えるシステムがなかったので、叶わなかった。公的機関が、わたしたちの「お互い様」の気持ちが表現できるようにして欲しいものだ。
*中国の大地震では、外国からの援助を事態しているとのことだ。(22日)