絵本と児童文学

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ドラマ・お買い物

2009-09-30 06:49:23 | その他
 21日(火)たまたまNHKのドラマ選で、「お買い物」というのを、1:05から75分のドラマを見た。

 夫久米明と妻渡邊美佐子の演じる老夫婦が、田舎(福島県)でゆっくり時計が刻む暮らしをしている。設定は70歳代後半か。記憶がおぼつかなく「あれ」「その」など繰り返す夫婦の会話、虫眼鏡で印刷物を読むといったところに、年齢を表現していた。
 夫は家で無為な暮らしだが、かつてカメラに夢中だったことがある。印刷チラシを見つけて妻に読ませたら、それが渋谷で名品とも言われた古いカメラの展示即売の催し案内だった。
 夫は杖をつきながらようやくの歩行だが、突然自ら歩行リハビリを始めた。近くのお宮の階段を登ったりするのだ。妻はその異変にびっくりしながら、とにかくそれに付き添い見守る。それが数カ月後の渋谷で開催のカメラ販売に出かけるためだった。
 やがて杖なし歩行が可能になり夫婦で渋谷へ行こうと思うが、いざとなると「怖いのではないか」といった不安がもたげる。そこに住んでいる孫に電話をしては「大丈夫」といったことを支えに、老夫婦にとって大冒険でもある渋谷に出かける。展示即売会では、かつて愛用していた同じ機種のカメラに出会う。愛用カメラは、妻が足を患ったときの医療費捻出のために、手放したのだった。
 そのカメラへの執着を持ちながらも、6万2千円の値段は高すぎた。妻に「そんな高額なもの買えるはずがない」といわれつつ、未練と葛藤し、手にいれた。日帰りのつもりが、大仕事を終えて日が暮れてくたびれはてた。
 孫に電話し呼び出した。孫は同居の男性と駆けつけ、ホテルの予約も取ってないとのことなので、男性が他に宿泊することで孫のアパートに宿泊することになった。 孫の作る夕食は、老夫婦が始めてみて味わうものだった。夫は手に入れたカメラにさっそくフィルム入れては、様々撮るので目的の達成感を味わう。
 やがて寝る段になり、夫が抱き枕なしでは眠れないので代替物を探した。犬のぬいぐるみをまたに挟んで寝たのだった。

 老夫婦のつながりをベースに、現代と昔ながらの暮らし、都市と田舎、ジェネレーションギャップなど異質のものを相対化させてことを際立たせる表現をしていく。そしてユーモアと短い言葉の脚本といったことは、わたし流に言えば「単線型の短編ストリー」には効果的で欠かせない技法に思えた。
 過去に愛着を持った活動を再び取り戻そうと歩行リハビリに励み、カメラを買いに出かけるという、ささやかなことのようでも、老夫婦にとっての一大事業をなし遂げる。それは老いても目標が見つかれば平凡で無為な日常を揺り動かすことが出来る、というポジティブに生きることが出来るというテーマが盛り込まれていた。

 キャストが久米明、渡邊美佐子とさすが民芸の舞台俳優だけあって、絶妙の演技だった。久米明は、テレビで番組のナレーションのソフトで軽やかな声を微塵も出さない、低い老いの声に終始していた。孫は痩せ型で言葉がいわゆる女性言葉ではなく、現代女性を誇張できる人だった。
 また撮影がオールロケであるため、奥行きが深い映画になっていた。音楽が少なく、しかもチェロとピアノが単独で奏でるというシンプルなのが、映画が静でありながら歯切れのよさを際立たせ、しかも作品のテーマにふさわしいものだった。 今日的な老いの暮らしのありかたを描いた、秀作であった。

 脚本は前田司郎(32歳で07年岸田國士戯曲賞受賞)の書き下ろしで、音楽はBANANA。この作品は放送文化基金賞とテレビドラマ番組番組賞受賞をしたものである。

J1第27節 J2第42節勝敗と観客数

2009-09-28 05:15:48 | サッカー
■J1第27節(9月26日・土、27日・日)
 <勝敗と観客数>              <順位>   <勝ち点>
千葉-山形  (1-2) 14602      ①鹿島      50
FC東京-磐田(3-2) 21512      ②清水      49
京都-大宮  (1-2)  9206      ③G大阪     46
広島-新潟  (1-2) 14690
大分-柏   (0-0) 15274
鹿島-名古屋 (1-4) 17192
G大阪-川崎 (2-1) 18749      ⑯柏        27
浦和-横浜マ (1-2) 45023      ⑰千葉      23
清水-神戸  (1-0) 17294      ⑱大分      15
*左側のクラブがホーム。
*鹿島、川崎は、目下1試合少ない。

■J2第42節(9月26日・土、27日・日)
 <勝敗と観客数>             <順位>    <勝ち点>
徳島-岡山  (4-1)  3724     ①C大阪      87
鳥栖-東京V (2-1) 12211     ②仙台       83
札幌-湘南  (2-0)  8935     ③甲府       79
仙台-熊本  (1-0) 14374
草津-水戸  (2-0)  6069
横浜FC-富山(1-3)  3076
岐阜-甲府  (1-2)  6657     ⑯岡山       35
C大阪-栃木 (1-0)  7742     ⑰栃木       32
愛媛-福岡  (0-1)  2584     ⑱横浜FC     31
*左側のクラブがホーム。

シルバーウイークの由来をたどれば

2009-09-26 07:36:54 | 生活・教育・文化・社会
 先日の5連休を、誰が命名したのか知らないが、シルバーウイークというそうだ。敬老の日と秋分の日と重なったからだが、敬老の日から連想してシルバーという言葉が浮上したのではないか、とわたしは推測する。
 ところが5月の大型連休をゴールデンウイークというので、それに対してシルバーだという説明だ。これは後から理由付けしたもので、こじつけのようなものだ。
 5月上旬の連休をゴールデンウイークともいうが、多くの新聞やNHKは大型連休という名称を採用している。そもそもゴールデンウイークのネーミングの由来は、60年代前後の映画が娯楽の中心だった頃、映画業界にとっては連休の続く5月上旬は劇場が満員になる、書き入れ時であったのだ。それをさしてゴールデンウイークと、映画業界が使ったのだった。
 ところでシルバーは、国鉄が山の手線等首都圏の電車に高齢者等の優先席をシルバー色のシートにしたのだった。そのいきさつは、たまたまシルバー色のシート大量にあったからだという。それで本来シニアとでもいうべきなのに、高齢者をある時期までシルバー世代といったのだった。いや現在も車椅子を「シルバーカー」というし、わが市には「財団法人シルバー人材センター」としてシニア世代が、室内軽作業、技能作業、便利や等を時給で請け負いをしている。

 ゴールデンとシルバーの言葉の由来はこのようなわけだが、5月の金に対して9月の連休は銀という意味づけをした。次の連休は銅にするということで、シルバーが老人を特定しない連休にしたというわけだ。ところで来年から5月上旬の大型連休を、メディアが一斉にゴールデンウイークというかどうか注目することにする。

*ゴールデンウイークとシルバシートの由来については、かつてNHKテレビで「日本人の質問」というクイズ番組があり、そこで内容を参考にした。

J2 第41節勝敗と観客数

2009-09-24 06:27:09 | サッカー
■J2第41節(9月23日・水)
 <勝敗と観客数>             <順位>    <勝ち点>
水戸-鳥栖  (1-3)   3089     ①C大阪     84
栃木-岐阜  (2-1)   4337     ②仙台      80
東京V-C大阪(2-4)   7023     ③湘南      78
湘南-愛媛  (1-0)   7793
甲府-仙台  (1-1)  15076
富山-草津  (0-2)   3316
岡山-札幌  (0-1)   8367     ⑯岡山      35
福岡-徳島  (0-0)   6325     ⑰栃木      32
熊本-横浜FC(1-1)   6803     ⑱湘南      78
*左側のクラブがホーム。

J1第26節 J2第40節勝敗と観客数

2009-09-21 11:08:36 | サッカー
■J1第26節(9月19日・土、20日・日)
 <勝敗と観客数>              <順位>   <勝ち点>
山形-清水   (0-1) 12270     ①鹿島      50
大宮-名古屋  (0-2) 12523     ②清水       46
FC東京-G大阪(0-0) 23014     ③広島      44
川崎-浦和   (0-2) 22390
横浜マ-鹿島  (2-1) 28581
新潟-大分   (0-0) 24392
磐田-京都   (3-0) 13860      ⑯柏       26
柏-広島    (1-1) 10507       ⑰千葉      23
神戸-千葉   (2-2) 12634      ⑱大分      14
*左側のクラブがホーム。
*鹿島と川崎は25節試合が途中で中断したため、他クラブより1試合少ない。

■J2第40節(9月19日・土、20日・日)
 <勝敗と観客数>             <順位>    <勝ち点>
岐阜-水戸   (3-1)  2603    ①C大阪      81
鳥栖-富山   (1-0)  6239    ②仙台       79
札幌-福岡   (1-0)  5824    ③湘南       75
仙台-栃木   (2-0) 16038
草津-甲府   (1-0)  8276
横浜FC-東京V(2-0)  5345
C大阪-湘南  (2-1) 18874    ⑯岡山       35
徳島-熊本   (9-0)  3931    ⑰横浜FC     30
愛媛-岡山   (0-1)  3734    ⑱栃木       29
*左側のクラブがホーム。


総裁選と報道

2009-09-20 21:14:58 | 生活・教育・文化・社会
 自民党の総裁選が、今日から全国遊説を開始した。野党になり、新政権が始動しているのに、首班指名を若林と記述するいう小細工をしなければならないように特別国会に対応することなく、絶対動かなかった与党時代のように、日程と選挙方式でゆうゆうとおこなわれている。
 立候補者は、派閥の領袖、総理経験者などいわゆる重鎮に押されての谷垣、世代交代と解党的出直しを掲げてのリベラル派河野(政策は小さな政府論)、最大派閥の町村派(立候補と同時に離脱)で安倍の側近でタカ派といわれている若手の西村の、3人である。
 重鎮といわれている人たちによって、河野の党改革に対してラジカルな発言と行動を封じて谷垣総裁に持ち込むように、ストリーが出来ているのではないだろうか。

 政界の動きでは新政権で動き出しているのに、大政党の規約に沿ってとのことだろうが党内の代表(総裁)と執行部が、選挙後1月ぐらい空白をつくってまで選挙をしていることに、違和感を持つのだ。自民党のHPは、選挙期間中の民主党批判の怪文書のような内容がそのままで、更新されていない。ちなみに公明党はすでに新代表の下に執行部を作り、全国を回っているとのことだ。
 3候補のプレスへの政策発表やテレビ出演はともかくとして、視聴率の高いNHKの19時のニュースで、遊説の初日である和歌山での様子をまとまった時間をとって放送していた。その内容は3候補とも民主党マニフェスト批判(非難、攻撃)をしていた。NHKが1人当たり秒単位のワンフレーズを編集したものだが、衆院戦中と同じトーンと内容であり、新政権が動き出している現状よりかなりのずれている感じがしたのだ。このようなことを毎日のように流されたのではたまらない。野党の代表(総裁)選びが、そんなにニュース性が高いのだろうか。
 また、NHKは11日(金)の「ニュースウォッチ9」では、立候補を正式表明する前の谷垣をスタジオ出演してインタビューするという厚遇をしていた。NHKは政権交代に対応するチェンジが出来ずにいるのだろうか。それとも公共放送としての「公正中立」とでも思っているのだろうか。

寂しい杉山の引退

2009-09-16 05:54:29 | テニス・他のスポーツ
 いささか旧聞だが、テニスをやっている者として触れておきたいのは、9日明らかになった杉山愛の引退のことである。よく言われるファンという感覚を知らないが、わたしは杉山のプレー(主としてスイングフォーム)から学んでいる。そのモデルにしている人のプレーが見られなくなることが寂しく、困ったという思いである。
 というのは、テニススクールのコーチにストロークの技術(スイングフォームでもある)の改良を言われ続けたとき、「杉山のフォームをモデルにするとよい」とアドバイスを受けた。それ以来条件があるとき、テレビでの杉山の試合を見るようにしている。杉山の技術は基本に忠実で、とくに体全体を使うフォームはモデルにふさわしい。
 世界のトッププレーヤーのプレーは、高度なレベルでそれぞれ独自なプレースタイルを持っている。スピードに対応するために、ワンプレーごとに体重移動しないで、いわばすべてが状況に対応するための高度な応用的技術を駆使しているのである。わたしから見れば腕の力で強引打っているように見えていた。

 わたしは壮年期からテニスを始めたので、フォームをつくるといった、いわゆる基礎というのをしないで、ラリーを続けられ面白さを求めて続けていた。その結果腕で力任せに打つようになっていた。それなりに楽しむことが出来たが、ある時期にテニスクールが変わり、個々の課題に目配りできるコーチにめぐり合い、フォームの改良を指摘された。
 ボールのスピードは弱くてよいので、リラックスして足の体重移動をしてフォロースルーをしっかりするということだった。ネットの上をゆるいと思われるボールでも、体全体を使っていると相手コートの深いところで、加速し重たいボールになるということである。改良できていると自覚するまで数ヵ月はかかり、いまだにそれを課題にしている。このフォームになってからは、運動量が少なくなり体の部分的負担がなくなっている。しかも向上が自覚できるほどである。
 その間に四大大会の、ある試合のことがコーチと話題になり、基本と高度な技術の関係の内容に及んだ。そこで出てきたのが、杉山のプレーが基本と高度な技術のバランスがよいということだった。杉山のプレーを見るようになってから、コーチの指摘が理解でき、プレーのイメージを杉山のものを描くようにしているのだ。

 杉山の17年に及ぶ世界を舞台にした活躍、その間ウインブルドンシングルスベスト8位、四大大会でのダブルス優勝3回、混合ダブルス1回優勝、そしてこのたびの全米オープンで四大大会連続62回という歴代最多記録をするにいたった。ランキング8位にまでに上りつめたが、いかんともしがたい34歳という年齢がトレーニングに励みながらもよい結果に結びつかなくなった。
 最後の試合は日本での東レパンパシフィックのようなので、しっかり記憶にとどめておくことにしよう。引退惜しみながらも、日本のテニスの歴史に残るプレーヤーであり、その功績を讃えたい。


J1第25節 J2第39節勝敗と観客数

2009-09-14 05:09:13 | サッカー
■J1第25節(9月12日・土、13日・日)
<勝敗と観客数>              <順位>   <勝ち点>
鹿島-川崎  (降雨のため再試合)    ①鹿島    50
千葉―新潟  (0-1) 14108      ②川崎    43
清水-大宮  (1-0) 13169      ③広島    40
名古屋-柏  (2-3)  9355
京都-FC東京(2-1)  8106
G大阪-神戸 (3-2) 17205
広島-横浜マ (3-2) 12126      ⑯千葉    22
浦和-山形  (4-1) 41500       ⑰柏      22
大分-磐田  (2-1) 17241       ⑱大分    10
*左のクラブがホーム。

■J2第39節(9月12日・土、13日・日)
 <勝敗と観客数>              <順位>   <勝ち点>
富山-岐阜  (0-2)  2982       ①C大阪    78
熊本-鳥栖  (2-1)  8671       ②仙台     76
水戸-栃木  (0-2)  3475       ③湘南     75
東京V-草津 (2-1)  3926
湘南-横浜FC(1-0) 11888
甲府-札幌  (2-1)  8263
岡山-C大阪 (1-3) 11541       ⑯岡山     32
愛媛-徳島  (0-1) 12851       ⑰栃木     29
福岡-仙台  (2-0) 11553       ⑱横浜     27
*左のクラブがホーム。


新聞広告

2009-09-12 15:58:09 | 当世世間事情
■インフルエンザ
 新聞によると新型インフルエンザが、わが市でも今週から小、中の2校に学級閉鎖が起きている。しかし駅など大勢の人で込み合うところでマスクをしている人は、まれなぐらいである。
 すでに誰もがかかてっも不思議ではない状況なのに、メールマガジン「JMM」によると、医療現場では検査キットが不足して入手困難になっているとのこと。検査だけ求める人が多いので、実際は該当者の2、3倍は必要とのことだ。それに発熱ですぐに陽性と出ないで場合もあるとのことである。

■新聞広告の動向
 わたしの観察によるとこのところの新聞広告は、全面のものは「旅行」「通販」「健康食品」が多くなっている。
 折り込み広告は、量が少なくなっている。土曜日が一番多いのだが、スーパー、家電量販店、ホームセンター、外食関係、住宅など地域生活情報でもある。
 このところ目立つのは、パチンコ店の広告であり、多いときは6店のものが折り込まれている。パチンコ人口が多いと推察し、パチンコをする人が広告を見て利用店を決めることがあるのか、とまったく知らない分野なので興味深い。
 また地域の求人広告は、日曜日にだけ折り込まれる。



ガーナから4得点で勝つ

2009-09-10 10:41:10 | サッカー
 オランダでのテストマッチ2戦目は、W杯アフリカ地区から出場を決めたばかりのガーナであった。ガーナといっても、選手は全員ヨーロッパのトップクラスのクラブのレギュラーレベルの選手の集まりである。その点個人の能力が高いだけでなく、戦術などもヨーロッパトップクラスのものを持っている選手たちである。しかもW杯予選最終戦を終えたばかりなので、チームとしても機能し結束しているはずである。
 日本の運動量豊富にパスをつないで中盤を組み立てるスタイルに対して、前半ガーナは、ボールへの早いよりや運動量でそれを封じる戦いを挑んできた。日本は思い通りプレーを出来ずに苦しんだが、シュートの意識は高くバックスの背後ボールを出し走りこむシュートも何本かあった。
 前半ガーナが先制し、後半2分にも得点した。日本はすぐに(8分)に中村憲のシュートが決まり、1-2とした。中盤をパスでつないで組み立てるのではなく、縦のロングパスでDFラインをついたり、クロスを入れたりして日本の得点の可能性を感じさせる場面が多くなった。
 ガーナは21分もカウンターから得点して1-3としたが、徐々に疲労が見え始めたと思ったら、33分、34分、38分とたて続けに日本が得点をし、そのまま終了して、4-3の逆転勝利となった。
 ガーナはモチベーションの高い試合後中2日と疲労もあっただろうが、W杯予選で失点を0に押さえたチームであり、そこから4得点とは上出来といって良いだろう。

 今回の強化テストマッチのように、ヨーロッパは出かけていってレベルの高いチームと試合を重ねることが、W杯4位は難しくとも少なくとも決勝トーナメント進出するためには必要なことである。