絵本と児童文学

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なでしこカナダに快勝

2014-10-30 15:11:44 | サッカー
 なでしこは、来年6月から7月にかけておこなわれる女子サッカーW杯開催国である、カナダとの親善試合をおこなった。
 2試合ともテレビ放送があったので見たが、久しぶりに日本代表の戦うサッカーを見られた思いがした。

 第1戦は26日(日)テレ朝で4時45分からの放送。なでしこは、ヨーロッパのクラブ所属選手を招集してベストメンバーで挑んだ。ヨーロッパクラブの選手が活躍して、3-0で圧勝した。
 ヨーロッパクラブの選手たちは、シーズン中で好調を維持している、時差の少ないところからの移動といったコンデションの良さもあろうが、それだけではなく得点を取るためにプレーしているということが明確であった。
 とくに大儀見は、コンタクトプレーが強く得点を取るというプレーに徹していることが伝わって来た。さらにヨーロッパクラブの選手たちのメンタリティーの強さを感じた。アジア大会がヨーロッパクラブの選手を除いて構成されたためか、なでしこの低迷していたが、一転してそれが際立って見えたのだろう。
 カナダはW杯開催国として強化しており、若手選手を起用したりしてチーム作りの途上にある感じがした。しかしランキングが8位(日本3位)であり、試合内容は得点さほど一方的ではなかった。
 ピッチが人工芝のため、それでの試合になれるということではよい経験なのだろう。東部の都市で行われたが、スタジアムがほぼ満員であり、カナダでの女子サッカーの人気の高いことがわかった。

 第2戦は29日(水)の11時からBS・TBSで放送された。解説が川上さんだったので楽な気持ちで聞くことができた。
 場所は、西海岸のバンクーバーであった。バンクーバーは、日本人が明治から移民しており、現在も多くの人が生活し観光客も多い。
ぼくは、かつてトロントの近くのハミルトンに1月ほど滞在していたことがある。その際バンクーバーにも立ち寄ったのだった。

 試合は、1戦目よりメンバーを代えて挑んだ。前半CKをクリアーしたボールを、永里(大儀見の妹)がダイレクトでミドルシュートを右隅の高いところへ見事に決めた。その後オウンゴールで同点。
 後半は途中から入った大儀見が浮いたボールに対して落下地点に入りダイレクトでループシュートを決めた。このゴールは、ポジション取り、判断、キーパーをかわすシュートといった点で、大儀見の現在の戦術・技術・メンタルと総合力が凝縮されているプレーだったといえよう。
 その後カナダが、キーパーからのロングボールを一気に攻撃にして得点をし、2-2の同点となった。
 インジュエリータイムになって鮫島が、DFの緩慢なキープを見抜いてボールを奪い左隅にグランダーのシュートを決めて、勝った。鮫島は、アメリカでプレーしその後仙台に戻ったが怪我などでなでしこに選ばれなかったが、久しぶりに復帰でスピードと粘りのプレーを見せていた。

 W杯、アジア大会、U19、新日本代表の10月の2試合という国際大会を見てきたが、どれも結果がよくないだけでなく、戦うメンタリティーに物足りなさを感じてきたが、なでしこの今回の2試合は、それを払拭してくれる試合だった。
 2戦目も大観衆だった。カナダもどうやらアメリカと同じく女子スポーツの種目別ではサッカーが人気のトップなのかもしれない。

 カナダは野球、アイスホッケー、アメフットなどはアメリカのプロリーグに所属しており、スポーツ文化はアメリカと同じなのだろう。人工芝のピッチが異質だが、女子サッカー人気が高いとなれば、開催国としては好条件であろう。
 

今朝9℃に

2014-10-29 10:59:51 | 身辺のこと・自然
 秋が深まり今朝は9℃で、いよいよ一桁台の気温の季節になってきた。暖房の助けが必要だ。ぼくは、毎朝5時前後に玄関の外に設置している温度計を見て記録している。この地では5度ぐらいになると厳しい寒さと感じる。
 日ごとに夜明けが遅くなり、今は日の出が6時になっている。冬至に向かっているので日の出の輝きがなくゆっくり静かな朝になり、これもまた味わいがある。
 これから2ヵ月間は日が短くなる。夕方は日が沈むわずかな時間の夕焼けがきれいになるが、住宅地なのでそれを見られる場所は限られている。
 
 木によって葉は落ち始めていているが、駅に向かう道路の巨木になっているイチョウの枝落しが始まった。200メートルぐらいの間におそらく樹齢70年以上はたっているだろうイチョウが20本ぐらいある。わずかに残っている葉が紅葉しないうちに、全て枝をなくする。
 3メートルに満たない人通りの多い歩道に落葉させないためだ。根の周りは数センチを残してアスファルトで覆われている。樹齢が長く枝もなく巨大な柱のようになっているので、イチョウが生き延びるにはきびしい条件のようだ。
 そのためか生命力を失ってしまったイチョウが切られており、だんだん少なくなっている。巨木になったイチョウは、都市の狭い場所での街路樹としては生き延びられないようだ。

 知り合いから送られた新米を食べているが、おいしい。長年食べることに生きがいを感じてきたのだが、数年前から量を少なくしようと抑制しているぼくにとっては、嬉しさと厳しさとの葛藤となる。
 果物もおいしいが、早生のリンゴで酸味のある小さめのリンゴが好きである。柿はまだ一月ぐらい楽しめる。早生のみかんが多く出回っているが、間もなく出回るみかん色のものがぼくにはよい。

 晴天続きの青い空に、25日11時30分ごろオスプレイが飛行していた。他のヘリコプターも見えたが、それより機体が大きくて速くて音も大きかった。
 沖縄ではそれが日常であり、その「負担」を想像した。そして日本中オスプレイが飛ぶようになるのかな、と考えさせられたのだった。


J1第30節・10月26(日)-終盤の熾烈な戦い

2014-10-27 21:02:17 | 14年J1観客数データー
 ■ 第30節の試合結果と観客数 左がホーム(朝日新聞から)
 仙台-柏(1-2)    15184
 神戸-大宮(2-1)   12826
 鳥栖-新潟(0-2)   10386
 鹿島-浦和(1-1)   26566
 G大阪-FC東京(2-1)15695
 徳島-名古屋(0-2)   8094
 横浜FM-C大阪(0-0)27384
 甲府-川崎(2-1)   10536
 清水-広島(1-3)   13098

★ ホームゲーム観客数上位ランキング   ★ 第30節までの成績(勝ち点)
 ①横浜FM 27384          ①浦和  58
 ②鹿島   26566          ②G大阪 55
 ③G大阪  15695          ③鹿島  51
 ④仙台   15184          ④川崎  51
 ⑤清水   13098          ⑤鳥栖  50
          
★ ホームゲーム観客数下位ランキング
 ①徳島    8094 
 ②鳥栖    10386
 ③甲府    10536
 ④神戸    12826 

★ 観客総数  139769人      ★1試合平均観客数 15530人

*今シーズンは残すところ5試合なので、高順位をめざして1試合ごと重要なトーナメントの ような戦いになっている。とくに上位3位まで入る、下位はJ2への降格が逃れられる15 位以上になることをめぐって熾烈な戦いになっている。
*ぼくは鹿島-浦和をテレビで見たが、濃密な試合でおもしろかった。シーズンを通して半数 以上がこのぐらいの試合になるとおもしろいし、レベルアップもするだろう。
*アギーレ代表監督は、鹿島-浦和を見た。


J1第29節・10月22(水)

2014-10-23 15:30:59 | 14年J1観客数データー
■ 第29節の試合結果と観客数 左がホーム(朝日新聞から)
 浦和-甲府(0-0)  19977
 柏-G大阪(1-0)   7474
 清水-新潟(2-1)   8539
 名古屋-仙台(0-0)  5599
 神戸-鹿島(0-0)   9375
 大宮-横浜FM(2-3) 7001
 FC東京-広島(2-1)13048
 川崎-鳥栖(2-0)  10609
 C大阪-徳島(3-1) 10262

★ ホームゲーム観客数上位ランキング   ★ 第29節までの成績(勝ち点)
 ①浦和   19977          ①浦和  57
 ②FC東京 13048          ②G大阪 52
 ③川崎   10609          ③川崎  51
 ④C大阪  10262          ④鹿島  50
 ⑤神戸    9375          ⑤鳥栖  50
          

★ ホームゲーム観客数下位ランキング
 ①名古屋   5599 
 ②大宮    7001
 ③柏     7474
 ④清水    8539 

★ 観客総数   91887人      ★ 1試合平均観客数 10209人

*観客総数が19節(8月9日-土)の117756人を下回り、今シーズン最低を記録し  た。原因は、平日であることホームスタジアムの全てがこの季節としては寒く雨に見舞わ れたためだろう。

J1第28節・10月18(土)

2014-10-19 16:13:42 | 14年J1観客数データー
■ 第28節の試合結果と観客数 左がホーム(朝日新聞から)
 徳島-神戸(2-2)   6678
 仙台-浦和(4-2)  18914
 鹿島-柏(2-3)   15577
 G大阪-川崎(1-0) 17615
 横浜FM-清水(1-0)19310
 新潟-甲府(0-0)  21964
 広島-名古屋(4-0) 16304
 大宮-FC東京(1-0)11901
 鳥栖-C大阪(1-0) 15083

★ ホームゲーム観客数上位ランキング   ★ 第28節までの成績(勝ち点)
 ①新潟   21964          ①浦和  56
 ②横浜FM 19310          ②G大阪 52
 ③仙台   18914          ③鳥栖  50
 ④G大阪  17615          ④鹿島  49
 ⑤広島   16304          ④川崎  48
          

★ ホームゲーム観客数下位ランキング
 ①徳島   6678
 ②大宮  11901
 ③鳥栖  15083
 ④鹿島  15577 

★ 観客総数  143346人      ★ 1試合平均観客数 15927人

秋です

2014-10-17 11:17:01 | 身辺のこと・自然
 早朝の温度が12℃ぐらいになり、日中との温度差が10℃を超えるようになりました。この地もゆっくりとした紅葉の始まりです。
 2週続けて来た台風は、進路の地域には被害をもたらしたが、この街は18号が夜から朝、19号は深夜に通過して被害はありませんでした。強風と豪雨は、室内でも怖さを感じました。
 久しぶりにウォーキングで近くの林に行きました。畑の周りのコスモスが花の勢いはなくなっていましたが、群生していると見事でした。数本の柿の木の実が色づいています。
 傍らで数人の高齢者がウォーキング姿で歓談していて、西に傾きかけた陽とあいまって稜線がくっきりして、その風景は心和む思いがしました。

 街では9月下旬からハロウィンの装飾でグッズが店頭飾っています。10月からは来年のカレンダーと手帳の販売が始まりました。気が早いなと思いつつ、例年使っている手帳を購入したのでした。
 きょうはのどかな秋晴れです。ストーブの薪の手配を急がなくちゃなりません。

U19決勝トーナメントへ

2014-10-16 17:38:16 | サッカー
 U19のアジア選手権がミヤンマーでおこなわれている。日本はCグループ1位で決勝トーナメントへ進出し、17日Dグループ2位の北朝鮮と対戦する。
 この大会は準決勝まで進むと、U20W杯へ出場権が得られる。W杯は若い選手にとって最高の国際大会であり、その経験は日本のサッカーのこれからの強化につながるほど重要である。
 日本は3年間W杯出場を逃しているので、20代前半の選手がJリーグの試合のみであり、国際舞台で力を試されることのない状況が続いている。しかもクラブではレギュラーに定着している選手は少ない。世界レベルの若手選手育成が困難になっているのである。

 U19アジア選手権は、CSのテレ朝チャンネル2でライブ放送をしており、時差が3時間半なので、夕方から夜の時間帯に見ることができる。
 Dグループは、日本、中国、韓国、ベトナムという強豪ぞろいである。日本がグループ突破は難しいと予想しながら、3試合を見た。

■第1戦(9日)対中国 1-2で敗れる
 試合開始すぐに(1分)日本がPKを与えてしまい、それを決められて先制された。得点を取りに行かなければならない日本は、攻撃の形ができずにちぐはぐなプレーが続いた。
 16分、南野(C大阪)が長身のデェフンス陣を切り開いて得点して、同点とした。
 その後もボールを支配してシュートをするもタイミングが遅くブロックができているデェフェンスに当たって跳ね返るだけだった。攻めあぐねているうちに後半32分FKから得点されてリードされた。その後もあせってか、得点の気配を感じられずに終了の笛が鳴った。
 初戦に敗れたのは痛手で、リーグ突破が難しくなった。

 中国は長身の選手が多く、これまでの中国にありがちな強いコンタクトプレーでロングフィードによるカウンターといった戦いではない。洗練されたボールテクニックでゲーム展開もよい。スペイン等のユースに所属している選手がいるとのことだ。
 中国プロリーグ発足から間がないのだが、経済的に豊になっていることやクラブの巨大な資金力でヨーロッパから監督を呼んだりして急に発展している。

 解説は松木さん。例のポディティブでサービスたっぷりの内容だった。ぼくは得点する気配を感じられず敗戦濃厚だなと思っても、なお可能性あると言うので、空虚に聞えたのだ。
 そういえばW杯のとき日本のメディアの論調(とくにテレビ)がこうだった。勝利の期待を持たせなければ、放送権を持っているテレビ局の視聴率に影響するからだとぼくは思っていた。

■第2戦(11日)対ベトナム戦 2-1で勝利
 日本は、ボールを支配しながらも、再三のシュートをブロックが整ったデェフンスに中央からすることが多く、はじき返された。中国戦と同じように、中盤でボールを支配しワイドに攻撃するといった工夫がみられない。
 ベトナムはスピードとテクニックの水準が高く、簡単に得点を奪えるチームではなかった。ベトナムも組織的攻撃にいたらないものの、パスをつないで突破しようと試みていた。
 前半を0-0で終えたが、後半14分ドリブルからの得点をした。ところが終了間際(45分)に、ベトナムがスピードに乗った突破からミドルシュートを決めて同点とした。ベトナム選手は、韓国に0-6で負けていることもあってか、大変な喜びであった。
 その後インジュリータイムの6分の間に、日本が2本のシュートを決めてかろうじて勝った。この2本のシュートはサイドからのスピードに乗った攻撃で取ったものだ。ようやくチームらしく連動した攻撃のプレーが見られた。
 この勝利でわずかにグループリーグ突破の望みがでてきた。

 ベトナムサッカーのこの世代のレベル高さに驚いた。10番の選手はJリーグでもレギュラーになれそうなレベルだし、他にも2人ぐらいいた。テクニックがあり、スピードもある。
 監督がフランス人と言うこともあってか、他のアジアのチームより内容がある試合をしていた。それにフェアプレーであることも賞賛されてよいだろう。
 ついでにだが、ベトナム代表は15日まで日本でキャンプして日本で3試合テストマッチをした。日本の大学選抜と対戦して敗れるぐらいのレベルだが、東南アジアではタイに続くぐらいのレベルになっている。監督は三浦俊哉である。

 解説は川添さんだ。以前はピッチレポートをしていたし、解説をしたときは戦況分析のないものだったが、今回もそのようだった。
 「ここはがんばってほしいですね」「得点できないですね」といった素人が感想の言葉を漏らしている感じだった。アナウンサーがだんだん戦況を言うになったら、「そうですね」といった感じ。解説の専門家としてマイクの前にいるのだから試合内容を分析した話でなければ、といったところだ。

■第3戦(13日)対韓国戦 2-1で勝利
 韓国は、ベトナムに6-0で勝ち、中国と0-0の引き分けなので、引き分けでもグループリーグ突破ができる。そんなこともあってなのか、立ち上がりからゆっくりした展開をした。日本はとにかく勝たなければならない。
 日本は3人のけが人を抱えたこともあり、2戦目から5人を入れ替えたのでフレッシュな選手が多かった。ボールを早く回してペースを握り右サイドからシュートを決めた(16分)。
 先制された韓国は攻撃的に展開に転じCKから得点した(29分)。しかし韓国がいまひとつプレーのスピードと精彩に欠き日本のペースで推移した。後半20分短いパスでデェフェンスを崩してシュートを決めた。
 韓国は反撃しようとするが、最後まで日本が試合の主導権を譲らず終了して勝利をした。韓国は、1日おきの試合をメンバー代えずに3試合目のため、疲労でチーム力が低下していたようだ。

 解説はセルジオ越後さんだった。久しぶりに解説を聞いて、両チーム選手の観察力や試合動向の読みの確かさが示唆にとんでいて、大いに満足することができた。
 例えば「韓国の17番のボランチの選手が試合の動きについていけてない。あそこをねらうとチャンスができる」といったピッチそばで戦況を見ている人ならではの話が多かった。全体の視野(鳥の目)と部分の視点(虫の目)が織り成す優れた内容だった。

 日本はグループリーグ突破を決めた。3試合目のもう一方のベトナム-中国は1-1の引き分けとなり、日本の1位通過となった。そのため決勝トーナメントの準々決勝はDグループ2位のとの対戦である。

*このコラムは、執筆を途中で中断したため遅れて16日(木)にアップした。


J1第27節・10月5(日)

2014-10-06 11:06:23 | 14年J1観客数データー
■ 第27節の試合結果と観客数 左がホーム(朝日新聞から)
 鹿島-G大阪(2-3) 17939
 浦和-徳島(2-1)  23294
 清水-C大阪(3-0) 11971
 神戸-名古屋(1-3) 17516
 鳥栖-横浜FM(1-0)12632
 仙台-FC東京(1-0)13699
 柏-広島(0-0)    6115
 甲府-大宮(0-1)   5416
 新潟-川崎(3-0)  17265

★ ホームゲーム観客数上位ランキング   ★ 第27節までの成績(勝ち点)
 ①浦和   23294          ①浦和  56
 ②鹿島   17939          ②G大阪 49
 ③神戸   17516          ③鹿島  49
 ④新潟   17516          ④川崎  48
 ⑤仙台   13699          ⑤鳥栖  47

★ ホームゲーム観客数下位ランキング
 ①甲府   5416
 ②柏    6115
 ③清水  11971
 ④鳥栖  12632

★ 観客総数  125847人      ★ 1試合平均観客数 13983人

*代表監督のアギーレは鹿島-G大阪戦を見た。
*台風18号の影響で西日本から東日本にかけて、豪雨の悪コンデションでおこなわれた。そのため観客がまれなぐらい少なかった。
*残り試合が6試合となり、上位は3位以内のACL出場枠をめざし、下位はJ2降格圏である16位以下を脱しようと熾烈な試合になってきている。


錦織堂々の優勝

2014-10-05 22:07:14 | テニス・他のスポーツ
 ジャパンオープンの錦織の試合は、準決勝と決勝を見た。今日の決勝の第1セットは、錦織がタイブレークに持ち込み取った。ライニッチ(カナダ)のサーブが時には230キロぐらいの高速でしかもエース取る確率が高い。錦織とライニッチは同年代であり、身長193センチの長身からのスピードボールを特長としている。全米オープンで4時間を越える試合をし、錦織が勝った。
 錦織はライニッチのサービスエースをゆるしながら、ラリー戦を粘り強くする、それに自分のサービスゲームをものにする、といった戦いをした。

 テレビ東京は、松岡の解説であった。錦織のテニスの特長と今や4強といわれている選手もできないぐらいの世界のテニスをリードするだけの戦術と技術がある、と強調していた。 
 その質の高い解説は、テニスの内容の見方がよくわかるものだった。テニスの内容の深い理解になったが、ぼくにとっては聞いていて疲れるものだ。
 あるときはコーチ、あるときは試合相手としての分析、あるときは応援者といった立場の視点で感情移入して話す。松岡ワールドは内容が深いいので、理解を助けてくれるが、思い入れの強い感情の世界へ誘導されてしまう。錦織に一体とならずに対象ととらえて語ってもらったほうが、ゆったり見られるのだが。

 番組が第2セットの、錦織の敗色濃厚の時点で放送が打ち切られた。WOWOWに切り替えて続きを見て、第3セットの勝利を見届けた。
 第3セットは、220キロレベルのサーブをリターンし、ラリーに持ち込みライニッチのミスを誘ってポイントを重ねて6-4で取り勝利で優勝をした。
 錦織はやっぱり4大大会での優勝が可能なレベルであり、その期待をしてよい選手なのだということを確認できたジャパンオープンだった。
 テニス愛好者として心強い思いと、今大会の連日の観客増員といい、錦織が今の期待を維持していてくれると盛り上がっていく。アジア大会優勝の西岡(19歳)も、少し時間がかかりそうだが後を追ってきそうだ。

いつでもフェースガードを装着

2014-10-02 15:41:00 | 当世世間事情
 テニススクールで、去年の夏ぐらいから顔の全面を覆う人が増えている。女性が日焼け防止のためにするのだろう。商品名を聞いたら「ヤケーヌ」ということだった。
 ところが日焼け止めがきっかけであっても、装着が通常になって目的が変化している人もいるようだ。夏だけでなく1年中で、しかも曇りや小雨等の日も装着する。大勢が顔を隠しているとぼくにはなじまない風景となる。なかには黒のユニホーム黒のフェースガードとなると、不気味な感じにも見える。
 デーモンのように正体を隠している姿を自分という人がいる。しかも芸名に高位な人の尊称である「閣下」をつけて、「閣下」と呼ばせている。芸名であってもぼくは胡散臭く思っている。このところ相撲解説で威勢がよいが。

 ところでテニスはレベルが高くなると、ゲームの組み立て、つまり戦術という内容になるが、ラリーが余り続かないようだと「いじわる」をすると言った内容を持っている。
 スポーツは勝利という結果を求める場合、相手の弱点をつき長所を消すといったことになる。テニスはミスをすると相手の得点になる。メンタル面が微妙なスポーツである。
 そういった心理戦のような状況の際に自分を隠し、テニスの自分をつくるというところだろうか。スクールで時におこなう試合を中心にした催し物の時、いつもと違って帽子をかぶりサングラスをして「変装」をしている男性もいるのも、そんな心理なのだろうか。