絵本と児童文学

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積極的平和主義という言い換え

2013-09-27 11:00:33 | 生活・教育・文化・社会
 あべ首相は国内より海外で発言に力が入るようだ。高いステージで脚光をあび拍手喝采を受けていると自己暗示にかけているのか、自信に満ちている。首相の立場というのは、そのような側面が必要なのか?・・・。
 それにしてもIOC総会での原発に関する「状況はコントロールされている」という現実と違う内容に驚いたが、今度はアメリカの保守系のシンクタンクの集まりの講演で「積極的平和主義」といった。そもそも平和に積極や消極があるのだろうか。積極的という形容詞は「集団的自衛権」の事を指しているのだろう。軍事同盟国であるアメリカの戦争に加担し、海外で戦争をするということであり、それを積極的平和主義とは恐れ入った。
 積極的は意欲や行動を意味するだろうから、平和主義という崇高な理念の言葉にふさわしい形容詞は、強固(強い)ではないか。逆の場合は、脆弱となるだろう。
 戦後ずっと戦争をしなかった日本は、強固なあるいやゆるぎない平和主義をつらぬいたということだろう。
 「集団的自衛権」は、国家の重要な理念である戦争放棄を、憲法解釈で変えてしまうことだ。自衛隊が海外での戦争に加わるというこというもの。すでに内閣法制局長に集団的自衛権容認の立場の人を据えている。しかもその重要な変更の手続きが、閣議決定でよいという。
 戦時中は、戦線で軍隊が全滅したことを「玉砕」といった。戦闘に破れて撤退することを「転進」とした。
 このような言葉のマジックは、困難な現実から目を背け美化するとき、あるいはプロパガンダによく使われる。あべ首相の行動と言葉には、おもてなしの美しい言葉が多い。表無し(おもてなし)が多いので、裏を読み取る警戒が必要のようだ。

柏レイソルACL準決勝へ

2013-09-19 08:41:59 | サッカー
 ACLベスト4進出をかけた柏-アルシャバブ(サウジアラビア)戦の放送が、深夜2時からあったので見た。柏が2-2で引き分けて準決勝進出を決めた。
 今朝のニュース番組(NHK)のスポーツコーで欧州CLのシャルケ(ドイツ)の内田が得点したことについて伝えながらも、ACLについての報道はなかった。メディア等スポーツ関係者の関心が高くないが、わたしは注目されてもいい国際試合だ、と考えている。
 これで優勝するとクラブW杯にアジア代表として出場する。クラブW杯(旧トヨタカップ)は日本で開催したときは、開催国枠でJリーグのクラブが出ていたが、今年は12月にモロッコで開催される。

 柏-アルシャバブの試合経過は、前半10分アルシャバブがヘッドで決めて先行した。その後すぐの13分OGで柏が得点して同点。
 柏のホームで1-1だったので、準決勝進出のためには、2点以上取って勝つか引き分ける必要があった。柏はとにかく得点を加える必要があった。
 後半28分柏がヘッドで得点した。そのまま終了することを期待していたが、40分にアルシャバブが中央からグランダーのミドルシュートを決めて同点とした。
 そのままで終了したが、アウェーで2得点取った柏の勝利となり、準決勝進出が決まった。 柏は、楽に勝利した試合ではなかった。中東選手独特のボディコンタクトの激しさを計算に入れなければならない。試合を中断して給水タイムを取るぐらいの高温にもかかわらず、柏選手のコンデションがよく、冷静に試合を運んでいた。土曜日から現地に入り調整し、クラブのスタッフの支援体制もしっかりしていたとのことだ。支援とはホテル、、食事、練習場などの条件と整え、選手の負担を少なくするということだ。1次リーグからの経験と昨年に引き続きのACL出場が好影響を及ぼしているのではないだろうか。
 サウジアラビアはオイルマネーで経済力があるため、南米やアフリカなどからレベルの高い選手を入れていて強いクラブが多い。アルシャバブには韓国の選手がいた。今年のACLのベスト8へ2クラブが進出したほどだ。
 今年のACLは日本からは浦和、仙台、広島、柏と4クラブが出場したが、3クラブは1次リーグで敗退している。Jリーグ、ナビスコ、天皇杯など過密日程といわれているが、日本は代表だけではなく、クラブはもっと力を入れてもよいのではないだろうか。Jリーグの活性化ににもつながるはずである。
 ところで以前は中東の国のクラブが強かったが、このところ中国とタイのクラブの水準が上がっている。いずれも国の経済が向上している。とくに中国は大きな富を手にしている企業(不動産など)がクラブのオーナーになり、南米、ヨーロッパから選手や監督を入れている。
 柏の準決勝の対戦は、ラウウィヤ(カタール)に勝った広州恒大(中国)で、25日と10月2日にある。柏のメインスポンサーでユニホーム胸の広告がHITACHIというグローバル企業であり、クラブとしても力が入るだろう想像している。宣伝効果が大きいので、力を入れるべきではないか。
 参考までのベスト4の他の2クラブは、アルアバ・サウジアラビアを破ったFCソウル(韓国)、ブリーラム・タイを破ったエステグラ(イラン)である。
 

Jリーグと東南アジアのサッカー

2013-09-17 21:05:57 | サッカー
 ベトナムのビン選手にぼくが注目するのは、サッカー協会が東南アジアにJリーグを広げる展開をしているので、その事業が成功していくことを願っているからである。
 具体的には、今シーズンからJリーグの試合をタイとベトナムで放映権料なしで放送するようにしている。ベトナムでは衛星放送で放送されているとのことだが、いずれの国もサッカーが盛んなので、日本のサッカーへの親近感を持つであろう。
 札幌が社長自らベトナムにおもむいてビン選手に働きかけたのは、進取に富む取り組みとしてよいアイディアである。

 ビン選手はベトナムではトップ選手であり、スターでもあるという。スピードと得点力をもっているのが特長とのことだが、日本で通用するだろうか。
 いくつかの記事からぼくなりに読み取ると、選手としてのプレー水準はよいようだが、日本サッカーで普及している戦術理解が困難のようだ。例えばFWのデェフェンス的プレーや選手同士連動した多様な攻撃などは不慣れではないだろうか。
 日本のサッカーがこれまで、サッカー先進国から「助っ人」を求めていたが、サッカー途上国と結びつきアジアのサッカーを盛んにすることと水準を高めることに貢献して欲しいのである。ビン選手は通訳なしで単身という困難な条件だが、ベトナムの期待を背負って奮闘している。個人技の水準があるようなので、札幌は試合に出して質の高い戦術をともなったサッカーを体験させて欲しいと願っている。

 東南アジアつまりシンガポール、タイそしてインドなどに、日本の選手は数十人プレーをしている。はっきりした数字はないがおそらく30人は超えているだろう。年俸は日本に比べたら10分の1ぐらいだろうが、生活費が安いので生活には困らないという。日本選手は、プレーできることに喜びを持っているようだ。
 ちなみにJFLのSC相模原のブラジル人選手がインドの1部リーグに移籍したことからすると、日本のJFL選手が活躍できると想像する。
 また日本の審判がアジアとかかわっている。例えばタイのチャンピオンを決める重要な試合に招聘されて笛を吹く、といったこともおこなわれている。
 Jリーグ発足数年間、ヨーロッパからの審判がリーグ通して笛を吹いてもらい、あるいは講習会を開いて審判技術向上の力をかりた。それがいまやW杯準決勝の笛を吹くぐらい、審判技術は国際的にみとめられるに至っている。

敬老という時代があった

2013-09-16 14:57:24 | 当世世間事情
 敬老の日である。わが町内会では、かつて70歳以上を敬老対象者としてプレゼントをしていた。今は75歳以上になったとのことだ。70歳以上だとプレゼントをもらう会員が多いようだ。そのうち80歳以上になるかもしれない。
 
 老人といえば介護、医療、終末期をどのようにおくるか、といったこと。あるいは孤独死やエンディングノートで葬儀、墓地、財産分与など書き記すこともあろう。
 テレビでは、敬老の日は年齢の割には元気な活力あふれる老人が紹介される。平凡な暮らしではテーマと内容を作るのが難しいので、話題性が高いことを番組にするのは当然のこと。

 さて、ぼくの住んでいる都市住宅地での老人の風景で思いつくことを上げてみよう。
 市の防災放送で、時々「行方がわからなくなっております」と不明者を捜す放送が流れる。認知症による徘徊と思われるが、発見されると「無事保護されました」となる。状態としては保護かもしれないが、老人への尊厳からすると「自宅へ戻りました」といったらどうかと、気になっている。「保護」だと、老人のことを知らない子どもや青年に誤った老人像が作られてしまうのではないか、と思うのである。事実を覆い隠すということではない。

 ところで平日の図書館は、老人男性が多い。市の公的施設で様々の集まりがあるが、将棋のサークルも男性ばかり。ロビーで本を読んでいるのも男性。
 ウォーキングは、土日以外は老人が多い。犬の散歩の人もいるが。
 クラッシックのコンサートも老人が多い。平日の昼に多いのはわかるが、夜や土日でも老人が多い。クラッシック音楽が廃れてしまうのでは、というのは杞憂であればよいが。
 コーラスの発表会を聞きに行くと、聴衆に老人が多いが、構成員の70~80%が70歳代ではないか、と思うほどだ。
 ぼくの住んでいる近くにあるクリニックは、診察開始1時間ぐらいから行列ができる。ぼくがそのクリニックを利用する時は、昼ごろにして待たずに診察できる。並ぶ気持ちはわかりそうで、不思議に思っている。
 それからテニスではスクールの平日は女性が多く、老人は少ない。ところが会員制のテニスクラブは老人が多く、70代はおろか80代の人もいる。
 テレビ番組で農業や漁業は、仕事を継承する家族が映し出されることが多い。その風景には敬老という言葉が似合うようだ。 

 日本の高齢社会は、数字で示されると様々考えさせられる。
 日本の人口は、1億2639万3679人(前年比26万6004人減)

65歳以上 3186万人(人口比25%)
 内訳 75歳以上  1560万人
     80歳以上   930万人
    100歳以上     5万1376人(前年比3620増)

 百歳以上が5万人を超えると、10年ぐらい前にあった「百歳万歳」といって長寿者紹介番組のインパクトがなくなるというものだ。

*このコラムは、18日(水)に書き換えたものです。

ベトナム人Jリーガー

2013-09-15 21:02:57 | サッカー
 8月からJ2のコンサドーレ札幌に、ベトナムからレ・コン・ビン(27歳)選手が加入した。東南アジア地域から初めてのJリーガーという話題性から、7月下旬にベタ記事で報道された。それに『サッカーマガジン』8.13号には、加入経過と選手紹介が詳報された。
 9月5日(木)の朝日新聞では写真も入った囲み記事で報じた。21日の愛媛戦で、後半40分から出場してCKを蹴ってアシストした。加えて『サッカーマガジン』9.24号(今週号)には写真を多く使った4ページに渡るインタビュー記事を掲載した。編集者がビン選手の内容を引き出して記事作りをしたのだが、よい内容で人柄もにじみ出たものだった。
 ぼくは自分でビン選手のプレーを見て確かめたいと思い、栃木戦をテレビで見た。あいにく出番がなかった。テレビを見た目的はかなわなかったので、彼のプレーを見るために今後とも札幌の試合を見ることになるだろう。

 ついでに栃木VS札幌は、点の取り合いとなり、ホームの栃木が4-3で勝った。栃木は監督を解任して、新監督である松本育夫の1戦目の勝利である。栃木がホームであるということと、監督交代というモチベーションが働いたようである。
 松本育夫といえば、メキシコ五輪の代表選手であり、解説、監督、クラブ経営等で50年余りにわたってサッカー界に尽くした人だ。ほぼ同年代のぼくは、地味でありながら誠実に仕事をしている氏の動向に注目し、ひそかに応援しているのだ。最後の仕事として故郷栃木クラブの経営、監督であることを知り、ほっとしたのであった。
 栃木としては多い4千人を超える観客で、試合終了後サポーターと選手が県民歌をうたった。そのローカルさに、サッカーが地域に果たしている力の大きさをしみじみと感じたのであった。

朝晩過ごしやすくなる

2013-09-10 11:09:59 | シニアの暮らし-過去と今と
 2カ月ぐらい窓を開けて寝ていたが、おとといから閉めている。夏布団をかけるようになったぐらい、夜はしのぎやすくなった。昨日の早朝から虫の鳴き声が聞こえるようになり、夜は賑わうぐらいになった。庭のノハギの花が多くなり、アゲハやシジミショウが飛び交っている。秋へと季節が移っているのを実感している。
 今年の夏は猛暑続きなので、日中の外出や外での活動で控えるようにした。テニスだけはやったが。これからの予報では、30℃を超える日がまだあるとのことだが、しのぎやすくなっていく。

 ぼくの今年の夏の食べ物の特徴は、7月中旬からとうもろこしを毎日食べたことだ。1回12本買って、皮をむいてゆでる。その作業は苦にならないし、ゆでたてはとくにおいしい。 産地が群馬、栃木、茨城と移り、今は北海道になった。1本100円だったが、9月からは130円になった。そろそろ終わりになりそうだ。
 例年5月から食べるスイカは、雨不足のため値段が高かったので、今年は7月からだった。産地はいつも信州・松本である。さわやかでぼくの好きな味であり、テニスをやった後に食べるのは格別で、至福のときになる。
 秋の果物も楽しみだ。ブドウ、ナシの産地からの特別の味のものを食べることができた。まだ桃もいいし早生のリンゴもで回ってきた。もうじき柿も食べられるようになり、果物を楽しめる季節だ。

サンマ280円

2013-09-09 14:37:29 | 当世世間事情
 26日(月)に北見市でサンマの刺身を食べた。水揚げ港である根室市に近いが、198円と例年になく高額だった。
 自宅に戻ってサンマが食べたくなり例年100円台なのを、280円のものを買って焼いて食べた。数日後に刺身を買ったら380円だった。昨日は2匹で380円だが、やはり高い。
 海水温が高いため、サンマの水揚げが少なくイワシがかかるからだという。安くておいしいサンマに口がなじんでいるので食べるが、今年は今のところ高い。値段は親しみにくくなっているが、味わいたさとのジレンマのサンマである。

7年間の復興ロードマップを

2013-09-08 20:18:15 | 生活・教育・文化・社会
 5時少し前に起床したら、20年のオリンピック開催都市発表の時間だった。前夜は、開催都市決定するIOC委員会をNHKが一晩中放送するということは、東京決定の可能性が高いのだろう、と思いながら眠りについた。
 東京に決定したので、一晩中というまれな放送が報われた、といったところだ。

 原発事故の汚染水流出問題が国際的関心事になり、そのことが決定に影響があるのではないか、といわれていた。汚染水の海への流出問題は、福島の漁民の問題だけではなく日本の、いや世界の地球の汚染を意味する。それを世界から突きつけられる機会になったのだ。
 韓国が魚介類の売り上げが減少しているとして、日本の水産物の輸入禁止措置をとった。海流からすると日本の太平洋沿岸、あるいはアメリカ海岸へ流れる太平洋全域の汚染につながる。
 安倍首相はノルウェーの委員からの質問に、まったく問題ないと断言した。プレゼンの場での応答の手法としては効果的だった。内容説明をするよりは、結論を言ってからその根拠を少し加えるということが説得力を持つのである。

 原発は完全にコントロールされていると言い、汚染水を問題がないようにすることを、国内で聞いたことのない力強さで衆目の注視する公開の場で国際公約をした。当面する汚染水だけでなく、7年間で福島第一の廃炉がどこまでできるか、日本の信用がためされる。地球の汚染問題になるだけに、これだけは巧弁はゆるされない。政府上げて廃炉のロードマップをつくり実行するしかない。
 原発避難者15万人、それに町に帰れない人たちが仮設住宅暮らしの状態でオリンピックを迎えるわけにはいかない。
 それに震災復興を、高台移転やかさ上げ等の新しい街での暮らしをしている姿を、世界中に見てもらう機会にしなければなるまい。
 64年オリンピックが敗戦からの復興だとすると、20年は大震災と原発事故からの復興オリンピックにしたい。
 国際公約を実行することが、被災者も含めて国民がともに喜べるオリンピックになるというものだ。

進化し続ける旭山動物園

2013-09-06 11:57:23 | 生活・教育・文化・社会
 7年ぶりに旭山動物園に行ってきました。整備され、進化していました。月曜日(26日)で2学期が開始されているのに、混んでいました。入場者の話す西日本の言葉が、あっちこっちに飛び交っていました。変わらずに全国区であり、人気を維持しているというのが実感でした。

 新設されたもので印象に残ったものでは、オオカミの森です。エゾオオカミ、ニホンオオカミは絶滅しているので、カナダ等からのものです。
 岩を配した小山での遠くを見つめるオオカミの姿は、野生動物の頂点にいるおおしい姿であり、昔の動物界を想像させてくれました。 
 絵本作家のあべ弘士が、通路の壁に6つの大きな絵でエゾオオカミの絶滅した物語を描いていました。
   現在エゾシカの食害をもたらしているのは、野生界の頂点にあったエゾオオカミを絶や   したから。
   動物と共生していたアイヌに変わって支配した人たちが、銃でオオカミを絶滅させた。
  
 テナガザル舘に大勢の人がいました。オラウータン舘の隣に設置したのが絶妙でした。この動物園の目玉であるオラウータンは、餌を与える時間以外は動きが乏しいので、常時鳴き声を出して高いところを動き回るテナガザルに、注目することになります。そのためオラウータン舘の静かさに対して寛容になり、オラウータンの習性の理解につながる可能性があるというものです。

 多くの入場者が、動物園というテーマパークに期待するだろう条件が整備されていました。
斜面を利用して作られているため移動の負担を少なくするため、シニアや障碍者等向けの7人乗りのシャトルカーとマイクロバスが用意されていました。
 休憩所が多く設置されており、軽食売店5ヵ所と最も高い場所である東門には、大型のレストランとたくさんのグッズが用意されている販売店がありました。眺めがよいところで食事といったことができます。ぼくの場合は軽めの昼食と思っていたので、1300円のものはとらないで、軽食と休憩所併設のところで食べました。
 随所にある動物の説明は、知識解説の事典のようなものでなく生態など独自の視点のものが多く、興味がそそるものが多くありました。それに動物の表示やいくつかの壁面画はあべ弘士によるもので、氏が深く関与していることに好感を持ちました。
 案内人も随所に配置されており、行き届いていました。7年前に見た時より、観光地として高水準に洗練された整備が進んでいることがわかりました。それに働く人が増えただろうし、雇用という面でも地域経済への貢献は大きいでしょう。
 この動物園を市長のときに発足させた五十嵐広三は、昨年亡くなりました。これまで担ってきた人たちによって、動物園革命といわれるように発展させたことに、さぞ満足していることだろうと思いをはせたのでした。
 全国区の観光資源であり続ける動物園として常に前に進めなければならないことが強いられています。大型草食獣館の新設準備を進めていたので、リピータの興味が喚起されます。

    *関連コラム  12- 5-19  水族館のおもしろさと可能性
              12- 5-21  旭山動物園の人気と展示法
              12-11-10  草食動物の動物園

竜巻の臨場映像

2013-09-03 07:24:28 | 当世世間事情
 竜巻と思われる気象災害は、昨年のつくば市であったが日本では多くない。予報が難しいようだし、一瞬のうちに通り過ぎて被害をもたらすので、恐ろしい。
 昨日の越谷市、松伏町、野田市では、多くの家屋が損壊し、電気などのライフラインの復旧は容易ではなさそうである。
 災害の実際が被害当事者によって撮影され、その映像が多くテレビで流されている。東日本大震災でもそうだったが、被害地域当事者によってケータイ等で撮影された映像が相当数あった。これは災害史上からして、災害の記録上新しい時代に入ったということではないか。
 たくさんの映像によって、事実そのものを多くの人が知ることになるだけではなく、気象関係者や研究者にとっては貴重な映像になる。
 災害の臨場映像が多く記録される国はそんなに多くはないだろうが、われわれは写真を撮ることが習慣化しているように、映像で記録する文化を持ちえている数少ない国かもしれない、と考えてみた。