藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

「予告」の「報告」 その2

2009年09月21日 | 議会状況
 もう一つ、ご報告を・・・。

 9月14日に行なわれた、福祉文教委員会です。

 「認可保育園の待機児童解消対策などを求める陳情」
 を審議いたしました。

 この陳情の項目は、
   1、認可保育園の増設・分園開設などにより、待機児童を解消して。
   2、兄弟・姉妹で別々の園に在園し同じ園への転園を希望する園児の転園を
    進めて。
   3、公立保育園の正規職員の人員数を確保して。
   4、病児保育を早期に実現して。

  というものです。
 
 今年度当初の待機児は、99人。共働きや一馬力の家庭が保育を希望して、昨年の倍以上の待機児となってしまった状況です。
 そして、兄弟・姉妹の同園には、努力してくれてはいますが、年度途中など、細かい配慮に更に努力をしてもらいたい。
 又、正規の職員と全く同等の仕事を担いながら、非常勤のままという人がおられたり、職員は非常勤で補っているのが現状です。
 そして、「病児保育」は、働く親達が切実に望むところです。子どもが病気になった時、どの親もついていてあげたい、と思います。しかし、仕事を休むことが出来ないで、板ばさみになる。もしもの時に利用できるシステムがあれば、という要望はとても高いです。

 私は、今の現状の改善内容であり、子育て支援の一環であり、親が安心して働けることによる経済的メリットから言って、この陳情に賛成の立場で討論しました。

 ところが、そこで、生活者ネットの議員から、「動議」がでました。
 項目の一番目のみの採択、後はバツ、という動議です。
 委員会の決まりで、その動議内容に賛成かどうかから図ります。
  すると・・・。
  
  民主党・公明党・自民党・生活者ネットさん達が、一斉に賛成、と手を挙げた。
  全部まるまる賛成は、共産党さんと、市民自治の私の二人・・・。
 結果、一項目目だけの一部採択、となりました・・・。

 確かに、稲城市が待機児の解消の方法として言っているのは、「認証保育園の増設を促す」ことがメーンのようで、それに対して「認可保育園の増」を求めるのは、今までにないケースかもしれません。
 しかし、その他の切実な陳情内容である、公立保育園の保育体制のことや、二つの保育園を走り回って子どもを預けている大変さや、何日も仕事を休めず、病気の子どもを置いて行かなければならないつらさの解決は、じゃあ、いいの?!って私は思います。

 議員は、どちらの立場に立つのか。
 勿論、市と市民が対立しているという構造ではありませんが、議員は市民の代表として、政策の改善などを求めていかなければ、いったい誰がやるのでしょうか。それを市民の方達からのみとするなら、議員は市民にとっては居なくて良い存在になります。
 「市は努力しているから」とか、「早期は無理だろうから」と、なんで気をつかうのか。
 
 今回の例だけでは無く、「予算が無い」の一言で、とても必要と求められることまで「あ、そうですか」と、議員は下がってはダメなんだと思います。予算と決算をひっくり返しにらみ合わせて、「ここは無駄だからこっちに」「これは削ってこっちにつけて」としなければ。

  あ、・・・偉そうなこと言っちゃった!
 
  でも、本当のことですよ。
 
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