アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

転載:千葉景子新法相に、死刑執行の停止を強く要求する市民の共同声明

2009年09月22日 21時50分39秒 | 監視カメラよりも自由な社会に
 四トロ同窓会ニ次会掲示板に投稿された下記の訴えに、私も賛同しましたので、こちらでも紹介しておきます。

(以下、全文転載)

【全国のみなさんへの緊急のお願い】 ※ どうか、転載・転送歓迎(ご協力ください)

「千葉景子新法相に、死刑執行の停止を強く要求する市民の共同声明」に、至急、ご賛同下さい!!

〔呼びかけ人〕
浦島悦子(沖縄・名護市) 平良 修(沖縄・沖縄市、沖縄から基地をなくし世界の平和を求める市民連絡会、牧師) 西尾市郎(沖縄県那覇市、平和をつくる琉球弧活動センター、牧師) 小川みさ子(鹿児島市議会議員) 木村 朗(鹿児島大学教員) 田中信幸(熊本県熊本市、イラク訴訟元原告) 舟越耿一(市民運 動ネットワーク長崎) 梶原得三郎(大分県中津市、草の根の会) 木村眞昭(福岡県福岡市、浄土真宗本願寺派妙泉寺住職) 青柳行信(NGO人権・正義と平和連帯フォーラム福岡・代表) 筒井 修(福岡地区合同労働組合代表執行委員) 脇 義重(平和をあきらめない人々のネットワーク・福岡) 渡辺ひろ子(福岡県築 上郡築城町、平和といのちをみつめる会代表) 浦部頼子(山口県山口市、「憲法を活かす市民の会・やまぐち」共同代表) 大谷正穂(山口県下関市、アイラブ・KENPO・ネットワーク) 纐纈 厚(山口県山口市、山口大学教員) 廣崎リュウ(山口県下関市、死刑廃止を求める市民の声・共同代表) 藤井純子(広島県広島市 、ピースリンク広島・呉・岩国) 宇田川健次(岡山県総社市、ハンドインハンド岡山) 安西賢誠(愛媛県松山市、真宗大谷派専念寺住職) 宮本 恵(愛媛県松山市、キリスト教牧師〔日本バプテスト道後キリスト教会/中国・四国バプテスト教会連合社会委員〕) 奥田恭子(愛媛県松山市、死刑廃止を求める市民の声・共同代表) 阿部悦子(愛媛県今治市、愛媛県議会議員) 岩崎淳子(香川県高松市、前高松市議会議員) 安斎育郎(立命館大学名誉教授) 長谷川存 古(大阪府箕面市、関西大学名誉教授) 吉田孝子(大阪府大阪市 グループ・テ) 近藤ゆり子(岐阜県大垣市、9条の会・おおがき) 山本みはぎ(愛知県名古屋市、不戦へのネットワーク) 石下直子(神奈川県横浜市、かながわ憲法フォーラム) 細井明美(神奈川県横浜市、ピースアクティビスト) 小牧みどり(神奈川 県相模原市、ブログ「ブーゲンビリアのきちきち日記」) 本野義雄(神奈川県川崎市、市民の意見30の会・東京) 石川逸子(東京都葛飾区、『ヒロシマ・ナガサキを考える』発行者、詩人) 岡田良子(東京都杉並区、西東京平和遺族会) 葛西則義(東京都府中市、市民意見広告運動) 諸橋泰樹(東京都小金井市、フェリ ス女学院大学教員) 漢人明子(東京都小金井市議会議員・みどりの未来) 田鎖麻衣子(東京都新宿区、NPO法人・監獄人権センター、弁護士) 武田隆雄(東京都渋谷区、日本山妙法寺) 辻子 実(東京都目黒区、キリスト者) 西田和子(東京都港区、市民の意見30の会・東京) 花村健一(東京都江戸川区、樹花舎代 表) 谷島光治(東京都三鷹市、アンポをつぶせ!ちょうちんデモの会) 長谷川修児(東京都世田谷区、『遊撃』発行者、詩人) 井上澄夫(埼玉県新座市、死刑廃止を求める市民の声・共同代表) 澤野耕司(埼玉県さいたま市、神父) 志茂美栄子(埼玉県新座市) 加賀谷いそみ(秋田県男鹿市、死刑廃止を求める市民の声 ・共同代表) 七尾寿子(北海道札幌市) 大嶋薫(北海道札幌市、札幌市議会議員)  〔順不同〕
&nbs p; 2009年9月17日

 鳩山内閣の法務大臣に千葉景子氏が就任しました。就任直後の記者会見で千葉新法相は死刑執行については「慎重に判断する」とのべ、死刑制度について「国民的な議論が必要」と表明しました。

 みなさん、死刑執行を停止させる重要なチャンスです。千葉新法相に、これ以上、死刑を執行しないよう、みんなで、強く、強く要求しようではありませんか。下記の「市民の共同声明」に、どうか、至急、ご賛同下さい。
 声明はご賛同の締めきりのすぐあと、千葉法相と鳩山首相に提出します。ご賛同の要領は次のとおりです。

◆賛同は個人・団体(グループ)を問いません。

 ▼賛同者になっていただける場合は、大まかな在住の地(たとえば、大分県中津市、岩手県岩手郡滝沢村)をお知らせ下さい。

 ▼団体(グループ)賛同の場合は所在地(たとえば、静岡県浜松市)をお知らせ下さい。「九条の会・○○」のように名称に地名がついているときはその限りではありません。

◆賛同の締めきりと連絡先
  ▼賛同の表明は【10月4日(日)までに】お願いします。

  ▼賛同表明の連絡先は次の通りです。

    「市民の声」電子メール アドレス : shikei_haishi@yahoo.co.jp

 ※ お名前・おおまかな住所、団体(グループ)名・所在地に加えて、必ず「声明に賛同します」とご明記下さい。なお上記メールアドレスはご賛同の連絡専用です。

 【ご協力のお願い】この共同声明にご賛同のみなさんにお願いします。このメールをみなさんのご友人やお知り合いの方々にご転送下さい。またご関係のメーリングリストやそれぞれのブログ、ホームページでご紹介下さい。どうか、よろしくお願いします。

 ◆〔個人情報の保護について〕 賛同者や賛同団体のお名前をインターネット上で公表することはありません。ただし賛同件数については、声明提出後、賛同者と賛同団体のみなさまに、運動の経過とともにご報告します。また賛同件数はインターネット上で公表いたします。

 ◆賛同の集約と千葉法相・鳩山首相への提出は、「死刑廃止を求める市民の声」が担当します。「市民の声」の共同代表(兼事務局)は下記の4人です(順不同)。
  井上澄夫 (埼玉県新座市、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
  加賀谷いそみ (秋田県男鹿市、男鹿の自然に学ぶ会)
  奥田恭子 (愛媛県松山市、心に刻む集会・四国)
  廣崎リュウ (山口県下関市、下関のことばと行動をつなぐ『海』編集委員)


 ■■千葉景子新法相に、死刑執行の停止を強く要求する市民の共同声明 ■■

 私たちは、日本政府・法務省が現在、人権を何よりも尊重する世界の大勢に逆らって死刑の執行を強行し続けていることに、耐えがたい恥ずかしさと深い憤りを感じています。

 私たちは法務大臣に就任したあなたに、死刑執行命令を下さないよう、強く要求します。

 世界の流れは死刑廃止へと向かっています。死刑を廃止した国の数は1981年末には63カ国でしたが、1991年末には83カ国、2000年末には118カ国と年々増え、本年(2009年)6月には140カ国に達しました。192の国連加盟国中、実に72%の国々が死刑を廃止しているのです。

 最近では、3月19日に米国のニューメキシコ州が、4月27日にアフリカのブルンジ共和国が、さらに6月23日には同じくアフリカのトーゴ共和国が死刑を廃止しました。
 また昨年10月、国連の自由権規約委員会が日本政府に死刑廃止を強く勧告したことは記憶に新たなところです。そして同年12月の国連総会は死刑執行停止決議を採択しましたが、それはその前年(2007年)12月の同決議採択より多くの賛成を得てなされたのでした。

 さらに本年7月28日の森英介法相による3人の死刑執行に対しては、欧州連合(EU)が議長国声明を発して「遺憾の意」を表明するとともに、日本政府に「死刑を法的に完全に廃止するまでの間、その適用を停止するよう」要求しました。

いわゆるG8の中で死刑を存置しているのは、米国と日本だけですが、米国は死刑を大幅に減らしています。

 しかし日本はこのような世界の流れにあえて挑戦するかのように、死刑の執行回数を増加させています。2006年には4人、2007年には9人、そして2008年には15人、2009年には7月までに7人の確定死刑囚に死刑が執行されました。しかも日本の法務省は隔月執行を方針とし、司法における死刑判決も2 004年以降激増しています。
 日本はまさに「死刑大国」の醜態を世界にさらしています。

 足利事件では無期懲役の判決を受けていた菅谷利和さんについて再審開始決定がなされ、菅谷さんは釈放されましたが、それが意味するものは刑事事件にも誤判がありえるということです。ところが飯塚事件で死刑判決を受けた久間三千年さんに対しては、再審請求の準備中であったにもかかわらず、昨年10月、死刑が執 行されてしまいました。

私たちは重ねて、あなたが死刑を執行しないことを強く要求します。あなたがなすべきことは、死刑廃止の滔々たる世界の大潮流に沿って、死刑制度廃止の努力を始めることです。法務大臣としてのあなたの最初の仕事が「死刑大国」の汚名を返上することであることを私たちは心から望みます。
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7 コメント

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Unknown (DH)
2009-09-22 22:39:12
こんばんは。

廃止後についてはどう御考えなのでしょうか。
例えば、
◇現行の無期懲役を最高刑とする刑法を維持する
◇無期懲役も好ましくなく、基本的には有期刑に限る
◇現行の刑罰システムとは異なる新たなシステムを構築する
等が考えられるますが、どうなのでしょう。

>死刑廃止の滔々たる世界の大潮流に沿って

平たく言えば「長いものに巻かれろ」ということですね、一種の思考停止では?

その論理に立脚すれば、例えば「日本も正式な軍備を保持すべき」となるのではありませんか。
なぜなら現状においては、圧倒的大多数の国が軍事力(軍隊)を持っているのですから、軍隊を保持するのが「世界の流れ」ということになります。

千葉大臣が真に死刑を廃止すべきだという信念を持っているのであれば、単にハンコを押さないというような対応ではなくて、内閣として死刑廃止の意思を明確にした上で、廃止のための法案を国会に提出すべきだと思います。
死刑という重大な判断を裁判官や一般市民(裁判員)にさせておきながら、御自分は押印したくない、というのは全く無責任だと思います。
返信する
Unknown (まこと)
2009-09-23 07:23:39
>死刑という重大な判断を裁判官や一般市民(裁判員)にさせておきながら、御自分は押印したくない、というのは全く無責任だと思います。

それは違うと思いますね。
判決を下すのは司法権の範疇ですが、刑を執行するのはあくまで行政権の権能です。

鳩山邦夫氏のような「ベルトコンベアー」思考こそ、行政の法務部門のトップに付与された権限を高度な政治的判断をもって忖度する姿勢を放棄した「無責任な姿勢」といえますね。

>なぜなら現状においては、圧倒的大多数の国が軍事力(軍隊)を持っているのですから、軍隊を保持するのが「世界の流れ」ということになります。

「世界の潮流」なる言葉がどういうニュアンスで使われているのか、よく考えてみましょう。
返信する
Unknown (DH)
2009-09-23 16:38:07
まことさん

御返答恐縮です。アムネスティの方ですか?

拙コメントの最初の質問についてはどのように御考えなのでしょうか。御教示願えれば幸甚です。或いは「廃止後のことは関知しない」ということでしょうか。

>「世界の潮流」なる言葉がどういうニュアンスで使われているのか、よく考えてみましょう。

もとより考えた上で申し上げています。世界の動向など無視せよ、と言っているのではなく、死刑の存廃を判断する主体はあくまでも日本国民(市民)であるという意味です。「世界の潮流」なるものは判断を下す際に考慮すべき様々な要素の一つではあるでしょう。そのことを全否定はしていません。

私は現時点では存置派ですが、鳩山元法務大臣の姿勢を肯定しているわけではありません。一口に存置派と言っても、その実態は一様ではないと思います。この点に関しては廃止派も同じでしょう。
まことさんにすれば、「死刑は絶対悪だから議論の必要なし。政治家の英断で即刻廃止すべき」なのかも知れませんが、私はやはり議論することは無駄ではないと思っています。
返信する
DHさん (まこと)
2009-09-23 19:24:52
こんにちは。
確かに私はアムネスティの会員ですが、ここに書くのは全て私の個人的見解だとご承知置きください。

代替刑の問題ですが、例えば亀井静香郵政担当相や千葉景子法相も参画する死刑廃止議連は、死刑の代替刑として終身刑を導入するという考え方が多数を占めています。

なお、私自身は代替刑の導入は検討すべき課題だと思いますが、終身刑が代替刑として適切か否かについては、現状では判断を留保しております。

あと、今回の呼び掛けは飽くまでも「死刑の執行停止」を求める趣旨のものであることを留意してください。

死刑を廃止した国々の多くでは、一足跳びに廃止するのではなく、まずは死刑の執行停止というプロセスを踏んでいます。

こうしたプロセスのことを死刑モラトリアムと呼びますが、多くの国々ではモラトリアムの間に死刑についての実態を国民に公表した上で、国民的議論を繰り広げた上で廃止に至っています。

死刑モラトリアムは、むしろ死刑について冷静に議論するためには必要であると考えております。
返信する
DHさんへ (プレカリアート)
2009-09-23 22:53:16
 早々のご訪問有難うございます。
 私も、死刑存廃そのものの是非については、判断を留保しています。この問題についてブログで触れるのも、恐らくこれが最初ではないかと思います。

 私が今回この記事を書いたのは、概ね次の理由からです。

(1) 当ブログ常連読者でもあるまことさんからの、たっての訴えであり、また賛同署名の締切までそんなに日もない事でもあり、まずはブログにアップする必要があると考えたから。
(2) 足利事件の様な場合もあり、今までのやり方を踏襲している限り、無実の人を死刑にしてしまう恐れは否定できないから。
(3) 鳩山・前法相時代の安易な死刑執行には、流石に、何らかの目に見える形で、歯止めをかけなければならないと思ったから。
(4) 今回の件でも、国民の側から積極的に声を上げる事で、新連立政権の政策を更に国民本位のものに変えていく事が重要だと思ったから。
返信する
私は存置派ですが (三浦小太郎)
2009-09-24 10:39:30
私は死刑制度賛成ですが、千葉氏は廃止論者でしょうから、彼女が自分の信念に忠実ならばモラトリアムを宣言するでしょうね。大臣になると意見の変わる政治家が多すぎます。反対派の批判を恐れず行動するべきでしょう。

後は国民がそれを支持するかどうかです。私は廃止論にも、存置論にも、それぞれの根拠はあると思うんですよ。感情的な根拠もあれば、理論的な根拠もある。そこを冷静に議論することは必要でしょうね。

ただ、「「死刑大国」の醜態を世界にさらしています。」といった言葉は、まあそう感じるのはお前だけだといわれればそれまでですけど、余り使わないほうが、国民的理解を得るためにはいいんじゃないかと思います。もっと酷い『死刑大国』が、このアジアには少なくとも北朝鮮と中国という二つの国があるわけですし、またイスラム諸国でも、私の知る限りはやや厳しすぎる刑罰が行われているのですから・・

難癖を付けたいのではなく、このようにかんじる人間もいる、ということのみお伝えいたします。廃止論者の本も時間を見て読んでみようとは思っています
返信する
「問題の根源」への視座も (バッジ@ネオ・トロツキスト)
2009-09-25 09:58:00
まあ、三浦氏の言うことは順当だよね。

で、この際、死刑制度についての議論では、「問題の根源」についても、もう少し眼を向けるべきじゃないでしょうかね?犯罪発生率をもっと低下させるための社会的努力のことですよ。「凶悪犯罪」については特にです。
この辺がややもすれば死刑廃止派の議論の中でも軽視・等閑視されているように思いますよ(若い頃のマルクスにも「盗伐問題」についての考察なんかがあったし、じゃないとアメリカみたいに刑務所からの「囚人の解放」なんかも迫られますよね)。

犯罪を発生させる原因に社会システムの欠陥があることは明らかですよね。
日本で異常に多い自殺件数や交通事故件数などをみても、(凶悪)犯罪の発生を根本から抑制出来るような社会的努力が日本ではもっともっと必要です(防犯カメラの設置などという対症療法ではない、根本的対策がね。「介護殺人」などという北欧あたりでは全く信じられないような事実さえ存在する日本社会では、社会システムの貧困が犯罪発生の大きな原因になっているのは明らかでしょ)マイケル・ムーアの映画でも問題になっていましたよね。

やはり、社会の歪みや政治の貧困、無策を放置したままで死刑制度の是非だけを抽象化・孤立化させた議論では限界があるよね。
返信する

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