アフガン・イラク・北朝鮮と日本

戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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今年最大の成果

2016年12月31日 22時27分26秒 | 職場人権レポートVol.3

 2016年も残す所わずか数時間。今年最大の成果は、何と言っても、この数年間私とは犬猿の仲だったパワハラ社員❌❌(バカ上)との数年間に渡る争いに決着をつけ、この間の私に対するパワハラ行為に対する謝罪・誓約書を勝ち取った事だろう。既に同じ内容の誓約書を受け取っていたが、最初の誓約書はタイトル名もなく、誤字だらけの上に、書き損じの箇所も清書せず、そのまま下書きの形で彼が私に持ってきたものだった。当初の予定では、私に手渡す前に所長や部長に読んでもらって、内容に問題が無ければ私に渡す手はずになっていたらしい。ところが、彼の方がパニック状態になってしまい、責任者をすっ飛ばして直接私の所に持って来てしまったようだ。

 私の方は別にそれでも構わなかったのだ。何故なら、たとえ誤字だらけで、書き損じもそのままの誓約書であっても、暴力に対する謝罪と、業務改善に努力する旨の誓約さえあれば、今後の戒めに使えるからだ。「また同じ過ちを繰り返すなら、もう辞めろ!」と。
 「その点さえ明記されておれば、後は多少体裁が悪くても、あんな文章しか書けない❌❌(バカ上)の事だから仕方ないだろう。私もそこまで一々関わっていられないし…」と、思っていた。ところが、会社としては、漢字はおろか平仮名も誤字だらけの誓約書では、世間に示しがつかないし、私の怒りも収まらないと判断したのだろう。部長の方から「もう一度書き直させるから」と言って、最初の誓約書は一旦回収する事になった。

 そして改めて出してきたのが、上記の謝罪・誓約書だ。まずは、その全文をここに引用する。

 

平成28年12月30日
株式会社 ×× ××センター出張所 プレカリアート様
❌❌(署名・押印)

 謝罪及び誓約書

私は、平成28年12月24日にプレカリアート様に対して起こした言動及び行為について、肉体的・精神的な苦痛を与えたこと、職場を混乱させたこと、及び得意先及び職場関係者に多大なご迷惑をお掛けしたことを、深く反省しており、心からお詫び申し上げます。今後二度としないことを固くお誓い申し上げます。

私は人の接し方が大変苦手であると自覚しており、日頃から多くの方に不快な思いや不満を抱かせていると、この度再度認識致しました。プレカリアート様から頂いた書面においてご指摘されたことについて、多々心当たりがあると認識しており、これを機会に少しでも改善するよう自己啓発し、従業員の皆様が働きやすい環境を作って参ります。

なお、私は再び暴行その他の問題が発覚した場合は、やむを得ず会社が行う厳正な処分について、如何なる異議は(ママ)ございません。

私は、会社に対しいかなる債権も異議もありませんので、今後、名目などの如何を問わず、いかなる請求もしないことを誓約し、本誓約書をもって深くお詫び申し上げる次第でございます。

以上

 

 この誓約書を読んでまず感じたのは、特に後段の「会社に対しいかなる債権も異議もありません」「今後、名目などの如何を問わず、いかなる請求もしない」というくだりに、パワハラ事件の管理責任を回避しようとする会社の本音が露骨に現れている事だ。あくまでも、「バカ上個人がプレカリアートにやらかした暴力行為に対する謝罪・誓約」の範囲に収めたいのだ。そうする事で、このパワハラ社員の育成や、業務改善、労働環境整備を怠って来た会社の責任を回避しようとしているのだ。
 この事は、前段の「得意先及び職場関係者に多大なご迷惑をお掛けした」云々の部分にも現れている。実際に迷惑を掛けたのは、バカ上の対応に振り回された副所長、所長、部長までであって、それ以外の「得意先」等には何ら迷惑を掛けていないにも関わらず。「得意先」まで引き合いに出す事で、バカ上を脅しつけようとしているのだ。

 でも、バカ上がそれに反して、「従業員の皆様が働きやすい環境を作って参ります」と、きちんと書いてくれたお陰で、会社も管理責任から逃れる事は出来なくなった。何故ならば、業務改善や労働環境の整備なんて、平社員個人の力だけで成し遂げられるものではないからだ。会社の意志や協力があってこそ、初めて成し遂げられるものだ。最初の誓約書提出の時に、せっかく部長が私に、「メモも取れない社員に業務改善まで求めても無理だ」と、バカ上を盾にして雇用責任を巧妙に回避しようと、念押しまでしたのに。バカ上のこの一言で、その思惑は簡単に崩れてしまった。正に「バカ上様様」だ。

  ウチの会社のバイト作業がシンドイのは、そのほとんどが「人災」によるものだ。細かな事を言い出せばキリがないので、特徴的な事例だけを一つ上げておく。
 ITでも何でも良い。会社の業務に何か新しいシステムが導入されたとする。普通の会社なら、それを機に今までのシステムも見直し、全く新しいシステムに作り替えようとするし、最低でもその努力ぐらいはするだろう。ところが、ウチの場合は、今までの古いシステムをそのままにして、そこに新しいシステムを、何の整合性もなく接ぎ木しようとするだけなのだ。だから、システムが更新されるたびに、新たな仕事がどんどん継ぎ足されて、しまいには訳が分からなくなるのだ。
 全てそうだとまでは言わないが、そんなケースが往々にしてある。せっかく赤ドーリーと鉄キャリーを統合して青ドーリーに台車の種類を統一しようとしても、内部調整が全然働かずに、逆に台車の種類だけが増えてしまったという事例なぞ、正にその典型だ。こんな調子では、「ウチの社員はサル並みの知能しか無いのか?」と、愚痴の一つも言いたくなる。

 大みそかのバイト終礼に部長が出られて、来期はもっと多くの国から外国人を雇う旨の話が合った。ウチのような時給の安い所には日本人はなかなか来ないからだそうだ。たった900円しかくれないのだから、そりゃあ人材難にもなるだろう。私は時給が20円上がったが、それでも横浜市の最低賃金(時給930円)よりも低い。じゃあ、何故、時給を上げないかと言うと、誤配・遅配や物損事故などのミス多発で、業務発注元のスーパーに支払う弁済金が増えているからだと。しかし、日本人バイトも満足に使いこなせないダメ社員に、言葉も不自由な外国人バイトなぞ使いこなせる訳ないじゃないか。これでは完全に「負の連鎖」だ。
 時給を上げれば人材難も一挙に解消し、外国人も雇わなくて済むし、ミスもなくなりスーパーに弁済金を支払う必要もなくなる。たった100円上げて時給千円で募集するだけでも、求職者に与える印象が全然違うのに。何故そうしないのだろうか?

 こんな事はもう沢山だ。今後は、この誓約書を武器に、バカ上やその他の社員だけでなく、会社に対しても、業務改善を迫って行こうと思う。そこまでしなければ、この会社の社員はいつまで経っても成長しないし、バイト作業もいつまで経っても楽にならない。

 

(今までの経過)

社員のパワハラに断固抗議する
社員から最初に受け取ったパワハラ謝罪・誓約書

 

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チン電の光と影

2016年12月30日 08時32分07秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

 この12月3日より、阪堺電車上町線の終点・天王寺駅前付近が新しい線路に切り替わったと聞いて、先日早速乗って来ました。
 切り替わったのは、上町線の終端部分、阿倍野から天王寺駅前までの1区間です。都市計画道路長柄・堺線(阿倍野筋)の拡幅工事に伴い、道路上の併用軌道も全面的に付け替えられる事になりました。

 阪堺電車は、大阪市電が廃止された後も、大阪市内を走る唯一の路面電車として、「チン電」の愛称で親しまれて来ました。チン電は、昔は歓楽街で通天閣のある新世界と海水浴場のある浜寺公園を結ぶドル箱路線でした。しかし、新世界が寂れ、浜寺の海水浴場も工業地帯に変わり、更に長引く不況や少子高齢化の影響もあって、次第に利用客が少なくなり、一時は廃止も検討されるようになりました。それが、沿線自治体の堺市からの財政補助によって、新型車両の導入や新駅設置が行われるようになり、ようやく再生の途につく事ができるようになったのです。
 数年前には大幅なダイヤ改正が行われ、今まで支線扱いだった上町線が、事実上の本線に昇格し、浜寺駅前から天王寺駅前まで直通電車が走るようになりました。このダイヤ改正については、私も過去にこのブログで取り上げた事がありますが、当時は改正効果については懐疑的でした。しかし、天王寺に乗り換えなしで行けるようになった事で、利用客が次第に増えつつあると聞き、私の懐疑は嬉しい誤算に終わりました。
 しかし、その反面、今まで本線だった阪堺線が、車庫のある我孫子道で南北に分断される形になり、浜寺公園から恵美須町に行くには一旦、我孫子道で乗り換えなくてはならないようになりました。しかも、住吉で上町線と分かれた後は、1時間に3本しか走らないダイヤとなってしまいました。これでは更に利用離れが進む事になるでしょう。

(関連記事)

12月3日(土)初発より、上町線天王寺駅前駅~阿倍野駅間の軌道が新線に切り替わります。(阪堺電気軌道HP)
路面電車の良さを何故もっとアピールしないのか?(拙ブログ)
天王寺直通化は阪堺電車再生の決め手にならず(同上:こちらの記事は嬉しい誤算に終わりそうですが…)

 

 それでは、新鮮切り替え後の上町線乗車レポートを書いていきます。
 上町線は、住吉で阪堺線と分かれ、専用の線路を走る専用軌道と、道路上を走る併用軌道の区間をそれぞれ走った後、松虫から阿倍野筋に入ります。阿倍野筋に入って当初は、まだ昔の路面電車のように、従来の併用軌道を走ります。(左上の路線図参照。左の緑色の線が住吉以北の阪堺線、右の青色の線が上町線。路線図は阪堺電車HPからお借りしました。右上写真の遥か前方に見えるのが超高層ビルのあべのハルカス)

 

 終点1つ手前の阿倍野から新しい軌道に入ります。左にはアベノキューズモールのビル街が現れ、前方のあべのハルカスも更に威容を増して来るようになります。

 

 新しい線路は関西初の芝生軌道です。架線柱も現代的なデザインのセンターポールに変わりました。やがて前方に終点の天王寺駅前電停が見えてきます。

 

 終点の天王寺駅前です。ここだけは車内改札ではなく改札口での運賃収受となります。この写真には写っていませんが、改札を出たら歩道橋に上がる左階段と地下道に降りる右階段があり、右階段の下には、改札に上がるエレベーターも新たに設置されました。今までの場末感ただよう駅のイメージは完全に一掃されました。
 なお、新鮮切り替え工事が完了したのは阿倍野から天王寺駅前までの区間だけで、阿倍野の交差点付近はまだ工事中です。阿倍野電停の下り線ホームと交差点付近の線路も、交差点を横断する部分以外は、順次、芝生軌道とセンターポールに切り替えられる予定です。 

 上が天王寺駅前電停を南西から北東方向に(あべのハルカスに向かって)撮った写真。下は北西角(アベノキューズモール側)から南東方向に撮った写真。

 

 これまで観て来た上町線の新線部分が「光」とするなら、こちらは「影」に当たるのでしょうか。平均6分間隔で電車が運行される上町線とは違い、阪堺線の住吉以北は、ダイヤも平均1時間に3本まで削減され、恵美須町を出た電車も全て我孫子道止まりになってしまいました。ターミナル駅の恵美須町も、2面2線の無人駅となり、平野線も乗り入れ乗客でごった返していた昔の面影はもはやありません。

 その阪堺線の北天下茶屋電停に面して、コーヒールンバという喫茶店があります。北天下茶屋駅の下りホームから直接入れる喫茶店として、地元のタウン誌にも紹介された事があります。私も、上町線に乗った日とはまた別の日に、この喫茶店でコーヒーをいただきました。なかなか古風で落ち着いた雰囲気の喫茶店でした。

 そのコーヒールンバのママによると、ダイヤ削減で電車待ちの客が喫茶店を利用するようになり、かえって客足が増えたようだというお話でした。でも、下の北天下茶屋駅の時刻表を見ると、更に寂寥感がこみ上げて来ます。大阪市内のチンチン電車でありながら、1時間に3本しか電車が無く、それも毎時2分、14分、38分の不等時間隔ダイヤで、平日20時以降は30分間隔、22時以降は1時間に1本のローカル線並みのダイヤとなってしまったのですから。日曜祝日はもう少し増便となりますが、本数はほとんど変わりません。(下記写真の時刻表参照)

 現在、阪堺線北端の恵美須町から、更に路線を伸ばして日本橋の電器屋街や難波の繁華街をぐるっと回る新路線の建設計画があるようです。しかし、この計画も、堺筋の軌道敷設や沿線商店の移転交渉がなかなか進まず、今のままでは計画倒れに終わりそうな気配です。 難波のターミナルとも直結するようになれば、少なくとも近場の利用客は増えると思います。それでも、並行路線で大手私鉄の南海電鉄とは、スピードでは勝負になりませんが、「気軽に乗れる」というチン電ならではの強みを生かす事で、利用アップにつなげる事は可能ではないでしょうか。この延伸計画、何とか実現して欲しいものです。

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社員から最初に受け取ったパワハラ謝罪・誓約書

2016年12月28日 06時39分51秒 | 職場人権レポートVol.3

株式会社×× ××センター出張所 プレカリアート様

私、❌❌は平成28年12月24日土曜日、プレカリアート様の要求に対し暴言、高圧的な態度、行動を起し(ママ)、職場を混乱させプレカリアート様並びに上層部格位(ママ)に多大なる迷惑を掛けてしまいました。深く、固く反省し、今後このような行為を起さぬことを誓うと同時に、心からのお詫びを申し上げます。

プレカリアート様の抗議分に関して合(ママ)てはまる点も多々あり、その点については少しでも改善の方向へ進めるなど努めてゆ(ママ)こうか考えてゆ(ママ)きます。

私自身も人との接し方がわからず多くの人達に不快を与えてきたのも感付いています。嫌悪を抱いている人もいるのも事実。口に出さなくても文句を言いたい人達もいることでしょう。

いきなりすべてを改善するのは正直難しいが、少しずつですが自分の欠点を変えてゆ(ママ)こうと考察してゆ(ママ)きます。

今後、以前のような事態を起こした場合は他の事業所への移動(ママ)、もしくは解雇を受ける覚悟は持っています。自分を抑えるよう努めてゆ(ママ)きます。

自分には会社に対して異議もありません。いかなる請求もしないことを誓い、誓約書をもって深くお詫び申し上げます。

平成28年12月26日 月曜日 ❌❌(署名・押印)

(実際に受け取ったのは12月27日)

※注:

(1)この間の事件経過については前回記事を参照の事。事件発生から上記の謝罪・誓約書提出に至る経過についても、前回記事のコメント欄に書いた内容をこちらに再掲しておく。(再掲に際し、必要最小限の補足・字句修正を施した)

 昨日(12月26日)、本社から部長が来られて記事のパワハラの件で面談してもらった。パワハラの件については、それまでも所長や副所長とそれぞれ15分程度の面談があったが、1時間も時間を取って面談してくれたのはこれが初めてだ。以下、その面談内容の要旨をかいつまんで報告する。
 面談はまず雑談から入った。自分で書くのも何だが、私の説明文が非常に分かりやすいと褒めて戴いた。「翻って私は昔、文章が書くのが下手で若い頃はよく上司に怒られた。30代になって文章を書くコツが分かってからようやく文章が書ける様になった」と部長。
 そこから今の社員の知的レベルの低さに話が及び、「今回のパワハラも自己表現が下手な社員がヒステリーを起こした結果起こしたものだ。明白な暴力行為で、絶対やってはいけない事を社員がやってしまった。当該社員については、この君の抗議書も読ませて、口頭だけでなく誓約書として文書の形で謝罪表明させる」と部長。
 そして、「これを機に普段の当該社員の働きぶりについても聞かせて貰おう」という話になり、「この会社には(粕裏の様な)いつもボォーッとしている『真昼の行灯』みたいな社員と、(当該社員のバカ上の様な)すぐヒステリーを起こして逆切れする『モンスター』みたいな社員しかいない。バカ上は今までも他のバイトとも何度もトラブルを起こして来た。勤務態度も不誠実で、自分から朝礼召集の号令を掛けておきながら、バイトを散々待たした末に、中止の連絡もせずに勝手に朝礼を流したり、朝礼でも肝心な事は言わずにお題目や揚げ足取りみたいな事ばかり言う。それで皆頭に来て、✖️✖️さんまでブチ切れた事があった」(私)、「何、あの温厚な✖️✖️さんまでブチ切れたのか。そりゃあよっぽどの事だな」(部長)。
 そこからバカ上の朝礼での話し方、バイトへの指示の仕方に話が及び、「何かと言えばすぐ上司がどう言ったこう言ったと言うのは止めて欲しい。バイトは何も上司の為に仕事をしているのではない。聞いていて非常に気分が悪い。そんな事言っている暇があるなら、もっと5W1Hを明確にして具体的な結論から先に言って欲しい」(私)、「正に『虎の威を借る狐』だな。そうやって上司を盾にする事で自分の能力不足を誤魔化している」(部長)。
 そして最終的に下記の結論に落ち着いた。
 ①誓約書として文書の形で私に謝罪させる。
 ②偉そうな物言いをしない。
 ③朝礼などですぐに上司や幹部を引き合いに出すのは止める。そんな暇があるなら、もっと具体的に分かりやすい説明をするよう心がける。
 ④但し、「社員としての本分を自覚し、労働環境の整備や業務改善に努力する」という要求項目については、もう少し待って欲しい。確かにもっともな主張だが、メモもロクに取れない社員にいきなりそんな事を要求しても、パニックを起こすだけだから。
 以上の4点で落着したが、第4項目もそんなに難しい内容ではないと思うが。私も、何も「いきなり成果を出せ」と言っている訳ではなくて、あくまで「努力せよ」と言っているに過ぎないのだが。うがった見方をすると、第4項目については上司や会社の責任も問われるので、今度は部長がバカ上を盾にして避けたのではないかとw。

(2)この❌❌こそが、過去に何度もブログの「職場人権レポート」関連記事の中で取り上げて来た「井下」「沙悟浄」こと「バカ上」である。暴力を振るわれてまで「沙悟浄」なぞと「愛称」で呼ぶ気には到底なれないので、当該社員の仮名も今後は以下のように改める事とする。

(3)社員の仮名再変更のお知らせ:井下(沙悟浄)➔バカ上(ばかうえ)、カスラー(猪八戒)➔粕裏(かすうら)。

(4)バカ上に対しては、「嫌われ者」以外に「会社の犠牲者」としての一面もあるようだ。昔からいるバイトの話によれば、コツコツと仕事をするタイプで、昔は現場作業にも一定精通していた様だ。「現場の事については今の副所長よりもはるかによく知っていた」との評も。「それが、今の様ないじけた無能社員になってしまったのは、会社の責任も大きいのではないか。彼に全然スキルが身に付いていないのも、少し使い物にならないからと言って、もうそれで勤続20年以上も同じ部署に塩漬けにして、便利屋みたいにあちこち応援に駆り出されたからではないか」という評価だ。
 しかし、応援と言っても年がら年中駆り出された訳ではなく、塩漬けにされた事で、当人にやる気さえあれば、逆にいくらでも自己啓発に励む時間を確保できたはず。確かに、この会社は「家族経営」は口先だけで、実際は労働者を平気で「使い回し」「使い捨て」するような所があるが、それでも私は本人の責任も大きいと思う。

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社員のパワハラに断固抗議する

2016年12月25日 11時27分59秒 | 職場人権レポートVol.3

(1)  社員のパワハラに断固抗議する。

 昨日12月24日(土)に社員の❌❌からパワハラを受けた。

 当日は朝から農産PC仕分け作業で使用するドーリー(台車)が全然足らなかった為、午前8時頃に仕分け作業場で、たまたま見かけた社員の❌❌に、ドーリー不足がずっと放置されてきた事に対して少々キツイ口調で詰問した。そうしたら「自分の所で使うドーリーぐらい自分で確保しろや!」と偉そうに言ってきたので、更に問い詰めると、いきなり❌❌の方から掴みかかって来た。バイトの私に対して、社員の❌❌の方から先に暴力を振るった事を、ここでまずはっきりさせておく。

(2)  社員の怠慢が引き起こした年末の備品ショート

 当日のドーリー不足は生半可なものではなかった。

 仕分け作業に必要なドーリーは、最低でも仕分け店舗数と同数の85台は必要だ。私は普段から通常よりも30分速く出勤して午前6時半から作業準備にかかっているが、それだけ早く出勤してドーリーをかき集めても30台ぐらいしか確保できなかった。これだけでは最初のセッティングも出来ないので、最初に仕分けするクレート納品の玉葱259ケース(10段積み26台分)を店舗別にバラしながら、同時にセッティングも行うようにした。そのお陰で、通常なら午前7時半で終わる作業を8時10分頃までかかってしまった。それも、別のバイト(□□さん)が手伝ってくれたお陰で、まだその程度の作業遅延で済んだのだ。 

 そんな状況なのに、鉄キャリーでも仕分けできるコンテナ納品の北海黄金(じゃが芋)147ケース(7段積みで21台)が、今までと同じようにドーリーに積まれて置かれていた。鉄キャリーにはコンテナは難なく積めるが、クレートを積むとサイズが合わずにゴソゴソになり、非常に不安定な荷姿となる。これでは商品破損や転倒事故の原因にもなりかねない。

 その北海黄金だけでも鉄キャリーに積んでくれていたら、その分ドーリー21台が新たに捻出でき、ひょっとしたら最初からセッティングできたかも知れない。ドーリーの絶対数が不足する中では、たかが20台でも確保できるかどうかは大きな違いだ。

 そのような危機感がウチの会社の社員には全然ない。❌❌なぞ、その典型だ。だから、敢えて❌❌にキツイ口調でドーリー不足の件を問い詰めたのだ。

(3)  業務委託元の怠慢も社員自ら招き寄せたものである。

 そもそも、年末年始の繁忙期に取り扱う荷物の量が増える事は、毎年分かっている事だ。事前に物量予測して必要数の備品を確保しておけば良いだけなのに、毎年それが出来ずに、相も変わらず備品不足で駆けずり回らなければならない。何度同じ過ちを繰り返せば気が済むのか。

 しかも、行き当たりばったりで備品購入を進めた為に、ドーリー類だけでも赤ドーリー・青ドーリー・鉄キャリーの3種類、カゴ車類もSカゴ・Lカゴ・青カゴの3種類と、数は足らないのにやたら備品の種類ばかり多くなってしまった。在れば保管場所確保に困り、無ければ備品確保にかけずり回らなければならない状況で、非常に作業のやりにくい現場になってしまっている。

 その不手際を社員に指摘すると、いつも返って来るのが、「会社としてもスーパー・✖️✖️に備品購入のお願いはしている。しかし、備品購入の決済権は最終的に✖️✖️にあり、我々は下請けの業務請負会社としてそれを使うしかない」という答えだ。

 しかし、「一応言っておきました」だけで社員が務まるなら、これほど楽な事は無い。そんな体たらくだから業務発注元のスーパーからも「舐められる」のだ。業務を円滑に進めるのに、元請けも下請けも関係ないだろう。勿論、コスト削減についても考えなければならないが、前述の「行き当たりばったり」の備品購入を黙認している事からも、ウチの社員がそこまで考えているとは到底思えない。実際は、下請けである事を口実に社員が怠慢こいてるだけじゃないか。そのトバッチリを最も食うのは現場で働くバイトだ。バイトから偉そうに言われなくないなら、言われるような事をするな!

  

左:ドーリー(赤ドーリー)に積まれたクレート詰めの商品。中央:鉄キャリーに積まれたコンテナ詰めの商品。右:青ドーリー。元々、ドーリー系の備品は赤ドーリーと鉄キャリーの2種類だけだったが、それを1つの種類に一本化しようという事で青ドーリーが開発された。青ドーリーには落下防止の爪が片方(水色側)にしかないのも、クレートよりも丈(たけ)が長く赤ドーリーには積めないコンテナも積めるようにする為だ。しかし、いつのまにか備品の一本化構想は立ち消えになり、備品の種類を逆に増やすだけに終わってしまった。

 (4)  パワハラの背景にある社畜の奴隷根性

 普段から❌❌の朝礼は「話の内容が分かりにくい」と定評がある。嘘だと思うならバイトの誰かに聞いてみるが良い。「説得力のある分かりやすい説明で感動した!」と言うヤツなんか一人もいないから。

 「話の要領が得ない」「何言っているか全然分からない」「どうでも良い事やバイトの揚げ足取るような事ばかり言って、イレギュラーな連絡などの一番肝心な事を全然言ってくれない」というのが、不評の主な内容だ。その原因の一つに、三人称(自分以外の上司など)をみだりに多用する話し方があると、私はにらんでいる。

 「いつから、どの場所で、このようにやり方を変更する」と、具体的に5W1Hを明確にして、端的に結論から言ってくれれば分かりやすいのに。ところが❌❌と来たら、5W1Hを曖昧にしたまま、「上役の、上層部の誰それが言うには」と、頭に余計な修飾語ばかり付けるので、一体何が言いたいのか分かりにくくなるのだ。

 そして、朝礼などの表向きの場で話す時だけ、言葉使いがやたらバカ丁寧なのだ。「〇〇部長がそう仰っていたので、皆さんもそうして下さいね」というように。話し方が慇懃無礼(いんぎんぶれい=内容はぶしつけだが表現だけは丁寧)なので、余計に話がダラダラと長くなってしまい、話が聞き取りにくいのだ。そのくせ、現場でバイト個人に指示する時は、朝礼とは打って変わって私に言い放ったような高圧的な物言いになる。それで過去にも他のバイトと何度も揉め事を起こしている。それでいながら、マイク放送でバイト全員に指示しなければならなくなると、途端にモゴモゴとドモってしまう。

 要は内弁慶なだけなのだ。上司にはペコペコこびへつらい、その反動で部下のバイトにはつらく当たる。常に自分の保身ばかり考え、責任を全てバイト個人に擦り付ける。正に「虎の威を借りる狐」そのものだ。だから、備品購入に際しても、上司やスーパーには何も言えず、「自分の所で使うドーリーぐらい自分で確保しろや!」と、ヒステリーを起こしてバイトに当たり散らすしか能がないのだ。

 (5)  根本的なパワハラ防止策を要求する。

 私に振るった暴力も勿論許せないが、私が怒っているのはそれだけではない。

 ❌❌の根本的な問題点は、彼が社員の職分を全く理解していない事にある。

 バイトに偉そうに言うのが社員の仕事か?あるいは、バイトと同じ様に仕分けしたり物を運ぶだけが社員の仕事か?違うだろう。仕事やバイトの事を考えて、少しでもバイトが楽に効率良く作業できるように、労働環境を整え業務改善を図るのが、社員として一番大事な仕事だろう。その為に、社員としての給与をもらい、バイトにはない権限も与えられているのだろう。

 ところが❌❌と来たら、その社員としての一番大事な任務を放棄して、バイトに偉そうに当たり散らすだけじゃないか!あるいは、バイトと一緒になって、商品を仕分けしたり搬送したりするだけじゃないか!カゴ車配置のレイアウト図掲示や床の境界線表示を、一体誰がやったと思っているのか?社員が何もしてくれないから、全部私が作業の合間にしたんじゃないか!こんな仕事、本当はバイトではなく社員がすべき事なのに。

 この私の意見に対して、「何も年末の忙しい時に、そこまで言う必要ないじゃないか」という人もいるかも知れない。その人に逆に聞きたい。今まで十分時間はあったはずだ。その間誰も何もしなかったから、年末にまで問題を持ち越してしまったのだろう。

 もはや上辺だけ、口先だけの謝罪なら不要だ。今までの業務改善サボタージュでバイトに散々迷惑をかけた事も含めて謝罪し、今後は心を入れ替えて労働環境を整え業務改善を図るようにする事を、きちんと文書で確約しない限り、私は❌❌の謝罪を受け入れる事は出来ない。

以上

 

 

 事件が起こった12月24日当時の状況。当日は備品のドーリーが全然なかったので、クレートに入った玉葱を店舗別に仕分けながら、壁側からドーリーのセッティングを進めていかざるを得なかった。

 上記4枚の写真の中で、右下写真の鉄キャリーについては、重くて不安定なので、青ドーリーを使用するようになってからは使わなくなった物だ。それが、赤ドーリーも青ドーリーも不足するようになり、急きょ又使うようになったのだ。でも、元々コンテナの荷受け・仕分け用に使っていた物なので、クレートを積むと隙間が開いてゴソゴソになり、非常に倒れやすくなる。

 当日はそんな切羽詰まった状況だったにもかかわらず、❌❌は自分たち社員の無策を棚に上げ、バイトの私に対して「自分の所で使うドーリーぐらい自分で確保しろや!」と言い放ち、暴力まで振るったのだ❗️

(注)上記の会社提出文書をブログに転載する際に、固有名詞等を他の言葉に置き換えました。

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「逃げ恥」を晒しているのはむしろ国の方だ 

2016年12月21日 19時46分35秒 | 沖縄の犠牲の上に胡坐をかくな

 沖縄・普天間基地の辺野古への「移設」不法性を問う裁判で、最高裁は昨日20日に県敗訴の御用判決を下しました。しかし、本当に裁かれなければならないのは、むしろ国の方です。その事を真正面から取り上げたのが標記の社説です。辺野古問題の本質を見事に言い表した社説だと思うので、ここにその全文を転載・拡散します。
 さて、20日当日は人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、略して「逃げ恥」最終回の話題で持ちきりでした。もとより、このドラマの内容そのものは沖縄の基地問題とは全く無関係です。しかし、そこを敢えて承知で「逃げ恥」という表現にかこつけて言うならば、醜態を晒しているのは沖縄県ではなく、むしろ国の方です。そして、基地問題よりもテレビドラマの話題の方が無難で視聴率も稼げると、重要な事から目をそむけ続ける商業マスコミも、それに加担していると言わざるを得ません。

 

沖縄タイムス社説[辺野古訴訟 最高裁判決を受けて]

[県敗訴の構図]地方自治の精神ないがしろ

 「辺野古違法確認訴訟」で県側敗訴が確定した。福岡高裁那覇支部の判決を最高裁がほぼ追認した。

 戦後70年余りも、米軍基地から派生する事件・事故の被害にさらされ続けている歴史を一顧だにしないばかりか、今後も基地負担を強いることを意味する中身だ。地方自治の否定もあからさまである。最高裁も沖縄の声を封じ込めた。

■     ■

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を巡り、国が県を訴えた「辺野古違法確認訴訟」で、最高裁第2小法廷(鬼丸かおる裁判長)は20日、翁長雄志知事の「承認取り消しは違法」と指摘し、県側の上告を棄却した。4裁判官の一致した結論だった。

 翁長知事は、埋め立て承認の取り消し処分を取り消す手続きに入る。

 だが、来年3月に期限が切れる埋め立てに必要な海底の岩礁破砕許可や、埋め立て区域内から区域外へ移植するサンゴの採捕許可、工事の設計・工法の変更に伴う審査など知事権限を最大限行使して新基地建設を阻止する考えだ。

 一方、国は今年3月、県と和解が成立して以来、工事がストップしていることから再開を急ぐ方針だ。菅義偉官房長官は「日本は法治国家である。確定判決に従い、県と協力して移設工事を進めていく」と語る。徹底抗戦の構えの翁長知事をけん制するが、対立が続くことは間違いない。

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 最高裁は判決で、辺野古新基地の面積が普天間飛行場と比較して相当程度縮小されることや、環境保全対策が取られているなどとして、前知事の判断に「不合理な点はない」と認定した。高裁判決を踏襲するものだ。だが面積を減らせば基地の負担軽減につながるわけではない。辺野古新基地には2本の滑走路が設計され、普天間にはない強襲揚陸艦が接岸できる岸壁や弾薬搭載エリアが新設される。耐用年数200年といわれ、沖縄は半永久的に基地の島から逃れられない。

 県は辺野古新基地の建設を強行することは憲法92条の地方自治の本旨(沖縄県の自治権)を侵害し憲法違反として上告していた。最高裁は今月12日付で棄却している。国と地方公共団体との関係が「上下・主従」から「対等・協力」に大転換した1999年の地方自治法改正後、初めての訴訟である。最高裁が審理せずに棄却したのは改正の精神をないがしろにしていると言わざるを得ない。

 米軍基地は日米地位協定によって米軍の排他的管理権が認められ、国内法が及ばない。

 沖縄では米軍絡みの事件・事故では「憲法・国内法」の法体系が「安保・地位協定」によって大きな制約を受けているのが現実なのである。基地内の事故や環境調査もままならず、自治権が侵害されるケースは枚挙にいとまがない。

 米軍絡みでは民間地も同じだ。オスプレイが名護市安部に墜落した事故で、住民の生命や生活、人権を守る責務を負わされている名護市のトップである稲嶺進市長が現場に近づくことができず、県が水質検査をすることができたのは6日後である。2004年の普天間所属の大型ヘリコプターが沖縄国際大に墜落、炎上した事故で警察や行政が米軍が張り巡らせた規制線から排除されたことと何も変わっていない。

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 最高裁が審理するのは憲法違反や法令・判例違反に限られることから、事実認定としては高裁判決が確定する。

 高裁判決は「普天間の被害を除去するには辺野古に新施設を建設する以外にない」としたり、北朝鮮の弾道ミサイル「ノドン」をことさら取り上げ、射程外となるのはわが国では沖縄などごく一部などと国の主張をなぞるように「地理的優位性」を強調して批判を浴びた。最高裁判決はこれらに触れなかった。

 最高裁が弁論を開かず判決を言い渡すことを決めたからである。とても納得できるものではない。

[民意の軌跡]差別的処遇への不満広がる

 2012年秋、県企画部が実施した県民意識調査で、在日米軍専用施設の約74%が沖縄に集中する現状に、7割を超える人たちが「差別的だ」と回答した。

 普天間飛行場にオスプレイが強行配備された時期と重なるこの調査以降、「差別」という言葉が沖縄の基地問題を語るキーワードとして頻繁に使われるようになった。

 同じころ実施されたNHK放送文化研究所の沖縄県民調査からも、基地の過重負担を問う民意を読み取ることができる。

 県民の基地に対する考え方を1992年と2012年で比較すると、「全面撤去」と答えた人が34%から22%に減った半面、「本土並みに少なく」は47%から56%に増えている。

 普天間飛行場の辺野古移設を巡って顕在化してきたのは、沖縄だけに基地を押しつける差別的処遇への怒りであり、日米安保の負担の適正化を求める声だった。

 新基地建設に反対する県民世論の基調は、10年ごろから変わっていない。

 本紙が朝日新聞と琉球朝日放送(QAB)と共同で実施した15年の県民意識調査では、辺野古移設は「反対」が66%を占め、「賛成」の18%を大きく上回った。

 「辺野古が唯一」だと繰り返す政府の説明の欺瞞(ぎまん)性を見抜き、基地と振興策をリンクさせる手法にも「ノー」を突き付け、不公平な負担の解消を求めてきたのだ。

 「新基地建設は許さない」との民意は、選挙でも示され続けた。

 端的に表れたのは14年の名護市長選、県知事選、衆院選沖縄選挙区、今年に入ってからの県議選、参院選沖縄選挙区だ。

 県知事選で保革双方から支持された翁長雄志氏が現職に10万票近い大差をつけて当選したのは、住民意識の変化を決定づけるものだった。

 辺野古違法確認訴訟の高裁判決に「新施設の建設に反対する民意には沿わないとしても、普天間飛行場などの基地負担の軽減を求める民意に反するとはいえない」と都合よく解釈した一文がある。

 新基地に反対する民意と基地負担の軽減を求める民意は一つだ。民意を無視した負担軽減もあり得ない。

 県民の揺らぐことのない意思は、人権や自己決定権をないがしろにされてきた歴史、しまくとぅばの復興など沖縄らしさを大切にする動きとも共鳴し合っている。

 一人一人の心の奥底から発せられる「新基地ノー」の声は簡単には変えらないし、戻ることもない。

[環境と埋め立て]貴重生物の悲鳴が聞こえる

 湾内に広がるサンゴの森では、カラフルな魚たちが泳ぎ回り、干潟ではトカゲハゼが跳びはねる。浅瀬にはジュゴンの餌となる海草が生い茂り、湾奥にはマングローブ林が延びる。

 辺野古の大浦湾一帯は、琉球列島に広がるサンゴ礁生態系の中でも、特に生物多様性が豊かな地域である。

 埋め立てが進み新基地が建設されれば、私たち「島人(しまんちゅ)の宝」である美しい自然の一つを失うことになる。

 昨年7月、環境問題などの専門家からなる県の第三者委員会は、埋め立て承認までの手続きに「法的瑕疵(かし)があった」とする報告書をまとめた。翁長雄志知事の埋め立て承認取り消しは、これを受けたものだ。

 131ページもの詳細な検証結果の半分以上をさいたのが「環境」の項目である。報告は国の埋め立て申請が辺野古の海の重要性を低く評価し、環境保全策が科学的に実効性あるものになっていないことなどを厳しく指摘する。

 国の天然記念物ジュゴンの保護策一つをとっても不備は明らかだ。国はジュゴンが「辺野古地先を利用する可能性は小さい」としたが、実際は環境団体によって多くの食(は)み跡が確認されている。海草藻場についても移植などによる保全措置を講じるとするが、その技術はいまだ確立されていない。

 そもそも辺野古アセスはオスプレイ配備を最終段階までふせるなど、専門家から「史上最悪」と言われるほど問題が多かった。

 2012年初め、沖縄防衛局が出したアセス評価書に対する仲井真弘多前知事の知事意見は579件にも及んだ。「評価書で示された措置では環境保全は不可能」と断じたのだ。

 翌年11月、補正後の評価書に対して県環境生活部が出した意見も48件に上った。現状では基地から派生する環境問題に日本側が対応できないことなども挙げ「懸念が払拭(ふっしょく)できない」と結論づけた。

 仲井真氏が埋め立てを承認したのは、それからわずか1カ月後。承認に至る経過は著しく透明性を欠き、正当性にも疑義が生じるものだった。

 新基地予定地は、県の自然環境保全指針で厳正な保護を図る「ランク1」に指定され、環境省の「重要海域」に選定された地域である。

 基地のない地域では自然を守ることが優先されるのに、沖縄では県や国の環境政策との整合性を保つことさえできない。

 私たちが100年後の未来に残したいのは豊かな自然である。米軍基地建設のため「宝の海」を埋め立てるのは最もやってはいけない愚行だ。

[新基地建設の行方]私たちの反対は変わらない

 日米両政府が米軍普天間飛行場の移設条件付き返還に合意してから今年で20年。新基地建設問題は大きな曲がり角を迎えている。

 最高裁で敗訴したことを受け、翁長雄志知事は週明けにも、名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認取り消し処分を取り消す意向を明らかにした。

 行政の長として最高裁判決を厳粛に受け止めるのは当然であるが、判決によって新基地建設問題に決着がついたわけではない。「ジ・エンド」(物事の終わり)だと考えるのは早計だ。

 この問題は最高裁の判決ですべてが解決するほど単純でも簡単でもない。翁長知事をはじめ多くの県民が新基地建設に反対し、公正・公平な基地負担を実現せよ、と道理にかなった主張を展開しているからだ。

 法的には仲井真弘多前知事の埋め立て承認が「適法」とされたが、政治的には依然として埋め立て承認「ノー」の民意が大勢を占める。

■     ■

 この問題を強権的暴力的に解決しようとすれば、嘉手納基地を含む基地撤去運動に発展するのは必至だ。政府は復帰前のコザ暴動から学ぶべきである。

 政府は22日、北部訓練場の返還式典を開く。翁長知事は政府主催のこの式典には参加せず、米軍オスプレイ墜落事故に抗議する「オール沖縄会議」主催の集会に参加することを明言した。

 この決定は、国と県の今後の関係に甚大な影響を与えずにはおかないだろう。

 翁長知事の怒りを読み間違えてはならない。保守政治家を自認し、安保体制容認を公言する翁長氏をここまで駆り立てたものは何か。

 米軍属による女性殺害事件が発生したのは今年4月のことだ。7月には東村高江の北部訓練場でヘリパッドの建設工事が強行され、9月には垂直離着陸攻撃機AV8Bハリアーが本島東沖に墜落した。

 そして、オスプレイの墜落、大破。米軍は詳細な事故原因が究明されていないのにオスプレイの訓練を再開した。ハリアーの時もそうだ。

 軍の論理だけを優先し、住民の不安をそっちのけに訓練を再開する米軍。住民を守る立場にありながら、米軍を引き留めるのではなく、訓練再開に理解を示した政府。

 両者に共通するのは、県民不在の態度だ。翁長知事がいつにも増して激しい口調で怒りをぶちまけたのは、こうした現実に対してである。その思いを多くの県民が共有しているといっていい。

 県民の失望と怒りを軽く見てはいけない。翁長知事を追い込んではならない。

■     ■

 米兵による暴行事件に端を発した沖縄からの異議申し立てを受け、日米特別行動委員会(SACO)は1996年4月、在沖米軍基地の整理・統合・縮小計画を盛り込んだ中間報告を発表した。

 「新たな基地建設を伴う返還はしない」というのが防衛庁(当時)の基本的考えだった。普天間飛行場については、代替施設として「基地内」に「ヘリポート」を整備することが盛り込まれた。

 当初は辺野古などという話はなかったのである。

 政府は、負担軽減と危険性除去を強調する。普天間の固定化を防ぐために辺野古の代替施設が必要なのだと、政府は言う。

 その主張はあまり説得力がない。危険性除去を優先するのであれば、新基地建設を断念し、別の選択肢を探るのが近道だ。

 代替施設が完成するまで数年以上かかるといわれる。オスプレイの墜落事故を経験した住民に、それまで辛抱しなさいというのか。その間に事故が起きないことを政府は保障できるのか。

 米政府高官が指摘したように、沖縄への基地集中は異常である。あまりにも小さな島に、多くの卵を詰め込み過ぎる。戦後ずっとこの状況が変わらないというのは政府と国会の怠慢である。

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これが墜落でなければ一体何なんだ?

2016年12月17日 22時01分51秒 | 沖縄の犠牲の上に胡坐をかくな

オスプレイが不時着水 2人けが 沖縄・名護東方沖(沖縄朝日新聞)

 海上保安庁によると、13日午後9時50分ごろ、米軍の垂直離着陸機オスプレイが不時着水した、と米軍嘉手納基地から第11管区海上保安本部(那覇市)に連絡があった。11管や防衛省によると、不時着水したのは午後9時半ごろで、場所は同県名護市の東海岸付近の浅瀬。乗員5人は救出され、うち2人はけがをしているという。
 11管によると、出動したヘリが名護市安部(あぶ)付近のリーフ(岩礁)上に機体があるのを確認した。乗員は米軍のヘリがつり上げて救助したという。米海兵隊によると、このオスプレイは当時、米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市、宜野座村)沖の浅瀬に着陸を試みていたという。
 オスプレイをめぐっては、米軍が2012年10月以降、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の老朽化した旧式機に代えて順次24機を配備。一方、沖縄県は「安全性に不安がある」と反発し、12年9月には配備反対の県民大会に10万1千人(主催者発表)が集まった。
 同県うるま市の浜比嘉島にあるホテルの男性従業員(60)によると、13日午後10時前、東の沖合に赤色灯を回した船舶1隻を見たという。「オスプレイは多い時で日に2、3回飛ぶ。低空飛行なので、落ちたと聞いても驚きはない」と話した。

http://www.asahi.com/articles/ASJDF7WWJJDFTIPE03Z.html

名護市長「数秒の差で集落に墜落」 沖縄防衛局に抗議へ(琉球新報)

【名護】米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが13日夜、名護市安部の沿岸部で墜落したことを受け、名護市の稲嶺進市長は14日、記者団に対し「恐れていたことが現実のものになった」と述べ、市辺野古に計画される新基地に同機が配備された時には「危険度が増すのは火を見るより明らかだ。市民が安心して眠れず、日常生活ができない状況におかれてしまう」と話した。
 一番近い陸地から現場まで約50メートルの距離であることを示しながら「数秒の差で集落に墜落していたかもしれない。巻き添えがなかったのは不幸中の幸いだった」と、大惨事の一歩手前だったことを指摘。「オスプレイが欠陥機ということを今回の事故が証明している」と、各地で続く同型機の事故に警鐘を鳴らした。
 墜落した機体の状態から「大破している。『不時着』『着水』といった表現は事故の大きさを矮小(わいしょう)化している」と政府の対応を批判した。
 稲嶺市長は14日、沖縄防衛局へ「すぐにでも抗議に行く」として調整している。【琉球新報電子版】

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-411573.html

沖縄米軍トップ「感謝されるべき」 オスプレイ事故、抗議に反発(沖縄タイムス・プラス)

 米海兵隊のオスプレイが沖縄県名護市安部(あぶ)の海岸に墜落したことを受け、安慶田光男副知事は14日、在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン四軍調整官と米軍キャンプ瑞慶覧で面会し、強く抗議した。安慶田副知事によると、ニコルソン四軍調整官は「県民や住宅に被害を与えなかったことは感謝されるべきだ」と主張。声を荒らげ、机をたたくなど県の抗議に反発したという。
 面会は午後1時半から約30分間、非公開で行われた。安慶田副知事は、機体が大破した状況から米軍側が発表した「不時着水」ではなく墜落だとして、オスプレイの即時飛行中止と配備撤回を求めた。ニコルソン四軍調整官は県の抗議に怒りを示し、「政治問題にするのか」「抗議書にパイロットへの気遣いがあってもいいのではないか」などと迫ったという。
 安慶田副知事は「植民地意識が丸出しだ」と指摘。「抗議されること自体に怒りをあらわにした。とんでもない感覚だ。オスプレイも、オスプレイの訓練も要らない。(配備を)撤回する以外、解決はない」と強調した。事故に対し、米軍側から謝罪はなかったという。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/75739

沖縄県宮森小学校ジェット機墜落事故の概要(宮森630会HPより)

1959年6月30日午前10時40分頃、カデナ基地所属のF100ジェット戦闘機(ジョン・シュミッツ機長)が離陸後時速463キロ、高度約300 メートルに達した時、エンジン火災と危険を知らせる警告ランプが点灯。搭載していた25ポンド爆弾四発を南西の海に投棄し、カデナ基地に引き返そうとしたがエンジンが爆発したのでパイロットは脱出し、機体は石川市6区5班・8班(現うるま市石川松島区)に墜落し、その衝撃で撥ね上がり、付近の家々を引きず るようにしながら北西の方向約150m先、2時間目が終了した後のミルク給食中の宮森小学校に激突、炎上しました。
この事故により、宮森小学校の生徒が11名(後に後遺症で1名が2歳で死亡)、地域住民が6名死亡しました。重軽傷者も220名に達し、住宅27戸、公民館1棟、校舎3教室を全焼。住宅8戸、校舎2教室を半焼させる大惨事となりました。
当初、事故はエンジントラブルであり、不可抗力であったと説明されました。
(夏空の雷が思いがけない落雷したようなもので、手のつけようがなかったことを、特に察知してほしい - 空軍司令官スミス少将 1959年7月3日 琉球新報)
ところが、事故から40年後にQAB(琉球朝日放送)によって、不可抗力の事故ではなくて、エンジントラブル以前の「整備不良」が原因だったことが米軍資料で明らかにされました。爆弾を四発も搭載していることも県民には隠されていたのです。

http://ishikawamiyamori630kai.cloud-line.com/gaiyou/

横浜米軍機墜落事件の経緯(ウィキペディアのページより)

1977年9月27日13時過ぎ、厚木海軍飛行場(厚木基地)を離陸し、太平洋上の航空母艦・ミッドウェイに向かおうとしたアメリカ海兵隊の戦術偵察機(RF-4BファントムII611号機)が、離陸直後に燃料満載の状態でエンジン火災を起こした。乗員2名は機外に緊急脱出し、パラシュートで神奈川県横浜市緑区(現・青葉区)鴨志田町付近に着地したのち、海上自衛隊厚木救難飛行隊のヘリコプターに収容されて基地に無事帰還した。一方、放棄され制御を失った機体は5kmほど離れた同区荏田町(現・青葉区荏田北三丁目・大入公園付近)の住宅地に墜落し、周辺の家屋20戸を炎上・全半壊させた。

アメリカ軍機が炎上し墜落して行く状況や、脱出してパラシュートで降下するパイロットの様は、墜落現場から西方約2 kmに所在する横浜市立鉄小学校でちょうど開催されていた運動会の観客により8mmフィルムで偶然に撮影された。その映像はTBSのニュースライブラリーに残っており、後年「カメラがとらえた決定的瞬間」として紹介されている。

事故発生から10分後の13時23分に出動した海上自衛隊のS-62J救難ヘリコプターは、13時25分頃黒煙を目撃、30分頃事故現場上空に到着した。既に消防車が来ているのを確認した上でパイロットを収容し、再度事故現場上空に状況を確認(放水が開始されていた)上で、基地に帰還した。これとは別に40名ほどの陸上救難隊が編成され事故現場へ向かう準備をしていたが、事故現場が基地から約18kmと離れていたこと、上記の通り消防などによる救難活動が開始されていたことから結局出動しなかった。

アメリカ軍関係者は約1時間後の14時20分頃に現場に到着し、真っ先に現場周囲の人たちを締め出したのち、エンジンなどを回収。この作業の際には笑顔でピースサインを示して記念撮影をおこなう兵士もいた。

墜落地周辺では火災により一般市民9名が負傷、周辺の人々により次々に車で病院に搬送されるもうち三歳と一歳の男児2名の兄弟は全身火傷により翌日死亡した。また兄弟の母親である女性も全身にやけどを負い、皮膚移植手術を繰り返しながら長期間にわたり入退院を繰り返したのち一時はリハビリを行なえるまでに肉体的には回復するものの精神的なダメージは計り知れず、最終的には精神科単科病院に転院し、事故から4年4ヶ月後の1982年1月26日に、心因性の呼吸困難により死亡した。NHKの加賀美幸子アナウンサーは、涙ながらにこのニュースを伝えた。我が子に会いたい一心で懸命にリハビリに励む母親に2人の子供は事故翌日に死亡したことは伝えられず、真実を知らされたのは事故から一年三ヶ月後であった。

転院に関して、遺族は「半ば強制的」であったと主張している。

被害者女性の名をつけた「カズエ」というバラが園芸品種名として登録されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E6%A9%9F%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E4%BB%B6

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ジョージの母国ガーナの紹介

2016年12月14日 09時18分34秒 | 職場人権レポートVol.3

 私の職場にはベトナム人だけでなくガーナ人のバイトもいます。そのガーナ人バイトのジョージ(仮名)については、ブログでもほとんど取り上げる事はありませんでした。しかし、先日の「事件」をきっかけに、彼とも挨拶(あいさつ)を交わすようになりました。そこで、今回は、ジョージの出身国ガーナについても、ブログで少し紹介しておこうと思います。

 ガーナは西アフリカにある国です。アフリカ大陸を北から南に、サハラ砂漠を縦断してやって来た先の、ギニア湾沿いにあります。
 面積は約23万平方キロと、日本の本州とほぼ同じくらいの広さで、四角形のような形をしています。そこに約2500万人の国民が暮らしています。
 南側の海岸部は熱帯雨林で、その外側にはサバンナが広がり、北のサハラ砂漠の方に近づくに従って気候は乾燥していきます。
 国土は平坦で、一番高い山でも標高800メートルぐらいしかありません。西アフリカの他の国もそうですが、大きな山がほとんどなく、地盤が安定しているので、地震もない代わりに火山や温泉もありません。ひょっとしたら、ジョージも温泉に入った事がないかも知れません。もっと仲良しになったら、一度いっしょに温泉に行ってみても良いかも知れません。同じアフリカ大陸でも、山あり谷ありでサファリパークなどの観光地も一杯ある東アフリカ諸国とは違い、ガイドブックもほとんどないので、紹介記事を書くのも苦労しました。

 ここで少し注目!
 本州ほどの広さがありながら、人口は最近急増しているとは言え、それでもまだ2500万人と、日本の約5分の1しかいない点について。
 これは日本だけでなく、アジアの他の同じ程度の面積の国と比べても少ないのです。例えば、韓国と北朝鮮を合わせた朝鮮半島全体では、面積約30万平方キロに約7500万人が住み、日本から九州を除いたぐらいの広さのベトナムに至っては、一昔前の日本と同じ人口1億人に迫ろうとしているのに比べても、はるかに少ない人口しか住んでいません。そうなった理由については、また後で述べます。



 ガーナと言えば、大抵の人はロッテの「ガーナ・チョコレート」が、頭の中に思い浮かぶのではないでしょうか。事実、ガーナは、チョコレートの原料になるカカオ豆(左上写真)の生産が世界第3位の国です(1位は隣国のコートジボアール、2位はインドネシア)。カカオ豆の実を砕いて、そこに砂糖やミルクを加えれば、チョコレートやココアになります。
 というか、もう、それぐらいしか思い浮かびません。学校の社会科の教科書の中で、ガーナについて書いてある事と言えば、もう、それしかないし、私もそれしか学んで来なかったから。
 その他に知っている事と言えば、昔、日本の野口英世が、黄熱病の研究の為にガーナを訪れ、自分自身も黄熱病にかかってガーナで亡くなったと、子どもの時に読んだ偉人伝に書いてあった事ぐらいでしょうか。

 しかし、カカオ豆をいくら作っても、米や麦とは違い、自分たちの食料にはなりません。まさか、チョコレートばかり食べる訳にはいかないでしょう。では、ガーナの人たちは、一体何を作って食べているのか。それがフフやケンケと言った食べ物です。いずれも、キャッサバやタロイモ、プランテン(料理用バナナ)などの雑穀を臼(うす)で挽いて、お餅や団子みたいにして、シチューみたいな汁の中に入れて食べます。これが最もポピュラーな料理みたいです。(右上写真)
 私は食べた事がありませんが、食べた人が書いたブログなどを読むと、フフは唐辛子味やカレー味のシチューの中にあるお餅みたいな感じで、日本人でもお雑煮感覚で割と美味しく食べる事が出来るそうですが、ケンケなどは独特の酸味があり、下の参考資料のブログにも正直「つらい」と書かれています。日本人にはむしろ、アフリカ版「焼き飯」のジョロフ・ライスがお勧めかも。こちらは、私も食べた事があるメキシコ料理のジャンバラヤみたいな感じか。

 ここで再び注目!
 ガーナの主要作物は、あくまでもカカオ豆のような換金作物であって、実際に自分たちが食べる物ではない点に。
 ガーナのような国では、輸出で外貨を稼ごうとするなら、自分たちが実際に作る作物の作付けを減らしてでも、換金作物を作るしかないのです。雑穀ではお金を稼ぐ事は出来ませんし、他に輸出できる物もないから。キューバの砂糖きびや、スリランカの紅茶(セイロン・ティー)、エチオピアのコーヒー豆なども、全てそんな換金作物です。
 実際には飢饉(ききん)で自分たちの食べる物もないのに、お金を稼ぐためには換金作物を「飢餓輸出」するしかない。たとえ大規模な環境破壊を引き起こしても。たとえ、取引先の国や企業から、いくらでも安く買い叩かれても。これこそが、アフリカを始めとした開発途上国に広がっている飢餓や砂漠化の、一番根っこにある問題なのです。

 ここで記事の上に貼り付けたガーナ全体の地図をよく見て下さい。ガーナにも鉄道はありますが、いずれも首都のアクラ(Accra)とその周辺地域にしか敷設されていない事が分かるでしょう。(++++が鉄道のマークです)
 この地図ではアクラの少し左上に当たる場所に、クマシ(Kumasi)という都市があります。昔のアシャンティ王国の都だった所で、今もアシャンティ州の州都になっています。日本で言えば、さしずめ京都に当たる町でしょうか。
 そこから2本の鉄道が、ギニア湾岸の港町に向かって伸びています。1本は西側のセコンディ・タコラディ(Secondi-Takoradi)に、もう1本は首都のアクラに。セコンディの港が手狭になったので、隣のタコラディにより大きい港を掘って、後にセコンディとタコラディという2つの港町が合併して出来たのが、今のセコンディ・タコラディ市です。日本で言えば「大阪・神戸市」みたいな感じか。後はセコンディ・タコラディとアクラを結ぶ路線だけ。
 その三角形の鉄道で囲まれた「おにぎり」みたいな地域が、カカオ豆や金の産出地域で、いわばガーナ経済の心臓部です。首都のアクラも、元はカカオ豆の輸出港から発展した町でした。鉄道も、カカオ豆の輸出の為に引かれた貨物中心のものだったので、今では寂れて誰も乗る人がいなくなりました。

 ここで金が出て来ました。この地図には載っていませんが、クマシとセコンディ・タコラディの中間にオブアシ(Obuasi)という都市があり、そこに大きな金鉱があります。ガーナはカカオ豆以外にも、アルミニウムの原料になるボーキサイトや金の産出国としても、割と有名な国なのです。
 昔は、ガーナは英国の植民地で、国名もゴールドコースト(黄金海岸)という名前でした。それが、独立を機に、イギリスの植民地主義者が付けたゴールドコーストという名前から、古代ガーナ帝国の名前にちなんだガーナという名前に変わったのです。
 ちなみに、ガーナの西隣のコートジボアール(Cote d'Ivoire)も、国名の由来はフランス語で「象牙海岸」という意味です。古い地図ではそのまま「象牙海岸共和国」として記載されています。その近くには「穀物海岸」や「奴隷海岸」もあります。いずれも、今のシエラレオネやリベリアからベニンあたりまでのギニア湾岸の地域名です。


ギニア湾岸の地図。左(西)から順に、穀物海岸(Grain Coast)、象牙海岸(Ivory Coast、仏語ではCote d'Ivoire)、黄金海岸(Gold Coast)、奴隷海岸(Slave Coast)。

 セコンディ・タコラディとアクラの中間ぐらいの場所に、ケープ・コースト(Cape Coast)などの都市があり、ヨーロッパ人が築いたお城が並んでいます。前述の地図にも海岸沿いにお城のマークがあるでしょう。左下の写真はケープ・コーストのお城の跡です。ここにアフリカ各地から狩り集められた大勢の黒人奴隷が閉じ込められ、やがて船で中南米や北米大陸、インド洋の島々に売り飛ばされて行きました。米国のオバマ大統領も、ミシェル夫人と一緒に、このお城を見学にやって来ました。これらの城跡が現在、世界遺産に登録されています。
 ここで最初に「国土面積の割に人口が少ない点に注目」と書いた意味が、ようやく分かったと思います。ブラック・アフリカ諸国の人口が相対的に少ないのは、全部ヨーロッパ人に奴隷に取られ、世界各地に売り飛ばされたからだったのです。

 
 

 右上の写真がガーナの国旗です。赤・黄・緑の三色旗の中央に黒い星が光り輝いています。赤は独立で流された血を、黄色は豊かな鉱産資源を、緑は森林・草原や農地を表すそうです。そして、自由と独立を勝ち取る中で、黒人としての誇りを取り戻す事を、中央の黒い星で表現したのです。
 ガーナは、サハラ砂漠以南のブラック・アフリカ諸国の中では、最も早い1957年に独立した国ですが、それでもアジア諸国の独立よりも約10年遅れを取っています。
 また、ガーナは、中国・韓国・ベトナムなどの国々とは違い、「ガーナ語」という物はありません。あるのは、各部族ごとにバラバラな部族語と、植民地時代に英国が広めた英語だけです。だから、ガーナの放送局では、英語の他に、主な部族語でも放送を流します。
 国語に相当するものがなく、あるのは公用語の英語だけ。英語の読み書きできる人は、国民の中でも限られています。今、職場で働いているベトナム人の中でも、日本語が喋れるのは一部だけですが、いわばガーナは、国全体が今もそういう状態にあるのです。

 植民地統治の下で、換金作物の栽培を強制され、輸出できるのは換金作物と鉱産資源だけ。国語もないので、独立後も「主人の言葉」を公用語として使うしかない。言葉も部族もバラバラで、文字が読めるのは国民の一部だけ。
 ガーナの初代大統領クワメ・エンクルマは、そんな状態から抜け出そうと、国内を流れるボルタ川に巨大な発電用のダムを作りました。地図の中央に広がる世界一広い人造湖のボルタ湖(Volta Lake)も、この時に出来たものです。国内に産出するボーキサイトをアルミニウムに精錬する工場を下流のテマ(Tema)に作り、そのダムの電力で工場を動かし、加工品としても輸出できるようにする事で、貧困から何とか脱出しようとしたのです。
 今もガーナでは、周辺国と比べればインフラは充実しています。幹線道路は舗装され、病院も全国各地にあります。これらは全て、エンクルマ大統領の功績です。その一方で、国内では独裁政治を敷き、野党の存在も一切認めませんでした。アフリカ統一の理想を説き、デモやストで独立を達成しながら、いざ政権を取ると、一転してデモやストを全て弾圧したのです。とうとう、無理な乱開発のツケがたまり、エンクルマは軍部のクーデターで国外に追放されてしまいます。

 その後、何度か軍事政権が続いた後、今は議会政治が復活し、野党の存在も認められるようになりました。やがて、ギニア湾沖に巨大油田も見つかり、今やガーナも立派な産油国の一つです。日本企業や中国企業もガーナに多数進出しています。
 その一方で、今まで紹介した色んな問題が、今も解決されずに残されています。海岸部の豊かな「おにぎり」三角地帯と北部過疎地域との格差や、都市と農村の格差も広がる一方です。外国資本や一握りの政権支配層が、石油やカカオ豆の利権で肥え太る一方で、多くの国民はスラムで貧しい暮らしを強いられ、文字も読めない人も大勢いる。それがガーナの現状です。国民の中には、独裁政治ではあったが格差是正に尽力したエンクルマ初代大統領を慕う人々も少なくなく、彼の記念碑も町中にあります。
 かつて、日本のアホな自民党議員が、オバマ大統領の事を「黒人奴隷の子孫だ」と言ってバカにして国際問題になりました。それがいかに、物事の上辺だけしか見ない浅はかな発言なのかという事も、これでよく分かりました。

(参考資料)
ブログの中の画像も全てWikipediaなどから拝借しました。

ガーナ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%8A
クワメ・エンクルマ- Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%83%A1%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%9E
人と物で溢れるアクラ観光 (ガーナ旅行記)
http://kitagawa.ws/ghana-accra/
奴隷海岸の負の世界遺産 ケープコースト城 (ガーナ共和国)
http://kitagawa.ws/capecoastcastle/
食生活つらいです!楽しいけどつらいです!〜ガーナの伝統的な家庭料理をご紹介〜
http://afri-quest.com/archives/1152
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拡散:「結婚しなよ」はセクハラです!少子化対策のために国が企業にセクハラをすすめるのはやめてください

2016年12月13日 19時39分11秒 | 当ブログと私の生い立ち
「女性と人権 全国ネットワーク」主宰の標記のネット署名に私も賛同しました。
以下、拡散も兼ねて紹介しておきます。特に、後半で述べられている4つの請願項目については、その全てにおいて、本当にその通りだと思います。


かつて、女性は「職場の華」でした。
男性正社員のお嫁さん候補として採用されました。
「クリスマスケーキ」と呼ばれ、
女性は25歳を過ぎたら売れ残りだと言われました。

男性は、結婚しないと出世に響きました。
結婚していない人間は、半人前だと言われました。
「あいつはホモだ」と差別的な扱いを受けました。

女性は男性に
「もらわれるもの」「売られるもの」ではありません。
男性の仕事ぶりや人間性に、
結婚しているかどうかはまったくの無関係です。

女性でも男性でも、
職場では職業人として評価する。
そんな当たり前のことを当たり前にするために、
男女雇用機会均等法ができました。

そして、
職場で結婚を強要するような差別的な扱いは
「セクハラ」として認められました。

しかし今「ニッポン一億総活躍プラン」の名のもとに、
「結婚の希望を叶える環境整備に向けた企業・団体等の取組に関する検討会」が行われています。

ここでは、国として「結婚の希望を叶える」ための支援を、
企業を通してするという話し合いがなされています。
そして、なぜ「結婚の希望を叶える」のかというと、
それは少子化対策であるとはっきりと述べられています。

「結婚の希望を叶える」ためには、
その人が結婚しているかどうかを把握する必要があります。
そして婚活を勧めるためには、
恋人の有無も確認しなくてはいけません。

「恋人はいないのか?」
「結婚はしないのか?」
こんなことを職場で確認されたいですか?

また、結婚をしていない人が
「結婚を望む異性愛者」であるかどうかはわかりません。
個人のセクシュアリティを詮索することは、
異性愛者でない人に対する差別がある現状では
大変な苦痛を伴います。

そして、
これが少子化対策として行われるならば、
この結婚奨励の取り組みには
年齢制限がつくだろうと予測されます。
いったい何才までの人には結婚を勧めて、
何才からの人には勧めないんでしょうか。
国が真正面から年齢差別を行っていいのでしょうか。

子どもを増やすためなら、
セクハラに目をつぶる、
セクハラをセクハラと認めないようにしようという、
この国の動きに対して私たちは強く抗議します。

1. 子産みを奨励する前に、すでに生まれている子どもを大切にしてください。子どもの6人に1人が相対的貧困である現状を変えてください。

2.子どもを増やしたいのなら、結婚を勧めるのではなく婚外子差別、非婚シングルマザーへの差別的税制を是正してください。(一度結婚したシングルマザーは寡婦控除が受けられるが、一度も結婚していないシングルマザーは受けられない等)

3.プライベートに介入するのではなく、恒常的な長時間労働等を是正することによってワークライフバランスを実現できるようにしてください。

4.セクシュアルマイノリティを含む結婚・出産を希望しない/できない*人に対する結婚・出産の奨励はセクシャルハラスメントに当たることを再確認してください。

*ここで言う結婚・出産が「できない」とは、同性婚が認められていないなどの権利上の制約や不妊症などの身体的な困難等を指しています。

(参考)

内閣府ホームページ
結婚の希望を叶える環境整備に向けた企業・団体等の取組に関する検討会
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/kigyo/index.html
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遂にバイトが外国人と衝突!

2016年12月07日 19時42分50秒 | 職場人権レポートVol.3

 今やグローバリゼーション(経済の国際化)は時代の流れ。私の勤務先の物流センターでも多くの外国人が働くようになりました。しかし、現場の受け入れ体制が整っていない為に、日本人と外国人の間でコミュニケーションがうまく行かず、様々な問題が起こるようになりました。

 さる12月5日の月曜日にも、こんな事がありました。
 いつもは外でフォークリフトに乗っているガーナ人のジョージさん(仮名)が、急きょ構内の農産仕分け作業の応援に駆り出される事になりました。社員のカスラー(ニックネーム)に付き添われて、午前8時半頃から、農産仕分け場で作業の仕方を教わっていました。しばらくするとカスラーはいなくなり、ジョージさんが一人で農産品の種まき(商品の仕分け)を行うようになりました。
 その後、9時過ぎから私達も農産仕分け作業の応援に回ったのですが、そこでジョージさんがてんで見当違いに商品を仕分けしているのを発見。早速、本人に注意したところ、逆に食って掛かられました。
 ジョージさんが仕分けしていたのが左上写真の「きのこ大好きもやしミックス」。この「もやしミックス」の箱を、商品に添付されている種まきラベルの指示通りに(右上写真の例で言えば、98番の八尾店のカゴ車に4個)積まなければならないのに、15番の店に18番の分を1個積んでいたり等、もうムチャクチャに積んでいたので、私がジョージさんに注意したのです。そうしたら「ワタシ、ソンナコトマデ、キイテイナイ!」と言われました。( ゚Д゚)

 ジョージさんというのは、以前の記事でも少し触れた通り、来日してもう20年になる人で、日本語も英語も普通に話せますが、漢字はおろか平仮名も一切読めません。読めるのはアルファベットと数字だけです。それでも、店番号(写真の例で言えば98番)と注文個数さえ分かれば仕分けは出来るので、カスラーも仕分け作業に配属したのでしょう。
 しかし、それならそれで、相手は文字も読めない外国人なのですから、どんなに忙しくても、最低でもラベル表示の見方ぐらいは、日本人以上に時間を取って教えるのが普通じゃないですか。それがこれでは、何も教えていないのも同然です。(# ゚Д゚)

 カスラーめ、この前も商品の詰め合わせを手抜きして、私や副所長から注意されたばかりなのに、またしても手抜きかよ!!しかも、そのせいで、私が外国人バイトとのトラブルに巻き込まれてしまったじゃないか!!(# ゚Д゚)(# ゚Д゚)

 そう思った私は、これ以上ジョージさんとやり合っても仕方がないので、とりあえずカスラーを探しに行きました。しかし、どこにも見当たらず、事務所に駆け込んで、カスラーに現場に来てもらうよう事務員に放送してもらい、ようやく現場に戻って来たら、何と同僚アルバイトの藤原さんが、ジョージさんとつかみ合いの喧嘩になっていて、カスラーが必死で止めに入っているではありませんか。どうやら、私がいない間に、藤原さんも同じようにジョージさんのミスを見つけ、とがめて逆に食って掛かられたようです。「アナタ、クチノキキカタ、ワルイ!」(ジョージ)、「お前の方から手を出しておいて!暴力振るっておいて、一体何言ってんだ!」(藤原)と、もう大変な事になっていました。(>_<)

 カスラーのとりなしで、何とかその場は収まり、ジョージさんはまた別の部署に配置換えとなりました。ジョージさんにとってはいい迷惑だったでしょうが、それは私達も同じです。しかも、そんな事があったにも関わらず、カスラーからは、自分の説明不足によってバイトがトラブルに巻き込まれた事への謝罪もなければ、なぜこんな事になったのか、事実経過についての釈明も一切ありませんでした。
 私は納得がいかなかったので、副所長や所長にその理由を問いただしました。その結果、昨日になって、ようやく事態の全体像が明るみになってきました。
 所長の説明によると、12月5日当日は農産荷受け担当の堀田さん(仮名)が休みで、バイトの小杉君(仮名)が一人で荷受けしなければならなかったようです。そこに農産品の納品が殺到し、小杉君がブチ切れかけて、急きょ、カスラーがそのフォローに入らなければならなくなった為に、ジョージさん一人が現場に取り残される形になったのだそうです。もう私はそれを聞いて、心底から呆れてしまいました。(-"-)

 だって、そうでしょう。ジョージさんはリフトマンなんだから、畑違いの商品仕分け作業に回すよりも、一人休んで手薄になった農産荷受けの応援に回ってもらった方が、はるかによかったはずです。
 もちろん、事前のフォローは必要ですよ。ジョージさんは漢字も平仮名も読めないんだから。納品伝票の文字も、もちろん読める訳がない。しかし、そこには文字の読める日本人バイトの小杉君もいるのだから、検品は彼にやってもらい、ジョージさんはリフトの荷受けに回ってもらったら、とりあえずその場はしのげるじゃないですか。
 「今日はリフトマンが1人しかいないので、急きょジョージに応援に入ってもらう事にした。但し、ジョージはリフトの運転はベテランだが、伝票の文字は読めないので、そこは小杉がしっかりフォローしてやってくれ」と、事前に申し送りさえしておけば、それで済んだはずです。
 そうすれば、カスラーも、わざわざジョージさんに張り付いて、差し迫って必要もなく慣れない商品仕分け作業を教える事も無かったのです。商品の仕分けなんて、別にジョージさんにやってもらわなくても、年末になれば他にいくらでも応援のバイトが来るのだから。それよりも、現に欠員状態になっている農産の荷受け作業に、なぜリフトマンのジョージさんを回さなかったのか?(-_-メ)

 その為にこそ、管理監督者たる社員がいて、ヒトとモノの流れを把握しながら、ムリ・ムダ・ムラのない業務を行わなければならないのに。ところが、うちの社員と来たら、仕事に対するビジョンもなければ、バイトに対する愛情もない。だから、自分の頭で物を考えないし、工夫も改善もしない。ただ上からの命令をおうむ返しに下に伝えるだけ。そのくせ手抜きだけは一人前。「社畜」とは、こういう人達の事を言うのでしょう。もうすぐ年末の繁忙期だと言うのに、こんな調子では先が思いやられます。(+_+)

 その一方で、業務改善が進みつつある分野もあります。その一つがベトナム人留学生バイトへの指導です。うちの会社では、一部ベトナム人バイトの勤務態度が問題になりつつありました。仕事中のおしゃべりが酷いのです。おまけに、商品の仕分けも、軽い物ばかり仕分けし、重たい物は極力避けようとするのです。その為、以前からいる日本人バイトとの間で、次第に摩擦が生じつつありました。
 そこで、副所長とも相談して、一計を案じる事にしました。まず、とりわけ私語が酷いベトナム人男女各1人については、男の方は農産カゴ車仕分け場の方に回ってもらう事にしました。広いカゴ車仕分け場の中で商品を仕分けるには、仕分け場の端から端まで100メートルは歩かなければなりません。そんな広い場所では私語なんて出来ないし、商品がどんどん入って来るようになれば、もう無駄口叩く余裕すらなくなります。女性の方は体力的に無理な部分もあるので、引き続きドーリー仕分け場(右上写真)で様子を見る事になりましたが、検品や作業の割り振りは日本人バイトがやり、彼女には一切させないようにしました。また軽い物ばかり持ってこられたら堪りませんから。そうして、残りのメンバーも大幅に入れ替えたら、非常に仕事がスムーズに進むようになりました。そういう感じで、とりあえず年末を乗り切ろうと考えています。(*^-^*)

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やらずぶったくり、国家ぐるみの年金詐欺

2016年12月03日 23時39分45秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を


 今、年金カット法案が国会で問題になっているので、なぜ年金をカットされなければならないのか、もう少し詳しく知ろうとネットで調べていましたが、厚生労働省のHPに書いてある説明を幾ら読んでも、さっぱり理解できません。

 厚労省いわく、
●少子高齢化で年金財政がひっ迫している。みんな子供を産まなくなったので老人ばかりが増え、働いて年金保険料を払う現役世代の人がどんどん減って行ってる。このままでは年金が支給できなくなる。それを避ける為に、「マクロ経済スライド」という仕組みを導入する・・・と。
●その「マクロ経済スライド」とは、どういう仕組みかと言うと、今までは物価や賃金が上昇したら、それにつれて年金支給額も上がっていたけれど、これからはそういう訳にはいかなくなる・・・。
●例えば、今までは物価が毎年1.5%上がったら年金も1.5%上がったけれど、これからは、そこから0.9%マイナスして0.6%しか上がらなくなる。なぜ0.9%のマイナスになるかと言うと、前述の年金保険料を払う現役世代(公的年金被保険者)が大体毎年0.6%ずつ減ってるのに、老人の寿命(平均余命)は逆に毎年0.3%ずつ増えている。つまり、稼ぐ人が0.6%ずつ減ってるのに、「タダ飯食い」は逆に0.3%ずつ増えているので、両者を合わせた0.9%をペナルティ(スライド調整率)として、これから毎年差し引いて年金を支給するようにする(自動調整)・・・。
●じゃあ、物価の上昇率が0.9%を下回った時はどうするのか?例えば、物価が0.6%しか上がらないのに、そこから0.9%もさらにマイナスしてしまったら、年金支給額は0.3%減らされるのか?いや、その場合は減額(自動調整)にはせず据え置きにする・・・。
●しかし、物価が上昇せず逆にデフレで下がってしまった時は、年金支給額もそれと同じだけ容赦なく下げる。例えば、物価が去年より1.5%下がれば、年金支給額も1.5%引き下げる。但し、この時も据え置きの時と同じように、さらに0.9%マイナスするような事はしない。あくまでも、0.9%マイナスするのは、物価や賃金が0.9%以上上がった時だけだ・・・。(政府はなんて優しいのだろう・・・)

 以上、厚労省HPの説明文を読んで、私はそういうふうに理解しました。もし、この通りだとしたら、もうこんな説明、バカらしくて聞いてられませんわ。だって、そうでしょう。「年金財政」がどうの、「少子高齢化」がこうのと言われたら、みんなそれだけで妙に納得してしまいますが、これを年金の他の、例えば給料の話に置き換えたら、一体どうなります?

 以下、「年金」を「給料」に置き換えてみます。
●事業悪化で会社の経営がひっ迫している。みんな会社を辞めていくので高齢の社員ばかりが増え、新卒の若者や働き盛りの中堅社員は減る一方だ。このままでは会社が倒産してしまう。それを避ける為に、「マクロ経済スライド」という仕組みを導入する。
●その「マクロ経済スライド」って、どういう仕組みかと言うと、今までは残業したら25%増しの割増賃金を払っていたけれど、これからはそういう訳にはいかなくなる。年金のマクロ経済スライドでは1.5%アップに対して0.9%マイナスのペナルティだから、25%割り増しの残業代については、9%マイナスにして16%の割増賃金しか払わないようにする。
●例えば、時給千円なら8時間働いた分までは満額の8千円を払うが、そこから1時間ずつ残業しても、割増賃金は25%増しの時給1250円とはならずに、1160円しか払わない。でも、欠勤や早退や遅刻をした時は、1時間に付き千円分きっちり差し引かせてもらうよ・・・。

 こんな事言われて、誰が残業してやろうかという気になります?(# ゚Д゚)
 そもそも、忙しくて猫の手も借りたいから、会社も従業員に「今日は残業してくれないかな?」と頼むのでしょうが。
 それを何ですか。これでは、従業員の前では「頼むから残業してくれないかな?」と、手をすり合わせて頼んでおきながら、陰では「ケッ、このただ飯食いが!長生きばかりしやがって!!誰が25%も割増賃金を払うか!!お前なんか、16%の割増で充分じゃ!!その代わりに、少しでも休んだら、その分の給料は最後の1円まで差し引くからな。」と、言っているのと同じじゃないですか!!

 そもそも、こんな給与体系では、完全に労働基準法にも最低賃金法にも違反しているじゃないですか。
 陰でコソコソ、ネチネチ、労働者にサービス残業を強要するブラック企業は山ほどありますが、残業割増率を「公然と」ピンハネするような会社なぞ、どこにもありませんよ。それが年金の話になった途端に、なぜこんな無法が公然とまかり通るのですか?それを防ぐ為には、労働基準法や最低賃金法に相当する「年金基準法」「最低年金法」を制定する必要がありますね。

 もし、私がその会社の従業員なら、こんな会社、とっとと辞めます。もし、次の転職先が見つからなくて、仕方なくその会社で働かなければならないとしても、誰が残業なぞするものですか。逆に、仕事サボりまくって、有給休暇を目一杯使って、休みの日に別の会社にアルバイトに行きます。勤務時間中も副業に精出します。ひょっとしたら、タイムカード押してそのままトンずらして他で働いて、また夕方にタイムカードだけ押しに帰って来て、給料だけチャッカリもらうかも知れません。会社が社員を人間扱いしないんだから、会社の方も、社員から「まともな会社」扱いされなくなって当然じゃないですか。誰が、こんな会社で、まともに仕事なぞ出来るか!!

 年金問題も、それと同じじゃないですか。
 そもそも、「少子高齢化」も「働き手の減少」も「平均寿命の伸び」も、私たち国民の責任じゃないでしょう。政府や財界が正社員をどんどんリストラして契約社員や派遣社員に置き換えていくから、年金保険料もまともに払えない人が増えるんじゃないですか。そうやって将来不安ばかり煽るから、お金がなくて結婚したくても出来ない人や、朝から晩まで働きずくめで結婚どころではない人や、結婚して子供作ってもシンドイだけだと思う人がどんどん増えて、「少子高齢化」が進んで「働き手が減ってしまった」のでしょうが。これは私たち個人が悪いのか?違うでしょう。全部、政府や財界の責任じゃないですか。そのくせ、自分たちの議員報酬や役員報酬はどんどん引き上げ、白紙の領収書も一杯切って。一般庶民にばかりツケ回しするな!
 その挙句に、「子どもを産まないお前らが悪い」と言いながら、そのくせ「長生きするな」と。生きて欲しいのか死んで欲しいのか、一体どっちやねん?そこまで言うなら、もうみんな子どもを産まずに寿命が来たら死ぬに任せたら良いのです。そうやって、最後には日本列島全体が無人島になってしまっても、果たして同じ事が言えるのかどうか?人の命を一体何だと思っているのか?!(# ゚Д゚)



 実は、この秋から毎月、私の口座から住友生命と日本生命の個人年金保険料が引き落とされる事になりました。住生が1万7千円余、日生が6千円余。両方合わせて2万3千円以上が、今後さらに10年間、口座から引き落とされます。その後になって、ようやく個人年金の支給が始まります。但し、年金が支給されるのは、それから後の10年間だけです。

 しかし、これも、政府が公的年金をきちんと運用さえしていたら、わざわざ私が個人年金に加入してまで、国の年金運用の肩代わり、尻拭いみたいな事なぞしなくても良いのです。それが、個人でも年金をかけなければならなくなったお陰で、保険料支払いの為に、残業に追いまくられるようになってしまいました。これでは、個人年金の保険料を支払う為に働いているようなものです。

 これを聞いて、「何を贅沢(ぜいたく)な、罰当たりな事を言っているのか!世間には、個人年金なぞ加入できない人も一杯いるのに!」と思う人も決して少なくはないでしょう。確かに贅沢な悩みである事は承知しています。「家賃支払いに費やすよりは、わずか10年間だけでも、年金支給という形で見返りがあるだけ、まだマシではないか」という意見も、その通りだと思います。

 でも、やっぱり、年金の運用や支給なんて本来は国がやるべき事であって、何も個人が肩代わりしなければならない事ではないと思います。日本国憲法の第25条には、国民には誰でも「最低限度の文化的生活を送る権利」があると、書かれているのですから。その国民の権利を保障する為に、国は仕事をしているのであり、国に仕事をきちんとしてもらう為に、我々国民も国に税金を払っているのですから。それを国がやらず、やれ自己責任だの何だのと、個人にことごとく丸投げでは、年金や国の存在価値なぞありません。そんな、我々国民から税金を搾り取るばかり、私腹を肥やすばかりで、肝心な時には全然国民の為に動いてくれない、そんな「やらずぶったくり」の国なら、「在っても無かっても同じ」どころか、もはや「存在自体が悪」ではないでしょうか。
 だから、年金の問題については、私は相当ドタマに来ています。今までは、安倍政権や自民党に対しては、単に「不支持、反対」だけの感情に留まっていましたが、今はもう、テレビで「ヤツ」の顔を観るたびに、「この餓鬼ャア、ド突き倒したろか!!」という気持ちに駆られます。

 しかし、年金カットに原発再稼働、集団的自衛権行使にTPPと、安倍政権が推進する個別政策には世論の過半数が反対なのに、何故、安倍内閣の支持率が4割や5割以上になるのでしょうか?
 答えは簡単。「もう何言っても無駄」という事で、国民の多くが「長いものに巻かれろ」と易きに流れ、奴隷根性に染まって、抗議の声すら上げなくなってしまったからです。会社が進める賃下げやリストラには社員のほとんどが反対でも、組合や労働者がご難を恐れて、会社に何も文句を言わなくなってしまった・・・そういう、今までも世間ではよく見られた光景が、今では世論の大勢にまで成り下がってしまったのです。

「米軍駐留費増は不要」が86% 内閣支持60%に上昇、世論調査(共同通信)

 共同通信社が26、27両日実施した全国電話世論調査によると、米国のトランプ次期大統領が選挙戦で負担増に言及した在日米軍駐留経費(思いやり予算)について「日本の負担を増やす必要はない」との回答が86.1%に上った。内閣支持率は60.7%で、前回10月の53.9%から上昇した。支持率が60%を超えるのは、2013年10月26、27両日調査以来。不支持率は30.4%だった。
 安倍晋三首相がトランプ氏や、ロシアのプーチン大統領らと相次いで会談するなど首脳外交を展開したことが支持率アップにつながった可能性がある。(以上、引用)

お父さんとチョンテイル(原題:아빠와 전태일)


 今、日本のマスコミは韓国のパククネ(朴槿恵)大統領退陣劇を、まるで後進国の争乱劇のように面白おかしく書き立てていますが、「果たして彼らにそんな資格があるのか?」と言いたいです。今から約50年前、日本が沖縄返還闘争やベトナム反戦運動、学生運動などで盛り上がっていた時に、お隣の韓国では、今のパククネの父に当たるパクチョンヒ(朴正煕)大統領が、軍事独裁政治で国民の権利を抑えつけていました。上の動画にあるように、国民にはストライキの権利すら認められていなかったのです。
 しかし、韓国の国民は、そんな中にあっても、軍事独裁政権への闘いを諦めませんでした。そして遂に、今から約20年少し前に、パクの後を継いだ軍事独裁政権を倒して、民主化を勝ち取る事に成功しました。今のパククネ政権打倒の民衆の闘いも、それまでの弾圧の犠牲を乗り越えて、初めて可能になったものです。今の安倍政権や自民党に何も言えない日本のマスコミや国民に、その韓国民衆の事をあざ笑う資格なぞ、あろうはずもありません。むしろ、「今の日本人こそ、闘う韓国人の爪の垢でも煎じて飲め」と言いたいです。 

年金カット法案が本会議でも強行採決、70歳以上の医療費も倍額に! 追い詰められる貧困高齢者(リテラ)

 25日の衆院厚生労働委員会につづき、本日、衆院本会議で公的年金改革法案、いわゆる年金カット法案が強行採決された。25日の同委で安倍首相は野党からの問題指摘に対し「それで民進党の支持率が上がるわけではないんですよ!」と言い放ち、挙げ句、「私が述べたことを理解いただかないなら何時間やっても一緒だ」と独裁者丸出しの暴言を吐いたが、それを反省するでもなく、きょうもまた強行採決。もはや安倍首相は、反対意見など無視してなんでも強行採決で通してしまうつもりなのだろう。
 しかし、この年金カット法案は、現在、年金を受給する高齢者たちにとっては死活問題だ。
 今回の法案は、物価と賃金で下落幅がより大きいほうに合わせて年金も減額するというもので、民進党の試算では年金支給額は現在よりも5.2%も減少。2014年のデータにこの新たなルールを当てはめると、国民年金は年間約4万円減、厚生年金ではなんと年間約14.2万円も減るという。
 何度もお伝えしているように、安倍政権はこの4年のあいだに公的年金を3.4%も減らし、医療面でも70~74歳の窓口負担を2割に引き上げるなど高齢者の生活に追い打ちをかけてきた。
 それだけではない。昨日明らかになった2017年度から予定されている公的医療保険制度の見直し案では、70歳以上の医療費自己負担上限を、住民税を支払う全員を対象に引き上げるとした。たとえば、約1200万人いる年収約370万円未満の所得層も、外来で月額の自己負担額上限は1万2000円だったが、来年8月からは倍の2万4600円に引き上げる。しかも、年金が153~211万円という低所得層への所得に応じた保険料5割軽減という特例も廃止するという。こうした見直しによって、国は350億円を浮かせるらしい。
 医療費見直しや年金カット法案といった高齢者への社会保障の厳格化は、一体、何をもたらすのか。NPO法人ほっとプラス代表理事で、『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』(朝日新書)の著者である藤田孝典氏は、25日の厚労委で参考人として法案反対の立場から、「65歳以上の高齢者の相対的貧困率は18%」という高水準にあること、そしていま、高齢者は「相当、生活が逼迫されている」と説明した。
「年金がこのままもし景気浮揚等なく減らされていくという状況では、まず生活困窮状態にある高齢者はどういうふうな状況に陥っていくのか。わたしたちのもとに相談に来られる人たちは、病院の受診回数、服薬回数を減らしています。年金が不十分な人は、なるべく病院に行かない。ほんとうは受診しないといけないのに、医師の指導に従えない、そういう状況が見られています」
「ほんとうは要介護4という介護サービスを入れないと普通の生活がしていけないという状態にある女性も、年金金額が少ないために要介護1ぶんのサービスしか入っていない」
「多くの研究者の方たちも、低所得にある高齢者の人たちがいかに健康を害しているのかという調査(結果)も、すでに多く出されています。(年金の減額は)その金額だけを見ると、たかが数千円、数万円とわずかなものだと思われがちだと思いますが、この影響は非常に大きい」
 相談に訪れる人のなかには、「自殺や一家心中、介護殺人を考えているというような声がすでに数多くあります」と言う藤田氏。いま、高齢者が置かれた状況がこうした切迫したものであると知った上で、安倍政権はそれでも年金カット法案を強行採決したのである。
 命にかかわる社会保障費を抑え込み、一方では国家公務員の年収を平均5万1000円増額する改正給与法が参院で成立している。弱い者は「自己責任」の一言で見捨てられ、見殺しにされていく──安倍政権のままでは、そんな恐ろしい社会がどんどんと進んでいくのだろう。(以上、引用)
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