アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
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競馬が当たった

2012年01月29日 18時06分44秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
  

 少し息抜きに身辺雑記でも。私事ですが、久々に競馬が当たりました。
 昔からこのブログの常連だった人は多分知っているでしょうが、実は私、競馬ファンで、昔は競馬予想サイトも運営していました。但し、競馬ファンといっても、一つのレースや馬券に大金をつぎ込むのではなく、あくまでもポケットマネーの範囲で、純粋に予想を楽しむだけでしたが。予想サイトも、一攫千金狙いではなく、あくまでも的中する事に主眼をおいた地味なものだったので、余りアクセスも伸びませんでした。やがて、今のこのブログの方が忙しくなった事もあって、サイトの方は数年後には閉鎖してしまい、今は時々気が向いた時に、たまに競馬をするだけになっていました。
 それで、今日もたまたま京都のメインレース(京都牝馬ステークス・GⅢ・芝1600m)で楽しんでいた所、何と◎○▲の本線で的中してしまいました。

 今日の京都競馬は、コース変わりで差し馬有利になったという事で、勢いのある若手4~5歳馬から差し馬中心に、マイル・京都が得意な好調馬で時計が優秀な所をピックアップ。
 ◎2枠4番ショウリュウムーン:京都金杯4着、昨年もこのレースを勝っている→本命に。
 ○6枠11番アスカトップレディ:マイル・京都巧者、速い流れの京都金杯で◎に先着→対抗に。
 ▲2枠3番ドナウブルー:京都巧者で重賞でも上位の馬が軽ハンデで格上挑戦→単穴に。
 △5枠10番ビッグスマイル:京都巧者で上がり33秒台の差し馬、ローズステークス4着の実績も→連下に。
 △7枠14番エーシンリターンズ:マイル・京都巧者で持ち時計も1分33秒と優秀→連下に。
 当初は▲候補だった愛知杯3着のコスモネモシンは馬体重12キロ増で消し。

 ◎○から▲△△に3連複で3点、押さえで◎▲同枠ゾロ目とそこから○△△に枠連で4点の計7点流し。コアな競馬ファンからすれば枠連なんて今時見向きもしないでしょうが、体調管理が難しい冬に気まぐれな牝馬が相手なので、ここは安全策を取りました。
 
 それで結果は斯くの如し。
 1着▲ドナウブルー、2着◎ショウリュウムーン、3着○アスカトップレディで、4着にも△ビッグスマイルが入り、三連複3-4-11(2270円)と枠連2-2(1060円)の両方を◎○▲の本線で的中。但し、3500円の小額を500円ずつ均等に流したので、儲けは1万3千円余りの可愛いいものでしたが、予想がズバリ当たった事が何よりも嬉しい。
コメント (3)
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転載:テント日誌 緊急特別版 1/24(火)

2012年01月26日 20時59分57秒 | 福島の犠牲の上に胡坐をかくな
経産省前テント「脱原発歌広場」


<テント日誌 緊急特別版 1/24(火)>

★経産省のテント撤去命令に心底からの怒りをもって抗議し、
  再稼働阻止・脱原発のためにテントひろばを守り抜こう!
★1月27日(金) 午後4時~6時の抗議行動に全ての人々の参加を!

テントひろばに心を寄せ、思いを共にする全ての人々に、経産省前テントは
今重大な事態に立ち至っていることを告げ知らせねばならない。
そして経産省の不当な退去・撤去命令に心底からの怒りをもって抗議し、テント
ひろばを守り抜くための行動に共に結集されるよう呼びかける。

今日1月24日(火)、枝野経産相は定例の記者会見において自ら経産省前
テントを話題にし、テントの自主撤去を強く求めると言明した。テントは不法占拠
である、火気に関して管理上の危険が存在する、というのがその理由であった。
 
それを受けて、経産省大臣官房情報システム厚生課厚生企画室長は、「1月27
日(金)17時までに当省敷地からの退去及びテント・持ち込み物等の撤去」命令
を文書でもって通告してきた。その理由として火気についての細々としたことを書
き連ねられている。

この経産省の一連の行動は、とみに強まっている再稼働策動の重大な一歩であ
る。とりわけ、先日のスレステスト意見聴取会での傍聴人排除、利益相反委員に
よる審査という不法行為、密室での少数委員によるお墨付きというなりふり構わ
ぬ姿勢と共通のものである。
テントひろばが4ヶ月半にわたって存在しているのは、福島の女たちをはじめ、全
国津々浦々の、さらには全世界の人々の脱原発を求める心と思いに支えられて
であり、反原発の象徴として、それらを一つに結び合わせ、交流・表現する公共空
間となっているからである。
 枝野経産相もそれは充分承知の上であろう。彼が9月に言明した「国民的議論
が必要」という考えをなお保持しているのであれば、テントひろばと向き合い、話し
合いや公開議論の場をこそつくるべきであろう。

テントは24時間の泊まり込み、「とつきとおかの座り込み」に表されるように生活
の場でもある。そして雪が降り積もるような厳冬下、暖房の確保は生存権・生活権に
関わることである。
一切の暖房を認めないとする経産省は、凍死者が出ることを願っているのであろうか。
原発を推進してきた経産省にとって、人命とはかくも軽視すべきものなのだろうか。

 テント広場では防火責任者をおき自主管理で運営し、消防法上も「危険な行為」な
ど一切ない。経産省とテント防火責任者が何度も話し合っており、これからも共同で
防火に努めれば「危険」などないはずだ。経産省は姑息な口実はやめるべきである。

今必要なことは、テントの撤去ではなく、再稼働をやめ、原発をなくすための努力を
することである。そのためにテントを守り抜かねばならない。
テント運営会議は、1月27日には、記者会見・声明の発表、枝野経産相への会見
申し入れ、そして午後4時~6時の抗議行動を決定した。
ともかく、本当に大規模な抗議行動が必要であり、どれだけ多くの人々がテントを必
要とし、テントと結び付いているかを、経産省に思い知らせねばならない。
テントに心と思いを寄せる全ての人々の結集を呼びかける。

そして明日から週明けまでの1週間は、右翼の襲来も予測される。(本日すでに街宣
車4台で登場。)様々な事態がありうる。是非テントひろばに駆けつけて、朝~夕の
座り込み・夜の泊まり込みに参加して下さい。
土・日にはテントひろばで様々なイベントを繰り広げよう。

再度、1月27日午後4時~6時の抗議行動への結集を!

                            ( Y・T )

http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-January/014410.html

 「テントの火」なんかよりも、放射能まみれの「原発の火」の方が、数千倍も数万倍も危険だろう。
 その危険極まる原発を、労働者や住民の被曝をそのまま放置しながら、「臭いモノに蓋」宜しくテント撤去で幕引きを図ろうとする。
 そんな政府や右翼こそ、正に「東電のイヌ」「住民の敵」「売国奴」ではないか。
 そんな事をしている暇があるなら、脱原発や震災復興に、もっとまともに取り組め。
 橋下も「脱原発」論者なら、「大阪都構想」に現を抜かすよりも先に、テント防衛に馳せ参じるべきだろう。
 マスコミも、北朝鮮やアラブの民主化を言うなら、この原子力村(原発利権族)による弾圧や不正にも沈黙すべきでないだろう。

抗議先

【経産省】 大臣官房 (TEL)03-3501-1609  広報 (FAX)03-3501-6942
【枝野幸男経産相】
[国会事務所](FAX)03-3591-2249 (TEL)03-3508-7448
[地元・大宮事務所] (FAX)048-648-9125  (TEL)048-648-9124
(E-mail)omiya@edano.gr.jp
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地獄への道は善意で敷きつめられている

2012年01月25日 22時19分29秒 | 都構想・IRカジノ反対!
 大阪ダブル選挙の結果について、前からずっと気になっていた事がある。ダブル選挙の結果は残念ながら橋下・松井コンビの圧勝となった訳だが、その内実を見ると、民主・自民両党支持層のみならず、共産・社民両党支持層からも、少なくない部分が橋下に流れてしまった事になっている。実際の出口調査でも民主・自民票の4~5割、共産票でも2割弱が橋下に流れ、社民票も選挙直前の世論調査では半数以上が橋下支持に傾いていた。その為に、反橋下陣営がせっかく無党派層の半数近くの支持を獲得しながら、推薦・支持した筈の肝心の政党票をまとめきれず、橋下陣営の圧勝を許してしまったのだ。
 http://www.senkyojapan.net/special/2011_osaka/kenshou/
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111119/lcl11111920120000-n1.htm

 民主・自民両党の「裏切り」については、今更驚く事もない。元々、橋下自身が一期目は自公から担がれたのだし、所詮は民主・自民も橋下も、憲法改正・日米安保に賛成で大企業優遇・競争至上主義(格差拡大容認)という点では「似た者同士」なのだから。それが、今回は橋下の余りの横暴ぶりに嫌気が差して対立候補擁立に回ったものの、党本部の方では橋下人気にすっかり怖気づいて、橋下と反橋下の両陣営に二股をかけていた。最初から本気で戦う気なぞなかったのだ。
 問題は、「反橋下」である筈の共産・社民支持者からも、かなり橋下に投票した人が出た事だ。ただ、これらの人々は、民主・自民支持者とは違い、「憲法改正・日米安保に賛成で大企業優遇」だから橋下に投票した訳ではない。寧ろ逆に、橋下の「反二大政党」姿勢や「脱原発」などの「革新ポーズ」に惑わされて、橋下に投票してしまったのだろう。下記「超左翼おじさんの挑戦」というブログの「橋下批判への違和感」という記事に、その辺の感覚を理解する手掛かりが潜んでいるように思える(但し、このブログ主さん自身が橋下に投票したという意味ではないので、その辺は誤解しないで頂きたいが)。

(引用開始)
 橋下徹さんへの批判が盛んである。私だって批判するし、そのための本も準備しているから、批判が高まること自体に、違和感があるわけじゃあない。
 問題は、批判の手法だ。というか、批判にとどまっていることというかなあ。
 一言で言うと、不満のはけ口を求める国民に対して、分かりやすい不満の対象(公務員とか教師とか)を示し、あおり立てるやり方だという、そういう批判のやり方って、果たしていいのか。小泉さんとかヒトラーとかと同じで、まさにファシズムの手法だというやり方だ。
 別に、それ自体、おかしいと思わない。いえ、それどころか、まっとうな批判だと思う。だけど、いくつか、理解できないことがある。
 一つは、橋下さんの積極面をどうとらえるか、その見方が不明である。たとえば脱原発とか、高校教育の無償化とかは、橋下評価のなかでどういう位置を占めるのか。
 橋下さんの全体はファシズムで、脱原発などは付随的な問題なのだろうか。そうではないだろう。だって、脱原発って、現在の日本政治の中心問題で、国民の関心の最大問題だ。
 そういう問題で頑張っている橋下さんに対して、それなりの敬意が必要なのではないか。脱原発以外の小さな(相対的にだよ。人によっては脱原発より大事な問題はあるだろうけど)問題にこだわって、脱原発の課題を後景に退けていいのだろうか。いま大事なのは、脱原発でがんばる橋下さんを応援する市民運動だ、ということにはならないのか。
(中略)
 さらに問題なのは、その橋下さんの手法に国民がだまされているという、その考え方だ。国民というのは、その程度の理解力しかないという考え方。
 いや、そうなのかもしれないよ。でも、その程度の国民だというのだったら、なぜわれわれは、その程度の国民を惹き付ける言葉を発せられないのか。われわれの言葉が国民に響かないのは、いったい何故なのか。
 だって、橋下さんが国民の不満をあおり立てるというけど、国民の不満を受けとめ、解決の方向を指し示すのが、市民運動とか左翼の役割でしょ。橋下さんのやり方が成功して、われわれのやり方が成功していないということは、どこかが抜本的に間違っているということではないのだろうか。
 そういう見方に立って、自分のことを考え直すことも大事だと思う。
(引用終了)
 http://chousayoku.blog100.fc2.com/blog-entry-1051.html

―確かに橋下は危なっかしい。誰かを敵に仕立て上げて叩く事で、国民の不満をそっちに逸らそうとしている。これは、かつてユダヤ人を弾圧したヒトラーと同じ、ファシストの手法だ。でも、脱原発とか「好い事」も言っているじゃないか。演説も巧みで国民の心を惹きつけてもいる。そこを何故もっと評価しないのか。何故我々もそれを見習おうとしないのか―これが、上記記事の言わんとする事だろう。

 なるほど、筋論だけで見れば、そういう「善意の解釈」も成り立つかも知れない。でも、おかしくないか。そもそも何故「脱原発」なのか。原発が、放射能をまき散らし、環境と人々の暮らしを破壊し、原発労働者を被曝の危険に晒すからだろう。その「脱原発」を、元々「核武装」論者だった橋下が、何故急に唱え出したのか。
 橋下が核武装論者なのは有名な話だ。「たかじんのそこまで言って委員会」という、右翼タカ派コメンテーターに主導権を握らせた関西ローカルのバラエティ番組での、橋下の核武装肯定発言で、一期目の知事選挙では公明党が推薦に二の足を踏んでいた位だ。今も橋下のその考えは変わらない筈だ。公人と私人の使い分けはしても、思想自体を変えたとは一切言っていないのだから。環境・暮らし破壊の最たるものである「核実験」「軍拡競争」や「核武装」に賛成しながら、何故「脱原発」を唱える事が出来るのか。

 それは、「核武装」も「脱原発」も、橋下にとっては只の「大衆迎合、人気取り」にしか過ぎないからだ。北朝鮮核武装への反発が強まったのを機に「日本も核武装せよ」と煽る。その一方で、今度は福島原発の事故で世論が脱原発に傾いたのを見て、それまでは一言も言わなかった脱原発を急に口にしだす。何のことはない。その時々の世論の風向きを見て、時流に便乗しているだけだ。
 「2万%出馬しない」と言って知事選に出馬し、自公推薦で当選しながら政権交代後は民主党にすり寄る。その延長で、今回たまたま福島原発の事故が起こったから、今だけ「脱原発」を標榜しているだけだ。
 若し、脱原発が彼の本意であるなら、関電株主代表権行使なぞという、「多数決に阻まれ何も出来なかった」と後で何とでも言い訳出来るような微温的な公約だけを一枚看板のように掲げて、それで事足れりとするような態度は取らない。「脱原発」公約をまるで自分の個人的手柄のように見做し、反原発の市民運動に冷水を浴びせかけるような真似はしない。況してや、脱原発とは根本的に相いれない核武装推進の立場なぞ、絶対に立てない筈だ。

 ついでに言えば、橋下が強行する教育現場での「日の丸・君が代」強制も、当人は決して「日の丸・君が代」を素晴らしいなんて思っていない。強権支配をゴリ押しする為の地ならしとして利用しているだけだ。若し本心から素晴らしいと思っているなら(私はあんな非民主的で時代錯誤の君が代の歌詞なぞ素晴らしいとは全然思わないが)、少なくとも、その素晴らしさを相手にも分かるように説得する筈だ。その歴史や背景もすっ飛ばして、ひたすら「ルールだから守れ」なぞという強制の仕方はしない。そんな理屈で行けば、ブラック企業の不当労働行為や不正隠しすら「社内ルール」として免罪されてしまう。それを、世論の風潮がそうだからと言って、その是非も問わずに無条件に従わせようとする。これも只の「大衆迎合、人気取り」にしか過ぎない。

 「脱原発」も「日の丸・君が代」強制も只の「大衆迎合、人気取り」にしか過ぎないとすると、では橋下のバックボーン・本質は一体何か。それが、政治的には「新自由主義」と呼ばれる「弱肉強食、競争至上主義」の価値観である。
 橋下は、決して裕福な家庭には生まれなかったが、その逆境をバネに、進学校に進み一流大学を出てタレント弁護士になった。但し、その努力も所詮は「自分さえ良ければ好い、その為には幾ら他人を貶めても構わない」というエゴイスティックなものだったが。
 そうして、サラ金の顧問弁護士として強きを助け弱きをくじき、「強いヤツや金持ちが一番偉いんだ、弱いヤツや貧乏人には人権なんて無いんだ」と、「ジャイアンに阿るスネ夫」みたいな生き方を理想とし、「嘘がつけたり人を騙す位でないと強い奴にはなれない」と嘯き、「2万%出ない」と嘘をついて選挙に出馬。

 最初の選挙では「笑顔で笑う大阪」や「子育て支援」の偽公約を掲げ、大阪府知事に当選した途端に児童文学館の廃止や私学助成削減、パート公務員の首切りを強行。その挙句に、府財政の赤字を逆に増やし、震度3にも耐えられない不良債権のWTCビルまで抱え込みながら、その失政の責任も取らずに「大阪都構想」と公務員叩きで矛先逸らし。そうして茶番のダブル選挙を強行した挙句に、民意とか民主主義を「選挙に勝てば(たとえそれがゲリマンダーで得た勝利でも)何でもアリ」とまで捻じ曲げ・・・。
 「大阪都構想」も公務員叩きも、公務員のリストラが目的だ。今まで自治体がやっていた地下鉄や水道や保育所などの仕事は、悉く民間企業の安上がりな派遣労働に置き換えられる。民営化で濡れ手に粟の大企業だけが肥え太り、労働者には低賃金過重労働、地域住民には「福祉の沙汰も金次第」の現実だけが押し付けられる。何の事はない。これまでの官僚支配(役人天国)が今度は財界支配(資本家天国)に取って代わるだけだ。だから財界がこぞって橋下を応援するのだ。

 そんな事を目論んでいる人物の言う「脱原発」なぞ、とても額面通りには受け取れないだろう。彼は「脱原発で頑張って」なぞいない。嘘やハッタリをかましているだけだ。彼の手法から学ぶとすれば、ファシストに「敬意」を表するのではなく、寧ろ反面教師として、彼以上に有権者を惹きつける術を身に着けなければならないという事以外にはあり得ない。そうでなければ、逆に市民運動がファシズムと同じレベルに堕してしまう。
 「地獄への道は善意で敷きつめられている」という格言がある。「善意の行動が却って悲惨な結果を招く事がある」という意味で使われる。橋下に「反二大政党」や「脱原発」の虚像を見て一票を投じてしまった人には、特に肝に銘じてほしい言葉だと思う。
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金持ちやタレント政治家が一体ナンボのモンじゃ

2012年01月19日 16時18分39秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
     

 この前、会社の食堂でバイトの同僚と昼食を取っていた時の事。一つの長机の真ん中ぐらいに、二手に分かれて飯を食べていました。左側に陣取った二人は、ちょうど食堂のテレビでやっていた豪華客船沈没事故のニュースを見て、乗客の避難誘導もせずに逃げ出した船長がイタリア人だったという事で、外国人の無責任さと遵法精神の欠如を槍玉に上げていました。右側に座った二人は、野田内閣の進める消費税増税で、ますます景気が冷え込み雇用が不安定になる事を心配していました。
 私は、その二手に分かれたバイトのちょうど中間の、同じ長机の向かい側で飯を食べていたので、両方の話を聞く事が出来ました。そこで、豪華客船沈没のニュースについては、「別にどこの国の人間であろうと無責任な奴はいるだろう、日本でもJR福知山線事故や原発事故の責任を取らない奴がいるように」と思いつつ、そちらは適当に受け流して、私も俄然興味があった消費税増税論議の方に少し口を挟む事にしました。

私:野田内閣は「社会保障と税の一体改革」とか言って、消費税を8%から10%に上げようとしているけど、あんなモン嘘っぱちやで。
  消費税が社会保障や福祉に回った事なぞ今まで一度もなかったやないか。全部、大企業や大金持ちの法人税・所得税減税に回っただけやったやないか。
バイトA:そうやそうや、福祉になぞ回ってないわ。
私:それでいて、その影響を蒙るのは俺らだけや。消費税値上げで景気が冷え込んだら、いつも時給切り下げや操業短縮でしわ寄せばかり来る。下手したら失業や。
  それに引き換え金持ちや政治家は、別に金持ちだからといっても、貧乏人よりも何倍も飯食ったり服着たりする訳やないから、消費税値上げの影響なんてタカが知れている。
  自分たちは全然腹が痛まんから、平気で貧乏人にばかりしわ寄せして来るんや。
私:自民党は民主党の消費税増税に反対しているけど、あれも今は野党やから反対しているだけで、政権に復帰したら今度は自分たちが増税しよるわ。
  元々、消費税増税する言い出したのは自民党なんやから。
バイトA:そうやそうや、自民党も同じ穴のムジナや。
私:実は、消費税増税に一番反対していると(マスコミなんかで)言われている「みんなの党」も、あいつら消費税増税には反対ちゃうねんで。
  「増税の前に公務員のリストラが先や」言うてるだけで、リストラしたら増税なのは自民・民主と同じ。
  自分たちも財界から政治献金貰っているので、増税の一番の元凶たる大企業減税には一切手を付けへんね(付けないの)や。
バイトA:え~、ほんまか。「みんなの党」って、ホンマは増税反対とちゃうのか。

・・・とまあ、その時のやり取りを思い出しながら、出来るだけ忠実に再現したら、こんな関西弁丸出しの会話になります。細かな言い回しについては記憶違いもあるかも知れませんが、大体こんな流れだったように思います。

 これは、別にわざと煽ってやろうと言った訳ではなくて、私自身の本心でもあります。実際に物流センターで長年に渡って働いていたら、消費税増税の影響がモロ景気に跳ね返る事は、商品の流れ方からも十分手に取るように分かります。なるほど、我々は下請け会社のバイトなので、スーパーの正社員のようには売上高や経常利益の数値を知る事は出来ません。しかし、商品がよく出ると言ったって、その中身は安売りの特価品が中心であったり、秋からクリスマスケーキや歳暮の予約を取ったりの「先食い注文」に支えられたものでしかない事は、現場で商品を扱っていたら自ずと分かってきます。そして、その景気の好不況がそのまま、時給や労働条件の変更という形で跳ね返って来る事も、理屈ではなく皮膚感覚で分かります。

 話を元に戻します。
 そこまで、私の向かいの右側に座った二人のうちのバイトAさんと話を続けた時に、今度は今まで「外国人は無責任だ」と言っていた左側のバイトBさんが、消費税の話に加わってきます。

バイトB:そんな事(消費税増税)ばかりしていたら、しまいにこの日本の国は滅んでしまうで。
私:その通りや。せやけど財界は別にそれでもかめへん(構わない)ねん。日本がダメになっても、海外に進出してそこで儲ける事が出来たらそれで良い訳やから。
  はっきり言って、あいつら実際は何も仕事してへんねんで。博打みたいな経営やって、金をただ右から左に動かしているだけやないか。
  実際に物作ったりして働いているのは、ワシら貧乏人なんやで。でも、金持っているちゅうだけで、まるでそれで偉いみたいにチヤホヤされて。
  それで「後は野となれ山となれ」。悔しいけど、これがグローバリゼーションとか「経済の自由化・国際化」と言われている事の、本当の実態や。
バイトB:せやけど、そりゃあオカシイわ。
  幾ら金持ちがじょうさんいたって(沢山いても)、実際に物を作って消費しているワシら貧乏人がいない事には、物も作られへんし金儲けもでけへんねんから。(作られへん=作れない、でけへん=出来ない)

 何気ない会話ですが、このBさんの指摘って、凄く重要だと思いませんか。昨今、何かと言えば「博打みたいな経営やって、金をただ右から左に動かしているだけ」の人間や、その尻馬に乗った橋下・石原みたいなタレント政治家ばかりがチヤホヤされて、まるで、そいつらだけでこの日本や世界を動かしているみたいな風潮が、これでもかという位に蔓延している中で、普段は「外国人はダメだ、日本人は偉い」というような事ばかり言っているBさんみたいな人が、ここまで言えるとは。私、少しBさんを見直しました。

 でも、BさんはやはりBさんです。私がこの後幾ら、「このまま行ったら、しまいには日本も北朝鮮みたいになるわ」という形で、「外国の事をあれこれ論うよりも、肝心の日本の支配者たちを何とかする方が先だろう」と暗に諭しても、相変わらず「北朝鮮の国民一人当たりのGNPは年間たった二千円しかないんやで」と、そんな話ばかりしているのですから。明日出勤しても、まだ外国人船長の話ばかりしているようだったら、そろそろ次のように言ってやろうと思っています。

私:いつまでもそんなニュースばかり見ていたらバカを見るぞ。
  消費税増税など、もっと我々の暮らしに直結した大事なニュースが幾らでもあるのに、何でテレビは船長のニュースばかり流しているのか。
  国民の目を消費税の問題に向けさせない為の、目くらましに決まっているだろうが。
コメント (2)
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橋下との闘いは寧ろこれからが本番だ

2012年01月17日 23時19分43秒 | 都構想・IRカジノ反対!
    

 以前このブログで、「大阪ダブル選挙も終わったので橋下の話題は一旦これで終了する」旨、書きました。それをまずここで撤回します。橋下との闘いは、ダブル選挙で決着がついた訳ではなく、寧ろこれからが本番です。元吹田市職員でイラクの子供たちを支援しているジャーナリストの西谷文和さんが、この1月12日に橋下前知事に対して、旧WTC府庁移転の責任を問う裁判を起こしました(読売記事参照)。私もその訴訟を全面的に支援していくつもりです。まずは、その西谷さんのブログから、当該訴訟の意義について述べられている記事を、こちらにも引用しておきます。

・橋下前知事に対して、住民訴訟を始めます(イラクの子どもを救う会ブログ)
(引用開始)
大阪市の新市長に橋下徹という人物が選ばれてしまった。彼は「教育は2万%強制」といい、「日本の政治には独裁が必要」と主張する。大阪の有権者は、そんな彼の独裁的手法に、一抹の不安を感じながらも、「今の閉塞的状況を打ち破ってほしい」「こんな時代には少々強引に進めるリーダーが必要」「公務員(ダメ教師)を削ってくれるのは彼だけだ」など、彼の政策もしっかりと理解しないまま「何となくイメージだけ」で選んでしまった。このツケは数年後、かなり大きくなって、橋下新市長を支持した、まさにその人々に返ってくるというのに…。
脱原発の学習会で、「(脱原発を決めた)ドイツと日本の違いは何でしょうか?」との質問が出た。おそらく、それは「責任の取り方が違ったからだ」と思ったからそう答えた。
ナチスの犯罪を謝罪し、犠牲になったユダヤの人々にちゃんと補償をしたのがドイツの戦後。一方、日本は「一億総懺悔」で、「過ちは繰り返しませんから」と石碑に刻む。何という曖昧さ、そして主語のない文章!
今回の原発事故もそうだ。「がんばろう福島」「負けないっぺ福島」。そんな標語で生活は補償されるのか?流された家は帰ってくるのか?ローンは、仕事は…。
町に掛ける看板は「東電よ、きちんと補償せよ」「政府は責任を持って故郷を復興させよ」であるべきではないか。
エジプトやリビアで、独裁者を打倒する若者たちの運動を目の当たりにしてきた。彼らは独裁者に偏る富、理不尽な格差、政治的自由などを求めて、街頭に繰り出し、デモをして、とうとうその独裁者を打倒してしまった。
つまり中東の若者たちは敵を見誤らなかった。貧困層と中間層が団結し、「生活を苦しめている本当の敵」に向かっていった。
一方、日本はどうだったか?
年収700万円の「隣の公務員」に対して、年収200万円の非正規労働者が「怠けている」「リストラされないのは不公平」「ダメなヤツはクビを切れ」と、その怒りを向けた。
しかし怒りの矛先が向かうべきだったのは、「株式の投資で年間何十億円もの所得を得ている人々」「内部留保を溜め込みながら、労働者のクビを切り捨ててきた大企業経営者」「そんな富裕層から献金をもらって当選してきた政治家たち」ではなかったか。
日本の株式所得に掛けられる税金はわずか10%だ。そして新富裕層は株や証券の投資で、巨額の富を築いている。
ではなぜそこから税金を取らないのか?ちなみにフランスは株の所得に30%課税している。なぜ毎日の生活がギリギリの人々が消費税を10%も取られようとしている時に、この株式所得への極めて低い課税率が問題にならないのか?
本来なら、非正規雇用の労働者と公務員が連帯して、「富裕層からもっと税金を取れ」と言うべきなのに、なぜ「底辺同士で」争っているのか?
橋下新市長は一部で「ハーメルンの笛吹き男」と言われている。笛の音に釣られて洞窟に閉じ込められた子どもたち。
この場合、確かに笛吹き男には罪がある。しかし「だまされてついていった子どもたち」に罪はないのか?
「だまされるな、この王様は裸だ!」と叫ぶ子どもになろう。
私はこの笛吹き男、いや大阪新市長を相手取って、WTCビル購入と庁舎移転の問題について、来年早々から裁判をすることになる。WTCビルへの府庁舎移転に伴う巨額の税金支出に関して、橋下徹前知事の責任を明らかにし、彼にそのお金を支払ってもらおうという裁判である。
提訴は1月12日になる予定だ。
(引用終了)
 http://www.nowiraq.com/blog/2011/12/post-373.html

 要は「己の野望実現の為に、今まで散々、大阪を食い物にしてきた輩に、きっちりその責任を取らせよう」という事です。橋下は、この期に及んでもまだ、「旧WTCビルの東日本大震災での被災は想定外で予測不能だった、それを無責任と言うなら俺を選挙で落選させるべきだった」とうそぶいているそうですが、何をか況やです。同ビルについては、「想定外で予測不能」どころか、当時既に多くの識者から自然災害に脆い事が指摘されていました。その結果、府議会でも移転案は二度に渡って否決されています。それにも拘わらず、橋下の方が全然聞く耳を持たず、ビル購入と移転をゴリ押しして来たのです。その責任をきっちり取らせなければなりません。
 そして、それはまた同時に、「そんな橋下に騙され、彼をつけ上がらせてきた有権者の弱さについても、この際きっちりケジメを付けよう」という事でもあります。この1月17日で阪神・淡路大震災から17年目となりますが、新聞・テレビはこの日だけ取ってつけたように震災特集を組む一方で、旧WTCビルの震災被害や公金支出については誰も追及せず、相も変わらず橋下を持ち上げています。そして、この「ハーメルンの笛吹き男」の宣伝に乗せられて、不労所得で肥え太る富裕層やそれに養われた金権政治家には何も言わず、「底辺同士」でいがみ合わせています。こんな出鱈目はもう止めにしましょう。橋下との闘いは、寧ろこれからが本番です。
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転載:「韓基大(ハン キデ)さんへの弾圧に対する抗議」賛同のお願い

2012年01月12日 22時54分44秒 | 監視カメラよりも自由な社会に
前略

韓基大さんの友人の下地真樹(しもじ まさき)と申します。

「在日特権を許さない市民の会」(通称、在特会)から暴力被害を受けた韓基大さんに対し、逆に韓さんを加害者として警察が執拗に任意出頭を求めるという嫌がらせをやめないので、友人有志が中心となって警察署に抗議することにしました。詳しい経緯は末尾の抗議文に書いてあります。

内容にかかわらず、政府の姿勢に批判的なさまざまな活動が治安当局の弾圧を受けるケースが増えてきています。もはや黙っているわけにはいかないと思い、このたび、韓基大さんへ不当な任意出頭要請を繰り返す大阪府警四条畷(しじょうなわて)警察署に対し、友人として抗議を行うことにしました。そして、この抗議への賛同を広くよびかけることにしました。

これ以上、治安当局の恣意的な権力行使を許さないためにも、多くの人からのご賛同をいただきたいと思っています。賛同いただける方は、以下のいずれかの方法で賛同をお寄せください。

【宛先】
•電子メール:supporthan@mail.goo.ne.jp
•電話   :090-8468-9988
•郵便   :戦争と平和を考えるつどい(弾圧対策部)日本自由メソヂスト布施源氏ケ丘教会気付東大阪市源氏ケ丘16-10

【お送りいただく内容】
•お名前、肩書き
•※ 「山田 花子(会社員)」のように表記ください。
•※ 肩書きは簡単なものでよいです。あるいは、なくてもかまいません。

【付記】
•※ 賛同者の数については、対策ホームページ上でもお知らせします。
•http://supporthan.tumblr.com/
•※ 賛同者のお名前、肩書きがホームページ上に掲載されることはありません。
•※ 警察に提出する抗議文のみに、賛同人のお名前、肩書きが連記されます。

【下記の抗議文を、四条畷警察署に提出します】

韓基大さんへの弾圧に対して抗議します

四条畷警察署が韓基大さんに対して執拗に任意出頭を要求することに対し、私たちは強く抗議します。

すでに3回目となる呼び出し状では、韓基大さんが「在日特権を許さない市民の会」(以下、「在特会」)に所属する名前も知らない何者かに対して暴行をふるったということになっています。しかし、そのような事実はまったくありません。事実は、韓基大さんが2011年9月24日の『「君が代」強制大阪府条例はいらん!全国集会』に参加する為に最寄りの住道(すみのどう)駅を降りた時に在特会のメンバー少なくとも5名以上に待ち伏せを受けたということ、その際に、韓基大さんは取り囲まれ、鞄をつかまれ、顔面につばを吐きかけられ、罵声を浴びせられた、というものです。暴行を受けたと言えばそれは韓基大さんの方です。

以上の事実は、その時周辺にいた私服警官も見ていたはずです。また、被害届を出した在特会が、彼らにとって気に入らない市民運動に対して威力的に妨害行為を繰り返している事実も警察は知っているはずです。彼らが聞くに耐えない差別的暴力的発言を繰り返しているという事実も、警察は知っているはずです。それにも関わらず、今回のようなそもそも事実の無いデタラメな「被害届」を元に執拗に任意出頭を要求することは、韓基大さんに対する重大な人権侵害です。このような不当な出頭要請に対し、韓基大さんがその貴重な時間を割いて応じる必要はまったくありません。

これはあらゆる人々への差別・排外主義に反対する一人の人間として絶対に譲れないことです。

四条畷警察署は、市民の安全を守るという本来の職務・職責を思い起こし、これ以上、差別・排外主義者たちの暴力に力を貸すようなまねは止められるよう申し入れます。

韓基大さんの友人一同

呼びかけ人 安藤眞一(日本自由メソヂスト布施源氏ヶ丘教会 牧師)、鵜飼哲(一橋大学教員)、下地 真樹(阪南大学教員)

賛同人 …………

【抗議文ここまで】
http://supporthan.tumblr.com/

 以上の要請がネットで回覧されている事を知り、遅まきながら拙ブログにも貼り付けておく事にしました。転送・拡散歓迎との事です。
 私がこの要請文を取り上げる事にした理由は、これが地元の大阪で起こった事件だというのもありますが、それ以上に、これは在日コリアンだけにかけられた弾圧ではないと思うからです。
 それは、ここに登場する「在特会」が、昨年の反原発デモに対しても執拗に挑発を仕掛け、「生活保護貰いながら政治活動するな」と喚いていた事からも明らかです。ここで百歩譲って、若し「在特会」が純粋に在日外国人の特権なるものに怒っているだけなら、それとは何の関係もない反原発デモに挑発を仕掛け、生活保護受給者の人権を貶める理由なぞない筈です。
 それが挑発を仕掛けてきたという事は、彼らにとっては、実は「在日外国人問題」なんてどうでも良くて、ひたすら社会的弱者や権力に盾つく者を叩いて自らの鬱憤を晴らしたいだけなのです。単に権力の陰に隠れて虐めがしたいだけであって、虐めの口実は何だって良いのです。
 こんな奴らを野放しにしていたのでは、いつか戦前のファシズムの時代に逆戻りしてしまいます。「蟹工船」「女工哀史」のような搾取や人権蹂躙が今以上にまかり通り、虐めが正当化されるような社会なぞ絶対にゴメンです。だから、自分にはこれ位の事しか出来ないけれど、せめてこういう形で自分の意思を表明させて貰う事にします。
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こんな民主主義の敵はハシマキにして食ってしまえw

2012年01月12日 15時47分00秒 | 都構想・IRカジノ反対!
 
 
 原発の是非を問う市民投票の実現をめざす署名運動が、先日、私の通勤時に通る乗換駅の駅頭でも行われていました。私はこの署名運動については判断を留保していたので、署名はせずにチラシだけいただいて帰りましたが。脱原発派の私が何故判断を留保していたかというと、以前CMLでの議論にもあったように、依然として原発推進派に支配されている政財界・学界・マスコミの実態をそのままにして、形だけ脱原発国民投票を実施しても、逆に原発推進にお墨付きを与える結果にもなりかねないという懸念があったからです。それよりもまず原発利権を着実に解体していく方が先だろう、国民投票はその後でも良いだろうと思っていました。実際、現行の裁判官国民審査制度を見ても、逆に今の裁判官にお墨付きを与える結果にしかなっていませんから。

 しかし、そこには誤解もありました。国民投票と都民(市民)投票を混同していたからです。この両者は、目指す方向は同じながらも、その実施方法において若干の違いがあります。前者の国民投票が、別に法的拘束力もなく、如何様にも恣意的な運用が可能な漠然としたものであるのに引き換え、後者の住民投票の方は、地方自治法の規定に則り自治体ごとに実施され、現実に住民自治の武器として機能している制度を活用するのだとか。それなら、各地の首長リコール署名でそれなりに威力を発揮している事もあり、脱原発推進にも威力を発揮するのではないかと、今では思い始めています。

 ところが下記記事によると、何と脱原発を公約していた筈の橋下・大阪市長が、この署名運動に難癖を付けているのだとか。

・原発住民投票、署名集まる…橋下市長は否定的
 原子力発電所稼働の是非を問う住民投票の実施を目指し、大阪市内で署名活動をしていた市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」(東京都新宿区)は9日、署名数が5万人を超え、市条例制定の直接請求に必要な4万2673人を上回った、と発表した。
 条例制定の直接請求には有権者数の50分の1の署名が必要で、昨年12月10日から1か月間の署名活動をしていた。同団体は今月16日、市選挙管理委員会に署名簿を提出予定で、市選管の審査、縦覧などの手続きを経て、住民投票条例案が議会で審議される見込みだ。
 これに対し、大阪市の橋下徹市長は10日、「脱原発を掲げて市長選で当選した以上、民意は示されている。住民投票に必要な5億円もかけるのは疑問」と住民投票に否定的な考えを示した。(以上、読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120110-OYT1T00279.htm
・原発住民投票署名「住民投票は疑問」と橋下市長(産経新聞)
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120110/lcl12011014400001-n1.htm

 私、この記事を読んであきれ返りました。本来ならば自分も応援すべき立場なのに、一体何を言っているのだろうかと。
 幾ら「民意は既に示されている」と言っても、まだまだ原発推進派の方が力が強いのに、自分ひとりだけで何でも出来るとでも思っているのでしょうか。それに何も選挙や投票だけが民意の表明手段ではないでしょう。集会・デモ・ストライキや署名集めだって立派な民意の表明手段です。寧ろ、後者の草の根の運動の成果が前者の選挙結果にも現れるというのが、民主主義や国民(人民)主権という事の本来在るべき姿ではないですか。それがこの人の言い分では、「政治は全て政治家に任せとけば良い、それを下々の人間がいらぬ口出しをするな」と言わんばかりの態度ではないですか。

 それに、それ以前の問題として、そもそも何故「脱原発を志向するのか」という一番肝心な所が、すっぽり抜け落ちてしまっています。それは、放射能汚染や作業員の被曝と引き換えに、大都市・大企業などの一部の者だけが潤う、今の経済の仕組みを根本から見直そうという、言わば「世直し」に通じるものでしょう。だからこそ、国民みんなの参加が求められているのです。それがこの言い様では、「別にみんなの参加なぞ求めてはいない、俺一人の力で充分だ」「下手に参加なぞされては、俺の箔に傷が付く」としか聞こえません。

 「5億円もかけるのは疑問」と言うのだって、それが無駄かどうか決めるのは橋下ではなく、主権者たる国民です。そんな事を言い出せば、議会や選挙も全て無駄という事になってしまう。リコールも何も出来なくなってしまう。民主主義より独裁のほうが効率的だと言う事にもなりかねない。そもそも、住民投票が必要かどうかを判断するのはそこの住民一人一人であって、橋下の一存で決められるべきものではない。
 勿論、戦術の有効性についての検証は必要です。しかし、それはあくまでも人権確立の為にあるべきです。不正義に目を瞑る為の言い訳であってはなりません。損得勘定だけで動いていたのでは凡そ運動なんて出来ません。
 そこを橋下は完全に履き違えている。選挙や民意や政治というものを、まるで自分に都合の良いように狭く解釈している。自分だけの占有物であるかのようにしか捉えていないから、こんな貧しい発想しか出来ないのでしょう。

 何の事はない。これではかつてのヒトラーや今の北朝鮮と同じじゃないですか。北朝鮮にも国会や選挙は一応あります。野党だって形式上は存在している事になっている。しかし彼の国では、選挙も国会も野党も全て独裁者の箔付けに利用される存在でしかない。橋下の「民意の表明は俺様だけで充分」という発想も、これと全く同じじゃないですか。

 大体この人は、今年の成人式の挨拶でも、「政治に無関心な人には税金を回さない」と言ったそうじゃないですか(読売記事参照)。若者の政治参加を促すのは良い。しかし、それはあくまでも人権保障・民主主義実現の立場から為されるべきものであって、橋下のように何かと引き換えに上から与えるものではない。それがこれでは、田中角栄や小沢一郎などと同じ利権屋の発想でしかない。自民党政権時代の古い古い発想と寸分違わないこんな人物の、一体どこが「改革派」なのか。

 余り腹が立ったので、昨日仕事帰りに立ち寄った今宮戎神社の十日戎の露天で、厄払いに「はしまき」を食べてきましたw。お好み焼きの生地を薄くクレープ状にして箸に巻いて食べるから「はしまき」なんだそうです。写真の玉子乗せバージョン以外にも、鰹節・マヨネーズなどをトッピングしたものがありました。何でも関西発祥のものだそうで。私はあっさりと鰹節乗せバージョンのものをいただいてきましたが、結構美味しかったです。
 
 
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パソコン買換え顛末記

2012年01月08日 22時53分30秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
   

 この年末年始にかけて、パソコンを上記左写真のデスクトップから同じく右のノートに買い替えたのですが、設定に思いのほか手間取り、今日になってようやく新しい右のノートでブログに記事投稿もする事が出来るようになりました。これで一区切りついたのを機に、今回はパソコン買換えにまつわる苦労談でも書いてみようかと思います。

 今まで約10年間に渡って使ってきた左のデスクトップ(ウィンドウズXP装備、メモリ256MB)ですが、古くなっていよいよ買換えの潮時かと思っていた矢先の去年11月末に、近くの家電量販店で限定特価6万円余のパソコンを販売している事を知りました。それが右の今使っているノート(ウィンドウズ7装備、メモリ4GB)ですが、その時はどんな機種か確認するだけのつもりで、買う決心まではついていませんでした。ところが、量販店で説明を受けているうちに、当時20数万円もしたパソコンが、更に16倍もメモリのあるものに取って代わり、それが僅か数万円で買えるとあって、ついついその気にさせられて買う破目に。

 それで12月初めにパソコンが自宅に届けられ、セットアップも滞りなく終わったものの、実際はその後の、プリンターなどのデバイス(周辺機器)を新しいパソコンでも使えるようにする操作や、古いパソコンから新しいパソコンへのデータの移し替え、古いパソコンの処分、新しいパソコンのネット接続といった、パソコン本体を立ち上げてから後の作業の方が遥かに大変だという事を、日に日に思い知らされる事になります。
 それに加えて、プロバイダーも提携先の業者に変えた方が更にパソコンが安くなるという店員の宣伝に目がくらんで、プロバイダーも変える事に。これが後になってさらに苦労の種となるのですが、その時はそんな事は予想だにせず。

 その時点では、まだプロバイダーは以前の業者を使っていたので、今までのモデム(前述左写真参照)に新しいパソコンを繋いだのですが、全然ネットに接続できず。幾らマニュアルを読んでも分からず、くだんの量販店の店員に聞くと、それ以外に別売で無線ルーターを買わなければいけないとの事。数千円の追加出費で済むなら、背に腹は代えられないと渋々買う破目に(同上参照、モデムの左横にある黒い薄型の機器)。

 その次に悩んだのが、古いデスクトップのデータ消去。そんなもの初期化すれば済む話だとお思いでしょうが、ハードディスクに傷があるのか、既にスマート機能が検出されるようになっていた古いデスクトップは、初期化そのものを受け付けなくなっていました。
 もう仕方がないので、データだけを新しいノートの方に移して、そのまま買取業者に引き取ってもらう事に。約10年前に20数万円で買ったパソコンが、僅か百円ほどの切手となって買い取り代金として自宅に郵送されてきた時は、流石に少しがっくり来ました。
 アンティークな家具や骨董品は、その物自体に文化遺産としての価値があるので、古ければ古いほど値段がつくが、パソコンのように機能性だけで評価されるものは、用済みになれば只のガラクタとして処分されるだけ。まるで今の労働者と同じ。橋下や石原の尻馬に乗って競争教育や命令行政をあおり、勝ち馬に乗ったと錯覚している奴だって、所詮はこの古いパソコンのように、酷使された挙句に使い捨てされるだけだ。まあこれは余談ですが。

 次にデバイスとの接続ですが、パソコン同様10年前の仕様のままのプリンターでは、もうウンともスンとも言わず。プリンターも廃棄しなければならないかと諦めていた時に、バイト先の同僚に相談したら、その中に元家電業界出身でパソコンにも詳しい人が一人いて、その人やブログ読者の方のアドバイスによって、首尾よくプリンター業者のHPから最新版のソフトをダウンロードする事に成功。この他にもスキャナやデジカメも最新版に更新しなければならないのですが、こちらはまだそんなに急がないので、年明けにでもボチボチしようかと。

 ここまでが去年の話で、年が明けていよいよプロバイダーの移転工事に。まずやってきたのが新しい業者で、既存の光回線では私のパソコンには繋げないと、わざわざ電柱8本分も先にある接続端子とケーブルで繋ぐ事に。この工事が午前中一杯かかり、モデムの代わりにONUという回線終端装置と設定用のマニュアル、CD-ROMを置いていきました。その業者と入れ替わりに、今までお世話になったプロバイダーが解約手続きに来られて、モデムを持って帰りました。こちらはまたいつでも再契約出来るようにと、光回線はそのまま残したままにしておいたので、僅か数十分で全ての手続きが完了。

 後はもう設定マニュアルに沿ってCD-ROMをインストールすればネット接続もOKと、その日の晩に鼻歌まじりでやり始めたものの、予期せぬパスワードの入力を求められて立ち往生。普通こんな場合に入れるパスワードは、プロバイダーから送られてきた登録証に記載の自分のIDパスワードしかないのですが、幾らそれを入れてもエラーで返される。ならばと、新しいノートパソコン左横にあるONU(前述右写真参照)や無線ルーター(同上参照)の型番やキーのアルファベット・数字を片っ端から入力してみたものの、ウンともスンとも言わず。

 もう後は当該プロバイダーのサポートダイヤルに縋るのみと、最初は平日の合間に会社や出先から携帯で救いを求めてみたものの、機器の型番など控えていなかったので、一般的な形でしか質問できず、帰ってきた答えも、憶測を元に「あれを入れてみたら、これを入れてみたら」という曖昧な返事のみで。
 こういう場合は、合間に出先からではなく、きちんと休日などに時間を取って、実際に腰を据えてパソコンを操作しながらサポートとやり取りしないとダメなのです。そうでないと、先方も具体的な指示を出せないから。
 今日それをやってみて、初めて無線ルーターの設定に問題があった事が突き止められました。無線ルーターの設定が以前のプロバイダー仕様のままだったので、ルーターが新しいプロバイダーからの信号を認識できずに、実際には存在しない筈のパスワードを聞いてきていたのです。
 サポートとやり取りしながら、パソコンのコントロールパネルを開いて、無線ルーターの設定を一からやり直して、ようやくパソコンをインターネットに繋ぐ事が出来ました。

 それにしても、今度のプロバイダーのマニュアルのややこしい事。以前のローカルな業者とは違って、今度のプロバイダーは、名前を聞けば誰でも知っている大企業ですが、全国であちこちの情報企業や家電量販店と提携していて、サービスも多岐に渡り細分化されている関係からか、マニュアルやIDパスワードの類だけでも何種類もあるのです。それらのIDパスワードの類を、サポートの担当者と電話でやり取りしながら、片っ端から入力していって、ようやく正解にたどり着く事が出来ました。プロバイダーに関して言えば、やはり地域密着型の方が、サービスはシンプルかも知れないが、設定などはより扱いやすいかも。少なくとも、以前はこんなに設定にまごつく事はなかった。回線はまだそのまま残してあるので、解約違約金の縛りが解かれる2年後には、また元のプロバイダーに復帰するつもりでいます。

 以上がパソコン買換えに伴う顛末です。もう通常通りネットにアクセスできますので、今まで通りメールも送っていただいても結構です。色々と私事でやきもきさせてスミマセンでした。
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改めて仕切り直し~「目くらましの絆ではなく解放への連帯こそ」2012

2012年01月03日 23時11分03秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 

 実は今年はリアルでも年賀状を出さずに済まそうと思っていました。しかし思い直して、やっぱり出す事にしました。
 故に今年の年賀状は、急ごしらえで手書きの上記のものになりました。
 改めて、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

 リアルでも今年は年賀状なんてナシにしようと思ったのは、ただ単純に邪魔くさくなったからです。
 早や非正規雇用となって今年で満10年。我々にとっては盆も正月も普段と何ら変わらない。
 会社が決めた勤務シフトに沿って、出勤日と定休日が繰り返すのみ。
 寧ろ、クリスマスや盆・暮れなんて、はっきり言って「普段より仕事が増えて帰りも遅くなってシンドイだけ!」。
 何も楽しい事なんてない。ちょっぴりあるとすれば、僅か数千円かの正月出勤手当が出る事ぐらいか。

 それでも、今までの身近な知人や懐かしい友人には、新年の挨拶を欠かさずに来ました。
 中には、もうずっと会う事も話を交わす事もなくなり、新年の挨拶のみが近況を知る唯一の機会となった知人もいます。
 出す賀状の枚数もたかが知れているので、いちいち住所録を作って誰に出したかなんて控えていませんでした。

 そのうちに、知人の中には、いつの間にか音信が途絶えたり、喪中で賀状を出せない人も出てきました。
 片や私の方も、祝祭日も盆・正月も普段と変わらない、無味乾燥な勤務シフトをこなすうちに、
 自分たちはずっと蚊帳の外に置かれながら、ひたすら惰性で世間に合わせて年賀状を出すのが、もうバカらしくなってきました。

 それに加えて、パソコンの買い替え・処分、設定・ネット接続、プロバイダの乗り換え手続きなどがこの時期になってしまった事や、
 大晦日からこの方、急に体調を崩してしまった事もあって、もう年賀状どころではなくなってしまいました。
 普段と全然変わらず、寧ろより忙しい中で、こんな七面倒くさいモノをわざわざ書く事もないだろう、と。
 そんなこんなで、別に世間を拗ねてとかではなく、ただ単純に出すのが邪魔くさくなった。ただそれだけです。
 ただ、無意識の根底の所には、やはりそういうモヤモヤ感もずっと引きずっていたように、自分でも思います。

 でも、こちらが出さなくても相手からは年賀状は来ます。最低限、来た人には返事の賀状を書かなければ失礼に当たります。
 そこで、賀状を書き始めているうちに、次第に懐かしさもこみ上げてきて、やはり正月ぐらいは年賀状を出そうかと、思い直す事に。
 もっとも、身近な知人には、上記のような大上段な文面ではなく、もっと簡単な手書きの年賀状を送りました。
 しかし、当ブログ読者の皆さんには、当たり障りのない社交辞令だけで済ますのは、やはり勿体ない。
 これ位の抱負は語っても良いかと。そういうつもりで書きました。

 来年からは、少なくともリアル知人の中でも同じ非正規の仲間には、「目くらましの絆」や通り一遍の社交辞令ではなく、
 もっと労働者の本音も交え「解放への連帯」色も少しは押し出した、それなりに「闘う年賀状」を送るつもりでいます。

 流通企業の社員や非正規労働者にもクリスマス・正月休みを!  
 休めるだけの賃金と余裕を!
 クリスマスや正月は、別に「勝ち組」だけのモノじゃないぞ!
 こちとら普段以上に仕事がキツイのに、何がクリスマス・イブか!初詣か!
 「絆」か!「一つになろう」か!バカにするな!! 
 実際には経営者第一のくせに、心にもない顧客第一なんて言葉でごまかすな!
 顧客だけでなく労働者も含めた人間第一でなければならない筈だ!
 大多数の犠牲の上に一部だけが肥え太るだけの競争なぞ何の意味もない!
 これ以上何を我慢しろと言うのか!
 搾取への怒りを「目くらましの絆」や「公務員叩き」などの矛先逸らしでごまかすな!
 震災を口実にした「焼け太り」を許すな!(消費税・TPP・震災リストラ・原発復権etc) 
 俺たちは会社の奴隷やないぞ! 
 いつまでも橋下や石原なんかに飼いならされたままではいないぞ!!・・・等々。

 勿論、相手やTPOとの兼ね合いも考えながら・・・ですが。どこまで出来るか分かりませんが。

 2012年正月 プレカリアート@アフガン・イラク・北朝鮮と日本
    
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転載:脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA

2012年01月02日 22時11分58秒 | 福島の犠牲の上に胡坐をかくな
※「大震災で揺れた日本のこの一年は、世界的には民衆蜂起がアラブ諸国を席巻し、ウォール街占拠の反格差デモという形で先進国にも波及した革命の一年でもあったのだ。歴史は確実に進歩しており、未だに橋下・石原に「寄らば大樹の陰」の日本が遅れているだけなのだ。」と締めくくった2011年が終わり、いよいよ2012年の幕が開きました。早速この1月14・15日に横浜から、また新たな歩みが始まります。また、私の地元・大阪でも、ほぼ時を同じくして同種のイベントがあるようなので、そちらの方も追って拙ブログでご紹介していきます。

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未来をつくる、世界とつくる

福島の原発事故による放射能の被害が広がる中、私たちは何を学び、どこへ向かうのか。世界の中で考えましょう。原子力に別れを告げ、自然エネルギーを中心とする新しい社会をつくりだすときです。国境や世代をこえて、集い、学び、一歩踏み出しましょう。

「脱原発世界会議」がめざすもの

世界へのメッセージ: 福島から学び、世界中の経験を交流させながら、原子力からの脱却を発信します。
行動の提言: 世界の叡智を結集させ、日本や各国がとることのできる行動計画をつくり、提言します。
できること発見: くらしの中で生かせる実践例にあふれ、新しいアイデアやプロジェクトが生まれる場をつくります。

開催趣旨

2011年3月11日に発生した東日本大震災と東京電力の福島第一原発での事故は、世界に大きな衝撃を与えました。地震、津波、核災害という三重苦の中で日本の人々は、命の重みをかみしめながら、復興へ歩もうとしています。しかし原発はいまだ安定せず、労働者は過酷な業務を余儀なくされています。放射能汚染が広がり、子どもたちを含む多くの人々が被ばくを強いられ、政府の支援がないために避難もできずに、健康被害におびえています。地域経済は破壊されました。 →続きはこちら

イベント詳細

タイトル: 「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」
日時: 2012年1月14日、15日
場所: パシフィコ横浜
 アクセス方法は、パシフィコ横浜のホームページよりご確認ください。
 http://www.pacifico.co.jp/visitor/accessmap.html
チケット購入方法:  脱原発世界会議オフィシャルWEBショップ「脱原本舗(だつげんほんぽ)」またはローソンにてチケットをお買い求めください。 チケットの購入方法にて、チケットの種類をご覧ください。
内容:  多くの会議セッションに加え、映画やライブなど、多くのプログラムを用意しています。 プログラムにて、詳細をご確認下さい。
その他:
◦福島から会場(パシフィコ横浜)までの無料・夜行バス(往復)を運行します!<詳細はこちら>
◦お子様をお連れの方のために、託児所をご用意しております。是非お子様とご一緒にご参加下さい。

実行委員会

脱原発世界会議 2012 YOKOHAMAは、実行委員長を吉岡達也(ピースボート共同代表)とする実行委員会が下記6団体により形成され、ピースボート内に事務局が設置されます。

■「脱原発世界会議」実行委員会

ピースボート
環境エネルギー政策研究所
グリーン・アクション
原子力資料情報室
国際環境NGO FoE Japan
国際環境NGO グリーンピース・ジャパン

■協力

アースガーデン
OurPlanet-TV
インドネシア民主化支援ネットワーク
黒崎事務所
国際協力NGOセンター(JANIC)
コミュニティ ファシリテーション研究所
自治体議員政策情報センター
首都圏反原発連合
NPO法人セブン・ジェネレーションズ
東京平和映画祭(東京ピースフィルム倶楽部)
東アジア環境情報発伝所
福島原発震災情報連絡センター
ユナイテッドピープル

■後援

チャーチ・ワールド・サービス アジア太平洋
フリードリヒ・エーベルト財団
高木仁三郎市民科学基金
パタゴニア日本支社

■賛同団体市民外交センター

資料センター《雪の下の種》
生活協同組合あいコープみやぎ
生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ
生活協同組合パルシステム東京
全日建運輸関西地区生コン支部
全日本自治団体労働組合(自治労)
全日本民主医療機関連合会
大地を守る会
ノーベル女性イニシアティブ
会津放射能情報センター
アジア連帯講座
NPO法人ウィメンズアクションネットワーク
特定非営利活動法人WE21ジャパン
エコー・エシャンジュ
(株)大月書店
お母さん大学
NPOオーロラ自由会議
化学物質問題市民研究会
核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団
(株)かくの木
上関どうするネット
グループ・南アジアの「原発」
原子力発電を考える石巻市民の会
原水爆禁止日本国民会議
財団法人原爆の図丸木美術館
原発体制を問うキリスト者ネットワーク
原発とめよう・群馬
特定非営利活動法人 国際理解教育センター
寿[kotobuki]
再処理とめたい!首都圏市民のつどい
SARA
自然医学放射線防護情報室
自然エネルギー推進市民フォーラム
SHUT 泊
ジャパニーズ・フォー・ピース
ジュゴン保護キャンペーンセンター
一般社団法人震災支援ネット相馬
CTC(change the campus)
世界連邦運動協会
全石油昭和シェル労働組合
戦争ホーキの会
全日本学生自治会総連合
ソーラーネット
株式会社ダイスクリエイティブ
高木学校
脱原発3人の会
脱原発東電株主運動
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟中央本部
『チェルノブイリ被害調査・救援』女性ネットワーク
時をみつめる会
ナインにいがた
なくそう原発・平和をつなぐ全国署名の会
日本カトリック正義と平和協議会
日本キリスト教協議会平和・核問題委員会
日本ソーラーエネルギー教育協会
NPO法人日本の森バイオマスネットワーク
日本反核法律家協会
財団法人日本YMCA
ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
発送電分離プロジェクト
花とハーブの里
浜岡原発を考える静岡ネットワーク
パーティー・フォー・ピース
特定非営利活動法人 ヒューマンライツ・ナウ
特定非営利活動法人 広河隆一非核・平和写真展開催を支援する会
ピース21下関実行委員会
ピースデポ
ふえみん婦人民主クラブ
フォーラム平和・人権・環境
福島県教職員組合
NPO法人ふくしま支援・人と文化ネットワーク
ふくしま志縁隊
平和といのち・イグナチオ9条の会
平和を実現するキリスト者ネット
MAPA (Music and Art Peace Academy)
緑の党
緑の道9条の会
みどりの未来
南本牧処分場への放射性焼却灰海面埋立に反対する会
市民グループみんなで決めよう『原発』国民投票
みんなの放射線測定室「てとてと」
麦っ子畑保育園
合同会社木質ペレット推進協議会
よこはまシティユニオン
NPO法人 りょうぜん里山がっこう
労働大学出版センター
NPO法人ワーカーズコープエコテック

■広報協力

足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ
柿崎祥子フラメンコサイト
発送電分離プロジェクト
さようなら原発1000万人アクション
生活クラブ生活協同組合 東京

(2011年12月26日現在、五十音順)

http://npfree.jp/about-conference.html
コメント (2)
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