アフガン・イラク・北朝鮮と日本

戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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We Say NO! 大阪市なくしたらアカン! 当面の行動日程

2015年04月27日 21時25分25秒 | 反ハシズム・弱い者虐め
 以下、「大阪市なくさんといてよ!市民ネットワーク」HPより、当面の行動日程をこちらにも転載し、まとめておきます。拡散希望。取り急ぎ編集したので細かい転載ミス等についてはご容赦を。気になる人は主催団体のHPもご確認下さい。
 正直言って、こんなに盛り沢山なイベントがあるとは思ってもみませんでした。かつての維新人気もすっかり陰りを見せ、今や一枚看板の「大阪都構想」も賛否は拮抗。橋下・維新陣営も官製説明会(異論排除の橋下独演会)で世論誘導に躍起となっています。住民投票で都構想を否決し、橋下を退陣に追い込む事が、安倍政権の改憲策動を打ち砕く事にも繋がります。5月17日の投票で橋下も安倍も退陣に追い込もう!


★4月27日(月)

<時間・場所>
・大阪弁護士会館2階202号室(大阪市北区西天満1-12-5)
・18:30~

<タイトル>
都構想と報道のあり方を考える集い

<内容>
大阪市をなくし5つの特別区に分割するといういわゆる「都構想」の賛否を問う住民投票が5月17日に予定されています。「都構想」に関して、マスコミの内外で精力的に問題点を指摘してこられた藤井教授に対して、執拗に圧力が加えられたと言われています。どのようなことがあったのか、また、「都構想」のどのような点が問題なのか、藤井教授ご本人からお話いただきます。

・お話 藤井聡さん(京都大学教授)
・主催 都構想と報道のあり方を考える弁護士有志の会
・問い合わせ 豊島達哉法律事務所(06-6316-5656)
・呼びかけチラシ PDFファイル
・参加費無料(但し、カンパお願いします)


★4月28日(火)

<時間・場所>
・大阪府立体育館(なんば駅から数分)
・18:00開場 19:00開会

<タイトル>
4.28大阪市なくしたら“アカン”府民大集合

<内容>
カジノ誘致・高速道路と鉄道網の建設など大規模開発が頭を駆け巡っている橋下市長。大阪市をなくし、その権限と財源を握ろうとねらっています。住民生活のことなど考えていません。大阪市をなくしたら“アカン”の大阪府民の声を、住民投票で示しましょう!

・主催:明るい民主府政をつくる会 ℡06-6357-5333 e-mail:akarui@mba.sphere.ne.jp 大阪市をよくする会 ℡06-6357-6139  e-mail:yokusurukai@nifty.com
・《プログラム》各界からのお話/文化行事[コント]ザ・ニュースペーパー/記念講演 など
・どなたでも参加できます。参加費無料。手話通訳あります。
・呼びかけチラシ PDFファイル


★4月29日(水・祝)

<時間・場所>
・Loft Plus One West (ロフトプラスワンウエスト) Tel:06-6211-5591(LoftPlusOneWest) 大阪市中央区宗右衛門町2-3 美松ビル3F
・ OPEN 13:00 ・START 14:00  

<タイトル>
SADL presents UNITE ALL SMALL AXES vol.01 民主主義の為の緊急談義 (トークイベントです)

<内容>
5月17日に「大阪都」構想=大阪市廃止の住民投票が行われる。安倍首相がめざす改憲とも連動しているといわれるこの住民投票。私たちの生活と民主主義にとって、どんな影響があるのか?
SADL主催のイベント" UNITE ALL SMALL AXES "
記念すべき第1回は緊急談義と題して「都構想」問題に詳しい奈良女子大学の中 山徹教授と首都圏で安倍政権に対して抗議運動を展開するTOKYO DEMOCRACY CREW の高橋若木氏をお招きしトークします。是非ご参加ください!

・GUEST TALK 中山 徹さん (奈良女子大学教授) 高橋 若木さん (TOKYO DEMOCRACY CREW)
・主催 民主主義と生活をまもる有志 ( SADL )  
・入場料 : 500円+1オーダー
・twitter : @SADL_OSAKA
・URL : http://sadlosaka.wix.com/sadlosaka
・mail : sadlosaka@gmail.com
・http://sadlosaka.wix.com/sadlosaka#!sadlpresents/c1zf2
・https://www.facebook.com/events/1433885016923023/
・昼食を注文される方は12:00入場可能
・できるだけ事前予約をお願いします。


★4月29日(水・祝)

<時間・場所>
・新町北公園(西区新町1-15 オリックス劇場前 四つ橋線「四ツ橋駅」2号出口 徒歩5分 中央線「本町駅」22.23号出口 徒歩7分)
・14:00~出発集会 15:45~パレード 新町北公園→心斎橋→なんば

<タイトル>
橋下市長―さよならパレード

<内容>
橋下市長の「慰安婦」暴言からもうすぐ2年。私たちは、女性の人権をないがしろにして平気な、橋下市長にサヨナラ宣言をします。

・よびかけ団体―橋下市長の「慰安婦」・性暴力を発言をゆるさず辞任を求める会(連絡先:osakadanjyo@aol.jp)
・協賛します/PEACE WEST WOMEN・「あかん!カジノ」女性アピール・入れ墨調査拒否者の不当処分を撤回させる会・性暴力を許さない女の会・セクシャルハラスメントと斗う労働組合ぱあぷる・日本軍「慰安婦」問題関西ネットワーク・つぶさないで!クレオ・大阪の会・大阪の男女共同参画施策をすすめる会・OPEN(平和と平等を拓く女たちの絆)・国際婦人年大阪の会
・赤いモノ、なんでも身に着けてご参加ください。 鳴りモノ・目立つモノなんでも大歓迎!
・雨天決行


★4月30日(木)

<時間・場所>
・市民交流センターすみよし南 206・207号室 (大阪市住吉区浅香2丁目1番9号。市バス63・65系統「市立大学前」バス停下車すぐ。JR阪和線「杉本町」駅より徒歩7分 )
・18時~20時

<タイトル>
大阪市大から考える現代社会の諸問題vol.1「都構想」とは何か?

<内容>
5月17日に住民投票が行われる「大阪都」構想。その結果に私たち大阪市大生も無関係ではいられません。
今回の企画では、第1部として、「都構想」問題に詳しい立命館大学の森教授に「大阪都」構想とは何か?をテーマに解説いただき、第2部では、現在「大阪都」構想問題に取り組んでいる“民主主義と生活を守る有志”(SADL)のメンバーからfusaeとSANgNAMに「わたしが路上に立つ理由」をテーマに話してもらいます。3.11以降、反原発・ヘイトスピーチ問題に取り組んできた2人が、今なぜ、「都構想」問題に取り組むのか?ということを話していただきます。

・講師:森裕之氏(立命館大学教授・財政学・大阪市立大学経営学研究科卒業) fusae氏(Studio FATE主宰。TwitNoNukes 大阪/SADLCREW) SANgNAM氏(teradacho festival実行委員会代表/ORRORINZ/SADLCREW)
・主催:大阪市大学生有志
・連絡mail : ocu_modernissues@yahoo.co.jp


★4月30日(木)

<時間・場所>
・みつや交流亭(三津屋中4-1-29。阪急神戸線神崎川駅5分。三津屋商店街の中)
・オープン18:15 スタート18:30 クローズ20:30

<タイトル>
「大阪都」構想 ホンマは何?どう変わってしまう?

<内容>
5月17日(日曜日)の大阪市廃止・特別区設置についての投票にむけて、自分の問題としてちゃんと知っておくために、トークイベントを緊急開催いたします。(呼びかけチラシより)

・ゲスト:特定非営利活動法人AMのネット事務局長 武田かおりさん
・共催:特定非営利活動法人AMネット 一芸一座
・定員:30名(申し込み不要)
・会費:300円(資料代・会場費など)
・備考:終了後、交流会を予定しています(実費)。お問合せ 服部(090-2593-9991)


★4月30日(木)

<時間・場所>
・大阪弁護士会館(大阪市北区西天満1-12-5。大阪弁護士会の案内ビラに地図が掲載してあります。)
・17:00開場 17:30~20:30

<タイトル>
「大阪都」を考える市民集会~「大阪都」になればどう変わるの~
 
<内容>
いわゆる「大阪都」構想への賛否を問う住民投票が、5月17日に実施される見込みです。あなたは、「大阪都」とは何かご存じですか?賛成ですか、反対ですか?「大阪都」になれば、あなたの暮らしはどう変わるのでしょうか?
そんなあなたの疑問にこたえるため、賛成・反対それぞれの立場から、論客がとことん議論します。
「大阪都」構想に賛成の方も、反対の方も、どちらでもない方も、ぜひご参加ください。(文章は大阪市弁護士会の案内チラシより)

・主催:大阪弁護士会  
・お問い合わせ先 大阪弁護士会 司法課 ℡.06-6364-1681
・参加費無料 定員500名(事前申込み制 詳しくはチラシ裏面に申込み方法など掲載されています。)
・大阪弁護士会のイベントお知らせページ(案内ビラがダウンロードできます) http://www.osakaben.or.jp/event/2015/2015_0430.php


★5月1日(金)

<時間・場所>
・大阪グリーン会館2階小会議室(大阪市北区北区天神橋1-13-15。意見記入書&案内ビラに地図が掲載してあります。)
・18:30~

<タイトル>
もし「都構想」が進めば大阪の文化は 「私はこう思う」言いたい放題!

<内容>
大阪市の分割、特別区の設置協定書の賛否を問う住民投票が5月17日に実施されます。この協定書には、文化行政の大阪府一元化、施設管理の一部事務組合への移管などが謳われています。大阪文化団体連合会は、大阪の文化再生に向けた「提言」作りを進めておりますが、「都構想」が大阪の文化・芸術の振興にどう繋がるのか疑問があり、十分な議論もないまま、大阪市の廃止を拙速に進めることにも問題があると考えております。みなさまのご見解をお聞きすると共に、それをまとめて、マスコミなどに「疑問あり」の意見を発表したいと考えています。会に是非ご参加いただきたきますようご案内いたします。
また、会に参加・不参加関係なく、ご意見をご返信いただきますよう、併せてお願いいたします。(案内チラシより)

・助言者:大阪自治体問題研究所理事長 奈良女子大学教授  中山 徹 さん
・ご意見の送付先 大阪文化団体連合会 〒540-0012 大阪市中央区谷町1-5-11-502 ℡.06-6944-7616
・参加費無料
・案内ビラがダウンロードできます(ワード・PDF)
・mail : daibunren2@nifty.com


★5月2日(土)

<時間・場所>
・大阪クリスチャンセンター (JR玉造駅下車約10分)
・18:00~20:30

<タイトル>
「なぜ大阪市つぶして、暮らし壊しになるのか」~スッキリした気持ちで、住民投票に出かけましょう~

<内容>
橋下徹大阪市長が率いる大阪維新の会が「大阪都」構想と称して推進する大阪市を廃止・解体することの是非を問う住民投票(5月17日)の告示日(4月27日)が迫りました。28日から期日前・不在者投票がはじまります。
大阪市が連日開いている市民説明会は「橋下市長の独演会」「賛成への誘導」との批判が相次ぎ、公正・中立とは程遠いものとなっています。
有権者の中では「よくわからない」「判断に悩む」などの声が少なくないのも現況です。
このような中、「とことん納得、スッキリした気持ちで投票に出かける」ことができる自治体学校を開催することになりました。
つきましては、おおさか・中央区第3回自治体学校を成功させるために、皆様のご協力をお願い申し上げます。(訴え文より掲載)

・講演:「なぜ大阪市つぶして、暮らし壊しになるのか」~スッキリした気持ちで、住民投票に出かけましょう~
・講師:森裕之氏(立命館大学政策科学科教授)
・主催:同実行委員会
・お問い合わせ先 大阪自治体問題研究所 ℡.06-6354-7220
・どなたでも参加できる参加費無料の自治体学校です
・おおさか・中央区第3回自治体学校案内(案内ビラ/訴え)


★5月2日(土)

<時間・場所>
・すみれコミュニティホール スーパーサンディ関目店2階(大阪市城東区関目1丁目19-2 蒲生四丁目交差点国道1号線沿い北へ、関目1南交差点を東へ2本目交差点北側 )
・18:30~20:30

<タイトル>
5・2大阪「都」構想反対集会~主権者である市民による変革を!住民投票では「反対」を投じましょう! ~

<内容>
・オープニング「月桃の花」歌舞団(予定)
・基調報告 大阪都構想批判~あるべき改革の方向・地域から平和と民主主義を~
 <報告者> 山川よしやす(平和と民主主義をともにつくる会・大阪代表)
・特別発言 
 沖縄新基地建設反対!5・17県民大会へ!
 原発再稼働阻止・廃炉へ!
・今こそ放射能健康診断の実現を!
・全体討議 大阪市議会選挙を振り返って
・大阪「都」構想とは何?~ミニ学習~
・参加協力費500円

・平和と民主主義をともにつくる会・大阪
 〒536-0003 大阪市城東区今福南2-12-16今福なん家1階
 電話:06-6936-3073
 Mail :heiminnokaiosaka@gmail.com


★5月2日(土)

<時間・場所>
・淀川文化創造館 シアターセブン(淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ5F ℡.06-4862-7733 )
・左下の案内チラシご覧ください。
・13:00~15:00ころ

<タイトル>
「大阪都構想」 と 地域福祉・まちづくりを考えるつどい

<内容>
5月17日に、大阪市をなくして五つの特別区にするかどうかを問う住民投票が行われます 。この住民投票で、 大阪市をなくしてしまうことになれば、もうあとには戻せません。「大阪都構想」とは何か、五つの特別区にして、私たちの暮らしがよくなるのか、「住民の笑顔あふれる福祉のまちづくり」に ついて考えます。

・講師: 北野たえこ 自民党大阪市会議員
     中山 徹 奈良女子大学教授
・主催: 大阪市の地域福祉を守る会
・参加無料!どなたでも歓迎!
・連絡先:全国福祉保育労組大阪地本内(℡.6773-8441)
・案内ビラ:ワード文書
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生駒山越え暗峠酷道ハイキング

2015年04月26日 23時16分59秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ


 私は、最近はもう休みの日には、たまに映画を観る以外には、競馬をするか、ブログを書くか、集会やデモに行くか、だけでした。そこで気分転換も兼ねて、先日の公休日に近場に一人でハイキングに行って来ました。行って来たのは上の地図にある暗峠(くらがりとうげ)のハイキングコースです。奈良県生駒市の近鉄南生駒駅から、生駒山地の暗峠を越えて、大阪府東大阪市の「府民の森」や枚岡(ひらおか)神社を経て近鉄枚岡駅まで7キロ弱のコースです。「日本の道百選」にも選ばれた散策路で、棚田や寺院、旅籠(はたご)跡などを堪能できます。また、そこは全線が国道308号線に当るルートですが、国道とは名ばかりの「酷道」として、その手のマニアの間でも有名な所です。



 スタート地点の近鉄生駒線南生駒駅には午前11時過ぎに着きました。駅前の交差点に入口を示す道標があったので、その方向を目指します。最初は住宅地の中を進みます。道幅が狭いので、1.8メートル以上のロングボディーの車は通行できません。それでも小学校の前辺りまでは、まだ普通の生活道路の趣です。



 しかし、やがて徐々に上り坂となってきます。奈良県側は、大阪府側と比べると傾斜が緩やかと聞いていたのですが、実際はどうしてどうして、45度近い傾きの場所も少なくありません。道路の舗装も、既にアスファルト製から滑り止め入りのコンクリート製に変わっています。それでもまだ道は二車線”も”あり、南生駒駅から峠の集落まではコミュニティーバスも運行しています。統一地方選挙の期間中は選挙カーも麓からやってきます。



 途中には古い民家や石仏、卵や野菜の無人販売所などがあり、棚田が綺麗でした。眼下に奈良盆地が広がり、かなり高くまで来た事が分かります。但し、道はますます狭く、坂はますますきつくなり、もはや「国道」の面影はどこにもありません。一番困ったのがトイレです。ハイキングに来られる場合は、南生駒駅で必ず用を足して来る事をお勧めします。



 「本陣跡」の石碑を通過したら暗峠はもうすぐです。但し、頂上を信貴生駒スカイラインが縦走しており、ハイキングコースはそのガードの下をくぐる形になっています。せっかく「日本の道百選」にも選ばれていながら、わざわざ頂上まで来て高速道路に遭遇するのでは少し興ざめの感も。



 暗峠は、今でこそ裏寂れた「酷道」ハイキングコースですが、その昔は暗越(くらがりごえ)奈良街道として、大和郡山藩の参勤交代のルートにもなっていました。峠付近には旅籠が20軒近くもあり繁盛していたそうです。写真の石畳も当時の藩の工事によって作られた物だそうです。
 峠の集落には2軒の茶屋がありますが、私が行った時に営業していたのはこの1軒だけでした。その僅か1軒の茶屋も、たった一人のおじいさんが店番をしておられただけで、メニューにあるランチも「今日は作れる人がいない」との事で、冷やしうどんだけの昼食となりました。平日の休みにも関わらず、ハイキング客が結構立ち寄っていただけに、せっかくの商機が活かせず非常に残念な気がしました。
 


 この暗峠を境に、奈良県生駒市から大阪府東大阪市に入ります。先程も書いたように、傾斜が緩やかな奈良県側とは対照的に、大阪府側は急な崖になっています。峠を一直線に突っ切る奈良街道(国道308号線)も、大阪府側に入ると更に急カーブの連続となります。自動車もここからは麓まで下りのみの一方通行で、大きな雨や雪が降れば通行止めになります。もうここからは棚田も民家もほとんどありません。その峠の端に山桜が綺麗に咲いていました。



 上記は大阪府側の有名な撮影ポイントですが、さてどちらが国道でしょう?実は左の細い道の方が国道です。右の広い道は、周辺を「大阪府民の森」として整備した際に、工事車両が出入する為に作られた林道で、「夜間はゲート閉鎖される」と横の立て看板にありました。



 坂の途中には「弘法の清水」と呼ばれる湧水もあります。弘法大師ゆかりの清水だそうですが、私が行った時はこんなにチョロチョロとしか流れていませんでした。住宅開発や生駒トンネル、信貴生駒スカイラインの建設などで、水脈が枯れてしまったのでしょうか。



 大阪府側がいかに急坂かという事が上記の写真からもしのばれます。道路の所々に八土(大阪府八尾土木事務所)が設置した国道308号線の標識があるのですが、急な坂の所では標識も地面と垂直になるように傾けて立てられています。ここなどもそうで、37度の勾配になっているそうです。箱根登山鉄道などの傾斜の説明によく出てくるのは、あくまでパーミル表記(‰、千メートル進む毎に何メートル上がる)ですが、こちらはもう角度表記(百メートル進む毎に何メートル上がる)です。(右上写真の左端、黄色夜光塗料の路肩表示灯の横に傾けて立てられているのが、左上写真の八土116標識)



 道路に並行して走る電線の傾き具合からも、この区間の傾斜の凄さが分かります。既に通行規制区域に入っており、雨量が170ミリ以上になれば通行止めになります。冬には塩化カルシウムが融雪剤としてまかれます。「まき過ぎに注意」の看板もそこかしこに掲げられています。




 ここで少し苦言を呈します。急坂の下り一方通行で、行き違いや方向転換する場所がほとんどない点については、地形的に仕方がないと思います。しかし、舗装についてはもう少しどうにかならないのでしょうか。道路の舗装には滑り止めが全域に施されていますが、それが所々ひび割れており、おまけに排水溝が道路を斜めに横切っている所もあるのです。小さな排水溝なので鉄板のカバーもなく溝がむき出しになっています。四輪車なら難なく乗り越えるでしょうが、二輪車や自転車だと転倒の危険もあるのではないでしょうか。いくら”酷道”とは言え一級国道なのですから、国ももう少し大阪府側にも力を入れるべきだと思います。ところが実際は、工事のしやすい奈良県側の、それも集落と集落の間の中途半端な区間のみ、大々的に改修工事を行っているのが現状です。確かに奈良県側の方が住民(有権者)の数も多いですが、危険除去と言う点からすれば、むしろ大阪府側の舗装改修工事の方を優先すべきではないでしょうか。(上記写真の上段2枚が大阪府側、下段3枚が奈良県側)

 そんな大阪府側も、急カーブや急坂ばかりではありません。やがて道路の左側に暗渓(豊浦川)の美しい流れが現れ、神社や寺院も目につくようになります。お寺の中には水子地蔵や観音像、滝などもあり、自由にお参りできるようになっています。実は、昔からこの生駒山麓一帯は新興宗教のメッカで、宗教法人登録もしていないような小さなお寺が散在しています。私が行った時にも、水子地蔵の横には小さな鯉のぼりが飾ってありました。



 そのお寺の中でも慈光寺がとりわけ有名です(記事冒頭の地図にも載っています)。髪切山慈光寺(こぎりさんじこうじ)というのが正式な寺の名前です。何でも、役行者(えんのぎょうじゃ)という奈良時代の偉い坊さんが、地元で悪さをする鬼を懲らしめ、鬼の髪の毛を切って自分の家来にしたのを、村人が感謝して作られた寺なのだそうです。別名「ホトトギスの寺」と呼ばれるほど、野鳥が多いのでも有名なそうですが、あいにくハイキングルートから少し離れた所にあり、道標も一応あったのですが、そこには寺までの距離が書いてなかったので、私は今回はパスする事にしました。




 一級国道表示の標識番号が三桁から二桁に変わり、「菊の香に くらがり登る 節句かな」の松尾芭蕉の句碑を過ぎると、ゴールはもう間近です。道はやがて枚岡(ひらおか)公園の中に入り、沿道には休憩所や茶店なども見られるようになります。茶店ではタケノコも売っていました。茶店の前で、枚岡神社や近鉄枚岡駅に行く道と国道308号線が分かれます。他の行楽客はみな神社や駅の方に行く左の道をたどりますが、「酷道」探訪が目的の私は敢えて右の方にコースを取ります。



 やがて住宅地の中に入り近鉄奈良線のガードが見えてくると、もう後は左に折れて線路沿いに歩けば、すぐそこが枚岡駅です。今しがた下って来た道を郵便配達のバイクが行きます。こんな所を毎日配達するのは大変でしょう。駅前には枚岡神社の広い境内が広がっています。公園も神社も梅や桜で有名な所です。今度は花見の季節にもう一度来てみたいです。

 以上、「酷道」308号線の状況を見てきた訳ですが、この路線はこの先もずっと続きます。大阪市中央区の本町・堺筋本町付近を東西に横切る中央大通りと呼ばれる四車線の立派な道路がありますが、実はあれが国道308号線の起点です。308号線はその後、近鉄東大阪線や阪神高速道路に沿って東に伸び、生駒山の手前で第二阪奈道路と別れて、私が歩いてきた旧暗越奈良街道となるのです。そして奈良県側に入ると、南生駒の先でまた第二阪奈道路に合流します。(参考記事
 大阪から奈良に向かう車のほとんど全ては、第二阪奈道路の生駒トンネルを抜けてそのまま奈良県側に向かいます。国道の一部区間だけが旧街道の指定になっているに過ぎないのです。なぜ今までそんな状態で放置されてきたのか、私には分かりませんが、早晩、途中区間の国道指定も現状に合わせて第二阪奈道路の方に変更されるのではないでしょうか。個人的には、今の「酷道」の方が話題性があって良いと思うのですが・・・。
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辺野古基金 傍観者でいていいのか

2015年04月23日 08時50分49秒 | 沖縄の犠牲の上に胡坐をかくな


辺野古基金を創設 菅原文太さん妻も共同代表 知事「決意新たに」(4月9日付琉球新報)

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地の建設阻止を目的とした基金が9日、創設された。基金は県議会与党議員や経済関係者らが中心となりつくられた。県内外の賛同者から集める資金を元手に、辺野古での新基地建設の阻止を目的とした活動を展開する。共同代表らが9日、那覇市内で会見した。翁長雄志知事も同席した。
 共同代表には、前嘉手納町長の宮城篤実氏と金秀グループの呉屋守将会長、かりゆしグループの平良朝敬CEO(最高経営責任者)、沖縄ハム総合食品(オキハム)の長浜徳松会長、元外務省主任分析官の佐藤優氏、俳優の故菅原文太さんの妻文子さんの6人が就いた。
 宮城氏は「(普天間問題は)日米両政府が決めると言っても、任せるわけにはいかない」と述べ、基金活動を通して県民の自己決定権確立を目指す考えを強調した。翁長知事も会見後、「感激し、決意を新たにした」と述べ、新基地建設阻止で連携していく考えを示した。
 既に寄付金を受ける口座を県内地銀3行や県労働金庫などに開設し、郵便貯金やコザ信用金庫、JAバンクにも口座開設の準備を進めている。事務局は電話098(868)6611。


「辺野古基金」1週間で寄付4600万円に(4月18日付同紙)

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設阻止を目的に9日設立された「辺野古基金」に、16日現在で4629万1683円の寄付が集まった。さらに同基金の共同代表に現在までに発表されている6氏に加えて、県出身報道カメラマンの石川文洋氏も就任することが決まった。5月下旬に予定される翁長雄志知事の訪米前に、基金を用い米紙に意見広告を出す計画だ。
 「基金」の共同代表にはすでに、前嘉手納町長の宮城篤実氏、金秀グループの呉屋守将会長、かりゆしグループの平良朝敬CEO(最高経営責任者)、沖縄ハム総合食品の長浜徳松会長、元外務省主任分析官の佐藤優氏、俳優の故菅原文太さんの妻・文子さんが就任している。


辺野古基金 傍観者でいていいのか(4月21日付東京新聞・社説)

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設をめぐり「辺野古基金」が設立された。沖縄の窮状を国内外に発信する。沖縄の声に耳を傾け、日本の安全保障を身近な問題として考えたい。
 「基地か、経済か」という二つの選択の間で長年分断されてきた沖縄が一つになって闘う。新しい基金にはすでに四千六百万円が寄せられている。
 基金は基地問題を訴える翁長雄志県知事や有識者の活動を支える。共同代表には、地元経済界の重鎮のほか、母親が沖縄出身の元外務省主任分析官佐藤優さんや、俳優の故菅原文太氏の妻・文子さんも名を連ねる。
 主な活動は、米政府や米議会にロビー活動を通して県民の思いを直接訴えることだ。国内では新聞に意見広告を掲載したり、地方議会で政府に対応を求める決議を働きかける。沖縄や日米安保の実情を知れば、沖縄に関心を持たなかった人にも新たな基地はいらないという沖縄の願いを分かってもらえるという思いがある。
 翁長知事は保守派政治家として「日米安保の重要性は理解する」と、菅義偉官房長官との会談でも語った。その翁長氏がなぜ、普天間飛行場の早期閉鎖と、辺野古への新基地建設中止に立ち向かうのか。それは、日本の安全保障を国民全体で負担しようとする思いや気概が感じられず、一方的に沖縄にのみ過重な負担を押しつけられていると映るからだ。
 沖縄では、昨年の名護市長選、知事選、衆院選の四つの小選挙区すべてで新基地反対派が勝った。だが、基地反対の意思は一顧だにされず、辺野古での建設が強行される。
 翁長知事は今月やっと、就任以来拒まれていた安倍晋三首相との会談を果たし、沖縄の思いを強調した。だが、首相は「建設計画は変えない」と述べ、話し合いは平行線に終わった。
 日本政府は米側に県民の思いを伝えてきたのかといういら立ち。民主主義を重んじる米国には自分たちの思いは通じるのではないかと、翁長知事は五月に訪米を予定する。
 沖縄を支える動きが広がっている。「ふるさと納税」制度を活用し、沖縄県や名護市に寄付する人が増えている。新たな基金では少額でも協力の意思を示せる。
 日本の安全保障は、基地の問題は、国民全体で考えなければならない。沖縄からの切実な問い掛けに、共に考えていきたい。


 「辺野古基金」が創設された事は私も知っていましたが、雑事にかまけて告知や支援が遅くなってしまいました。申し訳ありません。遅まきながら、私も幾許か送金させてもらいます。世間が休みのゴールデンウィークなどは逆に普段以上に忙しかったりするので、沖縄に行って支援の輪に加わる事はなかなか出来ませんが、カンパや署名なら遠く離れた大阪からでも幾らでも出来ますので。記事タイトルにも掲げた東京新聞・社説の言う通りです。
 ちなみに、基金の振込先は次の通り(店番号-口座番号)、送金先はいずれも「辺野古基金」で、との事です(以下、東京新聞の別の記事から引用)。読者の皆さんも是非ご協力をお願いします。 

▽沖縄県労働金庫県庁出張所 953-3406481▽琉球銀行県庁出張所 251-185920▽沖縄銀行県庁出張所 012-1292772▽沖縄海邦銀行県庁内出張所 102-0082175。問い合わせは、基金事務局の金秀本社=電098(868)6611。
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私の婚活「選挙公約」

2015年04月20日 20時13分30秒 | 当ブログと私の生い立ち


 私のブログの3月29日付記事「やっぱり実家を出るのは止めにしました。」の中で、知人から「最初から『成るようにしか成らない』なんて考えていたらダメだ、婚活を諦めるな」とアドバイスされた事を書きました。また、同じく4月15日付記事「こんな事なら俺が選挙に出たら良かった!」の中でも、25歳のニートが一念発起して千葉の市議選に立候補し、落選したとはいえ意外と健闘した事を書きました。この二つの事から、「何事も決して諦めずに、自分の主張を訴えていく事」の重要性を学びました。

 ・・・という事で、バン!(笑)

“私は大阪在住の元生協職員で、今は流通運送業の現場で契約社員として働いています。今はしがない非正規労働者ですが、常に世界とつながる中で少しずつ自分も社会も変えていきたいと思っています。
 戦争反対、脱原発。競争至上主義ではなく、誰でも普通に生活できて人権が尊重される社会を望みます。人並みのささやかな幸せを望んでいるのは私も同じ。でも、このご時世、福島や沖縄、格差社会やブラック企業の問題から目をそむけて、アベノミクスのおこぼれにあやかりながら、個人の幸せや家庭の幸福だけを望んでも、それは利己主義の欺瞞(ぎまん)でしかないと思うし、その個人の幸福も今の冷酷な現実の前では、はかない夢に終わるだけではないでしょうか。
 「じゃあ、偉そうに言うお前に一体何ができるのか?」と問われても、大した事はできませんが、それでも最低限、そういう社会的な視野だけは持ち続けていたいと思います。ご相手の方も、出来ればそういう価値観の人であれば好いなと思いますが、誠実な方であれば別に思想信条は問いません。ブログもやっていて、そちらでは政治の話だけでなく、鉄道趣味やグルメの話題も取り上げています。
 実際はシングルマザーや派遣労働者として日々の生活に汲々としながら、婚活の時だけ「休日にサーフィンしてます」なぞと無理に「リア充」や「ポジティブ」を装うのではなく、日常生活や仕事の上での愚痴や悩み、喜び、夢などもざっくばらんに語り合える、そんな出会いがあれば良いなと思っています。こんな硬派な奴ですが、もしお付き合い願えるならば嬉しいです。”(以上、某婚活サイトの自己紹介プロフィールより)

 ネットの某婚活サイトに、上記のプロフィールで登録しちゃいました。いわば私の婚活「選挙公約」です。
 普通、こういう婚活サイトに自分をアピールする時は、得てして、「自分がいかに三高(高学歴・高収入・高身長)のイケメンであるか」、悪く言えば「いかに外見を取り繕うか」に心を砕きます。「八方美人」を装わなければならないので、宗教観や政治信条などについては、得てして無回答か、「中道・中立」などの当たり障りのない回答でお茶を濁しがちです。

 でも、私は背も低い非正規労働者で、学歴も、三流大学とは言わないまでも、そんなに言う程有名な大学を出た訳でもない。そんな私でも誇れるものは何かと言えば、非正規になってから職場の低待遇に怒って一人で労働組合に入って会社幹部相手に団体交渉した事や、平和や人権を掲げたこのブログを運営している事ぐらいです。今時の女性にとっては下手すれば「ダサい、暗い」とマイナスで評価されかねない、「労働組合」や「平和」「人権」こそが、私にとってはむしろ誇りですらある。だったら、今更無理に「三高」や「イケメン」を取り繕うよりも、自分にしかないそういう面をアピールした方が良いのではないかと思い、敢えて「婚活の王道」とは正反対の道を歩むようにしたのです。

 本当はブログの固有名詞も出してリンクも張りたかったのですが、その一方で、不特定多数の会員が登録・閲覧する婚活サイトで、必要以上に個人情報を晒して、公安警察に痛くもない腹を探られたり、ネット右翼に付け入る隙を与えたりする愚は避けなければなりません。そういう事を色々考えれば、上記の情報公開が今できる精一杯の内容ではないかなあと思います。
 こういうネット系の婚活サイトは、良い意味でも悪い意味でも、加入の敷居が低い事が特徴です。登録無料で会費も比較的安く、気軽に出入りでき、プロフィール欄も割と自由に記入できる、登録人数も多いのが特徴です。私も数千円の会費を1ヶ月分だけ払いました。これは逆に言えば、セキュリティーも甘く、出会い系サイト感覚や詐欺師まがいの会員もウヨウヨいる可能性があるという事なので、気を付けなければなりません。サイト主催者はあくまで「出会いの場」を提供しているだけで、後の事は基本的には全て会員相互の自己責任で処理しなければなりません。

 そう考えると、「ここまで書いて本当に良かったのかな?」という気がしないでもないです。それに、前述の市議選に立候補したニートの選挙公報の文章を念頭に置いて書いたせいか、自分でも「お説教調」に感じる部分があります。一応、知人の既婚女性からは「あなたらしくて非常に好感が持てる」という感想をいただいてはいますが。でも、実際にネットにプロフィールを公開して、もうかれこれ2週間近くになり、既に10数人の女性会員からアクセスがあったと言うのに、未だに「お付き合いしたい」という返事は来ないし。こちらから送ったメールもことごとく無視されています(T_T)。
 やはりここは、もっと「イケメン」っぽく装った方が良かったのだろうか・・・?でも、いくら好い歳こいたオッサンが「ホスト」の真似をした所で、滑稽(こっけい)なだけだしなあ・・・(>_<)。

 「革命的非モテ同盟」(略称:革非同)という有志の集まりが、毎年「クリスマス粉砕デモ」や「バレンタイン粉砕デモ」を細々とやっています。10人か15人位の人数で、クリスマスイブやバレンタインデーに、「勝ち組のカップルだけが我が世の春を謳歌(おうか)し、お菓子メーカーや百貨店だけが潤うのはおかしいではないか!」と、「恋愛資本主義打倒」を掲げてデモをするのです。しかし、運動を始めてからもうかれこれ20年近くなろうとするのに、一向に運動の輪が広がっているようには見えません。
 なるほど、彼ら(女性も少数いるようですが)「革非同」の言う事も分かります。いくらクリスマスだバレンタインだと言っても、それでケーキを買ったりパーティーを楽しんだりできる人たちばかりじゃない。特に、私たち非正規労働者などは、逆にケーキの製造・出荷で残業に追われたり、休みもまともに取れなかったりする。そういう意味では、恋愛や婚活を楽しめるのも格差社会の上の方の人間だけです。
 しかし、それを言うのであれば、「派遣切り」やシングルマザーの貧困問題なども含め、格差社会の問題としてもっと広く捉えるべきであって、何も「非モテ=彼女/彼氏いない歴ウン十年のもてない男女」だけに限った話ではないはずです。昨今、中高年でも未婚の人間が爆発的に増えていますが、それは何も「非モテ」だけが原因ではないでしょう。「引きこもり」や、パートでも食って行けない女性が風俗営業に流れる「最貧困女子」の問題も、決して個人の性格や能力、甲斐性だけに原因がある訳ではないでしょう。
 それを最初から「非モテ」だけの話に限定してしまうから、「少数の変なキモい奴らが、また変なデモをしている」としか捉えられないのでは。そんな中で、いくら「リア充は爆発しろ!カップルは自己批判せよ!でも、ちょっぴり羨ましいぞ~」なんて叫んでみたところで、「カップルをねたんでいるだけだろう」としか捉えられず、いつまで経っても運動の輪が広がらないのではないでしょうか。

 私が今回、ネットの婚活サイトに登録したのは、「そろそろ結婚して親父を安心させてあげなければ」と思ったからです。しかし、それだけではなく、婚活サイトを「非モテの敵」と避けるのではでなく、むしろ「恋愛資本主義」の総本山に自分から飛び込んで、それを少しでも内部から変えてやろうという思いもあったからです。
―みんな、本当は「お嬢様」や「白馬の王子様」なんかじゃないだろう。最低賃金カツカツの給料で、休みもろくに取れない中で、朝から晩まで働かされ、バイトやパートをかけもちして、食費も切り詰めて、何とか家賃だけは支払っているのが現状だろう。中には「派遣切り」に遭ったり、DVの旦那から夜逃げ同然に逃げ出してきた人もいるかも知れない。そんな俺ら/私らが、今更無理して「AV女優」や「カリスマホスト」みたいに演じて何になる。もっと正直に本音を出し合わないか。最初は出来る範囲で、ただの愚痴でも良いから。将来の自分のパートナーも、その中で見つけようじゃないか―と(我ながらカッコイイ~(*^_^*))。しかし、現状は今言った如しです。もう一ヶ月やってみて、結果が出なければ退会しようと思っています。
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こんな事なら俺が選挙に出たら良かった!

2015年04月15日 15時22分44秒 | 二大政党制よりも多党制




 今度の統一地方選挙で、生まれて初めて選挙で無効票を投じて来ました。
 統一地方選挙は4年に1度、4月に前半戦と後半戦に分かれて行われます。前半戦は都道府県と政令都市の知事・市長・議員の選挙です。但し、大阪では以前に知事と大阪市長のダブル選挙があったので、私の地元では府議選だけとなりました。
 その府議選ですが、支持する候補が誰もいません。以前なら共産党も候補を立てていたので、私はダメ元でも自分の支持する共産党の候補に入れていました。ところが今回は、府議会の定数が大幅に削減され、選挙区も周辺の泉大津・忠岡と合区となってしまいました。選挙区定数は合区の影響で1から2に増やされましたが、出馬したのは、「維新の会」現職府議・大橋一功(かずのり)と自民党公認(元高石市議)・奥田悦雄の他には、素性のよく分からない川戸康嗣(かわと・やすし)という無所属候補の3人だけでした。



 自民党も「維新の会」も嫌いな私としては、もう無所属の川戸にでも入れようかと思い、念のために川戸候補の公約を選挙公報で読みましたが、支持する気には全然なりませんでした。
 なぜそう思ったかというと、まず何よりも、この5月には大阪都構想の賛否を問う住民投票が行われると言うのに、それに対する言及が全然ありません。確かに、住民投票に参加できるのは大阪市民だけですが、その他の市議や府議も無関係ではいられないはずなのに、一番取り上げなければならないこの話題について、なぜ3人とも選挙ポスターや選挙公報で一言も触れないのか。その一番知りたい事には一言も触れずに、いくら「住民目線と実現力」「地域医療の充実、地域の活性化」なぞと抽象的な言葉を並べられても、全然支持する気にはなれません。「39歳」と、やけに若さだけを強調している点も、その事で余計に不信感が増してしまいました。
 そして決定的だったのが、あの義家弘介(よしいえ・ひろゆき)政務官から応援してもらっている点です。義家弘介といえば「ヤンキー先生」として有名な人物です。ところが実際は、母校の北海学園余市高校(北海道)での教育のおかげで、元暴走族の不良高校生が母校の教師として立ち直る事ができたにも関わらず、欲に目がくらんで文部官僚や自民党国会議員に転身し、今やかつての恩師を「偏向教師」呼ばわりしている卑劣漢です。川戸は、そんな人物から応援されている事を自慢していたのを、この目で確認しました。これでは、いくら消去法でも一票を投じる訳にはいきません。(なお、義家からの応援メッセージについては、その後、川戸候補のHP等からは削除されてしまったようで、今ここに表示する事ができません)(注:追記あり)
 でも、私は自分のブログで、「棄権だけはするな。そんな事をしたら、それこそ自民党の思う壺だ」と、ずっと主張してきました。その私が棄権する訳にはいきません。そうしたらもう、後は無効票を投ずるしかないじゃないですか。棄権とは文字通り「権利放棄」にしかなりませんが、無効票だと一種の「抗議票」としてカウントされ、多くなればマスコミにも取り上げられるようになる事は、この前の出直し大阪市長選挙でも証明されましたからね。

 そこで、「保守系のボンボン世襲候補か、上から目線の成り金社長みたいな候補しか出てなくて、入れたい人がいない」と、投票用紙に書いて出してやったのです。
 そもそも、おかしいじゃないですか。「自民も維新も嫌だ」という人は私だけでなく他にも大勢いるはずなのに、そういう人の投票先がまったくない、と言うのは。
 大阪都構想に関して言えば、「維新の会」は推進、自民党は反対の立場です。そういう意味では、大阪都構想に反対するだけなら、別に自民党に入れても良いでしょう。でも、大阪都構想一つとっても、実現するには国による法律改正が必要です。その他の問題にしても、たとえば原発や米軍基地の問題一つとっても、国政の影響をもっともこうむるのは、現にそこに住んでいる人たちなのですから、国政と地方政治を機械的に切り分ける事なぞ本当はできないのです。しかも、自民党は、その他の原発や米軍基地の問題どれ一つとっても、住民とは相いれない立場にある事は、これまでの動きからも明らかです。同様に「維新の会」も、これらの問題やその他の消費税、TPP、集団的自衛権、「残業代ゼロ」法案などの問題や、もっと地元と関わりの深い国保料・住民税の減免、保育所増設などの問題にしても、ことごとく「自民党の別動隊」として、自民党と一緒になって住民の陳情に背を向けてきました。

 でも、いざ選挙で投票しようと思っても、出馬しているのは「苦労知らずの保守のボンボン世襲候補」か「弱肉強食、上から目線で金儲け・競争至上主義のホリエモンみたいな奴」しかいないとなったら、もう後は私のように無効票を投ずるか棄権するしかないじゃないですか。これでは投票率が下がるのも当然です。実際、私の選挙区でも、今回ついに投票率が4割を割り込み、とうとう39%台になってしまいました。全国的にも、無投票当選の選挙区が全体の21.9%を占め、過去最高記録となりました。川戸候補も、その中でたった4千票余りしか獲得できず、第3位で落選してしまいました。
 どんな選挙区にも候補者を立てる共産党すら、今度の私の地元選挙区では候補を擁立しませんでした。多分、候補を擁立しても勝てる見込みがなかったから、擁立を見送ったのでしょうが、本当にそれで良かったのでしょうか。



 そこで、念のために、どの党も候補を擁立した一番最近の選挙である昨年末の衆院選データを元に、当選の可能性を探ってみました。
 今回の府議選と同じ高石・泉大津・忠岡の大阪3市町における衆院選党派別得票データで比較した試算結果が上記の表です。
 それによると、与党の自民党・公明党や、その別動隊にしか過ぎない「維新の会」以外の、民主・共産・生活・社民の野党4党の比例票を合計すれば約1万2千票になります。また、小選挙区票で比較しても、この選挙区で自民党と「維新の会」以外に候補を立てたのは共産党だけですが、その候補だけでも8千票余になります。いずれも、それだけでは当選するには非常に困難な数字ですが、それでも供託金没収点や法定得票数はゆうに上回っています。
 
 ここで「供託金」の金額やその「没収点」、「法定得票数」について少し説明しておきます。
 日本では、町村議会以外の選挙に出るには、多額の供託金を積まなければなりません。その額は選挙の種類によって異なります。衆院選では300万円、都道府県議選では60万円、政令指定都市の市議選では50万円ものお金を、候補者個人が供託しなければならないのです。そのお金は、得票が供託金没収点を上回れば全額返って来ますが、1票でも下回れば全て没収されてしまいます。没収点も選挙の種類によって異なりますが、今回の府議選での私の地元選挙区の場合に当てはめて考えると、有効得票総数を選挙区定数2の8倍で割った票数=3863票が供託金没収点となります。
 また、選挙にはそれ以外に、法定得票数という基準もあり、こちらの金額も選挙の種類によって変わってきます。法定得票数というのは、当選者が死亡するなどして欠員が生じた場合に、繰り上げ当選の対象となるギリギリの数字です。こちらはもう少し多くて、今回の府議選に当てはめて考えると、有効得票総数を同じく定数2の4倍で割った票数=7726票となります。

 このように、日本では諸外国と比べても異様に選挙立候補へのハードルが高いのですが、それでも前述の試算結果によれば、ゆうにそれを上回る得票が可能である事が分かります。しかも、これはあくまで各党の基礎票だけに限った試算でしかありません。それ以外にも、今は棄権に回っている有権者も、選挙での頑張り次第では、自分に投票してくれるようになるかも知れません。実際、今回の府議選で2位当選した奥田候補の票数も1万6千票余りでした。最低当選ラインの1万6千票に対して、前述の4党比例票の合計は1万2千票と、4千票余りにまで肉薄しているのです。この事からも、本当に共産党が候補擁立を見送って良かったのかどうか、私は疑問に思います。
 
 

 今回の統一地方選挙で、千葉市花見川区から市議選に立候補した上野竜太郎という人の事が話題になっています。彼は25歳のニートでしたが、彼なりに社会の矛盾に目覚める中で、千葉市議選に無所属で立候補する事を決断しました。
 でも、中学2年生で引きこもりになってからは、まともに学校へ行った事も働いた事もない自分が、果たして議員として務まるだろうか?そう自問自答しながら、他の候補と同じように50万円の供託金を積み、選挙ポスターなどの事務経費は公費でまかなう事ができるのに、それも「公約で議員歳費の削減を掲げたから」と拒否して、わざわざ自作の選挙ポスターをコンビニでコピーして、早朝から深夜まで自分一人で黙々と、掲示板にポスターを貼って回ったそうです。
 完全無所属のたった一人の選挙戦なので、できる事と言えばポスター貼りぐらいです。学歴も職歴もマイクも選挙カーもなしで、延々とポスターだけを貼り続けました。一応、ブログやツイッター、フェイスブックへの投稿は立候補後に始めたそうですが、他の候補とは違いネット初心者で勝手もなかなか分からなかったそうです。ポスターも白黒の文字だけで、それも自身の氏名と年齢とニートである事だけを大書した、お世辞にも上手いポスターとは言えない代物ですが、それでも落選したとは言え、総額たった8千円の選挙費用(!)で1399票も獲得し(定数10に対し15人立候補した中で第12位の得票、開票結果参照)、供託金も見事取り返す事に成功しました。左上写真の候補者の後ろに貼ってあるのが、そのポスターです。
 彼の選挙公約(上記真ん中の写真参照)を読むと、稚拙な文章ながらも、ニートやその他の社会的弱者の声を何とか政治に反映させようと奮闘する気持ちが伝わってきます。彼はもはやニートなんかではなく立派な政治家です。彼から見たら、私の抗議の無効票投票も所詮は自己満足にしか過ぎません。こんな事になるなら、私も府議選に無所属で立候補すれば良かった・・・と、その時は一瞬マジで思いました。
 それに引き換え、自民党の選挙ポスターの嘘くさい事。首相官邸自ら裏から手を回して、創価学会・公明党に圧力をかけ、大阪都構想の賛否を問う住民投票実施に反対から賛成に寝返らせておきながら、よくもまあ臆面もなく「大阪市の廃止・分割に反対」なんて掲げる事ができたものだ。安倍よりも上野竜太郎さんの方が、よっぽど政治家として相応(ふさわ)しいわ。

(追記)
 その後、コメント欄に川戸候補本人から、「義家弘介との繋がりは一切ない」との申し出がありました。どうやら私の勘違いだったようです。ここに謹んでお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
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安倍と井下 似た者同士2

2015年04月09日 22時18分37秒 | 職場人権レポートVol.3


安倍首相と翁長沖縄知事の会談検討=「粛々」今後使わぬ-菅官房長官(時事通信)
 菅義偉官房長官は6日午前の記者会見で、翁長雄志沖縄県知事が米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題をめぐって安倍晋三首相との会談を求めたことについて「これから具体的に、どのような要望(が知事からなされる)かを詰めながら検討していきたい」と述べた。会談時期の見通しには言及しなかった。
 翁長氏が、名護市辺野古移設を進める政府の要人の口から「粛々」との言葉が相次いでいるのを批判したことに関し、菅長官は会見で「不快な思いを与えたということならば使うべきではないだろう」と述べ、今後は「粛々」という表現は用いない考えを示した。 
 ただ、菅長官は辺野古移設自体については「関係法令に基づいて適切に対応していく方針に変わりない」と強調。「(沖縄側に)理解していただくように丁寧に説明していきたい」と語った。
 山口俊一沖縄担当相は6日の参院沖縄北方特別委員会で「政府と県が密接に意見交換し、信頼関係を築き上げることが大切だ」と述べた。三宅伸吾氏(自民)への答弁。(2015/04/06-12:30)

「粛々」控えても納得できず=稲嶺名護市長、重ねて政府批判(同上)
 沖縄県名護市の稲嶺進市長は8日の定例会見で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に関し、菅義偉官房長官が沖縄の反発に配慮して移設推進方針を説明する際の「粛々」との表現を使わない考えを示したことについて、「言葉を変えたから県民が納得するというわけではない」と述べ、政府の姿勢を重ねて批判した。 
 稲嶺氏は会見で、「表現を変えても政府の(辺野古移設推進の)やり方はまったく変わらない」と指摘。「有無を言わせず進める手法は、民主主義の世の中でまかり通らない」と強調した。
 また、翁長雄志知事が近く訪米して移設計画の破棄を訴える考えを示していることについて、「ぜひ同行したい」との考えを明らかにした。(2015/04/08-14:58)

安倍首相、国会答弁で「粛々」=早くも踏み外す―辺野古移設(同上)
 安倍晋三首相は8日の参院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に関する答弁で「粛々と進めている」と発言した。翁長雄志知事の反発を受けて菅義偉官房長官が「粛々」との表現は封印すると6日に宣言したばかり。首相がわずか2日で踏み外した形で、沖縄側の反発が予想される。
 予算委では「日本を元気にする会」の松田公太代表が、「辺野古基地設置法」を国会で可決し、最終的に名護市の住民投票に掛けることを提案。首相は「安全保障は政府が責任を負うのは当然だ」と強調した上で、「既にある法令にのっとって粛々と進めているわけで、上乗せして法律をつくる必要はない」と答えた。(4月8日(水)17時59分配信)

 「粛々(しゅくしゅく)」というのは、元々は「静かに」とか「厳(おごそ)かに」という意味でした。しかし、現代では、政治家などが「粛々と物事を進める」と言った時は、「たとえ冷酷と思われようとも、反対意見なぞ気にせず平然と物事をゴリ押しする」という意味に理解した方が良いでしょう。たとえば次のように・・・。

菅(すが)官房長官:「普天間基地の辺野古移設を粛々と進める」
翁長(おなが)沖縄県知事:「住民を無理やり追い出して造った米軍基地なぞ、移設ではなく県外・国外に撤去するのが筋じゃないか」「第一、粛々とは何だ。沖縄の声も聞かず、余りにも上から目線な物言いじゃないか」
菅:「上から目線だと言うのであれば、粛々と言う物言い”だけ”は止めてあげよう」
稲嶺名護市長:「いくら物の言い方だけ変えて誤魔化そうとしても無駄だ」
安倍首相:「辺野古移設を粛々と進めている」
安倍を除いて全員:(一同唖然・・・心の中では「一体、何を聞いていたんだ?この男は・・・」)

 上記のニュースを当事者同士の会話になぞらえれば、差し詰め、このようになるのではないでしょうか。

 私、このニュースを観て真っ先に思い浮かんだのが、うちの会社のダメ社員・井下の事です。
 腰痛の治療で通院しなければならないからと、大分以前からリストにして出していた公休希望を二度も無視して、平気で出勤扱いにし、私から抗議されると、こそっと勝手にシフト変更だけして、それを当事者の私にも連絡せず・・・。(2014年8月22日「有休泥棒を許すな!」参照)
 ろくにまともに仕事の指示もできないくせに、バイトにはやたら高圧的で偉そうな物言いばかりして・・・(2014年11月24日「安倍と井下 似た者同士」参照)
 午後の作業準備がまだ全然整っていないのに清掃開始の構内放送を流すので、バイトから苦情が出て、「午後の作業準備が整ってから全員で一斉に清掃しよう」と、朝礼で全員で確認したにもかかわらず、決まったその直後にまた以前と同じような放送を流したり・・・。(2014年11月30日「余りにも無責任で人をバカにした態度ではないか(会社提出文書)」参照)←これなぞ正に「粛々」の事例と瓜二つw。

 安倍も井下も、相手の気持ちが分からないのです。人の痛みが分からないのです。
 (1)まるで子どもみたいに直ぐ逆ギレする。(2)他人の意見を聞かず自分の我ばかり押し通す。(3)自分には甘く他人には厳しい。(4)見てくれの数字や体面ばかり取り繕い、国民や従業員の気持ちに寄り添う事が出来ない。(5)「行き当たりばったり」「その場しのぎ」「言う事がコロコロ変わる」無責任。(6)他人と意思疎通ができない。対話にならない・・・。いずれも、安倍と井下の両方に当てはまる事ばかりです。(これらについては、安倍だけでなく、橋何とかいう大阪市長にも多分に言える事ですがw)

 沖縄の基地問題は、何も難しく考える必要はありません。要は「人の痛みが分かるかどうか」です。自分がされたら嫌な事は他人も嫌なのです。それを我が事として理解できるかどうか。それに尽きます。それが出来ない人は、「総理や政治家としてどうか?」という以前に、「果たして人間としてどうなのか?」という話なのです。
 井下はまだ良いでしょう。いくら「ダメ社員」と言えども、被害をこうむるのは同じ勤め先の人間に限られますから。でも、安倍の場合は、それでは済まないでしょう。その被害は日本全体、世界全体に及びます。取り返しのつかない事にならないうちに、一刻も早く総理を辞めさせなければなりません。
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超エイプリルフールな政府と国民

2015年04月05日 15時34分49秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな


 確か4月2日の夜だったと思います。仕事から帰ってきて何気なくテレビをつけたら、ちょうどNHKがこの「安倍首相が子どもの貧困率を下げる国民運動を提唱」のニュースを流していました。
 ここに出てくる「貧困率」(正確には相対的貧困率)というのは、人口約1億2千万人の日本国民全員を所得順に一列に並べた時に、ちょうど真ん中(中央値)の6千人目の人の、そのまた半分以下の所得しかない人たちの割合です。単純に総所得を総人口で割った「平均値」ではなく「中央値」で比較するのは、「平均値」だと、一部にずば抜けた大金持ちがいると他の人はみんな貧乏でも実際よりも高所得の金額が表示されてしまうので、そうならないように「中央値」を用いるのです。
 具体的には、今の日本国民の中央値の年収が約438万円なので、そのまた半分の「年収約200万円以下の貧乏人が国民の中にどれだけいるか?」という事になります。それが日本では今や16.3%です。5人家族に当てはめて考えると、どの家庭にも貧乏でしょっちゅう親に金を無心する息子が約1人いる状態です。これは主要国の中でも非常に高い割合です。日本よりも高い貧困率の国と言えば、今やメキシコやトルコなど数ヶ国を数えるのみです。
 その貧困率の高さもさる事ながら、それが母子家庭、父子家庭などの「ひとり親世帯」に偏っている事が今、問題になっているのです。昨今、よく新聞やテレビなどで、シングルマザーが失業して生活保護も申請できずに、マンションの中で餓死して死後数ヶ月も経ってから発見されたとか、時給の安いスーパーのパートでは食って行けずに、やむなく出会い系サイトなどで主婦売春していて警察に捕まったとか、そういうニュースを目にする事が増えました。
 それでも、アフリカのように路上にバタバタ人が倒れている状態ではないかも知れません。でも、表面的な賑やかさの陰で、裏通りのマンションでは今も多くのシングルマザーや派遣社員が、家賃や公共料金も払えず、一日一食でなんとか食いつないだりしているのです。マスコミが取り上げないからニュースにならないだけで。それは当のシングルマザーや派遣社員が一番良く知っているはずです。



 国民がそういう事に苦しまなくても済むように、安倍首相が音頭を取って、「貧困率を引き下げましょう」と国民に呼びかけているのだそうです。
 でも、おかしいと思いませんか?誰が好き好んで、マンションの中で餓死したり、風俗業に走ったりするでしょうか?そうなってしまったのも、なかなか良い仕事が見つからず、運よく仕事にありつけても時給の安いスーパーのパートしかないからでしょう。公共住宅も民間のマンションも家賃の高い所ばかりで、福祉事務所に生活保護の申請に行っても門前払いされるばかりだからでしょう。子供を高校に進学させようと思っても、学費や修学旅行代も払えず、頼みの綱の奨学金制度も、最近は大半が給付型ではなく貸与型で、卒業と同時に何百万円も高い利息付で返していかなければならないからでしょう。学校を卒業してからも就職難で、安い時給のパートやアルバイトの仕事をかけ持ちして身体を壊してしまったり、運よく正社員になれてもブラック企業で長時間酷使されたりするからでしょう。
 そんな社会に一体誰がしたのでしょうか?国民ですか?違うでしょう。安倍さんや、その取り巻きの自民党・公明党などの与党議員や、その与党を形だけは批判するが、実際にはツーカーの仲で、与党の政治家と一緒になって政治資金パーティーをやったり裏金もらったりしている、民主党や「維新の会」などの「野党」議員じゃないですか。
 その与「野」党の政治家が寄ってたかって、奨学金制度をサラ金みたいなものに変えてしまい、もう先進国ではどこも最低賃金は時給千円を上回っていると言うのに、日本だけが7~800円台の低い最低賃金のままだからでしょう。そして、大企業や資産家向けに法人税や贈与税を引き下げておきながら、消費税だけは、やれ「社会保障に必要」だの「これからは少子高齢化で財源が足らなくなる」のと難癖つけて、どんどん値上げするからでしょう。その値上げした消費税を福祉には全然回さずに、カジノやリニア新幹線や原発や軍事費などにばかりつぎ込んでいるからでしょう。

 こういうのを「マッチポンプ」と言うのです。自分でマッチに火をつけ放火しておきながら、騒ぎが大きくなった途端に「消防車を呼べ」と大騒ぎして、犯人のくせにまるで警察官のように立ち回るアレです。
 原発の再稼働でも、集団的自衛権の問題でも、安倍政権のやっている事は皆そうでしょうが。福島で今もあれだけ汚染水を垂れ流し、今も仮設住宅に縛り付けられた人が10万人以上もいると言うのに。オリンピックやカジノやリニアだけに無駄な金をつぎ込み、原発再稼働にばかり力を入れ、除染で引きはがした土を野積みでそのまま放置しながら、ウソの「安全宣言」で福島への帰還だけを推し進めようとしている。尖閣や従軍慰安婦の問題でも、自分から先に挑発しておきながら、やれ中国がどうの韓国がこうのと相手の非ばかりなじって。そのくせ米国には何も言えず、戦時中に住民を無理やり追い出して作った米軍基地を撤去してくれという沖縄の当然の主張にも、同じ沖縄県内の辺野古への移転・新基地建設の話にすり替え、「文句があるなら対案を示せ」と脅しにかかる。足を踏まれた側が、なぜ足を踏んだ奴の心配をしてやらなければならないのか。「踏みつけている足をどけろ!」、それ以外にどんな対案があると言うのか。
 福島や沖縄や母子家庭の人たちは、安倍に「踏んでいる足をどけろ!」「もう、そんな政治は止めてくれ」と言っているに過ぎないのです。それに対して安倍は、「踏んでいる足をどこにどけたら良いか、国民運動でみんなで考えましょう」と、全然ピント外れな事を言っているのです。それ自体が異常な事なのに、NHKのこのニュースは、ご丁寧にも、今頃になって「貧困率」の解説を行っているのです。

 かつてリーマンショックの時に「派遣切り」のニュースが話題になりました。トヨタなどの自動車工場で働いていた派遣労働者が、トヨタを首になった途端に、それまで住んでいた派遣会社の寮からも追い出されて、深夜営業のネットカフェやマクドナルドに寝泊まりしなければならなくなったり、そこからも追い出されてホームレスになる人が続出しました。
 当時のNHKが、「クローズアップ現代」などの番組でその事を取り上げた時に、安倍などの自民党の政治家が、「番組内容が偏っている」と散々難癖を付け、自民党の息のかかった連中をNHKの経営陣にどんどん送り込んできました。それが、今のNHK会長の籾井勝人(もみい・かつと)や、つい最近までNHK経営委員だった百田尚樹といった連中です。
 籾井はNHK会長でありながら、「政府が右と言う物をNHKが左と言う訳には行かない」という事を平然と言う人物です。しかし、マスコミがただの御用放送に成り下がってしまったら、どんなに政府が悪い事をしても国民は真実を知る事ができなくなってしまいます。実際は侵略戦争で負け戦だったのに、「間違った戦争だの負け戦だの言う奴は非国民だ」と、当時のマスコミに散々煽られ、疑う事すら許されなかった戦時中の歴史を、籾井はまた繰り返したいのでしょうか。
 百田尚樹は「永遠のゼロ」という小説を書いたベストセラー作家としても有名な人物です。しかし、あの「永遠のゼロ」も、戦争中に特攻を忌み嫌っていたパイロットが、それでも最後は特攻作戦に志願して華々しく散っていくという筋書です。一見、反戦小説を装いながら、実際は特攻を美化しているのです。本当に百田が戦争に反対なら、「憲法9条を守ろうと言う奴が真っ先に戦場に行けばよい」なんて事を言い放つはずがありません。
 NHKがそういう連中に支配されるようになってからは、番組も全然面白くなくなってしまいました。「クローズアップ現代」も、集団的自衛権の問題で国谷裕子キャスターが菅義偉(すが・よしひで)官房長官にインタビューで食い下がった事が問題になり、番組編集陣が首相官邸やその腰ぎんちゃくの籾井から散々叩かれるようになってからは、まるで「腑抜け」みたいな番組ばかりとなってしまいました。
 そんなNHKが、今更、貧困率の解説をしてどうなると言うのでしょう。NHKが今やるべきなのは、そんな事よりも先に、貧困率の上昇をもたらした政治の責任を追及する事でしょうが。

 情けない事に、この官製の貧困撲滅「国民運動」には労働組合の「連合」も参加しているそうです。どこの国にもナショナルセンター(労働組合の上部団体)があります。連合(日本労働組合総連合会)は日本最大のナショナルセンターで、主に官公庁や大企業の組合が参加しています。日本には他にも中小のナショナルセンターがあるのに、まるで「自分たちだけが労働組合の代表だ」と言わんばかりに「連合」と名乗っているのですが、「派遣切り」やブラック企業の搾取と闘う事はまずありません。逆に、東電の組合のように会社と一緒になって原発を推進したり、都知事選挙では自民党と一緒になって舛添(ますぞえ)要一を応援したりしていました。それどころか、ブラック企業では、労働者のスト潰しの為に、会社が連合系の御用組合をでっち上げたりしています。「連合」の2015年度重点政策では「反自民」や「政権交代」への言及も一切なくなりました。これでは一体何の為の労働組合なのか分かりません。
 しかし、この4月からは税金も社会保険料も更に値上げされます。それだけでなく、とうとう「残業代ゼロ法案」まで国会に上程されてしまいました。連休明けから審議が始まるそうです。「残業代ゼロ法案」と言うのは、「いくら残業させられても今後は残業手当がつかないようにしよう」という法案です。政府は「ダラダラ残業を防止して、メリハリのある仕事でみんな早く帰れるようにしよう」と言っているそうですが、アホかと思いますね。誰が好き好んで「ダラダラ残業」なぞしたいものですか。誰でも早く帰りたいわ。でも、人手不足でもなかなか人員が補充されずに、定時で仕事が終わらないから、サービス残業までして残っている人がほとんどじゃないですか。今はまだ「法案が可決されても年収1075万円以上の労働者にしか適用されない」なんて言っていますが、そんな年収制限なぞすぐに取っ払われてしまいます。現に経団連などは、「年収400万円以上の層には全員適用してほしい」と、政府を突っついているそうじゃないですか。
 そんな中で貧困撲滅「国民運動」なんかやってどうするのですか。次は残業撲滅「国民運動」でもやるつもりですか。私は何も「国民は何もしなくても良い」と言っている訳ではありません。国民も貧困問題や労働問題に無関心であってはならないのは勿論です。でも、それは何も今の自民党政治をヨイショする事ではありません。こんな官製・お手盛りの「国民運動」なんかではなく、ブラック企業に労働基準法を守らせたり、「残業代ゼロ法案」を廃案に追い込んだり、原発再稼動や集団的自衛権行使(海外派兵)を阻止する大衆運動こそが、今最も求められているのではないでしょうか。



 大体、この顔を見ただけで、安倍がどれだけ本気で貧困対策に取り組もうとしているか分かるでしょう。これは何もイケメンでないから駄目だと言っている訳ではありません。たとえ不細工な人でも(失礼!)、真面目に物事に一生懸命取り組んでいる人の顔は、それなりに美しいものです。職人や政治家の顔などにそれがよく現れます。ところが安倍は、上記のツイート(ツイッターでのつぶやき)にもあるように、昨年夏の長崎原爆慰霊式典でも、「集団的自衛権行使容認は日本国憲法を踏みにじる暴挙だ」と発言した被爆者代表の城台(じょうだい)美弥子さんを、このように薄目を開けてうっとおしそうに眺めていました。(私の過去のブログ記事にその時の画像が載っています。)
 さる4月1日はエイプリルフールでしたが、私に言わせると、今の政治やそれを黙認し続ける国民の方がよっぽど「エイプリルフール(バカ)」です。一体いつまでこんな政治を支持・黙認し続けるつもりなのでしょうか。そういうと必ず、「別に積極的に今の安倍さんや自民党を支持している訳ではない、他に適当な人がいないから、あるいは野党がだらしないから、仕方なく安倍さんや自民党を支持しているだけだ」と言い訳する人が出てきます。しかし、私に言わせると、たとえ消極的であろうと支持している事には変わりありません。選挙への棄権も、今の自民党政治を黙認しているという意味では、消極的に支持しているのと同じです。
 今まではそれでも良かったかも知れません。でも、ここまで安倍が国民の人権や生活をないがしろにしようとしているのに、それでもまだ自民党を支持するようでは、もう奴隷と同じです。「他に適当な人がいない、野党がだらしない」と思うなら、自分が選挙に出れば良いのです。それが無理だと言うのであれば、とにかく消去法でも何でも良いから、少しでも「残業代ゼロ法案」や原発再稼動や海外派兵に反対の候補に投票すれば良いのです。虐めを「見て見ぬふり」するのも、虐めを黙認しそれに加担しているのと同じ事です。
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もはやこの程度の政府批判も許されないのか?

2015年04月03日 19時55分49秒 | 監視カメラよりも自由な社会に
報道ステーション 古館 古賀


報道ステーション:古舘キャスターと古賀氏のやりとりは…

 テレビ朝日の27日夜のニュース番組「報道ステーション」で、古舘伊知郎キャスターと、コメンテーターを務めた元経済産業省官僚の古賀茂明氏とが激しく応酬するハプニングがあった。古舘キャスターとコメンテーターの古賀氏とのやりとりは次の通り。

(22時16分ごろ)

古賀氏 ……今日が最後ということで、テレビ朝日の早河会長とか古舘プロダクションの佐藤会長のご意向ということで私は今日が最後なんですけど、これまで非常に多くの方から激励を受けまして、一方で菅官房長官はじめ官邸のみなさんにはものすごいバッシングを受けてきましたけれども、それを上回るみなさんの応援のおかげで非常に楽しくやらせていただいたということで、お礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

古舘氏 古賀さんちょっと待ってください。今のお話は私としては承服できません。古賀さんが金曜日に時折出てくださって、大変私も勉強させていただいている流れの中で、番組が4月から様相が変わっていく中でも、古賀さんに機会があれば、企画が合うなら出ていただきたいと、相変わらず思っていますし。

古賀氏 それは本当にありがたいことです。もし本当であれば、本当にありがたいこと。

古舘氏 古賀さんがこれで、すべて、なにかテレビ側から降ろされるということは、ちょっと古賀さん、それは違うと思うんですよ。

古賀氏 いや、でも古舘さん言われましたよね。私がこういうふうになることについて「自分はなにもできなかった、本当に申し訳ない」と。

古舘氏 はい、もちろん、それは。この前お話ししたのは、楽屋で。古賀さんにいろいろ教えていただいている中で、古賀さんの思うような意向に沿って流れができてないのであるとしたら大変申し訳ないと、思ってる今でも。それは極端過ぎる。

古賀氏 (さえぎって)いや私全部録音させていただきましたので、もしそういうふうにいわれるんだったら全部出させていただきますけれども。

古舘氏 いやこちらもそりゃ出させていただくことになっちゃいます古賀さん。

古賀氏 いやいいですよ。

古舘氏 だから、それはおいて、私は違うと思ってますが、ではイエメンのお話に戻っていただけますか。

(22時32分ごろ)

古賀氏 ……今日もですね、さっきああいうやりとりがありましたけれども、やっぱり、我々は批判されたから言っちゃいけないというふうになっちゃいけないので、そういう意味ではですね、テレビ朝日では作っていただくのは非常に申し訳ないと思ったから自分で作ってきました。(フリップを示す)「アイ アム ノット アベ(I am not ABE)」というのをですね。でこれは、単なる安倍批判じゃないです。日本人がどういう生き方をしようかということを、考えるうえでの一つの材料にしていただきたい、一つの考え方を申し上げたと。それはもちろん批判していただいてもいいですし、そういうことをみんなで議論していただきたいなと思ってましたんで、まあこれはもちろん、官邸の方からまたいろんな批判が来るかもしれませんけれども、あんまり陰で言わないでほしいなと思っているので、ぜひ直接ですね、菅官房長官でも、ごらんになっていると思いますから、私のところにどんどん文句言ってきていただきたいと思います。

古舘氏 あの、古賀さんのいろんなお考えは共鳴する部分も多々あるんですが、一方で、はっきり申し上げておきたいなという一点はですね、マスコミの至らなさ、ふがいなさももちろん認めるところはありますが、例えば私が担当させていただいているこの番組でいえば、数日前に川内原発に関する地震動に対する不安の指摘、あるいは、3.11には核のゴミがまったく行き場がない問題、あと沖縄の辺野古の問題ですね、こういうところも、北部でのアメリカの海兵隊の思惑があると、批判すべきところはやらせていただいているんです。

古賀氏 すばらしいですね。それ私も昨日ツイートしたんですよ。こんな立派なビデオを作ってますよと。(テレビ朝日の)サイトに行って特集のところをクリックしてくださいと。並んでますよ、ぜひ見てくださいとツイートしたんです。すごく反響もありました。で、あれを作っていたプロデューサーが今度更迭されるというのも事実です。

古舘氏 更迭ではないと思いますよ。私は人事のことは分かりませんが。

古賀氏 (さえぎる)いや人事のことを……

古舘氏 (さえぎる)人事異動、更迭、やめましょう古賀さん。これ、見てる方よく分からなくなってくるんで。

古賀氏 やめましょう。僕はそんなこと言いたくないので。(用意されたフリップを示して)いま安倍政権の中でどんな動きが進んでいるのかなと……。

古舘氏 ちょっと、ごめんなさい、時間が……

古賀氏 だからそういうこと言わないでほしかったんですよ。では最後にぜひこれを古舘さんにお贈りしたいんですけど(ガンジーの言葉を引用したフリップを示して読み上げ)つまり、圧力とか自粛に慣れていって、何もしない、独りでやったってしょうがない、たたかれるだけだ、ということでやっていないと、知らないうちに自分が変わってしまって、本当に大きな問題が起きているのに気がつかないってことがあるんですよと。私も今すごく自分に言い聞かせて生きているんですけど、ぜひこれはみんなが考えていただきたいと思っています。いろいろね、申し訳ない、口論みたいになっちゃって申し訳ないけれども、私が言いたかったのは、言いたいことはそのまま言おうと。自然に言って、もちろん違う意見の方は違う意見を言っていただいていいし、古舘さんだって私の考えがおかしいと思えばどんどんおかしいと言っていただいて、まったく何の問題もないんですけれども、なにか言ったことについて裏でいろいろ圧力をかけたり、官邸から電話をかけてなんだかんだと言ったりとか、そういうことはやめていただきたいと、そういうふうに思っただけです。

古舘氏 ……はい。それではいったんコマーシャルを挟みます。(以上、下記サイトから転載)

http://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%e5%a0%b1%e9%81%93%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e5%8f%a4%e8%88%98%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%81%a8%e5%8f%a4%e8%b3%80%e6%b0%8f%e3%81%ae%e3%82%84%e3%82%8a%e3%81%a8%e3%82%8a%e3%81%af%e2%80%a6/ar-AAa7hAO#page=2

 私はもう何年も前から「報道ステーション」は観ていません。今の仕事は朝7時から始業なので、「報道ステーション」の始まる夜10時にはもう寝なければなりませんから。それに、テレビ自体もほとんど観ません。別にテレビなんか観なくても、時事ニュースはネットで観る事ができますから。ただ、毎朝出勤時の時報と天気予想の確認だけは欠かせないので、その時だけ早朝のNHKニュースを観るようにしています。本当はNHKなんて観たくはないのですが、天気予想はNHKが一番充実していますので。
 だから、3月27日放送の「報道ステーション」で、古舘伊知郎と古賀茂明が口論になった事も、ニュースでおぼろげながら知っていただけで、何が何だかよく分からないままでした。でも、本当に古賀が言うように、安倍政権からの圧力により、番組の中で自由に物が言えなくなっているとしたら一大事です。一人の視聴者や国民としても見過ごす訳には行きません。そこで急遽、上記のニュースと動画で、その時の二人のやり取りを確認しました。

 観た後、何とも言えない後味の悪さを感じました。過去の従軍慰安婦報道番組への介入劇からも明らかなように、安倍政権が裏でマスコミに圧力をかけている事は、私も間違いないと思いますが、それを告発したのが古賀さんだけで、後に続く人が誰もいない現状では、上記の動画だけでは、他の人に説得力ある説明ができません。確たる証拠がないのですから。
 いや、分かってますよ。それは当事者の安倍首相や菅官房長官が一番よく知っているはずです。本当は裏から圧力を掛けまくっているのに、当人は頑として「やっていない」とシラを切るのみ。そのくせ、これ見よがしに放送法まで引き合いに出して、暗に放送免許の剥奪をほのめかす体たらく。当事者がここまで図に乗っていると言うのに、本来はそれを一番先に追求しなければならないマスコミが、政権寄りの読売・産経だけでなく、表向き「リベラル」を任じる毎日や当事者の朝日に至るまで、ことごとく官邸の言い分ばかりをそのまま垂れ流し、後はもう、二人の個人的対立に話を矮小化して、面白おかしく書き立てるだけで。「もはや、ウィキリークスにでも頼まなければ、真実を知る事はできないのだろうか?」と、暗澹たる気分になります。

 だからと言って、「コメンテーターがニュースの話題からも離れて個人的な事情を一方的にまくし立てて良いのか?」という批判があります。確かに、あの放送時は中東イエメンにおけるテロの脅威について解説している場面でした。そこでいきなり古賀が、イエメン情勢とは何の関係もない放送番組の舞台裏を暴露し始めたものだから、視聴者の中には何が何だか分からなくなった人も少なくないでしょう。そういう意味では、古賀のやった事は「マナー違反」です。でも、誰も最初から好き好んで「マナー違反」をやるつもりの人間なぞいません。古賀も、表向きは番組コメンテーターとして遇されながら、官邸の圧力によって言論の自由が日に日に狭められてきたからこそ、最後の手段として、あのような非常識な行動に出たのでしょう。彼が何故そのような非常識な行動に出ざるを得なかったのか。そこを問わずに、彼の非常識だけを非難してそれで幕引きとするなら、それはもう「臭い物に蓋」以外の何物でもないでしょう。

 それにしても、昨今、朝日の「報道ステーション」やTBSの「ニュース23」、NHKの「クローズアップ現代」と言った番組が、政権寄りの視聴者から盛んに「反日」だの「偏向」だのと叩かれていますが、私はむしろそちらの方が怖いですね。今や、その程度の政府批判もできないのか。今の「報道ステーション」は余り観ないのでよく分かりませんが、昔の久米宏が司会をやっていた頃の「ニュースステーション」はよく観ました。今の「報道ステーション」も、この「ニュースステーション」の後継番組だそうですが、別に偏っているとか、そんな事、全然感じませんでしたけどね。
 古賀にしても、あの人、別にバリバリの反体制人士ではないでしょう。元・経済産業省の官僚で、政治的にも、左翼と言うよりもむしろ「みんなの党」に近い人じゃないですか。「安倍のような露骨な右傾化・軍国主義化には反対だけど、小泉元首相がやったような公務員改革や市場開放には大賛成」みたいな。そんな人だから、橋下徹も一時、古賀を自身のブレーンとして重用したのでしょう。そんな「新自由主義者」の古賀ですら「反日・サヨク」認定される今の世相の方が、よっぽど異常だと思いますけどね。
 もはや、その程度の政府批判も許されないとなると、戦前の大本営発表ともそう変わらないではないですか。やっている事は戦前と同じなのに、表向き「民主主義」を装っている分、昔よりも更に性質(たち)が悪い。正に、古賀が番組の中で紹介したガンジーの下記の言葉にもある通り、「国民は安倍政権によって、ここまで飼い馴らされてしまったのか」と言う思いで一杯です。

「あなたのすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである」(マハトマ・ガンジー)
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