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アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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小選挙区制の弊害

2009年06月29日 13時02分21秒 | 二大政党制よりも多党制
 「在特会」関連記事の後は、ブログ記事が、ついつい身辺雑記を中心としたものに、流れてしまっていました。それもこれも実は、マスコミが流す政治関連ニュースが、どれもこれもアンマリなものばかりなので、少々シラけてしまっていたというのが、正直な所です。
 東国原の件一つとってもそうでしょう。あんな淫行ウヨク知事にすがり付くしか能の無い自民党も自民党なら、自分の損得勘定で動いているだけなのに、まるで自民党を手玉に取ったつもりでいる思い上がり知事も知事だし、そんな人物を救世主に仕立て上げようとしているマスコミもマスコミです。
 しかし、そんな事で政治への関心が萎えてしまったら、それこそ「敵の思う壺」。そこで今回から、再び政治関連中心の話題に戻す事にします。

 少し前に、国会議員の定数削減がニュースになっていました。「この世界的不況下で、庶民が痛みに耐え、そろそろ増税も已む無しと考え始めている折に、自ら率先垂範して身を削らなければ、一体誰が着いて来るだろうか?」と勝手にこじつけて、「衆院比例区定数80削減」やら「衆参合体して一院制に」やらの主張を、自民党も民主党も掲げました。そして、その少し前には、「世襲制限」という事も言っていた様に思います。「昨今、親の七光だけで当選してきた二世・三世議員が、余りにも多くなり過ぎたので、世襲制限を掛ける必要が出てきた」と。
 もうアホかと思いますね。そもそも、そんな苦労知らずで人の痛みも分からない、麻生・安倍みたいな二・三世のバカボンや、ネットウヨク程度の知能しかない電波芸者が増えたのは、一体何処に原因があるのでしょうか。小選挙区制こそ諸悪の根源である事ぐらい、少し考えれば直ぐに気が付きそうなものを。それを、自分たちの政治家特権の大元を為す小選挙区制には頬かむりしたまま、その弊害緩和作用をまだかろうじて果たしている比例区定数や参議院の方を削減・廃止しようと言うのですから、厚顔無恥も甚だしいという他ありません。

 小選挙区制が如何に酷い制度であるか、身近に感じる事が出来た事例を、ここで二つほど紹介しておきます。
 その一つは、職場の同僚N君の出身地である鹿児島県徳之島の例です。当地では衆院中選挙区時代から、定数1の事実上の小選挙区制下で、「保徳戦争」の骨肉の争いが繰り広げられて来ました。
 地場産業と言えば一次産業・観光の他には公共事業しかない土地柄の中で、N君の親父は徳田陣営の一員として、「選挙キチガイ」(N君)の如く奔走していたようです。それに対する反発もあって、N君は政治に無関心になったのだとか。しかし、島の郵便局が無くなると聞いて、前の郵政選挙では初めて野党に投票したのだとか。そのくせ、現首相の名前も知らず、「別に自民党でええんちゃうん」とか平気で言ったりもするので、どこまで本気で言っているのか疑問に思う節もあるのですが。

 もう一つは、テレビ番組「NHKスペシャル」で見た、インド総選挙のルポです。英領時代から受け継いだ小選挙区制の下での選挙戦の様子を取材していました。カースト制度が根強く残り、経済自由化政策の下で格差も拡大する中で、支持基盤の最下層カーストだけの票に止まった野党の地域政党に対して、貧困対策を打ち出して全貧困層から満遍なく集票出来た与党の国民会議派が勝利した。これぞインド民主主義のダイナミズム。そういう番組構成でした。
 しかし、私は途中からその番組を見ていたものの、与野党とも公約は単なるバラマキにしか過ぎず、その中で、ガンジー一族御曹司とカリスマ女帝の地域ボス同士が対決する、そういう構図でした。これでは民主政治というより単なる衆愚政治ではないか。こんな政治風土の中では、いつ何時、ヒンズー教右派による大衆扇動で、インドがパキスタンとの核戦争対決の道にも乗り出しかねない、そういう懸念すら持ちました。

 そもそも、小選挙区制導入の口実とされた、「比例区での民意の反映とは別に、小選挙区で民意の集約を図る必要がある」などという、一見さも尤もらしい主張にしてからが、眉唾モノです。
 「民意の集約」なんて言いますが、「保徳戦争」やインドの選挙に見られるバラマキの中で、一体どっちを選べというのでしょうか。保岡・徳田にしても、御曹司・女帝にしても、どちらも田舎紳士(淑女)の似た者同士が、選挙の時だけ、人々の頭の前に人参ぶら下げているだけではないですか。しかも「保徳」に至っては、とうに両者間で手打ちが為され、今やどちらも郵政民営化推進の立場だと言うではないですか。そんな無意味な踏み絵に踊らされた挙句に、それが「民意の集約」だなんて言われたのでは、堪りません。
 「殺されるのと犯されるのと、どっちを選ぶ」なんて言われて、仕方なく犯される方を選んだら、それが民意になるのとでも言うのでしょうか。「殺されるのも犯されるのも嫌だ」以外に、一体どんな民意があるというのでしょうか。しかし、選択肢は、殺されるかレイプされるかしかないのです。こんな理屈で行けば、幾らでも民意を捻じ曲げる事が出来ます。

 得票率51%、有権者比ではたかだか20~30%程度の票で、簡単に議席を乗っ取る事が出来てしまう。後には膨大な死票の山しか残らない。
 市町村単位の狭い選挙区の中では、地盤(組織)・カバン(金)・看板(知名度)だけがモノを言う。勢い、利権漁りと損得勘定だけに秀でた田舎紳士ばかりが衆議院に進出し、そういう政党だけがのさばり返るようになる。一旦そういう政治の仕組みが出来てしまうと、小選挙区制ではない参議院や地方議会も、大なり小なりその影響を受けざるを得なくなる。
 地盤・カバン・看板を持たない名も無き庶民は徹底的に政治から排除され、似たような田舎紳士政党同士の取引・駆け引き・鞘当て・揚げ足取りだけが、恰も政治の全てであるかの様に語られる。そこに看板(知名度)だけで当選してきた、知能はピーマンかネットウヨか田舎紳士と同程度でしかない芸能人も時々加わり、恰もそれがアンチ田舎紳士の象徴であるかの様に持てはやされる。劃して、ワンフレーズだけで中身の無い小泉郵政選挙や、橋下・森田圧勝劇が準備される。

 その結果、政治への無関心が更に酷くなり、投票率は年々低下の一途を辿る。偶に上がっても、それは芸能人候補がポット出てきた時だけ。国民の監視が行き届かなくなり、益々政治家は勝手放題に振舞いだす。公務中の酩酊然り、愛人の公舎囲い然り。
 そんな政治の在り方が問題になればなったで、そこでも問題の摩り替えが行われる。金権是正が選挙定数削減の問題に、高級官僚の天下り・放蕩が官公労の責任に、巧妙に摩り替えられる。利権議員の温床たる小選挙区は無傷のまま、比例区削減だけが殊更問題にされ、郵政族・厚生族・防衛族の跋扈は大目に見られる一方で、カラ専従だけが槍玉に挙げられる。いずれもマッチポンプによるガス抜きの典型的な手口です。
 そうして、諸外国と比べてもそう多くない議員定数の、それも弊害緩和作用を果たしている比例区定数削減だけが強行され、益々政治に民意が反映しなくなる。その一方で、議員歳費や議員年金、政務調査費や政党助成金などの掴み金には頬かむり。寧ろ、議員定数削減よりこちらの方こそ、焦眉の問題である筈なのに。

 議員歳費を減らし利権の旨味を無くして、政治家は井戸塀になる事も甘受させた上で、尚且つそれでも議員に立候補する人が増えれば、議員定数は逆に増やすべきではないのか。幾ら議員定数を減らしても、それで手弁当の井戸塀議員が減って田舎紳士ばかりになってしまったら、自分で自分の首を絞めるようなものではないか。議員が少なければ少ないほど良いと言うのであれば、一層の事、国会なぞ全部無くしてしまって、日本も北朝鮮やサウジアラビアみたいな国にすれば良い。しかし、それではもう、主権在民や民主主義であるとは言えないのではないか。

(参考)
・世襲政治の問題の本質はなにか-小選挙区制が事態を悪化させている(1~5)(児玉昌己研究室)
 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1798
 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1800
 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1801
 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1803
 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1806
・百害あって一利なしの「比例区定数削減」にこだわる民主党(きまぐれな日々)
 http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-914.html
・議員定数削減を企業の人減らしにたとえてみる(村野瀬玲奈の秘書課広報室)
 http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1287.html
・アメリカ大統領選挙の本質と秘密
 http://www.eonet.ne.jp/~mansonge/kichi-ido/mki-38.html
・奄美群島選挙区(ウィキペディア)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%84%E7%BE%8E%E7%BE%A4%E5%B3%B6%E9%81%B8%E6%8C%99%E5%8C%BA
・インドの衝撃 第二回 世界最大の選挙戦 貧困層が国を動かす(NHKスペシャル)
 http://www.nhk.or.jp/special/onair/090531.html
コメント (4)
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ツーワンは果たして脱資本主義のモデル足りえるだろうか?

2009年06月27日 23時13分33秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を
メガネ21  カンブリア宮殿 理想の会社ツーワン


 今週月曜日に、「カンブリア宮殿」というテレビ番組で、メガネ21(ツーワン)という会社の事を取り上げていました。この会社は、広島を中心に店舗展開している中堅メガネチェーンですが、「アンチ新自由主義」とも言うべき、かなり異色の会社経営を行っている事でも知られています。

 この会社は、大手メガネチェーンをリストラされた営業マンが立ち上げた会社なのだそうですが、売上は全て商品値下げと従業員の賃上げに還元し、内部留保を殆ど持たない経営を行っているのです。それがどれだけ異色かと言うと・・・

・年収80数億の企業でありながら、社屋は平屋三階建ての民家。
・安い価格設定で広島トップのシェアを誇る。フレームは2000円台から。
・ノルマ・サービス残業・その他強制一切無し。だからみんな伸び伸びと仕事をしている。創業者も勤務中に社内でゴルフの練習。
・他社では社員の年収に匹敵するボーナス。20代で150万、30代で450万円支給なんてザラ。プレジャーボートの現物支給も。
・社長もヒラもみんな平等。社長は単なるお飾りにしか過ぎず、任期4年の交代制で就任し、平社員やパートと一緒に店頭販売に立つ。
・内部留保を殆ど持たない。せいぜい数千万円、年によっては5万円とか、赤字計上の年も。だから、粉飾決算を疑われて税務署の抜き打ち査察が入った事も。
・赤字の年は、社員からカンパを募って乗り切る。しかし、社員は元々高給なので、たちどころに数千万円は集まる。

・・・とまあ、こんな感じで。何か夢みたいな会社でしょう。

 その創業者の平本清さんに言わせると、「内部留保は在る、但し、それを会社や株主が独占するか、社員に預けるかの違いだけだ」というのだそうです。

 話だけ聞いていると、労働者や消費者にとっては、正に良い事尽くめの経営方針です。昨今の「万事金次第」「後は野となれ山となれ」式の株主資本主義・新自由主義とは、凡そ対極を為す考え方です。創業者の平本さんは否定なさっていますが、まるで「マルクス経営学」とでも言うべきものを、実践しておられます。
 しかも、民主経営の様な限定的なものではなく、純粋の民間資本による株式会社でありながら、「脱資本主義」の「協同経営」とでも言うか、「能力に応じて働き、欲望に応じて受け取る」という、共産主義本来の在るべき姿を、既に実現してしまっているのですから。「パリ・コミューン」や「チェ・ゲバラ」「サパティスタ」みたいなものを、想像すれば良いのでしょうか。

 しかし、こんな「地上の楽園」が、本当にあるのですかね。旧ソ連・中国・北朝鮮や、ヤマギシ会・いずみ生協・名古屋ボランティアNPOセンター・エムクルーなどの例でも分かる様に、宣伝文句と実際の姿とが乖離する例が、世間には多々在るので、私はついつい懐疑的に見てしまうのです。
 例えば、前述の「社長交代制」にしても、一見民主的な装いを凝らしながら、実は、何か問題が起こった時には、お飾り社長だけに全責任を押し付けて、オーナーは雲隠れを謀る算段ではないか、とか。そう考えると、何やら投資紛いの詐欺話みたいに思えてきて、興ざめの感も無きにしも非ずで。

 また、偶々立ち上げた事業が成功して、仮にこういう「地上の楽園」を実現出来たとしても、このグローバル経済の時代に、それをいつまで持続出来るのか、という問題もあります。
 経済の国際化が進めば進むほど、途上国の先進国への経済的従属(搾取)が深まります。NIEs・BRICsなどの新興工業国から、アフリカ諸国などの後発途上国まで、例外なく。その中で、途上国や先進国の労働者も、互いに競争・反目させられ、共にコストダウンを強いられる様になります。そんな中で、前述の「民主的・牧歌的」状況が、いつまでも持続出来る訳がありません。会社が大きくなるにつれて、資本がやがて「牙を剥いてくる」のは確実です。これは、創業者個人の資質や意志とは無関係に、「資本の法則」としてそうなるのです。
 それを阻止する為には、「万国の労働者団結せよ!」で対抗するしかないのですが、それは企業内の力関係(闘い)だけで、どうにか出来るものではないのです。

 それらの疑問点まで含めて、果たして本当の所はどうなのだろうか。ちなみに、来週6月29日放送分も当該番組の続編で、創業者と他社の経営者による公開討論が予定されているそうです。まあ「お手並み拝見」という事で。

(参考)
・人事破壊を実践した21世紀の会社(株)21 メガネ21
 http://www.two-one.co.jp/a21/
・共同体経営の1例:メガネチェーン・株式会社21(るいネット)
 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=207785
・『ハゲタカ』から「資本主義システム」について考えてみる(にほん民族解放戦線^o^)
 http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/267172451e7a98bfa4071e67e560253f
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地球に優しく 生活にも優しく

2009年06月24日 22時40分43秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 最近、仕事帰りの地下鉄車内で偶々見つけた、少し粋な広告。「環境に優しい公共交通を利用しよう」という啓発ポスターなのですが、それを加山雄三・主演の往年の映画「若大将」シリーズに引っ掛けて、「車を降りたエコ大将」「電車にバス これがオイラの新車だぜ」「地球に優しく あの娘に優しく」と謳っているものです。
 最初は、如何にも無理やり取って付けたみたいで、あまり面白くは感じなかったのですが、下記の俳優キャストの表示を見た途端に、思わず笑ってしまいました。

 監督・塩津作源(CO2削減)
 脚本・ロージー江古(エコロジーをもじった)
 エコ大将・地木 優
 (「地球」と「土地や樹木に優しい」を掛け合わせた)
 マドンナ・沢山みどり(緑が沢山)

 大阪市交通局も、なかなか味なポスターを作ったものです。そういう目で見ると、「若大将」ならぬ「エコ大将」と思しきチョイ悪オヤジ風が、つり革片手に後を振り向いている姿も、妙に哀愁が滲み出ていて、意外と様になっています。
 少なくとも、エコ家電や高速道路料金一律千円キャンペーンなぞと言ったバラマキよりかは、こちらのポスターの方が、よっぽど訴求効果があるのでは。前者の政府施策なんて、所詮はかつての「総中流」時代の残滓たるマイカー族だけに目を向けたものでしかなく、しかも、環境を逆に悪化させかねない代物ですから。

 でも、精神論に訴えるだけでは、やはり限界があるのでは。如何に面白いキャッチコピーを考えようとも、やはり先立つものが無くては。ほら、昔から言うでしょう。「腹が減っては戦は出来ぬ」と。

 一層の事、地下鉄運賃をタダにすれば、前述のマイカー族に限らず、みんな電車・バスに乗り換えると思うのですが。少なくとも、貧乏人はみんな大助かりでしょう。エコポイントや高速道路料金値下げなんか、足元にも及ばない位、景気を刺激すると思うのですが。
 別に全員が対象でなくとも、今の生活保護受給者だけでなく、それ以外の障害者・奨学生・定時制高校生・国保加入者などにも対象を広げるだけでも、全然違うと思うのですが。少なくとも、通勤交通費も出ない非正規雇用労働者にとっては、大助かりです。
 また、別に全乗車区間対象でなくとも、1~2区間の区間利用客だけを対象にするとか。そうすれば、今までターミナルの繁華街に流れていた買い物客の一定部分が、ひょっとすれば地元・近隣の商店街に戻って来るかも知れないし。

 更に、これを大阪市だけに限らず、東京メトロやJRにも対象を広げ、国がそれを補助する形にすれば、尚一層良い。「その財源をどうするか」って? エコポイントや道路料金値下げなどの、与党の点数稼ぎだけがミエミエの、行き当たりばったりのバラマキをやる金があるなら、地下鉄運賃をタダにする位、お安い御用でしょう。無駄なダムや高速道路、お手盛りの議員歳費に政党助成金、至れり尽くせりの大企業減税や米軍「思いやり予算」。削れる所は幾らでもあります。

・現時点の大阪市交通局HPには、まだこのポスターの紹介はありません。
 http://www.kotsu.city.osaka.jp/w_shieikoutsuu/poster/top.html
・往年の名画「帰ってきた若大将」シリーズDVDの楽天ポスターから。
 http://www.rakuten.co.jp/kymuseum/570771/700301/706433/
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白血病治療支援を求める署名運動の紹介

2009年06月22日 20時46分35秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 先週土曜日の退勤時に、タイムカードの前に、見馴れない署名簿が置いてありました。私の職場は、凡そ署名とか運動とかには縁遠いブルーカラーの職場なので(労組も一応はあるみたいだが殆ど開店休業状態)、「また珍しいものが置いてあるわ」と思いながら、署名簿の請願項目にざっと目を通しました。
 そこには確か、「白血病治療に国の補助を」みたいな事が書いてあったと思います。既に署名簿には何人かの方の名前も記されていました。

 ハンセン病や肝炎などの薬害訴訟のニュースで、高額治療費の補助を国に求める動きもある事であり、また、その場に居た同僚からも、「あっ、これはUさんが集めている署名やわ、××さん(私の本名)もしたって」と声をかけられたので、私も二つ返事で署名しました。そして明けて本日月曜日に、Uさん本人からも、直接お礼の言葉を戴きました。

 それで、本日帰宅後に、改めてネットで調べてみて、ヒットしたのが下記の署名です。Uさんの話の内容とも一致しているので、ほぼ間違いないでしょう。こういう署名運動がある事は、私も初めて知りました。一応こちらでも紹介しておきますので、読者の皆さんも、若し宜しければご協力をお願いします。

●署名内容:
 慢性骨髄性白血病を「高額長期疾病(特定疾病)にかかる高額医療費の支給の特例に追加するための署名運動
●署名提出先:
 慢性骨髄性白血病(CML)を「高額長期疾病(特定疾病)にかかる高額医療費の支給の特例」の対象に指定することを求める会(略称:CMLの会)
●請願趣旨:
 いったん発症すると一定期間後に急性転化し、死に至るとされてきた慢性骨髄性白血病(CML)ですがインターフェロンや新薬(グリベックなど)の開発により長期の生存を期待できる患者が増えています。しかし、治療には高額の医療費がかかり、また治療期間も著しく長期のわたります。そのため経済的負担により治療を断念せざるを得ない患者さんもおられるのが現状です。そこで厚生労働省が現在している三疾病(血友病、HIV、人工透析)に加えて慢性骨髄性白血病を高額長期疾病(特定疾病)にかかる高額医療費の支給の特例に追加を求めるべく署名運動をしています。
 http://www.shomei.tv/project-1062.html

●慢性骨髄性白血病(CML)患者・家族の会「いずみの会」公式サイト
 http://members.jcom.home.ne.jp/firstsight/izumi/index.html
●「白血病 署名 ブログ」の検索結果も参考までに。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E7%99%BD%E8%A1%80%E7%97%85+%E7%BD%B2%E5%90%8D%E3%80%80%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&x=wrt 
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日の丸を穢しているのは一体どちらか?

2009年06月17日 22時51分26秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな
  

 6月13日京都での反ネオナチ緊急行動の話題については、前回の記事で一旦区切りをつけようと思っていましたが、当のネオナチ集団(在特会:在日特権を許さない市民の会)が我々の行動に対して、またぞろ下らない難癖を付けて来ていますので、もう少し書く事にします。
 くだんのネオナチが難癖を付けてきているのは、我々が当日現地で掲げた「日の丸」です。当日は、私のブログでも紹介した、左図の「まともな日の丸」だけでなく、右図みたいな「お茶らけた日の丸」を掲げた人々もいました。その「お茶らけた日の丸」の方が、何でも、くだんのネオナチを痛く刺激した様で、くだんのネオナチのHPでも、早速、「日の丸の代わりに、赤でウンコやハーケンクロイツや猫の顔を描くとは、何事か!」「みなさん、これが奴ら”犯罪左翼”の正体です!」と、もうヒステリー状態を呈しています。

 これらの現地で掲げられた各様の「日の丸」ですが、私は次の様に考えます。
 確かに、左の「まともな日の丸」を目にした後で、右の「お茶らけた日の丸」を目にした時は、私も少し違和感を感じました。但し、その違和感は、風刺の内容自体にではなく、「運動の在り方として、果たしてどうなのかな?これで本当に良かったのかな?」というものですが。
 これが仲間内限定の決起集会で掲げられたものであるならば、あの程度の風刺でも、私は別に構わないと思います。しかし、「日の丸」に対する思い入れや有する価値観も様々な人々を対象に、「反ネオナチ」の一点で結集しようと呼びかけている以上は、主催団体の方でも、もう少し我々とは違う価値観の人たちへの配慮が必要だったのではないかな、という気がします。それは、自分が逆の立場で、例えば、純粋に北朝鮮・拉致問題を憂える立場で臨んだ集会で、いきなり「日の丸」をこれ見よがしに見せ付けられ、「君が代」を歌わされたら、一体どういう気持ちになるかを、考えれば直ぐに分かる事です。

 しかし、その自分の気持ちを、逆に他人に押し付ける気もありません。それも、他人の立場に自分の身を引いて考えれば、直ぐに分かる事です。
 集会に参加した人々の間でも、「日の丸」に抱く思いは、人それぞれです。ある人にとっては、単なる「国旗」や、せいぜい「旧時代の遺物」でしかないかも知れません。しかし、また別の人々、取り分けその日本の植民地統治によって辛酸を舐めされられた人々にとっては、「日の丸」なんて、文字通り「糞」や「肉団子」でしか無い訳です。そういう人たちに対して、今の我々日本人が、過去の清算も出来ていないのに、それを一方的に非難する資格は無いと思います。

 これが、例えば「日の丸・君が代」反対集会での話なら、そんな私の意見に対しては、「そんな曖昧な態度でどうする」という「左からも批判」があっても、別に全然おかしくはありません。そういう趣旨の集会なのですから。しかし、様々な価値観を許容した上で、「反ネオナチ」の一点での結集を呼びかけた集会である限り、「日の丸」をどう捉えどう扱おうが、それを別の人からとやかく言われる筋合いは、少なくとも無い筈です。「肉団子」と思う人が居ても良いし、「そこまではちょっと・・・」、或いは「自分は日の丸が好きだ」と思う人も、居ても全然構いません。
 そうして、小異を互いに認め合った上で、大同で団結しつつ、小異については互いに議論していけば、それで良い問題です。そして、その点は基本的に守られたと思います。それで、私も別に総括を迫られませんでしたし、私も自分の意見を人に押し付けたりは勿論しませんでした。複雑な心境(小異)は依然残りましたが、それは互いの間で引き続き議論していけば、それで良い事です。

 寧ろ、私が一番許せないのは、「日の丸」に対する様々な見方がある中で、さも自分たちの見方だけを正義とし、他の見方の人は全て「非国民」と看做し、私たち全体を「犯罪左翼、殺人集団、テロリスト、過激派」と貶めるネオナチ(在特会)の体質です。
 何でもバカの一つ覚えみたいに、決めつければそれで良いという訳でもないのに。この人たちにとっては、「日の丸を穢すな」という人たちまで含めて、全て「左翼過激派」なのでしょうけれど。
 これらの人たちは、今回我々に動員数で下回った理由についても、「あれは京都が地盤の共産党が動員したからだ」と、言い訳しているそうです。しかし、もうそこまで来たら、もはや、お笑いの世界でしか在りません。「しんぶん赤旗」には613集会の記事なんて何処にも載っていなくて、関西の共産党員の間でも、このニュースは余り知られていないと言うのに。

 斯様に、今日びの普通のノンポリ一般大衆でも、ちょっとした人なら大抵知っている、共産党と新左翼とアナーキストと解放同盟の、それぞれの区別も付かないのですから。
 しかし実際には、同じ613緊急行動賛同人の中ですら、同じ左翼同士でも互いに対立関係にある、そういう人たちも居るのです。そして、そういう人たちも、殊この問題については、現在論争中の問題は一先ず脇に置いて、共にエールを交換し合っているのですが、そういう事も、ネオナチの人は理解出来ないのでしょう。
 それどころか、ここ数年はもう、民主党みたいなものにまで、「犯罪・反日左翼」と決めつけて。それで、「自民党・麻生内閣応援歌」で、自分たちのヘイト・デモの景気付けをしてりゃあ、世話は無い。そうやって、レッテル張りすればする程、そういう自分たちが、本当は愛国者でも何でもなく、只の「自民党政治の補完物」にしか過ぎない事が、ますます鮮明になるだけなのに。

 そんな、只の体制補完物のヘイト・スピーカーにしか過ぎない輩が、「どちらが一体ファシストなんだ?」(四条河原町でのヘイト・デモ行進で)とか、「左翼が使うな、ニーメラー牧師の言葉」なぞと息巻いているのですから、もう開いた口が塞がりません(下記参照)。

・6・12京都本願寺への抗議文 【全文掲載】(くだんのネオナチHP)
 http://www.zaitokukai.com/modules/wordpress/index.php?p=104
・左翼が使うな、ニーメラー牧師の言葉(同上)
 http://www.zaitokukai.com/modules/wordpress/index.php?p=103
・6・8毎日新聞社宛抗議文 【全文掲載】(同上)
 http://www.zaitokukai.com/modules/wordpress/index.php?p=100
・核問題に混じった本音のプラカード(同上)
 http://www.zaitokukai.com/modules/wordpress/index.php?p=99

 やれ、「解放同盟や九条の会に協力する本願寺から宗教法人格を取り上げろ」だの、「毎日新聞は反日だから即刻廃刊しろ」だの、もう言っている事が、悉くヒットラー・ナチスや、かつての中国の紅衛兵や、アフガンのタリバンや、イスラエルのネタニヤフ・リーベルマンや、イランのアハマドネジャドや、北朝鮮辺りと、全く同じではないですか。
 宗教には色々な側面があります。弱者救済の実践の末に、反権力の立場に行き着くものも、その中には当然あります。それがケシカランなんて事を言い出したら、ローマ帝国初期のキリスト教や、今に続くプロテスタントや、かつての日本の一向宗・隠れキリシタンや、現代中南米辺りの「解放の神学」は、一体どうなるのでしょうか? これらは全部宗教ではないのですか? そんな事を言い出せば、江戸時代の檀家や、戦前の国家神道や、今の自公政権べったりの創価学会や、勝共連合・統一原理みたいなものしか、宗教として認められなくなってしまいます。確かに、北朝鮮にも建前上だけ存在する「宗教団体」なんかは、みんなそうですが。

 「反日変態」か何か知りませんが、こんな、自分たちの仲間内にだけしか通用しない様な、身勝手な屁理屈だけで、一々新聞社が廃刊にされたのでは、堪ったものではありません。こんな事を言い出したら、日本には、ピョンヤン放送みたいなものしか、存在できなくなってしまいます。しかし、これこそが、ヒトラー・ナチスの思想ではないですか。
 「民団が、北朝鮮核問題に託けて、地方参政権要求のプラカードを掲げるのはケシカラン」との物言いについても、では「在日外国人参政権の問題」に託けて、「シナ・朝鮮人は日本から出て行け!」というプラカードを掲げる自分たちは、一体どうなのでしょうか? 「他人様はダメだが自分たちだけはOK」とは、余りにも身勝手が過ぎるのでは?

 「どちらが一体ファシストなんだ?」って、そんなモノ、100%ネオナチの方に決まっているでしょうが。もう、こんな漫画チックとしか言いようが無いトンデモ言説を、大真面目に掲げているのですから、もう怒りを通り越して、哀れみすら感じます。何かと言えば日の丸を錦の御旗にして、狂気の沙汰を繰り広げ、その度に心ある世人の顰蹙を買っているネオナチこそが、日の丸を思いっきり穢しているのではないでしょうか。
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自由の敵に自由を許すな! 613緊急行動参加報告

2009年06月14日 22時11分36秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな
   

 既報の「外国人排斥を許さない6・13緊急行動」ですが、当初は仕事の都合で参加を諦めていたのが、意外と有休がすんなり取れたので、私も急遽行動に参加して来ました。以下、当日の様子を簡単に報告します。

 当日現地集合場所の京都・三条河原(三条大橋下の鴨川河川敷)へは、午前11時前に到着。もう直ぐ集会が始まるというのに、来ていたのはまだ30人位。それも見ず知らずの人間ばかりで、「何だあの賛同署名は結局名前だけだったのかよ」と、次第に心細くなる。
 しかし、それは直ぐに杞憂と分かる。後から後から人が押し寄せてくる。連帯労組・日雇労組・教育合同労組の旗が其処かしこに立つが、その他にも浄土真宗の幟や、アナーキスト系と思しき黒旗も。それを取り巻く警察官の数も増えだした頃には、元・門真市議の戸田ひさよしさんが、目立つ幟を引っさげて登場。たとえ初対面と言えども、やはり顔と名前が一致する人が、一人でも居るのは心強い。

 キックオフ集会の発言者トップバッターは浄土真宗の人だった。悪人も最後には仏様に救われるが、その前に必ず一度は地獄に落される、その地獄の一つに無間(むげん)地獄というのがあり、そこでは真っ暗闇の中で一人ぼっちにされる、深夜に個室に篭って差別落書きに精を出す「在特会」の人たちも、さながらその無間地獄を彷徨っているのだろう―そういうお話をされた。
 その次に登場したのが戸田さん。人権侵害はどこまで行っても人権侵害でしかない、そんなモノを「言論の自由」の名で容認してはいけない、差別者には労働者階級の「肉体言語」で応えてやらなければならない―という勇ましいお話だった。
 その後、色黒の情熱的な人からのパレスチナ・ガザ連帯の呼びかけがあり、その後も数人の方からのアピールがあって、11時半から約1時間、三条から四条河原町周辺をデモ行進。この時には、既に参加者は300人以上に達していたらしい。

 12時半から13時半まで昼食休憩。私は、直ぐ傍のローソンでお弁当を買って、鴨川べりで行楽弁当と洒落込む。この時に、赤旗と混じって、日の丸を掲げた若者数人が引き上げていくのを確認。これが、ひょっとしたら「奇麗事保守」の人たちで、午前中限定で行動に参加してくれていたのかと、妙に感心するも、真偽の程は最後まで分からず仕舞い。
 防衛上の理由から、「写真撮影は主催実行委員会の事前承認を得た者のみに限定」と聞いていたので、最初は撮影を諦めていたものの、それでも幟やプラカードを見ていると、記念に撮りたくなったので、記事冒頭ならびに下記(1)~(4)の写真を、許可を得て撮影。(3)の幟は、戸田さんが前日4時間かけて作ったものだとか。しかし、その中で、何と言っても私が一番心を打たれたのが、(4)の「日本人とか外国人とか、ごちゃごちゃ言うな、(みな)同じ人間やで」というプラカード。

   

   

 午後からは、13時半から15時半まで、三条・蛸薬師・四条河原町の三ケ所に分かれて、街宣とビラ配布の情宣行動。労組の旗は午前中で引き上げ、ここからは市民団体が中心の取り組みとなる。それでも優に60人は居たのではないか。その大半が「在特会」との激突も噂される四条河原町に殺到したので、実行委員が三条や蛸薬師にも人を割り振り直す。へタレの私は、今後の事を考えて、「穏健派」中心の三条河原町交差点でビラを撒く。何故かそこに戸田・元市議も加わる。

 その情宣活動だが、意外と梃子摺る。最初こそ「昔とった杵柄」で、「何とでも為る」と高をくくっていたものの、いざビラ配布が始まると、思うように言葉が出てこない。
 そりゃあそうだろう。「外国人排斥許すまじ」の一点だけで、半ば義憤に駆られて結集したものの、それ以外の事は全く知らず、ぶっつけ本番で参加しているのだから、そうなるのもある意味当然だ。ビラに書いてある入管法の知識以前に、自分が今撒いているビラの主催者団体の事も、他のメンバーの事も何も知らずに、ビラを撒いているのだから。それが「勝手連」「草の根」の活動なのだ「無知の力」だと息巻いてみても、肝心の次の句が出てこない事には街宣もままならず。
 予備知識もそこそこ体得した上で、「共産党です」と言ってビラ撒いていたらそれで良かった、かつての街宣とは大違い。それと比べると、実行委員や戸田さんの演説は、流石に堂に入っている。

 「これでは在特会のキョンシーどもと同じじゃないか」と、少し後悔し始めたその流れを、何と当の「在特会」の連中が変えてくれたw。彼の人士たちが三条河原町の交差点を差し掛かり始めるや否や、そのカルトっぽい罵声や大音量に、行き交う通行人も流石に辟易し出したからだ。その顰蹙を買う様たるや、かつての勝共連合・原理研(統一教会)のデマ宣伝と、全く瓜二つで。
 ネオナチの本質を、当人たち自身がいみじくも垣間見せてくれた事で、俄然対話が弾み出す。一旦はビラの受取を拒否した若者二人連れにも、「あのウヨクのデモ、キモいね~」と私が話しかけると、若者の一人が「そうですね~、最近はウヨクのデモが煩くて、いい加減ウンザリしていたのですよ」「僕の横に居るこの友達も、韓国からの留学生なんで、彼の事も心配だしね~」と、応じてくれた。その横では、ビラ配布要員の説明を、外人観光客が熱心に聞いていた。 しかも、今回は一人の逮捕者も出さずに、当日の行動を終える事が出来た。これもやはり、754名の賛同署名の力で、ネオナチ・ファシスト「在特会」の蛮行を封じ込める事が出来たからだろう。

 下記写真はその時のもの。(5)はその時の情宣で掲げた横断幕。(6)が情宣で撒いたビラで、裏面には賛同署名者の一覧が全面に掲載されている。(7)は三条河原町交差点を通過中の「在特会」デモ隊。今回は明らかに向こうの方が押され気味で、参加人数でも確実にこちらの方が勝っていた。(8)は、実は「在特会」ではなく、こちら側で掲げられた「日の丸」とプラカード。このプラカードの裏面には「日の丸」を貶めた在特会への抗議の文面もあった。しかし、この方は、「ひょっとしたら奇麗事保守の方ですか」という私の問いかけには、やんわりと否定されていたが。

 そして、何にも況して意外だったのが、この我々の行動を取材していたのが、新左翼系の「人民新聞社」ただ一社だけだったという事。その他のマスメディアは、本日に至るも、右の「産経」から左の「赤旗」まで含めて、このニュースを押し並べて無視している。
 しかし、この問題は、決して在日外国人だけに止まるものではない筈だ。何故ならば、「在特会」のやっている事は、只の「弱いもの虐め」でしかないからだ。在日外国人問題も、一皮剥けば、単に「虐めをする為の口実」にしか過ぎない。二言目には「在日特権」と言いながら、最大の「在日特権」である在日米軍の治外法権や基地犯罪には一切言及せず、叩き易い在日コリアン・中国人・第三世界出身者ばかりをひたすら狙い撃ちしているのが、その何よりの証拠ではないか。
 こんな奴らをそのまま放置していると、次には間違いなく、「派遣村」などの国内弱者が奴らの標的になる。こんな奴らネオナチ・ファシスト「在特会」を、絶対に野放しのままにしていてはいけない。

   

   

■参考:今までの「在特会」関連記事一覧

・拉致支援者を騙るネオナチの天に唾する退廃ぶり(4月15日)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/252214ffd7e2e01ec7e10201f4639b3d
・言い訳に回り始めたネオナチ在特会(4月21日)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/364d3c5236fc748019061aaf2fea09f9
・今の「救う会」に果たして人権を語る資格が在るのか?(5月31日)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/90b767fbf0263dd7e92d66631ad9d8d3
・転載:外国人排斥を許さない6・13緊急行動への参加・賛同の呼びかけ(6月6日)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/f900142b0097e8baf0ce6d33aceaaf6b
・在特会反対だけで果たして良いのか?(6月10日)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/a985c6a61a8f9c1155ef957b947be7c0
・754名の山宣がネオナチの蛮行を封じ込めた(6月14日)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/d17b717374b90410d6d82db4cb4cf924
・日の丸を穢しているのは一体どちらか?(6月17日・追記)
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/e2f9643ad2c302ee063ed926aa0ce291
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754名の山宣がネオナチの蛮行を封じ込めた

2009年06月14日 09時35分00秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな
 埼玉県蕨市での女子中学生一人を標的にした外国人排斥デモに対抗して、最初はたった数十名の人たちの手によって始められた、京都における「外国人排斥を許さない6・13緊急行動」の賛同署名ですが、やがて100人を超え、200人を突破した頃からは毎日100人単位で増え続け、呼びかけ開始から僅か2週間弱で、最終的に754名にまで達しました。

 京都といえば、彼の有名な山本宣治の地元です。彼は、戦前の天皇主権、戦争と差別の時代にあって、唯一労働者の代表として国会議員に当選し、当時の帝国議会で治安維持法撤廃の論陣を張り、右翼のテロによって虐殺されました。彼は、そんな当時にあっても、来るべき次の時代を確信していたからこそ、「山宣ひとり孤塁を守る、だが私は淋しくない、背後には大衆が支持しているから」という、自分の墓碑銘にもある有名な演説で、議場を圧倒出来たのでしょう。

 時代は下り現代の京都。奇しくも往時の虐殺から丁度80年後の、今年2009年の6月13日に、老若男女左右ごちゃ混ぜの雑多な「現代の山宣」が、互いに見ず知らずの中、ネットだけの情報を頼りに、一つの思いだけを胸に秘め、再び京都に集まり始めました。そして今度は、ネオナチの蛮行を見事に封じ込める事に成功しました。私も、当初予定を変更して、この行動に参加する事が出来ました。参加報告も鋭意作成中ですので、今暫くお待ち下さい。

(以下、当該署名サイトから転載)
★現時点での賛同は、個人・団体を合わせて754名です★
賛同していただいている方々、どうもありがとうございます。
皆さんからいただいた賛同は、明日配布するビラに掲載いたします。
       外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会

【個人】青木裕一(いわき市民)、青崎百合雄(カトリック町田教会)、青西靖夫、青柳行信(NGO人権・正義と平和連帯フォーラム・福岡代表)、青山薫(京都大学助教)、赤尾光春(大阪大学)、秋風千惠、Akira(エスペランティスト)、浅井美里、浅田明(Freelance Mathematician)、浅田将之(京都市民福祉センター)、足立力也(コスタリカ研究家)、アッテンボロー(ブロガー)、安部彰、阿部小涼(琉球大学教員)、阿部太郎、あべ・やすし、荒井泰司、新城せつこ、ありぞのまさよ(京都大学文学研究科博士課程)、在野真麻(Wheelchair's EYE)、RS(東京都)、五十嵐守、池内靖子(立命館大学教員)、池田智子、池田宜弘、石井愛、石垣敏夫(埼玉県平和資料館を考える会)、石川康宏(神戸女学院大学教授)、石川哲朗(東京都民)、石川求(首都大学東京教員)、石澤利巳(NPO法人札幌障害者活動支援センターライフ)、石下直子(子どもの未来を望み見る会)、石田勝啓(関西合同労働組合執行委員長)、石田米子(岡山大学名誉教授)、石塚淳(生・労働・運動ネット)、石原俊(明治学院大学教員)、石塚道子(お茶の水女子大学大学院教員)、石原みき子、石嶺和宏、磯貝治良(作家)、磯野宏之、イダヒロユキ、板垣竜太(同志社大学教員)、市田良彦、壱花花(風刺漫画家)、伊藤厚志、伊藤敦(東京管理職ユニオン)、伊藤公雄(京都大学教授)、伊藤隆明(労働者)、伊藤るり(一橋大学教員)、稲葉奈々子(茨城大学准教授)、稲荷明古(京都市民)、井上啓子、井上ひろみ(在日50世)、イブン・ハキーム(ムスリム反戦労働者)、任ヨヂョン、任隆正(KEY)、林炳澤(さっぽろ自由学校”遊”共同代表)、入江公康(大学非常勤講師)、岩崎美枝子(全野等と市民の共闘会議・監事)、岩舘豊(一橋大学大学院生)、植田朱美、ぅきき、宇城輝人(福井県立大学教員)、内野端樹(アナーコパンクス)、内海まさかず、海原広見(近畿軍事問題研究会)、宇野善幸(大学院生)、宇野豊(東九条まちづくりサポートセンター副理事)、梅尾直人、卜部昌則、江口英子(仙女)、衞藤穣(札幌市民)、江原則子、遠藤礼子、近江の酒呑童子(生協労働者)、大分哲照(浄土真宗僧侶)、大内照雄(新自由主義・国家主義と対決する学生・青年ネットワーク)、大久保生子、大久保拓哉、大倉弥生、大嶋薫(札幌市議会議員)、大須賀護(仏教者)、太田直里、太田昌国、太田光征、大谷隆夫(日本基督教団・牧師)、大塚恒平(ブロガー)、大月英雄、大富亮(チェチェンニュース)、大西慶治、大野裕、大野光明(大学院生)、大橋真司(静岡市民)、大橋寛実、大浜冬樹(教員)、大山千恵子(行政書士)、大和清、岡晃子、岡真理(京都大教員)、尾崎美代子(居酒屋はな)、小笠原信実、岡田健一郎(学生)、おがわともこ(日本希望製作所)、呉光現(聖公会生野センター)、小倉利丸、小倉英敬(常磐会学園大学教授)、織田朝日、小田睦、小田原琳、小田原紀雄、小野慶(司法書士)、小野寺麻理、小野俊彦(fuf)、小原一真(カメラマン)、回虫(無産者)、各務勝博(京都プレイバックシアター)、垣渕幸子、柏崎正憲(在日倭人)、柏原貴司(中大阪朝鮮初級学校とともに歩む会)、綛谷智雄(福岡医療福祉大学教員)、片山貴夫(マスカットユニオン)、片岡典子(英語講師)、堅田香緒里(学生)、加藤健太(ボーイズラブ研究&難民願望者)、角崎洋平、金井聡、Patrick 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ドューリング 俊子(国際結婚を考える会・ドイツグループ)、宮崎庸人(「関西合同労組特別執)、宮田泰司、村上一基(一橋大学大学院・博士後期課程)、村上麻衣、村上らっぱ(介助者)、村木美都子(NPO法人東九条まちづくりサポートセンター事務局長)、村田豪、村田由彦、村上桂太郎、村上力(日刊ベリタ)、望月文雄(外国人への差別を許すな・川崎連絡会議・代表)、望月吉春(オルタナティブ研究会@静岡)、本岡大和、盛岡晋吾、もりきかずみ(アジア女性自立プロジェクト)、森正孝(9条を世界へ!平和市民ネットワーク事務局長)、森田奈美(ティナラク織の会「カフティ」)、森田麻里子(聖公会信徒)、森千香子(南山大学准教授)、森本孝子、八木晃介(花園大学教授)、役重善洋(パレスチナの平和を考える会)、八鍬瑞子(AAO)、安井大輔(京都大学大学院)、安田壽子(むくげの会代表者)、泰山義雄(北摂地域ユニオン委員長)、やねごん(ブロガー)、八幡博己、矢部史郎、山岸淳子(翻訳者)、山際永三(人権と報道・連絡会)、山口智之、山口素明(フリーター全般労働組合)、山崎猛、山崎洋(パレスチナの平和を考える会)、山田規矩子、山田國廣(京都精華大学教員)、山田洋一(人民新聞社編集部)、山根実紀(日朝友好関西学生の会)、山野和子、山本純、Yamamoto, Joho(僧侶)、山本辰太郎、山本崇記(関西非正規等労働組合)、山本なお(社会学者)、山本知恵、山本裕子(非常勤講師)、山家悠平(京都大学人間・環境学研究科)、遊牧民(平和の井戸端会議主宰)、由良哲生(寿日雇労働者組合)、横山雄一(契約社員)、横山由美子(新潟YWCA)、吉岡史朗(革共同再建委員会)、吉川邦良、吉沢樹、吉田千恵、吉田幸恵、吉田信吾、吉田尚人、吉田裕子(アルバイト)、吉田裕(一橋大大学院生)、吉田康子、吉武仁貞、吉野美知恵、ヨシノユギ(大阪医科大GID医療過誤裁判原告)、吉水公一(「子どもと教科書兵庫県ネット21」事務局次長)、吉村臨兵、吉本亜裕美、米津篤八(翻訳家)、李誠姫、臨夏(台灣國立政治大學學生日本人留学生)、脇義重(平和をあきらめない人々のネットワーク・福岡)、わしお由紀太(ひの人権・環境・平和の会)、和田圭亮(南大阪反戦ユースアクション(準))、和田圭弘(大学院生)、渡辺亜人(老年フリーター)、渡辺つむぎ、渡邊太、渡辺学、渡邉洋一(蕨市行動「窃盗犯」)、わったん、亘理興(ドイツ弁護士)、匿名(55名)

【団体(75)】アイヌ・沖縄を考える会、Acclaim Collective (A)、アジア共同行動・京都、アジェンダ・プロジェクト、明日も晴れー大木晴子のページ、あすじゃ京都、アスジャ東京、ATTAC関西、ATTAC京都、Artists Against the Occupation (AAO/占領に反対する芸術家たち[国際組織])、アハリー・アラブ病院を支援する会、A-menace collective、荒川‐墨田‐山谷&足立実行委員会、うさちゃん騎士団SC、SATJ(日本労働者エスペラント協会)、ST合同労組、越冬闘争に連帯する学生・フリーター実行委員会、えん罪 NO!ネットワーク関西、大阪ピースミュージックフェスティバル制作委員会、沖縄・辺野古への新基地建設に反対し、普天間基地の撤去を求める京都行動、オルタナティブ研究会@静岡、外国人排除デモに反対する会、開発と権利のための行動センター、釜ヶ崎医療連絡会議、釜ヶ崎パトロールの会、釜ヶ崎連帯委員会、関西合同労働組合・日本管検工業分会、関西単一労働組合、関西非正規等労働組合(ユニオンぼちぼち)、関西フィリピン人権情報アクションセンター、関東「障害者」解放委員会、関東神学ゼミナール、救援連絡センター、旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画・京都、京都精華大学社会科学研究会、京都生協の働く仲間の会、京都YWCA・APT、キリスト教事業所連帯合同労働組合、憲法を生かす会・京都、神戸YWCA、国際結婚を考える会、国連・憲法問題研究会、在日本大韓民国青年会、笹島人権センター、静岡反戦共同闘争会議、社会運動研究会、泉州地区反戦、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部、高齢者特別就労組合準備会、「心の教育」は、いらない!市民会議、戸籍がなくてもパスポートを!!!LEMON+C、在日アジア労働者と共に闘う会、三多摩労組争議団連絡会議、三多摩合同労働組合、山谷争議団/反失業闘争実行委員会、山谷労働者福祉会館・活動委員会、自衛隊を国際災害救助隊にかえようプロジェクト、失業と野宿を考える実行委員会、すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)、渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合(のじれん)、市民ピースネットワーク・やまなし、生存のためのメーデー広島実行委員会、生・労働・運動ネット(富山)、セルフ・エスティーム・リンケージ、全関東単一労組、全国日雇労働組合協議会・山谷争議団、戦争に反対し、アジアの人々と共に行動する会PAL、戦争への道を許さない北・板橋・豊島の女たちの会、争議団連絡会議、対都行動を闘う全都野宿労働者実行委員会、多文化Pro3 FMわぃわぃ、地域・アソシエーション研究所、中部地区労働者交流会、「つくる会」教科書を中学生の手に渡したくない市民・保護者の会、時をみつめる会、統一獄中者組合、東京中部地域労働者組合、東京南部労働者組合、東西本願寺を結ぶ非戦・平和共同行動、独火星、とめよう戦争への道!百万人署名運動・関西連絡会、中崎クィアハウス、名古屋炊き出しの会、名古屋夜回りの会、日本基督教団羽生伝道所、南部地区労働者交流会、日本の戦後責任を清算するため行動する北海道の会、破防法・組対法に反対する共同行動、反戦と生活のための表現解放行動、反「入管法」運動関西交流会、反戦老人クラブ・京都、反天皇制運動連絡会、東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃とたたかう支援連絡会議、ピースウォーク京都、 PeaceMedia、ひきこもり九条の会、飛行鰐舎、陽のあたる毛の会、日雇全協・釜ヶ崎日雇労働組合、日雇全協・寿日雇労働者組合、日雇全協・笹島日雇労働組合、フリーター全般労働組合、平和省プロジェクト大阪、へいわとふくしを見つめる会、平和の井戸端会議、ペンギンの会(自立障害者グループ)、保安処分病棟に反対する有志連絡会、北部労働者共同闘争会議、北海道自由エスペラント協会、「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会、みもざの会、むくげの会、靖国解体企画、靖国・天皇制問題情報センター、野戦之月 海筆子、「山谷」制作上映委員会山梨平和を語る会、ユニオンエクスタシー、良心・表現の自由を/声をあげる市民の会、連帯労働者組合、労働者共闘、路上と大学を考える会「むすぶ」
-----(以上)-----   2009-06-13(01:23)
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在特会反対だけで果たして良いのか?

2009年06月10日 21時19分49秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな
 今回は愈々、以前述べた「現在沈思黙考中」のテーマについて、取り上げます。それは、私のブログでも、この間取り上げてきた在特会の件に関して、ある読者の方から戴いた、下記論考の紹介メールから始まります。

>(略)「左右」の「バカの壁」(それにしても下品な言葉遣いだ)を崩して、「反貧困」または「脱格差社会」を旗印にして、ある一つの政治的なグループが、メディアレベルでは拡大していくように思われる。

>私は、こうしたグループを、便宜上、「レイシスト的保護主義グループ」と呼んでおきたい。それは、レイシスト的な表象に基づき、経済的保護主義を主張するグループである。昔風の、「社会排外主義」と呼ばれるものに近い。このグループは、民主党の支持勢力とかなり重なる、かつて「抵抗勢力」と呼ばれた業界団体や利権団体の支持を得ていると思われる。中心人物として、佐藤優や山口二郎、田中康夫、中島岳志、萱野稔人といった人物を挙げることができよう。

>そして、このグループは、韓国の同質の問題を含む運動体との「連帯」を表明したり、自分たちに追従する在日朝鮮人をグループに組み込んだりすることで、 自身の排外主義的主張への批判を回避しようとしていくだろう。

>「在日特権を許さない市民の会」のような運動体への批判は重要であるが、私は、ヨーロッパと違い日本では、こうしたあからさまな人種主義団体はたいして大きくならないと思う。社会の支配的な価値観がすでにレイシスト的であるから、大多数の大衆は、人種主義団体に加入するほど不満や焦慮を抱いていない、ということである。したがって、人種主義団体だけを嘲笑し、罵倒しているのでは、あまり生産的な行為とは言えないだろう。

>フランスの国民戦線のナンバー2であるブリュノ・ゴルニシュ(Bruno Gollnisch)の口癖は、「私たちは極右でも何でもない。日本のような移民政策を理想とするだけなのです」だと言う(国末憲人『ポピュリズムに蝕まれるフランス』草思社、2005年11月、後付頁。強調は引用者)。国末は、フランスの国民戦線のデモに参加している若者の、「私たちも移民を制限すべきだ。日本のようにね」という発言も紹介している(同書98頁。念のため書いておくが、国末には、国民戦線の人々にここまで賞賛されている日本社会批判の視点はまったくない)。

>天皇制ファシズムが、ヨーロッパ流のファシズムやナチズムを基本的に必要としなかったように、象徴天皇制下の日本社会も、大規模な人種主義団体を必要としないだろう。そうした団体は、鉄砲玉としての役割を果たせば足りるのである。

>むしろ、新自由主義の進行による社会統合の破綻や、自身の没落に危機感を抱く中産階級の主張は、メディア上ではレイシスト的保護主義グループの言説として立ち現れるだろう。(略)

 http://watashinim.exblog.jp/9650470

>沖縄の左派やマスコミは、保守派と共闘するために、教科書への集団自決の強制性の記述とひきかえに、基地の県内移転を黙認することになると思われる。これは、沖縄の特に若い世代における、小林よしのりの主張――基地の県外移転の支持と日本の核武装化の推進、沖縄の人々(小林にとっては、琉球処分は廃藩置県と同じことであって、「琉球人」は「信州人」や「越後人」と同じ意味でしかない)の日本人としての「大東亜戦争」への献身の称揚等――の支持者の拡大に帰結するだろう。

>日本に数年後、大衆的な極右運動が現われるとすれば、それは在特会のような人種主義集団の形態ではなく、多分沖縄から、小林の支持グループを中心として登場すると思う。そこには、朝鮮系日本人も多数加わっているはずである。それは、在特会などよりも、はるかに厄介かつ強力な集団だと思われる。
 http://watashinim.exblog.jp/9772040/

(以上、金光翔氏のブログ「私にも話させて」より)

・金光翔「<佐藤優現象>批判」(『インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載)
 http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-1.html

 私が思うに、金光翔氏が上記論考で展開されている要旨というのは、概ね下記の内容だろうと思われます。事実、その読者の方も、その様に理解されていました。そして、自分もその見解に同意するものだ、という事も。

・「在特会」のような存在は、飽くまで「世間の跳ね上がり」以上の存在になり得ない。
・しかし、それは決して、日本社会が反ファシズムである事を、意味するものではない。寧ろそれとは逆に、既に充分、大勢順応的で差別的な社会であるが故に、特段「在特会」の様なネオナチ集団を、改めて必要としなかっただけの話だ。
・それよりも、佐藤優のように、社会的にも聞こえがよく、なおかつ「左」受けし易い言辞を並べつつも、その実しっかりと社会を「国民主義」に回収しようとするタイプの「右翼」こそ、実は「左」にとっては「在特会」以上に厄介な存在なのだ。

 う~ん、言われて見れば、確かにそうかも知れません。ただ、如何せん、私は、佐藤優の書いたものについては、殆ど読んだ事がありません。だから、私はここでは、「佐藤優」というのを、それよりはまだ、過去の著作や発言に馴染みがある、類似の別の人物に置き換えて考えてみる事にします。多分、国民新党の「亀井静香」や、反ネオリベ(反・格差社会)だが靖国右翼の「小林よしのり・城内実」辺りが、それに該当するのではないかと、思われます(違っていたらごめんなさい)。

 上記で言う、<社会的にも聞こえがよく、なおかつ「左」受けし易い言辞を並べつつも、その実しっかりと社会を「国民主義」に回収しようとするタイプの「右翼」>というのは、別の表現で言い換えると、<人権とはまず国家あってのもので、「強い国家」を創るためにも国家は人権を護らなければならないという、一種の「国家主義的人権論」・「国民福祉国家論」>という事になるのでしょうか。戦前の、北一輝が唱えた国家社会主義や、全国の解体に至る報国運動の様な。
 斯様に、「左」ですら排外主義に絡み取られる例は、確かに古今東西に渡って見られます。よく知られた例で言えば、往時のフランス共産党が、当時フランスの植民地であったアルジェリアの独立運動には、殊の外冷淡であった様に。
 そう言えば、この日本でも、新自由主義には批判的で、どちらかと言えば左派・リベラルと目されている森永卓郎も、別の場所では、外国人移民の排斥を主張したりしていましたね。この読者の方も、そういうものに絡め取られる危険性を指摘したかったのだと、私は理解しました。

 ただ、そうは言っても、たとえそんな「亀井静香」みたいな人であっても、現に「奇麗事保守」の方々の様に、在特会には批判的な人も多数居られる訳ですから、そういう方とは、共闘できる部分では、共に肩を組んで闘っていかなければならないと、私は思います。そして、その点については、金光翔氏の論考を紹介してくれた読者の方も、一概に否定はしませんでした。ただ、共闘を組むにしても、何処かできちんと一線は引いておかなければならない、でないと、「庇を貸して母屋を取られる」事にも為りかねない、とは仰っていましたが。

 さあ、この意見については、どう考えたら良いのだろうか・・・? 
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教育再生会議が理想とするのはこんな”実直”な若者だろう

2009年06月08日 23時14分09秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 今回の記事も、当初予定を変更して、今日職場であった事について書きます。
 今回取り上げるのは、以前にも「スポット派遣の残酷」というエントリーで登場した、「どことなくボォーとしていて、少し込み入った話になると途端に『もういいや』とか『そんなん分からない、知らない』とか言い出す」日払い派遣ワーカーだったN君の事です。

 当時、私は彼に、「このままでは派遣会社に良い様にあしらわれるだけだ。いつまで経ってもカネも貯まらないし、仕事も全然覚えられない。早くスポット派遣から足を洗え。」と、折に触れて言ってきました。その甲斐もあってか、その後彼は、ウチの会社に直接雇用される道を選びました。今は、私と同じ業務請負会社の契約社員として働いています。
 しかし、「ボォーとして」使い物にならないのは今も変わらず、正直言って皆からお荷物扱いされています。しかも、ただ仕事が出来ないだけでなく、雑談をしていてもピント外れな事を言う事が多いので、はっきり言って、最近では私も彼の事を疎ましく思い始めていました。

 今日の休憩時間に、休憩室で私とN君がテレビを見ていた時の事。丁度その時に、「非正規のパート・アルバイトも組合に入りましょう」という連合・非正規労働センターのテレビCMが流れました。短い時間でしたが、滅多に無いCMだったので、私もN君もじっとテレビを見ていました。そのCMの後、N君が、またいつもの様に、私に話しかけて来ました。

N:「運送会社なんて、どこも人をモノ扱いだからなあ・・・」
私:(また話しかけて来やがってと思いながら)「そんな事、別に今に始まった話じゃないだろうに・・・」
N:「俺が前に働いていた会社なんて、給料の〆日が毎月20日だったのだけど、最後の5月21日から31日に辞めた時までの給料、まだ払ってくれないのだから・・・」
私:(唖然としながら)「お前、それ何年位前の話なの?」
N:「うーんと、2005年位だったかなあ・・・」
私:(あーあ、2年以上も前の話だから、未払い賃金の請求時効が成立してしまっている、返還される可能性は相当低いものの、しかし回収できるケースも無いとは限らないので)
 「お前、何でそれを、今頃になってから俺に言うの?」「10日間も丸々只働きさせられておきながら、何でその時に何も言わなかったの?」「会社側の完全な違法行為なのだから、労基署に駆け込むなり、組合に相談するなりしていたら、ほぼ100%回収出来たのに」「未払い賃金の請求にも時効があって、如何に正当な要求でも、2年以上も放置していたら、もはや請求の意志無き者と看做されて、権利消滅してしまうのだよ」「どこかに相談するなり行動を起こそうと、何故しなかったの?」「そうやって泣き寝入りして、損するのは結局自分なのだよ」「しかも、それだけではなく、自分が黙っている事で、また別の誰かが同じ被害を蒙る事になる、だから決してこれは自分だけの問題でも無いのだよ」「現時点では回収できる可能性は高くないが、しかし全く無理と言う訳でも無い、まずは相談する事からだ」「君は余りにも何も知らなさ過ぎる、もう少し労働基準法や労働安全衛生法の常識的な知識ぐらい身に付けとけよ、それも全て自分のためだろう」(と、立て続けに言う)
N:「でも、俺って鈍くさくて、納品の時間指定に間に合わなかったり、一杯物損事故を起こして弁償しろと言われたし・・・」
私:(聞いてて段々腹が立ってきて)「お前はアホか!それとこれとは話が別だろう!」「何のために労災保険や自賠責保険があるのか、いずれも経営者は強制加入させられているから、故意でない限り、労働者が自腹切らされる事はないのだよ」「お前の理屈で行けば、俺はアホやから殺されても文句言えませんと、言っているのと同じじゃないか!」

 「嗚呼、無知と言うのは恐ろしいものだな」と、その時につくづく思いました。彼、N君との間には他にも幾つか伏線があって、背景事情も知ってもらう為に敢えてその一端を垣間見せると、彼、今の日本の首相(麻生太郎)や米国大統領(バラク・オバマ)の名前を知らなかったのです。それも意外な事に、全くの政治音痴ではなく(その証拠に、与党名=自民党や、野党名=民主党・共産党・社民党などは知っていた)、最新(そんなに新しい出来事でもないと思うが)ニュースなどの新しい知識が、頭からごっそり抜け落ちている感じなのです。
 何故そうなるのかと言えば、本人も言っていた様に、政治が面白くないからでしょう。何を言っても変わらないので、ひたすらジャンクフードをかじりながら、ゲームをしたり、漫画や芸能番組を見るだけの人生になってしまう。

 これは何もN君だけに限った話ではなくて、実際にそういう若者(といっても、20代後半から30歳代の、既にいい年こいたオッサンなのだが)が増えている様なのです。例えば、先日も私の行きつけの鍼灸医さんが語っていた、下記の会話の様に(相手の患者の年齢は27歳=仮にAさんとする、ちなみにN君は37歳)。

医:(経済談義の中で)「最近の日本の失業率ってどれ位だと思う?」
A:「千人位かなあ」
医:(この時点で既に目が点)「あのね、率=割合を聞いているの、100人中10人なら10%とか言う」
A:「40%、いや50%位かなあ」
医:「・・・・・」

 北朝鮮やジンバブエなら、ひょっとしてこれ位行くのかも知れませんが。或いは日本でも、ワーキングプアなどの失業予備軍まで含めて考えれば、この数字もあながち嘘では無いかなとは思いますが。職業訓練生や、ニートなどの求職活動を諦めた人は、最初から統計外として扱われますから。
 しかし、このケースに限って言えば、決してそこまで「深読み」している訳では全くなくて、ただ単に、言葉の意味を解していないだけでしょう。

 そう言えば、「国を引っ張っていくのは百人に一人で良い、それ以外の非才・無才にはせめて”実直な精神”=奴隷根性だけを養ってもらえばよい」と言ったのは、教育課程審議会前会長の三浦朱門でした。
 日本経団連や教育再生会議がこれまで盛んに育成してきたのが、これらの「若者」でした。なるほど、こんな若者ばかりになったら、さぞかし「資本家天国」になるでしょう。グッドウィルやフルキャストが今まで散々したい放題振舞えたのも、偏に、これらの若者を数多く囲い込んでいたからに他なりません。

 はっきり言って、「三角関数の公式」や「鎌倉幕府の成立年」や「君が代の歌詞」なんて、別に知っていなくても、読み書き算数さえ出来れば、人はとりあえずは生きていけます。しかし、憲法や労基法・労安法の基礎的な内容ぐらいは知っていないと、N君の様に、たちまち困窮してしまいます。
 自分にはどんな権利があり、困ったときにはどの法律を調べ、何処に相談に行けば良いのか。そういう事についての最低限の知識がなければ、「人として」生きていくのは困難です。搾取され放題、騙され放題の、奴隷の様な一生を送る破目になります。その挙句に、戦争の消耗品として使われて終わりです。イラク戦争に駆り出された黒人・ヒスパニック・プアホワイト出身の米兵の様に。
 「どうすれば良いか分からないが、兎に角今のままで良いとは思わない」と、「仕方ない、どうせ俺ってダメな人間だから(宿命論・自己責任論)」。「どうすれば良いか分からない」のは同じでも、両者の間には明確な差異がある。奴隷の最も悲惨な点は、奴隷的待遇に在るのではない。自分が奴隷状態にある事にも気付いていない無知にこそ在る。

 余りの沙汰に、今日はN君にきつく当たってしまったが、その一方で、労働基準法などの内容や、困ったときの相談先を記した資料やパンフを探してきてあげる事も、同時に約束しました。それで今日仕事帰りに、市役所の閉庁時間は既に過ぎていたので、市立図書館前のロビーなどに立ち寄って来たのですが、そういう類のパンフは全然置いてませんでした。
 本屋を数軒回るも、店頭の目立つ位置に置いてあるのは、いずれも「派遣村バッシング」で悪名高いWiLLなどのバカウヨ・ゴミダメ雑誌ばかり。労働関係の必須知識を記して、尚且つ誰でも分かる様に書いてあるものとなると、大阪・梅田の民主書店辺りまで行かないと手に入りません。つくづく嫌な世の中になったものです。
 先述した様に、はっきり言って、彼には私も最近ホトホト手を焼いているのですが、そうは言っても乗りかかった舟、次の休みにでも、関連資料を改めて探してこようとは思っています。
 只、一口に労組関連とは言っても、会社丸抱えの御用労組から階級的・戦闘的労働組合まで色々在る訳ですが、○○系や××系が云々なぞと、今のN君にいきなり説明しても、多分理解出来ないでしょう。「労組と言ってもピンキリで、中には裏で会社と結託している御用組合もあるから、労組選びも気を付けた方が良い」とだけ、彼には言っておこう。

(追記:6月10日)

 上記の約束通り、本日の定休日に、大阪市内・天満橋のエル・おおさか(府立労働センター)に出向いて、下記のパンフを貰い受けて来ました。一つは、大阪府商工労働部雇用推進室発行のA4版・薄緑色のハンドブック。もう一つは、連合大阪・非正規労働センター発行の赤色・短冊形のリーフレット。
 特に、前者のハンドブックは、概略的な内容ではあるが、労働法の重要なポイントが一通り網羅されていて、思った以上に充実したものです。この程度の解説書でも、本屋で買ったら千円ぐらいします。自分の分も含めて、二部貰ってきました。それに、これだと「お上お墨付きの印刷物」なので、大っぴらに職場に持ち込んでも、一切会社は文句言えないしね。

  
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転載:外国人排斥を許さない6・13緊急行動への参加・賛同の呼びかけ

2009年06月06日 23時11分54秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな
 当該趣旨に賛同し、下記に転載します。私は、当日は仕事で生憎参加出来ませんが、主催者団体にも早速賛同のメールを送らせて戴きました。

-----(以下、転送転載歓迎です)-----
<外国人排斥を許さない6・13緊急行動への参加・賛同の呼びかけ>
 Join a 6.13 Emergency Action-----No to Foreigner Ostracism and ZaiTokuKai

★6月13日にデモを企画しています★
 音楽あり踊りありシュプレヒコールありのデモです。
 在特会の主張に違和感を持つ方は、その気持ちを表現するために是非!是非!ご参加下さい。一人でも多くの方の参加が本当に必要です!
 当日の参加が無理な方は、匿名でも構いませんので賛同をお願いいたします!
 (↓当日のスケジュール、賛同の送り先は下の方にあります↓)

 2009年4月11日埼玉県蕨市で、不法滞在を理由として両親が強制送還され、日本政府により家族と別れて暮らすことを強いられた女子中学生の自宅・学校に押しかけるという卑劣なデモがありました。その内容は外国人を犯罪者と断定し、日本から追い出せという主張でした。主催したのは「在日特権を許さない市民の会(在特会)」などです。

 今回その在特会などが、京都市で外国人参政権に反対するデモをしようとしています。私たちは今回の彼らの行動が、京都にとどまるものではなく、また外国人参政権を巡る問題だけにとどまるものでもなく、日本に新しく現れた排外主義的な動きであると捉えています。今はまだ彼らの動きは大きくないものに見えますが、不況下においてファシズムや外国人差別が肥大化した歴史を思い起こすとき、今回の動きを見過ごすことは出来ません。そこで私たちは今回彼らがデモをしようとしている6月13日に抗議の意味を込めて、「外国人排斥許さない6・13緊急行動」としてデモを企画しました。

 このような外国人排斥の風潮を許さないのだという強い意志を全国的に示すことが今必要とされているのではないでしょうか。時間が限られた中で恐縮ですが、本行動への皆様の参加と賛同を広く呼びかけます。

★Join a 6.13 Emergency Action-----No to Foreigner Ostracism and ZaiTokuKai

On April 11th, 2009, there was a demonstration which insists the foreign people as criminals and tries to ostracize foreign people from Japan. As a part of the demonstration, participants called at a house and a school of a girl who was compelled to live alone because her parents had been extradite as illegal immigrant by Japanese Government.
This demonstration was organized by ZaiTokuKai. This group is now planning a new demonstration in Kyoto against enfranchisement of foreign people.
We consider this movement is not only Kyoto province, or enfranchisement of foreign people, but an action of newly risen exclusivism in Japan. This movement has not been sophisticate, but we can not overlook their activities as we remember growing Fascism and Exclusivism during depression.
Now, we planned an anti-action against ZaiTokuKai as “6.13 Emergency Action-----No to Foreigner Ostracism and ZaiTokuKai.” Although, there is not enough time till this action, we call on for your participate and adhesion.

★外国人排斥を許さない6・13緊急行動★
◆日時 6月13日(土)
 11:00 京都・三条河川敷集合→11:30 デモ出発→12:30 デモ解散(三条河川敷)→解散後ビラ配り
 11:00  We meet at River area of Sanjo, Kyoto→11:30 Demo. Start→12:30 Demo. finish→We hand the leaflets on a street.
◆主催:外国人排斥を許さない6・13緊急行動実行委員会
◆連絡先:613action@gmail.com

■注意事項
・在特会はネット上への動画のアップを戦術的に行っていますので、当日私たちの行動に対する撮影が予想されます。不当な撮影には抗議していきますので、その際は実行委員に声をかけるようにして下さい。それでも撮影を完全に防ぐことは難しいので、顔を写されたくない方は各自で工夫をお願いいたします。
・当日の撮影は、基本的に実行委員会のみに限らせていただきます。撮影を希望される方は事前に613action@gmail.comまで連絡を下さい。
 We regulate shooting of demonstration. But ZaiTokuKai may take photos of you without permission. Please be aware to protect your own privacy.
If any of participants would like to take photos of the demo., please contact to the committee (613action@gmail.com) beforehand.

==メールフォーム(下記をコピー&ペーストして613action@gmail.comまでお願いします)==

●外国人排斥を許さない6・13緊急行動に賛同します。
I sympathize with the “6.13 Emergency Action.”
○賛同団体・個人名(肩書きがあれば) Name(individual or group)
○公表します・公表しません Can we publish the name? (Yes or No)
○一言メッセージなどあればお願いします Post your message, if you have.

==================================================

 ナチスが共産主義者を攻撃したとき、自分はすこし不安であったが、とにかく自分は共産主義者でなかった。だからなにも行動にでなかった。次にナチスは社会主義者を攻撃した。自分はさらに不安を感じたが、社会主義者でなかったから何も行動にでなかった。それからナチスは学校、新聞、障害者、ユダヤ人等をどんどん攻撃し、そのたびに不安は増したが、それでもなお行動にでることはなかった。そしてナチスは教会を攻撃した。自分は牧師であったから行動にでた。しかし、そのとき自分のために声を上げてくれる者はいなかった。
(マルティン・ニーメラー・ナチスに抵抗したルター派牧師)

■6月3日18時時点での賛同は個人・団体合わせて128名です(敬称略)。
【個人】青柳行信(NGO人権・正義と平和連帯フォーラム・福岡代表)、浅井美里、在野真麻(Wheelchair's EYE)、RS(東京都)、五十嵐守、石原みき子、稲葉奈々子(茨城大学准教授)、イダヒロユキ、伊藤公雄(京都大学教授)、ぅきき、宇野善幸(大学院生)、梅尾直人、遠藤礼子、大須賀護(仏教者)、大月英雄、岡晃子、小野俊彦(fuf)、各務勝博(京都プレイバックシアター)、垣渕幸子、角崎洋平、叶信治(東九条のぞみの園副施設長)、河添誠(首都圏青年ユニオン書記長)、川端諭、木谷公士郎(司法書士)、木下直子、金友子、草加耕助(京都市民・『旗旗』サイト管理人)、熊沢誠(研究会「職場の人権」代表)、黒瀬隼人(自由労働者連合評議会議長)、黒目(有象無象)、高敬一(KMJ事務局長、NPO法人サンボラム理事長)、上瀧浩子(弁護士)、近藤昇(寿日雇労働者組合)、酒井隆史(大阪府立大学准教授)、崎山政毅(立命館大学教員)、櫻田和也(indymedia japan)、佐藤恵(カトリック正義と平和協議会)、さぶろう(東京)、澤田春彦(自由労働者連合)、塩見静子、嶋田頼一、首藤九尾子、白崎朝子、鈴木耕太郎、高橋淳(生活書院)、高橋慎一(ユニオンぼちぼち)、竹林隆、田中渥子、田中玲、立岩真也(立命館大学教授)、張ヨンテ、鶴見俊輔(哲学者)、冨田成美、中倉智徳、中村和雄、仲村実(管理職ユニオン・関西副委員長)、西浦隆男、西岡裕芳、野々村耀、ハギハラカズヤ、橋口昌治、橋野高明、原田光雄(聖公会司祭)、濱西栄司(京都大学大学院)、樋口直人(徳島大学准教授)、平田正造(ヨシノ支援プロジェクト代表)、平田義(愛隣館研修センター)、藤井かえ子(神戸YWCA)、藤谷祐太、舟木浩、細川孝、堀田義太郎、堀内慶子、堀江有里(日本基督教団・牧師)、前川純一、松本朗、南守、三牧建一、村上麻衣、村木美都子(NPO法人東九条まちづくりサポートセンター事務局長)、村田豪、盛岡晋吾、役重善洋(パレスチナの平和を考える会)、山口智之、山本純、山本崇記(関西非正規等労働組合)、由良哲生(寿日雇労働者組合)、吉田幸恵、吉田信吾、ヨシノユギ(大阪医科大GID医療過誤裁判原告)、渡邊太、渡辺学、匿名(14名)
【団体(22)】アイヌ・沖縄を考える会、アジェンダ・プロジェクト、ATTAC関西、ATTAC京都、うさちゃん騎士団SC、釜ヶ崎医療連絡会議、釜ヶ崎パトロールの会、関西単一労働組合、関西非正規等労働組合(ユニオンぼちぼち)、関西フィリピン人権情報アクションセンター、旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画・京都、京都精華大学社会科学研究会、憲法を生かす会・京都、社会運動研究会、高齢者特別就労組合準備会、「心の教育」は、いらない!市民会議、寿日雇労働者組合、失業と野宿を考える実行委員会、すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)、反戦と生活のための表現解放行動、PeaceMedia、ペンギンの会(自立障害者グループ)
-----(以上)-----
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