アフガン・イラク・北朝鮮と日本

戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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新年最初の朗報

2023年01月01日 11時35分34秒 | 当ブログと私の生い立ち

 

2023年の幕が開きました。新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

新年早々から朗報です。コロナ禍で休止を余儀なくされていた釜ヶ崎の越冬祭りが今年から再び始まりました。大阪・西成あいりん地区(旧称・釜ヶ崎)の萩之茶屋南公園(通称・三角公園)を中心に、野宿者支援の炊き出しや、野宿者を無法者の襲撃から守る為の集団野営、公園ステージのイベント、難波・梅田など繁華街で暮らしている野宿者に対する夜回り・弁当配布・医療支援活動が、50年ほど前から毎年暮れの時期に行われてきました。これらの支援活動を総称して「越冬闘争」と呼ばれます。何故、単なる支援活動ではなく「闘争」なのか?野宿者にとっては仕事のなくなる年末年始を生き抜く事自体が一つの「闘争」だからです。しかし、幾ら「闘争」でも野宿者自身が楽しく参加できなければ意味がありません。そこで三角公園で毎年盆と暮れの時期にコンサートが開催されてきました。それが釜ヶ崎の夏祭りと越冬祭りです。

その越冬祭りが、2019年の年末を最後に、コロナ禍の為に2年間休止を余儀なくされてきました。炊き出しも人の密集を避ける為に弁当配布に縮小され、夜回りだけが行われてきました。今もコロナ禍は依然として猛威を振るっていますが、コロナウィルスの「弱毒化」に伴い、今年から越冬祭りが再開される事になりました。私もつい最近まで、このあいりん地区に住んでいて、釜ヶ崎の夏祭り、越冬祭りには毎年参加して来ました。今年から再び越冬祭りが行われるようになると聞き、昨日の大晦日に久しぶりに顔をのぞかせて来ました。

越冬祭り会場の三角公園への行き方は上の地図を参照して下さい。グレーの線と囲みがJR・南海・阪堺各線の線路と駅、ピンクの囲みが旧あいりんセンター、ピンクの直線が南海電鉄萩ノ茶屋駅から阪堺線今池駅の方に抜ける萩之茶屋商店街、オレンジの囲みが祭り会場の三角公園です。下の表は祭りイベントのコンサートプログラム(12/30~1/3日開催)で、私はその中の12月31日の部、17時から始まった中川五郎さんのコンサートに顔をのぞかせて来ました。

中川五郎さんの熱唱は圧巻でした。この方は60年代末からギターでフォークソングの弾き語りをされています。その頃の世代の方にとっては、高石ともや、ザ・ナターシャセブン、六文銭などとともに、割と名の知られた方だったそうで。その方が、70歳を超えた今でも、現役のフォークシンガーとして活躍されていました。会場で聴いたのは「図書館でデモをする」「一台のリヤカーが立ち向かう」の2曲です。どちらもスマホでビデオ撮影しましたが、残念ながら容量オーバーと著作権法との関連でブログに載せる事が出来ません。どちらの曲もYouTubeで公開されていますので、興味のある方はそちらのリンクを開いて聴いてください。

私はむしろ、それら2曲よりも、「1923年福田村の虐殺」という曲に圧倒されました。この曲も越冬祭りの会場で演奏されたそうですが、私は残念ながら聴く事が出来ませんでした。1923年の関東大震災で、多くの朝鮮人や社会主義者が虐殺されました。震災の混乱の中で、「朝鮮人や社会主義者が、混乱に乗じて日本を乗っ取ろうと、井戸に毒を投げ込んだ」と言うデマが、警察も含めて半ば意図的に流された中で、起こった出来事でした。殺されたのは朝鮮人や社会主義者だけではありません。香川県から行商にやって来た被差別部落の人も、千葉県野田市の利根川の渡しの所で、大勢殺されました。被差別部落の人が「我々は日本人だ」と幾ら説明しても、千葉の人は讃岐弁が分からず、「喋り方がおかしい、こいつら朝鮮人じゃないか?」と疑われ、行商人15人のうちの9人もの方が虐殺されたのです。

虐殺に加わったのは地元の自警団に組織された200人もの村人です。その中で逮捕されたのはわずか8名のみ。その8名も後の昭和天皇即位の恩赦で釈放されています。逮捕者の家族には村から見舞金まで支給されています。その反面、被害者の被差別部落の人には謝罪も補償もありませんでした。千葉だけでなく地元の香川県でも、真相は闇から闇に葬られ、最近まで明るみに出る事はありませんでした。ようやく数年前に、虐殺現場となった利根川の渡しのたもとに慰霊碑が建てられたそうです。(Wikipediaの解説記事参照)

福田村事件について書かれた本と、同事件を題材に今年公開される映画の写真。

私、そんな事全然知りませんでした。それどころか、中川五郎さんの名前も知りませんでした。近年、北朝鮮の拉致問題やミサイル発射報道の影響で、在日朝鮮人へのバッシングや、「従軍慰安婦なぞ居なかった、あれはただの売春婦だ」というデマが広まっています。戦前は今と違い公娼制度(国が限定付きで売春を認めた)がありましたが、その公娼制度の下でも、娼妓(しょうぎ)取締規則で「強制売春」は禁止されていました。建前上は、あくまでも本人の自発性に基づく許可営業だったのです。実際は借金返済の為に遊郭に売られた人がほとんどでしたが。それに対し、慰安婦は「いい仕事がある」と騙されて連れて来られた人が大半です。公娼制度下の建前上の「許可」や健康診断受診などの「保護」措置もありませんでした。従軍慰安婦は当時でも違法な「強制労働」の「犯罪行為」です。

私のブログでも過去に北朝鮮の拉致問題を取り上げた事がありました。拉致問題をきっかけに、北朝鮮国内の政治犯収容所の存在や、餓死寸前の北朝鮮難民が中国や韓国、日本に逃げてきた脱北者の存在が明るみに出て来ました。私のブログでも、北朝鮮の人権侵害に対して抗議のキャンペーンを張りました。しかし、その一方で、北朝鮮拉致問題を口実に、国内の在日朝鮮人に対するバッシングが広まり始めました。拉致被害者支援に名を借りて、朝鮮人差別を煽る投稿が目に付きだしました。それに対して、私は次第に距離を置くようになりました。幾ら北朝鮮の人権侵害が酷くても、それとは何の関係もない在日朝鮮人を叩いたり、過去の戦争犯罪に目をつむるのは筋違いじゃないかと。

その中で知ったのが、中川五郎さんのこの歌でした。朝鮮人虐殺の犠牲になったのは朝鮮人だけではない。同じ日本人も犠牲になった。日本人の中でも被差別部落の人が、「怪しい行商人」として震災の混乱の中で殺された。被差別部落の人は、貧しさゆえに田畑を持てず、高い小作料も払えず、やむなく行商で生計を立てる他なかっただけなのに。差別や排除の対象にされるのは朝鮮人や慰安婦だけではない。被差別部落民や野宿者、非正規労働者も差別の対象にされる。不景気になれば真っ先に首を切られるのは派遣の労働者だ。現に私も、世間が休みの正月も、通常の休み以外は働かなければならない。これが差別でなくて一体何なのか?

中川五郎さんの「福田村の虐殺」の歌詞は余りにも長いので、ブログの字数制限の関係で全文を転載する事は出来ません。ここでは後半の一部だけを転載する事にします。歌詞の最後の「デマや流言飛語に弱いのは臆病者の証拠 信じることから始めよう、人はみんな同じ」のくだりは、私も含めて今も全ての日本人の胸に突き刺さる言葉です。たとえ正月であっても。むしろ年頭の正月だからこそ。

見知らぬ人には親切に、苦境の人には助けの手を
それがよその土地の人であれ、よその国の人であれ
たとえ自分たちと違っていても、言葉が違っていても
信じることから始めよう、それが人の心というもの

昔も今も日本人はよそ者を嫌い、
身内だけで固まる狭い心の持ち主なのか
デマや流言飛語に弱いのは臆病者の証拠
信じることから始めよう、人はみんな同じ

※追記:コメント欄に「福田村の虐殺」歌詞全文を投稿する事が出来ました。gooブログでは、本文の方は字数オーバーで投稿出来なくても、コメント欄なら出来るようですw。

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「貯蓄から投資」ではない 「自己責任から相互扶助」だ

2022年11月09日 17時31分08秒 | 当ブログと私の生い立ち

株の入門書を勧められて読んだ。漫画で読みやすかったが、株を買う金のない人には縁のない話である。それでも、円安の恩恵に浴するのは自動車などの輸出産業だけで、原材料を輸入・加工・販売する小売業には物価高などの悪影響しかなく、それを推進したアベノミクスが如何に酷い物だったか良く分かった。

この入門書は円高の場合を例に説明がされているので、逆に今の円安の場合に引き直して考えてみる。円安で円の価値が下がった。今まで1ドル100円で買えた輸入品が110円出さなければ買えなくなった。輸入品の大半はスーパーで売っている油や食料品の原材料だ。逆に自動車などの輸出品は、海外で今まで1ドルで100円分しか買えなかった物が110円分も買える様になるので売れ行き好調となる。輸出大企業だけが潤い庶民には物価高。
 
これも全て円安を煽ったアベノミクスのせいだ。アベノミクスが持ち上げられた頃は「アルバイトの時給が上がったのもアベノミクスのお陰」と言われたが、実際は少子化による労働力不足のせいだった。その労働力不足も結婚も出来ない低賃金によるもので、「善政の成果」とは真逆の代物だった。
 
「アベノミクスで最低賃金が上がった、時給が千円を超えた」と言っても、時給千円×1日8時間労働×週5日、月22日出勤で月収17万6千円。年収わずか211万円余りにしかならない。そんな年収で「憲法で保障された健康で文化的な最低限度の生活」なぞ送れる訳がない。他の先進国が既に時給1500円を超えようとしている時に、いまだに時給千円しかもらえず。それも東京や大阪の大都市部だけで、地方ではいまだに時給800円台や900円台の低い時給に据え置かれたまま。
 
だから岸田政権も最初は「新しい資本主義でアベノミクスの弊害を是正する」と言わなければならなかったのだ。しかし実際は「是正どころかアベノクスの後追い」に終わってしまった。当時あれだけアベノミクスを持ち上げたネトウヨが、今になってダンマリを決め込んでしまっているのが滑稽で哀れだ。
 
 
かく言う私も、かつて生協に正規雇用で勤めていた時は、毎月の給与やボーナスから数万~数十万円、実家に入れていました。それをお袋が信託銀行に預けていたので、私名義の預金がそこそこあります。その定期預金が満期になったので、「もう無利息同然の預金は一旦解約して、株式投資に回さないか」と兄貴が提案しているのです。漫画の入門書も、その時に兄貴から借りたものです。
 
その後、私は生協をリストラされて非正規雇用になり、親父とも喧嘩分かれして実家を出ました。でも、そのお袋が預けた金は元々私の金ですから、もらう権利は私にあります。
 
でも、私は株式投資には余り関心はありません。金に振り回されるのが嫌なのです。そりゃあ私も金儲けはしたいです。でも、今でも普通に働いたらそこそこ食って行けて、たとえリタイアしても最悪、生活保護に頼れば最低限の生活は出来るのに、何故そこまで金儲けにあくせくしなければならないのか?そんな事で自分の自由が束縛されるのが嫌なのです。
 
また、そういう「金儲けだけが全て」「勝ち組以外は生きている価値なし」という新自由主義的な発想自体が嫌いです。地位や権力、財産の有無に関わらず、どんな人間にも基本的人権があります。なのに入った生協は、「国民生活と平和・民主主義を守る」と言いながら、職場運営はトップダウンの軍隊式管理。今の非正規の職場の方がはるかに「人間的」です。
 
今は私はしがない非正規労働者で、経営者には頭が上がりませんが、これが株主になれば、たとえ一株株主でも株主総会に出て意見を言う事が出来ます。これを機にブラック企業をホワイト企業に変える事が出来るかも知れません。また、JRや大手私鉄の株だけでなく、ローカル私鉄の株を買う事で、赤字でも頑張っている鉄道会社を応援する事も出来るはずです。
 
でも、今の弱肉強食の資本主義の仕組みの中では、中小企業や、ましてや配当も出せないような会社には誰も投資なぞしません。損得勘定だけで相手を値踏みし、平気で切り捨てる、そういう考え方自体が嫌なのです。
 
私は別に怠けている訳ではありません。普通に働いていたら、別に投資なぞしなくても、普通に生きていける。そんな世の中にする事こそが、私の生きがいです。その「生きがい」と比べたら、投資なぞ、残りの人生を賭けるに値するものだとは、とても思えません。
 
今、投資を煽っているのはどういう人たちか?麻生太郎や日銀総裁の黒田などです。それらの人たちは、いくらチャートの見方を知っていても、スーパーに並んでいるカップラーメンや白菜の値段を知りません。「別にそんなもの知らなくても経済は回せる?」と思う人もいるでしょうが、私はそうは思いません。カップラーメンや白菜の小売り価格を知らない人に、物価高に苦しむ庶民の気持ちが分かるはずがありません。私は、そんな「人でなし」にはなりたくありません。
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季節は一気に冬から春へ

2022年03月14日 21時57分36秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
季節は一気に冬から春に変わりました。今日は静岡や宮崎で最高気温が25℃を越えたそうです。つい1週間ほど前まで寒い寒いと言いながら防寒ジャンバーで早朝通勤していたのが嘘のようです。
 
暖かくなるのは結構なのですが、職場は寒い冷蔵倉庫で、服装もそれに合わさなければならないので、余り暖かくなり過ぎても却って身体が疲れます。
 
季節が春めくに連れて、スーパーの売場でも春物野菜が並ぶようになりました。春キャベツに新玉葱、新じゃが、筍など。私もいつものほうれん草だけでなく、カボチャにアスパラガス、甘とう(甘い獅子唐)も買う事にしました。
 
鮮魚コーナーでは真鰯がザル一盛りに6匹百円で売っていました。私は思いの安さに思わず買ってしまいました。
 
 
今日のお昼はいつも定番のベーコン・ほうれん草のパスタです。ベーコンは保存も利き、何にでも合うので、たいてい冷蔵庫に常備しています。ほうれん草も調理がしやすいので重宝しています。
 
 
ところが今日買った鰯は、血合いが入っていて、余り新鮮そうではありませんでした。フライパンにアルミホイルを敷いて、6匹とも一気に焼き上げましたが、焼き足らなかったのか、余り美味しくありませんでした。まだ3匹残っているので、明日はもう少しこんがり焼く事にします。
 
明日の夕食は、この鰯とカボチャ・ししとうか、カボチャ・アスパラで食べようと思います。これにベーコンを加えれば更に彩り豊かになるのではないでしょうか。
 
ところで、ベーコンもほうれん草も、食べ過ぎても余り良くないかも知れません。塩分や保存料、ほうれん草に含まれるシュウ酸の結晶が身体に悪影響を及ぼすかも知れません。
 
 
しかし、そんな事言い出せば、何も食べる物が無くなってしまいます。学校給食のマーガリンが毒だと言って食べるのを拒否した子どもの話題がツイッターを賑わしていましたが、そんな事言い出せば、私がいつも朝晩飲んでいるスティックコーヒーは一体どうなるのか?w
 
しかし、そんなズボラで家事下手な私でも、唯一自慢できる事があります。それは、一人暮らしを始めてから、インスタントラーメンとカップヌードルだけは今まで一度も食べなかった事です。どんなに忙しくても、どんなに家事を疎ましく思っても。彼の食品類が、保存料や着色料などの食品添加物、つまり「毒」の塊である事を、生協勤務時代に身に染みて知っているから。
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エス・コヤマと生協のやりがい搾取

2021年11月04日 20時27分00秒 | 当ブログと私の生い立ち

衆院選が終わった後なので本当は選挙の総括も書きたいのですが、党派別比例区得票数の推移集計に予想以上に手間取り、記事作成になかなか踏み出せないでいます。その代わりに、兵庫県三田市にある人気スイーツ店エス・コヤマの長時間労働について、私がつぶやいたツイート(ツイッターでのつぶやき投稿)を下記にまとめました。最初の私がツイートに対して、ケツメドJPさんという方からリプライ(返信ツイート)があり、それに応える形で、私が更にツイートしています。以後のツイートも、一応ケツメドJPさんへのリプライの形にはなっていますが、私自身としては、むしろ自分自身に言い聞かせる感じでつぶやきました。以下紹介します。末尾に(ケツメドJP)とあるのがその方のツイートで、それ以外の末尾に何も付いていない投稿は全て私のツイートです。

兵庫県の人気スイーツ店で月100時間以上の残業が常態化。労基署から2度も是正勧告。やりがい搾取が背景にあると識者がコメント。薄給のバイトや社員にパティシエの心構えを求める事自体が間違っている。幾ら美味しいケーキが作れても人が過労死していたら何もならない。仕事もやりがいも命あっての物種

社員の中には月のサービス残業が200~300時間超えの人もいたらしいです。 300時間と言ったら30日間は休みなしで1日10時間も残業するレベルです、過労死するレベルを超えている残業です。 1度目の是正勧告をしても、もし改善されない場合は営業停止や事業停止処分等の法律が必要です。(ケツメドJP)

実は私も残業が月100時間超えの時期がありました。生協勤務時代の末期です。慢性的なバイト不足の上に、正規職員の仕事を派遣など外部委託する為の業務マニュアル作成に追われる様になった為に。しかもその残業のほぼ全てがサービス残業。今から思えば私もやりがい搾取に洗脳されていたんだと思います

バイト不足の為、私が午前7時から出勤して冷凍庫の中で少ないバイトと一緒に検品・仕分け作業。仕分けが終わらず午後6時位まで現場作業がずれ込み。そこから慣れないパソコン作業でマニュアル作成。帰りはいつも終電車で時々泊まり込みも。もうやりがい搾取どころか奴隷労働。ほうほうの体でやっと退職

やりがいを感じられるうちはまだ良い。奴隷労働のレベルになると、まともな考えが出来なくなる。ただ過労死させられるだけでは癪だからパワハラ上司と差し違えて死んでやるとか、妄想が頭をよぎる様になる。別にそんな事しなくても、賃金不払いは犯罪行為なんだから、労基に告発すれば良いだけなのに

だから、従業員がケーキ職人になる事を夢見て長時間労働を受け入れて来た話も、決して他人事とは思えないのです。たとえ長時間のサービス残業やパワハラが横行する職場であっても、我々は生協運動やってるんだと。違法労働やパワハラが横行する時点で、金儲け主義のスーパーとも何ら変わらないのに

仕事にやりがいを求めるのは決して間違ってはいない。同じ仕事をするなら、やりがいが感じられないより感じられる方が良いに決まってる。しかし、命を削ってまで求める仕事ややりがいなぞは無い。そんな物は新興宗教のお布施ノルマと同じで、ブラック企業搾取の常套手段だ

私のブログの下記記事に、その当時の事が書かれています。今初めて明かす、いずみ生協問題 - アフガン・イラク・北朝鮮と日本 (goo.ne.jp)

このいずみ生協にも労働組合はありました。しかし、その労組も今から思えば生協の「企業内組合」だった様に思います。生協運動を頑張る中で労働者の権利も守って行く、みたいな。しかし、ハラスメントが横行する様な職場に、真のやりがいなぞある筈がない。仕事にやりがい求めるより先にパワハラ無くせ

私が今の会社で、バイトの組合のない職場でも、1人からでも入れる労働組合に入って、おばちゃん委員長と2人で会社幹部4人相手に団交に臨んだり、会社の労災揉み消しと闘えたりしたのも、もう二度と生協勤務時代の様な惨めな事は繰り返してはいけないと、痛切に思ったからです ※この件の詳細については次の記事参照。11.24団交の到達点を改めて再確認しておこう - アフガン・イラク・北朝鮮と日本 (goo.ne.jp)

この最初の団交は散々な結果に終わりました。会社が備品の台車を買う金ケチった為に、わざわざ台車が空くまで待って、重たい荷物を空の台車に積み替えなければならなくなった。その証拠写真を団交の場で会社に突き付けたら、逆に勤務時間内に組合活動した、果ては機密漏洩だと突っ込まれた。(続)

団交は失敗に終わったと皆思った。しかし実際は翌日の朝礼で、無理に一人で積み替えなくて良くなった。1人では無理なら2人で、2人でも無理なら誰か出来る人に。無理させて怪我させたら会社の責任になるから。これが団交の威力です。(続)

そこから次の手が見えて来る。法律には荷物の重さに制限はないと会社は言った。確かに労働基準法には重量制限の規定はない。しかし、労基法第1条にはそれに代わる条文がちゃんとある。この法律に定める基準は最低限のもので、定めがないからと言って基準を緩める様な事をしてはならないと。(続)

写真撮影がダメならスケッチで代用すれば良いのです。勤務時間も勤務場所も休日も皆バラバラ、これでは団結なんて無理と思っても、駅前の集合場所で送迎バス待つ間ならビラの一つ位撒けるじゃないか。勤務時間外に社外で何しようが個人の自由なんだから。最初から諦めていたら何も出来ない

ウチは大手スーパーから仕事を貰って、それで食っている下請け企業だ。仕事をくれるスーパーには逆らえない?いいえ、私達は只の下請けではない。そのスーパーの商品を買う消費者でもある。消費者を蔑ろにするようなスーパーには不買運動で対抗する事も出来る

その後の労災揉み消し事件についても述べておく。改装工事中の見通しの悪い作業場で、私が台車を運んでいる際に、前の作業者の後ろ足に台車を当ててしまった事があった。そいつは私に治療費と慰謝料を請求して来た。会社に労災申請しても、従業員の不注意による事故では労災降りないと言われて(続) ※この件の詳細については次の記事参照。これは俺だけの責任か? - アフガン・イラク・北朝鮮と日本 (goo.ne.jp)

確かに第三者行為(従業員の不注意)による事故には労災は適用されない。でもどんな不注意にも労働問題が絡んでいる。運転手の居眠り運転にも過労運転が背景にある様に。それを全て自己責任にしてしまったら労災なぞ画餅に終わる。改装工事に伴う障害物除去や注意喚起を怠った会社にも当然責任はある

それらを外部労組の援助も受けながら会社に労災申請したらあっさり認められた。脅かしに屈したらそこで負け。何でもゴリ押しすれば良いと言う物ではないが、ここ一番と言う時には絶対に引いてはいけない。自分で自分を追い込んで自殺してしまったり、京王線の犯人の様に暴発してしまっては絶対にダメだ

それともう一つ大事な事。何事も他力本願ではダメ。私が生協にいた時も労働組合員で、しかも共産党員だった。でもどこかに組合や共産党が助けてくれるという意識があった。常に相手頼みで、自分の意志はそんなに強くなかった。しかし、実際は組合も「企業内組合」で、共産党も職場のパワハラは黙認

幾ら労組や共産党でも、所詮はサポート役に過ぎない。肝心の自分が動かない事にはサポートも出来ない。それが分かったからこそ、今の職場では腹据えて闘えたのだ。その後、私は組合からも共産党からも抜け、今はしがない下請け企業の一バイトに過ぎない。でも生協時代より今の方が遥かに充実している

そうすると面白いもので、仕事でも評価されるようになった。職場にベトナム人のバイトが急に増え出し、仕事のやり方教えるにも一苦労。そこで写真入り、漢字振り仮名付きのマニュアルを作業場に掲示したら、仕事の引き継ぎが上手く行く様になった。どんな困難な事態にも打開策はきっとある

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禍転じて福と為そう!猪突猛進の2021年に

2021年01月01日 22時37分00秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
2021年、新年あけましておめでとうございます。
 
元旦の夕食は白みそ仕立てのお雑煮にしました。材料はチューブの白みそと冷凍和風野菜。手間要らずな物ばっかりで……。実は昨年2月に今のワンルームに越してから、出来るだけ自炊で賄うようにして来ました。ユニットバスとIHの一口コンロ、ミニサイズの冷蔵庫しかない部屋なので、簡単な物しか作れませんが、それまでの「どん兵衛だけの年越しそば」「雑煮なしのお正月」からはひとまず脱却出来ました。
 
お雑煮は、コップ3杯弱の水と小さじ4杯分の白味噌を鍋に入れて、まず冷凍和風野菜を10分間煮ます。水が沸騰して来たら弱火にして。野菜だけでは物足りないので、今朝の澄まし雑煮に入れた鶏モモ肉の残りも2切れほど入れました。そして頃合いを見計らって丸餅を3個入れ2分ほど煮て、餅が柔らかくなったらお椀に入れ、上にミツバとトロロ昆布を乗せれば完成です。本当は柚子の皮も乗せるつもりでしたが、うっかり乗せ忘れてしまいました。
 
食べたら思っていた以上に美味しかったです!実家にいた頃の白みそ雑煮は、餅以外は大根と人参しか入っていなかったので、まるで吐瀉物みたいで余り美味しいとは思いませんでした。ところが、ミツバとトロロ昆布を乗せるだけで、見栄えが全然変わる事が分かりました。
食べた後は体がポカポカ温まります。しかも野菜も取れるし、白味噌だけで油も塩も入れないので非常にヘルシーです。後片付けも油を使わないので非常に楽チンです。明日以降も雑煮の腕を磨きます。まずは、余り見栄えが良くなかった今朝の澄まし雑煮のリベンジを目指し、善哉作りにも挑戦します。
 
さて、目を外に転じると、今の日本は長く続いた安倍政権の下で、公文書・データ改ざん等の不正がまかり通る腐敗国家になり下がってしまいました。官僚やマスコミも、政権に生殺与奪の権を奪われ、すっかり牙を抜かれてしまいました。そのお陰で、幾ら政権の不祥事が続いても、選挙では与党圧勝の出来レースが続いて来ました。
テレビをつけても、下らないバラエティ番組か、政府広報みたいなニュースか、当たり障りのない旅番組・歌番組ばかり。かつては多少なりともあった骨っぽい報道番組はもはや見る影もなし。これでは選挙のたびに与党が圧勝するのも当たり前です。
 
ところが新型コロナ感染症の蔓延で情勢は一変。医療崩壊をきっかけに、それまでの福祉削減、弱者切り捨ての流れを見直す動きが出て来ました。
それまであれだけ権勢を誇っていた安倍政権も、アベノマスクの失策や10万円給付金支給の遅れ、「お家で踊ろう」動画の猿真似で、次々と無策ぶりをさらけ出し、迷走を続けた挙句に、再び政権を投げ出し呆気なく終わってしまいました。
 
ウイルスには忖度も情報統制も通用しません。安倍の後継者として総理に就任した菅義偉も、「公助より自助優先」と、更なる福祉削減を宣言したものの、GO TOキャンペーン固執でコロナ無策ぶりを露呈し、ただの「安倍の劣化コピー」でしかなかった事が白日の下にさらけ出されました。
この大阪でも、表向きは野党ズラしながら、実際は安倍政権べったりで自民党以上に福祉削減、憲法改正に熱心だった「維新の会」知事や市長が、大阪市をハゲタカファンドのカジノ資本に売り飛ばそうとした都構想住民投票に敗北。絶対に勝てないと思っていた巨大な自民党や「維新の会」も、一皮むけば、ただの「張り子の虎」でしかなかったのです。
 
他方でコロナは人を選びません。政権だけでなく我々にもコロナ感染の脅威が容赦なく襲い掛かって来ます。外出自粛による経済停滞、失業増大、医療崩壊で庶民生活はまさに青息吐息です。しかし、今更それを悔いても仕方ありません。我々もコロナ対策で三密回避やマスク着用など、やるべき事をやった上で、コロナ禍を契機に、逆にそれまでの福祉削減、弱者切り捨ての新自由主義を乗り越え、「禍(わざわい)転じて福と為そう」ではありませんか!
 
今年は丑年ですが、丑(うし)を亥(いのしし)に読み替え、「鬼滅の刃」の伊之助のように「猪突猛進」の勢いで、倦まず弛まず頑張りましょう。年明けにまた大寒波が来るとの天気予報も出ています。コロナによる医療崩壊で、病気になっても簡単には病院に行けなくなってしまいました。最後に決め手になるのは自分の体の抵抗力です。くれぐれも健康には気を付けましょう。今年も宜しくお願いします。
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社畜の裕福より非正規の自由!

2020年12月23日 22時22分00秒 | 当ブログと私の生い立ち

兵庫ゴールドトロフィーの馬券を買いに訪れたDASH心斎橋に、園田競馬の馬券の買い方を説明した漫画のパンフレットが置かれていました。私はその漫画を読んで、「そう言えば、今、非正規雇用で勤めている物流センターや、今住んでいる西成あいりん地区にも、こんな人が一杯いるなあ」と思いました。刹那的ではあっても、その日一日を精一杯生きている、そんな漫画の登場人物の気持ちが、今ではかなり分かるようになりました。

漫画の説明をすると、大隅春香という競馬ビギナーの女の子が、中央競馬(JRA)のテレビ・コマーシャルに出て来るようなイケメン男子との出会いを求めて、園田競馬場にひょっこりやって来ます。そこで、競馬ファンと思しき同年代の女の子と出会います。その女の子の名前は山田火酒。火酒と書いてウォッカと読みます。いわゆるキラキラネームです。酒飲みの親父が、女の子にそんな名前を付けたのです。

山田火酒の親父はもう肝臓がんで亡くなっています。その代わりに、競馬場で山田と知り合った労務者風のオッサンが大隅春香の前に登場します。大隅が労務者に名前を尋ねても「何でそんな事聞くねん?名前なんか何でもええやないか」と返されてしまいます。そしてパンフレットには「ビギナーズアドバイス」として「競馬場で出会った人の個人情報や過去を深く詮索するのは避けましょう。人それぞれ色々とふれられたくない過去があるのです」と書かれているのです。

あいりん地区での処世術も、全くこれと同じです。個人の過去をあれこれ詮索する人はまず嫌われます。あいりん地区の住民は外から来た人間をものすごく警戒します。目と目が合っただけでも「何メンチ切ってんねん!」と凄んで来ます。その代わりに、一旦お友達として認識されてしまうと、それまでの邪険な扱いとは裏腹に、手のひらを返すように親切に、色々と教えてくれるようになります。

但し、この「親切」も、時によってはものすごく馴れ馴れしく感じられる時があります。私が釜ヶ崎の夏祭りで買った「黙って野垂れ死ぬな」という文字の入ったTシャツを着て街を歩いているだけで、「兄ちゃん、兄ちゃん、そのTシャツかっこいいな!一体何て書いてあるねん!何々、黙って野垂れ死ぬな......そうや、その通りや、黙っとったらあかんねんで!」と勝手に盛り上がり、いつまで経っても私を離してくれません。これから会社に出勤しなくてはならないのに......(下の写真がそのTシャツ)。

以前の私なら、そんな人間には一切近寄ろうとしませんでした。でも今は、スーツ着てパリッとした礼儀正しい紳士よりも、むしろ、そんな変なオッサンの方に、より親近感が湧くようになりました。素の自分をさらけ出せるからです。周りに気を使わなくても良いからです。「~でなければならない」「~しなければならない」といった呪縛から解放されるからです。

今から考えると、私の生まれ育った家庭は、それとは正反対でした。公務員上級職の親父は典型的な毒親でした。外では物分かりの良い親父のふりして、家でお袋に暴力を振るっていました。子供の意見も一切聞こうとせず、自分の価値観を平気で子供に押し付けようとしていました。

親父は、役所内で労働組合の人から共産党機関紙の「赤旗」を勧められても断り切れずに自宅に持ち帰りながら、もう大学生になった私がその「赤旗」を読もうとすると、私の手から奪い取り、お袋にも「あいつに読ませるな」と命令するのです。直接私には言わずに。家で購読している新聞ぐらい自由に読ませろよ。それが嫌なら最初から購読するなよ。

私が生協に勤めだした時も、親父はお袋に「生協は共産党だ。すぐに辞めさせて教員採用試験を受けさせろ」と言っていたそうです。当時まだ生協に勤めだしたばかりで、早く新しい職場に慣れ、新しい仕事も一杯覚えなければならない時期に。それでお袋が「形だけでも受験してくれ」と泣いて頼むので、仕方なく筆記試験だけ受けて白紙答案を出して試験場から帰って来てやりました。

今の職場で労災もみ消し事件に遭った時も、私が労働組合に入って会社と闘おうとする姿勢を見せた途端に、私を庇うどころか、逆に会社と一緒になって「報告書にそんな事まで書くな」と、とにかく穏便に済まそうとしました。まるで暗に「泣き寝入りせよ」と言わんばかりに。

その挙句に婚活の強要です。「その年になってまだ独身なのか?今まで一体何して来たのか?ただ、のんべんだらりと生きて来ただけではないか」と言って、近所に住んでいるというだけで私とは一面識もない目の不自由な整体師の女性と、いきなり「結婚したらどうか?」と言って来たのです。一面識もないのに。それで私が「何故そんな事を言うのか?」聞くと、いきなり「お前、もう年いくつだと思っているのか!」と怒鳴り散らし始めたのです。

この婚活強要事件が決定打となって、私は実家を出ました。出勤時に電車の中から「自分の世間体ばかり気にして、俺にいちいち指図して、俺の人権も認めず、まるで所有物みたいに扱いやがって。もう帰らない」とメールを送って。親父はまさか私が本気で家出したとは思わなかったようで、夜11時頃まで「早く帰って来い」と命令メールをよこした挙句に、12時を回り翌日に日付が変わった途端に、今度は「いつ帰って来るのかなあ♪待ってるゼ!」と猫なで声メールに豹変。その夜はネットカフェに泊まり、翌日からは、あいりん地区のホテルから会社に出勤するようになりました。

しかも、そんな経過で今に至ったにも関わらず、親父はいまだに相手の釣書(婚活プロフィール集)を私に渡そうとするのです。そりゃあ、経済的な観点からすれば、一人より二人夫婦で住む方が、家賃や水光熱費、税金の負担も軽減されるでしょう。でも、今の非正規の給与では、私一人が食っていくだけで精一杯なのに、二人も養える自信がありません。相手にも両親はいるでしょうし、その両親の老後の世話もしなければならなくなる。これでは老々介護で共倒れになりかねません。

それに、親父の知り合いだとしたら、相手も親父と同じような人間である可能性が高い。上流階級の狭い世界しか知らず、常に上から目線で、地位や財産の有無で人間を差別するような人間である可能性の方が高い。私はそんな人と結婚したくはありません。そんな人と結婚するぐらいなら、まだ一生独身で通した方がよっぽど幸せです。

無理に結婚して、家族を守る為に、馬車馬のようにこき使われて、過労死してしまったり、うつ病になってしまっても、泣き寝入りしなければならないぐらいなら、まだ独身の非正規雇用のままでいる方が、精神衛生上はるかに健康的です。社畜の裕福より非正規の自由!

しかし、親父は何故そこまでして結婚に拘るのか?兄貴が何度聞いても、帰って来る答えは「人は支え合って生きて行かなければならない」と、まるで判で押したような抽象的な答えが返ってくるばかり。それが親父の本音だとはとても思えず。多分、早く私を誰かと結婚させて、夫婦で自分の面倒を見させようとしているだけではないか?

それでも私が相手の釣書の受け取りを断固拒否していたら、今度は何も思ったのか、いきなり兄貴を通して、私に百万円もの大金を送り付けて来たのです。「お前も大変だろうから家賃の足しにでもしてくれ」と。でも、私は、それを「有難い」なんてこれっぽっちも思いません。その百万円も、元はと言えば、私が就職してから実家に入れて来た給与の一部分に過ぎないのですから。親父はそうやって、社会人となった息子たちから預かった給与の一部を元手に、株や生命保険に投資をしてきたのです。それらも元は私の給与の一部です。

親父からもらった百万円は、その大半を年一括払いの生命保険ファンドの個人年金保険料の支払いに充て、残りを私の銀行口座に入金しました。確かにこれで生活は少し楽になりました。そこで、普段は見向きもしなかった地方競馬に、試しに三千円ほどつぎ込む気になったのです。ほんの暇つぶしです。今やコロナでどこにも旅行に行けず、明日からまた年末繁忙期の激務が待っているのですから、その合間のシフト連休に、地方競馬に三千円ほどつぎ込んだぐらいで、罰が当たる筈はありません。

先ほどの園田競馬ビギナーズ漫画に話を戻します。「私、年上の男の人が好き」とつぶやいた大隅春香の言葉を真に受け取った労務者風の男が、本気で春香にプロポーズ。しかし、春香は一足先に、職場で競馬ファンの男性社員と知り合い、二人で園田競馬場にやって来るようになる。それを知った労務者は失望の淵に。でも「生きてりゃあ、そのうちいい事あるさ」と、再び山田と競馬三昧の日々を送り始める……で終わります。

人生なんて、「生きてりゃあ、そのうちいい事あるさ」ぐらいのノリで送っていたら良いのです。親父からすると「のんべんだらり」と生きているだけかも知れませんが。でも、山田も労務者も、親父が知らない所では精一杯生きているのです。ホームレスですら、その日一日食つなぐ為に、必死になって缶集めに精を出しているのです。必死に努力しているという意味では、親父と何ら変わりません。

それを上から目線で「怠け者」と勝手に決めつけて、バカにする権利なぞ誰にもありません。どんな人間であろうと、自由・平等に、幸福に生きていく権利はあるのです。それを踏みにじる権利なぞ誰にもない。同じ努力するなら、単にホームレスにならないように努力するだけでなく、ましてや、他人をホームレスに蹴落として自分だけ助かろうとするのではなく、逆に、ホームレスを生まない社会を皆で作っていくように努力したいものです。

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労働組合卒業宣言

2020年09月01日 20時55分55秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
私事ですが、私の所属しているユニオン(労働組合)とようやく連絡が付き、今まで滞納していた8ヶ月分の組合費9600円の支払いと引き換えに、正式に組合を脱退する事になりました。
 
私がこの組合に加入したのは2010年の春。当時勤めていた某スーパーマーケットの物流センターでは、スーパーによる委託人件費カットと、それをバイトにしわ寄せして延命を図ろうとする請負企業の我が社によって、バイトは時給890円の低賃金で、昼休みも満足に取れない状況に追い込まれていました。
 
その上、当該スーパーが備品のドーリー(運搬用の台車)購入をケチり、下請けの我が社もスーパーに何も言えなかった為に、バイトは重い荷物を、背の低いドーリーから背の高いカゴ車(別の種類の台車)に積み替える、危険で不要な作業を強いられていました。
 
それに対し、当時既に腰痛の持病を抱えていた私は、「もうこれ以上の労働強化には耐えられない」と、組合の無い職場のバイトでも一人から入れる労働組合に加盟し、同年秋にはオバちゃんの組合委員長とたった2人で、4人の会社幹部を相手に団体交渉しました。
 
団体交渉そのものは散々な結果に終わりましたが、これを機に、周囲の私の見る目が変わって来ました。今までは、どちらかというと目立たないタイプで、「何を考えているか分からない」と私の事を見ていたバイトも、次第に一目置いてみてくれるようになりました。
 
いずれも今となっては懐かしい思い出です。組合には、それ以降も、会社の労災揉み消しと闘い、労災認定を勝ち取る上で、大変お世話になりました。
 
でも、所詮は、職種も勤め先も勤務時間もバラバラなバイトが寄り集まった弱小組合のユニオンです。その後は組合活動に参加する機会もなく、組合費だけを万一の保険代わりに支払う日々が続いていました。
 
それでも当初は組合のレクレーション行事には参加していましたが、久しぶりに出席した秋の芋掘り大会で、古株の組合員から「お前、一体誰やねん?」みたいな言い方をされたのに嫌気が差し、もう組合のレクレーション行事にも一切参加しなくなりました。
 
やがて月日が流れ、最初はパワハラが横行していた我が社内でも、次第に私の業績が認められ(仕事上でも職場内の組合活動面でも)、もはや組合に頼らなくても、充分やっていけるだけの自信が着きました。
 
そこで、今年2月からは組合費も払わない事にしました。月額僅か1200円の組合費でも、何も活動していないのに無駄金払うのはバカらしいので。
 
でも、何度も届く組合費の支払請求書を見て、「いつまでもこんな宙ぶらりんな形を続けていてはいけない」と思い、正式に脱退する事にしました。
 
今でも労働組合の意義はちゃんと認めています。しかし、今の様な組合の活動スタイルでは、組合員の参加はその場限りに止まってしまうでしょう。それに一区切りを付ける為に、労働組合を脱退する事にしました。
 
かつて勤めていた生協もそうでしたが、幾ら口では民主的な事を言っていても、実際はパワハラが横行している職場は幾らでもあります。その一方で、今の我が社もそうですが、最初はパワハラが横行していたブラック企業でも、労働者の出方如何によっては、たった1人でもここまで変える事が出来るのです。
 
労働組合は確かに大切ですが、組合にさえ入ればそれで救われるものでもありません。最後の決め手になるのは、やはり個人一人一人の気構えだと思います。
 
これは決して労働組合の存在意義を否定している訳ではありません。労働組合の存在意義はちゃんと認めた上で、「いつまでもそれに寄り掛かってばかりではいけない」「いつまでも他力本願ではいけない」という、いわば私のささやかな「労働組合卒業」宣言です。
 
 
だからこそ、いきなりの安倍総理辞任で、肩透かしを食らって意気消沈している人にも言いたいのです。確かに、安倍総理の辞任そのものは持病の悪化によるものであり、国民の力によるものではないかも知れません。でも、総理の持病が悪化した背景には、それまでの森友・加計問題や「桜を見る会」、河井夫妻の贈収賄疑惑や、秘密保護法、安保法制、共謀罪法案の強行採決、相次ぐ公文書や統計データの改ざんに見られるような、国政私物化、縁故政治、強権政治、分断統治のほころびがあると思います。それが回りまわって、持病の悪化となって現れたのだと思います。
 
そういう意味では、この持病の悪化も、国民の勝利であると言えなくもありません。こんな事を言うと、「何もそこまで安倍総理の事を悪しざまに言う事ないじゃないか」と思う人もおられると思います。しかし、現に、安倍政権の下で、公文書改ざんに手を染めざるを得なかった公務員が、それを苦に自殺しているのですから、悪しざまに言われても仕方ないと思います。
 
むしろ、これだけの事をしでかしてもなお、いまだに安倍政権の支持率が3割もあり、嘘か本当か分からない持病の噂を流されただけで、更に支持率が20ポイントもアップする方が、よっぽど異常なのです。こんな調子では、「日本人は、何されても権力者の言いなりになる奴隷のような民族」として、最後には政府だけでなく、国民まで世界中からバカにされるようになると思います。
 
明治時代に、幸徳秋水という人がいました。時の政府を厳しく批判したために、明治天皇暗殺の濡れ衣を着せられ、一方的に死刑にされた新聞記者です。その人がこんな言葉を残しています。「新しい年が明けても全然おめでたくない。悪政は続き、格差も広がるばかり。でも、社会の底辺では、貧しい人々の怒りが渦巻いている。やがて、その怒りが噴出し、それを機に、世の中も徐々に変わっていくだろう。そう考えると、新しい年が明けるという事は、世の中が一つ進歩するという事であり、確かにおめでたい」と。その上で「でも他力本願ではあってはいけない」という事も、私は付け加えたいと思います。
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天は自ら助くる者を助く

2020年08月04日 15時45分17秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
ー8月2日(日)ー 以下、日々のライン投稿より。(一部編集済)
 
8/4日、5日のシフト連休に奈良県の洞川温泉に行きます。実は私の今住んでるワンルーム、エアコン付けても全然冷えません。管理会社に言ってもたらい回しにされるばかり。もう我慢出来ないので避暑に行きます。今の私にとってはコロナ感染と熱中症になる確率は五分五分。どちらか選ぶしかありません。
 
※エアコン(冷房専用の窓用エアコン)は入居当初から部屋に備え付けの家電で、こちらで故意に壊さない限り無償修理の対象になります。
※宿の予約はまだしていません。
 
自分のブログにGoTo批判記事を書いた矢先にこんな告知をするのもアレですが、平日の一泊二日ぐらいならコロナ感染のおそれはないでしょう。近鉄旅行センターの担当者もGoToについては未だに詳細がよく分からないとボヤいていました。悪いのは劣悪な住宅しか供給できない不動産会社やそれを放置して来た政府です。
 
ー8月3日(月)-
 
明日からの洞川温泉行きは中止します。
今日帰ってから洞川温泉の旅館組合に加盟している旅館・民宿に片っ端から電話しました。
流石に宿泊前日ともなれば「まともな所」はどこも満室。それはこちらの準備不足の為なので諦めは付きます。
問題は空いている所です。「川魚料理しか出ない夕食なのに1泊2万9千円」「素泊まりなのに1泊1万8千円」「1泊数千円と安いが中華料理屋2階のトイレ・バス無しタコ部屋で風情も何もない」と、ボッタクリみたいな所ばっかり。(# ゚Д゚)
もう、これを見て旅行に行く気が完全に失せました。
 
ー8月4日(火)朝-
 
洞川温泉に避暑に行けなくなったので、暑さ対策に次の2つを試みます。
 
1つは夜間の窓の開放です。住んでいる所が「あいりん地区」という事もあり、今まで部屋の窓は閉め切っていました。たまに換気の為に開けたとしても、それは一瞬でした。
部屋はマンションの5階にあるので、普通なら不審者が窓から侵入する事はほとんど不可能です。ところが、私の部屋のすぐ外には電柱が建っています。コンクリート製の電信柱で、柱の途中から上の方には、電気工事の足場用の釘も柱から飛び出ています。その釘伝いに不審者が侵入して来るおそれがある為、今まで夏でも窓を密閉していました。
しかし、これだけ暑くてはもう窓を密閉したまま過ごすのは無理です。そこで試しに昨夜はずっと窓を開け放して寝ました。そうしたら、部屋が北向きという事もあり、結構涼しかったです。今までの寝苦しさが嘘の様に、結構熟睡出来ました。勿論、窓を開け放つのは在宅の時だけです。外出する際は窓も閉じて鍵も掛けます。
 
 
暑さ対策のもう1つは、管理会社との直接交渉です。
今住んでいる部屋は、入居者募集の広告にはエアコン完備と謳われていました。ところが実際にあるのは冷房専用の窓用エアコンのみ。そのエアコンも、幾ら電源を入れても、弱い風が吹き出すばかりで、全然部屋の温度が下がりませんでした。
建物管理会社には、今まで何度も苦情を電話で言ったりメールで送ったりして来ました。でも、幾ら電話しても苦情窓口のコールセンターに繋がるばかり。コールセンターの回線は混み合っていて、なかなか繋がりません。運良く繋がっても、「担当者から折り返し電話します」という返事はあるものの、返事は私の留守電に一度あった切り。留守電の電話番号に電話しても繋がるのは先程のコールセンターのみ。苦情メールに対する返信も無し。
建物管理会社の事務所は大阪市浪速区にあります。私の住んでいる「あいりん地区」からも歩いて行ける場所です。今まで直接乗り込むのは躊躇していましたが、ここまでたらい回しにされたのでは埒が開きません。電話してもコールセンターにしか繋がらないので、もうアポも取らずに直接事務所に乗り込みます。
 
ー同日午前12時-

夏の暑さ対策の件で朗報です。
 
建物管理会社に上記のメールを送ったら、すぐさま私の携帯に電話がありました。まず、管理会社の担当者からの電話で、「至急業者を手配します。ただ今は夏のシーズン真っ盛りで工事依頼が殺到していて時間がかかるかも」という話でした。
 
その後、更に話が進展し、「備え付けの冷房専用クーラーの交換なら、在庫があるのですぐに出来ます。今日の午後からでも交換に伺わせて貰います」と。
 
ヤッター!やはりメールに「事務所に直接乗り込むぞ」と書いたのが効いたのかも。証拠保全の為に修理前のエアコンの写真を撮り直し、業者が来るまで部屋に待機しています。それにしても暑い…☀️

ー同日午後2時-

無事エアコン交換が終了しました!現在、新しいエアコンからは摂氏21度の冷風が降り注いでいます。今までの蒸し風呂状態は見事に解消しました。
 
新しいエアコンは別のメーカー品になりました。2020年製です。今までのエアコンは2002年製だったので、寿命が尽きて使い物にならなくなっていました。
 
エアコンの取り付け位置も変わりました。今までは窓の左側でしたが、今度は窓の右側に移動しました。窓用エアコンなので、本来なら窓のガラス戸と直に接する右側に設置しなければならなかったそうです。要するに施工ミスです。それに伴い室内のレイアウトも変わり、「厳選ごはん」の段ボールを椅子の背もたれに使えるようになりました。
 
※今時、冷房専用の窓用エアコンなぞ余り使う人もいないと思うので、一応解説しておきます。
 窓用エアコンは外から空気を取り込み、中のコンプレッサーで空気を冷やして部屋の中に送り込みます。一般のエアコンなら窓の外にある室外機が、このエアコンの場合は窓の中にあるというイメージです。故に出窓形式の私の部屋でも設置できるのです。
 ところが窓を閉め切ってしまうと空気を中に取り込む事が出来ません。それでエアコン稼働中は窓ストッパーで窓が塞がれないようにしています。だから、隙間から空気が漏れないように、窓ガラス戸とエアコンは直に接していなければならないのです。
 
新しいエアコンはリモコンで操作出来るようになりました。それに伴い、エアコンの取扱説明書と保証書もいただく事が出来ました。入居当初はリモコンはおろか取扱説明書も無かったので、不調でもどうしたら良いのか皆目見当も付きませんでした。
 
これで今夜からは熱帯夜から解放され、ゆっくり熟睡する事が出来ますzzz。もう夜通し窓を開け放つ必要もなくなりました。残念ながら旅行には行けなくなりましたが、今から思うと、かえってその方が良かったと思います。
 
逃げてばかりではチャンスは永遠にやって来ません。生存権も侵害されたままです。「天は自ら助くる者を助く」(Heaven helps those who help themselves.)という英国のことわざもあります。自分から動かなければ天の助けも来ません。他力本願ではダメです。やはり、ここは釜ヶ崎の先達が遺した言葉通り「黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ」の精神で行こうと思いますv。
 
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やはり腰痛の原因は住環境にあった。

2020年06月17日 21時33分19秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
ブログ更新が滞り申し訳ありません。実は特にここ数日来、朝起き上がれない程の腰の痛みに悩まされていました。
 
それでも仕事があるので何とか起き上がり、立ち仕事は出来るので毎日普通に出勤していました。但し、辛いのは精々昼までで、帰る頃には痛みも消え、普段と変わらない生活を送っていました。しかし、その間も腰の右側に違和感を感じていました。
 
そこで、今日の公休日に、いつもの整骨院ではなく、総合病院の整形外科で本格的に診察してもらう事にしました。
 
まず最初に腰をレントゲンで撮影してもらいました。しかし、レントゲンの結果は意外にも「異常なし」でした。「年相応に椎間板摩耗などの老化現象は見られるものの、それが痛みの原因とは認められない」という診断結果でした。
 
先生が言うには「いつも寝ている布団に原因があるのではないか?」という事でした。しかし、「では、どんな布団に寝たら良いのでしょう?」と聞いても「個人差があって一概に言えない」という返事でした。これでは取り付く島もありません。
 
但し、全く思い当たる節が無い訳ではありません。薄い煎餅布団もさる事ながら、近来のコロナ外出自粛に伴い、座椅子に長時間座ってテレビなどを観ている機会が確かに増えました。それが腰に負担をかけていたのかも知りません。
 
そして、筋肉が硬くなり、朝起きられない程の痛みに見舞われながらも、午前中の労働で徐々に体がほぐれ、午後からはほぼ普通の生活に戻れる様になっていたのでしょう。
 
思えば、西成のあいりん地区に来てこの方、住む部屋はいずれも三畳一間か五畳一間の狭いワンルーム。部屋に備え付けの備品はテレビとエアコン、冷蔵庫に座卓ぐらいしかありません。今の私の部屋にはユニットバスも付いていますが(その代わりにエアコンは無い。ウィンドファンのみ)、あいりん地区では、このユニットバスすら贅沢品なのです。これでは腰痛にならない方が不思議です。

西成のあいりん地区は、今も結核の無料診療所(保健所の分室)があるほど、結核患者の多い地域です。しかし、あいりん地区の狭い住環境や、日雇いの重労働の内容を考えると、ひょっとしたら腰痛も、結核と並ぶ地域の「風土病」であるかも知れません。
 
しかし、今更それを言っても始まりません。そこで、病院から1週間分の飲み薬と塗り薬を処方してもらったのを機に、今後1週間は整骨院の方はお休みして、病院からもらった腰痛ベルトと処方箋の薬だけで様子を見る事にします。
 
そして、座椅子に座るのは基本的に食事の時間のみとし、それ以外はパソコン席の椅子でブログの更新をする事にしました。腰痛予防のストレッチ体操も、今後は毎日取り組もうと思います。
 
 
ちなみに今日、病院でもらった薬がこれ(左端の写真)。右の肌色地に白錠がレバミピド(胃薬)、真ん中の銀紙に薄紅錠がロキソプロフェンナトリウム(解熱・消炎剤)、左の紫地に白錠がエペリゾン塩酸塩(筋肉弛緩剤)。これらは処方箋では1日3回毎食後に飲む事になっています。しかし、今日のお医者さんは「酷く疲れた日だけ飲めば良い。整形外科の薬なぞ飲まなくても別に死なない」と、余り推奨しない様な口ぶりでした。
 
その上の塗り薬がスミルスチック(鎮痛・消炎剤)。「これは湿布薬とは違い、かぶれないので、温湿布代わりに塗れば良い」という事でした。蓋を開けると一種独特な臭いがしますが、塗るとスッとします。
 
とりあえず、これらの薬を服用し、今日病院で教えてもらった猫背予防のストレッチ(3分間背中を反らしたままの姿勢でいる)や、整骨院で以前もらった冊子(真ん中の写真)の内容を参考に、ストレッチ体操を行い、仕事中は病院でもらった腰痛ベルト(右端の写真)をして、1週間様子を見ます。
 
実は、最初の部屋の写真の中の、衣装ハンガーの上にある青いバランスボールも、猫背予防に百均で買った物です。しかし、これに背中を乗せて身体をほぐそうとしても、急に転げ落ちて腕を擦りむいてしまったりした事があるので、こちらは今はもう余り使っていません。
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親父が統一教会の勧誘に引っかかってしまった

2020年05月27日 08時23分41秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
親父が統一教会の勧誘対象になっていた。親父の実家に統一教会(今は世界平和統一家庭連合、略称・家庭連合に改称)から結婚相談の葉書がポスティングされていた。葉書の発信元が宗教法人の家庭連合になっているので、普通はそんな葉書なぞ無視するものだ。しかし、親父は電車内で傘を拾ってくれた見ず知らずの女性にも、うっかり「息子と結婚してくれ」と漏らすほどの結婚バカなので、その宣伝にすっかり乗せられ、何と先方に婚活パンフレットを請求してしまったのだ。
 
数日後に株式会社ウェブという結婚情報サービス会社から勧誘のパンフレットが送られて来た。この時点で、ようやく親父も不安に思ったようで、兄貴に相談の電話をして来た。幸い兄貴は、家庭連合が統一教会の後継団体である事を知っていたので、これが統一教会である事と、統一教会が韓国の反共宗教カルトで、過去に集団結婚式や霊感商法で社会問題を引き起こして来た事を説明して、ようやく親父に理解してもらう事が出来た。
 
私が大学生だった頃も、統一教会は「原理研究会」の名前で大学構内で活動し、学生を盛んにオルグしていた。大学通りでいきなりミニ黒板を取り出し、通行人に経典の「原理講論」の説明をやっていた。通行人が無視しようがお構いなしに。そうして、オルグした学生を人生相談や占い相談の名目でビデオセンターに連れ込み、そこで統一教会のビデオを見せて、最初は数日間のセミナーに、やがて数か月間ものセミナーに勧誘し、壺や霊石、高麗人参茶を途方もない値段で売り付け、一人前の信者に仕立てようと洗脳していた。やがて学生は大学もバイトも辞め、家を出て統一教会で集団生活を営み、オルグや霊感商法のノルマ達成を強いられるようになる。その行動スタイルたるや、後のオウム真理教と全く同じだ。
 
やがて、統一教会は私の住んでいる実家の周辺にも出没するようになった。大学のサークル帰りに、自宅近くの駅前で、素性を隠して宗教に関するアンケートを取っている女性がいたので、私はアンケートに答える振りをしながら、最後に「あんた、統一教会やろ!」と問い詰めた事があった。そうしたら、その女性は「違いますよ!何でそんな事を聞くのですか?」とシラを切り、何と私の後をつけて自宅まで付いてきたのだ。そして翌日に、他の信者と一緒に自宅に押し掛けて来た事があった。統一教会は、そこまでする狂信的な集団なのだ。そして、狂信的と言う意味では、思い込みの激しい親父も似たり寄ったりなのだ。
 
私が2年前に実家を出たきっかけも、親父の婚活強要に嫌気が差したからだ。最初は見ず知らずの近所の未婚女性といきなり「結婚したらどうか?」と言って来て、私が「何故いきなりそんな事を言うのか?」訝しがったら「あほう、お前もう年幾つだと思っているのか!」と怒鳴り出した。一見すると息子の将来を心配する余りの行き過ぎとも取れるが、親父の普段の言動を知っている私は、「独身の息子がいつまでも実家にいたのでは世間体が悪い」という「我が身可愛さ」から出たものだと判断し、最初の家出を敢行した。
 
だってそうだろう。独身か所帯持ちかで人間の値打ちが決まる訳ではない。どんな人間にも自由・平等に生きる権利がある。ところが親父は、外見や地位・財産で人間の値打ちが決まると思っているのだ。そうでなければ、「見ず知らずの女性といきなり結婚したらどうか?」なんて言って来ない。しかも、相手の女性は、近所と言っても隣近所ではない。実家から10軒近く離れた所にある鍼灸院を継いだ、目の不自由な独身女性だ。私も当時は生協で朝早くから夜遅くまで働きづくめで、婚活する余裕なぞ無かった。生協を辞めてからも、パソコンの学校に通ったり転職活動に忙しかったりで、その鍼灸院に通う機会も無かった。私はその女性の顔も見た事がないのだ。そんな女性といきなり「結婚しろ」と言われても、普通は「何で?」と思うだろう。統一教会の集団結婚式じゃあるまいし。
 
この時は兄貴の仲介で、私は実家に戻る事になった。しかし、親父はそれに懲りずに、また同じ過ちを犯す事になる。今度は親父の紹介する婚活サイトに私の身上書を送る時に起こった。親父は「年収200万の非正規雇用では嫁の来てが無いから年収を水増ししろ」と言って来た。そして、身上書に貼る写真を、親父が家族の中心に収まった物に差し替えるように言って来たのだ。しかも、身上書には縦長の写真を貼る事になっているのに、その写真は横長で、サイズも規定外の物だった。そこで私は「そんな写真なぞ身上書には貼れない」と言ったら、親父はいきなり怒り出したのだ。それでもう実家を出る事にした。
 
そんな経緯がありながら、親父は今でもあちこちの結婚情報サービス会社や婚活サイトに、懲りずに私の身上書を送っていたのだ。私は「もう二度と婚活なぞしない」と言って家出したにも関わらず。その結果、婚活業界の情報網経由で、統一教会系列の結婚情報サービス会社にも私の身上書が流れてしまったのだろう。
 
プライドが高く、自己中心的で、相手の立場になって考える事が出来ない。多様な物の見方が出来ず、常に一つの価値観に凝り固まる。地位や財産で人間を差別し、個人の自由や人権、生き方を尊重しようとはしない。そして、細かな事まで一々干渉・指図し、婚活するのはあくまで私なのに、親父が中心に収まった規定外の写真を、私の身上書に貼ろうとした。それに私が抗議したら逆切れ。
 
そんな親父は、統一教会からすれば「霊感商法の格好のカモ」だ。あのしつこい統一教会が、これしきの事で諦めるとは、私には思えない。親父は高齢な上に、典型的な毒親なので、周囲からの助言にも従わない。もう無視するしかないが、このままではまた変な詐欺商法に引っかかるとも限らない。やはり婚活そのものを禁止するしかないのだろうか?
 
安倍政権の罪状はモリカケ桜・黒川やアベノマスクだけではない。霊感商法や集団結婚式で社会問題になった統一教会の活動を陰で支え続け、家庭連合(世界平和統一家庭連合)への改称認可により今も彼の教団に宗教法人としてお墨付きを与え続けている。お陰で親父も危うく統一教会系婚活サイトの勧誘に引っかかる所だった。
 
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