アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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山河荒れて国滅ぶ

2023年02月01日 10時34分00秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
先週末(1月28~29日)に徳島県南部を走る阿佐海岸鉄道のDMVに乗りに行って来ました。その報告記事をようやくブログに載せる事が出来ました。本当はもっと早くに載せるつもりだったのですが、動画編集に手こずり今になってしまいました。申し訳ありません。
 
DMVはDual Mode Vehicle(デュアル・モード・ビークル)の略で、線路と道路の両方を走行出来るようにした車両の事です。見た目はボンネット型のマイクロバスで、道路を走る時はタイヤで走行します。線路を走る時は、タイヤの代わりに鉄の車輪が飛び出て、レールバスとして走ります。
 
今まで車でしか行けなかった場所にも駅から乗換なしで行けるようにする事で、利便性の向上を図り、赤字ローカル線再生の切り札として、世界で初めて実用化されました。但し、バス並みの輸送力しかない上、バスに列車の機能を無理に継ぎ足したからか、その日は車両故障で運転休止が相次ぎ、最終便でようやく乗る事が出来ました。最終便で宿の最寄り駅に着いた時はもう夜で、駅周辺も真っ暗闇でした。DMVは翌日も乗ったので、ブログには翌日に撮影した写真を載せます。
 
 
初日の夜は宍喰駅近くの民宿に泊まりました。古民家をリノベーションした民宿です。古き良き日本のたたずまいで、しかも清潔。夕食は和食のコース料理、朝食も地元の食材を使った新鮮な魚や野菜が出ました。お風呂も小さな家族風呂でしたが、セパレートの清潔なお風呂で、久しぶりに浴槽の中で足を延ばす事が出来ました。お布団もふかふかで大満足。これで料金割引やクーポンも付いて1泊7300円と、手頃な価格で心づくしのサービスを味わう事が出来ました。
 
 
翌日の朝もDMVに乗りました。宍喰駅から上り方面終点の「阿波海南文化村」停留所まで乗った後(上記写真の上2枚が宍喰駅、下2枚が阿波海南文化村)、折り返しの便で、大阪行き高速バス乗り場のある下り方面終点の「道の駅宍喰温泉」停留所まで乗りました。そして、9時過ぎの便で高速バスに乗り、15時頃に大阪に帰って来ました。
 
本当はもっと長時間滞在したかったのですが、9時過ぎの便を逃すと、次は12時まで便がありません。それでは大阪着は夜9時過ぎになってしまいます。仕事柄、翌朝も早朝4時過ぎには起きなければなりませんので、余り長くは滞在出来ないのです。そういう訳で、今回の旅は、DMVに乗りに行っただけで終わってしまいましたが、それでも初めて乗るDMVで色んな事が体験出来て良かったです。
 
DMVがバスモードから鉄道モードに切り替わる瞬間も動画撮影する事が出来ました。既にLINE読者の方には動画に編集して流しています。しかし、なぜかYouTubeに動画をアップ出来なくなっており、このブログにも容量オーバーで載せる事が出来ません。代わりに以下の動画リンク・写真・メモを載せておきますので、それでご了承下さい。
 
 
 
メモ:阿波海南駅でDMVがバスモードから鉄道モードに切り替わるまでの様子
 
 
①阿波海南駅の乗り場ではまだバスモードです。この駅はJR牟岐(むぎ)線との乗換駅で、DMV導入前は線路もJRと繋がっていました。今は線路も切断され、DMVが直接乗り入れるようになっています。
 
②乗り場を発車したら直ぐにインターチェンジに進入します。ここでバスモードから鉄道モードに切り替わります。
 
③阿波踊りのお囃子(はやし)が流れたらモードチェンジが始まります。
 
 
④やがてお囃子が終わり、「フィニッシュ」と音声が流れたらチェンジ終了。その間わずか15秒。
 
モードチェンジで前輪のタイヤが引っ込み、代わりに鉄の車輪が浮き上がります。車体が浮いて前の方が高くなります(少し分かりにくいですが、1枚目よりも2枚目の写真の方が、前方のボンネットやミラーの位置が高くなっています)。
 
⑤モードチェンジが終わってもDMVは直ぐには発車しません。運転手が安全確認の為にDMVの周囲を一巡します。
 
⑥運転手の安全確認が終わり、「チン」とベルが鳴ったら発車します。
 
※ちなみに、上記の説明で使った紙の模型は、列車運休のお詫びに当該鉄道会社の社員からタダでいただいたペーパークラフトですw。
 
 
DMVの駅と車内の写真も載せておきます。
 
DMVは列車というよりもむしろバスに近いです。車体にはナンバープレート、社内には運賃箱や整理券発券機、座席にはシートベルトが取り付けられています。鉄道駅のホームも、旧ホームは昔走っていた列車の高さに合わせていますが、現在のホームはDMVの高さに合わせて、路面電車のホームみたいな低床式になっています。
 
鉄道駅の両端から先は完全にバスに変わり、道の駅のバス停まで運行しています。ほとんどは徳島県海陽町と隣の高知県東洋町の道の駅までしか行きませんが、土日の1便だけは、室戸岬の少し先まで走っています。(冒頭の路線図参照)
 
道の駅ではDMV関連グッズが一杯並べられています。Tシャツやポーチ、お菓子、クッションなど。「道の駅宍喰温泉」ではDMVのジオラマ(鉄道模型)を堪能する事が出来ます。
 
 
しかし、その涙ぐましい努力にもかかわらず、阿佐海岸鉄道の経営収支は、地方ローカル線の中でも超最悪です。輸送密度(1日1キロ当たりの乗客数)で示すとわずか135人しかいません(下図参照、出典元:全国ローカル私鉄「輸送密度ワーストランキング」。2000未満の路線全リスト | タビリス (tabiris.com))。旧国鉄の赤字ローカル線の基準が4千人以下、「2千人を切ると補助金なしには従業員の人件費もまかなえなくなる」と言われる中で、この数字は地方私鉄の中でも最悪の部類に属します。
 
 
昨日泊まった民宿の女将に聞いても、「もはや通学の高校生も乗らなくなっている」のだそうです。そりゅあそうでしょう。全区間乗っても約10キロしかないのに(鉄道4駅、バス停3駅)、片道運賃は800円もします。その上、わざわざネットで予約して乗らなければなりません。毎日通学するのに、いちいちネットで予約なんかしていられません。(実際は数席の予備席が確保されているので、地元の方が急用で乗らなければならなくなった時は、予約なしでも乗れるそうです)
 
しかも、基本の造りはバスなので、タイヤで道路上を走行する分には何の問題もありませんが、鉄の車輪で線路上を走行する間は振動がまともに車体に伝わり、乗り心地が余り良くありません。
 
阿佐海岸鉄道は、もともと工事中の国鉄新線(阿佐線)の一部でした。徳島市から室戸岬を経由して高知市まで鉄道で結ぶ予定で、新線を建設中でした。しかし、その後、自動車の普及で鉄道の需要は減少。国鉄自身も赤字解消、経営再建を名目に分割民営化され、今のJR四国に。その中で、新線建設計画も立ち消えとなります。但し、徳島県の牟岐から高知県の甲浦(かんのうら)までと、高知県の後免(ごめん)から奈半利(なはり)までは、工事がほとんど完成していたので、前者は土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線、後者は阿佐海岸鉄道阿佐東線という名称で、それぞれ第三セクターの鉄道会社として開業しました。
 
ところが、今や高速バスに乗って大阪に出た方が、早く着くし料金も鉄道の半額で済むのですから、鉄道がすたれるのは当然の成り行きです。
 
所要時間・料金比較 
徳島バス 9:30南海なんば高速ターミナル~(直通)~14:48宍喰(阿佐海岸鉄道・道の駅宍喰温泉と共有のバス停) 5千円
地下鉄・JR 9:32なんば~(新大阪・岡山・徳島・阿波海南で乗換)~15:58阿佐海岸鉄道・宍喰駅 12330円 
 
だから阿佐海岸鉄道でも集客に躍起となっているのです。今、同鉄道が最も力を入れているのが「四国みぎした55(ゴーゴー)フリーきっぷ」の宣伝です。高知県側も巻き込んで、鉄道やバスの乗客を、1人でも多く「道の駅」などの観光施設に誘い込んで、1円でも多く金を落としてもらおうと躍起になっています。DMVの導入も、もはや地元利用者の利便性向上なぞ二の次で、観光客集めのアトラクションが目的になってしまっています。
 
 
「こんな金儲けの事しか考えていない赤字ローカル線なぞ、さっさと廃止してしまえ!」と、多くの人は思うでしょう。実際、鉄道ファンの私ですら、DMVに乗りに来るまでは、そういう気持ちに傾いていました。
 
でも、実際はそんな単純な問題ではなかったのです。何故なら、赤字なのは鉄道だけでなく、路線バスや高速バスも同じだからです。実際に私が乗った大阪・徳島間の高速バスも、乗客数だけで言えば、阿佐海岸鉄道と似たり寄ったりでした。
 
それでもまだ、高知県側は土佐くろしお鉄道が高知駅まで乗り入れているので、ある程度の鉄道需要はあります。それに引き換え、徳島県側は徳島駅への乗り入れもないので、県南部はもはや「陸の孤島」と化してしまっているのです。大阪から徳島市までなら高速バスで約3時間で着きます。しかし、そこから先の県南部に向かうには、さらに3時間近くかかります。
 
JR牟岐線も、徳島から阿南までは30分間隔のダイヤで運行されています。しかし、そこから先は2時間に1本のダイヤとなります。そのJR牟岐線の更にその先にあるのが阿佐海岸鉄道です。
 
実際、高速バスの車窓から眺めても、徳島から阿南までは大都市近郊の街並みです。しかし、阿南より南に下ると、山がまじかに迫り、住宅は数えるほどになります。トンネルを抜けると海沿いの道となり、漁師町が点在するようになります。私が泊まった宿のある海陽町の宍喰も、漁師町で朝が早いからか、夕方6時を過ぎると、街灯と所々灯る家の灯り以外は、街全体が漆黒の闇に包まれてしまいます。
 
この寂れようは一体何なのか?宿に置いてあった徳島新聞の今朝のトップニュースは何か?特殊詐欺の事件でも、自民党の不祥事でも、防衛増税でも、コロナ5類引き下げでもありません。地方議会の定数割れです。
 
 
地方では、過疎化や高齢化の影響で、地方議員の成り手もいなくなってしまっているのです。前日に泊まった民宿のある町の目抜き通りも、翌朝は誰一人歩いていませんでした。ところが国は、農産物の輸入自由化で国内農業を壊滅に追いやり、若者や主婦を低賃金の非正規雇用に塩漬けにしたまま、「結婚しない若者が悪い、子どもを産まない女性が悪い」となじるばかり。
 
挙げ句の果てに、肝心の自国民を見捨てて、外国からカジノや観光客を呼び込んだり、外国人を使い捨ての労働力として呼び込む事にばかり躍起になっている。これでは、国は国民を見捨てたも同然ではありませんか。
 
こんな状態で地方が栄える訳ないでしょう。「国破れて山河あり」ならまだ良い。現状は「山河荒れて国滅ぶ」です。地方ローカル線の赤字も、根本的には地方そのものの衰退が原因です。ただ単に赤字の鉄道をバスに置き換えただけで、解決する問題ではありません。
 
宍喰の目抜き通りもDMVの車内もガラガラ。
 
その地方の惨状を放置して、幾ら防衛費だけ増やしても、肝心の国民が飢えて死ねば何もならないのに。「国あっての国民」ではありません。「国民あっての国」です。国民を見捨てておきながら、防衛費増だけ押し付けるのは、余りにも虫が良すぎます。「何が国防か笑わせるな」と言いたいです。
 
それでも、国があくまで一般庶民を見捨て、都会に住む一握りの金持ちや、外国人観光客、外国人労働者だけを当てにする政策を続けるなら、阿佐海岸鉄道も一層の事、外国人観光客からバカ高い運賃をむしり取って、その金で地元の客は予約なしにDMVにタダで乗せるようにしたらどうでしょうか。そうすれば、地元の高校生も鉄道で通学するようになるのではないでしょうか。
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何故トイレの照明消し忘れが多いのか?

2023年01月14日 04時57分43秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
私は最近トイレの照明消し忘れが多い事に気が付きました。最初は年のせいかと諦めていましたが、実はそれだけではなく、「トイレの構造が変わった事にも原因があるのではないか?」と言う仮説に行き着きました。
 
私は現在、マンションのワンルームに住んでいるので、トイレもユニットバスに併設されています。ユニットバスの扉を閉めると、たとえ照明を消し忘れていたとしても、扉を閉めてしまうと分からなくなってしまいます。
 
もし照明を消し忘れてしまっても、扉の下の隙間から光が漏れる仕組みになっているので、そこで気が付きそうなものですが、実際は隙間が下の方にあり、漏れ出る光も弱いので、なかなか気が付きません。
 
それに対して、昔住んでいた実家のトイレは、扉の上部に小さな灯り窓が付いていたので、もしトイレの照明を消し忘れたとしても、窓から漏れる灯りの光で、消し忘れに気が付く事が出来ました。
 
 
それともう一つ。照明スイッチの形が変わった事も、消し忘れが増えた原因としてあるのではないでしょうか?昔のスイッチは、左下の写真のスイッチのように、指先で開閉を確認出来ました。この昔のタイプのスイッチの事を「片切りスイッチ」と言うのだそうです。
 
だが、今のスイッチは、開も閉も同じ肌触りなので指先では確認出来ません。その代わりに、スイッチのランプが緑色に点灯する事で、トイレ(ユニットバス)の照明が消えた事を確認する仕組みになっています。点灯した事で消灯を確認する、このランプが付いたスイッチの事を「ほたるスイッチ」と言うのだそうです。
 
確かに「ほたるスイッチ」は便利です。昔の「片切りスイッチ」とは違い、リモコンでも操作できるので、夜間ベッドで寝ている時も、トイレに行きたくなれば、ベッドからリモコンで室内の灯りを付けて、明るい中でトイレに行く事が出来るようになりました。
 
その代わりに、開閉を指の感覚で確認出来なくなったので、その分、照明の消し忘れが増えてしまいました。しかも、私の部屋の場合は、上から順に、室内灯、ユニットバス灯、ユニットバスの換気扇と、3つも「ほたるスイッチ」が連なっているので、1つぐらい消し忘れても全然気が付かないw。
 
 
この「ほたるスイッチ」は、今のマンションやオフィスなどの集合住宅によくあるタイプのスイッチで、昔の戸建て住宅にはあまりありませんでした。昔の実家は戸建て住宅で、私はそこに住んでいた期間が比較的長かったので、今の「ほたるスイッチ」には余り慣れていません。それでトイレの照明消し忘れに気が付かないのではないか?と、ふと思うようになりました。
 
そこで、トイレ(ユニットバス)の扉に冒頭の写真の貼り紙を貼る事にしました。さて、これでどれくらい消し忘れを防ぐ事が出来るでしょうか?一度試してみる事にします。
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発熱患者を3時間半も外で放置するな!

2023年01月05日 05時32分00秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
(第1幕)
実は一昨日(1月3日)から咳と鼻水が止まらず、今朝、体温計ったら37.3度ありました。そこで昨日(4日)の午前中に近所のクリニックに行ったのですが、診察してもらえませんでした。
発熱患者はクリニックの建物ではなく、外の駐車場の中にある発熱外来のテントで受付してもらわなければなりません。テントをノックしてスタッフに声をかけて診察してもらう仕組みになっているのですが、うっかりノックするのを忘れていました。
勿論、私にも言い分があります。テントの外には既に20人ぐらい行列が出来ていて、最後尾は駐車場の外にもはみ出していました。そこには注意書きの看板もありません。
これでは誰しも並んでいたら順番で診察してくれると思うでしょう。実際に私と同じ最後尾にいた数人も、受付終了後に初めて看板の存在を知ったと言っていました。
そんな大事な事なら、もっと目に付く所に、もっと分かりやすく書くべきです。次の診察受付開始は当日16時からなので、そこにまた並ぶ事にします。
 
(第2幕)
16時前に体温計ったら36.9度でした。一応37度以下なので平熱の範囲ですが、元々感度の悪い安物の体温計で、37度近くの数値が出る事なぞ今までなかったので、少し心配です。
発熱外来のテントには16時20分に来ました。まだ受付開始から20分ぐらいしか経っていないのに、もう20人以上も前に並んでいます。
今度はテントで受付を先に済ませましたが、「体温37.5度以下の場合、治療には保険適用されない」と言われました。そんなん聞いてないぞー!それでも背に腹は変えれないので、診察だけでもしてもらう事にします。
 
(第3幕)
段々腹が立って来た。16時20分に並び始めてから、もう1時間経つと言うのに、まだ前には15人ぐらい並んでいる。その間ずっと寒空の駐車場で突っ立ったまま。これでは風邪を余計にこじらせてしまう。わざわざコロナに感染しに来たようなものだ。
せめて整理券ぐらい配れよ。そうしたら、順番待つ間にトイレに行けるし、近くのコンビニで買い物済ます事も出来るのに。この国の発熱患者に対する扱いは、ホームレスに対する扱いと同じだ。
 
(第4幕)
18時15分を回ってからようやく列が前に進み出した。それでもまだ10人ぐらい前にいる。現在、快晴で気温7℃。これからますます寒くなる。
それにしても看護婦の態度のムカつく事。自転車で乗り入れた患者に「ここは駐車場だから自転車は外に」と。かまへんやないか。自動車の出入りの邪魔にならない場所に止めているんだから。そんな事より、患者を寒空の中に放置している事の方が、よっぽど問題だと思うのだが。
 
(第5幕)
20時前になってようやく私の番か来た。問診票に体温や今の症状を記入した後、改めて体温測定。今でも少し熱っぽいのに、36.3度しか無かったのが意外だった。ちゃんと計ってくれたのだろうか?その後、アクリル板の向こうから医師が聴診器を差し出して聴診。
医師によると、「体温が37.5度以上でなければPCR検査も実施出来ない」のだとか。「コロナだともっと高熱が出るので、多分、コロナの心配はないだろう」とも。
取り敢えず咳止め、鼻水止めの薬を処方してもらう事にした。これからまだ薬をもらい、支払いが済むまでは帰れない。それまで外で待機しないといけない。わざわざ寒空の下で3時間以上も並ばされた挙句に、たったこれだけの処置で終わった。これでは自分で薬局で市販薬買ってしのぐ方がはるかにマシだ。
 
(第6幕)
結局、聴診だけの医療行為に対して3150円も治療費を請求された。「高すぎるのではないか?」と看護婦に聞いたが、「夜間診療と2類感染症(コロナ)絡みで通常の治療費よりも高くなっている」と返された。
領収書には項目別に診療報酬の値段が書かれているので、それを見たら、総点数1049のうち「2類感染症患者診療加算」が250、その1行上の「院内トリアージ実施料」300まで含めると合計550にもなる。
「トリアージ」とは治療に優先順位を付ける事だ。飛行機事故の救援現場などで、先に治療しなければならない重傷者から病院に搬送し、軽傷者は後回しにする事が行われて来た。それがトリアージだ。
この2項目を合わせると、診療報酬の総点数に占める割合は52%余にもなる。「この病院はコロナ治療で大儲けしている」との噂が絶えないのも納得出来る。
 
(第7幕)
コロナ治療の現場でも、限られた医療資源の中で、体温37.5度で線引きし、それより体温の高い患者から優先的に治療される。
それ自体に異を唱えるつもりはない。しかし、じゃあ体温37.4度の人は重症ではないのか?人にはそれぞれ個人差があり、中には36度台でも病状がつらい人がいる。それに、ひょっとしたら、この37.5度以下の集団の中にも、コロナ患者が潜んでいるかも知れないじゃないか。
だったら、重症者から先に治療するのは良いとしても、保険適用自体は別に37.5度で線引きせずに、患者全員を対象にし、対象者全員にPCR検査を実施すべきだろう。
 
(第8幕)
別にコロナで儲けようと構わない。患者をちゃんと治療してくれるなら。ところが、この病院はそうではない。発熱患者を3時間以上も駐車場の寒空の下で放置し続けた。そのくせ、自転車の置き場所まで患者に難癖つけて。
確かに、このクリニックのやっている事は違法ではない。ちゃんと法律に則って、発熱患者を隔離診療しているのだから。
でも、法律以前にもっと重要な事をこのクリニックは忘れている。それは「医は仁術」という事だ。その気持ちさえあれば、患者を外の寒空の下で3時間以上も放置したりはしない。このクリニックにとっては、「医は算術」でしかないのだろう。
 
(第9幕)
大事を取って今日(1月5日)も1日会社を休む事にした。昨日の公休日のうちに治しておけば、こんな事にはならなかったのに。病院に行って逆に症状を余計にこじらせる事になるとは思わなかった。
取り敢えず今日の所は、昨日もらった風邪薬を服用して1日様子を観る事にする。それで症状が治らなければ、昨日行ったクリニックに夕方からまた行く事にする。今行っても外に放ったらかしにされた挙句に、ろくに診てもらえないのが目に見えているから。
 
(第10幕)
それにしても、薬の種類の多い事。総合感冒薬以外に、のどの痛み止め、痰の排出促進薬、咳止め、鼻水止めと5種類もあるのだから。それぞれ服用のタイミングや用量が違うので、処方箋と首っ引きで服用しなければならない。この薬代だけで1380円もかかった。勿論、昨日の診察代3150円とは別だ。
何故、こんな薬の出し方をしたのか?ろくに診察もしてないので、それを薬でカバーしようとしているとしか思えない。薬の収入は全てクリニックに入る。さすがは「医は算術」のクリニックだけある。
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新年早々のオフ会

2023年01月04日 08時51分59秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

元旦の公休日にブログ仲間が私に会いに来ました。タブレットさんいう方です。

鉄道趣味の仲間で、JR全線完乗達成を目指されています。北海道の方で、地元で「安全問題研究会」という団体を立ち上げ、JR北海道の廃線問題について地元で講演会の司会をされたり、労働問題の雑誌に寄稿されたりされて来ました。

タブレットさんが「安全問題研究会」代表としてまとめ上げられた根室本線(富良野~新得間)廃止反対の提言
https://blog.goo.ne.jp/hitorasiku/e/ca6f4a0104e4a792d7e8183c4a892e9f

元々、福島県出身の方で、福島原発事故を機に北海道に移住されました。その関係で、鉄道だけでなく原発問題についても、自身のブログで取り上げて来られました。

その方が、嫁さんの実家のある大阪に、このお正月に来る事になり、そのついでに私にも会う事になりました。

私がタブレットさんと知り合ったのは、確か「安全問題研究会」のブログでJR福知山線事故の記事を読み、コメントを寄せたのがきっかけだったと思います。ブログ仲間としては長い付き合いになりますが、リアルでお会いするのは初めてです。

でも、元旦早々から開いている店なぞあるだろうか?それに、タブレットさんは、胃がんの手術で胃を摘出された方です。食物は大腸で消化されますので食事は普通に食べれますが、飲酒は自制されています。そういう方と、酒も飲まずにどれだけ打ち解ける事が出来るのか?

そこで、彼を折から開催中の「釜ヶ崎越冬祭り」に招待する事にしました。元旦の16時にJR天王寺駅で落ち合い、徒歩で西成のあいりん地区(旧名・釜ヶ崎)まで移動し、地区内の各所を案内した後、越冬祭りを堪能。炊き出しのカレーを食べた後、18時過ぎにJR新今宮駅で、次の再会と今後の互いの健闘を祝して別れました。

タブレットさんの住む札幌近辺には、釜ヶ崎のような場所はないので、非常に興味を示されました。帰りに数冊の寄稿雑誌とお土産をいただきました。

その後、タブレットさんがライフワークにされているJR北海道の廃線問題について、私も改めて検討してみました。この問題については、既にJR北海道が2016年(平成28年)に提言を公表しています。そこでは、JR北海道全線区の半分以上を占める13線区について、「会社単独で維持するのは困難」として、「廃止(バス転換)を前提に地元の市町村と話し合いをさせてもらう」と書かれています。

13線区の内訳は以下の通りです。いずれも輸送密度(1日1キロ当たりの輸送人数)200人未満の線区です。

既に廃止が決定した線区:①石勝線(新夕張~夕張)、②日高線(鵡川~様似)、③札沼線(北海道医療大学~新十津川)、④根室線(富良野~新得)、⑤留萌線(深川~留萌)。うち石勝・日高・札沼線については廃止が確定。残りの根室線についても災害の為に長期に渡って運休が続いている。被災しても復旧せず、逆に廃止の口実にしている非道さには、さすがに私も開いた口がふさがりません。

廃止を前提に地元協議を進める線区:⑥宗谷線(名寄~稚内)、⑦根室線(釧路~根室)、⑧根室線(滝川~富良野)、⑨室蘭線(沼ノ端~岩見沢)、⑩釧網線(東釧路~網走)、⑪日高線(苫小牧~鵡川)、⑫石北線(新旭川~網走)、⑬富良野線(富良野~旭川)。

もし、こんな提言が認められてしまったら、北海道の北部や東部から鉄道が全てなくなってしまいます。稚内や根室、網走に行くにも、バスか乗用車でしか行けなくなってしまいます。釧路湿原や知床半島、富良野のラベンダーの里など、沿線に豊富な観光資源を抱え、北見の玉葱を東京など大消費地に運ぶ重要な役割を果たしている路線も、全てなくなってしまいます。

「赤字だからバス転換すれば良い」と言いますが、バス会社も民間企業です。儲からなくなれば撤退します。鉄道を廃止した事で更に地域が寂れ、やがてバスも走らなくなります。残るのは乗用車やトラックだけとなります。お年寄りや通学の高校生など、乗用車に乗れない人は一体どうすれば良いのでしょう?非正規労働者にとっても今やマイカーは高嶺の花です。これらの人たちは「一歩も家から出るな」と言うのでしょうか?

この提言を書いた人は、バスやトラックの業界が深刻な人手不足に陥っているのを知らないのでしょうか?慢性的な低賃金・長時間労働の為に、幾ら人を募集しても集まらない。運転手の高齢化もどんどん進む中で、最後には北海道の玉葱を東京に運ぶ人もいなくなる。ただでさえ玉葱の値段が高騰する中で、北海道の玉葱が食べれなくなったら、一体どうなるのでしょうか?

そもそも鉄道と他の交通機関では、輸送力が桁違いです。鉄道なら1編成の列車で一度に数百人は運べます。しかしバスだと、せいぜい50人が限界です。乗用車では数人しか運べません。そのくせ燃料は一杯食います。これだけ地球温暖化の危機が叫ばれている時代に、何故、敢えて資源浪費の道を選ぶのか?私には全然理解できません。

そもそも、何故、鉄道が赤字になったのでしょうか?国が新幹線や高速道路の拡充にばかりお金を使い、在来線に十分な予算を振り向けて来なかったからではないですか。新幹線や高速道路の開通で、確かに終着地には早く着く事が出来るようになりました。でも、それで潤うのは終着地に住む人たちだけです。途中の市町村は、逆にダイヤ削減で不便になりました。その為に、今やどこも寂れる一方です。

私も乗り鉄の端くれなので、各地を旅行します。そこで見たのは、地方都市でありながら、駅前に人っ子一人いない商店街でした。今や、そんな町があちこちに広がっているのです。このままでは日本は、北朝鮮のミサイルや原発事故で滅ぶ前に、地方衰退で滅ぶ事になるでしょう。

JRの鉄道赤字について語る際には、それに加えて旧国鉄分割・民営化の弊害にも触れておかなければなりません。JR各社のうちで、赤字なのは北海道・九州・四国のいわゆる「三島会社」だけです。本州のJR東日本・東海・西日本の各社は、今でも黒字で莫大な内部留保を抱えています。コロナの影響でここ数年は赤字が続いていますが、既に業績回復で黒字基調に戻りつつあります。JRグループ全体では黒字なのに、不採算部門だけ取り上げ「赤字宣伝」で住民を恫喝する。そんな卑怯な真似は止めてもらいたいと思います。

この提言の「ずるい所」は、鉄道赤字が国の失策による「人災」である事をひた隠しにしながら、赤字の責任を沿線住民に押し付けている点です。「鉄道を廃止してほしくなければ、ダイヤ削減も運賃値上げも容認しろ。自治体からの補助ももっと寄こせ。(自分でダイヤ削減しておきながら、不便になった鉄道に)頑張って乗れ」。

やれ「老朽化した橋やトンネルの改修にお金がいる」「雪かきにお金がいる」と御託ばかり並べていますが、「だったら予算をもっと寄こせ」と国に要求するのが筋です。JRは確かに民間企業ですが元は国鉄。それを分割・民営化しても経営を維持できると判断したからこそ、国もそうしたのでしょう。

それが今頃になって投げ出すとは。それで乗客にばかり責任転嫁するのは筋違いです。鉄道があるからこそ、大雪の日でも通勤や通学が出来るのです。道路はそういう訳にはいきません。幹線道路は何とか除雪できても、生活道路にまでは手が回りません。雪で何日間も集落が「陸の孤島」になったニュースが、冬になると必ず流れて来ます。その時にようやく鉄道の有難味が分かっても、もう廃止されたら手遅れです。

こんな提言を出すようでは、「JR北海道は国民に喧嘩打っているのか?」と思われても仕方ありません。「儲かる路線だけ自社で営業し、儲からない路線は廃止か第三セクターで負担を住民にしわ寄せ」。そんな無責任な鉄道会社なら不要です。もはやJR北海道は、経営権を一刻も早く国に返上して、再国有化してもらった方が良いと思います。

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非正規労働者は正月も普段と変わらない

2022年12月28日 21時29分20秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
今年は年越し蕎麦に入れる蒲鉾・天麩羅を早めに買った。年末はいつも買う商品が売場から撤去され、バカ高い迎春用の商品だけになる。しかし、誰が何千円もする蒲鉾を蕎麦に入れるのか?我々、非正規労働者は盆も正月も仕事で普段の生活と変わらないのだから、迎春用だけでなく通常の商品も売場に置けよ(以上、12月26日のツイート)
 
年末年始が休みのスーパーが増えました。ライフは正月三ヶ日全店休業、イズミヤも元旦はほとんどの店が、2日も約半数の店が休みとなります。しかし、店に商品を供給する物流センターは年末年始も稼働します。それどころか、年間で最も忙しい時期になるので、通常の公休日以外は全員出勤となります。その上、派遣のバイトも大勢雇い、本社からの応援部隊も多数来ます。
 
スーパーが休みになるのは「働き方改革」の一環で、普段休みが少ない流通産業の労働者にも正月ぐらいはゆっくり休んでもらおうという趣旨だそうです。でも、はっきり言って、その恩恵を被るのは店舗の従業員だけです。幾ら店だけ閉めても、物流センターには次の開店日の商品がどんどん入荷して来るので、とても休めるような状況ではありません。「働き方改革」を標榜するなら、店の従業員だけでなく、物流センターや加工センターの従業員も休めるようにして欲しいです。
 
それに、物量の変動が余りにも激しいのも勘弁して欲しいです。普段の2倍、3倍に物量が増えるからと言って、人員や備品も2倍、3倍に増える訳ではありません。せいぜい1.5倍に増やすのが関の山です。その差は全て従業員の負担増となってのしかかって来ます。
 
そもそも、最近はコンビニも普及して、少子高齢化で単身家庭も増えて、正月も以前ほど買いだめする必要がなくなりました。昔みたいに大量に商品を発注しても、余らせて腐らせてしまうだけです。今、政府はSDG’s(エス・ディー・デイズ:持続性ある開発)と言う事で、レジ袋のリサイクルや有料化を推進していますが、だったら尚更、ゴミや食品ロスの原因になる商品の大量発注は見直すべきです。
 
年末になると、スーパーにはお正月商品ばかりが店頭に並びます。惣菜売り場に行っても、並んでいるのは、バカ高い迎春用の蒲鉾や餅、数の子、しめ飾りなどの縁起物ばかりになります。逆に、普段買う安い蒲鉾は店頭から撤去されてしまうので、毎年大晦日の日には年越しそばに入れる蒲鉾の確保に苦労します。だから今日早めに、年越しそば用の蒲鉾と青ねぎ、だしつゆを買いました。
 
私達、非正規労働者は、正月になっても、別に休みが増える訳じゃありません。それどころか、普段以上に仕事が増え、人手不足も激しくなるので、踏んだり蹴ったりなのてす。その分、繁忙手当は出ますが、ほんの申し訳程度の金額です。その上、食料確保にも奔走しなければならないので、正月はむしろ苦痛ですらあります。
 
そんな中でも、着々と年越しの準備が進みます。今日、冷蔵庫とキッチン周りの「棚卸し」をしました。
 
(農産系)
・玉葱1玉 12/25購入
・洋人参1本 同上
・青ねぎ(カット小)1パック 12/28購入
・ピーマン(2個入り)1パック 同上
・春キャベツ4分の1カット 同上
 
ピーマンと青ねぎは、ワンドア式の冷蔵庫で冷凍室がない為に製氷室で保存。以前、ピーマンを買って、夏野菜のイメージで常温保管して腐らせてしまった事があったので。洋人参は湿り気と乾燥が大敵なのでキッチンペーパーとサランラップに包み、野菜室の代わりに冷蔵庫の飲料ボックスに立てて保存(右上写真の赤矢印の商品)。
 
(加工食品系)
・お料理用ベーコン70g 2パック 来年1/17期限
・燻製屋ウインナー90g 1パック 来年1/27期限
 
(日配・惣菜系)
・おでん種440g 1パック 来年7/29期限
・絹ごし豆腐150g 2パック 来年1/6期限
・しそ海苔納豆40g3個組 1パック 来年1/4期限
・ソース付無視焼きそば3個組 1パック 来年1/9期限
・卵10個入 1パック 1/9期限
 
(常温保管系)
・スイートコーン(レトルト) 1本 来年7/22期限
・玉葱 1個 12/25購入
・えび天麩羅(レトルト3個入) 1パック 来年1/15期限
・鯖味噌煮缶100g 3個
・いわし蒲焼缶90g 1個
・麻婆豆腐の素(甘口)3人前200g 1パック
 
 
今日の夕食。卵焼きにウインナー、メークインとキャベツの味噌汁。ご飯の上にしそ海苔納豆。以前「ポツンと一軒家」のテレビ番組で取り上げられていた味噌汁を実際に自分で作ってみました。大変美味しかったてす。
ところで、そのメークインを包丁で切ったら、中に空洞があり、その周囲だけ黒ずんでいました。別に腐ってはいなかったので、皮だけむいて味噌汁の中に入れて食べましたが。あの空洞は何故出来たのか?誰か分かる人いますか?
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犬鳴山温泉の日帰り入浴

2022年12月15日 21時15分12秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
昨日の公休日に泉佐野の犬鳴山温泉で日帰り入浴して来ました。ちょうど年末で使用期限が切れる入浴割引券が残っていたので。ワンルームのユニットバスでは満足に足も伸ばせないし。都会の健康ランドは毎日満員で静かに入浴出来ないので。
 
それに私は冬になるとよくアカギレになります。また仕事柄、腰痛の持病も抱えています。そんな私にとって、肌荒れや筋肉痛に効く温泉は必要不可欠です。そこで、今までも近場で何度も行った事のある犬鳴山温泉にまた行く事にしました。
 

温泉に入る前に、まず犬鳴山の霊場にお参りしました。犬鳴山は修験僧の役行者 (えんのぎょうじゃ)が開いた日本最古の霊場で、七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)というお寺を中心に、渓谷沿いに滝や険しい岩場が点在しています。


犬鳴山の名前も、大蛇が猟師を襲おうとしていたのを、猟犬が見つけ吠え立てたので、猟師が「うるさい!」と怒って猟犬の首を斬り捨ててしまった後で、頭だけになってもなお蛇を咥えて離さなかった猟犬を見て、猟師が犬を弔う為に出家した故事に由来します。

 
左:霊場入口の結界、右:両界の滝
 
左:大黒天を祀った岩屋、右:山門(瑞龍門)
 
七宝瀧寺の名前も渓谷沿いの7つの滝に由来します。しかし、最初の「両界の滝」、中間の「塔の滝」、最奥の「行者の滝」の3つは案内図にも載っていたので直ぐに分かりましたが、残り4つの滝(弁天の滝、布引の滝、古津喜の滝、千手の滝)はどこにあるか全然分かりませんでした。支流の沢にあるようですが見つけられませんでした。中にはもう涸れて水が流れなくなった滝もあるのではないでしょうか?

左:塔の滝、右:7つの滝全てが記載された昔の地図 


犬鳴山の名前の元になった猟犬の墓を通り過ぎ、韋駄天明神に腰痛防止のお願いをしたら、いよいよ七宝瀧寺の本堂と行者の滝です。この行者の滝で修験僧が滝に打たれて修行します。本格的な修行はこの滝の上の山の中で行われます。その山中にも修行の為の祠や岩場が点在しています。そこによじ登って行く為の鎖が行者の滝の横に付いています。


左:猟犬の墓、右:韋駄天神(腰痛防止の神様)


犬鳴山の修行の中には、奈良県の大峰山などで行われている度胸試しの「覗き」もあるようです。縄で足を括りつけられ、先輩の僧たちの手で引っ張られた修験僧が、断崖絶壁から下をのぞき込む荒行です。一般の方でも申し込めば修行体験できるそうです。うちの会社でも、出来の悪い社員に渇を入れる為に、社員研修で修行に参加させたらどうでしょうか?w。


犬鳴山は、標高こそ低いものの谷が険しいので、大阪の近くにいながら、まるで深山幽谷に迷い込んだかのような気分が味わえます。行者の滝から更に奥へハイキングコースは延びています。最終ゴールは山頂付近の五本松の展望台です。展望台の近くにはハイランドパーク粉河という休憩所もあり、レストランで簡単な食事もいただけます。でも、ここから先はもうハイキングというより登山に近くなるので、今回はパスして麓の温泉街まで戻ります。


左:行者の滝(遠くから見た図)、右:同(間近に見た図。崖をよじ登る鎖も付いている)


温泉街まで戻ったらもう正午過ぎになっていました。お昼は温泉街の外れにある「カフェテラス空」という喫茶店で、犬鳴地鶏の唐揚げ定食をいただきました。前菜も付いて税込千円です。その値段で地元産の新鮮なお肉や野菜がいただけるので、旅館のランチよりはるかにお得です。喫茶店も古風な落ち着いた感じで癒されました。 


左:カフェテラス空(外観)、右:同(店内)


左:犬鳴地鶏の唐揚げ定食(前菜)、右:同(メインディッシュ) 


温泉は「み奈美亭」という旅館の温泉に入りました。割引券もその旅館が発行したものです。霊場の渓谷を潤した犬鳴川が温泉街の中を流れ、やがて樫井川と名を変え大阪湾に注いでいます。旅館の内風呂や露天風呂からは犬鳴川の渓谷が見渡せます。私が温泉に入った時は他に先客が誰もいなかったので、露天風呂からの眺望もこっそり写真に撮らせてもらいました。


左:み奈美亭(外観)、右:同(露天風呂からの眺望)


お土産には和歌山県産のジャバラ(注)ジャムと柿の羊羹、大阪湾で獲れたガッチョ(メゴチ)の唐揚げ、熊野牛のカレーを購入しました。こちらは割引クーポンなぞ持っていなかったので、ちょうど税込二千円かかりました。少し使いすぎたかも知れません。(注)ジャバラ:和歌山県北山村に自生する幻の果実。みかんの様な形をしていて栄養豊富。 


旅館の看板犬「さくらちゃん」も、初めて来た時は宿泊客にワンワン吠えていましたが、今やこんなに人懐こくなりました。私も動物好きなので癒されます。


その熊野牛のカレーを今夜の夕食にいただきました。レトルトパウチのカレーで、案の定、具はほとんど入っていませんでした。そんな事もあろうかと、事前にヒレカツを買っておいて良かったです。大根サラダやカボチャポタージュスープと一緒にいただきました。


左:看板犬のさくらちゃん、右:ホテルで買ったお土産


実は犬鳴山温泉以外に近くの健康ランドの入浴割引券も持っています。しかし、その健康ランドはいつも満員なので、いつしか行かなくなりました。これからは、少し遠いですが静かに、ゆっくり入浴できる犬鳴山温泉の方に日帰り入浴に行く事にします。

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味噌汁バンザイ!\(^o^)/

2022年11月30日 15時58分00秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
8月から注文して来た生協の宅配夕食弁当ですが、もう11月一杯で止める事にしました。別に弁当なぞ買わなくても、味噌汁を自分で作るようにすれば、充分夕食のおかずになる事が分かったので。
 
味噌汁だけで夕食のおかずになる事は、一人暮らしを始めた頃に、知人からもアドバイスをいただいていたので、頭では分かっていました。でも、いざ自炊を始めると、メインのおかずを作るので精一杯で、味噌汁にまで手が回らず、ついつい即席の味噌汁に頼ってしまっていました。
 
そんなある日の事。「ポツンと一軒家」というテレビ番組で、どの回か忘れましたが、山奥の一軒家に住む一人暮らしのお婆さんが、ジャガイモとキャベツの味噌汁をおかずに、ご飯を美味しそうに食べていたのを観て、私も食べたくなりました。そこには味噌汁の他には、椎茸の佃煮と何かの漬物しか、おかずはありませんでした。でも、そのお婆さんは、そのおかずで、ご飯を本当に美味しそうに食べていました。
 
考えてみれば、味噌汁ほど便利な物はありません。
①鍋一つで手軽に作れる。
②タンパク質も野菜も取れて栄養豊富。
③白ご飯と味噌汁は和食の定番料理。毎日食べても飽きない。
④なので、野菜の残りも毎日の具材に利用できる。
⑤応用範囲が広い。
 
その中でも特に①が魅力です。自炊歴が浅く、料理のレパートリーの少ない私でも、味噌汁なら簡単に作れます。油を使わないので食べた後の後片付けもラクチン。鍋を洗う際も、洗剤使わなくても水洗いだけで十分汚れが落ちます。
 
それと同じくらい④も魅力。一人暮らしだと、どうしても野菜が余ってしまいます。白葱1本、最小パックの万能葱でも、使い切るまで最低4日はかかります。そんな調子では、折角野菜を買っても、使い切れずに腐らせて捨てざるを得ません。それが嫌で野菜を買わなくなるのです。でも、味噌汁にして毎日飲めば、そんな必要もなくなります。
 
最後の⑤についても、味噌煮込みうどん、味噌ラーメン、味噌鍋など、色々な料理にバージョンアップ出来ます。これから寒い季節になりますが、別に高い牛肉を無理やり買って、すき焼きにしなくても、豚汁でも十分体が温まります。
 
唯一気がかりなのが、塩分の過剰摂取ですが、1日1杯までに抑えれば大丈夫。昼食の社員食堂にも味噌汁は必ず出るので、夕食も味噌汁だと1日の制限量をオーバーしてしまいますが、その程度なら、お茶を飲んで塩分濃度を薄めれば、腎臓に負担をかけずに済む事が分かりました。
 
味噌汁にはチューブになったマルコメ味噌の「料亭の味」を使っています。出汁は当初は「シマヤだしの素」を使っていましたが、それだと塩分の取り過ぎになるので、今は鰹節のミニパックに変えました。
 
流石に味噌汁だけでは、夕食のおかずとしては物足らないので、他に簡単なおかずも付けるようにします。卵焼きにコロッケとか、ウインナーの野菜炒めとか。そうすれば、もうそれで充分、晩ご飯のおかずになります。
 
即席の味噌汁では、とても夕食の主菜にはなりませんでしたが、自分で作る具沢山の味噌汁には、豆腐や葱も新鮮な物を使う事が出来ます。白葱がこんなに甘くて美味しいなんて、自分で味噌汁を作るようになるまで分かりませんでした。
 
一人暮らしを始めた頃は、面白がって色んな料理に挑戦してみたものの、毎日献立考えたり買い物に行くのが、次第に重荷に感じるようになっていました。でも、料理人の土井善晴さん曰く「ジャガイモの煮っころがし一つでも立派な料理になります」。そう考えると少し気が楽になりました。もうこれからは、味噌汁を主菜に、和食中心のヘルシーな食事を心がけるようにします。
 
先日も、勤務先のロッカールームで、サラダ油の価格高騰が同僚の間で話題になりました。その時も、「主菜を炒め物から味噌汁に変えたら、家計の節約になる」「今回の値上げを機に、サラダ油などの輸入品や加工食品から、味噌などの国産品、発酵食品中心の食生活に移行しても良いかも」とアドバイスしたら、結構受けました。勿論、この程度の対策で生活が守れる訳がありません。でも当面の時間稼ぎにはなります。「上に政策あれば下にも対策あり」です。
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JR久留里線の末端区間は本当に無駄なのか?(その3)

2022年11月26日 22時13分53秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

JR久留里線乗り鉄レポート(初日2日目)の記事に続き、周辺観光地を巡った記録も少し書きます。しかし、初日は雨にたたられ、実際に回れたのは2日目だけです。特に初日は雨で靴や靴下がびしょびしょに濡れてしまった為に、乗り鉄レポート以外は、久留里駅前の名水広場と酒ミュージアム(旧・久留里観光交流センター)を見学しただけで終わりました。

久留里は名水の里として知られ、町中の至る所に自噴する井戸が散らばっています。その名水を利用して醸造業が栄えました。駅前の酒ミュージアムも昔の酒蔵を転用したものです。紅葉シーズン限定の久留里線増発便(通常は久留里止まりの便も全て上総亀山行きとなる)のダイヤも、この酒ミュージアムでようやく入手する事が出来ました。
 
 
その夜は上総亀山駅から徒歩20分ほどの場所にある亀山温泉ホテルに泊まりました。一泊2万6千円の所、「千葉とく旅キャンペーン」のおかげで5千円割引価格の2万1千円余りで済みました。それでも高額には違いありませんが。たまには骨休めにそんな「贅沢」も必要です。その上、3千円のクーポン券までもらって感謝感激。但し、このクーポン券については後述するように、疑問も感じました。
 
そして何よりも、雨でびしょびしょになった私の靴や靴下を、ホテル従業員の方がボイラー室で乾かしてくれて助かりました。もし、このご厚意がなければ、2日目の旅行は諦めなければならないところでした。夜は久しぶりにホテルの大浴場でゆっくりくつろぐ事が出来ました。
 
 
2日目は亀岩の洞窟(濃溝の滝)を観て来ました。朝6時にホテルの送迎マイクロバスで現地に移動。洞窟の上部の岩が下の水面に映り込んでハート型の形になるのは一年中でも僅かな期間なので、残念ながら私が行った時はただの洞窟内の滝壺でしかなかったです。それでも荘厳な雰囲気が辺り一面に醸し出されていました。
 
 
この洞窟は、実は自然に出来た物ではなく、人間の手で作り出された物です。山がちな房総半島内陸部で、少しでも耕地を広げようと、曲がりくねった川を短絡する為に、トンネルで山に穴を開け、そこに川を通しました(「川廻し」)。そして、元の河道を水田にして、新しい川の水を用水路に引き入れたのです。短絡された河道には、トンネルの入口と出口で標高差が出来ますから、そこに急流が生まれ、滝が出来ました。それが「農溝の滝」です。現在、旧河道は自然公園の遊歩道として整備されています。
 
 
残念ながら、くだんの洞窟・滝のハート型の写真は撮れませんでしたが、他の場所で、それに類する写真が一杯撮れました。朝早く出掛けたので、ホテルの周りのダム湖(亀山湖)にも朝もやが立ち込め、荘厳な雰囲気を醸し出していました。朝日が雲の切れ目から覗いていて、それがまるで洞窟から差し込む光のように見えたり。朝日がダム湖の水面に反射して、太陽が2つ現れたように見えたり。
 
 
 
亀山湖にも小さな滝が注いでいて(分かりにくいですが上の写真の右側にあります)、その横には綺麗な地層が浮かび上がっていました。そう言えば、ここからさほど遠くない養老渓谷にも、同じ様に地層が浮き出た所があり、「チバニアン」と命名され新たな観光地になっているそうな。亀山湖に浮かぶ鳥居も人工物だそうです。昔はここに出羽三山詣の鳥居(亀山水天宮)がありましたが、ダム建設で水没する事になり、それを憐れんだ地元の方の尽力で、新たに水面に鳥居が建てられるようになりました。こんな素晴らしい所が上総亀山駅から徒歩圏内に広がっているのです!
 
 
この周辺にも見所が多数あります。あるどころか多過ぎてとても回り切れません。その一つ一つが結構離れていて、マイカーでしか行けない所ばかりです。最近でこそ、この地域は「奥房総」と呼ばれるようになり、「房総半島に残された最後の秘境」として、脚光を浴びるようになりました。それでも、鉄道も高速道路も、房総半島海沿いの既存のリゾートと東京・横浜を結ぶルートが未だにメインで、「奥房総」の観光地には不便なルートでしか行けません。さらに奥房総から他の奥房総の観光地に向かうには、もうタクシーを使うしかありません。
 
例えば、亀山湖と養老渓谷は、同じ山一つ越えた向かい側にある観光地ですが、山越えのバス路線はありません。君津市が補助するデマンドタクシーも、君津市内なら予約すれば500円でどこにも行けますが、君津市外の養老渓谷には行けません。片道4〜5千円もする一般のタクシーを手配しなければ行けないのです。
 
 
その中で、もしJR久留里線が、今の上総亀山止まりではなく、山を越えて上総中野にまで到達していたら、どれだけ便利になっていたでしょうか?上総中野からは小湊鉄道で養老渓谷や千葉市・市原市方面にも出る事が出来ます。同時に、いすみ鉄道で大多喜・大原方面にも出る事が出来るのです。
 
今までは亀山湖から上総中野に行く人は余りいませんでした。奥房総の観光地がほとんど知られていなかったからです。でも今は違います。亀山湖も笹川湖も、七里川渓谷も養老渓谷も、週末ともなれば大混雑です。当初の予定通り、久留里線と木原線(現・いすみ鉄道)が繋がっていたら、どれだけ便利になっていたか。
 
高速道路は大都市間や、大都市と観光地を結ぶだけなので、繁栄するのは末端の大都市と観光地、後は途中の「道の駅」だけです。既存の鉄道沿いの市町村は、逆に観光客を奪われ寂れる一方です。その寂れ方たるや凄まじいものがあります。昔は賑わっていたであろう地方都市の駅前が、今やどこも軒並みシャッター街と化してしまっています。日中でも営業しているのはコンビニとパチンコ屋だけ。今やそんな駅前商店街がどんどん増えています。
 
その中で、東京アクアラインに高速道路だけでなく鉄道も通し、瀬戸大橋のようにしていたら、一体どれだけ駅前商店街が潤うでしょうか?東京・横浜・川崎から鉄道一本で、木更津や久留里の城下町、亀山湖や大多喜町、養老渓谷にも行けるようになるのです。こうしてこそ、初めて末端の大都市や観光地だけでなく、中間の市町村や観光地も潤い、過疎化や高齢化に歯止めをかける事が出来るようになるのではないでしょうか。
 
ところが、いざ現地に来るまでは、そんな事は全然分かりませんでした。書店で売っているガイドブックにも、詳しい事はほとんど載っていませんでした。紅葉シーズンには久留里線の末端区間も、ほぼ1時間に1本ぐらいまでダイヤ増発となる事も、現地に来て初めて知る事が出来ました。くだんの御用学者はこの末端区間を「お荷物扱い」しましたが、私に言わせると、まさに「宝の山」そのものでした。
 
何故、政府はJR久留里線のサービス向上に金をかけなかったのか?金持ちの事しか眼中になかったからです。ゼネコンや自動車メーカー、大手の旅行会社やビジネスマン、外国の大金持ちの観光客の事しか眼中になかったからです。だから、彼らさえ儲かれば良いので、新幹線や高速道路ばかり作って、既存の在来線や生活道路の整備は全て後回しにして来たのです。水道管など生活インフラの整備も全て後回しにして来たのです。
 
「JR久留里線の末端区間は、100円稼ぐのに1万5千円以上も経費がかかる。無駄だから廃止してしまえ」と、くだんの御用学者は言いました。本体のJR東日本は、新幹線で膨大な利益を上げながら。その新幹線建設の陰で、並行在来線は新幹線経営の邪魔だと、まだ利用客が大勢いるのに一部区間の廃止まで強行して(信越本線の碓氷峠区間)、更なる地方の過疎化や高齢化を招いた責任は不問にしながら。
 
 
JR久留里線も、その御用学者の意向で、どんどん末端区間のダイヤを削減し、今や9時台の列車に乗れなければ、次の14時台の列車まで5時間も待たなくてはならなくなってしまいました(紅葉シーズンだけ増発)。だから、亀山湖や濃溝の滝に向かう観光客も、東京や横浜から東京湾アクアライン・房総スカイライン経由で乗り換えなしに行ける高速バスに流れ、JR久留里線には乗らなくなったのです。これでは木更津駅前や久留里の城下町は寂れる一方です。
 
しかし、そんなに「無駄」がお嫌いなら、何故、皇族しか利用しないJR原宿駅のお召し列車専用ホームを廃止しないのか?皇族しか利用しないお召列車や、都心の一等地を占領してビタ一文の利益も生まない皇居には手を付けないのか?強い者や権力者には何も言えないのです。だから、その鬱憤を弱い者虐めで晴らすしか能がないのです。
 
それが証拠に、この手の御用学者が槍玉に上げるのは、常に福祉予算や地方の赤字路線ばかりです。米軍の思いやり予算や、事故ばかり起こす「未亡人製造機」オスプレイ、新たに790億も追加負担額が増えた大阪万博予定地の埋立、大企業優遇税制、政党助成金などの壮大な無駄には一切手を付けようとはしません。そちらの方が、JR久留里線の赤字額なんかよりも、はるかに膨大な「無駄」をまき散らしているのに。
 
JR富山港線も昔は無駄な赤字路線の筆頭に上げられていました。でも、富山駅の高架化を機に、在来の路線をLRT化し、既存の市電網と繋げ、ダイヤも1〜2時間に1本の不便な物から、15分に1本の使い勝手の良い物に変えた途端に、赤字から黒字に豹変しました。今や、富山港線は、JRから路線を引き継いだ富山地方鉄道のドル箱路線に生まれ変わっています。
 
JR久留里線の末端区間も、盲腸線のまま不便なダイヤに捨て置かれたから、今でも赤字を垂れ流し続けているのです。これがもし、東京湾アクアラインに鉄道を通して、東京圏と房総半島を結びつけ、奥房総の観光地にも気軽に行けるようになれば、この路線も黒字路線に豹変する可能性は大きいと、私は思います。
 
 
最後に、「千葉とく旅キャンペーン」のクーポン券について。あれで本当に地域の商店や企業が潤うのか?私は疑問に感じました。クーポン券は旅先の買い物にしか使えません。マイカーで旅行するならそれでも良いでしょう。でも、私のように電車・バスでしか旅行できない人にとっては、荷物は出来るだけ少ない方が良いのです。かさばる土産物は最終日に旅の最終地点で買うしかありません。帰りの高速バスや新幹線の時間を気にしながら、最後の「道の駅」やコンビニで、適当に買い物を済ますしかありません。そんな「ただ慌ただしいだけの、適当な買い物」で、本当に地域の商店や企業を応援できるでしょうか?
 
 
そんな取って付けたような販促キャンペーンに税金を投入するぐらいなら、亀山湖のレンタサイクルやデマンドタクシーも「千葉とく旅キャンペーン」で安く乗れるようにして欲しかったです。JR久留里線の増発ダイヤも、大阪にいる間に確認出来るように、もっと宣伝に力を入れて欲しかったです。久留里線内の謎解きゲーム(キーワード探し)も、終日フリー切符とセットで勧めて欲しかったです。増発しても1時間に1本しかないダイヤの合間を縫って、下車するたびに運賃払い、乗車するたびにまた運賃を払わなければならないようでは、時間と金に余裕のある人しかゲームに参加できません。もっと一般庶民の立場に立ったキャンペーンを推進して下さい。
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JR久留里線の末端区間は本当に無駄なのか?(その2)

2022年11月25日 22時10分39秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
11月24日(木)晴れ。今日も前日に続きJR久留里線の乗車記録をお届けする。今日は昨日とは打って変わった晴天なので、乗降客数だけでなく車窓や駅の写真もなるべく撮る事にする。
 
9:16木更津発10:25上総亀山着下り列車が到着。1両編成のワンマン列車だが地元客のみ7人も下車。(上記写真)
 
今年からまた9年ぶりに、紅葉シーズンの11月9日から12月4日までダイヤ増発となる。通常は久留里止まりとなる列車も全て終点の上総亀山まで運行となり、同駅には駅員も常駐する事になる。
 
折り返し列車は10:42上総亀山を発車。乗客は私ともう1人の男性のみ。
 
上総亀山・上総松丘間でトンネルをくぐる。線形も山間のカーブが連続し、運転士も警笛を何度も鳴らす。
 
 
上総松丘の現ホーム向かいに昔のホームが残る。昔は行き違い設備が設けられていたのだろう。既に線路は撤去されている。同駅では乗降客ともに無し。(上記写真)
 
平山は片面ホーム一面のみ。しかし、この駅も昔はディスカバー・ジャパンや青春18きっぷのポスターモデルになった事があったのだ。
 
 
久留里は旧城下町(君津市久留里町)の中核駅。ここには行き違い設備どころか保線車両用の車庫や側線まである。駅員も常駐する。(上記写真)
 
車窓風景も市街地に入った事で、今までのカーブ連続の山間部とは違い、周囲に住宅が増え出す。同駅で男性2人乗車。降車客は無し。但し、この列車には行き違い列車もなく、約5分停車しただけで発車。
 
俵田も片面ホーム1線のみ。乗降客ともに無し。
 
 
小櫃(おびつ)も1線だけの片面ホームだが反対側に資材置場の空地が。昔はここに反対側のホームがあったのだろう。(上記写真)
 
小櫃で女性3人乗車。中年婦人と女子高生、杖をついた老婆。老婆は列車の段差を登り切れず、私も含めて男性客総出で乗車を助ける。老婆はしきりに「段差が高い」とぼやいていた。早急にバイアフリー化すべき。
 
 
下郡(しもごおり)も1面1線、待合室だけの簡素な駅舎だが、待合室の隣に立派なコンクリート造りのトイレが併設されていた。ここで数人の乗客が乗り込み総勢7人に。(上記写真)
 
 
馬来田(まくた)も1面1線だけの駅だが、反対側には昔のホームが。保線車両係留用の側線も数本ある。昔は貨物用ホームとして使われていたのだろう。(上記写真)
 
ここは、昔は「うまくさの里」として、万葉集の短歌にも登場する由緒ある土地柄だった。今も短歌の歌碑が周囲に点在するらしい。ここで何と7人も乗車して来て総勢14人に。
 
東横田は1線1面のみ。男女の高校生2人乗車。
 
 
 
横田で上下列車の行き違い。反対側ホームに停車中の下り列車からは7人も降りて来て、構内踏切の手前で待機中。私の乗った上り列車にも4人乗車。女子高生や若い女の子もいる。(上記写真)
 
東清川で地元の中年婦人と思しき人が2人下車。うち1人はリュックに葱を入れていたので、多分買い物帰りなのだろう。
 
上総清川で7人も乗車。うち半数は高校生。近くに木更津総合高校があるので、多分そこの生徒だろう。
 
既に車内の乗客は総勢27名となり、1両編成の車内には立ち客もチラホラ。運転士が車内放送で座席を詰めるように促す。私も「お兄さん、荷物退けてくれる?」と促されたw。
 
祇園でも高校生が1人乗車。
 
終点の木更津には11:48着。4番線ホームに入る。線路の向こうには久留里線専用の車庫があり、同線専属のE130系ディーゼルカーが4編成係留されていた。(その3に続く)
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JR久留里線の末端区間は本当に無駄なのか?(その1)

2022年11月25日 20時31分02秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
11月23〜24日の休みに千葉県のJR久留里線に乗り、周遊観光して来たので、その事を記事にします。
そもそも久留里線とはどういう路線か?内房線の木更津と山間部の上総亀山を結ぶJR東日本の盲腸線です。単線・非電化のローカル線で、約32キロ全14駅の区間を1両ないし2両編成のディーゼルカーが走っています。途中の久留里までは一定の需要はありますが、そこから奥の末端区間(久留里・上総亀山間)はほとんど需要はなく、「100円稼ぐのに1万5千円もかかる」と言われ、廃止論議が浮上しています。(参照記事
でも本当にそうなのか?自分の目で確かめて来ました。長文の記録になるので3回に分けて書きます。まずは初日に上総亀山行き下り列車に乗った時のメモから。
 
 
11月23日(水・祝)13:01木更津発上総亀山行き2両編成に乗車。終点の上総亀山まで片道680円。天候は生憎本降りの雨。
 
既に1両目に15人、2両目に5人が乗っていた。地方ローカル線にしては意外と多いように感じる。ほとんど地元客だけで、私以外には鉄道ファンと思しき人は見当たらず。
 
JR久留里線ではICカードが使えないので、運転士以外に女性の車掌(アテンダント)も乗務、車内で切符販売と改札業務に従事。以下、各駅毎に乗降客数をレポートする。
 
祇園で5人下車。
 
上総清川で3人下車。
 
東清川から子ども2人乗車。アテンダントも手持ち無沙汰なようで、当駅発車後は運転室内で運転士と暫し連絡事項等のやり取り。ディーゼルエンジンが唸りを上げる。
 
横田で3人下車。当駅で上り列車と交換。久留里線は単線なので、行き違いの為に他駅よりも少し長めに停車。1両目車内の乗客も6人まで減少。
 
東横田で2人下車。
 
馬来田(まくた)で2人下車。当駅も昔は行き違い設備があったようで、反対側には使われていないホームが残されていた。
 
下郡(しもごおり)では乗降客ともに無し。
 
小櫃(おびつ)で1人下車。
 
俵田でも乗降客ともに無し。
 
 
久留里(くるり)は城下町の旧久留里町にある沿線の中核駅で、駅員が常駐しており、行き違い設備もある。当駅で3人下車。私以外の乗客は1両目に3人、2両目に2人だけとなる。ここでは運転調整の為か、上下列車とも約10分間と長めに停車。
 
久留里を出ると沿線の住宅も途切れ、線路は山の中に。山の中に民家や田畑が広がる典型的な農村風景に。
 
平山では乗降客ともに無し。
 
上総松丘で子ども2人下車。運転収受の際に、運転士と乗客の子どもとのやり取りに微笑ましさを感じる。
 
上総松丘・上総亀山間で小さなトンネルをくぐる。終点の上総亀山には14:11着。乗客全員下車。うち男性2人はまた折り返し列車に乗車。この男性も多分、鉄道ファンなのだろう。
 
上総亀山は無人駅なので、列車に乗るには乗車証明書が必要だ。改札入口の証明書発行機のボタンを押して証明書を入手し、下車駅で運賃と共に払う。
 
今は棒線ホーム1本だけの寂しい終着駅になってしまった上総亀山も、昔は賑わっていたのであろう、横に本線から切り離された側線が数本並んでいた。
 
終点の車止めも駅から少し離れた所にあった。小湊鉄道・いすみ鉄道連絡駅の上総中野とも連結する予定だったのだろう。
 
今日は終日本降りの雨なので、久留里線利用状況の調査だけに止め、周辺観光は明日に延ばす事にする。(その2に続く)
 
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