アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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今月のツイートにみる時事問題

2017年07月31日 21時26分37秒 | モリカケも忖度もない公平な社会を
都議選前日ようやく表に姿を現した安倍総理を待っていたのは「やめろ!」「帰れ!」の嵐!怒れる聴衆の中には森友・籠池氏の姿も!安倍総理は市民を指差し「こんな人たちに負けない」逆上! 17.7.1


週刊現代の都議選予測。自民激減▲23都ファ激増+51で公明を合わせた「潜在与党」は+28。実は安倍にとっては痛くも痒くもない。ただ問題なのは都ファ支持層の内実が単なる官僚批判だけでなく「反安倍」含みである事。所詮は右派の日本会議所属で自民離党もポーズだけの小池がどこで馬脚を現すか

(東京都議選で「自民党が安倍首相ポスターの顔隠し宣伝」の新聞記事を受けて)
オレオレ詐欺が詐欺である事を隠す様なものだw👊早くくたばれ自民党!👊👊

21:57の都選管開票速報。確定議席51のうち都ファ40(系列無所属含む)、公明8、共産2、自民1。自民が現時点で僅か1しか獲得できず。多分、史上最低の議席数に落ち込むだろう。圧勝したのが安倍ともツーツーの都ファなのが残念も、これは裏返せば野党も戦略如何で自民に勝てるという事だ

いよいよ憲法9条改正で戦前みたいな世の中になれば、海外亡命も本気で考えなければならなくなる。そうさせない為にも、一刻も早く安倍・自民党政権を倒さなければならない!

都議選の「安倍やめろ!」は尋常ではなかった(東洋経済オンライン)
共産伸長は終盤での小池の豊洲移転容認発言が追い風になったか。都ファは自民だけでなく民進や生活者ネット等の左派票も吸収。次はその後者と無党派を味方に付ければ良いのだ

「中央で余計なこと言う人がいる」石原経済再生相 - 2017都議選:朝日新聞デジタル
「権力を持つ側は、絶えず謙虚でなければならない。これは政治のいろはでございます」金目発言のお前にそんな事言われてもなあ?w(以上、7月2日)

都議選の様相を一言で言えば、最初は安泰と胡座かいてた安倍チルドレンが、先にトイチ(都民ファースト)と公明に出し抜かれ、最後には共産にも蹴落とされ次々落選w



所詮トイチは安倍の別動隊。油断すれば橋下維新の二の舞に。いずれも尤もな懸念だが、そんな事で意気消沈するよりも、今は次の手を考えるべき

安倍は麻生と共に開票会見場から雲隠れ。下村だけでなく荻生田など都連の役職総辞職。単に別動隊が勝っただけなら、ここまでの事態にはならない

トイチと維新。どちらも党首が改憲志向の右翼で弱肉強食のネオリベなのは共通。しかし微妙な違いも。現維新の議員が自民離党組だけで占められ支持層にも反安倍はほとんどいないのに対し、トイチには民進や生活者ネット等の元左派リベラル組や反安倍論者も混在。この元左派や無党派の支持獲得が急務

ほらっ、蟹工船の漫画にもあるだろう。労働者が最初のストに立ち上がった時は、鎮圧にやって来た海軍を逆にスト支援部隊と勘違いし大喜び。しかし、鎮圧された後も労働者は諦めずに再び立ち上がる。今度は船内全員の労働者が立ち上がりストは見事に成功した、と。(以上、7月3日)

6月28日(水) 米・仏・英と同様の「左翼バネ」が都議選でも働くのか http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2017-06-28 「左翼バネ」が一定働いたからこそ自民党に激震が走った。単に自民が小池に負けただけなら、ここまでにはならない。次は小池の安倍別動隊としての本質を如何に暴露するかだ(以上、7月4日)

日本人の私が、どうしても受け入れられなかった日本文化5つがこれだ - 雨宮の迷走ニュース
ここに書かれている、「空気読め」等の日本人の悪癖が、安倍みたいなモンスター政治家を、ここまでのさばらせてしまったのだと、今更ながら気付いた(7月7日)

自民党幹部 「小池チルドレンの醜聞吹き出し逆風は止む」(NEWS ポストセブン)- Yahoo!ニュース
いいや、反自民ポーズは都議選だけで、実際は安倍ともツーツーの小池スキャンダルが出れば出るほど、一蓮托生で自民への逆風は強まる

NHKニュースで安倍がデンマーク首相に東シナ海での法の支配に言及と。だったら、共謀罪・森友・加計問題についても、国会における法の支配をちゃんと尊重しろよ!手抜き答弁に強行採決ばかりしている奴が何を偉そうに!👊(以上、7月10日)

マイナンバー/総務省“指導”下で漏えい/「通知書」誤送付 97自治体600人分
えっ?この通知書、毎年この時期に給与明細に添付されて来るが、別にあってもゴミになるだけなので、いつもチラ見したら捨てていたぞ! http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-12/2017071201_02_1.html …

民進・蓮舫党首の二重国籍がネットで騒動になっているが、それなら相撲の外国人力士や欧州リーグに移籍したJリーガーは一体どうなる?日本人でもTPPで国を売った安倍や甘利の方がよっぽど「反日」だと思うが。たとえ何国人であっても良いものは良い、悪いものは悪い、というだけの話だろう。(以上、7月12日)

今朝のNHKで日本の生産年齢人口が少子高齢化の影響でピーク時の’95年頃より1千万人以上減少と。政府・財界が正社員リストラを本格化したのが丁度その頃。少子高齢化自体も賃金下落による生活不安が原因。その挙句に人手不足によるバイト賃金上昇とブラック企業批判で泣き面に蜂の因果応報(7月13日)

元首相の孫・宮澤エマ「メディアは口合わせをしているよう」 加計問題報道に疑問https://news.nifty.com/article/domestic/society/12144-303380/ …
「各局口合わせしたみたいに一同に同じネタ、タイミング。流れは誰が作っているのだろう」しかし、その矛先は常に朝日等に向かい、読売・産経には絶対に向かわない(7月16日)

1985年ゴルバチョフがペレストロイカを提唱。4年後の1989年にベルリンの壁崩壊。2013年安倍晋三がアベノミクスを提唱。同じく4年後の2017年に「自民1強の壁」崩壊。正に諸行無常、盛者必衰。驕る安倍は久しからずやw(7月18日)

蓮舫の二重国籍の何が問題なのか?スポーツ選手なんて外国人だらけなのに。孫正義やカルロス・ゴーンはどうなる?幾ら政治家だけ日本人で固めても経済の実権を外国に握られてたら意味ないじゃん。政治家の言動ではなく出自だけ論うのは民族差別じゃないかと。産経読者の親父もその通りだと頷いていた

「教員や用地、建物の確保や開学時期のめどがつかなければ特区認定の要件を満たすことは困難〜物事の順序が逆ではないか」(菅官房長官)
特区認定前に加計学園にだけ内定結果を漏らす不公平の方がよっぽど物事の順序が逆だと思うが👊(以上、7月19日)

TBS「世界の怖い夜」で放送の心霊写真は合成か 元画像には霊が写っておらず持ち主は怒り|ニフティニュース https://news.nifty.com/article/entame/etc/12112-4955545649/ …
やっぱりな。昔からこの手の番組は好きで結構観てたが、最近は余りにもやらせ臭が目につき、いささか食傷気味だった...(7月20日)

今の心霊番組はもう、素人の投稿動画なのに、幽霊がまるでハロウィンの仮装行列みたいに鮮明に写ってたりとか、あり得ない物が多い。登場するキャラも、安いギャラでこき使われてる三流芸人や怪しげな霊媒師ばっかり。この「やらせ」臭はバラエティー番組だけでなくニュース番組にも言える事だが。

「残業売るな」連合前で抗議デモ #BLOGOS http://blogos.com/outline/235661/
高度プロフェッショナル(残業代ゼロ)労働容認に転じた連合にデモがかけられた。職場の権利侵害とは闘わず、共済や旅行事業などの金儲けにばかり走る御用組合なぞ、もはや存在価値無し。(以上、7月21日)

難波の銭湯で偶然、生協時代の先輩に遭遇。スチームバスでしばし裸の雑談。今も生協に勤めているのか、年金いつになったら貰えるのか、取られるばかりで貰えないでは国家的詐欺ではないか、早く安倍辞めろ、と話が弾む。その銭湯の産経新聞には相変わらず「こんな人達」叩きの安倍ヨイショ記事が👊

稲田朋美氏が計画した政治資金パーティー 大臣規範抵触も|ニフティニュース https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-595446/ …ただでさえ大臣規範に抵触する様な問題大ありな政治パーティーを、よりによって故人の名前で呼びかけるとは…。「世界の怖い夜」のやらせ疑惑も顔負けの「自民党の怖い国」(以上、7月23日)

「こんな人たち」とは、演説に野次飛ばす人たちだけを指し、政権批判者全体をレッテル貼りした訳ではないと、安倍は今頃になって釈明。国会での自分の野次を棚に上げ、政権批判を「野次」としか見ない態度そのものがレッテル貼りなのに。そんな事にも気付かず、全然懲りていない事を満天下に晒す結果に

大阪城お堀でトライアスロン「思ったよりにおわず」日刊スポーツ
今朝のNHKニュースでもやっていたが、「泳いでも大丈夫」なら何故、トライアスロンの時だけでなく常時プールとして開放しない?正に橋下徹の道頓堀プール以上の愚策(以上、7月24日)

昨夜の「ガイアの夜明け」で取り上げていたバイト賃金搾取の例。制服の着替えはタイムカード打刻前で無給の上、15分刻みの賃金計算システムの中で、始業14分前にタイムカード打刻させて、その分の労働をタダ取り。これでは何の為のタイムカードか分からない。労基法の規定通り1分単位で賃金払え!

連合「残業代ゼロ」容認撤回へ 労基法改正案、政労使合意見送り | 2017/7/26 - 共同通信 47NEWS https://this.kiji.is/262625773353158134 …
当然だろう。こんな物、容認したら誰も組合に入らなくなるぞ。労働者も守れない労働組合に、誰が組合費なぞ払うか!(以上、7月25日)

驕るネトウヨ久しからず。右翼雑誌の月刊Hanadaが9月焦熱号の新聞広告で、石破、朝日、左翼、都民ファーストと、次々に八ツ当り。おまけに特集号の名前も「焦熱」号と。これまでの自民党の嘘が次々とバレ、安倍内閣支持率急降下に、確かに「焦り慌てふためいて熱くなって」いるw(7月26日)

稲田氏辞任会見でも失言 今度は安倍首相の虚偽答弁に発展https://news.nifty.com/article/domestic/government/12136-405668/ …部下「会社を辞めたい」上司「そんな話は聞いていない」部下「辞めたい理由はただ漠然と」一般社会では通用しないこんな会話も安倍内閣ならOKなのか?これでもまだ与党はこの二人を庇うのか?

大阪市交通局がまたプロフェッショナル募集と勿体付けて求人。まるで俺達はお前らとは違うんだと言わんばかりに。逆に高プロ(残業代ゼロ)導入を疑われ客足が遠のくだけなのに。公用車でジム通いの前市長を戴きながら市民にはプロ意識を持てと。その割にはブラック企業みたいに年がら年中職員募集w(以上、7月28日)

歴史教科書『人間の歴史』(学び舎)に加えられたある種の政治勢力からの教育的でも学問的でも民主的でもない攻撃(村野瀬玲奈の秘書課広報室)
「自衛隊も自民党を応援」の稲田発言が政治利用なら、「教科書で自民党を応援」のこれはどうなんだ? http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-7493.html?sp …

森友学園:籠池夫妻を逮捕 補助金適正化法違反の疑い http://a.msn.com/01/ja-jp/AAp8Y3g?ocid=st … 容疑は補助金不正受給だけか?逮捕も籠池夫妻だけで黒幕の近財や安倍夫妻はお咎めなしか?こんなもの、ただのトカゲの尻尾切りじゃないか!これで幕引きが図れると思ったら大間違いだ!(以上、7月31日)
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今のままでは、たとえ安倍が退陣しても、また別の安倍が現れるだけだろう

2017年07月26日 21時26分28秒 | モリカケも忖度もない公平な社会を
<連合>「残業代ゼロ」容認撤回へ 政労使合意見送り
 成果型労働制といわれる「高度プロフェッショナル制度」(高プロ)導入を含む労働基準法改正案の修正を政府に求めて容認する姿勢を示していた連合が、一転して高プロの政労使合意を見送る方針を固めたことが関係者への取材で分かった。
 連合は、所得の高い一部の専門職を労働時間の規制から外す高プロ導入を「過労死を助長する」として2年以上反対し、改正案を「残業代ゼロ法案」と批判してきた。ただ、連合は「年104日以上の休日確保」を義務付けるなどの修正案を示し、高プロを容認する方向にかじを切っていた。
 27日に札幌市で中央執行委員会(中執)を開き、高プロの事実上容認を撤回して再び反対へ転ずる。27日に延期されていた政労使会談は、中止される見通し。政府は秋の臨時国会で高プロ導入と裁量労働制拡大、残業時間の上限規制を盛り込んだ改正案を可決・成立させる方針だったが、戦略練り直しを迫られる。
 連合の神津里季生(こうづ・りきお)会長は13日に改正案の修正を安倍晋三首相に申し入れた際、「(与党多数の)政治状況の中で(健康確保措置が)不十分なまま改正案が(残業規制と一括で)成立してしまうことは耐えられない」としていた。(以上、毎日新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170726-00000009-mai-pol

 「高度プロフェッショナル制度」(高プロ)というのは、平たく言えば、プロ野球や競馬騎手のような働き方を、一般の労働者にも適用しようというものです。これらのプロスポーツ選手は、労働時間によってではなく仕事の成果によって給与が決まります。完全な出来高払いで、労働時間や時間外労働の概念自体がありません。それを当面、年収1075万円以上の一部の労働者に限って、適用しようというのが政府の方針です。
 しかし、そんな年収制限など、すぐに撤廃されてしまうのは目に見えています。高プロの具体的な運用については、法律ではなく省令や施行規則で決める事になっています。つまり、国会の議決もなしに官僚のサジ加減一つで決められます。経団連は、最終的には年収400万円以上の労働者全てに高プロを適用しようとしています。
 既にそれを先取りする動きも出てきています。下記は大阪市交通局ホームページの職員募集要項です。そこには堂々と「プロフェッショナル職」募集と書かれています。詳しく見ると、超過勤務手当の支給についても、一応定められているので、いきなり高プロが適用される事はないようですが。でも、それだったら、何故わざわざ「プロフェッショナル職」と、ことわっているのでしょうか?どんな仕事であっても、給料もらって仕事をする以上は、その業務内容について精通していなければならない(プロである)のは当然であって、わざわざ募集要項に明記するような内容でもないのに。大阪市交通局は近い将来、民営化される予定なので、それを意識付ける為に、わざわざ、こんな文言を盛り込んだのでしょうか?それとも、将来は地下鉄や市バスの運転手にも、高プロを適用するつもりで、今からその布石を打っているのでしょうか?  



 そもそも、個人事業主としてオーナーと移籍交渉も出来るプロスポーツ選手と、裁量範囲のほとんどない一般の労働者を、同列にして比較検討する事自体が、最初から間違っています。それが間違っていないという人は、プロボクサーと素人の自分が試合でハンディも与えられずに対戦させられても、プロボクサーに勝てると言うのでしょうか?
 そんな事にならないように、今までの8時間労働に代わる歯止めとして、本人の同意に加え、(1)年間104日の休日取得(2)1カ月間の在社時間などの上限(3)就業から翌日の始業までに一定時間の休息――のいずれかを盛り込んだ労使協定を、高プロ導入の際に締結しなければならない事にするそうです。しかし、これも何の歯止めにもなりません。なぜなら、たとえ年間104日の休日を規定通り与えられても、週当たりでは今の週休2日と全く同じです。後は祝日も含め休みなし。1ヶ月の在社時間に幾ら制限を設けても、週当たりで連続徹夜勤務を押し付けられたら、元も子もありません。「就業から翌日の始業までに一定時間の休息」保障に至っては、「睡眠時間を確保してあげるだけでも有難いと思え」とでも言いたいのでしょうか。休日労働については完全にノーマークで、代休確保の保障すらありません。
 だから、第一次安倍政権の時に、今の高プロと全く同じ制度を、「ホワイトカラー・エグゼンプション」と称して導入しようとした際も、労働組合は断固反対したのでしょう。それを、何故、今回は容認一歩寸前まで行ったでしょうか?
 労働組合の最大の連合体である連合(日本労働組合総連合会)には、官公労や民間大手の正社員労組が加入しています。同じ労働者と言っても、労働組合もない中小企業や、組合に組織されない非正規労働者から見れば、はるかに恵まれた人たちです。そういう人たちにとっては、末端労働者の生活と権利を守る事よりも、自分たちの保身の方が大事なのでしょうか。だから、東電の組合も、会社と一緒になって原発を推進したり出来るのでしょう。
 しかし、過労死やブラック企業にお墨付きを与える高プロの様な働き方まで容認してしまうようでは、もはや労働組合の存在価値なぞありません。共済や旅行事業の金儲けに走るばかりで、肝心な時に労働者も守れない労働組合に、誰が組合費なぞ払うものですか!



「責任感ややる気ない」安倍首相が非正規労働者を侮辱
 安倍首相が「非正規労働者」をバカにする発言をしていたことが分かり、批判が強まっている。非正規労働者に対する侮辱発言は、24日の神戸市の講演で飛び出した。
 首相は講演で、憲法への自衛隊明記の必要性や成長戦略などを語ったほか、同一労働同一賃金について触れ「非正規の時にはなかった責任感や、やる気が正規になって生まれていく」と述べた。非正規労働者は責任感や、やる気がないと決めつけた発言だ。非正規で働く人や専門家から「責任感を持って仕事をしている」「印象操作だ」「現場を知らない無神経な発言だ」といった批判が出ている。
 安倍首相は非正規労働者のことを「どうせ大した仕事をしていないのだろう」と見下している可能性が高い。(以上、日刊ゲンダイ)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208335

 問題は、その高プロの問題点を、安倍首相が果たしてどこまで認識しているかという事です。知っていて悪法を導入しようとしているなら、まだ救われます。実際はもっと酷く、何も知らないまま、周囲から言われるがままに導入しようとしているのではないか、という節すら見受けられます。現に安倍は、第一次政権時のホワイトカラー・エグゼンプションを導入しようとした際も、「残業代が支払われなくなったら労働者は早く帰るようになる」と、まるで「労働者は残業代欲しさに、わざと遅くまで会社に残っている」かのように、現実離れした事を言っていましたから。
 上記の日刊ゲンダイの記事にある神戸の講演会でも、最初は加計学園絡みの「獣医学部の全国展開」発言だけがクローズアップされていました。「お友達の加計学園理事長だけエコヒイキするな!」と批判されたのに腹を立て、「じゃあ、他の大学の獣医学部新設も認めよう!」と、子どもみたいに逆切れしてしまったという、例の発言です。この発言だけでも大概なのに、他にも問題発言していたとして出て来たのが、上記の同一労働同一賃金絡みの発言です。
 安倍はここで、女性正社員の例を引き合いに出します。その中で、「長時間労働の中で、彼女は育児に専念する為に、正社員を退職し、パートでしか働けないようになったが、その後、短時間正社員に採用された事で、パート時代には無かった責任感ややる気が生まれて来た」「これこそが同一労働同一賃金のメリットだ」と言い放ったのです。
 そりゃあ、こんな事言われたら、どんな非正規雇用の人だって怒りますよ。非正規の店長やマネージャー、長距離ドライバーも大勢おり、正社員と比べはるかに安い賃金で、正社員と同じような責任を負わせられている人たちも一杯いるのに。そういう格差をなくし、「同じように仕事する以上は、たとえ非正規であっても、時間当たりの賃金や待遇を正社員と同じレベルに引き上げよう」というのが、「同一労働同一賃金」の本来の意味です。それを、単にやる気や責任感の問題にすり替え、正社員と非正社員の間の格差や差別を逆に容認するような事言って、どうするのか?

 こんな、同一労働同一賃金のイロハすら理解せず、適当な事ばかり言って、過去にホワイトカラー・エグゼンプションについても、まるでお門違いな発言を繰り返してきた人間が、一国の首相に居座り、高プロについても、いい加減な事ばかり言っているのです。そんな人間に対して、連合の神津会長は、「高プロにいくら抵抗しても無駄だから、形だけの修正だけでも勝ち取ろう」と、最初から「逃げの姿勢」に終始しているのです。そんな弱気の姿勢なら、「最初から労働組合の会長なぞするな!」と言いたいです。
 いくら安倍内閣の支持率が3割を切った所で、大勢の日本人の中に潜む、このような奴隷根性が変わらない限り、たとえ安倍が退陣しても、また別の「安倍」が現れるだけです。アホな総理も、もちろん問題ですが、私はむしろそれ以上に、そんなアホな総理を居座らせてしまった日本人の奴隷根性の方が、もっと問題だと思っています。
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7月25日(火)夜10時からの「ガイアの夜明け」を観よう!

2017年07月24日 03時36分12秒 | 職場人権レポートVol.3
 ネットで下記の呼びかけが行なわれているので、私のブログでも拡散しておきます。
 呼びかけの内容は、「アリさんマークの引越社」「しゃぶしゃぶ温野菜」2社におけるブラック企業労働の告発です。特に前者の引越社の事例については、過去にも当ブログで取り上げた事があるので、今回もその続編として紹介させて貰いました。
 今の官公労や民間大手の主流派組合は、どこも会社べったりの御用組合です。職場に蔓延している長時間労働やサービス労働、パワハラ・セクハラと闘わないばかりか、会社と一緒になってリストラを推進するような組合ばかりです。政府や会社と一緒になって原発を推進する東電の組合なぞ、その最たる例です。現に、私の勤務先スーパーの社員組合も、食堂前の組合掲示板を観ても分かるように、共済や旅行事業の金もうけに走る、ただのイベント組合に成り下がっています。 
 政府の推進する「残業代ゼロ法案」(高度プロフェッショナル職という名で、いくら残業させても残業代を払わなくても良いようにする悪法です)も、御用組合の連合体である連合(日本労働組合総連合会)は、形ばかりの修正と引き換えに、当初の反対から容認に転じました。その為、それに抗議する労働者のデモで労働組合本部が包囲されるという、前代未聞の事態になりました。
 そんな中でも、労働組合もない職場でも、個人加盟のユニオンに加入して、ブラック企業の理不尽な搾取と闘う労働者や、それを支える組合がある事を、職場のみんなにも是非知ってもらうべく、ブログで告知させて貰いました。この問題は、ブラック企業の巣窟である運輸・流通・サービス業界で働く私たち非正規労働者にとっても、無縁ではありません。「明日は我が身」かも知れない中で、まずは、7月25日(火)22時からのテレビ東京系「ガイアの夜明け」を観よう!

(転載開始)
【拡散希望】7月25日(火)22時、テレビ東京系「ガイアの夜明け」でアリさんマークの引越社との闘い第2弾放送。番組を見て会社に感想を伝えよう!

2017年7月19日 — 次回7月25日(火)22時からのテレビ東京系「ガイアの夜明け」で、大反響を呼んだアリさんマークの引越社との闘いに迫る「会社と闘う者たち」の第2弾が放送されます! ブラック企業(アリさんマークの引越社)とブラックバイト(しゃぶしゃぶ温野菜)の両巨頭との闘いに2年間密着取材。会社の理不尽に対し、泣き寝入りするのでも辞めるのでもなく、労働組合で変えられることを知らせたい、と顔を出して闘う姿を見せてきたアリさんマークの引越社現役社員(アリさんマークの引越社シュレッダー配転訴訟勝利和解・2017年5月24日、東京地裁http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20170526/1495792907)の2年間の闘いにご注目ください。

2017年7月25日(火)22時~22時54分、テレビ東京系

番組フェイスブックページより
https://www.facebook.com/tvtokyo.gaia/?fref=ts
25日(火)よる10時の放送は「密着!会社と闘う者たち第2弾」です。第1弾の放送は昨年2月(今ならネットで無料配信中 http://video.tv-tokyo.co.jp/gaia/2017/07/001639.html)。「アリさんマークの引越社」で「残業が過労死ラインの月100時間を大幅に超える147時間」などと不当な労働環境を訴えた現役社員の男性が登場しました。会社側は男性を営業職からシュレッダー係という職場に配転。さらに、懲戒解雇処分にし社内には「罪状」と書かれた顔写真付きの紙を張り出したのです。あの男性の闘いは、その後どうなったのか。2年間に及ぶ番組の密着取材です。

番組公式ウェブサイトより
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
密着!会社と闘う者たち 第2弾
電通の女性新入社員が過労自殺した問題から加速した「働き方改革」。ただ仮に会社側が理不尽な働き方を強いても、社員やパート職員、アルバイトが異を唱えるのは非常に難しい。しかし、勇気を出して声をあげた人たちがいる。人気飲食チェーンで働いていたアルバイト学生と、大手引越会社の現役社員。それぞれ、孤独ながらも本来受け取るべき賃金や働く場を得ようと会社側と闘い続けていた。去年2月に放送した「密着!会社と闘う者たち」の第2弾。

大反響をよんだ2016年2月9日の「会社と闘う者たち第2弾」もガイアの夜明けのウェブサイトで無料公開中です。合わせてご覧ください。http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/

https://www.youtube.com/watch?v=mqFjnj3_HjU&feature=youtu.be

番組の感想を会社に伝えよう!
「どうしてそんなに(事件が)大きくなっちゃったんですか?」
「なんでやろなぁ……」
アリさんマークの引越社に電話で聞こう
(アリさんマークの引越社 0120-77-2626)キャンペーン開催中!
※株式会社引越社関東(東京本部)は小伝馬町から小岩駅近くに引っ越しました。
〒133-0043東京都江戸川区松本2-34-6 3F

残業代請求、弁償金問題、解雇、パワハラ・セクハラなど
労働相談は、誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン
〒151-0053 東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F
TEL03-6276-1024 FAX03-5371-5172
info@precariat-union.or.jp
※会社のPCからは相談メールを送らないでください
http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/ http://www.precariat-union.or.jp/
(転載終了)
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雨宮の迷走ニュースを読む

2017年07月09日 22時44分26秒 | 当ブログと私の生い立ち
 ひょんな事から「雨宮の迷走ニュース」というブログの存在を知りました。このブログを書いている雨宮紫苑(あまみや・しおん)さんは、まだ20代の女性で、日本の学校生活や職場環境に馴染めず、数年前にドイツに渡り、そこでずっとフリーライターをしています。このブログも2015年から書き始めたのだそうです。そこに書かれている日本人や日本社会への感想が、私がずっと感じていた事と余りにもよく似ているので、私のブログでも取り上げる事にしました。たとえば次の記事。

 日本人の私が、どうしても受け入れられなかった日本文化5つがこれだ

 1. 正しいことを言っても怒られる
 2. 議論せずに「面倒くさい」扱いされる
 3. 社交辞令も嫌い、空気読むのも無理
 4. マイノリティ(少数派)になると妙に目立つ
 5. こうするべきっていう規定路線

 高校時代に文化祭で出し物の提案をしたら、提案内容の是非よりも「空気を読め」とかいう訳の分からない理由で、他のクラスメートから拒否された。学校でも職場でも、自分の意見を言うと嫌われる。それでも突っ張って自分の意見を押し通そうものなら、協調性のないワガママな人と頭ごなしに決めつけられる。一流大学に入って一流企業に就職してとか、「こうじゃなきゃだめ」っていう押し付けが余りにも目につく。それも「善意」で押し付けてくるから余計に始末が悪い…。
 これ全部、今まで私が経験してきた事じゃないですか。今までのバイト生活の中でも、自分は丁寧な仕事を心がけているだけなのに、他人からは遅いと言われ、早いだけで雑な仕事を強いられたり。ある配属先では「検品なんかに時間かけるな、検品なんて適当に数合わせときゃあ好いのだ」とまで言われました。私が職場内で撒いた業務改善や職場環境の改善を呼びかけるビラ配布を会社に告げ口されたり。酷い場合は特に理由もなく、いきなり暴力を振るわれたり。親からも、小さい時に家庭内暴力を振るわれたり、生協に入ってからもパワハラの被害に遭ったり。私の人生は、ある意味、そんな理不尽な暴力や同調圧力との闘いの歴史でもありました。

 夢はライターで生計を立てること。記事と希望を売りたい

 これも今、漠然とではありますが、私が抱いている理想の生き方です。今までは人に合わせる事ばかり躾けられてきましたが、これからは、もうそういう時代じゃないでしょう。自分の個性がない人間は、かえって「没個性」として「使い捨ての駒」にされるだけです。日本人の美徳とされる「おもてなし」のサービスも、本当に相手を尊重する気持ちから出たものではなく、単に他人の目を気にしているだけじゃないですか。そうじゃなければ、なぜ「おもてなし」の国で、在日朝鮮人差別や生活保護叩きが横行するのですか?「このハゲー!」と暴言を吐く女が、与党の国会議員や政府の政務官になれるのですか?
 そういうのを突き詰めていくと、どうしても、今の安倍政権やそれを盲目的に支持するネトウヨ日本人の国民性を問題にせざるを得ないのです。もちろん、安倍政権を倒したからと言って、それで日本が直ぐ良くなるとは私も全然思ってはいません。でも、森友・加計学園の問題一つとっても、あれだけ腐敗した政権がなぜ今も4割前後の国民から支持されているのか?それもこれも、全て「強い者には何も言えず、弱い者に当たるしか能のない」日本人の社畜・奴隷根性ゆえじゃないですか。例の井下が、バイトには偉そうに振る舞いながら、自分の上司や会社には何も言えないのも、全て、この悪しき国民性によるものじゃないですか。
 私は、その日本人の社畜・奴隷根性を、ブログを通して少しづつ変えたいのです。それが、今はまだ漠然とした形ではありますが、それが今の私のライフワークです。今の非正規の仕事なんて、それを支える為の飯のタネでしかない。結婚の優先順位なんて、そのライフワークと比べたら、二の次、三の次でしかない。それを、やれ非正規や独身だからとか、そんな物差しでしか人間の値打ちを評価できない奴なぞ、私にとっては軽蔑の対象でしかない。
 但し、最初ブログを始めたのは、そんな政治的な動機からではなく、単にパソコン教室で習ったインターネットの技術で自分も何かやってみたいと、単純に思っただけです。それが、ちょうどそのインターネットをやり始めた2001年に、ニューヨークの同時多発テロが起こり、米国がアフガン・イラク戦争にのめり込み、日本もそれに加担する中で、それに疑問を感じて立ち上げたのが、今の私のブログです。「アフガン・イラク・北朝鮮と日本」というブログの名称も、そこから来ています。その後、職場の問題や自分の生活上の問題も取り上げるようになる中で、今のブログのスタイルを確立していったのです。

 嫌なことから逃げて何が悪い?耐えれば成長するとは限らない

 日本人の勤勉さも、過ぎたるは何とやらです。変に勤勉だから、勤務先がブラック企業と分かっても、なかなか逃げ出す事が出来ず、逆に自分を更に追い詰めてしまい、過労死やうつ病を引き起こしてしまうのです。場合によっては逃げる事もアリです。私が生協を辞めたように。そりゃあ、皆でブラック企業と闘って解放を勝ち取るのに越した事はありませんが、皆が皆、革命家のように振る舞えるとは限りません。そうでない人の方が圧倒的に多いのですから、まずは逃げて、自分の安全な居場所を確保するのが先です。安全な居場所も確保できずに、革命なんて到底無理です。逃げて新天地に移る事で、かえって自分の新たな才能が発揮できる場合だってあります。

 その一方で、「これはちょっと違うんではないか?」と思う記事も、いくつか見つかりました。たとえば次の記事。

 夢がない若者に喝。ホリエモン「やりたくないってのは逃げてるだけ」

 なるほど、言いたい事は分かります。雨宮さんが、そのホリエモンの物言いに感動するのも、雨宮さんの経歴を考えれば、充分納得は出来ます。でも、本当にそれだけで良いのでしょうか?果たして、ホリエモンが言うように「やりたいことがないっていう若者は実現できないと思って逃げてるだけ」でしょうか?
 たとえば、奨学金制度でようやく大学を卒業できても、安かろう悪かろうの求人ばかりでは、せっかく就職しても、奨学金の利払いだけで給料が消えていきます。日本の奨学金制度は給付型ではなく貸与型が大半で、学資ローンが半ばサラ金と化してしまっているのが実態ですから。その中で、リストラに遭い失業したり、非正規雇用になってしまったら、もう何百万円もの奨学金の残債を返すのは無理です。世の中には、個人の努力だけではどうにもならない問題もあるのです。そんな事にまで個人の努力だけに原因を求め、「新垣結衣と結婚したかったら、したら好いじゃん?君なら出来るよ。最初からやろうともせずに諦めるのは怠慢」と言ってしまうのは、ちょっと酷じゃないかと思います。

 1文字1円ライターの風評被害。スタートはみんな「ゼロ」からだよ

 1文字1円のライター報酬を低賃金だの搾取だの騒ぐのは甘えだ。そもそもライター(作家、著述家)は自分の書いたものが売れてナンボの世界。プロ野球選手や競馬の騎手と同じ。サラリーマンなんかの労働者と同列には扱えない。8時間労働や最低賃金の概念なぞ最初から存在しない。誰でも最初はゼロからのスタート。稼ぎたければ自分で努力しなさい・・・。というのが、この記事の主張なのでしょう。
 しかし、本当にそれだけの問題でしょうか?例えば、末端のアニメーターが1動画10円などの低単価で、1日15時間休みなしで動画を描き続けて、ようやく月10万稼げるかどうかの収入しか得られないのは、単に作品の良し悪しよりによるものではなく、プロデューサーや広告代理店が、巨大な資本力を背景に、暴利をむさぼる構造があるからです。「ブラック企業→そんなとこ、とっとと辞めたら良いじゃん?→むしろ、人に雇われるより雇う側になれば?→実力主義→弱肉強食で一体何が悪い」…という堂々巡りのままでは、奴隷が奴隷主に取って代わるだけで、奴隷制度もブラック企業も永遠に無くならないと思います。だからこそ、プロ野球選手も労働組合(プロ野球選手会)を作るようになったのではないでしょうか?

 海外はもう特別じゃない。「日本を出る」ことを真剣に考えるべし

 しかし、そんな賛同できない記事が一部にあったとしても、このブログを読むと勇気が湧いてくるのは確かです。もう私ぐらいの年齢になれば、どうしても悲観的に物事を考えてしまいがちです。自分では慎重に人生の事を考えているつもりでも、実際は単に臆病なだけだったりする。それに対して、このブログは、今までの私にはなかった視点を提供してくれて、非常に気付かされる事が多いです。
 上記の記事もそうです。私もそうですが、日本みたいな島国にずっと住んでいて、外国旅行も一度もしたこともない人間にとっては、海外に移住する事自体が、何かとてつもない事のように思いがちです。そんな中で、「地続きのヨーロッパでは、家賃の安い南ドイツに住んで、賃金の高いスイスで働くというのが当たり前」なんて言われると、もうそれだけで元気づけられた気分になってしまいます。それもこれも、地方によってはドイツ語も公用語のスイスだからこそ、余計に可能なのでしょうが。でも、英語もドイツ語もフランス語も、元は同じラテン語だったのですから、だからこそ、ドイツでヒットラーが政権を取りフランスを占領した後も、ドゴールが海外でフランスの亡命政権を樹立し、国内でナチスに対するレジスタンス(抵抗)闘争を組織できたのでしょう。もし、安倍政権が今よりさらに狂暴化してナチスみたいになっても、もうそれで終わりではありません。ドゴールのように海外から抵抗運動を続け、再び日本に舞い戻ってくれば良いのです。今は、もうそれが昔よりもはるかに可能な時代になっています。現に、職場のベトナム人バイトも、日本語を思うように喋れない中でも何とかやって行けているじゃないですか。
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安倍政権への審判が下された東京都議選

2017年07月05日 18時27分17秒 | モリカケも忖度もない公平な社会を

 

 7月2日に投票が行われた東京都議選の結果は次の通りです。小池都知事与党の都民ファーストが予想通り第一党に躍り出て、自民党は史上最低の23議席と、予想を上回る大惨敗に終わりました。自民・民進両党の減少分がそのまま都民ファーストの増加につながった事が分かります。

 自民59→23(▲36)、公明23→23(±0)、共産17→19(+2)、民進15→5(▲10)、都民0→55(+55)、生活者ネット3→1(▲2)、維新2→1(▲1)、無所属1→0(▲1)。いずれも前回との比較。選挙区の一部で定数変更による増減はあったが総定数は変わらず。その4年間に、民主党は民進党に改称し、都民ファーストへの鞍替え続出で、既に公示前に7議席にまで後退していました。(上記画像はNHKの開票速報)

 この時、ちょうど国政では自民党の安倍政権が、共謀罪法案の強行採決や森友・加計学園疑惑で、国民から強い批判にさらされていました。それが選挙戦にも影響し、自民党陣営が「安倍隠し」に追われるようになりました。安倍首相ポスターの顔写真の部分をわざと覆い隠すように、演説会の告知ビラを貼り、ビラを配布する時も、安倍首相の顔が印刷されたページを一番下にして撒いていました。身内であるはずの運動員からも、ここまで安倍首相が嫌われるようになるとは、私もさすがに思いませんでした。しかし、それも所詮は悪あがきに終わり、自民党は史上最大の惨敗を喫し、下村博文・前文科相や荻生田光一・官房副長官が自民都連の会長や総務会長を辞職する事態になりました。

 “首相載っているから自民ビラ配られない”(しんぶん赤旗)
 「森友と加計が悪い印象」 落選した自民ベテラン現職(朝日新聞)
 都議選の「安倍やめろ!」は尋常ではなかった(東洋経済オンライン)

 但し、得票数で見ると、議席差ほどの開きは見られません。確かに、投票率が前回の43.50%から51.28%に7.78%も跳ね上がり、その多くが都民ファーストに流れ、自民党は大きく得票を減らしたのは事実です。しかし、それでも自民党は依然として2割以上の得票率を維持し、議席数が肉薄した公明・共産両党よりも、まだはるかに多くの得票を得ています。自民党が惨敗したのは、国政への批判が急速に強まる中で、安倍一強体制の上に胡坐(あぐら)をかき、候補者を絞らなかった為に、複数区で共倒れが続出した選挙戦術のまずさが原因です。

 自民163万(36%)→126万(22%)、公明63万(14%)→73万(13%)、共産61万(13%)→77万(13%)、民進69万(15%)→38万(6%)、都民188万(33%)。いずれも前回との比較票数。但し千以下の票数は切り捨て。カッコ内は得票率。同じく小数点以下の%は切り捨て。

 実際、自民党候補が複数出馬した選挙区のうち、品川・目黒・板橋の各区では2人とも共倒れしてしまい、港・新宿・墨田・大田・練馬・足立・葛飾・江戸川の各区と八王子・町田の両市でも1人ずつ取りこぼしてしまいました。目黒区では、その間隙を縫って共産党の新人が滑り込み当選を果たしています(下記、朝日新聞の開票速報参照)。これらの選挙区は、いずれも候補者を1人に絞り込んでおれば楽に当選できたはずです。しかし、その一方で、三多摩地域を中心に、現職1人しか擁立していないにも関わらず、落選している選挙区も目立ちます。

 では、自民惨敗とは対照的に今回ボロ勝ちした都民ファーストが安泰かと言えば、それも違います。小池都知事は、安倍首相とも親密で、思想的にも同じ極右団体の「日本会議」に属しています。新たに都民ファースト幹事長に就任した野田数も、大日本帝国憲法の復活を説くゴリゴリの右翼です。自民党本部がなかなか小池知事の離党届を受理しなかったのも、その辺の事情を考慮に入れて、将来の復党に含みを持たせていたからかも知れません。野田数のスキャンダルについても、六本木のキャバクラ豪遊疑惑など、自民党に負けず劣らず凄まじいものがあります。その他の都民ファースト議員も、大半が初当選の小池チルドレンで占められています。この調子では、早晩、今の維新・橋下チルドレン議員のように、政治資金流用疑惑にまみれた議員連中による政治私物化が横行する事になるでしょう。

 小池知事と都民ファーストでいいのか? 仕切っているのは国民主権否定を公言する極右、安倍政権に全面協力の密約も(リテラ)
 小池都知事の最側近 横領疑惑の最中に六本木で豪遊か(ライブドア・ニュース)

 これではとても、今回の都議選結果を手放しで礼賛する訳にはいきません。下手すれば、自民党以上に右翼でスキャンダルまみれの都民ファーストが、かつての石原慎太郎のように、都政を私物化する恐れは十分にあります。しかし、その一方で、都民ファーストの躍進が、単なる都議会自民党や官僚支配に対する批判に留まらず、安倍政治への批判を伴ったものである事も確かです。実際に、都民ファーストに流れた票の中には、自民批判票や民進・生活者ネットの票も少なくありません。

 都民ファーストの躍進を、かつての維新躍進になぞらえ、新たな右派の台頭を警戒する気持ちは、当然私も持っています。しかし、今更それを嘆いた所で、一体何になるのでしょう?そんな事で悲嘆に暮れている暇があるなら、一刻も早く次の行動に出なければならないと思います。少なくとも、都政においては自民党の支配は崩れたのですから、後は都民ファーストが国政に進出する前に、同党に流れた安倍批判票をいかに呼び戻すかを考えなくてはなりません。

 これだけ安倍政権が森友・加計学園の問題で好き勝手に振る舞っても、なかなか内閣支持率が下がらなかったのは何故か?ひとえに野党第一党の民進党が頼りないからです。今回の都議選でも、せっかく自民党を追い詰めるチャンスだったのに、自民党に負ける前に都民ファーストに負けてしまうからと、多くの議員が「寄らば大樹の陰」と、都民ファーストに鞍替えしてしまいました。そんな節操のない事で、一体誰が民進党を支持しようという気になりますか?それが証拠に、逃げずに民進党の旗を降ろさなかった議員は、今回、意外と踏ん張ったじゃないですか。そして、安倍政権への対決姿勢をもっとも鮮明にした共産党が、都民ファーストに飲み込まれず、逆に議席を伸ばしたじゃないですか。

 ほらっ、小説「蟹工船」の漫画にもあるでしょう。労働者が最初のストライキに立ち上がった時、鎮圧にやって来た海軍兵士を、逆にスト支援部隊と勘違いして、歓迎する愚を労働者は犯してしまいました。しかし、軍隊にストライキが鎮圧された後も、労働者は諦めずに再び立ち上がります。今度は海軍なぞ当てにせず、船内の労働者全員が立ち上がる事で、ストライキは見事成功を収めました、と。

 都議選 共産 無党派層で第2党(しんぶん赤旗)
 米・仏・英と同様の「左翼バネ」が都議選でも働くのか(五十嵐仁の転成仁語)

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東京都議選を安倍政権とその別働隊への審判の場に!

2017年07月02日 22時11分35秒 | モリカケも忖度もない公平な社会を

 本日投票の東京都議選については、もうブログで記事にする余裕がなかったので、この間の私の都議選関連のツイート(ツイッターのつぶやき)を時系列にまとめて表示する事にします。
 最初に韓国・フランス大統領選やイギリス総選挙関連のツイートを紹介したのも、これが今回の都議選とも無関係ではないと私が考えるからです。欧米でも極右が伸長したりしていますが、そこはやはり腐っても鯛。今でも展開次第によっては左派政党が保守批判の受け皿になっています。それに引き換え日本では、自民党批判がそのまま左派支持とはならず、橋下徹や小池百合子に流れてしまっています。橋下徹率いる「維新の会」が、結局は安倍政権の別働隊にしか過ぎなかった事が、憲法改正や共謀罪法案の審議を通して、すっかり明らかになったにも関わらず。そういう問題意識も含めて、この間の私のツイートをまとめてみました。(ひょっとすると今夜の開票速報を見て更にツイートを追加するかも知れません)

「私を支持しなかった方々にも仕える大統領になる」と文在寅(ムンジェイン)韓国新大統領。仮にも公僕を標榜する以上はこうでなくちゃ。あくまで主権者は国民なんだから。常に「私が総理大臣なんだから」と俺様節全開で、はぐらかし答弁ばかりの安倍晋三とは偉い違いだ。この一言でもう「勝負あった」(5月9日)

今日貰った赤旗見本紙の韓国新大統領就任記事からも日本との違いが歴然。パク前政権の政治私物化を韓国民は拒否。日本では森友疑惑の安倍が未だに一強独裁。韓国民が新大統領に期待する政策1位が貧困解消、2位も青年の雇用推進。格差拡大拒否した韓国、格差容認で慰安婦叩きに走るしか能のない日本

仏大統領選でも日本との差が歴然。マスコミは極右ルペンの伸長ばかり言うが実際は左派のメランション含め4陣営拮抗。決戦投票でも極右のポピュリズムを拒否。革命やレジスタンスの経験故か、単に保守回帰とはならず。民主がダメでやはり自民と、先祖返りで元の木阿弥に泣く日本とは大違い。(以上、5月10日)

英総選挙:急進左派、着実に拡大 「怒れる若者」支持広げ - 毎日新聞 英国メイ政権も高支持率に胡座をかき側近政治を推進。その余勢をかって、更に政権基盤を盤石にしようと解散に打って出て、逆に墓穴を掘った。さあ次は日本の安倍の番だ(6月9日)

東京新聞:小池知事、豊洲移転固める 築地跡地は貸し出し 都議選前に表明へ:社会(TOKYO Web) 都民ファーストはやはり、デマゴギーだけの、ただのファシストだった(6月18日)

小池知事:豊洲移転を正式表明 築地復活も視野 緊急会見 - 毎日新聞 「将来的に築地に市場を戻すことを視野に」入れるんだったら何故、「豊洲に市場機能を移転」させるんだろうか?まるで昨日の安倍の記者会見みたいな詭弁w

豊洲は既に建物が完成し、直ぐに使える様に要冷庫の冷却も始まっている、今になって移転中止なんて無理、という意見に対して。確かに、一旦開始した冷却を中止したら結露で建物自体がダメになるが、それは土壌汚染があるのに勝手に冷却を始めた前都政の責任であって、築地関係者や都民の責任ではない

だから、豊洲移転中止による損失も、勝手に見切り発車した移転派に負担させたら好いだけの話。なのに小池知事は、損失が勿体無いから築地も豊洲も使うと、意味不明な事を言い出した。実際は「隠れ移転派」に過ぎない知事を、あたかも築地の守護神であるかの様に持ち上げて来たマスコミの責任は大きい

べにばな@ダイエット始めました@CcreticusL
小池知事のせいで1兆円近くドブに捨てようとしているのに、小池知事の支持率が舛添氏が100万円無駄にした時ほど下がらないのを見ると、"1人殺せば犯罪者だが、100万人殺せば英雄"というフレーズを思い出す(以上、6月20日)

東京新聞政治部@tokyoseijibu
#内閣支持率が下落しています。理由は「共謀罪」を強引に成立させたこと、そして「加計」問題とその対応と思われます。佐藤正明さんの政治まんがもこの問題を取り上げています。支持率に関するデータとともにご覧ください。佐藤さんの傑作選「まんが政治VS政治まんが」(岩波書店)もよろしく(6月21日)

菅長官「会見必要ない」記者と激しく応酬も それでよく小池百合子の事を「透明性がない」なぞと言えるよな!(6月23日)

お金払って新聞買ってんだ=二階氏また不規則発言 「我々はお金払って新聞買ってんだ。買ってもらっているということを忘れるな」と自民の二階幹事長。じゃあ、その二階がもらう国会議員の歳費は一体どこから出てんだ?主権者・国民の税金じゃないか(6月30日)

週刊現代の都議選予測。自民激減▲23都ファ激増+51で公明を合わせた「潜在与党」は+28。実は安倍にとっては痛くも痒くもない。ただ問題なのは都ファ支持層の内実が単なる官僚批判だけでなく「反安倍」含みである事。所詮は右派の日本会議所属で自民離党もポーズだけの小池がどこで馬脚を現すか

オレオレ詐欺が詐欺である事を隠す様なものだw早くくたばれ自民党!
川上芳明
Facebookにも記事が投稿されてましたね。爆笑ものですが、安倍政権はいよいよ末期症状です。 7/2しんぶん赤旗「(自民党が)安倍首相ポスターの顔隠し宣伝」

21:57の都選管開票速報。確定議席51のうち都ファ40(系列無所属含む)、公明8、共産2、自民1。自民が現時点で僅か1しか獲得できず。多分、史上最低の議席数に落ち込むだろう。圧勝したのが安倍ともツーツーの都ファなのが残念も、これは裏返せば野党も戦略如何で自民に勝てるという事だ(以上、7月2日)

きっこ
小池百合子は安倍晋三と水面下でベッタリ癒着してるんだから、いくら都議選で自民を大敗させたって「自民ファーストの会」なんか大勝させたら意味ないじゃん。何度も何度も同じ手口に騙される民度の低さ、さすがは安倍晋三なんかを5年間も首相にさせてる「恥ずかしい国」の首都だけのことはあるな。

東京新聞編集局
【都議選速報】稲田朋美防衛相が応援演説で「自衛隊としてお願いしたい」と発言した板橋区(定数5)では、自民候補が2人立候補しましたが、いずれも落選。稲田氏は、投開票日の夜には海自幹部と居酒屋にいました。記者からの質問には無言でした。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/togisen2017/news/CK2017070202100026.html

産経ニュース
#都議選投開票 】惨敗の自民・下村博文都連会長が辞任表明

異邦人
まあ、連中の本意がどうあれ自民党が大敗したのは事実。公明創価の力が無ければマトモに集票すら出来ない事実が露呈した。実質的には日本会議の片割れが勝利したに過ぎないが、都民は殆ど自民党から離れたと考えて良いだろう。

鳩山由紀夫
安倍総裁が都議選の応援で秋葉原の街頭に立った時、聴衆から辞めろコールが続いた。その際総裁は「自民党は演説を邪魔する行為を絶対にしない」と訴えた。私が政権交代選挙で街頭に立った時、盛んに野次をいただいたが、あれはどなただったのか。野次に反応すると墓穴を掘る。

東京新聞編集局
【都議選速報】自民党の議席が23で確定。過去最低に。選挙前、第1党の57から激減。自民党本部の様子です。

吉岡正史‏
自民党と最後の議席を争い、日本共産党が競り勝って、前進する選挙となった。歴史の進展は、本当に面白い。そして、今後も面白くなる。今回の都議選は、安倍自公政権の弔いの鐘を鳴らした。つまり、それに代わる政治が直接、問われる時代が始まる、ということ。

umekichi
昨日、安倍自民党総裁が秋葉原で応援演説にたった。安倍『演説を邪魔(ヤジ)するような行為「こんな人達」に負けるわけにはいかない』俺、「こんな人達」側にいる。安倍晋三、お前達みたいな奴等に負けるわけにはいかないんだよ、俺たちは。
安倍首相が秋葉原の都議選応援演説で「安倍やめろ」コール殺到に逆ギレ! 国民に向かって「こんな人たちに負けない」

宇宙からの使者
安倍自民党、都議選で歴史的大敗で「明日から政局だ」「内閣総辞職」と厳しい声も (以上、リツイート追記 最終更新7/3 1:52)

コメント (2)
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