アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
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転載:12/3 大阪の貧困学習会「派遣労働者は今、現場からの報告」

2010年11月29日 20時03分44秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を
※以下、大阪での貧困問題学習会の案内です。CMLというメーリングリストからの転載です。その学習会講師の平さんこそ、何を隠そう、私(プレカリアート)がこの春に職場の件で労組を訪れた際に、相談にのってくれた方です。これは行かない訳にはいきません。次回の職場新聞にも是非載せておこう。

(転送歓迎)
△ 大阪の貧困を見つめる連続学習会(第14回) ▽

======= 「派遣労働者は今、現場からの報告」 =======

日時:12月3日(金)18時30分~

会場:いきいきエイジングセンター 第2・3研修室
   http://www.osakaymca.or.jp/kourei/ikiiki/access.html  (地下鉄「南森町」駅・出口4Bから南に約400m)

講 師 地域労組おおさか・書記長 平佳子さん
参加費 無料

主 催 反貧困ネットワーク大阪実行委員会
問合先 大阪いちょうの会(電話06-6361-0546)

 ○・o。。o・○・o。。o・○・o。。o・○・o。。o・

 近年、非正規労働や生活保護などの問題が取り上げられるようになり、「貧困」という言葉も、聞き慣れないものではなくなってきました。しかし、その範囲はとても広く、どこでどんな問題が生じているのか、全体像はなかなか見えないのではないでしょうか。
 しかし、大阪には、現場に密着した取り組みをしている、歴史と地力のある団体がたくさんあります。さまざまな現場からの生の報告を支援者・当事者の方からしていただき、大阪の「貧困の実相」を横断的に知ろうというのが、この学習会のネライです。これまでは、しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西(女性と貧困)、耳原病院(医療と貧困)、野宿者ネットワーク(ホームレス問題、貧困ビジネス)、派遣ネットワーク・関西(外国人労働者問題)、借地借家人組合(公営住宅問題)、現役高校教師(子どもの貧困)、精神保健福祉士(貧困に潜む依存症)、大阪いちょうの会(多重債務問題)、弁護士(追い出し屋、囲い屋問題)、NGO(在日外国人の貧困)、生活と健康を守る会(高齢者の貧困)、女性介護労働者の会(介護労働者の貧困)の方々に講師をしていただきました。
 今回は、「派遣労働者は今、現場からの報告」(仮)と題しまして、派遣法改正も審議されようとしている中、派遣労働者が現在おかれている状況について、支援の現場の方からお話いただきます。興味深いお話しがお聞きできると思います。
 ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております(事前申込みは不要です。但し先着50名)。

□■今後の開催予定
2011年1月30日(日) シンポジウム開催予定
(会場及び内容は調整中です)

--------------------------------------
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11.24団交の到達点を改めて再確認しておこう

2010年11月28日 22時31分17秒 | 職場人権レポートVol.1
(注)前回の団交報告記事の後、11月26日の職場バイト朝礼において、所長から「PC積み替え作業では無理をするな」旨の発言がありました。下記記事は当該発言を受けてのものです。最初の団交報告記事が、どちらかと言えば悲観的な内容だったのに引き換え、こちらのほうでは、寧ろ楽観的ともいえる立場に転換しているのも、その状況変化を踏まえてのものです。以上、念のため。


 団交以後、何人かのバイトに意見を聞いたが、大抵は「敗北」と誤って捉えていますね。違うでしょう、「敗北」ではなく「勝利」でしょう。今まで何の安全策も講じずに、勝手にカゴ車で入るにまかせていたPCについて、「ドーリーへの積み替えの際には無理をするな」「多少遅くなっても構わないから、一度に積替えたりせず分割して降ろしたり、自分ひとりでやろうとせずに誰かに手伝ってもらえ」という言質を引き出すことに成功したのですから。

 これが無かったら今頃どうなっていると思います?PCは毎日カゴで入ってくるわ、2・3便の野菜・惣菜クレート商品を受けるドーリーも不足するわで、もっと負荷が各人にかかって来ますよ。時間に急き立てられ、無理して事故・怪我させられた挙句に、「お前が悪い」の一言で済まされるのがオチですよ。それに対して、「無理しなくて良い」という言質を引き出した意義は大きい。
 それに対して、「分割で降ろしたり手伝っていたりしたら、いつまで経っても作業が終わらないではないか」という意見もあるでしょうが、それは我々バイトの責任ではないでしょう。それで作業の積み残しが出たとしても、それは適正な作業計画の立案や人員配置を怠った会社の責任でしょう。

 それと比べたら、私が写真撮影の件で一筆取らされた問題なんてのは、二次的な問題です。機密でも何でもない構内風景を、労働安全確立という公益目的の為に撮っただけの事です。別に個人のプライバシーを侵害した訳でも何でもない。悪いのは、労働法規の不備を悪用して、「運ぶ荷物の重量制限なんてどこにも書いてないじゃないか」という理屈で、過重労働を押し付ける元請スーパーや、何の安全策(教育・防具の整備)も講じずに問題を放置してきた下請け業者にあるのが、誰の目にも明らかなのに。だから、「就業時間内での組合活動」という理由でしか、私に一筆書かせる事が出来なかったのでしょうが。一筆の狙いは口封じです。それで私の口を封じる事が出来たと、姑息にも会社は踏んでいるのです。既に私だけの闘いではなくなっている中で、今さらそんな事をしても何の意味も無いのに。

 ただ、今回の勝利は、「貴重」ではあっても、あくまでも「初歩的」なものにしか過ぎません。「これでとりあえずは一件落着、一安心」なんて思っていたら、とんでもない。直ぐに足元すくわれます。それが証拠に、今もPCがどんどんカゴ車で入荷しているではないですか。たかが3センターで千台そこらのドーリーを補充した所で、「焼け石に水」にもなりません。それどころか、2・3便商品の荷受けにも事欠くようになりつつあるではないですか。事態は何ら一向に変わらず、寧ろ悪化しつつあるというのに。
 また、まさかとは思いますが、「あれは××さん(プレカリアートの本名)だけが問題にしているのであって、わしらには関係ない」なんて思っている人はいないでしょうね。しかし、当人がどう思おうとも、ドーリー不足の影響や過重労働の負荷は、既に私だけでなくみんなにのしかかって来ています。誰が事故・怪我してもおかしくないのに、「自分だけは別」なんていくら思っても、何の気休めにもなりません。

 この今の局面で最も大事な事は、決して諦めない事です。「言ってもムダ」「やってもムダ」「黙っていたら会社が何とかしてくれるだろう」なんて、絶対に思ったらダメです。それでは、みんないつまで経っても奴隷のままやで。それは今までの流れからも一目瞭然ではないですか。黙っていて良くなりましたか?会社が何とかしてくれましたか?何も良くなりませんでしたね。何もしてくれませんでしたね。逆に、ますます悪くなる一方じゃないですか。
 今まで業者仕分けだったのがどんどん自分たちで仕分けしなければならなくなり、ハンディが導入され、明治の牛乳も仕分けしなければならなくなり、PCもカゴ車納品になり・・・。このままでは、マジで誰か大怪我させられますよ。その段に及んでも、まだ「何とかなる」と思っているのですか?

 そして、元請スーパーや下請け業者の言う事や、やろうとしている事を注視し、その矛盾を一つ一つ見抜いていく事です。よく見れば、おかしな事だらけじゃないですか。

●「PCを一度に降ろせなんて指示を会社はした訳ではない」なんて団交で言ってましたが、ではPCがカゴ車で搬入される前に、会社としてきちんとバイトに安全教育をやったのか?適正な降ろし方や、降ろす際のポイントや、やってはいけない事などを、きちんと事前に教えたのか?何もやらず、完全にバイト任せにしておきながら、後になってから「そんな事なぞ指示していない」なんて、よくも言えたものだと思いませんか?それに誰も何も疑問を感じませんでしたか?

●「元請やその系列子会社の言いなりにならざるを得ないのも、偏に雇用確保の為だ」「会社は従業員の事もちゃんと考えている」なんて本気で思っているのなら、何故団交で、「法律に違反していなければ何やっても良いのだ、何か文句ある?」なんて態度が取れるのですか?「業務改善提案なんて余計な事なぞせずに、下請けは下請けらしく黙って上の言う事を聞け」なんて態度も取れるのですか?

●また、「昔はドーリーもカゴ車もパレットも無かったのだ、何事も物事は徐々にしか変わらない」とも言いましたが、それは自然にそうなったのですか?誰かが最初に何とかしろと声を挙げ、それをみんなも言うようになったからこそ、初めて実現できるようになったのでしょうが。それを、そんな理屈で行ったら、この会社の事ですから、「昔はみんな歩いて旅していたんだ、交通費の補助も送迎バスも廃止するから、みんな歩いて通勤して来い」ぐらい言い出しかねませんで。

●「法律に違反していなければ何も言えない」なんて言っていたら、いつまで経っても社会は進歩せず、人民も奴隷のままだった。実際はそうではなく、被爆者援護法も、ハンセン病患者やアスベスト患者の救済も、貸金業法改正も、グッドウィルのピンハネ賃金返還も、最初は何の権利も保障も無い所から、長年にわたる闘いや運動によって、権利や法律を勝ち取って来たのでしょうが。

 勿論、一番良いのは、一人でも多くのバイトが労働組合に入ってくれる事です。如何に正論でも、声を挙げる人が少ないと、なかなか通りません。やはり「数は力」なのです。団交で相手が4人出てくるのなら、こちら側からも最低同数は出さなければ、話になりません。
 でも、まだそこまでなかなか踏ん切りがつかないのなら、それでも良いから、少なくとも負け犬根性や奴隷根性には囚われる事無く、一人の人間として「おかしい事はおかしい」と疑問に思い続ける事です。要は諦めないで、問題意識を持ち続ける事です。

 そして、何よりも自分の身はまず自分で守る事です。その為には、決して無理をしない。誰が何と言おうと安全第一で行動する。怪我して仕事も出来なくなって困るのは自分なのですから。会社が守ってくれる訳ない事は既に書きました。会社に守ってもらうのではなく、会社に安全基準を守らせるのです。
 その為に労働組合もあるのですが、組合任せでもダメです。会社任せの他力本願では勿論ダメだし、それで個人だけでは力が弱いので労働組合に入るのですが、そこでも単なる組合任せではダメです。最後に決め手になるのは、あくまでも個人の意志とパワーとテクニックだという事を、団交でも嫌というほど思い知らされましたから。

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11.24団交報告

2010年11月25日 19時22分28秒 | 職場人権レポートVol.1
 団交は本日24日14時から、大阪市××区にある××会館という所の会議室で、約1時間に渡って行われました。団交の交渉相手は私の直接雇用先の二次下請け会社で、会社側からは総務部長・労務部長、労務部員2名の、計4名が来ました。
 まず、午前中に自宅で下記の団交提出用資料を作成した後に、地域労組・城北友愛会の事務所に出向いて、団交の進め方を打ち合わせ。その時に下記の資料を提示し、労組で印刷してもらいました。打ち合わせでは、私がPC積み替え作業問題について、労組委員長が社内の労安管理体制の現状について、それぞれ説明を求める手はずで確認。
 それで、14時に一緒に団交会場に出向いて、団交に臨んだのですが、余り芳しくない事になってしまいました。

 まず私が、団交資料に沿ってPC積み替え作業の危険性を指摘し、団交申入れ以降もほぼ毎日の様にPCがカゴ車で入荷した事に対する総括・謝罪を求めたのですが、完全に撥ね付けられました。下記が会社側の言い分の要約です。

●下請けが元請けに「本来、普通はこうあるべきだ」なんてとても言えない。製造業などでよく行われているQC活動(業務改善提案)も、あれは社員を対象としたものであって、下請けでは無理だ。意見を聞いた以上は回答しなければならない、しかし下請けでは出来る事は限られる。
●PCがドーリーで入荷するのは、あくまで理想でしかない。昔は全部カゴ車で入荷していた。このように、作業の在り方は元請が決める事であって、我々が「これが本来の姿だ」とか「これが普通だ」とは言えたものではない。
●ドーリーの在庫切れも、3センターで千個ぐらいの補充では到底間に合わない事も、とっくに分かっている。しかし、それを元請スーパーや一次下請け会社に言うだけでも一苦労だったのだ。余りうるさく言うと業務委託契約を解除されてしまう。顔色を伺いながら言うしかない。
●昔はドーリーもパワーゲートもカゴ車もパレットも無かった、全部直積みだった。そこから、作業効率や労働安全にも配慮が必要だという事になって、徐々に改善されてきたのだ。何事も一挙には変わらない。
●これは決して「何も言うな、ただ黙って働け」と言う事ではない。そういう中でも、従業員の安全や健康にも配慮しなければならないのは勿論だ。そこは労働基準法・安全衛生法などの法令に基づいて業務を行っている。それでも尚且つ「問題である」と言うのであれば、どこが法律に違反しているか教えて欲しい。
●PC積み替え作業についても、決して一遍に全部カゴ車から降ろす必要はないし、そんな事は会社も求めていない。重いのであれば少し手前に引っ張り出して分割して降ろせば良いし、誰かに手伝ってもらえば良い。PC当番が過重なのであれば、出来るだけ残業メンバーから外すように考慮する。

 そして、返す刀で会社側が言ってきたのが、私の写真撮影の件。とにかく会社は情報漏洩を心配していた。「勤務時間内の組合活動は職務専念義務違反だ」とも言ってきた。それで結局、資料自体も団交では目を通してくれたものの、最終的に受け取りを拒否され、私が「写真撮影はもうしません」という趣旨の一筆を取られる事になりました。
 まあ、これは私もある程度予想してた事なので、それでも労働基準監督署への公益通報をほのめかして、少しでも圧力になればと思って出したのですが、却って言質を取られる破目になってしまいました。「委員長にも累が及ぶ事になるよ」とまで言われれば、もう引かざるを得なかった。

 そりゃあ、こちら側も言いたい事は幾らでもあるよ。

●作業スタイルが直積みから今の様な姿に変わってきたのも、決して自然にそうなったのではない。労働組合の長年の闘いや活動もあればこそだ。単に経営者の良心や思惑だけに頼っていたのでは、もっと直積みの時代が続いていたであろうし、パワーゲートやドーリーも出現しなかったかも知れない。
二言目には「従業員の雇用を守るためだ」と言うが、要は「我が身可愛さ」だけではないか。「本気で従業員の事を考えているなら、「どこが法律違反なのか?」=「違反さえしていなければ良い」なぞという発想は出てこない筈だ。実際は「何も言うな、ただ黙って働け」が本音なのに、流石にそこまでは言えないから、こんな言い方で誤魔化しているだけじゃないか。
●「不正を告発しても西宮冷蔵みたいになるだけだ」とも言ったが、ではチッソや雪印乳業はどうなった。そうやって、「我が身可愛さ」でしかないものを「雇用確保」と言い包め、不正に目をつぶってきた為に、水俣病患者が生まれ、食中毒で雪印が潰れてしまったのではないか。
「法律に違反していなければ良い」という事にはならない。サラ金や街金も、罰則が付かない利息制限法には違反していても、罰則が付く出資法には違反していないという理由で、法律のグレーゾーンで暴利を貪って来た。しかし、やがて法律に違反していようがいまいが、サラ金や街金の実態が決して庶民金融なんかではなく、貧乏人を食い物にする貧困ビジネスでしかない事が、被害者の運動によって次第に明らかになってきた結果、淘汰される事になったのだろう。短期的には雇用確保(実は我が身可愛さ)の、「臭い物に蓋」の処世術が功を奏する事があっても、いつか不正は見抜かれる。その時になって、「その時あなたは人間としてどうだったのか?」が、逆に問われる事だってあるのだ。

 もっと、こちらに力があり弁も立てば、そういう事も言えたのですが、結局は後の祭りです。その時はそこまで上手く言えませんでした。今後はもっとロールプレイングなどの訓練も積んで、緻密に作戦を練る必要があったように思います。
 ただ、その中で成果を見出すとすれば、法律云々も然る事ながら、「会社としても個人に無理は強要出来ない」という言質を引き出した事でしょう。如何にあこぎな会社と言えども、百メートル20秒でしか走れない人に、10秒で走らせる事は出来ないのです。であれば、何も無理してPCをドーリーに一遍に積む必要はないのではないか。たとえ作業終了時間に遅れようとも、無理して腰痛になったり、事故して自分が悪者にされるぐらいなら、まだゆっくりでも、分割して降ろすなり手伝って貰うなりすれば良いのではないか。
 会社の対応が上記のようなものであるならば、そういう「居直り」も、自分を守る為には必要なのではないか。そう思います。そして時期を待つ事です。いつか不正は露呈するのだから。
 それでダメだったら、俺はこんな会社こちらから辞めてやるよ。そうすれば、業務命令や就業規則に服従する義務も晴れて無くなる訳だから、後は憲法や労働法規に則って、思う存分好きなようにやらせてもらう。


団交提出資料(計2枚のうちの1枚)
コメント (2)
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沖縄県知事選での革新勝利を願って

2010年11月21日 23時06分05秒 | 都構想・IRカジノ反対!


・[CML 006478] イエローにブログを変えてイハ勝利

 沖縄知事選は厳しい状況にある。
 私は基地問題の根本的な解決の為にどうしてもイハ氏(伊波氏)に勝って欲しいと思っている。
 しかし財政支援するほどお金がない。
 応援に行くほど時間がない
 自分に出来る事は何か?
 イハ氏のシンボルカラーである黄色にブログの壁紙を変えるくらいの事なら出来る。
 そしてそれを呼びかけるくらいの事なら出来る
 そして友人やメーリングリストに呼びかけた。
 早速応じてくれた人たちがいる。
 確認が出来た所では以下の人たちがイエロー作戦に参加してくれた。

 お玉おばさんでもわかる 政治のお話
 JUNSKYblog2010
 あんくる トム 工房
 著名な平和運動家のきくちゆみさんや700人のメーリングリストを束ねる岡林信一さんにも賛同頂きました。

 黄色でなくてもオレンジ色でも黄色っぽい物ならいいです。
 11月28日までお使いのブログサービスの黄色っぽい物を使用しましょう。
 イエローにブログを変えてイハ勝利

 厳しい現実を平山基生さんは伝えてます。
 しかし
 最後はこの言葉で結んでいます。

 悲観論はもち論危険です。勝利のチャンスはあります。いか
 に、日米権力が強力でも、民意と正義は伊波陣営にあります。
 一人ひとりが死に物狂いの闘いを広げるならばチャンスを生か
 せます。
 イエローにブログを変えてイハ勝利

 http://list.jca.apc.org/public/cml/2010-November/006366.html

・・・という事で、私のブログでも、遅まきながら上記の取り組みに参加させて貰う事にしました。但し、最近はこのブログ記事の文章をそのまま職場新聞にも転用している事もあり、テンプレートは今のシンプルな形式のままとします。その上で、色も黄色だと余りにも見辛いので、オレンジにしてみました。
 使ってみたら思ったよりも見やすいので、ひょっとしたら、11月28日投票の沖縄県知事選終了後も、このテンプレートのままで行くかもしれません。
 但し、オレンジに変更当初こそ華やいだ感じがして良いと思ったものの、ずっと見ているとやはり目がチカチカして来るので、29日以降は以前のベーシックブルーのテンプレートに戻す事にします。
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第1回団交にむけての方針(案)

2010年11月21日 17時21分09秒 | 職場人権レポートVol.1
 来る11月24日の初回団交には、下記の方針で臨もうと考えています。これに対して意見等あれば、早めに私までご連絡願います。

■最低限の獲得目標(必須要求事項)

(1)ドーリー発注数の抜本的引き上げ。
 18日の朝礼で、所長からドーリーの発注について言及がされたそうです。しかし、その内容たるや、お粗末なものでした。××と××の両センター分として、とりあえず1千個発注するだけです。
 このセンターの午後からのPC入荷分だけでも約200個からのドーリーが毎日使用され、しかも既に在庫切れをきたしているというのに、たったこれだけの数では「焼け石に水」にもなりません。減価償却の事まで考えたら、このセンターだけに限っても倍の2千個はいるでしょう。多少余計目に発注しても、絶対に要る備品ですから決して損にはなりません。また、発注する以上は全て静音仕様のものに統一させます。そうすれば、出荷先店舗によっていちいちドーリーの種類を選り分けなければならないなぞという、非効率この上ない手間も省けます。今も続々と新店をオープンさせている巨大スーパーに、それぐらいの投資が出来ない筈はありません。

(2)今までのドーリー発注サボタージュにより、労働者を危険作業に従事させてきた事に対する総括・謝罪と、具体的対策の提示。
 この11月10日に、私の労組加入通知と併せて団体交渉の申入れが為され、18日に前記言及がされて以降も、相変わらず毎日のようにPCがカゴ車で納品されてきて、重いPCを不安定な体勢でドーリーに積み替える作業に、バイトが従事させられています。ドーリー発注自体が遅きに失したものであり、早急に事態が改善されて然るべきなのに、未だに事態が改善されないというのでは、会社の誠意を疑わざるを得ません。
 これは何も無理難題を突きつけている訳では全然ありません。「これ以上、労働者を危険作業に従事させない為に、必要な備品をちゃんと手配して下さい」と言っているに過ぎません。それも高価な投資を要求している訳ではない。スーパー全体の事業剰余からすれば、ドーリーなんて安いものです。
 たったそれだけの事であるにも関わらず、それが未だに改善されないという事は、もはや会社(元請スーパーも下請けの我が社も)にはその気がないものと看做さざるを得ません。だから、たった千個そこらの発注でお茶を濁そうとしているのでしょう。これでは「労働者の命はドーリー以下だ」と言っているのと同じです。この間の改善遅延の原因究明、並びに期限を明示した対策について、明確な回答を文書で求めます。
   
   


■次に繋げる目標(継続協議事項)

(3)この問題を契機に、会社の悪しき体質についてもメスを入れ、是正につなげていく。
 今回の団体交渉は、直接的にはPC積み替え作業問題が議題となっていますが、事は単なる備品の発注だけで済まされるものではありません。何故なら、このドーリー発注サボタージュ一つとっても、そこには「何でも上の言いなり奴隷根性」「その場しのぎの無責任体質」「事なかれ主義の隠蔽体質」といった、この会社(我が社)の悪しき社風が現れているからです。
 必要備品の発注一つ上に言えない。――言いっ放しで後のフォローが無ければ何も言ってないのと同じです。何か問題が発覚しても、内部での責任たらい回しに明け暮れ、行き当たりばったりの彌縫策に逃げ込もうとする。その挙句に、団交まで社員の目に届かない社外でやるとは。――家族経営の町工場じゃあるまいし、たった数時間の会議に供する会議室も社内には無いのか?
 特に、今回のような労働安全に関する問題については、「下請けだから」というのは口実にはなり得ないし、そんな「口実」を通用させては絶対にいけません。元請から「お前死ね」と言われたら、黙って死にますか? 下請けの労働者には基本的人権は無いのですか? そんな理屈が受け入れられますか? 
 危険作業に従事されても何一つ言えないのも、それと全く同じではないですか。そこにメスが入れられない限り、仮にこの問題が決着しても、また同じような問題が早晩起こるのは確実です。

●慢性的な人員不足。元々人員数自体が減らされている上に、勤務シフトが実際の作業量と乖離している問題も含めて――午前中の比較的少ない物量に合わせられて、物量が増える午後にいつも混乱を来たしている木曜日の出勤体制なぞ、その典型でしょう。
●「個人日報」・「カテゴリー別日報」に典型的に見られるような、紙上だけで現場を管理しようとする形式主義。そのような形で、頓珍漢な方針ばかりが上から提起され、最も切実な現場からの改善要望は全然反映されない不合理。
●「ハンディ導入の意義」「静音カートの有効性」といった根本的な疑問には何ら答えられず、ただ単に「スーパーや元請の命令だから」というだけで従業員を従わせようとする形式主義・命令主義。
●上記の人員不足や現場の矛盾を放置したまま、徒に「早くしろ早くしろ」とばかりマイクでせき立て、人をまるでモノのように扱う社員の態度。

 これらの問題についても順次メスを入れていくつもりです。決して「形だけの解決」では終わらせません。
 勿論、これは私一人だけで出来る事ではありません。とりあえずは、言いだしっぺの私から、まずは出来る限りやっては行きますが、他の従業員のみなさんも、上記趣旨に賛同される方については、出来るだけ応援をお願い致します。そして、出来るならば共に闘って欲しい。これ以上奴隷扱いされたくないのであれば。一人よりも二人、二人よりも十人、声が多くなればなるほど、会社は聞く耳を持たざるを得なくなります。
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大きな行動も小さな勇気から始まる

2010年11月18日 22時49分51秒 | 職場人権レポートVol.1
お父さんとチョンテイル(原題:아빠와 전태일)


 私のブログ仲間である「旗旗」というブログの、11月13日付の「今日はチョン・テイルさんの40回目の命日です」という記事の中で、何と私が今やっている職場改善の取り組みが紹介がされました。
 チョンテイル(全泰壱)さんというのは、今から40年前の1970年11月13日に韓国で、職場の劣悪な労働条件に抗議して焼身自殺を遂げた若者です。その命日だという事で取り上げられた記事の終わりのほうで、私の事が取り上げられました。そんな初めて聞く人の事で、何故私の事が取り上げられたのか。それを知るためにも、チョンテイルさんについて少し説明します。

 彼の自殺が22歳の時ですから、生まれ育ったのは50~60年代です。当時の韓国は、第二次大戦終結で日本の植民地支配から解放されたのもつかの間、今度は南北分断の悲劇に見舞われます。朝鮮半島の南北に、それぞれ米ソを後ろ盾とする国家(大韓民国=韓国と、朝鮮民主主義人民共和国=北朝鮮)が誕生し、一時は戦火を交えるまでになります。その中で、韓国では最初の親米独裁政権が学生革命で倒されたものの、再び軍事クーデターで朴正熙(パクチョンヒ)の独裁政権が誕生し、野党や労働組合は徹底的に弾圧されます。

 そんな時代に、貧しい縫製工の家庭に生まれ学校も碌に行けなかったチョンテイルさんが、首都ソウルの場末の縫製工場で働き始めます。その縫製工場は、1階を上下に区切って作られた中2階の蚕棚のような造りで、そこでは「女工哀史」さながらの搾取がまかり通っていました。その中で彼は、最も虐められていた少年少女の見習い工を庇い、通勤のバス代で見習い工に食べる物を買ってあげ、自分は空腹のまま歩いて帰る日々を過ごします。そして、労働法を独学で勉強し、見習い工の中に「バカの会」という労働法の勉強会を組織して、職場の要求を取り上げていきます。

 何故「バカの会」なんて名乗るようになったかというと、周囲の大人たちがチョンテイルさんたちに「そんな事をしても無駄なのにバカな奴らだ」と言ったのを逆手にとり、「ならばそれを会の名前にしてやろう」と始めたのだとか。長い間、植民地支配や封建・独裁政治が続いた韓国では、儒教の影響もあって、「奴隷根性」が国民に染み付いていたのです。
 韓国は今でこそ、軍部や財閥が依然強い力を持つ一方で、それに抗する学生・労働運動も盛んで、焼身自殺のニュースが伝えられてきた事もあってか、「血気盛んな国民性」のイメージが日本でも行き渡っています。しかし、その気風も実際は、国民自身が「奴隷根性」を克服し民主化を達成する中で、徐々に育まれてきたものだったのです。

 その労働法のテキストには、韓国にも日本の労働基準法に相当する法律があり、8時間労働や有給休暇・生理休暇の権利が定められていると書かれていました。あくまでも表面上は、韓国の労働者にも他の先進国なみの権利が与えられていたのです。
 しかし、それは実際には「絵に描いた餅」にしか過ぎませんでした。それどころか、形だけの「労働法」の存在によって、現実の搾取が覆い隠されてさえいたのです。
 それを知ったチョンテイルさんは、今まで勉強会で使用していた労働法のテキストも燃やして踏ん切りをつけた上で、改めて職場の実態を告発していきます。

 それでもマスコミは沈黙を続ける中で、「バカの会」もついに弾圧され解散させられてしまいます。チョンテイルさん自身も解雇され、それに抗議する集会も潰されます。「バカの会」の労働者も遠巻きに様子を伺うだけで、誰もチョンテイルさんを救おうとはしません。もはやこれまでと悟ったチョンテイルさんは、抗議の焼身自殺を決行します。そして火だるまになりながら、「労働者を人間扱いしろ!」「日曜日ぐらい休ませろ!」と、最期まで叫び続けて亡くなります。

 しかし、事態が本当に動き出すのは、実はここからです。
 彼チョンテイルさんの自殺をきっかけに、韓国の労働実態が少しずつ明るみに出てきます。それまで「奇跡の経済成長」として賞賛される一方だったのが、その暗部に初めてメスが入れられます。その動きに励まされる形で、それまで黙っていた労働者も次第に声を上げるようになっていきます。
 その影響は韓国の民主化運動にも及びます。それまでは学生や知識人だけに限られていた運動が、労働問題も取り上げるようになる中で、次第に国民の中にも広がっていきます。そうして80年代に入り、軍事政権が内外ともに追い詰められる中で、韓国民はとうとう民主化を勝ち取ります。
 更に時代は下り、2005年になってようやく、再開発されたソウルの遊歩道・清渓川(チョンゲチョン)の、元あった縫製工場の近くに、チョンテイルさんの彫像と銅板がつくられ、彼の名が通りにつけられるまでになりました。

 以上がチョンテイルさんに関する説明です。さらに詳しく知りたい方は、ブログ「旗旗」の当該記事をご覧下さい。その後の「彼から何を受け継ぐべきなのか」という所で、「一番大事な事は、チョンテイルさんのように華々しく散る事ではなく、誰も焼身自殺なぞしなくても良い世の中を、みんなで作り上げていく事なのだ」と結ばれた後に、私の事がちょこっと出てきます。

>権利の上に眠るものに権利を主張する資格はない、法律に書いてあろうがなかろうが、現実にそれが保障され、社会で貫徹していなければ何の意味もないということです。今、プレカリアートさんのブログ(注:このブログの事です!)において、職場における(たった一人での)改善要求闘争の記録が連載されています。こういう一見「小さな」勇気が、チョンテイルさんの死を無駄にしない明日を作っていくことなんだろうなと思います。(当該記事より)

 しかし・・・方や、軍事政権下で身をもって搾取の実態を暴いた殉教者、もう方や、組合に入り闘い始めたものの、ただ言いたい事をブログ・新聞に書いて配っているにしか過ぎない一介のフリーター・・・あまりにも格が違いすぎます・・・。
 おそらく彼が後世に伝えたかったのは、「大きな行動も小さな勇気から始まる」というメッセージでしょう。ならば、PCをカゴ車からドーリーに積み替えている労働者の苦悶の姿こそ、会社の門前に据えてやった方が、より鮮明に記憶されるのでは。その横に、私の団交申立書の文面でも銅板にしてくれたら・・・orz。

全泰壱評伝
趙 英来
柘植書房新社

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非正規レジスタンス―池袋ウエストゲートパーク〈8〉 (文春文庫)
石田 衣良
文藝春秋

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会社の居直りを許すな!

2010年11月15日 22時16分46秒 | 職場人権レポートVol.1
   

 「重さ40~60キロにもなる重いPC(精肉・鮮魚パック満載のケース)を、安易に在庫切れになったからといって、ドーリーの手配も何もしないままカゴ車で納品し、バイトにドーリーに積み替えさせるような危険な真似をさせないで欲しい」
 たったこれだけの事が何故出来ないのでしょう、この会社は。
 この10日(水)に、労組加入通知と併せて、この問題について協議すべく団体交渉の申入れを行いました。それは会社も当然認識していた筈です。だからこそ、当日早速、労務部長から労組に電話があり、社長も早々と現場視察にやって来たのでしょうが。
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/64c8d723ef749dac079dcb33d09cad98
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/a27042b871d80b685b120e6f587885a0

 然るに、まともや会社はPCをカゴ車で納品してきました。それも13日、14日と二日続けてです。
 13日分は証拠をバッチリ写真に納め(左上)、社員を数人呼んでドーリーに積み替えてもらいました(同じく真ん中上の写真)。そのあおりで、今度は夜勤作業用に準備していたウチのドーリーが足らなくなってしまいました(右上写真)。
 そして翌14日は私は休みだったのですが、明けて15日の今日出勤すると、何と昨日の14日もPCがカゴ車で納品されて来たのだとか。バイトはみんな怒り狂っていました。

 やれ二言目には「事故を起こすな」「商品破損を出すな」と言うくせに、一番肝心な労働者の安全については知らんぷり。幾らスーパーの無為無策が根本原因だとしても、それを何とかする為にこそ、経営幹部がいる筈なのに。それがこれでは、何も仕事をしていないのと同じです。
 前にも書きましたが、会社である以上、たとえ下請けと言えども、従業員に対する安全配慮義務からは逃れる事は出来ません。元請スーパーの無為無策を口実に、下請けも言い訳に終始する限り、我々バイトからすれば両方とも「共犯者」です。両者の違いは、主犯と従犯の違いでしかない。

 13、14日の件については労組委員長にもメールで知らせました。団交では、このような会社側の対応についても徹底的に詰めていくつもりです。今後もこのような不誠実な対応を会社側が繰り返すようなら、こちらとしても、会社の実名公表なども含め、より強力な対抗措置を取る事を考えなければならないでしょう。


★第一回団体交渉の日程が正式に決まりました。
 日時:11月24日(水)14時から
 会場:大阪市××区 ××会館3階会議室(職場新聞には実名掲載・地図添付)
 議題:(1)PC積み替え作業問題について、(2)上記に関するすべての問題について
 今は何分労組員は私一人なので、当面は私がみんなの意見や怒りを代弁する形となりますが、会議の内容については全てブログや職場新聞で報告致します。また、日程変更についても適宜お知らせする事になりますので、今後も引き続き当ブログ・新聞をご愛読下さりますようお願い申し上げます。
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尖閣ビデオの科学的考察

2010年11月14日 17時32分12秒 | 監視カメラよりも自由な社会に
 例の海上保安庁職員による尖閣流出ビデオのコピーがネット上に拡散しており、当ブログにも遅まきながら保存する事にしました。このビデオ流出問題については、自分も折を見て記事を書かねばと思っています。ただ、今は職場の労働問題のほうに力を注ぎたいので(ビデオもまだざっとしか見ていない)、こちらはとりあえずメモ用に保存するだけに止めておきます。

尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁1.flv


尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁2.flv


尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁3.flv


尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁4.flv


尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁5.flv


尖閣諸島衝突ビデオ 海上保安庁6.flv



 ついでに、この問題を考える上で非常に参考になる投稿がありましたので、そちらも参考資料として下記に保存しておきます。一つは「まっぺん」さんによる、水平線上の雲の動きから、日本の巡視艇のほうにこそ問題があったとする投稿です。もう一つは「TAMO2」さんによる、船尾の波の動きから、中国漁船のほうに問題があったとする投稿です。どちらの投稿も、結論は正反対ながらも、昨今の「ただ煽るだけ」の投稿とは一線を画した、非常に科学的な論理に貫かれたものです。どちらも、この問題を考える上で非常に参考になると思います。

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●雲と漁船の動きについての考察(四トロ同窓会二次会掲示板)
 投稿者:まっぺん 投稿日:2010年11月11日(木)21時43分16秒、同日21時44分26秒
 (注:二部構成の同名タイトル投稿を一つにまとめました)  

■証拠は充分に残っている

裁判にあたっては「どんなものでも」証拠能力があれば証拠となるのです。ただ、海難審判においてはふつう、ちゃんとした船なら、航海日誌もあるだろうし、こういう船はGPS標準装備ですし、国家機関が運営する船ですから、事故や事件が起こったような場合には詳細な航路記録データが残されているはずなのです。もちろん漁船の方にはそんな記録があるとは思えませんが、巡視船の側は、「国家公務員」が「任務」として行っているんですから、そうした記録を残し、管理するのは彼らの「国家公務員としての職務」なのです。街で警察がチャリンコの無灯火を咎めてるのとワケがちがいます。「国境の最前線」で隣国の漁船との間で起きている問題について、当事者である巡視船が、「何時何分」の単位でその時のデータを詳細に記録・保管していないわけがありません。ビデオ撮影はその材料のひとつに過ぎません。

■裁判には必要ないが…

したがって、裁判などになれば、そうした記録がまず第一に「証拠」として提出されるでしょう。だからビデオに映った雲の状況など、恐らく必要ありません。しかし、それは「証拠能力がないから不採用」なのではありません。航行記録を見れば一目瞭然なので、必要がないだけです。だからまったく違った状況の中ではこうした雲の位置を含む「ビデオ」そのものが証拠となる可能性だってあるのです。例えば当事者が全員死亡し、航海日誌も船の詳細な運行データも消失し、ビデオだけが残されていたとしたら、その時には、このビデオは重大な証拠物件となるでしょう。なぜならそこに映っている雲の位置、波の動き、船舶航行に伴う曳航の位置、船の速度や回転を示すであろう白波の立ち方・・・。それらを総合して検証する他には判断材料がないからです。

■証拠能力は充分にある

さて、これで三ノ窓さんが「何を誤解しているか」がわかったと思います。要するにビデオに映っている雲の映像は、「証拠能力がない」のではなく、それより遙かに精度の高いシステムによる証拠があるからいらない、というだけのことなのです。「証拠とされない」のは「証拠能力がない」という意味ではなく、「差し当たって必要ない。もっといいのがあるから」という事にすぎないのです。しかし映像には充分に「証拠能力」があるのです。ただ、我々は裁判に出て精度の高いデータに接する機会がありませんから、そんなもの、観たくても観ることはできませんね。だから、ここで我々は差し当たって入手できる範囲の「証拠」によって議論をしているだけなのです。

■雲の動きを計算してみる(1)

三ノ窓さんは「雲は動くから証拠とならない」と言いました。私は「水平線近くの雲はそれほど動かないから充分に船の動きを証明する手段となる」といいました。本当はどうなのでしょうね。実際に検証してみましょう。これは単純な「速度」の問題ですよ。角速度を計算することができれば簡単に割り出せます。まず、海上で水平線上に見える雲ってどのくらいの距離があるのでしょうか? 水平線は以外に近くて、半径5キロ程度なのですが、それより1000メートルも上空にあり、そこからさらに何千メートルも伸びている雲は、実はかなり遠くでも見えるのですよ。100キロ程度離れていても見えます。400キロ先でも見えるそうです。また水平線に近いほど遠い雲と言えるでしょう。ビデオに映っているのは水平線近くの雲ですからかなり遠いと判断して差し支えありません。

■雲の動きを計算してみる(2)

次に雲を動かす「風」についての資料を提示します。風速10メートル。かなり速いですねー。100メートル10秒。つまり短距離走者の足の速さです。このくらいの風だと、カサをうまくさすことはできません。これは時速に直すと36キロになります。その倍速にしてみましょう。風速20メートル。身体を30度くらいに傾けないと立っていられません。子どもは飛ばされそうになるそうです。ビデオからお天気をみると、よく晴れていて、そんな大風であるようには見えませんが、オオマケにまけて風速20メートルの風が遠くの雲を動かしていたと想定してみましょう。時速72キロです。その雲の距離もオオマケにまけて観察者から57・32kmの距離にあって観察者を中心にぐるっと円運動をしていた、と想定してみましょう。そうするとかなり分かりやすいでしょ?(=^^=)

■雲の動きを計算してみる(3)

そうすると次のようなことがわかりますね。57・32×2×3・14(円周率)=359・99…。つまり約360キロとなるわけです。角度で1度は1kmになります(なるべく計算しやすいように数字を選んでみました)。つまり、ビデオを撮影していた人を中心に、半径57・32kmの距離を、雲が時速72キロで回転していたという想定です。すると一周するのにどれだけかかるでしょう?簡単ですね。 360÷72=5時間。5時間かかって一周するわけです。さて、そういう「かなりハイスピードな暴風によって動いている雲」がビデオの中で撮影されているとしたら、いったいどんな風に動くのでしょうか? 計算すればわかりますね。

■雲の動きを計算してみる(4)

水平線の向こうを風速20メートルで形も崩さずに動いている雲は観察者にはどう見えるのでしょうか? 5時間で一周ですから、1時間で72度の角度を移動するはずですね。1分間ではどうでしょう?1・2度ですね。ほとんどわからないだろうなぁ。10分かかって12度移動しますね。さて、そこで「問題のビデオ」をご覧ください。「みずき」と接触するとき、中国漁船はおおきく左折していますが、その時に背景の雲もいっしょに大きく左に移動していますね。この間、何秒でしょう?1分にもならない。ビデオからの印象なので正確な角度は専門家でなければ分からないでしょうが、雲の移動距離は1度や2度ということはない。少なくとも20度~30度、あるいはそれ以上動いていますよ。つまり、時速72キロ、秒速20メートルの大風に吹かれた雲でさえ、20分か30分もかかる距離を、ビデオに映った雲はたった数秒で移動しているんですね。どんな音速機でも、この速さには追いつけないと思いますよ。

■雲の動きを計算してみる(5)

よって、雲はそれほど動くはずがない、という事実をてがかりに、このビデオに映っている「漁船が左に回転した」ように見える映像は、背景の雲によって、実は「みずきの方が漁船の進路の前に漁船より速い速度で右へ回り込んだ」という可能性が非常に高い、ということになるんですよ。まさに「コペルニクス」的転回ですな。(^◇^)実は相手ではなく、自分の方が回っていたという。(以下略)
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http://6305.teacup.com/mappen/bbs?

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●「流体力学屋@化学工学系が見た衝突事件」(TAMO2ちんの日常)

どうしても自然科学を政治に従属させたい方々がいるようなので、仕事をやっているつもりで以下を書く。ビデオにコメントを書くスキルはないので、写真をcaptureしてコメントを書いてみたり。

1.はじめに
 現在、尖閣諸島でおきた海保の船と漁船の衝突について、様々な議論をなされている。海保の船が漁船の進路を塞いで邪魔をしたという言説が一部にあるが、海保の船の船尾にぶつかるように旋回していることでその言説は否定されるべきと考える。

 時系列情報のあるビデオを解析したいところだが、論者にはその技量がない。よって、ビデオから得られた二次元情報から、解析を行う。

2.結論
・客観的に見て、漁船は巡視船を追いかけるように舵を切っている。

3.考察
・まず、直進する場合に船舶が引き起こす波について以下に図示する。ある瞬間に引き起こした波は、同心円的に広がる(ホイヘンスの波)。それらが連なって引き起こす波が、いわゆる引き波である。それは、ホイヘンスの波の包絡線として現れる。なお、船は液体を左右だけに排除するのではなく、下にも排除し、それが浮かび上がる場所は船の航跡に当たる部分である。この部分では、乱流は非常に小さな渦構造を持っており、液面は「凪」のように見える。往々にして、気泡を含み、少し白く濁った色に見える。(注:直進の場合の波の図―略)

・次に、船舶が左に曲がる場合について以下に図示する。見ての通り、引き波も、凪も、湾曲する。(注:カーブする場合の波の図―略)

・これらを頭に入れて、captureした下絵を見よう。図中の赤い線は、船首と船尾を結んだ線である。その船尾側の延長上に、引き波が崩れた白いしわぶきがある。そして、しわぶきの手前側、漁船の進行方向を前に見たら左側には凪が発生している。ビデオで見れば、これはもっとはっきりしている。よって、漁船が左に舵を切って海保の船の船尾に突っ込んでいることは明らかである。(下絵の説明―略)
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http://red.ap.teacup.com/tamo2/1406.html
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これは絶対に負けられない闘いです

2010年11月11日 10時59分42秒 | 職場人権レポートVol.1
 まずは10日団交申入れ初日の一日の動きですが、労組委員長からのメールによると、会社に団交申入れのファックスを送って直ぐに労務部長から返事が来たそうです。初回団交の日程は、11月24日14時から、社外の××××という所の会議室で決まりました。また、同僚バイトからの情報では、早速社長が現場を見に来たそうです。
 他は社員に特に変わった動きはありませんでした。本来ならば、こんな業務改善レベルの話で団交がもたれてしまったこと自体、「会社の恥」「社員の恥」と感じなければならないのですが。ただその中で、課長だけはいつも以上に私におべんちゃらを使ってくれていました。「や~、今日も君がいてくれたお陰で助かったわ」てな調子でw。

 次に職場のバイトの反応ですが、流石に職場新聞の読者は空気の変化を肌で感じ取ってくれています。先の社長の現場視察(偵察)の件でも、「団交申入れのファックスが効いているんと違う?」と言ってくれましたから。私も、こんなに直ぐに影響が出るとは思ってもみませんでした。
 労組に入ってはみたものの、これまでは組合費を取られるだけで、委員長もただのオバちゃんだし、正直言ってそんなに期待はしていませんでした。せいぜい「掛け捨ての保険」ぐらいの感覚でしかなかった。それが、会社に労組加入と団交申入の通告をした途端に、周囲の空気がどんどん微妙に変化していくのが、ここまで肌で感じられるようになるとは、思ってもみなかった。4月以来せっせと新聞を配布してきたのが、ここになってようやく効力を発揮しだしたという感じです。

 「労働者サイドだけでなく経営サイドから見ても、問題有りまくりなのに、何故それを今まで誰も変えようとしなかったのか?」という知人からの指摘も至極当然で、私もずっとそれを感じていました。
 ここで私の置かれた状況を簡単に説明しますと、今私が勤務している株式会社■■は、各流通企業の物流業務を請負っている会社です。スーパー●●についても、西日本ではずっと業務を請負ってきました。
 ところが昨年辺りから、スーパー●●が「■■切り」に出てきました。東日本では、●●は■■ではなく、▲▲という別の会社に物流業務を委託していました。従来はこのように東西で委託先を分け合ってきたのですが、ここにきて●●が委託先を▲▲に一本化し始めたのです。
 それに対して、■■も当初撤退も已む無しと考えていたようですが、やはり数百名規模の大口雇用先を失うのは痛いという事で、今は一次下請け会社として伝票・受発注管理を担う▲▲の更にその下で、二次下請けの業務請負会社として、スーパー●●の××センターで現場業務を請負っています。

 仕事内容は今までと同じ●●の物流・配送業務ですが、実際の作業はガラッと様変わりしました。まず、時給が引き下げられて(900円→880円)逆に交通費が支給されるようになりました。残業も、今までは終わり仕舞いに近い形だったのが、月に何回かある残業当番以外の日には、仕事が残っていても定時で退勤させられるようになりました。
 但し、労働密度は今までとは比べ物にならないほどハードになりました。ハンディ(左下写真)が導入され商品のバーコード読取作業が加わった上に、今まで外注に出していた作業(牛乳の仕分けなど)も我々がしなくてはならなくなりました。お陰で、一日の歩行距離が3~4万歩にも及ぶようになりました。それに加えて、本来なら請負企業として全面的に現場業務を任されている筈なのに、まるで派遣企業や偽装請負企業のように、●●や▲▲の指示に無条件に従わなければならなくなりました。はっきり言って、時給880円に見合う仕事ではありません。
   

 これも元をただせば、スーパー●●の新自由主義(金儲け至上主義)的な経営姿勢こそが元凶である事は確かですが、今の過密労働はそれだけが原因ではないと思われます。それを唯々諾々と受け入れている▲▲や■■の「奴隷根性」にも、大いに原因があると思います。
 下請けが不利なのはどこも同じですが、ここはその程度があまりにも酷すぎます。新店オープンが続きPCラインの仕様も変わり、今まで以上にドーリーを使うようになったにも関わらず、通り一遍のドーリー発注要望を出すだけで、何ら有効に対処しえないのが、その何よりの証拠です。
 他企業の▲▲の事はよく分かりませんが、■■について言えば、断定こそ出来ないものの、「長いものには巻かれろ」「何でも上の言いなり、上任せ」といった「社畜・奴隷根性」の悪しき社風が確かに感じられます。これは、もともと■■一族が経営する同族企業で、「親分・子分」の封建的人間関係が支配的だった港湾荷役会社としての出自も、多少関係あるのかも知れません。

 だから、PC積み替え作業廃止要求なぞという、本来ならば団交の議題とはなり得ないような、瑣末な業務サイドの問題から攻めていかざるを得ないのです。しかし、これは逆に言えば、「労働者の安全や人権をそこまで会社の利潤追求の犠牲にしても良いのか」「人命と金儲けと一体どっちが大事なのか」という事を訴える絶好の機会でもあります。これが賃上げや時短などの一般的な団交議題であれば、財源論(金がない)や権限論(権限がない)で会社は逃げる事も可能ですが、ことこの問題に限っては、そんな対応では済まされません。たとえ財源や権限がなくとも、雇用主には従業員に対する安全配慮義務があるのですから、それ相応の対応が求められて然るべきです。
 誰が見ても100%理は労働者側にある訳ですから、これは絶対に勝てる闘いだと思っています。今も続々と新店をオープンさせている●●に、ドーリーを買う金もないなんて絶対に言わせません。
 それすら出来ないのであれば、我々はもはやただの奴隷でしかない。しかし、我々は奴隷ではなく人間です。それを証明する為にも、これは絶対に負けられない闘いなのです。

    
 通称PCと呼ばれる精肉・鮮魚パックトレー満載のケース(左上写真)が、通常はドーリーと呼ばれる台車(同じく真ん中の写真)で納品される。ところが最近は、ドーリー不足の為にカゴ車で納品され、バイトがいちいちドーリーに積み替えなければならない事がよくある(右上写真)。「重いPCを高さの違うカゴ車からドーリーに移し変えるような危険な事は、今後一切させないで欲しい」。最低限でもこれぐらいは勝ち取ろうではないか。これが今度の団交の獲得目標です。

(関連記事)
・個人日報と歩数計で過密労働の実態をあばく
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/a472993892b23de3e35d04e72848f09c
・安全を蔑ろにしたままモラルや効率を語るな
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/e13063de96d47d0ca3f9c4cf3dc23e87
・とうとう賽は投げられた
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/a740d0abfc782410851771572e05f0b7
・いよいよ労組公然化と団交申入れへ
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/64c8d723ef749dac079dcb33d09cad98
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いよいよ労組公然化と団交申入れへ

2010年11月10日 00時17分23秒 | 職場人権レポートVol.1

 私の労組加入通知書です。
 この組合(地域労組・城北友愛会)には一人でも入れる事や、組合加入を理由とした差別や嫌がらせは、労働組合法第7条違反として、刑事罰の対象となる事が念押しされています。


 同じく団体交渉申入書です。
 こちらは最終チェックの段階で一点修正をかけました。勤務先の名称が旧称になっていたので、現行の正式名称への訂正を労組に依頼しました。他は労組加入通知書も含めて訂正はありません。
 初回の団交日は18日となっていますが、あくまでも仮の予定です。どちらにしろ近日中での開催となるでしょう。
 何分一人からの取り組みなので、最初はPCのカゴからドーリーへの積み替え作業を止めさせる事を、最低限の要求として掲げます(前々回記事参照)。

(後日談)
 この会社で立ち上がったのは、実は私が最初ではありませんでした。私も偶然知ったのですが、以前にも別の部署のパートが、この組合に相談に訪れていました。だから組合のほうでも、ある程度会社の事情を知っていたので、私が説明する際も大いに助かりました。
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