アフガン・イラク・北朝鮮と日本

戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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政権買収

2009年11月27日 23時51分31秒 | 未完の政権交代
官房機密費 政権引き継ぎ時金庫カラ 塩川議員が質問(09.11.20)


 鳩山献金問題が、ここに来て、マスコミによってしきりに取り上げられています。曰く、個人献金の上限枠を超える額が献金されていたとか、実母からの莫大な献金が政治資金収支報告書に計上されていない、とか。
 これだけなら、前・自民党政権時代と変わらぬ「よくある話」でしかない。民主党なんて、何だかんだ言っても、その本質は「第二自民」である事は確かなのですから。「それでも少しでも自民党の悪政を止めてくれるなら」という事で、先の総選挙では多くの人が民主党に一票を投じたのです。だから、それを攻撃する自民党に対しても、「目くそ鼻くそ(どころか寧ろこちらが金権腐敗本家)の自民党に、民主党を批判する資格があるのか?」と言うのが、大方の人の気持ちでしょう。

 私としては、こんな「よくある話」よりも、寧ろ官房機密費の行方のほうが、遥かに気になります。「国益のため」との名分さえつけば、使途自由で領収書も不要の、「掴み金」同然の機密費が、麻生・自民党政権の退陣間際に2億5千万も引き出されたと言うのに、後任の鳩山・民主党政権も、それに対して「前政権の事だから」と済ませるのみで、異を一切唱えないという。鳩山献金問題で、あれだけ自民党に攻撃されながら、この問題では何も反論しようとしない、この不思議。
 かつての社会党がそうだったように、野党時代の主張を軒並み後退しだして。これを「出来レース」と呼ばずして、一体何と呼ぶ。これでは「政権交代」ならぬ只の「政権買収」ではないか。事と次第によっては、自民も民主も只では済まないし、当然済まされる話でもない。

・鳩山首相元秘書を在宅起訴へ 偽装献金2億円超 東京地検(産経新聞)
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091124/crm0911241044006-n1.htm
・実母から首相に十数億円 実母の参考人聴取も検討(同上)
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091126/crm0911260146004-n1.htm
・金庫カラにし自民下野 機密費、突出の2.5億円支出(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/politics/update/1120/TKY200911200338.html
・使途不明の官房機密費/自公政権-総選挙2日後に2億5000万円/鳩山政権-すでに1億2000万円(しんぶん赤旗)
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-11-20/2009112001_01_1.html
・内閣官房機密費について(追記あり)(村野瀬玲奈の秘書課広報室)
 http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1523.html
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転載:北朝鮮の人権問題にアクションを(アムネスティ・インターナショナル日本)

2009年11月27日 20時50分58秒 | 北朝鮮・中国人権問題
※以下は、アムネスティ会員で当ブログ読者でもある「まこと」さんの、ミクシィ内の日記です。当該趣旨に賛同の立場から、当ブログにも転載させて貰います(但し、ブログでの字数制限の関係上、記事タイトル名を一部省略)。

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の人権問題にアクションを

アムネスティ・インターナショナルは、2009年2月24日、国連人権理事会に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の人権問題に関する文書を提出して、同国内で行われている人権侵害に対して国連や国際社会に対して行動を要請しています。

またアムネスティ・インターナショナルとアムネスティ・インターナショナル日本は、岡田外務大臣に対して個別に文書を送付して、今年12月に行われる国連普遍的定期審査(UPR)の場で人権理事会の理事国として同国の人権問題解決のために発言し、同時に関係諸国に働きかけるよう要請しています。

同国内で声を上げられない人びとに代わって声をあげてください。

外務大臣にハガキを送ろう!

1.ハガキの裏表をダウンロード
http://www.amnesty.or.jp/uploads/mydownloads/appeal_card_N-korea.pdf
2.ハガキ大の用紙に印刷
3.署名をし、70円切手を貼って投函

ハガキPDFをダウンロードする
http://www.amnesty.or.jp/uploads/mydownloads/appeal_card_N-korea.pdf

朝鮮民主主義人民共和国についてもっと詳しく・・・

・食料の権利保障と人権監視団の受け入れ
http://www.amnesty.or.jp/uploads/mydownloads/NKorea_Info_food_print-ja-a1.pdf
・移動の自由、言論および表現の自由
http://www.amnesty.or.jp/uploads/mydownloads/NKorea_Info_movement_print-ja-a1.pdf
・拷問、死刑および拉致
http://www.amnesty.or.jp/uploads/mydownloads/NKorea_Info_torture%20dp_print-ja.pdf

補足説明

2009年2月24日にアムネスティ・インターナショナルが国連人権理事会に提出した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に関する国連普遍的定期審査(UPR)への文書にもとづく要請です。審査において同国の人権問題を多数の国が取り上げることによって国連人権理事会が実効ある勧告を出すことを期待するものです。日本国政府に対してはあわせて文書により人権監視機関等の同国国内への受け入れと、調査に対して同国が説明責任を果たすよう要請しています

http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2798

日本支部声明 : 朝鮮民主主義人民共和国の人権問題に関する、岡田外務大臣への要請書

アムネスティ・インターナショナル日本は、本年12月に国連人権理事会において、朝鮮民主主義人民共和国の人権状況に関する普遍的定期審査が予定されていることを踏まえ、日本政府が、今回の普遍的定期審査において、同国の人権問題を積極的に取り上げ、人権状況の改善を同国および関係各国に働きかけるよう要請する外務大臣宛ての要請文を発表いたしました。

外務大臣 岡田 克也 殿

2009年12月に国連人権理事会において朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の人権状況の普遍的定期審査が行われることが予定されています。アムネスティ・インターナショナル日本は、貴職に対して下記のとおり要請します。



一、 人権理事会の理事国として、また同国と歴史的にも深い関わりをもつ隣国として、同国の人権状況の改善のため、普遍的定期審査において同国の人権侵害問題について積極的に発言し、且つ関係各国に働きかけること。
二、 アムネスティ・インターナショナルが懸念し、勧告している以下の人権問題に対して同国が透明性のある説明責任を果たすことを保証するよう、他の理事国および同国に働きかけること。

なおアムネスティ・インターナショナルが朝鮮民主主義人民共和国に関して、国連普遍的定期審査へ提出した文書の概要は以下の通りです。普遍的定期審査に基づく情報作成のための一般的ガイドライン(General Guidelines for the Preparation of Information under the Universal Periodic Review)に基づく情報を提供したものであり、同国に対する勧告を行っています。

2009年11月24日
社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
理事長 藤田真利子

※アムネスティ・インターナショナルによる、朝鮮民主主義人民共和国への勧告事項

食糧の権利
・ 食糧が、最も必要とする人たちに届くことを確実にするために、世界食糧計画による早急かつ自由な訪問を認めること
・ 食糧支援の配給について、差別がなく、必要性に応じて行われるよう保証すること
・ 十分な食糧へのアクセスが、弱い立場にある層や障害を持つ人びとの層に優先的に認められるよう保証すること
人権監視団の訪問
・ 国連の、食糧への権利に関する特別報告者、意見と表現の自由に関する特別報告者、宗教と信条の自由に関する特別報告者、そして特に朝鮮民主主義人民共和国の人権状況に関する特別報告者などの独立した監視者を招聘すること
・ アムネスティをはじめとする独立した人権団体が同国内を調査し、人権状況を監視できるよう、そうした団体を招聘すること
移動の自由の権利
・ 同国を許可無く出国しても犯罪行為とならないように同国の刑法を改正し、国内外を旅する際に必要とされる許可証を撤廃すること
・ 出国者が強制送還されたり、拷問や虐待にさらされないよう保証すること
言論や表現の自由の権利
・ 同国憲法および関連する国際人権文書にある、表現の自由および宗教の自由を、実際に、完全に保障すること
拷問およびその他の虐待
・ 刑務所における囚人に対する拷問ならびにその他の虐待および強制労働を直ちに止め、囚人の処遇への国際基準を確実に適用すること
・ 収容所および留置所の状況を改善して最低限の国際基準を満たすようにすること
死刑
・ 公開処刑および裁判無しの処刑を直ちに止めること
・ 死刑廃止への第一歩として、死刑の正式な執行停止を導入すること
拉致および強制失踪
・ すべての拉致および強制失踪を公に非難し、直ちに止めさせること
・ 拉致および強制失踪に関する過去および現在の申し立てを徹底的、且つ独立して公平に調査すること
・ 拉致あるいは強制失踪の被害者全員の消息および行方に関する政府としての正確で決定的な情報を作成すること
・ 拉致ないし強制的失踪の被害にあった人びとは、国際法に合致した明らかな犯罪事実で起訴されない限り、自らが望めば、同国を離れることができるよう保証すること
以上
複写送付:
鳩山由紀夫 内閣総理大臣
外務省総合外交政策局人権人道課

添付資料:
アムネスティ・インターナショナル報告書

http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=725

(以上、アムネスティ・インターナショナル日本のサイトより)
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ゴミ屋敷と5S標語

2009年11月24日 22時31分15秒 | 職場人権レポートVol.1
 

 毎週土曜日夜10時から放送のNHK番組「追跡!AtoZ」。11月21日(土)では「ゴミ屋敷」の問題を、単に当事者のモラルの問題としてではなく、もっと社会的背景から掘り下げて取り上げていました。私もこの番組は出来れば見たかったのですが、如何せん、その日は翌日も早朝から通常勤務があり、このブログの管理作業もあるし、疲れてもいたので、とうとう見ずに過ごしてしまいました。そして今日、遅ればせながら、当該番組のHPで下記内容を確認した所です。

・なぜ増える?“ゴミ屋敷”トラブル(NHK追跡!AtoZ)
 http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/list/091121.html
(引用開始)
なぜゴミ屋敷が増えているのか。取材を進めると、誰もがゴミ屋敷の主になりうる現実が見えてきた。一人暮らしの高齢者が増加するなか、ゴミ分別の複雑化についていけず、重いゴミを出す体力もない高齢者が増加。また、子育てに疲れて掃除もできなくなった母親や、長時間労働に追われてゴミを出す暇もないという若者達・・・。いずれも地域や家族の崩壊、高齢化、孤立など、変容する日本社会の現実を反映している。ゴミ屋敷問題に取り組む自治体の関係者は「ゴミを撤去しても、ゴミ屋敷に逆戻りしてしまうケースが多く、撤去するだけでは解決にならない。地域や家族の絆を取り戻す以外にない。」と語る。
(引用終了)

 但し、上記だけでは詳細が分からないので引き続き調べたら、下記ブログに、番組についての更に詳しい説明が載っていました。

・追跡AtoZ:ゴミ屋敷なぜ増える(50代オヤジの独言)
 http://ameblo.jp/cm115549901/entry-10393730294.html
(引用開始)
何故ゴミ屋敷の主人になったのか?
主婦「夫婦仲がうまくいかずに、買い物にストレス発散を求めてどんどん溜まっていった。」
メーカー技術者「寝ること以外、そこにいることが無いので、7年間でたまってしまった。」
看護師「パソコンデスクの前に座れる場所があれば良かった。誰も来ないし、誰も見ないからいいか。」
開業医の妻がゴミを溜めたケースもあった。
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ゴミ屋敷には一人暮らしが目立つ。都内の80代の男性は元中学教師。重い心臓病を患ったのがゴミを集める切っ掛け。子供たちも独立し、妻とも別居し、男性はゴミを捨てる気力も失ってしまった。
取材中に教え子が尋ねてきた。45年ぶりの再会だという。同窓会の案内に来たところだった。家の様子に驚いた教え子は片づけを手伝うことを申し入れるが、この男性は断った。「老いては消え去るのみ。」
ゴミ屋敷の住民の孤独の深さを物語っているようだ。
(引用終了)

 ゴミ屋敷の問題については、そういえば旧掲示板でも、いつぞや話題に上った事がありました。私もこの問題については、どちらかといえば、一部の痴呆老人や引きこもり気味の「変わった人」によって引き起こされたものだという認識でしたが、さにあらず。これが全てではないにしても、必ずしも一部の特異な人間によって引き起こされる事例ではない事が、よく分かりました。
 給食費未払いの問題や、モンスター・ペアレント、多重債務の問題でもそうですが、この問題もやはりその背景には、貧困・格差や地域社会の崩壊などの社会病理が潜んでいました。ここに登場する「主婦・看護師・元教師」も、決して特異な事例ではなく、私もいつ同じ立場になってもおかしくはなかった、という事です。

 そこで頭に浮かんだのが、私の勤務先の職場にも掲示してある5S標語。「整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)」の5つの頭文字を取って「5S」と言うのですが、はっきり言って、そこの現場で働く労働者が、朝7時から昼2時頃まで7時間近くも、飯も食えず小休止もなくぶっ通しで働かされている現状を放置しておいて、何が躾かモラルかと思いますね。
 そんな状況を見て見ぬふりしている現状こそが、最大のモラル崩壊ではないのか。「見てくれ」さえ良ければそれで良いのか。それでは、「ゴミさえ撤去されればそれで好し」とする、「ゴミ屋敷」に対する世間の大方の認識と全く同じではないか。それとも、「下請けの派遣・請負労働者は自社の社員ではないので一切関知しない」とでも言うのか。

 だから、作業で使うバインダーに壁掛け用のフックが付いていないのものも多数あるにも関わらず、その現状を放置したままで、「使ったバインダーをそのまま床に放置するな、必ず壁にかけろ」と何度も館内放送するといった、およそ漫画的としか言いようのない状況が広がっているにも関らず、それを自分の勤めている請負会社の社員に幾ら言っても、「俺らは下請けだから発注元には何も言えない」という「事なかれ主義」で終わってしまうのです。この調子だと、「誰かが過労で倒れていても、バインダーさえ整理されておればそれで良し」という事にもされかねません。

 本来の5Sとは、決してその様な「見てくれ」に終わるものではない筈です。本当に職場環境や業務、商品の改善に繋げようとするならば、労働条件の向上にも手がつけられて当然です。それどころか、ゴミの分別・リサイクルや「大量消費」「価格破壊」スタイルの見直しなど、顧客の意識をも変えていかなければならない場合すらあるのです。
 それを、「見てくれ」だけを追求して、商品・サービスの見栄えや表面上のコストダウン、短期的な利益追求にばかり拘った結果が、中国の冷凍餃子事件や、米やうなぎの産地偽装事件や、JR福知山線脱線事故だった訳でしょう。

 ゴミ屋敷と5S活動に伴う様々な問題。前者は地域、後者は企業の社内と、それぞれ主に現れる場所こそ違えども、どちらも整理・整頓に関わる問題であり、しかも、ともに社会的背景を抱えながらも、得てして個人やモラルの問題だけに矮小化されがちな問題でもあると、改めて思いました。
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なにわB級グルメ探訪15 せんば自由軒のランチメニュー

2009年11月23日 22時43分09秒 | なにわB級グルメ探訪
   

 「二つの自由軒」のうちの、「なんば」だけを取り上げるのも片手落ちだと思い、もう一つの「せんば」の方も堪能してきました。「せんば」は、「なんば」と違って日曜・祝日定休で、今まで余り行く機会がなかったので、この前の平日のシフト休日を利用して行ってきました。

 「せんば」に着いたのはちょうどお昼前で、上記写真のサービスランチを注文しました。カレービーフ・パンプキンコロッケ・ミートボール・ソフトサラミ・スパゲティサラダの5品と、野菜スープ・ご飯がついて680円。なかなかのお味で、量もそこそこあり、私としては非常に満足の行くものでした。やっぱり、ランチはこうでなくちゃね。

 「せんば」は、本町のオフィス街・船場繊維問屋街(センタービル地下二階)のランチ超激戦区にあるだけあって、ランチメニューが非常に充実していました。ただ品数が多いだけでなく、上の写真にもアップしている「じゅーじゅーランチ」のように、客が組み合わせを選べるようになっているのです。カレーライスとチキンカツ、ハヤシライスとトンカツ・・・というように。しかもライス・スープお代わり自由ときている。それで千円でお釣りが来るのですから、言うことなし。

 「なんば」には、このサービス精神が欠けているのです。「なんば」にも確かにセットメニュー(定食)はありますが、大抵千円以上します。千円以下で食べられるセットメニューは、お子様ランチぐらいしか無かったのでは。それに、あくまでもお仕着せのメニューで、「せんば」みたいに組み合わせで選べない。しかも、お代わりのサービスもない。後は全てチキンカツカレーなどの単品メニューで、それでランチを千円以内に抑える事も出来るのですが、何時も単品ばかりというのも味気ない。

 という事で、今回は「せんば」に軍配を上げます。しかし「なんば」も、「せんば」と同様に、素材は良いものを使っていて、味そのものも決して遜色はないし、老舗としてのネームバリューもまだあるのですから、その気さえあれば、まだまだ挽回は可能だと思うのですが。後は「なんば」のやる気次第ですね。

(参考資料)
・なんば自由軒>難波本店メニュー
 http://www.jiyuken.co.jp/menu/index.html
・せんば自由軒>店舗メニュー
 http://www.senba-jiyuuken.co.jp/menu/
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鉄道廃線萌え―旧大阪臨港貨物線

2009年11月20日 19時45分47秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 世はまさに廃墟ブームとかで、炭鉱住宅跡の写真集がよく売れているとか。そうかと思うと、「工場萌え」とやらで、石油化学コンビナート構内の曲がりくねった配管やパイプラインなども、やたら脚光を浴びたりしているそうな。そこで私も、たまたま旧貨物線の遺構を通勤途上で目にしたのを契機に、その跡を辿ってみる事にしました。
 以下が、その旧貨物線(大阪臨港線)の跡です。この線区が事実上廃止されたのは2004年と、そう古い話でもないにも関わらず、現状はこの有様で。
 三十間川にかかる鉄橋だけは、まだ唯一残っているものの、他の鉄道ファンのHPには載っている信号機・ヤード・電柱などの遺構は、今はもう跡形もなし。あと数年もすれば、全てが草に返ってしまう事でしょう。

(参考資料)
大阪臨港線の歴史(ウィキペディアの記述より)
1928年(昭和3年)12月1日:関西本線貨物支線として、今宮駅 - 浪速駅 - 大阪港駅間(8.37km)が開業。浪速駅・大阪港駅開業。
1956年(昭和31年)3月15日:浪速駅 - 大阪東港駅間 (3.0km) が開業。大阪東港駅開業。
1961年(昭和36年)4月25日:境川信号場を開設。起点を今宮駅から大正駅に変更 (-1.8km) し、大正駅 - 浪速駅 - 大阪港駅間 (6.5km)、浪速駅 - 大阪東港駅間 (3.0km) が大阪環状線に編入。
1984年(昭和59年)2月1日:浪速駅 - 大阪港駅間 (3.4km)、浪速 - 大阪東港間 (3.0km) 廃止。大阪港駅・大阪東港駅が廃止され、浪速駅の側線扱いとなる。
1986年(昭和61)11月:大阪港駅・大阪東港駅の側線扱いを廃止。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により日本貨物鉄道が継承し、境川信号場 - 浪速間の第一種鉄道事業者になる。貨物支線の起点を大正駅から境川信号場に変更 (-0.8km)。
2004年(平成16年)11月9日:境川信号場 - 浪速駅間の運行を休止。
2006年(平成18年)4月1日:境川信号場 - 浪速駅間 (2.3km) 廃止。日本貨物鉄道の第二種鉄道事業(新今宮駅- 境川信号場間 3.8km)廃止。浪速駅廃止。
2007年(平成19年)5月20日:境川信号場廃止。
※但し、当該記述では電化路線(直流1500V)となっているが、実際は非電化だったのでは?

   
   
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民主党新人議員の可能性と限界

2009年11月19日 00時16分28秒 | 未完の政権交代
 

 以下は、私の行きつけの鍼灸医さん(以下、医と略す)との、ごく最近のある日における診察中の対話からの抜粋です。話を分かりやすくする為に、細部の会話については若干編集を施していますが、基本的な会話の流れについては、実際のものとほぼ同じです。

医:××(私の本名)さん、その後お変わりありませんか?

私:お蔭様で、首もすっかり良くなりました。ところで、前にも先生に言っていた、民主党に対する私の素朴な疑問について。解く手がかりとなるような記事をたまたま見つけましてね。読んでみると、結構なるほどと思う部分があって。

医:ほう、それはどんな記事ですか。

私:岩波書店から出ている「世界」という雑誌の最新号に載っていた、渡辺治という一橋大学の教授が書いた論文です(下記注参照)。

私:ほら、あの時私が言っていた二つの疑問があったでしょう。
 「国民生活が第一」「コンクリートから人の政治へ」と、自公政権が進めた弱肉強食の政治をさんざん批判して政権の座に着いた民主党が、何故またよりによって、「事業仕分け」では小泉政権時代のブレーンや規制緩和論者を重用しているのか。また、選挙前は盛んに廃止や見直しを主張していた後期高齢者医療制度や沖縄米軍基地の問題も、政権をとった途端に、自民党と同じような言い訳をやりだしたのか。「コンクリートから人へ」というのも、所詮は「口から出まかせ」だったのか。これが一つ。
 そしてもう一つは、たとえ仮に「口から出まかせ」だったとしても、元は「自民党以上に自民党的」なタカ派の新自由主義者だった小沢が、政権奪回の為とは言え、何故それまでよりも「左寄り」の公約を敢えて掲げたのか。ひょっとして小沢は、少なくとも選挙前には、本当に新自由主義(市場原理主義)から社会民主主義(福祉国家を肯定)に立場を変えていたのか。この二つの疑問について、論文で分析しているのですよ。

医:で、どんな事が書いてありました?

私:まず、この論文では、今度の総選挙で民主党を押し上げた有権者には、正反対の二つの流れがあるという事を、ここ数年間の宮崎県と東京都における自民党と民主党の比例得票率の推移を例に挙げて説明しています。
 小泉構造改革による地方切捨ての結果、かつて保守の金城湯池であった宮崎でも自民党の支持基盤が崩壊し、今や民主党が第一党となっています。あの小泉郵政解散の年(’05年)ですら、宮崎では得票率が下がっています。それに引き換え東京では、郵政選挙で自民党が得票率を一旦4割台にまで押し上げた後、また民主党に挽回されています(上記グラフ参照)。
 つまり、東京の民主党支持者の少なくない部分は、「格差社会批判」に共鳴した宮崎などの地方とは逆に、小泉構造改革の支持者だったのではないか、という事です。同じ民主党でも、小泉構造改革支持の新自由主義的な考え方の人と、それに批判的な社会民主主義的な考え方の人の、正反対の流れがあり、今回はその両方から民主党が支持されたので、あれだけの議席が取れたのだ、という事です。

医:ふむ、今回民主党をここまで押し上げたのは、必ずしも「格差社会批判票」だけではない、「批判票」とともに「格差社会肯定票」も少なからず在る、という事ですね。

私:そうです。民主党支持層には、格差社会を批判する人たちもいれば、逆に格差社会の恩恵を蒙る、六本木ヒルズや田園調布に住む「勝ち組」みたいな人たちもいる、という事です。単純に「格差社会批判が民主党を押し上げた」という訳でもないのです。
 前者を純粋な「嫌・自民」票とするならば、後者は寧ろ「自公政権が進めた構造改革にすら飽き足らない=超・自民」票ともいうべき人たちですです。つまり、自民党による構造改革が頓挫したので、再び民主党に戻った人たち。その中には、民主党すら離党して「みんなの党」に行った浅尾慶一郎みたいな人もいる。

医:ははあ、それで、「生活が一番」とか「コンクリートよりも人を大事に」とか言って、「派遣村」村長を国家戦略室の参与に引き立てたり、貧困率を公表したりして、それなりに貧困・格差問題にも本腰を入れて取り組むかのような姿勢を見せる一方で、「事業仕分け」では、大企業優遇税制や米軍への思いやり予算には一切手をつけず、福祉や医療ばかりを槍玉に上げる、自公政権時代の「経済財政諮問会議」と同じような議論が横行しているのか。
 民主党が「派遣切り」を批判しても、それが新自由主義・資本主義やそれを進めた政財界への批判には直接向かわず、最後には単なる「官僚叩き」に話がすり変わってしまうのも、その為だったのか。

私:それを踏まえた上で、民主党内には三つの潮流があると、その論文には書かれています。
 その第一は、鳩山・菅ら旧さきがけ系の現執行部を中心とする<頭>の部分です。元「社民・リベラル」として「格差社会批判」も口にするが、基本はあくまで新自由主義。だから、「友愛」を唱えながら「保育所の民営化」を進めたりする。
 第二が、小沢・岡田ら旧新進・自由党系を中心とする<胴体>の部分です。元「社民・リベラル」の第一グループとは違い、自民・保守系から新自由主義に移行した人たちです。こちらも基本はあくまで新自由主義ですが、その一方で、昔の自民党的な体質も色濃く残しています。
 第三は、民主党の中堅・新人議員から成る<手足>の部分です。実は、彼の人たちが、民主党を社会民主主義の方向に引っ張っている原動力なのです。薬害肝炎訴訟原告の福田衣里子など、市民運動を背景に当選してきた人たちも、その中には少なくありません。最も今の民意を反映しているのもこの潮流で、渡辺教授もこの人たちに民主党改革の期待を寄せているのですが、如何せん、これらの人たちには、確固たる思想的バックボーンがありません。
 これらの人たちは、確かに露骨な右傾化や新自由主義には批判的ですが、但しその批判も、あくまで心情的な域に止まります。だから、憲法9条改正反対と言いながら、国連のお墨付きさえあれば海外派兵も容認してしまう。そんな人たちなので、下手すると一生<手足>として、鳩山や小沢にあごでこき使われるだけの存在に終わる可能性も、無きにしも非ずなのです。

医:なるほど。福田衣里子も確かに頑張ってはいるのだろうけれど、悪く言えば「薬害肝炎訴訟だけが売り」「それを取ったら只のオバチャン」でしかないわね。
 小沢が、彼らを行政刷新会議のメンバーから外し、ひたすら「党の研修」と「選挙区活動」に縛り付けているのも、単に、一期限りで終わった大半の小泉チルドレンの轍を踏まさないというだけではなく、ひたすら<駒>として働け、という事かも知れませんね。
 小沢が<王将>だとしたら、民主党の顔として自分にはないソフトイメージを演出できる鳩山や、それを支える菅・岡田は、縦横無尽に使える<飛車・角>といった所か。外側から脇を固める社民党・福島や国民新党・亀井や、閣外に「建設的お目付け役」として布陣する共産党は、差し詰め<金・銀>、辻元は一本調子の<香車>だとすると、今はまだ小沢チルドレンにしか過ぎない民主党新人議員なぞ、只の<府>といった所か・・・。<府>がせめて<金・銀>ぐらいまで成長してくれたら、また違う展開も期待できるのだが・・・。

(注)渡辺治「新自由主義転換期の日本と東京―変革の対抗的構造を探る―」(岩波書店「世界」2009年12月号所収)
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なにわB級グルメ探訪14 なんば自由軒の名物カレー

2009年11月15日 15時30分12秒 | なにわB級グルメ探訪
   

 今日は久しぶりに、このシリーズについての記事を書きます。
 今回取り上げるのは、大阪・難波千日前にある老舗洋食「自由軒」です。この老舗は、作家の織田作之助も好んで食べたという、あの名物カレー(右上写真)で有名です。このカレーは、実は私も既に何度か食べてはいるものの、ブログではまだ取り上げていなかったので、この前の休日に再び食べてきました。

 この「自由軒」の店名は、自由民権運動の活動家でもあった創業者が、当時「自由」「ハイカラ」の象徴でもあった西欧料理を、もっと日本でも気軽に食べられるようにとの願いを込めて、1910年の開業時に付けられた所に由来します。ご飯とカレーを混ぜてその上に生卵をまぶした名物カレーも、この時に誕生しました。
 やがて、それが大阪人の好みに合い、織田作之助の小説「夫婦善哉」にも取り上げられる所となりました。その後、店は戦災で一旦焼失の憂き目に会いますが、戦後まもなく再建され、現在では難波千日前の本店の他に、市内港区や堺に支店を構えるまでになっています。その途中では、二代目経営者が本店と袂を分かつ形で、1970年に市内船場で新たに「せんば自由軒」を開業します。こちらの方は、いち早く東京進出を果たし、カレーの通販事業にも取り組むなど、「なんば自由軒」とはまた違った独自の道を歩んでいます。

 それで、その名物カレーですが・・・。確かに悪くはありません。卵を絡める事で、カレーの味がまろやかになるのも、その通りです。他の店にはないメニューでもあります。しかし、ただこれだけでは、別にわざわざ自由軒で食べなくても、自宅でカレーを作って、カレーのルーを、そのままご飯に掛けるだけでなく混ぜ合わせて、その上から卵をまぶして食べたら、同じ事ではないか・・・と。
 要するに、自由軒の、織田作之助ゆかりのカレーだと思うから、みんな食べに来るのでしょう。確かに、休日ともなれば、自由軒の前には行列が出来ます。約30数席ある店内は全て満席で、そのお客の大半が名物カレーを注文します。でも、ただそれだけなのです。

 しかも、実際の名物カレー(普通サイズで650円)はと言うと、具は殆どない上に、串かつとセットで食べても、何か物足りません。満腹感を得る為には、カレーライスを大盛りにするか、串かつよりもボリュームのある、もっと別のサイドメニュー(トンカツ・チキンカツなど)を付けるかしかない。そうすると、確実に千円を超えてしまいます。
 どちらかというと少食気味の私ですら、物足りないのですから、大食漢の人はとても持たないでしょう。その為に、セットメニューも用意されてはいるのですが、こちらの名物カレーは何とミニサイズなのです。それで価格は千円なのです。
 これでは、難波なんて他に食べる所は幾らでもあるし、カレー専門店でも800円ぐらい出せばカツカレーが食べれるのですから、みんなそっちに流れるに決まっています。
 聊かきつい言い方をすれば、老舗商法に胡坐をかいているだけではないか。今はまだ大丈夫だと思いますが、このまま行けば「くいだおれ」の二の舞になる可能性も、十分あるのではないか。斯様に思うのですが。

 確かに、素材は良いものを使っていると思います。夕食に名物カレーと串かつの中では一番安いえび串かつとを食べて、それでも少し物足りなかったので、近所のコンビニでまた、うずら卵とソーセージの串かつを一本買って食べたのですが、使っている油が全然違います。コンビニで買ったほうは、とても食べる気にはなれませんでした。
 素材は良いのですから、あともう一工夫さえすれば、外食産業激戦区の難波でも、十分やっていけると思うのですが。例えば、ミニではなく普通サイズの名物カレーと串かつ(又はサラダ類)のセットを、平日のランチ限定でも良いから、千円以下の価格帯で売り出すとか。そうして、観光客だけでなくサラリーマン・OL層の需要を掴んでこそ、休日だけでなく平日のランチ時にも行列ができ、店の経営も信用もさらに安定すると思うのですが。休日の観光客なんて、所詮は一見さんにしか過ぎません。肝心なのは、普段(平日ランチ時)の客を幾ら呼び込めるかなのですから。

 あともう一点。「せんば自由軒」とは、将来的には再統合すべきでしょう。どういう経緯があったのか分かりませんが、今のまま「なんば」と「せんば」が睨み合っていても、客が迷惑するだけです。
 元は同じ老舗で、店構えやレシピもほぼ同じ。しかも、本家の弱点も分家で一定補える関係にある。そこまで統合の下地がありながら、何故今まで再統合に向かわなかったのか。
 おそらく、「せんば」がいち早く関東圏や通販事業に進出し、それを「なんば」が苦々しく思っていて、それで統合話が進まなかったのであろう事は、両者のHPからも伺えます。しかし、その「なんば」にしても、今や時代の趨勢には逆らえず、通販にも乗り出しているのですから、今や統合には何の障害もない筈です。過去の経緯なんて、当事者にとっては大問題でしょうが、客にとってはどうでも良い事。客は、美味しいカレーを安く食べられたら、それで良いのです。

(参考資料)
・大阪名物 自由軒の名物カレー(なんば自由軒)
 http://www.jiyuken.co.jp/
・本物の自由軒(同上)
 http://www.jiyuken.co.jp/history/real.html
・カレー通販のページ(同上)
 http://www.jiyuken.net/SHOP/s-001.html
・せんば自由軒 大阪名物カレー~明治四十三年以来の伝統の味~(せんば自由軒)
 http://www.senba-jiyuuken.co.jp/
・自由軒の歴史(同上)
 http://www.senba-jiyuuken.co.jp/history/index.htm
・織田作之助 夫婦善哉(青空文庫)
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/545_33102.html

※後日(11月23日)にせんば自由軒もブログで取り上げたので、その関係上、記事タイトルを標記のものに変更しました。
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小の虫も大の虫もないだろう

2009年11月11日 23時52分46秒 | 辺野古・普天間・米軍再編
 先日ブログにも書いた「普天間基地撤去 辺野古新基地建設反対 大阪アクション」に参加してきました。当初予定よりも大分遅くなってしまいましたが、当日の様子を報告しておきます。
 この催しは、11月8日の普天間基地撤去・辺野古新基地建設反対沖縄県民大会に呼応・連帯して、大阪でも同日に行われたものです。当日午後2時から3時まで中之島公園で決起集会を行った後、梅田までデモ行進してきました。

 まず、集合場所となった中之島公園の女神像前ですが、場所が全然分からなかったので、当日までにインターネットであちこち調べて(公園の公式HPにも記載無し)、やっと分かりました。その甲斐もあって、当日は30分前に会場に着く事が出来ました。そして、この催しを知る契機となったGOあるみさんのフィギュアにも、ひょっとしたらお目にかかれるかも知れないと、密かに期待していたのですが、そちらは生憎行き違いで拝見できませんでした。

 そうこうしているうちに集会が始まりました。緊急の行動提起という事で、共催各団体のビラをレジュメ代わりに集会が進みましたが、司会者の方が非常にハキハキと喋ってくれたので、集会の流れについていく事は出来ました。集会では、「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動」・「ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所」(ジュゴンの着ぐるみ姿で参加)・「京都生協の働く仲間の会」・「同時証言集会in大阪2009実行委員会」(従軍慰安婦支援関連)・「イラクの子どもを支援するおおさか市民基金」・「大江・岩波沖縄戦裁判支援連絡会」などのレジュメを配られた方々を中心に、その他、ホームレス支援組織の釜日労や、女性・労働団体などからも発言があり、社民党・服部衆院議員からの応援メッセージも紹介されました。

 この集会で一番印象に残ったのが、この前放送された「太田総理」のテレビ番組で普天間基地の問題が取り上げられた話です。この番組では、「米軍思いやり予算廃止・普天間基地即時無条件撤去」を掲げた「総理」のマニフェストが、からくも一票差で否決されてしまったものの、視聴者アンケートでも44%の方から支持されました。私も、その番組は是非見たかったのですが、毎日早朝出勤の上にブログ更新の都合もあり、とうとう見ずに終わってしまいました。
 ところが、何とその番組で、石破茂・元防衛相が「日本の為には今後も沖縄が犠牲になってくれ」みたいな事を言ったそうな。石破と言えば、昨今は「安倍・田母神なぞの極右よりは多少マシ」みたいなイメージで見られがちな御仁ですが、やはり自民党・保守派としての地金が出ました。

 薩摩の侵略、琉球処分、沖縄戦・集団自決、米軍占領と、既に散々犠牲を強いられた上に、日米両政府によるアメとムチで、国土の僅か0.3%の県土に全国基地面積の75%を押し付けられてきた沖縄県民に対して、よくぞ、そんな事が言えたものです。
 そもそも、辺野古の新基地建設を、普天間基地移設(沖縄負担軽減)の見返りとして語る事自体が、私からすればナンセンスです。普天間や嘉手納の基地が老朽化し手狭になったから、辺野古に最新鋭基地を作れと、米軍はあくまで自国の都合で要求しているに過ぎないのですから。それを何を「お為ごかし」に、まるで沖縄県民の負担軽減策であるかのように言うか。

 その挙句に、「大の虫を生かす為には小の虫が殺されても仕方ない」みたいな事を言うとは。これは同種の発言をした神奈川県知事の松沢某にも言える事ですが、自分は絶対に「小の虫」には転落しないと自惚れているからこそ、こんな事が言えるのです。しかし、そんな理屈を認めたが最後、自分がいつ何時「小の虫」扱いされても、一切文句が言えなくなります。それでも敢えて言うのなら、まず自らが自己犠牲の在るべき姿を率先垂範すべきでしょう。一層の事、普天間基地を、辺野古・嘉手納・岩国・グアムと言わず、首相官邸や皇居に移設してやれば良い。日本の首相も天皇も、新・普天間基地の核・生物兵器や爆音撒き散らす戦闘機に守られて(埋もれて)生活すれば良い・・・という事になってしまいます。首相や天皇も、米国(大の虫)からすれば、所詮は手駒(小の虫)にしか過ぎないのですから。

 だから、こんな理屈は絶対に認めてはならないのです。我々も沖縄や岩国を「小の虫」にしてはならないし、日本国民もグアムやマーシャル諸島を「小の虫」にしてはならないのです。そうして、「小の虫」も「大の虫」も差別なく共存できる世の中を作っていくのが、最もベストなのです。そうでなければ、いつ何時「大の虫」から転落して「小の虫」扱いされても、一切文句が言えなくなります。これは米国とて例外ではありません。今はもう、米国やG8諸国だけで世界を回せる時代ではありません。

 その他には、私としては「京都生協の働く仲間の会」の方の発言が目を引きました。何でも、京都生協で働く非正規雇用のパート・アルバイトの団体(組合?)なのだそうで、生協のリストラ・パワハラとも闘っているのだとか。かつて大阪いずみ市民生協に在籍していた身としては、興味津々といった所です。しかし、会場で配布された当該団体のビラを見ても活動内容の詳細は分からず、改めて時間を取って調べるだけの暇もないので、これ以上はコメント出来ません。
 
 そして、午後3時になり、警備の警官からの催促もあり、デモに出発。中之島公園から御堂筋を北上して米国総領事館前を掠め、新御堂筋を梅新東で右折(東進)、国道1号線を西天満で左折(北上)、神山町の交差点でまた左折(西進)、扇町通りを梅田の手前まで出て、そこで流れ解散という、コの字型のコースをたどりました。その時の警備の警官の対応がいやに高圧的で、やれ「許可条件通り三列縦隊で行進しろ」「旗やのぼりを振り回すな」とか、最終地点では「立ち止まらず流れ解散しろ」とかを、デモ中もパトカーからしょっちゅう、がなり立てられて、写真を撮る余裕がありませんでした。
 私はてっきり、催しには「戦争嫌や百万人署名運動」や「関西合同労組」などの所謂「中核派系」団体も参加していたので、警察もそれに過剰反応しているのかなと思っていました。しかし、それだけではなく、デモ参加者が200名余と、当初の申請数の約2倍に膨れ上がった事も影響していたのだそうです。

 中核派についても少し言うと、過去の凄惨な内ゲバ事件を今も総括していない彼の党派を私は支持しませんが、「関西合同労組」などは反「在特会」闘争でも共闘してきたので、余り悪い印象は持っていません。運動統一の破壊者でない限り、一致する課題では、共闘できる所とは全て共闘すべきだと考えます。
 ただ今もって不思議なのは、制服姿の警官に混じって、私服姿(それも地味系のポロシャツなど)で機動隊の帽子だけかぶった人たちも多数いましたが、あの人たちは一体何なのでしょう?(まさか非正規雇用のバイト警官ではあるまいしw)

 尚、本家・沖縄の県民集会のほうは、2万1千人以上の参加で大成功、との事でした。

    
   

(参考記事)
・大成功!大阪アクション(辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動)
 http://blogs.yahoo.co.jp/henoko_osaka/56714909.html
・太田総理マニフェスト 「アメリカに今後1円も払いません!米軍には出て行ってもらいます!」(株式日記と経済展望)
 ※日本核武装論者のブログだが、当該番組内容が詳しく紹介されている。
 http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/65c5ea3e6e30081973a85d969cbeb1e8
・県内移設に反対 「普天間」問題で決議(沖縄タイムス)
 http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-11-09-M_1-001-1_002.html
・普天間基地 即閉鎖を/沖縄県民大会に21000人(しんぶん赤旗)
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-11-10/2009111001_04_1.html
・米軍の本音は最新鋭基地/普天間「移設」 元首相側近が証言/“司令官に聞いた”(同上)
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-10-28/2009102http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-10-28/2009102801_01_1.html801_01_1.html
・「普天間」県内を拒否 県民大会で民意発信(琉球新報)
 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152525-storytopic-1.html
・読谷男性ひき逃げ 米兵が事故車運転 県警、聴取要求へ(同上)
 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152644-storytopic-1.html
・神奈川県知事「辺野古」容認 県民大会実行委、発言撤回求める(同上)
 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152647-storytopic-3.html
・グアム島住民、アメリカによる太平洋の島への150億ドル軍事力集中計画に反対して団結(マスコミに載らない海外記事)
 http://eigokiji.justblog.jp/blog/2009/10/150-54fa.html
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人をモノ扱いするな!

2009年11月08日 12時35分13秒 | 反貧困・新自由主義
やらずぶったくり法を抜本改正させよう!~10・29日比谷集会


・どうなる労働者派遣法改正 規制強化に「雇用不安定化」の懸念高まる(産経新聞)
 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091031/biz0910311924010-n1.htm

 この間、頚椎症のぶり返しや仕事の多忙で、少しブログの更新を控えていました。おかげさまで、体調も次第に回復してきました。本日も、午後からの沖縄・辺野古の米軍基地建設反対行動に参加の合間を縫って、この記事を書いています。

 自民党から民主党中心の政権に交代し、貧困率の公表や、「派遣村」村長の国家戦略室参与就任、派遣法改正法案上程に至る一連の動きから、政府もやっと貧困問題に本腰を入れて取り組み始めるのかなと、私は思っていました。
 ところが、最近のニュースやブログの書き込みを見ていると、必ずしもそんな単純な情勢ではないという事が、次第に分かってきました。財界はこれまでも、派遣業界ぐるみで「派遣法改正反対署名」を展開したりと、事あるごとに低賃金・不安定雇用の温存を図ってきましたが、ここにきて厚労省の労働政策審議会などで、派遣法改正を骨抜きにしようと、猛烈に巻き返しに出てきているようなのです。

 製造業派遣や日払い派遣の禁止に反対する財界の言い分は、「規制強化によって、労働コストが上昇し企業が海外に逃げるだけでなく、当の派遣労働者も失職するではないか」という、いつものワンパターンの内容でしかありません。これに対する反論も、既に多くの識者から出されているので、午後からの予定が控えている事もあり、ここでは一々取り上げません。
 ただ、次の一点だけは、はっきりとここで申し上げておきます。「財界は、二言目にはコスト、コストと言うが、コスト削減と人の命と、一体どちらが優先なのか?」と。そんなモン、人命のほうが優先に決まっているではないですか。そして勿論、ここでいう人命優先とは、単に「餓死しなければ良い」なぞという狭い意味ではなく、「人として尊重され、当たり前の生活が送れる」という事も含めての話だという事です。そもそも、それ以前の問題として、「人の命」と「コスト=カネ」という、本来尺度の違う二つのものを、それも外見上の数字だけで、決め付ける事自体が間違っています。

 確かに、何でもかんでも非正規の、派遣や請負や個人委託に置き換えれば、幾らでもコストは削減出来ますわね。そこで派遣や請負として働く労働者が、作業の締め切り時間に追われて昼飯も食えずに働かされていても、そのシンドサは一切数値には現われません。寧ろ、そんな状態に追い込めば追い込むほど、見かけの労働生産性は上昇します。
 これが仮に直接雇用であれば、自分の会社の従業員がずっとそんな状態で働かされていると、最後には作業効率の低下という形で跳ね返ってくるので、会社もそう無碍な働かせ方は出来ません。ところが、これが他社の派遣・請負社員を使うのであれば、幾らこき使っても、自分たちは直接、雇用責任も監督責任も負わず、自分の腹は痛まないので、幾らでもこき使えますわね。それに対して文句を言おうものなら、「幾らでも代わりはいますよ」と脅かせば良い。

 そして、当の派遣・請負労働者にとっても、あくまでも名目上の雇用主は派遣・請負会社であって、業務委託元の企業ではないのですが、派遣会社が持つ業務遂行上の権限なんて限られています。作業マニュアルも委託元が決め、派遣会社はただそれを遂行するのみ。その歯止めとして、一応は業務ラインでのすり合わせもされているようですが、それはあくまでも建前にしか過ぎません。ある日突然構内のレイアウトが変更されていた事も、決して珍しくはありません。
 しかも、委託元から提示され、派遣会社などの人件費の財源となる業務手数料も、月々の額は決まっていて、減らされる事はあっても増える事はまずありません。つまり、派遣・請負労働者は、待遇面での不満も、業務面での苦情・要望も、言っていく窓口が一切ないのです。直接の雇用主である派遣会社に言っても、「我々にはどうする事も出来ない」の一点張りで、更には業務委託元とグルになって、不平・不満の声自体を潰しにかかって来ないとも限りません。他方で、業務委託元も委託元で、「それは派遣会社内部の問題でしょう」と、幾らでも言い逃れが出来る仕組みになっている。

 そんな非人間的な働かせ方を、労働コスト云々だけの議論で済ませられたのでは、我々派遣・請負労働者は堪ったものではありません。単にコスト云々だけでなく、それ以前の問題として、「人間としての労働や、生存権・法の下の平等・基本的人権のあり方から見て、今の派遣・請負労働がそれに相応しいものであるのかどうか」という観点こそが、最も重要な点ではないでしょうか。その最も肝心な点を抜きにして、幾ら派遣法改正について議論しても、そんな議論なぞ、我々派遣・請負労働者にとっては、所詮「財界の言い訳」でしかありません。
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転載:普天間基地撤去 辺野古新基地建設反対 大阪アクション

2009年11月04日 19時49分58秒 | 辺野古・普天間・米軍再編
 大阪でも11.8沖縄県民集会に呼応して、下記の催しがある事を知りました。企画当日まで日もそう無いので、取り急ぎこちらにも転載します。

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普天間基地撤去 辺野古新基地建設反対 大阪アクション

沖縄の県民大会とともに訴えます。
民主党への申し入れ行動もやります。

【普天間基地撤去 辺野古新基地建設反対 大阪アクション】
[日時]
 11月8日(日)2時~
 中之島公園女神像前 

(京阪電車 淀屋橋・大江橋下車徒歩10分~15分)

 集会後、米総領事館・梅田方面にデモ

 このたび 「辺野古に絶対に基地を作らせない大阪行動」では 沖縄、宜野湾で行われる 「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する11・8県民大会」と連帯し 大阪でも11・8緊急行動を行うことに決定しました。
 大阪、関西で反戦平和運動、労働運動、環境運動をされてる団体、個人で お時間の許す方は 是非参加、御協力のほど宜しくお願い 致します。
 これから1〜2カ月間が、沖縄に基地を100年先まで押し付けるのか否かを決する最重要な局面だといっても過言ではありません。
 緊急なことではありますが、是非とも11月8日(日)午後2時中之島公園女神像前にお集まりくださいますよう、心からお願いします。
 また「基地は要らない」という気持ちを表すために、グッズやプラカードやその他、思い思いに色んなものを持ち寄って活気あふれるアピール大歓迎です。

【民主党大阪府連申し入れ行動】
[日時]
 11月10日
[申し入れ時間]
 午後2時集合(変更の予定あり)
[場所]
 京阪・天満橋・北浜下車
 〒540ー0035 大阪市中央区釣鐘町2ー4ー17
 TEL 06ー6943ー8085
 FAX 06ー6943ー8240

主催・・・辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動
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  http://blogs.yahoo.co.jp/henoko_osaka/
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