アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
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祝勝セールよりトマト値下げが先だ!

2023年10月28日 21時27分14秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな
 
このせいだったのか!今週金曜日からいきなり入荷商品の量が急激に増えたのは!
 
阪神優勝に続いてオリックス優勝セール。本拠地の京セラドーム近くの大阪市西区にある九条商店街の喫茶店で、「バッファローズ」のロゴをあしらった「バファ・ラテ」というカフェラテを販売するんだと。その日のNHKのニュースでやっていた。
 
九条商店街にはシネヌーヴォという映画館があり、商業ベースに乗らないような映画がよく上映される。私は、どちらかと言うと、そんな映画の方が好きなので、この商店街にはたびたび立ち寄る事がある。その時に、この喫茶店にも一度入った事がある。喫茶店の名前は忘れたが、レトロな喫茶店だった。新世界や西成あいりん地区には、そんな昭和スタイルの喫茶店がまだ数多く残っている。
 
世間は優勝セールで盛り上がっているが、我々、物流業界で働く人間にとっては地獄以外の何物でもない。はっきり言ってシンドイだけだ。当日も普段の何倍もの玉ねぎ・メークインをさばくのにテンヤワンヤだった。この時期はハロウィーンのセールとも重なるが、ハロウィーンだけではここまでの量にはならない。
 
さすがに「オリックス負けろ!」とまでは言わないが、祝勝セールにあやかれるのは所詮ブルジョア層に限られる事は指摘させてもらう。何故なら、我々、物流の下請け労働者にとっては、オリックスが勝ってもチョコ菓子を買う余裕なんか無いからだ。
 
チョコ菓子なんか買うぐらいなら晩飯のおかずを買う。それに、祝勝セールなんかやられても、大量の商品をさばかなければならなくなるだけ、シンドイだけで、自分の首を絞める事にしかならない。祝勝セールなんて今やブルジョア富裕層の道楽でしかない。
 
それに、幾らそんなセールを組んだ所で、消費がこれだけ冷え込んでしまったら、「笛吹けど踊らず」に終わるだけだ。幾らスーパーが客に商品を買わそうと、恵方巻セールだのハロウィーンセールだのと仕組んで、大量の商品を仕入れた所で、たいして売れず、セールが済んだら今度は在庫処分に忙殺される事になる。
 
先日も店でさばけないからと、大量のチョコ菓子がセンターに返品されて来た。店に置いておく場所がないのだと。だから、一旦センターに返品して、数日後に店のスペースが開いてから、また店に配送するのだと。こんなもの、二度手間以外の何物でもない。ガソリン代の無駄遣い、資源の浪費にしかならない。政府の掲げるSDGS(エスディージーズ:持続可能な開発目標)とも矛盾する。
 
 
しかも、セールの陰に隠れて物価は高騰。セールの商品は安売りするが、その他の生活必需品は値上がりしたままだ。それをそのままにしたまま、祝勝ムードで誤魔化すな!
 
チョコレートなんか食べなくても人間は死なない。でも、主要食料品の卵やトマトを買えなければ、やがてタンパク質やビタミン不足になってしまう。ハロウィーンのチョコレートなぞ品切れにはならない。いつも品切れになるのは安い農産物だ。缶コーヒーも値上がりし、分量は逆に少なくなる一方だ。チョコ菓子なんか発注する金があるなら、卵やトマトの値段を下げろ!トマト1玉を250円や300円なんかで売るな!
 
食い物の恨みを侮るなかれ。フランス王妃のマリー・アントワネットが、「パンが買えない」と訴えた農民に対して、「パンが食えなければケーキを食べれば良いじゃないか」と言い放ち、農民の怒りを買い、それがフランス革命の導火線になった故事は余りにも有名だ。(この故事の信憑性については諸説あるようだが)
 
日本でも、古くは江戸時代の百姓一揆、大正時代の米騒動、終戦直後の食糧メーデーの例でも明らかなように、食い物の恨みは時として歴史を揺るがす大事件に発展した。
 
 
 
この「食」にまつわる逸話については、私も二つほど実感した事がある。一つは、もう20年ぐらい前の話だ。生協を退職してバイト生活を始めた際に、当時は昼からの勤務シフトだったので、スーパーでお昼ご飯を買って、勤務前に会社の休憩室で食べていた時があった。
 
その時に、カップラーメン(醤油・味噌・塩・豚骨味)、お握り(鮭・昆布・タラコ・オカカ・高菜味)、揚げ物(コロッケ・唐揚げ・アジフライ等)を組み合わせれば、安い値段で買う事が出来、色々バリエーションも楽しめる事が分かった。
 
だから最初はラッキーと思ったが、やがて無性に腹が立って来た。何故なら、幾らバラエティー豊かに組み合わせた所で、所詮、カップラーメンとお握り、揚げ物では、ジャンクフードしか食えない事が、理屈ではなく肌感覚で分かったからだ。
 
しかも、似たような商品しか買えないので、スーパーの一角しか立ち入る事が出来ない。それ以外のエリアとの間には、目には見えないバリアが張られて、自分はその中に閉じ込められた気分に、次第に陥っていった。
 
まるで南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)によって狭く汚れたスラムや居留地に囲い込まれた黒人や、今のパレスチナ自治区ガザのアラブ人、西成あいりん地区の日雇い労働者のように。
 
今から考えたら、よくこんな偏った食生活を続けていたものだと呆れるが。当時は最低賃金もまだ時給900円前後で、私の月収も15万円あるか無いかの低賃金だったから、栄養なぞ二の次だったのだろう。
 
もう一つは最近の例だ。私は数年前まで西成のあいりん地区に住んでいた。その頃の年末に、あいりん地区の隣にあるスーパーで、年越しそばに入れる蒲鉾を買おうとした時の事。前日まで売り場に陳列してあった1個98円の紅白蒲鉾が、全て店頭から撤去され、正月用の迎春蒲鉾に置き換えられてしまっていた。
 
誰が1個数千円もするような迎春用の蒲鉾をそばに入れるのか?私が欲しいのはあくまで1個98円の紅白蒲鉾だ。しかし、店員に聞くと、もうそんな蒲鉾はどこにも置いていないと言う。その余りにも紋切り型の対応に腹が立ち、「これではボッタくりではないか!」と思わず言ってしまった。そうしたら、何と隣にいた見知らぬオバちゃんも、私に加勢して「そうだ!その通りだ!ボッタくりじゃないか!」と一緒に声を上げてくれたのだw
 
増税メガネの岸田や、カップラーメンの値段も分からない麻生太郎には、この気持ちは絶対に分からないだろう。だけど、貧困層にも貧困層の意地がある。いつまでも労働者の人権や尊厳を踏みにじって、搾取の上に胡座をかいていられると思ったら大間違いだ。
 
 
既にその予兆はある。さる10月22日に投開票された参院高知・徳島選挙区補欠選挙で、野党系統一候補が自民党候補にダブルスコアで大勝したのが、その良い例だ。今や岸田内閣支持率は3割を切り、危険水域に突入している。奢る平家は久しからず。今こそ声を大にして叫ぼう!祝勝セールより物価値下げと賃上げを!もしやらないなら、その時こそ「米騒動」に「食糧メーデー」だ!
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もう二度と京都競馬場には行かない!

2023年10月23日 23時18分50秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
日曜日はGIレースの菊花賞が開催された京都競馬場に行って来ました。道中の京阪電車の車内は大混雑でした。いつもは200円の入場料も当日は500円に値段が跳ね上がっていました。
 
競馬場に着いたら、ランチには少し早かったですが、混雑を避ける為に昼食を先に済ます事にしました。ちょうど「陽だまり広場」で「関西ラーメンダービー」が開催されていたので利用券を買いました。ラーメン1杯分のチケット購入に千円も取られてしまいました。
 
 
幾つか並んでいる店舗のうちで、あっさり系と思われるラーメンを注文しましたが、肉と貝割れ(?)しか入っていないラーメンで、胡椒も付けてくれませんでした。
 
前日の土曜日もお昼は近くのスーパーで生ラーメンを買って来て自宅で調理しましたが、ラーメン198円と切落とし焼豚278円、カット葱79円の合計555円、これで2人前だから1人分だと277.5円で済みました。日曜日はその約3.6倍もボッタクられた勘定です。もう競馬場には二度と行かない事にしました。
 
 
菊花賞の馬券も競馬場のUMACAで買いました。
 
◎サトノグランツ
⚪︎ソールオリエンス
▲タスティエーラ
★ドゥレッツァ
△サヴォーナ
△ファントムシーフ
注トップナイフ
注リビアングラスの買い目で、
 
◎⚪︎▲★の馬連ボックスに500円ずつ6点、◎ー⚪︎▲★ー⚪︎▲★△注の三連複フォーメーションに100円ずつ15点の計4500円の馬券を買いました。
 
 
予想の詳しい内容については上記の表を参照して下さい。ここでは、その予想の根拠となる考え方について解説します。
 
下馬評では当初、皐月賞馬〇ソールオリエンスとダービー馬▲タスティエーラの二強対決だと言われていたが、その他にも前哨戦の神戸新聞杯をレコード勝ちした◎サトノグランツや、条件馬ながら上り最速で4連勝中の★ドゥレッツァも人気を集め、群雄割拠の様相を示していた。おまけに過去の成績も、上記の表を見れば分かるように、同タイムや0.1秒差の馬が1~3着の間にひしめいているような状況だった(ダービー、神戸新聞杯、京都新聞杯など)。
 
つまり実際には何が来るか分からないような状況だったので、厚い印◎○▲★の有力4頭をまず馬連ボックスで厚めに買い、前哨戦レコード勝ちの◎から○▲★と△注の伏兵馬にも三連複フォーメーションで薄く広く流した。伏兵馬の中には切った(消)馬もいる。
 
その中で最後まで頭を悩ましたのが★ドゥレッツァの扱いだった。既にダービーを勝った馬もいる中で、同馬は連勝中とは言え前走も3勝クラス。しかも勝ち鞍の大半は東京・新潟などの元々スピードの出やすいコースのもの。距離も最長芝2200メートルまでしか走った事がない。これで京都芝3千メートルの長丁場をしのぐ事が出来るのか?
 
その一方で、前走の日本海ステークスの勝ちタイムは2分11秒4をマーク。これはセントライト記念(同距離の中山GⅡ)を勝ったレーベンスティールのタイムと同じだ。その前の香港JCTの勝ちタイム1分59秒2も、7年前の天皇賞・秋(同距離の東京GⅠ)を勝ったモーリスの勝ちタイムよりも更に0.1秒速いものだった。その馬に名手ルメールが跨る一方で、枠順は鬼門とも言える最外18番枠。
 
余りにも未知の部分が多い。やはり軸馬◎は前哨戦組からという事で、同馬は★に留め、その代わりに◎○▲★の馬連ボックスにより多く資金を配分する事にした。
 
 
それにしても競馬場の飲食メニューの値段の高い事。前回来た時には気付かなかったが明らかに高い。「ラーメンダービー」などの催事企画のバカ高いメニューは論外としても、それ以外も全体的に高めです。ハンバーガーやピザ、牛丼類なぞ軒並み千円前後もします。それに対して、うどんや牛丼以外の丼、カレーはまだマシでした。それでも千円近い値段ですが。1階フードコートの料金表を撮影して来たので、次来る際の参考にでもして下さい。
 
なお、同じ競馬ファンの同僚の話では、阪神競馬場の飲食メニューの値段は京都ほど高くはないそうです。京都競馬場の値段が高いのは、リニューアルオープンにかかった費用を回収する為に、飲食メニューを高めに設定しているのではないか?という事でした。
 
午後からもひっきりなしに人並みが押し寄せる京都競馬場。いよいよスタンド前も次第に身動き取れなくなり。このままでは撮影はおろか帰る事すら難しくなると判断。開催途中で競馬場を抜け出し、競馬は大阪・道頓堀のウインズで観戦する事に。
競馬場を早々に引き上げて正解でした。道頓堀のウインズも今日は菊花賞開催なので、いつもよりは混雑していましたが、競馬場ほどではありませんでした。
 
ところで一つ疑問が。最近はウインズで撮影していたら「写真撮影禁止」と言われる事が増えました。しかし、ウインズのスタッフにその理由を聞いても「規則だから」の一点張りです。
 
何故なのでしょうか?構内のレース動画を各自の携帯・スマホに勝手にダウンロードされ、まるで自分が撮影したかの様に言われるのが嫌だからでしょうか?だったら、引用元(この場合はJRA)を明記するようにすれば良いだけでは?
 
 
ウインズで撮影出来なければ、後は競馬場まで来て自力で撮影する他ありません。でも、京都に限って言えば、競馬場のゴール前はほとんど全て有料席(スマートシートや指定席エリア)で占められています(上図参照)。たかが写真一枚撮るだけの為に、何千円もの追加料金を払って有料席を予約するのもバカらしい話です。
 
「JRAの編集動画を勝手に撮影して著作権が侵害された」と叫ぶのであれば、無断ダウンロードを避ける為にも、競馬場内は自由に撮影出来るようにしてほしいです。有料席だけで撮影スポットを独り占めするような真似は止めてほしいです。
 
 
菊花賞の結果は、馬連ボックスで厚めに買った★ドゥレッツァと▲タスティエーラが1・2着に来てタテメで的中。残念ながら◎サトノグランツから三連複フォーメーションで流した方は外してしまいました。その中で、普段は配当の低い馬連ですが、今回は人気が割れた為に、本命サイドの決着でも1980円と、割と高めの配当金を受け取る事が出来ました。
 
しかし、それ以上に感動したのが★ドゥレッツァに乗ったルメールの神騎乗ぶりです。いち早く先頭に躍り出てレースを引っ張りながら、2周目3コーナーの手前では敢えて3番手まで順位を下げました。「あわや失速か?」と一瞬思いましたが、後で考えると、これも彼の作戦のうちだったようです。菊花賞の京都芝3千メートル外回りコースでは、3コーナーから4コーナーにかけて長い下り坂が続きます。ここでは下手に先頭を走るよりも、他の馬を先に行かせてその馬に付いていく方が、体力の消耗を防ぐ事が出来ます。案の定、ゴール前では再びトップに躍り出て来ました。
 
さすがは名ジョッキーと言われるだけあります。JRA京都競馬場のボッタくりぶりにいい加減うんざりしていた後だっただけに、余計に彼の神騎乗に魅せられました。
 
 
2023年 菊花賞(GⅠ) | 第84回 | JRA公式
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西成レディゴーでホルモンに初挑戦!

2023年10月19日 20時58分24秒 | なにわB級グルメ探訪

前回記事でジョーブログについて書いたのを機に、昨日ジョー君の店に初めて行きました。そして、以下の食レポ記事と写真をGoogleのクチコミに投稿しました。↓

数年前まで西成に住んでいたので、このジョー君の店の事も噂では聞いていました。その頃に三角公園の釜ヶ崎夏祭りで買った「黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ」のTシャツは生地が頑丈なので、今も作業着に着ています。
 
この度、ジョー君がパレスチナ自治区を訪問した時の動画を観て、高い塀に囲まれ、自由に買い物にも行けない現地の人々の怒りを偏見なしに分かりやすく伝えようとするジョー君の姿勢に感動。
 
日本ではハマスのテロ行為だけが報じられ、イスラエルのパレスチナ市民に対するテロ行為はおざなりにしか伝えられません。そして後はひたすら「お涙頂戴、視聴率稼ぎ」だけの、皮相な戦争報道に、非常に違和感を感じていました。その中で、このジョー君の動画を見て、一度ジョー君の店(注:西成ホルモン レディゴー)にも行ってみたくなり来ました。
 
 
お昼の開店と同時に店に入り、美味いとされる炒飯を注文しました。店の作りは立ち飲み屋で、カウンターとドラム缶の机しかないのでびっくり。私はカウンターで炒飯を注文。この店は炒飯が美味いと聞いていたので。
 
ワンドリンク制で、どれか一つドリンクを注文しなければならないので、私はウーロン茶を注文。そうしたら大ジョッキが出て来てまたびっくり。そうこうするうちに、次々とお客がやって来て、カウンターはすぐに満員に。
 
 
店員は2人しかいないので、注文してもなかなか料理が出て来ません。おまけに他の客が頼んだホルモンを間違えて私の所に持って来る始末。私はホルモンが嫌いで、炒飯と鶏皮餃子を注文していたのに。ところが、そのホルモンが意外と美味しそうだったので、私も思い切ってホルモンを注文する事に。
 
まず最初に炒飯が出て来ました。炒飯の上にはお子様ランチの様に、レディゴーの旗が立ててありました。炒飯は非常に塩味が効いて美味しかったです。次に鶏皮餃子。これも非常にジューシーでした。
 
そしていよいよホルモンが登場。今までホルモンと言えば、モツ煮込み独特のネチャッとした食感と、しつこい臭みしか知らなかったので、このカラッと焼き上がったホルモンにはびっくり。味はすき焼きに入れるケンネ(牛脂)油をそのままスライスしたような感じで、臭みもなく、意外と美味しかったです。しかも値段も250円と比較的安い。
 
 
私はこれですっかりホルモンの虜になってしまいました。炒飯もホルモンも、見た目は小ぶりですが、意外とボリュームがありました。これだけ食べたら、もうすっかり満腹に。次は、これも美味しいと噂の煮込み煮干しラーメンを注文してみたいと思います。
 
Googleの口コミに食べた感想を投稿すれば、次はホルモンがサービスで付くそうなので、早速試してみました。(Google投稿はここまで)
 
西成あいりん地区に久しぶりに来たので、Googleのクチコミに載せた写真以外の写真も送ります。次は10月21日の土曜日が有休なので、またレディゴーで噂の煮干しラーメンを注文し、当日開催されるあいりん地区の文化祭も覗いてみようと思います。
 
 
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ジョーブログ・イン・パレスチナ

2023年10月18日 00時02分46秒 | その他の国際問題
【進撃の巨人の世界】未だ紛争が絶えないパレスチナに行ってみた。
 
西成の超有名YouTubeチャンネル「ジョーブログ」のパレスチナ訪問記。
 
撮影者のジョー君は、西成あいりん地区で居酒屋「レディゴー」経営の傍ら、西成の日常や日本各地の旅行記を動画にアップするYouTuberだが、今回は何と紛争の続くイスラエルのパレスチナ自治区を訪問。
 
数年前の動画だが、いつもと同じ軽快なノリで、複雑なパレスチナ問題をここまで分かりやすく語れる事に驚き。やはり超有名YouTuberだけある。
 
日本のマスコミは、とかくイスラエル目線から、パレスチナのハマスだけをテロリストと断罪。イスラエルが今までパレスチナに対して行って来た住民監視、土地強奪、財産取り上げについては黙殺。その上で、悲惨な戦場の様子だけを取り上げ、「お涙頂戴」報道で視聴率稼ぎ。そんな皮相な「お涙頂戴」報道を、安全な茶の間からいくら見ても、抑圧される側の苦しみや怒りは分からない。
 
その偽善的な報道姿勢は、暴力団や悪徳業者による日雇い労働者に対するピンハネや暴力支配には目を瞑り、釜ヶ崎の活動家やホームレスだけを、興味本位に「テロリスト」や「犯罪の温床」と一方的に描く西成暴動のマスコミ報道と同じだ。
 
他方でパレスチナも、自治区とは名ばかりで、高い壁やフェンスに囲まれた狭い土地に押し込められ、農地や家屋も取り上げられ、移動するにも許可がいる。イスラエル兵に始終監視され、銃口を向けられ、その時の気分次第で、検問も封鎖される。食料や日用品も満足に搬入出来ないので、自治区の中は年中飢餓状態。
 
ジョー君はそれを「イスラエルによる植民地化」「まるで『進撃の巨人』の世界」と評したが、まさにその通り。かつてアパルトヘイト(人種隔離政策)が行われた南アフリカでも、黒人は不毛の荒野に押し込められ、その狭い居住区で名ばかりの「自治」や「独立」を与えられた。トランスカイやボフタツワナなどの「独立国」がそれだ。その実態は「天井のない監獄」。まさに釜ヶ崎と同じだ。
 
確かに、ハマスによるイスラエル市民に対する拉致は許されない。しかし、それはイスラエルによるパレスチナ市民に対する拉致、財産強奪、戦争挑発も同等に報道して初めて言える事。
 
パレスチナ自治区の中に何故イスラエルの入植地があるのか?同じテロなのに、イスラエルの死傷者が数十人なのに対して、パレスチナの死傷者は何故数千人にも上るのか?

「我々を高い塀で囲い込み、檻の中に閉じ込めようとするイスラエルは、我々を動物扱いしている。我々もイスラエルのユダヤ人と同じ人間だ。我々を動物扱いするな!」とのパレスチナ人の叫びを、あなたはどう受け止めるのか?
 
イスラエルの街や入植地は今もビジネス客や観光客で賑わっているのに、道一つ隔てたパレスチナ人居住区は荒廃したスラムのまま狭い地域に押し込められ、買い物で外出する際もイスラエル兵に検問で嫌がらせされる。その事を抜きにして、ガザやパレスチナを語る事は出来ない。
 
(追記)
 
 
パレスチナ問題は上記4枚の地図を抜きにしては語れない。

一番左はイスラエル独立前の英国委任統治領パレスチナの領域。領土の94%はアラブ人(パレスチナ人)の土地だった。それがナチスの迫害などによってユダヤ移民が急増し、アラブ人との衝突が激化。手を焼いた英国は遂に委任統治を手放す事に。

その右が国連によるユダヤ・アラブ分割統治案の図。国連は1947年に、英国撤退後の混乱を鎮める為に両民族の2国家分割統治を提案。

しかし、どちら側からも拒否され、左から3番目の地図の形で、今のイスラエルとパレスチナ(ヨルダン川西岸とガザ地区)に分割される事に。ヨルダン川西岸はヨルダン領、ガザ地区はエジプト領となるも、どちらも1967年の第三次中東戦争でイスラエルの占領下に。後にイスラエルはシナイ半島のみエジプトに返還。

1993年のオスロ合意による和平で、ようやくパレスチナの自治が認められる事になったが、自治政府の権限はパレスチナ領域の2~3割程度(元委任統治領の8%)にしか及ばず。それ以外の地はイスラエルの警察や軍が管理し、パレスチナ人の土地や建物を一方的に接収。分離壁を築き、人と物の出入りを遮断。イスラエルはそれ以外にも、パレスチナ領域の中に入植地を建設し、パレスチナの領土を侵食し続けている。それを表現したのが一番右の地図だ。

日本のマスコミはハマスのテロだけを非難するが、どちらが本当のテロリストか、この地図を見れば一目瞭然。
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直近2週間の夕食献立

2023年10月15日 09時05分13秒 | なにわB級グルメ探訪

夕食の写真を毎日撮っていたら結構な分量になったのでブログに載せる事にしました。「もっとこんな献立にしたら良いよ」という意見があればコメント欄に書いて下さい。

 

10月1日(日)秋鮭・季節の天ぷら・火薬ご飯弁当(惣菜)、オクラとしめじ・乾燥揚げの味噌汁。この日は帰りが遅くなったので近くのファミレスで弁当を買って来て、部屋では味噌汁だけ作って食べた。

 

10月2日(月)ベーコンとシメジの炒め物、冷奴。冷蔵庫の在庫を処分。ご飯はいつものマルエーのパックご飯。サトウのご飯みたいなカルキ臭もなく、電子レンジでチンするだけでご飯が炊けるので重宝している。

 

左:10月3日(火)玉子焼きと鶏唐揚げ(惣菜)、胡瓜、オクラとしめじ・乾燥揚げの味噌汁。近くのスーパーで売っていた惣菜が美味しそうだったので、その魅力に負けて夕食のおかずに購入。胡瓜とワカメの酢の物と、オクラとシメジ・乾燥揚げの味噌汁のみ部屋で作った。

右:10月4日(水)鯖味噌煮缶、ほうれん草の胡麻和え、オクラとしめじ・乾燥揚げの味噌汁。いつも炒め物中心、肉類中心のおかずなので、この日は魚(と言っても鯖缶だがw)とほうれん草の胡麻和えで和風仕立てのおかずにしてみた。ほうれん草を鯖味噌煮缶の出汁に漬けて食べると美味しかった。

 

10月5日(木)豚肉とインゲン・玉葱の炒め物、冷奴、オクラとしめじ・乾燥揚げの味噌汁。この炒め物も冷蔵庫の在庫処分。最初はこの具をパスタにかけて食べようと思ったが、夕食なのでご飯のおかずにする事にした。

 

10月6日(金)前日と同じ。

 

10月7日(土)コロッケ(惣菜)、玉子焼き、冷奴、胡瓜。塩蔵ワカメがまだ残っていたので、いつものように胡瓜と和えて酢の物にしようとしたが、一口コンロのミニキッチンで調理するのに、いちいちワカメを塩出しして、水に浸けてふやかさなければならないのがもう面倒になって、簡単に胡瓜だけ包丁で切ってサラダ代わりに。

 

10月8日(日)鯖味噌煮缶とオクラの和え物、パックおでん(惣菜)、胡瓜とワカメの酢の物。涼しくなって来たのを機に、ずっと前に買って冷蔵庫にストックしておいたパックのおでんを放出。フライパンに水を入れてパックおでんを湯煎。そのお湯でオクラも茹でて、鯖味噌煮缶に入れて食べた。オクラのネバネバ味噌汁の応用で、鯖味噌煮缶にも合うと思って入れたら正解だった。

 

10月9日(月)ベーコンとインゲン、エリンギの炒め物、冷奴、おにぎらず(塩付海苔)、オクラとしめじ・乾燥揚げの味噌汁。「ニコニコのり」の「おにぎらず」を買って来て、料理ばさみで手頃な大きさに裁断して、炒め物の具材をご飯に箸で巻いて食べようとしたが、上手く巻けなかった。やっぱり横着せずにラップで巻くべきだった。

 

10月10日(火)焼サンマ、野菜かき揚げ天(惣菜)、ほうれん草の胡麻和え、胡瓜とワカメの酢の物。この日は奮発してサンマを買った。

 

10月11日(水)赤ウインナーと玉葱・ピーマンの炒め物、胡瓜とワカメの酢の物、オクラとしめじ・乾燥揚げの味噌汁。ウインナーの赤とピーマンの緑、玉葱の白が映えて食欲がそそる。

 

10月12日(木)赤ウインナーと玉葱・ピーマンの炒め物、玉子焼き、オクラとしめじ・乾燥揚げの味噌汁。少しおかずが多過ぎたようだ。

 

10月13日(金)野菜かき揚げ天ぷら(惣菜)、焼きナス、冷奴、胡瓜、オクラとしめじ・乾燥揚げの味噌汁。焼きナスはフライパンの上にアルミホイルを載せて、その上に載せて焼いた。

 

10月14日(土)野菜かき揚げ天丼、冷奴。麵つゆを処分する為に、以前作った親子丼が旨かったので、同じ要領で、昨日買って来た野菜かき揚げ天ぷらをご飯の上に載せて、今日はかき揚げ丼を作ろうとした。しかし、同じ分量のコップ1杯半の水と2倍濃縮の麺つゆ大匙3杯半で出汁を作ったにも関わらず、今日は「つゆだく」になってしまった。その為に、いつもの味噌汁は取りやめて、冷奴だけの副菜にした。

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子どもの留守番禁止条例には引き続き警戒が必要だ

2023年10月11日 05時30分57秒 | 統一教会と安倍国葬の是非を問う
 
 
埼玉県の「児童虐待防止条例改正案」。「児童虐待防止」「子ども見守り」の名目で、「満9歳(小学3年生)以下の子どもの留守番やお遣い、子ども同士の登下校を一律禁止」。満9歳から12歳(小学4年生から6年生)の子どもについても「そうするように努力せよ」と。罰則規定こそ無いものの、他の保護者にも「そんな事をしている子どもを見つけたら役所や警察に通報せよ」と。私が子どもの頃は、子ども同士で鬼ごっこに興じたり、しょっちゅうお使いに行かされたりしましたが。まさか、そんな事で通報される時代が来るとは思いませんでした。
 
そんな条例案が県議会で危うく可決される所でした。急速に盛り上がった反対運動を前に、自民党県議団は条例案の提出を取り下げました。でも「説明が足りなかった」と言うだけで、「やろうとしていた事は間違っていなかった」と言っているようです。ほとぼりが冷めたらまた性懲りも無く出して来るでしょう。警戒が必要です。
 
こんな条例案が可決されてしまったら、一般庶民は共働きも出来なくなってしまいます。シングルマザーは一体どうやって生きていけば良いのか?幾ら罰則規定が無くても、こんな条例案が可決されてしまったら、自粛警察みたいな奴らが出て来て、共働き家庭やシングルマザーは今以上に日陰者扱いされてしまいます。これでは「虐待防止」どころか共働き・シンママ「差別扇動」条例ではないか!
 
じゃあ、親子が四六時中、一緒に居さえすれば良いのか?コロナ禍で自宅待機が続く中で、家庭内暴力が増えた事については、一体どう思っているのか?親が毒親だったりアルコール・ギャンブル依存症だったら、一緒にいる事で逆に余計に子どもが危険にさらされるじゃないか。
 
そもそも、共働きしなければ食べていけないのは、一体誰の責任か?政治家の責任ではないか。政治家が、低賃金や福祉の貧困を今まで放置し、本来、国の予算で運営しなければならない子ども食堂も民間のボランティアに丸投げ。そんな事だから、夫婦が共働きに出なければならなくなったのではないか。
 
埼玉県は、沖縄県の次に待機児童数が多いそうです。その待機児童ワースト2位の現状を放置して、やれ「虐待は母親が家にいないから起こるのだ、子どもが熱中症になるのも親が子どもを車内に放置したからだ」と、何でも保護者の自己責任に話をすり替えて。これではただの「福祉の貧困」隠蔽工作にしかならない。
 
幾ら保守的な自民党議員でも、それぐらいの事はすぐ分かる筈。自分も共働きを経験していたら、この条例案がどれだけトンデモか、すぐに分かる筈。それでも彼らが、まともな説明もせずに、ひたすら条例の強行可決に突き進んだのは、統一教会から脅されていたからではないか。「この条例案を通さないと次の選挙では応援しないぞ」と脅されたからではないか。
 
 
統一教会は元々、韓国の新興宗教でした。韓国人が主体なので、「昔、韓国を植民地支配した日本は韓国に賠償しろ」と、霊感商法で日本人に献身や献金を強要。そして、北朝鮮に対抗する為に、共産主義撲滅を唱えた。
 
日本の自民党や右翼は、最初の韓国中心主義の教義には目を瞑り、次の共産主義撲滅だけを最大限に利用。だから霊感商法の被害には目を瞑り、統一教会と癒着。
 
その挙げ句に、統一教会に家庭をムチャクチャにされた宗教2世の息子に恨まれ、首相の安倍晋三が暗殺された。それを機に、自民党は表向きは統一教会との関係清算を迫られる事に。しかし実際は今も両者は蜜月状態。自民党は今も統一教会には頭が上がらず。
 
他方で、今はもうソ連もなくなり中国も資本主義化。統一教会も生き延びる為には北朝鮮とも取引を始めなければならなくなった。いつまでも反共一本槍だけでは食べていけない。そこで、反共に代わる新たな教義として、家庭や家族愛が強調されるようになった。かくして統一教会(正式名称は世界基督教統一神霊協会)も家庭連合(同じく世界平和統一家庭連合)に教団名を変更。
 
かたや自民党も、個人が人権を主張すれば目の敵に。「同性愛は我がままで非生産的」「LGBT法案で家庭崩壊」「個人の権利を主張するのはマルクス主義」と。常に「家庭」や「家族」を引き合いにして人権抑圧。
 
「愛国心はならず者の最後の墓場」と言う格言があります。時の権力者が自らの無策を誤魔化す為に、愛国心や戦争熱を煽って、外国人や平和主義者を排斥する様子を皮肉ったものです。
 
上記の格言を「家庭もならず者の最後の墓場」と言い換えても良いのではないでしょうか。愛国心と同様に、家庭や家族も、時の権力者によって、統治機構の末端に位置付けられ、民衆支配に利用されて来ました。
 
例えば戦時中の隣組制度がそうです。回覧板を渡しに隣家を訪問した際に、隣家に「非国民」がいないかどうか、密告する義務を国民は負わされました。また、戸籍制度によって、国民は出身や身分でランク分けされ、「法の下の平等」は形骸化。部落差別に悪用されて来ました。家督相続も長男だけが優遇され、次男以下や女性は人間扱いされませんでした。
 
そうして、愛国心や親孝行の美名の下で、ひたすら滅私奉公だけが強調され、個人の人権は踏みにじられて来ました。日本で過労死やブラック企業がいつまで経ってもなくならないのは、そうやって個人の人権が蔑ろにされて来たからです。
 
自民党が今回こんなとんなトンデモな条例案を出して来たのも、単に統一教会からの圧力だけでなく、自民党自身も、共働き世帯やシングルマザーの人権、ひいては弱者の人権を蔑ろにして来たからではないか。自分達は特権階級で何不自由なく暮らせるから、今の国民生活がどれだけ困窮しているか分からないのです。
 
過去に、麻生太郎が国会質問でカップラーメンの値段を聞かれて、まともに答えられなかった事がありました。それは何も麻生太郎だけではありません。自民党の世襲議員も麻生と似たり寄ったりなのです。次の選挙では、こんな人でなしで世間知らず、苦労知らずのブルジョア議員どもを、一人残らず全員落選させなくてはなりません。
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妙見山のケーブルカーとリフトに乗って来た

2023年10月08日 10時15分00秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

妙見山のケーブルカーとリフトに乗って来ました。南大阪出身の私にとっては、近郊の山と聞いてまず思い浮かぶのは金剛山・葛城山・生駒山・高野山です。北大阪の妙見山は余り馴染みがありません。今まで一度も行った事がありませんでした。その中で、今年12月3日を最後に妙見山のケーブルカーとリフトが廃止になると聞き、廃止前に一度乗っておこうと昨日行ってきました。

妙見山は大阪府豊能町と兵庫県川西市の境にある標高660.1メートルの山です。山頂には能勢妙見山というお寺があります。北極星の神様である妙見大菩薩を奉った日蓮宗のお寺です。奈良時代の僧・行基によって開かれ、戦国時代に土地の領主である能勢頼次によって再興されたと伝えられています。

その妙見山への参拝客輸送の為に、大正時代にケーブルカーが開通しました。このケーブルカーは、戦時中に一旦廃止されますが、戦後になって再びケーブルカーとリフトとなって再建されました。ケーブルカーとリフトの間の山腹には遊園地やバーベキューテラスも整備され(妙見の森)、長年親しまれてきましたが、近年は観光客も年々減り、設備の老朽化も進み、遂に今年12月3日をもってケーブルカー・リフトを含む妙見の森関連事業の全てを廃止する事になりました。(事業廃止通知参照)

妙見山へは梅田から阪急宝塚線に乗って行きます。川西能勢口で能勢電鉄に乗り換え、日生中央行きの電車に乗ります。そして、途中の山下で妙見口行きの電車に乗り換え、終点の妙見口からケーブルカー始発駅の黒川まで歩きます。歩くのは約20分ぐらいですが、上り坂なので結構きついです。でも、沿道には秋の農村風景が広がり、里山の新鮮な空気が一杯吸えるので、健康には非常に良いです。

黒川のケーブルカー始発駅に着いたのは午前10時半頃でしたが、もう既に数十人が並んでいました。ケーブルカーは20分おきに降りて来ますが、1両なのでそんなに多くの人は乗れません。私も3度目のケーブルカーにようやく乗る事が出来ました。ケーブルカーもリフトもそれぞれ片道400円、往復だと1600円しますが、全て通しの往復切符を買うと1500円で済みます。毎週水・木曜日は祝日以外はケーブルカーもリフトも運休するので、妙見山へは登山道で行くしかありません。

ケーブルカーで山腹の山上駅に到着。駅には足湯が併設されていましたが、100円の入浴料が必要で、誰も利用していなかったのでパス。そこからリフト乗り場まで、最初以上にきつい上り坂が続きます。坂が急なので、無料の杖の貸し出しサービスもありました。私は利用しませんでしたが。

その代わりに、山腹の「ふれあい広場」には、バーベキューテラスだけでなく、鉄道絡みの観光施設も一杯あったので、鉄道ファンの私としては、まさに願ったりかなったりでしたが。まずはアート作品の北極星入口駅。これは北極星の神様である妙見大菩薩に便乗したあやかったもの。私はそんなものよりもむしろ次のシグナス森林鉄道を高く評価したい。これは、「妙見の森」を運営していた能勢電鉄の職員が、手作りで作った遊覧鉄道です。ベガ駅とアルタイル駅の間をグルグル回っていました。「好きこそものの上手なれ」という格言の通りです。しかし、この遊覧鉄道も、2021年には廃止されてしまいました。ベガ駅周辺には線路と駅も残っています。まさか山中でこんなに鉄道趣味を堪能できるとは思ってもみませんでした。

そこからリフトに乗って、着いたのが妙見山のお寺。「無漏山眞如寺境外仏堂能勢妙見山」と言うのが、お寺の正式名です。北極星の神様である妙見大菩薩が祭神で、その眷属(けんぞく=家来)である8つの神馬の像があちこちに建てられています。これも競馬ファンである私のとっては願ったりかなったり。それ以外に、星嶺(せいれい=日蓮宗の信徒会館で、能勢氏の家紋をかたどった星形の施設)や鳥居(日蓮宗のお寺なのに神社の鳥居があるのは神仏習合のなごり)が目を引きましたが、宗教には興味がない私のとっては、どうでもよいものばかり。

馬のおみくじも、カフェテラスの食事も、ボッタくり価格だったので利用せず。食事は別の休憩施設のおにぎりセットで済ませました。おにぎり2個と味噌汁で850円。これもボッタくり価格でしたが、カフェテラスの1500円もするピザセットや、1600円もするガレットのセットと比べたらまだマシかと。ふきの佃煮のおにぎりや、きのこたっぷりの味噌汁は、それなりに美味しかったですが。

帰りのリフトとケーブルカーも長蛇の列で、朝9時に大阪を発ったのに、帰って来たらもう夕方5時前になっていました。ケーブルカーとリフトが廃止に追い込まれたのは、妙見山自体が、世界遺産の高野山や、遊園地のある生駒山と比べると地味な事や、レジャーの多様化、コロナ禍の影響もありますが、それよりも最大の原因は、このアクセスの悪さにあると思います。

川西能勢口、山下、妙見口、ケーブル、リフトと5回も乗り換えなければならない上に、妙見口からケーブルまで、ケーブルからリフトまで、急な坂を上らないといけないのです。これでは誰でも敬遠してしまいます。地形的な要因や、駅前に駐車スペースがなく、バスで直通するのも難しかったから、このような形にせざるを得なかったのでしょうが。

このケーブルカーを設置したのは能勢電鉄です。中小の鉄道会社にとっては、ここまでするのが精一杯だったのでしょう。しかし、その能勢電鉄を傘下に収めた阪急の資本力なら、それをカバーする事も出来たはずです。自動車なら山頂まで行く事が可能なのですから。別ルートで黒川まで鉄道で乗り入れ、黒川からケーブルカーで山頂まで乗り入れるなり、川西能勢口や千里中央からバスで直接山頂まで乗り入れるなぞ、他に方法がいくらでもあったはずです。

しかし、阪急はそれをせずに、安易にケーブル・リフト廃止で乗り切ろうとしています。しかし、それでは地域はますます衰退する一方です。ケーブル廃止だけに留まらず、能勢電鉄の山下・妙見口間もやがては利用客減で廃止に向かうでしょう。別ルートで黒川まで鉄道で乗り入れていたら、妙見の森の遊覧鉄道も、廃止せずに賑わっていたかも知れないのに。ブナの原生林も、貴重な観光資源として、林業再生の決め手になっていたかも知れないのに。阪急も、地球温暖化防止やサステナブル、SDGs(持続可能な開発目標)を社是で掲げるなら、それぐらいしたって良いのではないでしょうか。

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スプリンターズS&クレジット払いの続報

2023年10月02日 20時28分28秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
スプリンターズS、ワイド全的中!◎ママコチャ1着、△マッドクール2着、▲ナムラクレア3着で。
 
以下、競馬ノートの記述より抜粋。
 
◎ママコチャ 北九州記念②1074 調教・鞍上〇
○アグリ セントウルS②1074 差しもOK
▲ナムラクレア シルクロードS①1073 堅実(時計△)
△マッドクール 同上③1074 堅実(調教△)
△ジャスパークローネ CBC賞①1072 北九州記念①1073
注テイエムスパーダ セントウルS①1072
(注)北九州記念①1073→北九州記念1着時計(走破タイム)1分7秒3。
 
先行激化も、緩い下り坂が続くコース形態から、前崩れ無し。時計勝負。調教絶好で鞍上強化の◎ママコチャ本命。相手も勢い重視で、早い時計のセントウルS・北九州記念連対の4歳馬指名。
◎○▲△実力拮抗→ワイドボックス
注テイエムスパーダGⅡセントウルS勝ち 最内枠→ワイド流し
往年のGⅠ馬(ピクシーナイト、ナランフレグ)→高齢・勢い欠、消し
函館SS連対馬(キミハクイーン、ジュビリーヘッド)→時計かかる馬場、消し(抜粋終了)
 
これで的中しました。それも、マグレでたまたま当たったのではなく、予想通りの展開でワイド全的中!混戦で人気が割れた為に、3番-6番-1番人気の順当決着でも、ワイド全的中なら実質2160円と比較的「高配当」。
 
それなら一層の事、三連単や三連複で勝負しても良かったのではないかと思いますが、逆に三連単で勝負して「三連複や馬連なら当たっていたのに!」と悔しい想いをするぐらいなら、まだワイドで買っても外してしまう方が諦めも付きます。いつまでもグチグチ後悔するぐらいなら、まだその方が良いです。特に今回のような難解なレースの時は。
 
ところで、前回の記事で、いつも競馬予想の際に立ち寄るファミリーマートで、外国人の店員に一方的にクレジット払いにされ、それに対して苦情メールを本社に送ったら、店長から丁寧なお詫びの返信が来て感激した事を書きました。
 
ところが実際はかくの如し。店内の通路にロープを張って「となりの(レジ前)通路にお並び下さい」と張り紙が。確かに店側の気持ちも分からなくはないですが、もし客がロープの存在に気付かず、ロープに頭を引っ掛けて転倒して負傷したら、客から莫大な慰謝料や治療代を吹っ掛けられる可能性があります。
 
 
それを考えたら、とてもこんな無茶な事は出来ないはず。同じ通路閉鎖の措置を取る場合でも、もし私が店長なら、工事現場で使っているカラーコーンで仕切る等、もっと分かりやすい区切り方にするでしょう。
 
この店は繁華街の真ん中にあり、近くにはウインズ(城外馬券売り場)もあります。私が普段利用する日中は余り変な客はいませんが、夜更けともなると酔客も増えて来ます。そんな客には外国人の店員だけでは対応出来ないのでしょう。だから、写真の様な荒療治に及んだのかも。
 
だけど、それを考慮したとしても、これはないでしょう。これでは、客はまるで農地を荒らすケダモノ扱いです。写真のロープも、地方の農地でよく見かけるイノシシ避けの電流柵と同じです。はっきり言って感じ悪いです。
 
そうは言っても、立地条件は申し分ないので、今でも競馬開催日には、この店のイートインコーナーでコーヒー飲みながら予想します。今までは暑かったのでアイスコーヒーとシュークリームを買って食べながら予想していましたが、昨日あたりから朝晩めっきり涼しくなって来たので、ホットコーヒーとチュロスに変えました。そして、あの一件以来、この店ではTポイントカードは一切使いません。
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