実は昨日29日の夜から、自宅のパソコンが突然ネットに接続できなくなりました。その直前(最新記事の更新日時 3/29 00:23:28)まで何もトラブルがなかったにも関わらず。オフラインの作業(文書や表の作成)は今まで通り可能ですので、何らかの理由でセキュリティソフトが働き、ネット接続が遮断されたものと思われますが、詳しい原因は今もって不明です。本格的な復旧作業に着手出来るのは、早くても次の仕事休み以降となります。コメント・トラックバック認証など最低限のブログ管理は携帯の画面で行うつもりですが、それ以外のメール返信やブログ更新については、いつもより遅くなるかも知れません。悪しからずご了承下さい。
※以下、ご本人の承諾を得てこちらのブログにも全文転載します。
「ハシズム」と言われるだけのことはある。ヒットラー率いるナチスが国会放火事件を共産党による犯罪だとして自作自演し弾圧したのと全く同じ構図だ。文書を偽造し大阪維新の会所属市議に告発したのは当然橋下徹(はししたとおる)の支持者である。
<大阪市長選リスト>捏造と告発者は同一職員 市議見抜けず (毎日新聞 - 03月27日 17:45)
大阪市交通局の非常勤嘱託職員が、昨秋の市長選に関して組合が作成したと見せかけるリストを捏造(ねつぞう)した問題で、この職員と、リストを大阪維新の会市議に告発した職員が同一人物であることが分かった。職員の氏名が一致しており、告発を受けたとした維新の杉村幸太郎市議(33)も、同一人物だと認めた。維新市議団はリストを基に組合問題を追及してきたが、告発者の「自作自演」を見抜けなかったことになり、批判が強まりそうだ。
リストを捏造した30代の男性非常勤嘱託職員(非組合員)は調査に対し、「職場で紹介カードが配られているのを見てひどいと思った。正義感でやったが、とんでもないことをした」と話しているという。
市交通局や維新市議団によると、職員は今年1月23日の勤務時間中、業務用パソコンで人事データを基に偽のリストを作成。同28日に印刷したリストをスキャナーで読み取り、杉村市議にメール送信した。同31日には杉村市議の要望を受けて原本を郵送。杉村市議は2月6日にリストを公表した。
橋下徹市長は今月27日、記者団に対し、「問題の指摘をするのが議員の仕事。市の職員が捏造したことは間違いないわけなので、議会の追及としては当然だ」と語った。【原田啓之、津久井達】
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1966247&media_id=2
大阪市交通局:市長選リスト問題 捏造断定 何のため 組合「犯人視責任を」、維新「追及問題ない」
リストは何のために作られたのか--。大阪交通労働組合(大交)が昨年の大阪市長選で作成したとされた平松邦夫・前市長の推薦人紹介カード配布リストは、一転して職員の捏造(ねつぞう)と断定された。職員は事実を認めておらず、動機は謎のまま。組合と市の選挙協力の証拠と指弾してきた大阪維新の会市議団は「議会で取り上げたことに問題はなかった」と釈明するが、ぬれぎぬを着せられた形の組合側は「開き直りだ」と批判している。【原田啓之、津久井達】
「法を守るべき公務員としてあるまじき行為で、誠に情けない」。26日夕、市役所で西口進・総務部長ら交通局幹部3人が記者会見し、謝罪した。
幹部らはこの数時間前、昨年5月に1年契約で採用された事務補助の男性非常勤嘱託職員(非組合員)を問いただしていた。当初は「知らない」と無関係を装ったが、パソコンの履歴を「動かぬ証拠」として突きつけられると絶句したという。
聞き取りに立ち会った市特別顧問の野村修也弁護士は「この職員には、局内で推薦人紹介カードの配布など選挙活動がまん延していることへの問題意識があった」と捏造の背景を推察した。
交通局の非常勤嘱託職員は二十数人。この問題を追及してきた維新の杉村幸太郎市議(33)=平野区選出、1期目=がリストの提供を受けたのも「非常勤嘱託職員」だといい、同一人物かどうかに注目が集まる。
杉村市議によると、大交の選挙活動に憤りを感じていた点も同じ。昨秋から接触し、大交が市長選期間中に配布した違法な選挙ビラを含め、数件の情報提供を受けた。リストは「組合支部長が職場のリサイクルコーナーに置いた資料を持ってきた」と説明。捏造発覚後、入手ルートなどを確認しようとしたが、26日夜の時点で連絡が取れていないという。
杉村市議は「疑惑があれば議会で質疑するのが私の仕事。間違ったことはしていない」と険しい表情で語った。橋下徹市長も報道陣に「トップとして申し訳なく思う」と陳謝する一方、「職場内での政治活動という事実自体が消えたわけではない」と持論の組合適正化を進める考えを改めて表明した。しかし、“犯人視”された組合側は怒りが収まらない。リスト問題の報道後には事務所へ抗議電話が殺到したという。ある組合幹部は「議会でならでっち上げでも取り上げていいのか。発言の影響を認識し、責任を取るべきだ」と批判している。
………………………………………………………………………………………………………
◇組合リスト問題の経過◇
<2011年>
11月27日 大阪市長選で「大阪維新の会」の橋下徹代表が平松邦夫前市長を破り当選
<2012年>
2月 6日 杉村幸太郎・維新市議が平松前市長の推薦人紹介カードの配布リストの存在を公表、組合に嫌疑が向けられる。組合は作成を全面否定
〃 7日 橋下市長がリストの信ぴょう性を調査する方針を表明
〃 10日 市議会市政改革特別委員会で杉村市議がリスト問題を追及
3月 2日 組合が無印公文書偽造・同行使などの容疑で、容疑者を特定せずに大阪地検に告発
〃 14日 維新市議団が地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで大阪地検に告発
〃 26日 市交通局が30代の男性非常勤嘱託職員がリストを捏造したと発表
2012年3月27日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120327mog00m010013000c.html
大阪市:市長選での組合作成リストは捏造 市交通局が発表
大阪市交通局職員でつくる「大阪交通労働組合」(大交)が昨年の市長選で平松邦夫前市長の推薦人紹介カードの配布リストを作成したと指摘される問題があり、市交通局は26日、このリストは30代の男性非常勤嘱託職員(非組合員)が選挙後に捏造(ねつぞう)したものだったと発表した。この職員しか使用していない業務用パソコンにリスト作成の履歴が残っていたため断定した。同局は偽計業務妨害容疑で刑事告発することも検討している。
リストは、市交通局鉄道事業本部に所属する職員1867人分の氏名や職員コード、紹介カード回収の有無などが記され、全部で34枚あった。
橋下徹市長が代表を務める「大阪維新の会」所属の杉村幸太郎市議が先月、内部告発で入手したとして市議会などで「交通局と組合が組織ぐるみで市長選に関与していたことを裏付けるものだ」と追及。大交は今月2日、「でっち上げだ」として無印公文書偽造などの容疑で容疑者を特定せず大阪地検に告発し、維新市議団も同14日に地方公務員法(守秘義務)違反容疑などで同地検に告発していた。
同局が全業務用パソコン約3200台の履歴を調査し、今年1月23日午前、この職員が使用しているパソコンで作成されたことを突き止めた。職員は内部調査に当初は「作成していない」と否定したが、履歴が残っていると指摘されると言葉に詰まり、明確に否定しなくなったという。
杉村市議はこれまでの取材に「非常勤嘱託職員から告発を受けた」と説明。同局内の非常勤嘱託職員は二十数人しかおらず、同局は、捏造した職員と杉村市議にリストを渡した職員が同一の可能性もあるとみて、調査の継続も検討する。
職員は昨年5月から1年間の契約で採用。鉄道事業本部で事務補助を担当している。橋下市長は26日、報道陣に対し「トップとして本当に申し訳なく思う」と陳謝した。【津久井達、原田啓之】
毎日新聞 2012年3月26日 23時25分
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120327k0000m040110000c.html
大阪市交通局:市長選リスト「捏造」 労組が刑事告発へ
大阪市交通局職員でつくる「大阪交通労働組合」が昨年11月の市長選の際、平松邦夫前市長の推薦人紹介カードの配布リストを作成したとされた問題で、同組合は、リストは捏造(ねつぞう)だとして容疑者不詳のまま文書偽造と同行使の容疑で刑事告発する方針を固めた。2日にも大阪地検に告発状を出す。組合はリスト中の文体が通常使用しているものとは異なることなどから偽物だと主張していた。
リストの存在は、橋下徹市長が代表を務める大阪維新の会の杉村幸太郎市議(33)=平野区選出、1期目=が市議会で指摘。同市議によると、市交通局職員から告発があり、同局内で廃棄されたものとして持ち込まれた。
「知人・友人紹介カード配布回収リスト」の表題で、交通局職員約1800人の名前、職員コードなどを記載。カード配布・回収時の注意事項として「非協力的な組合員がいた場合は、今後不利益になることを本人に伝え、それでも協力しない場合は各組合の執行委員まで連絡してください」と記されていた。
同組合は、組合側が知り得ない職員コードや配布対象外である非組合員の管理職氏名などが記載されていることも偽造と判断した理由に挙げている。組合問題を調査している市特別顧問の野村修也弁護士も1日、「現段階では組合が作成したとは信じがたい。何の目的で誰が作ったか調査する」と述べた。【原田啓之】
毎日新聞 2012年3月2日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2012/03/02/20120302ddn041010016000c.html
ドイツ国会議事堂放火事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E4%BA%8B%E5%A0%82%E6%94%BE%E7%81%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1966247&media_id=2
「ハシズム」と言われるだけのことはある。ヒットラー率いるナチスが国会放火事件を共産党による犯罪だとして自作自演し弾圧したのと全く同じ構図だ。文書を偽造し大阪維新の会所属市議に告発したのは当然橋下徹(はししたとおる)の支持者である。
<大阪市長選リスト>捏造と告発者は同一職員 市議見抜けず (毎日新聞 - 03月27日 17:45)
大阪市交通局の非常勤嘱託職員が、昨秋の市長選に関して組合が作成したと見せかけるリストを捏造(ねつぞう)した問題で、この職員と、リストを大阪維新の会市議に告発した職員が同一人物であることが分かった。職員の氏名が一致しており、告発を受けたとした維新の杉村幸太郎市議(33)も、同一人物だと認めた。維新市議団はリストを基に組合問題を追及してきたが、告発者の「自作自演」を見抜けなかったことになり、批判が強まりそうだ。
リストを捏造した30代の男性非常勤嘱託職員(非組合員)は調査に対し、「職場で紹介カードが配られているのを見てひどいと思った。正義感でやったが、とんでもないことをした」と話しているという。
市交通局や維新市議団によると、職員は今年1月23日の勤務時間中、業務用パソコンで人事データを基に偽のリストを作成。同28日に印刷したリストをスキャナーで読み取り、杉村市議にメール送信した。同31日には杉村市議の要望を受けて原本を郵送。杉村市議は2月6日にリストを公表した。
橋下徹市長は今月27日、記者団に対し、「問題の指摘をするのが議員の仕事。市の職員が捏造したことは間違いないわけなので、議会の追及としては当然だ」と語った。【原田啓之、津久井達】
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1966247&media_id=2
大阪市交通局:市長選リスト問題 捏造断定 何のため 組合「犯人視責任を」、維新「追及問題ない」
リストは何のために作られたのか--。大阪交通労働組合(大交)が昨年の大阪市長選で作成したとされた平松邦夫・前市長の推薦人紹介カード配布リストは、一転して職員の捏造(ねつぞう)と断定された。職員は事実を認めておらず、動機は謎のまま。組合と市の選挙協力の証拠と指弾してきた大阪維新の会市議団は「議会で取り上げたことに問題はなかった」と釈明するが、ぬれぎぬを着せられた形の組合側は「開き直りだ」と批判している。【原田啓之、津久井達】
「法を守るべき公務員としてあるまじき行為で、誠に情けない」。26日夕、市役所で西口進・総務部長ら交通局幹部3人が記者会見し、謝罪した。
幹部らはこの数時間前、昨年5月に1年契約で採用された事務補助の男性非常勤嘱託職員(非組合員)を問いただしていた。当初は「知らない」と無関係を装ったが、パソコンの履歴を「動かぬ証拠」として突きつけられると絶句したという。
聞き取りに立ち会った市特別顧問の野村修也弁護士は「この職員には、局内で推薦人紹介カードの配布など選挙活動がまん延していることへの問題意識があった」と捏造の背景を推察した。
交通局の非常勤嘱託職員は二十数人。この問題を追及してきた維新の杉村幸太郎市議(33)=平野区選出、1期目=がリストの提供を受けたのも「非常勤嘱託職員」だといい、同一人物かどうかに注目が集まる。
杉村市議によると、大交の選挙活動に憤りを感じていた点も同じ。昨秋から接触し、大交が市長選期間中に配布した違法な選挙ビラを含め、数件の情報提供を受けた。リストは「組合支部長が職場のリサイクルコーナーに置いた資料を持ってきた」と説明。捏造発覚後、入手ルートなどを確認しようとしたが、26日夜の時点で連絡が取れていないという。
杉村市議は「疑惑があれば議会で質疑するのが私の仕事。間違ったことはしていない」と険しい表情で語った。橋下徹市長も報道陣に「トップとして申し訳なく思う」と陳謝する一方、「職場内での政治活動という事実自体が消えたわけではない」と持論の組合適正化を進める考えを改めて表明した。しかし、“犯人視”された組合側は怒りが収まらない。リスト問題の報道後には事務所へ抗議電話が殺到したという。ある組合幹部は「議会でならでっち上げでも取り上げていいのか。発言の影響を認識し、責任を取るべきだ」と批判している。
………………………………………………………………………………………………………
◇組合リスト問題の経過◇
<2011年>
11月27日 大阪市長選で「大阪維新の会」の橋下徹代表が平松邦夫前市長を破り当選
<2012年>
2月 6日 杉村幸太郎・維新市議が平松前市長の推薦人紹介カードの配布リストの存在を公表、組合に嫌疑が向けられる。組合は作成を全面否定
〃 7日 橋下市長がリストの信ぴょう性を調査する方針を表明
〃 10日 市議会市政改革特別委員会で杉村市議がリスト問題を追及
3月 2日 組合が無印公文書偽造・同行使などの容疑で、容疑者を特定せずに大阪地検に告発
〃 14日 維新市議団が地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで大阪地検に告発
〃 26日 市交通局が30代の男性非常勤嘱託職員がリストを捏造したと発表
2012年3月27日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120327mog00m010013000c.html
大阪市:市長選での組合作成リストは捏造 市交通局が発表
大阪市交通局職員でつくる「大阪交通労働組合」(大交)が昨年の市長選で平松邦夫前市長の推薦人紹介カードの配布リストを作成したと指摘される問題があり、市交通局は26日、このリストは30代の男性非常勤嘱託職員(非組合員)が選挙後に捏造(ねつぞう)したものだったと発表した。この職員しか使用していない業務用パソコンにリスト作成の履歴が残っていたため断定した。同局は偽計業務妨害容疑で刑事告発することも検討している。
リストは、市交通局鉄道事業本部に所属する職員1867人分の氏名や職員コード、紹介カード回収の有無などが記され、全部で34枚あった。
橋下徹市長が代表を務める「大阪維新の会」所属の杉村幸太郎市議が先月、内部告発で入手したとして市議会などで「交通局と組合が組織ぐるみで市長選に関与していたことを裏付けるものだ」と追及。大交は今月2日、「でっち上げだ」として無印公文書偽造などの容疑で容疑者を特定せず大阪地検に告発し、維新市議団も同14日に地方公務員法(守秘義務)違反容疑などで同地検に告発していた。
同局が全業務用パソコン約3200台の履歴を調査し、今年1月23日午前、この職員が使用しているパソコンで作成されたことを突き止めた。職員は内部調査に当初は「作成していない」と否定したが、履歴が残っていると指摘されると言葉に詰まり、明確に否定しなくなったという。
杉村市議はこれまでの取材に「非常勤嘱託職員から告発を受けた」と説明。同局内の非常勤嘱託職員は二十数人しかおらず、同局は、捏造した職員と杉村市議にリストを渡した職員が同一の可能性もあるとみて、調査の継続も検討する。
職員は昨年5月から1年間の契約で採用。鉄道事業本部で事務補助を担当している。橋下市長は26日、報道陣に対し「トップとして本当に申し訳なく思う」と陳謝した。【津久井達、原田啓之】
毎日新聞 2012年3月26日 23時25分
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120327k0000m040110000c.html
大阪市交通局:市長選リスト「捏造」 労組が刑事告発へ
大阪市交通局職員でつくる「大阪交通労働組合」が昨年11月の市長選の際、平松邦夫前市長の推薦人紹介カードの配布リストを作成したとされた問題で、同組合は、リストは捏造(ねつぞう)だとして容疑者不詳のまま文書偽造と同行使の容疑で刑事告発する方針を固めた。2日にも大阪地検に告発状を出す。組合はリスト中の文体が通常使用しているものとは異なることなどから偽物だと主張していた。
リストの存在は、橋下徹市長が代表を務める大阪維新の会の杉村幸太郎市議(33)=平野区選出、1期目=が市議会で指摘。同市議によると、市交通局職員から告発があり、同局内で廃棄されたものとして持ち込まれた。
「知人・友人紹介カード配布回収リスト」の表題で、交通局職員約1800人の名前、職員コードなどを記載。カード配布・回収時の注意事項として「非協力的な組合員がいた場合は、今後不利益になることを本人に伝え、それでも協力しない場合は各組合の執行委員まで連絡してください」と記されていた。
同組合は、組合側が知り得ない職員コードや配布対象外である非組合員の管理職氏名などが記載されていることも偽造と判断した理由に挙げている。組合問題を調査している市特別顧問の野村修也弁護士も1日、「現段階では組合が作成したとは信じがたい。何の目的で誰が作ったか調査する」と述べた。【原田啓之】
毎日新聞 2012年3月2日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2012/03/02/20120302ddn041010016000c.html
ドイツ国会議事堂放火事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E4%BA%8B%E5%A0%82%E6%94%BE%E7%81%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1966247&media_id=2
残念ながら、橋下大阪市長主導の職員・教育基本条例が大阪府議会ではとうとう成立してしまいましたが、それを無批判に持ち上げ、ただ垂れ流すだけのマスコミ記事の偏向振りには、今更ながら辟易させられます。
●偏向記事その1:橋下大阪市長ウォッチ 「民主主義をバカにした論だ」 「斉唱口元チェック」朝日社説に反論(J-CASTニュース)
>もし条例と職務命令は、正しいもしくは違法ではないと考えるのであれば、監視方法を問題視するのはおかしい。特に教育の場での監視はおかしいと言う。何を言っているのか!入試を見なさい。完全な監視の場だ。子どもたちの人生をかけた、教育の成果を一番問われる入試の場こそ、完璧な監視を求められる
>では大阪維新の会の起立斉唱条例を朝日新聞は批判する資格があるのか。昨日の社説では51対49の覚悟を示せと、決定できる民主主義に賛同する。議論を尽くしてもそれでも結着が付かない時には51%での賛成で突破せよと言う。朝日は多数決をどのように考えているのか?
>朝日新聞は、結局のところ、自分たちの価値観に合うものは51%の賛成でも突破せよ。そして自分たちの価値観に合わないものは49%の反対を尊重せよと言う論。何とも民主主義をバカにした論だ。筋は一つ。決定できる民主主義で51%を尊重するのか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120316-00000002-jct-soci
「何これ?」いうのが、この記事を読んでまず思った感想です。「君が代斉唱口元チェック」を批判した朝日新聞の社説に噛み付いた橋下のツイートを、そのまま垂れ流しヨイショしただけの記事ですが、橋下ツイートの支離滅裂さに呆れると同時に、それに何も矛盾を感じない記者の感性が、まず以て信じられません。
「教育に監視は付き物だ、入試を見ろ」って、アホとちゃうか。今までどれだけ入試や受験教育の弊害が指摘されてきたのか、全然知らないのか。そんな事にばかり一生懸命になっても、体得するのは単なる知識の丸暗記や受験テクニックだけで、「自分で考える力」「生きていく上で必要な知恵」「真の学力」なぞ全然身につかない。協調性や連帯感、他人への思いやりも身につかない。身に着くのは、鼻持ちならないエリート意識と「ズルしても勝てば良い、儲かれば良い」とする歪んだ処世術、上の言う事にただ従うだけの無気力や奴隷根性だけ。そんなモノを引き合いに出して、一丁前に教育を語った気分で、自分の事は棚に上げて論敵を「既得権益にしがみつくエリート」と攻撃する。その批判が全部ブーメランとして自分に跳ね返って来ている事にも気付かない。まるで漫画だ。
それで、同じ朝日の「消費税増税に覚悟を示せ」という別の社説を引き合いに出して、「増税反対の意見には怯むなと書きながら、君が代斉唱口元チェックはやり過ぎと批判するのは不公平だ」ってか。消費税であろうと君が代であろうとゴリ押しはダメなんだよ。それを、どちらも反対するならまだしも、君が代ゴリ押し論者が幾ら消費税ゴリ押しを批判しても、「目くそ鼻くそ」でしかない事も分からないのか。
それ以前に、「51%の多数決で通れば反対が49%でもゴリ押しして当然」という理屈からして間違っている。多数決は民主主義の手続きの一つにしか過ぎない。そうじゃなくて、色んな意見を出し合って少しでもより良い解決策を導き出す。勿論、いつもいつも全会一致なんてあり得ないが、少しでもそれに近づけるよう努力するのが民主主義の本質だろう。「51%でゴリ押し」なんて強行採決そのものなのに、橋下にはその自省どころか自覚すらない。これでは選挙や多数決に名を借りた独裁だ。「決定できる民主主義」って、昔のヒトラー・ユーゲントや大政翼賛会、今の北朝鮮の真似事か?
●偏向記事その2:大阪府の橋下徹知事が制定を目指す「教育基本条例」は危険、教育委員会は今のままでよい(BLOGOS)
>橋下徹知事が意欲を燃やす「教育委員会制度を根底から問う条例案」が、可決成立したとしても、万が一、大阪府政が後に「革新府政」に政権交代した場合、今度は、逆に「革命教育」を大々的の進めていく突破口と口実を与えてしまう危険がある。このことを覚悟しておかなければなにないのである。
>ともかく教育委員の公選制の廃止と任命制の導入によって、「教育の中立」という言葉が「魔よけ」となり、「革命勢力」が排除され、日本の国体である「天皇制」が護持され、かつ「天皇制イデオロギー教育」「国旗日の丸掲揚、国歌君が代斉唱」もよく行われるようになった。
>万が一、大阪府政が、かつての京都府政(共産党・蜷川虎三知事)のように府庁舎に赤旗がはためくようになったら、どうなるのか。それよりも、全国の教育委員会が、文部科学省の植民地として、形骸化して、無力化されている今の姿の方が、よほど好ましい。
http://blogos.com/article/10527/
いい加減ゲンナリした所で、次の上記記事に出会ってホッとして読んでみたら、これがまた最初の記事に負けず劣らずのトンデモでした。
「教育基本条例は危険だ、改悪するぐらいなら今のままでよい」と、結論はまともでも、そこに至る理屈が無茶苦茶です。要するに「共産党が橋下の独裁を真似るから橋下独裁はダメだ」というのがこの記事の理屈なのですから。どんな独裁であろうとダメなものはダメというのが、ごく普通の感覚だと思うのですが。この人にとっては「橋下の独裁ならOKでも共産党はダメ」、そんな事になるぐらいならまだ「全国の教育委員会が文部科学省の植民地として形骸化して無力化されている」方が良いのだと。「教育は時の権力による政治支配の道具だ、子どもの成長なんて二の次だ」と言っているに等しいのに、そのトンデモにも気付かない。こんなモノは「反橋下」を装った「隠れ橋下」でしかない。
こんな奴らが「改革派」だの「真・保守派」だのと自称して、我が物顔にこの国の中を闊歩しているのだから、もう世も末です。己の出世・保身の為なら悪を見て見ぬふりし、平気で悪に加担する「守銭奴」会社員を揶揄する「社畜」という造語がありましたが、その伝で行くと、こんな曲学阿世の徒は、差し詰め「改畜」「保畜」となるのでしょうか。
せっかくのアーサー・ビナードさんの脱原発講演会も、こんな「改畜」「保畜」どもによって潰されたのかと思うと、もう悔やんでも悔やみきれません。
ビナードさんは、桜の美しさや日本人の桜に対する愛着も知った上で、「その素晴らしい国土を無茶苦茶にした原発にもっと怒って欲しい、もう再びこんな悲劇を繰り返してはならない」という想いを込めて、講演会のタイトルに「さいたさいた、セシウムがさいた」という一見アクのある言い回しを持ってきたのです。その言い回しは確かに穏やかではありませんが、本来ならば国民をそんな目に遭わせた原発推進勢力の責任こそ真っ先に問われるべきなのに、それには頬かむりして、逆にその言葉尻だけを捉えて扇情的に反感を煽ったのが、これらの「改畜」「保畜」やその息のかかった「マスゴミ」どもでした。しかも、この手のやつらの中には、沖縄県知事のように、辺野古移設・沖縄戦史実改竄に抗するふりをしながら自衛隊移駐・「つくる会」浸透を助けたり、福島県知事のように、「脱原発」志向のふりをしながら原発推進の御用学者をブレーンに招き「放射能の授業では原発事故に触れるな」と圧力を加えるような、ずる賢い輩までいるのですから、とても一筋縄ではいきません。そんな入試の為の放射能教育ならしない方が、税金の無駄遣いにならない分だけでもまだなんぼかマシです。
●アーサー・ビナード氏の「さいたさいたセシウムがさいた」の真意を調べたら、多くの収穫があった。(ざまあみやがれい!)
>アーサー「大正時代に、『さいたさいたサクラが咲いた』ってあの教科書があって。桜の教科書とかって有名。で、その次代(注:時代の誤り)はセシウムなんかないですね。だから僕らがこの100年の間に何やったかっていうと。桜っていう素晴らしものをセシウムに差し替えた。その責任をどう子供たちにとるかっていう、そういう意味なんですね」
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65794198.html
そうやって、ずっとこれからも、「改畜」「保畜」「マスゴミ」どもの宣伝に乗せられて、「1人年間20ミリシーベルトまで安全だ」「原発は地下に造れば良い」とか、「教育は強制・監視・調教だ」「左翼独裁はダメだが右翼独裁はOK」とかいう言説に踊らされ、見て見ぬふりしていれば良い。それでも構わないという人は。但し、その結果、そんな倒錯した社会を変える事に絶望した人たちによって、映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」や秋葉原・広島マツダの無差別殺人事件みたいな形で、復讐されたとしても文句は言えないだろう。かつてイラク日本人人質事件の際に、これら「改畜」「保畜」「マスゴミ」ども自身が吐いた「自業自得」という言葉が、ブーメランとして自らに降りかかってきただけなのだからな。
そいつらがどんな目に遭おうと、それこそ「自業自得」でしかないが、こちらまで巻き添えを食ってはかなわないので、そんな最悪な事態にだけは立ち至らないようにと、今後もささやかながら活動していくつもりです。手遅れにならなければ良いのですが。
こんな事を書くと、「非国民」だとか「中国・北朝鮮の手先」呼ばわりされかねないご時世ですが、私に言わせると、「独裁・格差も右翼のものならOK」「人命よりも核武装・原発推進」の「改畜」「保畜」「マスゴミ」どもの方が、よっぽど「非国民」であり「中国・北朝鮮化の手先」だ。そんな奴らからとやかく言われる筋合いはないという事も、この際はっきりと言っておきます。
●橋下に泣かされた高校生たち(LiveInPeace☆9+25)
17日のTBS系『報道特集』は、橋下の「教育改革」を特集していました。
そこに、4年前、私学助成カットを巡って、府知事時代の橋下と議論し、涙を流した元高校生(現大学生)たちが出ていました。
彼女たちの言葉は、「教育基本条例案」の問題の核心を言い当てています。
「子どもたちを人間として見てない。私らを競走馬みたいに見てる」
「公立学校が統廃合で減らされる。私学助成も減らされる。それを橋下さんは仕方ないと言うが、私らはそれがおかしいやろと。みんなが学べる環境でないと意味がない。何のための教育やねん」
「橋下さんは、今の社会は自己責任が原則と言う。教育も自己責任。だから競争で落ちこぼれていった子は知らんよ。そんなもん手助けせえへんよ、と」
「その原則がおかしいと言うと、じゃあこの国から出て行くかこの社会を変えるしかないって言われる」
この子たちと対照的だったのが、特集の冒頭に出てきた府立のエリート高校(10校)の生徒。
「先生は僕らにリーダーになってほしいと言う」
「やっぱりグローバル化は必要だと思う」
こういう教育を受けた子たちが、エリート高校から一流大学を出て、高級官僚になったり大企業に入るわけだ。
その先にはどんな社会が待っている?
by ウナイ
http://blog.goo.ne.jp/liveinpeace_925/e/b21d14790f87f33f25ad4a9dd791d855
ブログで先般告知していたように、3月18日午後1時半から中之島公園で開催された「職員・教育基本条例」反対の集会・パレードに参加してきました。主催者発表で約1500名が集まったとの事で、共産党の清水ただしさん(前府議)や小谷みすずさん(前市議)も集会に見えられていました。集会挨拶では教組や市職労の方が、府立和泉高校卒業式での民間人出身校長による「君が代」斉唱調査(ちゃんと口を開けて歌っているか否かまで監視!)の違法性や、強制で競争を煽るだけの教育基本条例の中身が、悉く失敗に終わった米国教育改革「落ちこぼれゼロ法」の轍を踏むものでしかない事を訴えられておられました。
集会の後は2時15分から、中之島・淀屋橋から本町・心斎橋を経て難波までの御堂筋を、「職員・教育基本条例」反対・撤廃を訴えてパレードしてきました。パレードは4梯団に分かれ、私は「個人・教組」中心の第3梯団に加わって歩きました。ここ数年間は、もっぱら無党派・市民団体のサウンド・デモや脱原発デモに参加する事が多かった私ですが、久しぶりの共産党系デモ(パレード)への参加という事で、生協職員で共産党員だった当時を思い出し、感慨深いものがありました。
その一方で、生協も党も辞めて×年経て、ある程度外から客観的に見れるようになるにつれ、中にいた時には気付かなかった事も、次第に見えてくるようになりました。たとえば、その1週間前の脱原発デモと比べると、「職員・教育基本条例はやめて~」「学校間格差を広げないで~」と唱和するのみで、「原発にミサイルが当たっても大丈夫やて?」「え~、それは無茶苦茶でっせ無茶でっせ」といったノリの「掛け合い」がなく、私としては物足らないシュプレヒコールでした。プラカードも、画一的で手書きのものが少なかったりという事に若干不満が残りました。橋下人気の根強い大阪での政党系列のデモなので、参加人数が脱原発の時よりも少ないのはある程度致し方ないにしても、それでも、もう少し創意工夫があればまた違うのにと思いました。
ただその中で気を惹いたのが、「中学校給食も小学校と同じように」というコール。私も中学時代は弁当持参が当たり前で、学校給食なんて想像もつきませんでしたが、後で調べたら、中学校給食実施率7.7%(断トツ最下位)の大阪の現状の方がよっぽど異常だったのですね(全国平均81.6%、いずれも2009年文部科学省データより)。私も偉そうな事を言っておきながら、自分が如何に「井の中の蛙」で「何も知らないまま奴隷として飼い馴らされてきたか」、この一事で以ても思い知らされました。
しかし、そのように工夫が求められながらも、「やっぱり流石」と思ったのは、職員・教育基本条例について、以前のように単に「日の丸・君が代」の歴史観強要や思想調査、思想信条の押し付けだけを強調するのではなく、それが競争教育や学校間格差の拡大、政府・財界にとって都合の良い人間作りへの「地ならし」「抵抗封じ」として導入されてきたものである事を、参加者がほぼ全員きちんと見抜いていた事です。それはプラカードの以下の内容からも明らかです。
「独裁はイカンぜよ!」とハシズム(ファシズム)をストレートに批判したプラカードも勿論ありましたが、それ以上に目を引いたのが、ハシズム(ファシズム)で学校や暮らしがどうなるかを、「大阪の子ども泣かしたらあかん」「できる子<だけ>が大切にされる」、「住民の声より上司が大事」な「知事・市長いいなり職員作る」という形で、具体的に分かりやすく説明したプラカードが目についた事です。そこまで言わないと、ただ「独裁はイカン」だけでは、「今の政治を変えるには独裁も必要だ」という橋下の論法を打ち破る事は出来ないのです。
今日もニュースで、読売新聞社主のナベツネや自民党総裁の谷垣が橋下をヒトラーになぞらえ、それに対して橋下が、「マスコミを牛耳っているナベツネこそ独裁者じゃないか」と言ったとか言わぬとか、いつものように騒いでいました。しかし、幾ら言葉の上で独裁だのヒトラーだの騒いだ所で、実際にそれが「権力をカサにきての庶民イジメ」である事を具体的に指摘しなければ何もなりません。それをせずに、単に言葉を弄んでいるだけでは、せいぜい「ナベツネも橋下も、どっちもどっち」にしかならず、「どっちもどっちなら、若くて勢いのある橋下に期待する」という結論に終わってしまうだけです。
そして、近鉄難波駅前の阪神高速ガード下で「日の丸」掲げて喚いていたバカ右翼のように、「独裁批判」を「ごね得」「負け犬の遠吠え」と謗る輩を逆にのさばらせる事になってしまうのです。その橋下マンセーのバカ右翼こそ、学力テストでまともに点も取れずに(特に世界史・日本史のテストは)、「安上がりで何でもお上言いなり」の「労働者」兼「兵士・弾除け」として、国家や資本家に好いように酷使され使い捨てられるだけなのに(はげわら)。
その中で特に目を惹いたのが、デモの流れ解散地点で高校生の有志が撒いていた以下の漫画ビラ。教育予算カットに抗議して立ち上がり、橋下の罵倒にも負けずにその非を追及し、当時ニュースにもなった高校生たちが作ったビラを、最後に紹介しておきます。PCがウィンドウ7仕様になり、それまでのスキャナーが使えなくなったので、ビラの携帯写真だけでは分かりにくいかも知れないと、念のために「テロップ」も付けました。
「独裁」「ハシズム(ファシズム)」というのが具体的にどういう事か、そんなものに期待する事がどんなに愚かな事か、ミーハーな橋下支持者は特にこれを読んで、自分のお子さんや生徒の境遇に思いを馳せるべきでしょう。橋下に虐げられるのは「リア充公務員」「エリート学者」なんかではなく、「非エリート」で貧乏な庶民だという事も含めて。
何がしたいの橋下さん?! ~教育基本条例案~ by 笑顔の会
1:2008年 橋下知事当選 宣伝文句は「大阪の子ども達に笑顔を」 けれど・・・→(2コマ目へ)
2:当選後すぐに「私学助成10%カットします」「定時制高校の教科書無償化を廃止!」
私達子どもに笑顔をくれるんじゃないの?!
3:このままでは私達の「学ぶ権利」が奪われてしまう!!そこで大阪の高校生が立ち上がりました。それが「笑顔の会」です。
4:たくさんの人にこの事実を知ってもらうためにビラを作ったり、署名活動をして・・・
5:その署名を教育委員会に手渡し、橋下知事との対話もニュースで取り上げられた程です。
6:私達高校生の力は国や府を動かし、公立高校の無償化や私学助成金の増額を実現しました。
7:2011年、大阪に激震が!! 「大阪の教育を変える」と「教育基本条例」を提案
「政治は独裁だ」「教育は2万%強制」 その内容とは??→(8コマ目へ)
8:3年連続で定員の集まらない学校は統廃合。つまり学校を壊して定員割れの学校同士を1つにされてしまいます。
9:2年連続D評価になった先生はクビに。それは、生徒のために頑張っている先生程、D評価になりやすいのです。
「俺の言うことを聞かない教師はクビだ!!」
10:3年前に9学区から4学区に減らし、さらに学区廃止へ。競争をさらに強化!!
「学区撤廃!学校同士で競争しろ!!」「学校は競争させるだけの為の場所なの?!」
11:橋下市長や維新の会の言動などに不安を抱いている人も多くいます。
府民「本当に大丈夫かしら・・・」 学生「安心して学べないよ!」 教師「子どもに安心して学べさせられない」
12:私たち「笑顔の会」は「教育基本条例」に反対します。ぜひアンケートにご協力下さい。
「学校って楽しい!」「条例なんていらないっ!」 本当に笑顔の大阪に!
連絡先 大阪の高校生に笑顔をくださいの会 ×××(カタカナで代表者の姓):090-××××-××××
※蛇足ですが、今回の数日前には以下の催しもあったのですね。私は生憎仕事で参加できませんでしたが、私としては、こちらのノリの方が性に合っていたかも。
・【拡散熱烈歓迎!】『3・16 OCCUPY中之島 ~橋下さん!大阪をNYにするってこういうことやっ!!~』(大阪全労協青年部 どん底!!)
http://ozspring.blog40.fc2.com/blog-entry-78.html
・大阪全労協、大阪労連、国労、全港湾、連帯など7労組が枠超えて共闘(【堺からのアピール】教育基本条例案を撤回せよ)
http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/4140357.html
3月11日の脱原発行動に続いて、18日にも同じ中之島で、橋下・教育基本条例の撤回を求めるパレードがあります。パレードのコースも、11日に私が歩いた時と同じ、中之島から難波までの御堂筋です。当日午後1時半に、これも脱原発の時と同じ中之島公園の女神像前に集合です。詳細は、ブログ「【堺からのアピール】教育基本条例案を撤回せよ」から転載した上記の案内チラシを参照して下さい。念のために、チラシの文章もそのまま載せておきます。
その上記の取り組みですが、恐らく脱原発の時ほどには人は集まらないでしょう。それは、今や信用ガタ落ちの原発ではなく、逆に現時点では人気絶頂の橋下大阪市長が相手であり、パレードの主体が大阪労連(共産党系)という事もあって、脱原発の時ほどには無党派の人には浸透していないと思われるからです。
しかし、そんな事は元より覚悟の上。今はたとえ少数派でも、最後には正しい方が勝つのは、かつてのナチスや大日本帝国、つい最近ではイラクでの米国ブッシュ前政権、日本の自民党・前政権の失敗を見ても明らかです。
「現時点では人気絶頂」の橋下にも、既にその兆候が現れています。ダブル選挙の勝利で図に乗った橋下の暴走が、あちこちで綻びを見せ始めています。「職員基本条例」については、大阪府労働委員会から不当労働行為に当たると認定され、実施が一時凍結されていますし、「教育基本条例」の方も、格差拡大・競争偏重の米国教育改革の失敗を繰り返すものでしかない事が満天下に曝け出され、卒業式で恩師を貶めた「維新の会」府議が卒業生やPTAから総スカンを食らい、橋下チルドレン民間人校長による特高・ゲシュタポまがいの「君が代」斉唱口パク調査にも批判が殺到しています。
橋下市長による「公務員・教師・組合バッシング」も、それらと行政との癒着を断ち切ろうとするものではなく、単に「叩きやすい仮想敵を叩いて、ガス抜きを図ろうとしているだけ」で、「市民の真の敵」たる財界・官僚による搾取・支配を逆に強めるものでしかない事も、橋下の掲げるカジノ・リニア誘致、湾岸開発(人よりコンクリートの開発政治)や大阪都構想(自治体リストラによる福祉削減)、職員・教育基本条例(行政・教育の私物化)で「一体誰が得をするか」を考えれば、直ぐに分かる事です。
橋下の一連の政治的パフォーマンス(公務員の入れ墨規制など)も、その軽薄な嘘を誤魔化す為には、自ら道化師役を演じ続けるしか方法がないからです。そういう意味では、短時日で人気絶頂から崩壊の急坂を転げ落ちていった、かつての安倍・自民党政権の姿とも瓜二つです。嘘で一時は多くの人を騙せても、それがいつまでも長続きはしません。やがて嘘はバレます。何度も同じ手口で嘘が通ると思ったら大間違いだ。
原発が下請労働者に被曝を強いるものであり、橋下政治も金持ち優遇の弱肉強食でしかない。そういう意味では、両者はともに非正規・下請労働者の敵であり、打倒あるのみ。11日に続いて18日もデモ行進に参加するのはなかなか大変ですが、自らの生存権をかけて頑張ろうと思っています。
「思想調査」撤回、データの即時廃棄 橋下市長は謝罪せよ 「教育・職員基本条例」は撤回せよ!
ごいっしょに声をあげ歩きましょう 3.18御堂筋パレード
3月18日(日)午後1時30分 「女神像」前に集合(市役所南側公園)
集会後2:15から なんばまでパレードをします。
プラスター、横断幕などアピールグッズをもちよりましょう。
(途中からでもパレードに参加して下さい)
≪最寄の交通機関≫
地下鉄・御堂筋線/京阪「淀屋橋」駅 3分
京阪・中之島線「なにわ橋」駅 5分
京阪・中之島線「大江橋」駅 3分
主催/「教育基本条例」「職員基本条例」の制定を許さない大阪連絡会
問い合わせ先/大阪労連 06-6353-6421 大阪市北区錦町2-2 国労会館1F
その上記の取り組みですが、恐らく脱原発の時ほどには人は集まらないでしょう。それは、今や信用ガタ落ちの原発ではなく、逆に現時点では人気絶頂の橋下大阪市長が相手であり、パレードの主体が大阪労連(共産党系)という事もあって、脱原発の時ほどには無党派の人には浸透していないと思われるからです。
しかし、そんな事は元より覚悟の上。今はたとえ少数派でも、最後には正しい方が勝つのは、かつてのナチスや大日本帝国、つい最近ではイラクでの米国ブッシュ前政権、日本の自民党・前政権の失敗を見ても明らかです。
「現時点では人気絶頂」の橋下にも、既にその兆候が現れています。ダブル選挙の勝利で図に乗った橋下の暴走が、あちこちで綻びを見せ始めています。「職員基本条例」については、大阪府労働委員会から不当労働行為に当たると認定され、実施が一時凍結されていますし、「教育基本条例」の方も、格差拡大・競争偏重の米国教育改革の失敗を繰り返すものでしかない事が満天下に曝け出され、卒業式で恩師を貶めた「維新の会」府議が卒業生やPTAから総スカンを食らい、橋下チルドレン民間人校長による特高・ゲシュタポまがいの「君が代」斉唱口パク調査にも批判が殺到しています。
橋下市長による「公務員・教師・組合バッシング」も、それらと行政との癒着を断ち切ろうとするものではなく、単に「叩きやすい仮想敵を叩いて、ガス抜きを図ろうとしているだけ」で、「市民の真の敵」たる財界・官僚による搾取・支配を逆に強めるものでしかない事も、橋下の掲げるカジノ・リニア誘致、湾岸開発(人よりコンクリートの開発政治)や大阪都構想(自治体リストラによる福祉削減)、職員・教育基本条例(行政・教育の私物化)で「一体誰が得をするか」を考えれば、直ぐに分かる事です。
橋下の一連の政治的パフォーマンス(公務員の入れ墨規制など)も、その軽薄な嘘を誤魔化す為には、自ら道化師役を演じ続けるしか方法がないからです。そういう意味では、短時日で人気絶頂から崩壊の急坂を転げ落ちていった、かつての安倍・自民党政権の姿とも瓜二つです。嘘で一時は多くの人を騙せても、それがいつまでも長続きはしません。やがて嘘はバレます。何度も同じ手口で嘘が通ると思ったら大間違いだ。
原発が下請労働者に被曝を強いるものであり、橋下政治も金持ち優遇の弱肉強食でしかない。そういう意味では、両者はともに非正規・下請労働者の敵であり、打倒あるのみ。11日に続いて18日もデモ行進に参加するのはなかなか大変ですが、自らの生存権をかけて頑張ろうと思っています。
「思想調査」撤回、データの即時廃棄 橋下市長は謝罪せよ 「教育・職員基本条例」は撤回せよ!
ごいっしょに声をあげ歩きましょう 3.18御堂筋パレード
3月18日(日)午後1時30分 「女神像」前に集合(市役所南側公園)
集会後2:15から なんばまでパレードをします。
プラスター、横断幕などアピールグッズをもちよりましょう。
(途中からでもパレードに参加して下さい)
≪最寄の交通機関≫
地下鉄・御堂筋線/京阪「淀屋橋」駅 3分
京阪・中之島線「なにわ橋」駅 5分
京阪・中之島線「大江橋」駅 3分
主催/「教育基本条例」「職員基本条例」の制定を許さない大阪連絡会
問い合わせ先/大阪労連 06-6353-6421 大阪市北区錦町2-2 国労会館1F
東日本大震災・福島原発事故からちょうど一年後の3月11日、全国各地で脱原発の集会・デモが取り組まれました。スポンサー大企業の意向を汲んでか、マスコミが追悼一色で脱原発デモについて殆ど報じない中、お膝元の福島県郡山市では保守的な土地柄にも拘わらず1万6千人もの参加で盛り上がり、東京では1万人超もの「人間の鎖」で国会が警備の警察官ごと包囲されたと聞きます。私の地元・大阪でも8千人と、前回の脱原発デモを更に上回る規模の参加で盛況のうちに終わる事が出来ました。以下、遅くなりましたが先般告知していた集会・デモの参加報告をしておきます。
集会会場の中之島公園には開始1時間ほど前に着き、講演開始直前まで手製のプラカードを作っていました。プラカードの文面は以下の通り。
まず表は「モグラ叩きの除染より非核・脱原発こそ真の震災復興」。幾ら放射能を取り除こうと屋根を洗い流したり土を掘り返したりしても(除染)、放射能が川や海に流れ出すだけで、やがて蒸発して雲になり再び放射能雨となって降り注げば同じ事。所詮はモグラ叩きでしかない。放射能は元から断たない(非核・脱原発)とダメだろう。
裏は「原発推進の真の狙いは核開発 核シェルターより憲法9条 欲ボケ橋下に国民をエゴ呼ばわりする資格なし!」。原発ほど経済的に引き合わないものはない。たかがお湯を沸かしてタービン回して発電するだけの為に、何故わざわざコストもリスクも高い核燃料を使いたがるのか。それは原料のウランやプルトニウムがそっくり核兵器にも使えるからだ。そんな軍需利権のために、なぜ環境破壊や被曝の飛ばっちりを受けなければならないのか。核シェルターより憲法9条・非核三原則。その当然の思いを橋下が「お国の一大事より我が身が大事とは国民のエゴ」と貶めたが、エゴイストなのは寧ろ権力亡者の橋下の方だろう。そんな奴の為にむざむざ殺されて堪るか。
そういう思いで作ったものの、何せ急ごしらえなもので、文字ばかりの無粋な、まるでかつての大学紛争当時の新左翼の立て看板みたいなものに仕上がってしまった・・・。
そうこうしているうちに講演が始まる11時になり、会場の中之島公会堂に入ると、もう人・人・人で前へなかなか進めない。受付と昼食弁当購入を済ませ、ようやく入口付近に空席を見つけそこに座る。まず11時45分まで福島県飯館村の元酪農家・長谷川健一さんのお話があり、その後12時過ぎまで福井県美浜町の市民団体代表・松下照幸さんの報告という二部構成で講演が行われた。
長谷川さんの話は迫力のある凄いものだった。原発事故で飯館村も放射線量が40~100ミリシーベルト超まで跳ね上がり(ちなみに一人当たりの年間許容限度は1ミリシーベルト)、ゴーストタウン化を恐れた村長は区長の長谷川さんに口止めを依頼。長谷川さんは早速部落住民全員を集会所に集め、外出禁止を申し合わせ。事実、スピーディによる当時の放射能拡散予測図を見ても、「巨大な(放射能の)たんこぶ」(長谷川さん談)が飯館村を襲っていた事が分かる。
しかし、その事実は公表されず、栃木県への最初の避難も希望者のみ。しかも、その後に御用学者が大挙して飯館村にやってきて、「大丈夫、生活に何ら支障はない」「放射能も”病は気から”」とトンデモをさんざ吹聴した後で、全村が計画的避難区域に指定される破目に。その一方で京大の今中教授から「人が住めないレベルだ」と聞かされて、初めて真相を知る事に。村民全員の避難が終了したのは7月末になってから。これではわざと被曝させられたようなものじゃないか。
その後、有志で見廻り隊を組織し、時期を決めて村内を巡回。耕地が次第に荒れ果て、雑草がビニールハウスを突き抜けている映像や、牛の処分が決まり、家族同然に育てた牛を泣く泣く場に送り出す農民、見捨てられ厩舎の中で餓死した牛を生き残った豚がついばむ映像が映し出された。長谷川さんも「本当はこんな惨い映像なぞ公表したくなかったのだが、真相を知ってもらう為に敢えて公開した」と仰っていた。その中でも、酪農家が自殺間際に倉庫の壁に残した「原発さえ無ければ」という書置きの映像には、私も胸が張り裂けそうになった。改めて原発を推進してきた者への怒りが湧き上がってくるのを感じた。
そして今も出鱈目がまかり通っている。例えば放射能の除染がそうだ。たった400平方メートルの土を入れ替えるだけでも6億円かかる。230平方キロもの広さがあり、しかも67%が山林の飯館村全村の除染なぞ到底無理。実際に、20年かけても除染できるのは周辺の里山のみ。しかも前述したように、そこまでしても所詮は「モグラ叩き」でしかない。川に垂れ流した放射性物質が再び雨となって降り注ぐだけ。
それにも関わらず、国民は加害者たる政府・東電の責任逃れを放置し、被害者の福島県民を逆に「放射能がうつる」と差別する。こんな国はどこにもない。「福島を差別するな、事故を風化させるな」という事で話を締めくくられた。
続いて福井県美浜町から松下さんの報告。残り少ない時間の中で以下の要点を述べられていた。それによると、今も原発銀座の福井では「反原発・脱原発」への風当たりが強い。美浜町長は町長室で私の話を1時間余りも聞いてくれたが、町議は全員関電の言いなりで話も聞いてくれない。これが原発銀座の地元の実情だ(その中で1万6千人もの参加で脱原発集会を成功させた所に郡山の歴史的意義がある)。
現在、定期検査で次々と原発が運転休止に入り、今も稼働している原子炉は全国54基中僅か2基のみ。このまま「脱原発」が実現してしまうのを恐れる国は、よりによって福井県おおい町の関電大飯(おおい)原発3・4号機を原発再稼働の突破口にしようとしている。建設後40年が経過し原子炉も配管もボロボロで、直下に3本もの断層が走る大飯原発で、福島のような事態になれば、放射能は関西の水がめ琵琶湖を「死の湖」に変え、偏西風に乗って全国に広がる。今の原発の事故対策は、どこか1ヶ所のみの事故しか想定しておらず、福島のような複合要因事故(電源も注水も不能に)には為す術がない。それでも原発再稼働を目論むとは、もはや正気の沙汰とは思えない。「それを変えていく為にも、電力の大消費地たる東京や大阪からまず脱原発の声を上げて欲しい」「大飯原発の再稼働阻止に向けて、3月25日に福井市で大規模な脱原発集会を予定しているが、そちらにも是非参加してほしい」という事で話を終えられた。
午後は13時過ぎから中之島の公会堂と公園2ヶ所の計3ヶ所に分かれて集会とデモ。私は公会堂横の階段を公園に降りて直ぐの女神像前に集合。ここに集まった人は御堂筋を南下して難波に向かうデモコースに参加する。最近はこの手の草の根の集会には必ず誰かがゲバラの赤旗を持ち寄るのが恒例になっている。只の赤旗ではなく、カストロと共にキューバ革命を担いながら、ソ連などの大国モデルを拒否してあくまでも民衆自身による革命を目指したチェ・ゲバラの顔写真入りというのが、この場合のミソである。独裁政権を倒したタイやエジプト・チュニジア・イエメンなどアラブ諸国の民主革命や、それに触発されて米国などに波及した格差社会反対のウォール街占拠デモ(オキュパイ・ウォールストリート)でも、この旗が掲げられたと聞く。この脱原発集会も、「ストップ・ザ・もんじゅ」などの既存の反原発運動が母体となりながら、それに生協や独立系労組などの多彩な市民団体が加わり、更に3.11以降はそれを聞きつけた有象無象のネットユーザーが勝手連的に加わる形でここまで広がってきた。そういう意味では、大労組・政党中心の従来の集会とは全く雰囲気が違う。それは参加者の顔触れや出立、以下に紹介する手作りのプラカードからも分かる。
●志を果たして いつの日にか帰らん 山は青きふくしま 水は清きふくしま
●The Power Plant Still Out Of Control (その発電所は未だに制御不能だ―政府の「冷温停止」宣言への風刺か?)
●日本は(かつては)世界第5位の農業大国、第4位の海洋大国だったのに、世界第3位の原発大国になったばっかりに、最悪の被曝大国になってしまった。(これに負けずに)今度こそ世界トップの新(自然)エネルギー大国を目指そう。
●ダメ。ゼッタイ。核乱用撲滅デー
●脱原発 ゆうと4歳11ヶ月 さな2歳1ヶ月 (お子さんの手形入りトレーナー)
●なぜ放射能は流して情報は流さない
(資源エネルギー庁が脱原発のネットの書き込み監視を始め、この間の脱原発デモの盛り上がりや、福島のお母さんたちが経済産業省前にテントを張ってずっと抗議の座り込みを続けている事もマスコミは殆ど報道しない。日本も一皮むけば北朝鮮と同じ)
●デモコースの道頓堀から心斎橋のグリコ広告を垣間見る。橋に掲げられた工事の公示は、ひょっとして橋下大阪市長の思いつき事業「道頓堀川を天然のプールに」の開始を告げるものか?(わら) ついでに言っておくと、橋下の「脱原発」公約も実は「脱原発」に非ず。野田首相も原発推進の煙幕として時々口にする、単に原発依存度を少し引き下げるだけの「脱原発依存」にしか過ぎない。
●原発が、放射能が、危ないこと、怖いこと、日本人みんな知ってたじゃないか、何だよ、いまさら。いっつも後からだな、戦争の反省ないのか? 全部他人のせいか? (戦争と原爆投下の原因究明・責任追及が曖昧に終わり、単に「危ない、怖い」=「自分さえ逃れれば良い」というレベルに国民が止まってしまったからこそ、広島・長崎やビキニ事件、今回の福島原発事故の被曝者への差別も起こったのだと思う)
この様な手製のプラカードを掲げ、スローガンの連呼だけではなく、「電力会社の経営者が株主総会で言いよった、原発はミサイルが当たっても大丈夫やと」「え~、そりゃ無茶苦茶でっせ無茶でっせ、無茶苦茶でっせ無茶でっせ」とか、「さんざん電力不足を煽っておきながら、一方ではオール電化を推進する、これみなさんどう思われますか?」「え~、そりゃ無茶苦茶でっせ無茶でっせ、無茶苦茶でっせ無茶でっせ」というノリで創意工夫を凝らしたシュプレヒコールもしながら、15時から16時半まで、私たちのグループは御堂筋を淀屋橋から難波までデモ行進してきました。集会・デモに参加のみなさん、本当にご苦労様でした。つたない私の報告記事ですが、それでも雰囲気の一端は伝わったのではないでしょうか。マスコミは、「絆」連呼や首都圏の鉄道ダイヤを止めてまで行った「やらせ黙祷」パフォーマンスばかり取り上げて、この集会・デモの事は「臭いモノに蓋」で殆ど報道しませんが、事実は斯くの如しです。勝負はまだまだこれからです。最後に、私のプラカードのスローガンも再度掲げておきます。
●モグラ叩きの除染より非核・脱原発こそ真の震災復興
●原発推進の真の狙いは核開発 核シェルターより憲法9条 欲ボケ橋下に国民をエゴ呼ばわりする資格なし!
集会会場の中之島公園には開始1時間ほど前に着き、講演開始直前まで手製のプラカードを作っていました。プラカードの文面は以下の通り。
まず表は「モグラ叩きの除染より非核・脱原発こそ真の震災復興」。幾ら放射能を取り除こうと屋根を洗い流したり土を掘り返したりしても(除染)、放射能が川や海に流れ出すだけで、やがて蒸発して雲になり再び放射能雨となって降り注げば同じ事。所詮はモグラ叩きでしかない。放射能は元から断たない(非核・脱原発)とダメだろう。
裏は「原発推進の真の狙いは核開発 核シェルターより憲法9条 欲ボケ橋下に国民をエゴ呼ばわりする資格なし!」。原発ほど経済的に引き合わないものはない。たかがお湯を沸かしてタービン回して発電するだけの為に、何故わざわざコストもリスクも高い核燃料を使いたがるのか。それは原料のウランやプルトニウムがそっくり核兵器にも使えるからだ。そんな軍需利権のために、なぜ環境破壊や被曝の飛ばっちりを受けなければならないのか。核シェルターより憲法9条・非核三原則。その当然の思いを橋下が「お国の一大事より我が身が大事とは国民のエゴ」と貶めたが、エゴイストなのは寧ろ権力亡者の橋下の方だろう。そんな奴の為にむざむざ殺されて堪るか。
そういう思いで作ったものの、何せ急ごしらえなもので、文字ばかりの無粋な、まるでかつての大学紛争当時の新左翼の立て看板みたいなものに仕上がってしまった・・・。
そうこうしているうちに講演が始まる11時になり、会場の中之島公会堂に入ると、もう人・人・人で前へなかなか進めない。受付と昼食弁当購入を済ませ、ようやく入口付近に空席を見つけそこに座る。まず11時45分まで福島県飯館村の元酪農家・長谷川健一さんのお話があり、その後12時過ぎまで福井県美浜町の市民団体代表・松下照幸さんの報告という二部構成で講演が行われた。
長谷川さんの話は迫力のある凄いものだった。原発事故で飯館村も放射線量が40~100ミリシーベルト超まで跳ね上がり(ちなみに一人当たりの年間許容限度は1ミリシーベルト)、ゴーストタウン化を恐れた村長は区長の長谷川さんに口止めを依頼。長谷川さんは早速部落住民全員を集会所に集め、外出禁止を申し合わせ。事実、スピーディによる当時の放射能拡散予測図を見ても、「巨大な(放射能の)たんこぶ」(長谷川さん談)が飯館村を襲っていた事が分かる。
しかし、その事実は公表されず、栃木県への最初の避難も希望者のみ。しかも、その後に御用学者が大挙して飯館村にやってきて、「大丈夫、生活に何ら支障はない」「放射能も”病は気から”」とトンデモをさんざ吹聴した後で、全村が計画的避難区域に指定される破目に。その一方で京大の今中教授から「人が住めないレベルだ」と聞かされて、初めて真相を知る事に。村民全員の避難が終了したのは7月末になってから。これではわざと被曝させられたようなものじゃないか。
その後、有志で見廻り隊を組織し、時期を決めて村内を巡回。耕地が次第に荒れ果て、雑草がビニールハウスを突き抜けている映像や、牛の処分が決まり、家族同然に育てた牛を泣く泣く場に送り出す農民、見捨てられ厩舎の中で餓死した牛を生き残った豚がついばむ映像が映し出された。長谷川さんも「本当はこんな惨い映像なぞ公表したくなかったのだが、真相を知ってもらう為に敢えて公開した」と仰っていた。その中でも、酪農家が自殺間際に倉庫の壁に残した「原発さえ無ければ」という書置きの映像には、私も胸が張り裂けそうになった。改めて原発を推進してきた者への怒りが湧き上がってくるのを感じた。
そして今も出鱈目がまかり通っている。例えば放射能の除染がそうだ。たった400平方メートルの土を入れ替えるだけでも6億円かかる。230平方キロもの広さがあり、しかも67%が山林の飯館村全村の除染なぞ到底無理。実際に、20年かけても除染できるのは周辺の里山のみ。しかも前述したように、そこまでしても所詮は「モグラ叩き」でしかない。川に垂れ流した放射性物質が再び雨となって降り注ぐだけ。
それにも関わらず、国民は加害者たる政府・東電の責任逃れを放置し、被害者の福島県民を逆に「放射能がうつる」と差別する。こんな国はどこにもない。「福島を差別するな、事故を風化させるな」という事で話を締めくくられた。
続いて福井県美浜町から松下さんの報告。残り少ない時間の中で以下の要点を述べられていた。それによると、今も原発銀座の福井では「反原発・脱原発」への風当たりが強い。美浜町長は町長室で私の話を1時間余りも聞いてくれたが、町議は全員関電の言いなりで話も聞いてくれない。これが原発銀座の地元の実情だ(その中で1万6千人もの参加で脱原発集会を成功させた所に郡山の歴史的意義がある)。
現在、定期検査で次々と原発が運転休止に入り、今も稼働している原子炉は全国54基中僅か2基のみ。このまま「脱原発」が実現してしまうのを恐れる国は、よりによって福井県おおい町の関電大飯(おおい)原発3・4号機を原発再稼働の突破口にしようとしている。建設後40年が経過し原子炉も配管もボロボロで、直下に3本もの断層が走る大飯原発で、福島のような事態になれば、放射能は関西の水がめ琵琶湖を「死の湖」に変え、偏西風に乗って全国に広がる。今の原発の事故対策は、どこか1ヶ所のみの事故しか想定しておらず、福島のような複合要因事故(電源も注水も不能に)には為す術がない。それでも原発再稼働を目論むとは、もはや正気の沙汰とは思えない。「それを変えていく為にも、電力の大消費地たる東京や大阪からまず脱原発の声を上げて欲しい」「大飯原発の再稼働阻止に向けて、3月25日に福井市で大規模な脱原発集会を予定しているが、そちらにも是非参加してほしい」という事で話を終えられた。
午後は13時過ぎから中之島の公会堂と公園2ヶ所の計3ヶ所に分かれて集会とデモ。私は公会堂横の階段を公園に降りて直ぐの女神像前に集合。ここに集まった人は御堂筋を南下して難波に向かうデモコースに参加する。最近はこの手の草の根の集会には必ず誰かがゲバラの赤旗を持ち寄るのが恒例になっている。只の赤旗ではなく、カストロと共にキューバ革命を担いながら、ソ連などの大国モデルを拒否してあくまでも民衆自身による革命を目指したチェ・ゲバラの顔写真入りというのが、この場合のミソである。独裁政権を倒したタイやエジプト・チュニジア・イエメンなどアラブ諸国の民主革命や、それに触発されて米国などに波及した格差社会反対のウォール街占拠デモ(オキュパイ・ウォールストリート)でも、この旗が掲げられたと聞く。この脱原発集会も、「ストップ・ザ・もんじゅ」などの既存の反原発運動が母体となりながら、それに生協や独立系労組などの多彩な市民団体が加わり、更に3.11以降はそれを聞きつけた有象無象のネットユーザーが勝手連的に加わる形でここまで広がってきた。そういう意味では、大労組・政党中心の従来の集会とは全く雰囲気が違う。それは参加者の顔触れや出立、以下に紹介する手作りのプラカードからも分かる。
●志を果たして いつの日にか帰らん 山は青きふくしま 水は清きふくしま
●The Power Plant Still Out Of Control (その発電所は未だに制御不能だ―政府の「冷温停止」宣言への風刺か?)
●日本は(かつては)世界第5位の農業大国、第4位の海洋大国だったのに、世界第3位の原発大国になったばっかりに、最悪の被曝大国になってしまった。(これに負けずに)今度こそ世界トップの新(自然)エネルギー大国を目指そう。
●ダメ。ゼッタイ。核乱用撲滅デー
●脱原発 ゆうと4歳11ヶ月 さな2歳1ヶ月 (お子さんの手形入りトレーナー)
●なぜ放射能は流して情報は流さない
(資源エネルギー庁が脱原発のネットの書き込み監視を始め、この間の脱原発デモの盛り上がりや、福島のお母さんたちが経済産業省前にテントを張ってずっと抗議の座り込みを続けている事もマスコミは殆ど報道しない。日本も一皮むけば北朝鮮と同じ)
●デモコースの道頓堀から心斎橋のグリコ広告を垣間見る。橋に掲げられた工事の公示は、ひょっとして橋下大阪市長の思いつき事業「道頓堀川を天然のプールに」の開始を告げるものか?(わら) ついでに言っておくと、橋下の「脱原発」公約も実は「脱原発」に非ず。野田首相も原発推進の煙幕として時々口にする、単に原発依存度を少し引き下げるだけの「脱原発依存」にしか過ぎない。
●原発が、放射能が、危ないこと、怖いこと、日本人みんな知ってたじゃないか、何だよ、いまさら。いっつも後からだな、戦争の反省ないのか? 全部他人のせいか? (戦争と原爆投下の原因究明・責任追及が曖昧に終わり、単に「危ない、怖い」=「自分さえ逃れれば良い」というレベルに国民が止まってしまったからこそ、広島・長崎やビキニ事件、今回の福島原発事故の被曝者への差別も起こったのだと思う)
この様な手製のプラカードを掲げ、スローガンの連呼だけではなく、「電力会社の経営者が株主総会で言いよった、原発はミサイルが当たっても大丈夫やと」「え~、そりゃ無茶苦茶でっせ無茶でっせ、無茶苦茶でっせ無茶でっせ」とか、「さんざん電力不足を煽っておきながら、一方ではオール電化を推進する、これみなさんどう思われますか?」「え~、そりゃ無茶苦茶でっせ無茶でっせ、無茶苦茶でっせ無茶でっせ」というノリで創意工夫を凝らしたシュプレヒコールもしながら、15時から16時半まで、私たちのグループは御堂筋を淀屋橋から難波までデモ行進してきました。集会・デモに参加のみなさん、本当にご苦労様でした。つたない私の報告記事ですが、それでも雰囲気の一端は伝わったのではないでしょうか。マスコミは、「絆」連呼や首都圏の鉄道ダイヤを止めてまで行った「やらせ黙祷」パフォーマンスばかり取り上げて、この集会・デモの事は「臭いモノに蓋」で殆ど報道しませんが、事実は斯くの如しです。勝負はまだまだこれからです。最後に、私のプラカードのスローガンも再度掲げておきます。
●モグラ叩きの除染より非核・脱原発こそ真の震災復興
●原発推進の真の狙いは核開発 核シェルターより憲法9条 欲ボケ橋下に国民をエゴ呼ばわりする資格なし!
※以下、自分用のメモも兼ねて、当該イベント・チラシの画像と一緒に文面も下記に転載(テキスト・アップ)しておきます。尚、転載に当たっては、読みやすさ・見易さの便を図る為に、原文に若干の技術的編集を施しました(括弧による強調など)。
(転載開始)
2012年3月11日(日)中之島一帯
さよなら原発3.11関西1万人行動
今、行動の時!大惨事を防ぐために
【午前 特別企画】
≪中之島公会堂大ホール≫
福島・福井の現実を知ろう!明日は我が身と考えて
開場10:30 開演11:00~12:15 参加費500円
「原発事故が奪ったもの」長谷川健一さん(飯館村・酪農家 伊達市へ避難中)
「原発銀座の若狭から」松下照幸さん(美浜町・森と暮らすどんぐり倶楽部代表)
ギターと歌 kayoさん
★物販、チャリティーバザー、喫茶あり ★保育あり(1才半~6才)11:00~12:15 要予約300円
【午後 集会とデモ】 ※注:3会場に分かれ、集会後は会場別に各コースのデモに参加。
≪公会堂大ホール≫
A:開場13:00 開演13:15~13:45 B:開場14:00 開演14:15~14:45
被災者アピール(日下育子さん) 福井のメッセージ 「かいじゅうげんぱつどん」上映 ギターとうた(kayoさんなど)
ホールは完全入替制 各先着1160名 チャリティーバザーあり 保育なし 子ども連れ、障害者、高齢者、大阪府以外の方を優先
≪女神像エリア≫
前段 13:15~14:15 音楽
集会 14:15~14:45 福島のアピール(村上真平さん) 福井のアピール(松下照幸さんなど)
≪剣先公園エリア≫
前段 13:15~14:15 音楽
集会 14:15~14:45 福島のアピール(長谷川健一さん) 福井のメッセージなど
【デモコース】
≪公会堂大ホール≫の人は、≪関電コース≫ 出発 A13:55 B14:55 裁判所-朝日新聞-関電北-西梅田
≪女神像エリア≫の人は、≪御堂筋コース≫ 出発 14:55 淀屋橋-本町-心斎橋-難波
≪剣先公園エリア≫の人は、≪西梅田コース≫ 出発 14:55 天神橋-南森町-桜橋-西梅田
午後の参加費は無料ですが、各会場でカンパを集め福島の子ども達への救援に送ります。ぜひご協力下さい。
★デモには鳴り物やプラカード横断幕などご持参下さい。
主催:さよなら原発 3.11関西1万人行動実行委員会
連絡先:ストップ・ザ・もんじゅ Tel:072-843-1904 Fax:072-843-6807
http://www.page.sannet.ne.jp/stopthemonju/
★このチラシをどんどん広めてください。メールやネットでも広めてください。
(転載終了)
(転載開始)
2012年3月11日(日)中之島一帯
さよなら原発3.11関西1万人行動
今、行動の時!大惨事を防ぐために
【午前 特別企画】
≪中之島公会堂大ホール≫
福島・福井の現実を知ろう!明日は我が身と考えて
開場10:30 開演11:00~12:15 参加費500円
「原発事故が奪ったもの」長谷川健一さん(飯館村・酪農家 伊達市へ避難中)
「原発銀座の若狭から」松下照幸さん(美浜町・森と暮らすどんぐり倶楽部代表)
ギターと歌 kayoさん
★物販、チャリティーバザー、喫茶あり ★保育あり(1才半~6才)11:00~12:15 要予約300円
【午後 集会とデモ】 ※注:3会場に分かれ、集会後は会場別に各コースのデモに参加。
≪公会堂大ホール≫
A:開場13:00 開演13:15~13:45 B:開場14:00 開演14:15~14:45
被災者アピール(日下育子さん) 福井のメッセージ 「かいじゅうげんぱつどん」上映 ギターとうた(kayoさんなど)
ホールは完全入替制 各先着1160名 チャリティーバザーあり 保育なし 子ども連れ、障害者、高齢者、大阪府以外の方を優先
≪女神像エリア≫
前段 13:15~14:15 音楽
集会 14:15~14:45 福島のアピール(村上真平さん) 福井のアピール(松下照幸さんなど)
≪剣先公園エリア≫
前段 13:15~14:15 音楽
集会 14:15~14:45 福島のアピール(長谷川健一さん) 福井のメッセージなど
【デモコース】
≪公会堂大ホール≫の人は、≪関電コース≫ 出発 A13:55 B14:55 裁判所-朝日新聞-関電北-西梅田
≪女神像エリア≫の人は、≪御堂筋コース≫ 出発 14:55 淀屋橋-本町-心斎橋-難波
≪剣先公園エリア≫の人は、≪西梅田コース≫ 出発 14:55 天神橋-南森町-桜橋-西梅田
午後の参加費は無料ですが、各会場でカンパを集め福島の子ども達への救援に送ります。ぜひご協力下さい。
★デモには鳴り物やプラカード横断幕などご持参下さい。
主催:さよなら原発 3.11関西1万人行動実行委員会
連絡先:ストップ・ザ・もんじゅ Tel:072-843-1904 Fax:072-843-6807
http://www.page.sannet.ne.jp/stopthemonju/
★このチラシをどんどん広めてください。メールやネットでも広めてください。
(転載終了)
先日告知していた3月4日のTPP学習会に参加してきました。
学習会は14時から16時半まで、大阪市旭区関目高殿の城北市民学習センター会議室で、AMネットというNGOの主催で行われました。会場となったセンター(公民館)は、「城北」(大阪城の北)の地域名からも分かるように、大阪市内の北東部にあります。初めて行く場所だったので、地下鉄を乗り継いでようやくたどり着いた時には、既に学習会が始まっていました。関係者中心に30名ほどの小規模な学習会でしたが、会場自体が狭かったので、私が行った時はもうほぼ満席でした。
おまけに、私は当日の午前中に鍼灸治療を受けたばかりで、瞑眩(めんげん)現象のせいか、少し頭がぼーっとしていて、学習会の前半部は余り良く聞き取れませんでした。しかし幸いな事に、瞑眩が治まった後半部になって、再びレジュメのおさらい的な内容の説明がされたので助かりました。ついでに下記のアフェリエイト書籍も会場で買って、それでようやくTPPの全貌をつかむ事が出来ました。以下、遅くなりましたが簡単に報告しておきます。
まずTPP(環太平洋経済連携協定)について若干おさらいしておくと、
(1)元々はシンガポール・ブルネイ・チリ・ニュージーランドの4カ国同士のFTA(自由貿易協定)として始まったものの、そこに日米両国が加わる事で、その二国でTPP参加国GDP(国内総生産)の93%を占める、事実上の日米FTAとして締結されるものである。
(2)しかも従来のWTOやFTA以上に、「例外なき関税撤廃、完全な貿易自由化」を目指すものであり、その障害となる国内規制はたとえ環境規制や労働者保護に関わる物でも全て撤廃の対象となる。そういう意味では、徹底して投資企業本位に作られたものである。たとえ国内法違反の不当労働行為や農薬使用の事実があっても、それを規制した方が逆に違法企業から訴えられ、「企業利益が損なわれたか否か」だけが審査基準とされる(ISD条項)。これが韓国でも「毒素条項」として国会を揺るがす大問題となった。
(3)「例外なき関税撤廃、完全な貿易自由化」を目指すものである以上、その影響は輸出産業や国内農業だけでなく、公共事業や衛生・保険・金融などあらゆる生活分野に及ぶ。
(4)しかも、一旦締結されれば後で見直しは一切出来なくなる「片道切符」であり、米・豪には例外措置を認め他の加盟国にだけ完全自由化を強いる「不平等条約」に他ならない(ラチェット条項)。
つまり、「グローバル化、自由化」と言いながら、実際に保障されるのは企業の「勝手し放題の自由、搾取の自由」だけであり、各国民衆にとっては「不自由・不平等」しかもたらさないものであるのに、日本ではその本質から離れた所でTPPが語られていると、次のように批判されていました。
(1)TPP推進派も反対派も「国益に資する」又は「国益が損なわれる」と、あくまでも「国益」中心の議論に終始し、実際に世界各国の人々の「生活」がどうなるかという事は一向に議論されない。あっても「牛丼が100円になる」とかいう話ばかりで、その裏で農産物がどれだけ買い叩かれ、乱開発で公害や砂漠化・飢餓が進み、デフレで労働者の賃金・労働条件が切り下げられるか、という格差拡大の実態は巧妙に覆い隠されている。
(2)農家一戸あたり耕地面積の違い(日1.8、EU19、米197、豪3385、単位:ヘクタール)や生産コストの差(米1俵日本9千円に対し米国3千円、乳価1キロ当り北海道でも70円かかるのに豪州は19円)は、各国の自然条件(面積・地形・気候)や歴史的条件の差から来るものであり、業界人の努力でどうにかなるものではない。そもそも米国や豪州の大規模農業は、先住民から土地を奪って乱開発によってもたらされたものであり、地球環境や食の安全面からも見ても決して模範たり得ない。そんなものをグローバル・スタンダード(世界基準)として推進したら、南北格差や食料飢餓をより一層酷くするだけだ。先進国の農産物ダンピングや食料買占めで途上国が飢餓に苦しみ、最後には先進国も幾ら金を積んでも食料を確保できなくなる。
(3)表向きの効率化・コストダウンとは裏腹に、実際には地産地消や産直の役割を軽視する事で、フード・マイレージ(輸入量×輸送距離)だけが上昇し、地球環境や国民生活にとっては寧ろ大量消費の弊害の方が大きい。
(4)「グローバル化、自由化」と言いながら、中国も韓国も加盟しないTPPは、実際は「米豪による日本囲い込み、中国封じ込め、アセアン分断」の「ブロック経済化」に他ならない。
そして、その影響は貿易や農業分野だけに止まらず、国民生活の各方面に及ぶ事が、次のように明らかにされました。
(1)まず食料自給率が劇的に下がり(39%→13%)、もはや独立国の体をなさなくなる。米・豪など食糧輸出大国の意向だけがまかり通り、遺伝子組み換え作物・原産地・残留農薬の規制が出来なくなる。
(2)この農業に見られる「弱肉強食」「安かろう悪かろう」の論理が、「グローバル化、自由化」の貫徹で他の産業分野にも広がり、儲け本位の病院・学校・保険経営が今以上に横行する事になる。営利企業では株主への配当が最優先され、患者・生徒・保険加入者は利用料だけむしり取られ、貧困層はサービス自体が受けられなくなる。混合診療解禁で医療機関はますます高額の保険外診療を重視するようになり、公的医療保険は有名無実化される。今でも「頭文字Aで始まる外資系保険会社は避けろ」と言われているのに、民間医療保険だけになったら、それこそ映画「SiCKO」の世界のように、風邪や盲腸の治療費も払えなくなる。
(3)金融も外資の支配下におかれ、農協・信組・共済にも米国流の資本・会計基準が適用される。ゆうちょ銀行・かんぽ生命も外資の傘下におかれ、ますます儲け本位の経営に走り、貧困層や地方住民は金融サービスからも締め出される。
(4)労働現場も例外ではなくなる。「グローバル化、自由化、平準化」はあくまでも「企業の儲け」を保障する為のものであり、環境保護や労働者保護などは建前にしか過ぎない。外国人労働者の受け入れも低賃金酷使と労働ダンピングが狙いだ。その結果、基準はTPP参加国の最低ランクに合わせられ、ワタミやウォルマート、中国の搾取工場のようなブラック企業が今以上にのさばる事になる。
(5)公共事業にも外資が自由に参入できるようになる。入札競争激化や国際公用語使用による調達コスト増大で、行政サービスも「安かろう悪かろう」に流れ、地元中小企業の受注減で地域の衰退が更に進む。
(6)地域主権や国家主権も外資に蹂躙される事になる。現にNAFTA(北米自由貿易協定)では、カナダ・メキシコ両政府の開発規制が米国企業から訴えられ、政府が外資に賠償金を支払わされる破目になった。TPPは謂わばそのNAFTAの日米版である。然るに、能天気な日本政府はTPPによる日系企業の海外進出の便宜ばかり強調する。しかし、それは同時に外資による日本乗っ取りを受け入れる事でもある。
このように、とてつもなく大変な内容であるにも関わらず、影響が余りにも広すぎて掴み所がない。国や企業も秘密主義で内容を明らかにしようとしない。TPPに関するパブコメ(広聴意見募集)も、地方中心に僅か9か所で1回15分ほどのアリバイ的なものでしかない。その為に、TPPの本質がなかなか理解されない。事実、私もこの記事をまとめるのに苦労しました。その中で、如何に普段の生活(子育て、学校給食、健康、福祉、エネルギー、水、地域づくり)と結びつけて語れるか、地方自治体や議会、国に働きかけていけるか、という問題提起で終わりました。
私がその中で関心を惹いたのが、日本の兼業農業の強みです。アジア農業とか兼業・家族農業とかいうと、これまではとかく三ちゃん農業などの遅れたイメージで語られがちでしたが、決してマイナス面だけでなく、兼業収入で農家を支え、サラリーマンの息子が定年後に農業を継げるようにすれば、米・豪にはない「地球にやさしい農業」として、別にTPPに頼らずとも発展していけるのではないか、という事です。米・豪やEUが今のような食料輸出大国に成長出来たのも、土地条件だけでなく補助金などの政府のバックアップがあったからです。そのくせ、日本などには完全自由化を要求するTPPが如何に出鱈目なものか、その一事で以ても証明できますが、これは逆に日本もそうすれば良いだけの話です。
それに対して、日米軍事同盟は「出来ない事の言い訳」にはなりません。同じ米国の同盟国たるEUも同じ事をしているのですから。在日米軍基地も日本防衛の為ではなく、あくまで米国の防衛戦略上の都合によるものなのですから。要は、日本政府に国民の生活を守る気があるのか否か。それだけの事です。
しかし、それを右翼の反TPP派のように「国益を守れ」だけで語ってしまうと、「日本も従来のFTAでは同じ事を途上国に要求してきたではないか」と、日米の政府・財界や新自由主義の御用学者から突っ込まれると、もうそこで何も言えなくなってしまいます。それを乗り越えるには、自国中心の国益だけでなく、実際そこに住んでいる国内外の民衆生活を守る視点がないとダメなのです。スイスでは小学生ですら、何故安い外国産の卵には見向きもせずに、1個80円もする国産の卵を買うのか聞かれて、「農家の生活を支える事で私たちの生活も支えられている」と答えた逸話を本で読んで、これこそフェアトレードや国際連帯の神髄だと共感しました。
勿論、スイスの人々がそこまで至ったのも、同国の消費者運動や生協運動(商業シェアの7割を占める)の蓄積があればこそですが、日本も今やアジア有数の生協大国なのですから(弱点は色々あれど)、個々の消費者の力は弱くとも、運動の展開如何によってはTPP阻止も決して不可能ではないと思います。
日本人にはその連帯の視点がまだまだ弱すぎるのです。今まで「絆」という言葉で強調されてきたのは、連帯でも何でもない、「村八分」への恐怖に支えられた「長い物に巻かれろ」の奴隷根性に過ぎないものでした。そんな偽りの「絆」ではなく、民主主義や人権意識に支えられたフェアトレードの精神こそが、TPPを打ち破る武器になるのではないでしょうか。
学習会は14時から16時半まで、大阪市旭区関目高殿の城北市民学習センター会議室で、AMネットというNGOの主催で行われました。会場となったセンター(公民館)は、「城北」(大阪城の北)の地域名からも分かるように、大阪市内の北東部にあります。初めて行く場所だったので、地下鉄を乗り継いでようやくたどり着いた時には、既に学習会が始まっていました。関係者中心に30名ほどの小規模な学習会でしたが、会場自体が狭かったので、私が行った時はもうほぼ満席でした。
おまけに、私は当日の午前中に鍼灸治療を受けたばかりで、瞑眩(めんげん)現象のせいか、少し頭がぼーっとしていて、学習会の前半部は余り良く聞き取れませんでした。しかし幸いな事に、瞑眩が治まった後半部になって、再びレジュメのおさらい的な内容の説明がされたので助かりました。ついでに下記のアフェリエイト書籍も会場で買って、それでようやくTPPの全貌をつかむ事が出来ました。以下、遅くなりましたが簡単に報告しておきます。
まずTPP(環太平洋経済連携協定)について若干おさらいしておくと、
(1)元々はシンガポール・ブルネイ・チリ・ニュージーランドの4カ国同士のFTA(自由貿易協定)として始まったものの、そこに日米両国が加わる事で、その二国でTPP参加国GDP(国内総生産)の93%を占める、事実上の日米FTAとして締結されるものである。
(2)しかも従来のWTOやFTA以上に、「例外なき関税撤廃、完全な貿易自由化」を目指すものであり、その障害となる国内規制はたとえ環境規制や労働者保護に関わる物でも全て撤廃の対象となる。そういう意味では、徹底して投資企業本位に作られたものである。たとえ国内法違反の不当労働行為や農薬使用の事実があっても、それを規制した方が逆に違法企業から訴えられ、「企業利益が損なわれたか否か」だけが審査基準とされる(ISD条項)。これが韓国でも「毒素条項」として国会を揺るがす大問題となった。
(3)「例外なき関税撤廃、完全な貿易自由化」を目指すものである以上、その影響は輸出産業や国内農業だけでなく、公共事業や衛生・保険・金融などあらゆる生活分野に及ぶ。
(4)しかも、一旦締結されれば後で見直しは一切出来なくなる「片道切符」であり、米・豪には例外措置を認め他の加盟国にだけ完全自由化を強いる「不平等条約」に他ならない(ラチェット条項)。
つまり、「グローバル化、自由化」と言いながら、実際に保障されるのは企業の「勝手し放題の自由、搾取の自由」だけであり、各国民衆にとっては「不自由・不平等」しかもたらさないものであるのに、日本ではその本質から離れた所でTPPが語られていると、次のように批判されていました。
(1)TPP推進派も反対派も「国益に資する」又は「国益が損なわれる」と、あくまでも「国益」中心の議論に終始し、実際に世界各国の人々の「生活」がどうなるかという事は一向に議論されない。あっても「牛丼が100円になる」とかいう話ばかりで、その裏で農産物がどれだけ買い叩かれ、乱開発で公害や砂漠化・飢餓が進み、デフレで労働者の賃金・労働条件が切り下げられるか、という格差拡大の実態は巧妙に覆い隠されている。
(2)農家一戸あたり耕地面積の違い(日1.8、EU19、米197、豪3385、単位:ヘクタール)や生産コストの差(米1俵日本9千円に対し米国3千円、乳価1キロ当り北海道でも70円かかるのに豪州は19円)は、各国の自然条件(面積・地形・気候)や歴史的条件の差から来るものであり、業界人の努力でどうにかなるものではない。そもそも米国や豪州の大規模農業は、先住民から土地を奪って乱開発によってもたらされたものであり、地球環境や食の安全面からも見ても決して模範たり得ない。そんなものをグローバル・スタンダード(世界基準)として推進したら、南北格差や食料飢餓をより一層酷くするだけだ。先進国の農産物ダンピングや食料買占めで途上国が飢餓に苦しみ、最後には先進国も幾ら金を積んでも食料を確保できなくなる。
(3)表向きの効率化・コストダウンとは裏腹に、実際には地産地消や産直の役割を軽視する事で、フード・マイレージ(輸入量×輸送距離)だけが上昇し、地球環境や国民生活にとっては寧ろ大量消費の弊害の方が大きい。
(4)「グローバル化、自由化」と言いながら、中国も韓国も加盟しないTPPは、実際は「米豪による日本囲い込み、中国封じ込め、アセアン分断」の「ブロック経済化」に他ならない。
そして、その影響は貿易や農業分野だけに止まらず、国民生活の各方面に及ぶ事が、次のように明らかにされました。
(1)まず食料自給率が劇的に下がり(39%→13%)、もはや独立国の体をなさなくなる。米・豪など食糧輸出大国の意向だけがまかり通り、遺伝子組み換え作物・原産地・残留農薬の規制が出来なくなる。
(2)この農業に見られる「弱肉強食」「安かろう悪かろう」の論理が、「グローバル化、自由化」の貫徹で他の産業分野にも広がり、儲け本位の病院・学校・保険経営が今以上に横行する事になる。営利企業では株主への配当が最優先され、患者・生徒・保険加入者は利用料だけむしり取られ、貧困層はサービス自体が受けられなくなる。混合診療解禁で医療機関はますます高額の保険外診療を重視するようになり、公的医療保険は有名無実化される。今でも「頭文字Aで始まる外資系保険会社は避けろ」と言われているのに、民間医療保険だけになったら、それこそ映画「SiCKO」の世界のように、風邪や盲腸の治療費も払えなくなる。
(3)金融も外資の支配下におかれ、農協・信組・共済にも米国流の資本・会計基準が適用される。ゆうちょ銀行・かんぽ生命も外資の傘下におかれ、ますます儲け本位の経営に走り、貧困層や地方住民は金融サービスからも締め出される。
(4)労働現場も例外ではなくなる。「グローバル化、自由化、平準化」はあくまでも「企業の儲け」を保障する為のものであり、環境保護や労働者保護などは建前にしか過ぎない。外国人労働者の受け入れも低賃金酷使と労働ダンピングが狙いだ。その結果、基準はTPP参加国の最低ランクに合わせられ、ワタミやウォルマート、中国の搾取工場のようなブラック企業が今以上にのさばる事になる。
(5)公共事業にも外資が自由に参入できるようになる。入札競争激化や国際公用語使用による調達コスト増大で、行政サービスも「安かろう悪かろう」に流れ、地元中小企業の受注減で地域の衰退が更に進む。
(6)地域主権や国家主権も外資に蹂躙される事になる。現にNAFTA(北米自由貿易協定)では、カナダ・メキシコ両政府の開発規制が米国企業から訴えられ、政府が外資に賠償金を支払わされる破目になった。TPPは謂わばそのNAFTAの日米版である。然るに、能天気な日本政府はTPPによる日系企業の海外進出の便宜ばかり強調する。しかし、それは同時に外資による日本乗っ取りを受け入れる事でもある。
このように、とてつもなく大変な内容であるにも関わらず、影響が余りにも広すぎて掴み所がない。国や企業も秘密主義で内容を明らかにしようとしない。TPPに関するパブコメ(広聴意見募集)も、地方中心に僅か9か所で1回15分ほどのアリバイ的なものでしかない。その為に、TPPの本質がなかなか理解されない。事実、私もこの記事をまとめるのに苦労しました。その中で、如何に普段の生活(子育て、学校給食、健康、福祉、エネルギー、水、地域づくり)と結びつけて語れるか、地方自治体や議会、国に働きかけていけるか、という問題提起で終わりました。
私がその中で関心を惹いたのが、日本の兼業農業の強みです。アジア農業とか兼業・家族農業とかいうと、これまではとかく三ちゃん農業などの遅れたイメージで語られがちでしたが、決してマイナス面だけでなく、兼業収入で農家を支え、サラリーマンの息子が定年後に農業を継げるようにすれば、米・豪にはない「地球にやさしい農業」として、別にTPPに頼らずとも発展していけるのではないか、という事です。米・豪やEUが今のような食料輸出大国に成長出来たのも、土地条件だけでなく補助金などの政府のバックアップがあったからです。そのくせ、日本などには完全自由化を要求するTPPが如何に出鱈目なものか、その一事で以ても証明できますが、これは逆に日本もそうすれば良いだけの話です。
それに対して、日米軍事同盟は「出来ない事の言い訳」にはなりません。同じ米国の同盟国たるEUも同じ事をしているのですから。在日米軍基地も日本防衛の為ではなく、あくまで米国の防衛戦略上の都合によるものなのですから。要は、日本政府に国民の生活を守る気があるのか否か。それだけの事です。
しかし、それを右翼の反TPP派のように「国益を守れ」だけで語ってしまうと、「日本も従来のFTAでは同じ事を途上国に要求してきたではないか」と、日米の政府・財界や新自由主義の御用学者から突っ込まれると、もうそこで何も言えなくなってしまいます。それを乗り越えるには、自国中心の国益だけでなく、実際そこに住んでいる国内外の民衆生活を守る視点がないとダメなのです。スイスでは小学生ですら、何故安い外国産の卵には見向きもせずに、1個80円もする国産の卵を買うのか聞かれて、「農家の生活を支える事で私たちの生活も支えられている」と答えた逸話を本で読んで、これこそフェアトレードや国際連帯の神髄だと共感しました。
勿論、スイスの人々がそこまで至ったのも、同国の消費者運動や生協運動(商業シェアの7割を占める)の蓄積があればこそですが、日本も今やアジア有数の生協大国なのですから(弱点は色々あれど)、個々の消費者の力は弱くとも、運動の展開如何によってはTPP阻止も決して不可能ではないと思います。
日本人にはその連帯の視点がまだまだ弱すぎるのです。今まで「絆」という言葉で強調されてきたのは、連帯でも何でもない、「村八分」への恐怖に支えられた「長い物に巻かれろ」の奴隷根性に過ぎないものでした。そんな偽りの「絆」ではなく、民主主義や人権意識に支えられたフェアトレードの精神こそが、TPPを打ち破る武器になるのではないでしょうか。
よくわかるTPP48のまちがい―TPPが日本の暮らしと経済を壊すこれだけの理由 (農文協ブックレット) | |
クリエーター情報なし | |
農山漁村文化協会 |
※3月4日に大阪で次のような集いがある事を偶然知りました。面白そうな企画なので、自分用のメモも兼ねて下記に転載させて貰います。
TPPってどういうものなのか、よく分からない。
どんな問題があるのか知りたい。
”私”に関係あるのか。
どうすればいいのか。
これからどんな社会の仕組みを考えたらいいのか。
そんな疑問をもつ、あなたにお勧めです
TPPが変える私たちのくらし
他人事じゃない。 じぶんたちのこと。
いったい なにが どうなるのかを知って 考えてみませんか?
■開催日時 2012年3月4日(日) 14:00~16:30
■場 所 城北市民学習センター 多目的室
(地下鉄・谷町線 関目高殿駅下車 4号出口から徒歩3分)
大阪市旭区高殿6丁目14番6号 06-6951-1324
■スピーカー
武田 かおり(AMネット事務局長)
松平 尚也 (AMネット代表理事)
神田 浩史 (AMネット理事)
■資料代 500円
■ハワイで開かれたAPEC(アジア太平洋経済連携協定)において、野田首相はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加に向けた協議を開始すると表明しました。TPPはこれまで十分な情報公開も市民参加もないままに、ベトナム、ブルネイ、ペルー、チリとの事前協議を終え「参加ありき」で進められてきています。
食料・農業・医療・公共事業・保険・マスコミ…など私たちの日常生活のありとあらゆる分野に影響を及ぼす可能性の高いTPP。
失敗だと後からわかっても、もとに戻すことはできないと決まっています。これ以上日本が外国から食料を買う事は、世界中の飢餓人口を増やすことになります。環境破壊にもつながるでしょう。このようにTPPは日本だけの話ではなく、世界の問題でもあります。
■主催 NPO法人 AMネット
■後援 NPO法人 関西NGO協議会
■お問合せ先 AMネット
WEB:http://am-net.org/
BLOG:http://am-net.seesaa.net/
E-MAIL:amnetosaka【あっと】yahoo.co.jp
大阪市北区国分寺1-7-14 国分寺ビル6F
TEL:080-3773-2894
※申し込みなしでも入場いただけますが、資料準備等ございますので
事前申し込みいただけると幸いです。
みなさまのお越しをお待ちしております
TPPってどういうものなのか、よく分からない。
どんな問題があるのか知りたい。
”私”に関係あるのか。
どうすればいいのか。
これからどんな社会の仕組みを考えたらいいのか。
そんな疑問をもつ、あなたにお勧めです
TPPが変える私たちのくらし
他人事じゃない。 じぶんたちのこと。
いったい なにが どうなるのかを知って 考えてみませんか?
■開催日時 2012年3月4日(日) 14:00~16:30
■場 所 城北市民学習センター 多目的室
(地下鉄・谷町線 関目高殿駅下車 4号出口から徒歩3分)
大阪市旭区高殿6丁目14番6号 06-6951-1324
■スピーカー
武田 かおり(AMネット事務局長)
松平 尚也 (AMネット代表理事)
神田 浩史 (AMネット理事)
■資料代 500円
■ハワイで開かれたAPEC(アジア太平洋経済連携協定)において、野田首相はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加に向けた協議を開始すると表明しました。TPPはこれまで十分な情報公開も市民参加もないままに、ベトナム、ブルネイ、ペルー、チリとの事前協議を終え「参加ありき」で進められてきています。
食料・農業・医療・公共事業・保険・マスコミ…など私たちの日常生活のありとあらゆる分野に影響を及ぼす可能性の高いTPP。
失敗だと後からわかっても、もとに戻すことはできないと決まっています。これ以上日本が外国から食料を買う事は、世界中の飢餓人口を増やすことになります。環境破壊にもつながるでしょう。このようにTPPは日本だけの話ではなく、世界の問題でもあります。
■主催 NPO法人 AMネット
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■お問合せ先 AMネット
WEB:http://am-net.org/
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大阪市北区国分寺1-7-14 国分寺ビル6F
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