今日は折角の日曜日も折からの台風18号接近で外出もままならず。それでも鍼灸治療の予約があるのと、バイト先同僚のS君の分も含め競馬の馬券を買いに行く予定があったので、早めに自宅を出ました。出掛けにはまだポツポツ降り出し程度だった雨も、治療が終わる頃にはどしゃ降りに変わり、風も強まって来ていました。午前中に見かけた地元のだんじり曳行の無事を祈りつつ、昼食もそこそこに馬券を買いにウインズへ。
今日は秋最初のGⅠレース・スプリンターズステークス(中山11レース・芝1200m)の開催日です。近畿地方は台風の影響で阪神競馬も明日に順延となりましたが、当該レース開催場所の中山競馬場は晴れで良馬場との事。台風の心配はまず無さそうです。
その肝心のレース予想ですが、実力上位で春のGⅠ・高松宮記念も好走の下記◎○を中心に、そこからサマースプリントシリーズ好走組▲△に三連複で流しました。◎ロードカナロア、○カレンチャンの2頭から、▲ダッシャーゴーゴー(前記2頭を追う)、△パドトロワ(好走組上位)、△エピセアローム(軽量ハンデ)、△マジンプロスパー(内枠逃げ馬)、△ドリームバレンチノ(後述)、△エーシンヴァーゴウ(昨年3着)、△リトルブリッジ(外国の昇り馬)の計7頭に。私は慎重派なのでいつもは○▲△か◎▲△のタテ目も少しは買うのですが、今回は伏兵揃いでそこまで手が回りませんでした。気になる馬が他にも数頭いましたがこれも全て消しにしました。
一方S君は、◎軸までは私と同じも、三連単フォーメーションの2頭目に私なら△評価の馬を抜擢したり、逆に▲評価の馬を消しにする辺りに穴党予想の典型を見る思いがしました。
そうこうしているうちに、風雨が更に激しくなってきたので、もしもの事を考えて今回は購入だけに止め、早々と自宅に引き上げました。S君の分も含め、払い戻しは来週までお預けです。
この後、帰りに立ち寄ったコンビニで傘を盗まれるアクシデントもあり、この調子では競馬も外れるかと思っていましたが、結果は何と◎○△の着順で久しぶりの的中。三着に入った△ドリームバレンチノは人気薄でしたが、サマーシリーズ初盤の函館スプリントステークス(GⅢ)で今回覇者のロードカナロアに勝っているのを見逃さなかったのが奏功しました。三連複3-14-16(配当4300円)を射止め、私にとっては高額の1万8千円の払い戻しです。それまで絶対に馬券を紛失したり盗まれたりしないようにしなければ。S君も三連単16-14-3(配当17540円)を100円で射止め、私とほぼ同額の払い戻しとなりました。
今日は秋最初のGⅠレース・スプリンターズステークス(中山11レース・芝1200m)の開催日です。近畿地方は台風の影響で阪神競馬も明日に順延となりましたが、当該レース開催場所の中山競馬場は晴れで良馬場との事。台風の心配はまず無さそうです。
その肝心のレース予想ですが、実力上位で春のGⅠ・高松宮記念も好走の下記◎○を中心に、そこからサマースプリントシリーズ好走組▲△に三連複で流しました。◎ロードカナロア、○カレンチャンの2頭から、▲ダッシャーゴーゴー(前記2頭を追う)、△パドトロワ(好走組上位)、△エピセアローム(軽量ハンデ)、△マジンプロスパー(内枠逃げ馬)、△ドリームバレンチノ(後述)、△エーシンヴァーゴウ(昨年3着)、△リトルブリッジ(外国の昇り馬)の計7頭に。私は慎重派なのでいつもは○▲△か◎▲△のタテ目も少しは買うのですが、今回は伏兵揃いでそこまで手が回りませんでした。気になる馬が他にも数頭いましたがこれも全て消しにしました。
一方S君は、◎軸までは私と同じも、三連単フォーメーションの2頭目に私なら△評価の馬を抜擢したり、逆に▲評価の馬を消しにする辺りに穴党予想の典型を見る思いがしました。
そうこうしているうちに、風雨が更に激しくなってきたので、もしもの事を考えて今回は購入だけに止め、早々と自宅に引き上げました。S君の分も含め、払い戻しは来週までお預けです。
この後、帰りに立ち寄ったコンビニで傘を盗まれるアクシデントもあり、この調子では競馬も外れるかと思っていましたが、結果は何と◎○△の着順で久しぶりの的中。三着に入った△ドリームバレンチノは人気薄でしたが、サマーシリーズ初盤の函館スプリントステークス(GⅢ)で今回覇者のロードカナロアに勝っているのを見逃さなかったのが奏功しました。三連複3-14-16(配当4300円)を射止め、私にとっては高額の1万8千円の払い戻しです。それまで絶対に馬券を紛失したり盗まれたりしないようにしなければ。S君も三連単16-14-3(配当17540円)を100円で射止め、私とほぼ同額の払い戻しとなりました。
尖閣問題を描いた2つのネット漫画を見ました。一つは有名ブログ「中国嫁日記」の中の「王先生と尖閣問題」という漫画(上記左)。日本人の旦那が中国人の嫁との日常を描いたブログで、そこに王先生という実在の中国語講師が出てきます。尖閣問題に世論の関心が集まる中で、王先生の所にも日本のマスコミが殺到したが、その大半が「領土問題で夫婦喧嘩をしていないか?」という興味本位の取材ばかりだったので、「そんな理由で夫婦喧嘩などしない」とマスコミを追い返した、という内容です。そりゃあそうでしょうね。夫婦が結婚したのは互いの人柄に惚れ合ったからであって、それがたまたま外国人同士だっただけの話ですから。その前では相手が何国人であろうと関係ありません。
http://blog.livedoor.jp/keumaya-china/archives/51494810.html
そしてもう一つが、「*外楼」という中国語のブログで描かれた「**辣椒:***事件争端始末」というタイトルの漫画(同じく右)。日本人の煽った火(石原慎太郎の尖閣買取り発言)でパンダ(中国)のお尻に火が付き、怒ったパンダは「民族主義」の団扇で火勢を日本側に押しやろうとしたが、逆に団扇にも火が付いてしまう。日本人も火傷を負ってしまい、どちらにとっても「骨折り損のくたびれ儲け」に終わる結果に。マンガの最後にある「還是留給后人去解決算了」というセリフは、「解決は後世の人たちにゆだねます」というような意味だそうです。
http://www.letscorp.net/archives/36104
私も、尖閣問題や竹島問題については、ブログでも改めて書こうと思っていましたが、もう何か面倒くさくなったので止めます。その代わりに、それまでのMixiボイスの関連投稿を下記に抜き書きしておきますので、私が何を言いたいのかご斟酌下されば幸いです。
竹島守って福島見殺し。尖閣守って沖縄見殺し。両者とも昔からの懸案。竹島なんて李ラインの頃から、尖閣の米軍射爆場もそのまま。保守だとか愛国だとか大騒ぎするなら、現に今もある国民無視の属国政治をまず何とかしろよ。米国や大企業には何も言えず、その鬱憤を今は誰でも叩ける中国や韓国に只ぶちまけているだけ。(09月03日)
とうとう日本は民主主義でも中国に追い越されたhttp://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/5280c9b2e6549fedfa12efe250b289a4 方やデモやストで政府の愛国教育強制を撤回に追い込んだ中国人、もう方やデモやストを忌み嫌い石原・橋下の君が代強制にも反対しない日本人。幾ら複数政党制でも肝心の国民が奴隷では独裁と同じ。(09月09日)
石原・自民幹事長が福島をサティアンにした自分たちの責任を棚に上げての傍観者発言。方や野田民主党政権も、森本防衛相がオスプレイの事故を自動車のオーバーヒートや自転車のスリップ事故と同列視。それは軍拡・弱肉強食肯定の橋下とて同じ。福島・沖縄を見殺しにして自民・民主の党首選びや維新の候補者選びだけが進む。(09月14日)
中国の反日デモに乗じて日本でも橋下や石原・安倍が勢いづいているが、第三国から見れば目くそ鼻くそにしかならない。だから米国も従軍慰安婦等の問題では中国の方に肩入れするのだ。中国・北朝鮮の独裁や軍拡なんて戦前日本の劣化コピーでしかないのだから、寧ろ橋下とは逆にそれを乗り越える立場から彼の国を批判すべし。(09月17日)
中国の反日デモにも反格差スローガンが。それが独裁批判に向かわず排外主義に利用されているのは日本のネトウヨデモと同じだが。あれを反日と忌み嫌うだけではいつまで経っても資本家の奴隷のままだ。我々も反格差を掲げる位の発想が何故出来ない。勿論その場合には領土問題ではなく労働者の国際連帯がデモの旗印になるが。(09月19日)
橋下の一見矛盾だらけの言動も全て打算から。脱原発から再稼働容認への転向然り。竹島の日韓共同管理表明も、表では右傾化扇動で武器商人を儲けさせながら、裏では中・韓と落とし所を探る事でアジア市場も確保。但しそれもあくまで財界ボロ儲けの為であって、日・中・韓各国民の生活・人権向上や平和を願っての事ではない。(09月23日)
私の地元にも、尖閣奪還デモに参加する一方で、中国で手広く化粧品ビジネスを展開している市議がいる。表で派手に殴り合いながら、ちゃっかり裏取引。こんな企業に搾取される日中両国民こそ良い迷惑。表で嫌韓煽りながら竹島の共同管理を言う橋下もこれと同じ。中国・北朝鮮の独裁反対なら尚更人民同士は連帯すべきだろう。(09月24日)
今の政治家人気は、マキコ風に言えば野田(凡人)、安倍(軍人)、橋下(変人)で、小泉時代から全然進歩せず。それで安倍と橋下で保守票を奪い合い、打算&消去法で橋下政権誕生という最悪の事態に。維新の首都圏支持率4%に一時下降も、主には橋下の竹島共同管理(打算からのリベラル偽装)発言が保守派の逆鱗に触れただけ。(09月26日)
安倍が石破リードを覆しての自民党総裁選も、安倍なら橋下にくっつくのにも有利との議員の打算からだろう。こんな奴らが尖閣・竹島問題で愛国者面し、実際の福島・沖縄や国内弱者は見殺しに。中国についても独裁批判しながらデモを反日としか見ない只の自国エゴ。その本音に忠実な橋下の方がまだ正直な分だけでもマシかも。(09月26日)
今こそ各国人民は連帯して、ファシズム・スターリン主義・新自由主義をアジアから一掃しよう!安倍や金正日や橋下みたいな輩が闊歩する社会ではなく、戦争も独裁も搾取もない社会を!
下記趣旨の要請がネットで呼びかけられているので当ブログにも転載しておきます。是非ご協力をお願い致します。
<危険な橋下行政を告発するための全国紙意見広告へのカンパのお願い>
橋下徹氏の知事として市長としての言動が毎日マスコミを賑わしています。しかし彼の従来の官僚体質の批判は問題点の1つの指摘ではあるが、実際にしていることは弱い者いじめ、文化破壊、弁護士であるにもかかわらず憲法違反の条例制定に代表される基本的人権の侵害です。彼の意見の根底には個別の人間に対する愛や、真理を求める人間の謙虚さがありません。行き着くところは、強者が闊歩し弱者が這いつくばる弱肉強食の社会です。
選挙に勝てば「白紙委任された」と言って民主主義を否定し、閉塞感に乗じた独断専行には戦中・戦前の危険さえ感じます。
私たちは今こそ全国化する危険な流れに異議申立をし、少数の強者に代って市民が主人公の社会を確立することをめざし、下記趣旨の新聞意見広告を緊急に掲載したいと考えます。
なお、広告費は全国紙の大阪と東京版だけで約1500万円と言われています(寄附金の額により紙面は増減します)。組織のない市民グループですので広く多数の方にカンパをお願いするしかありません。
個人 1口1,000円(何口でも可)、
法人及び団体 1口5,000円(何口でも可)
新聞掲載予定は9月末(注)。よろしくお願い申し上げます。
(注)その後、9月30日付朝日新聞大阪版(1ページ)、同東京版(半ページ)に決定。
<記載の骨子>
「橋下行政に異議あり」
弱い者いじめをしないで 文化を破壊しないで
憲法で保障された基本的人権を侵害しないで
「白紙委任された」と称して独断専行するのは民主主義の否定だ
(主な要請項目)
大阪市を解体しないで、
義務教育から競争至上主義の学校選択制を導入したり、
各種音楽団・文楽などの伝統芸能の廃止や支援減額、老人パス優待廃止減額、シャープ系身売り企業への不当巨額補助金の継続交付、児童文学館の廃止、基本的人権を侵害する各種条例の制定などしないで。など、個別の不当事例を入れます。
<カンパ振り込み先>
下記ゆうちょ銀行振替え口座に送金をお願いします。
口座番号:00910-7-164400
加入者名:市民の為の行政を求める会
<運動のお願い>
「市民の為の行政を求める会」は、組織がありませんので、みなさまに自発的募金活動や自らのホームページへの掲載、ツイッターへの書き込み、転送など、意見広告趣旨とカンパ振込先を広く知らせるご協力をお願い致します。
当会の情報は http://homepage2.nifty.com/tamar/ 又はgoogle「たまるのぶたか」(ひらがな)検索、でご覧ください。
<連絡先および事務局>
〒530-0047 大阪市北区西天満6-7-4 大阪弁護士ビル603号
大手前ノーベル法律事務所 「市民の為の行政を求める会」
FAX:06-6364-1694
TEL:06-6364-4303
Eメール:anb08006@nifty.com
昨日は有休取って久しぶりに地域労組の学習会に行ってきました。18時45分から約1時間、大阪国労会館で行われた学習会で、テーマは「戦争と原発とハシズム」。但し案内チラシには「憲法9条とトオルちゃん」の表題で紹介されていましたが。講師はフリージャーナリストの西谷文和氏。直近のシリア取材の話で始まる氏の講演内容を以下かいつまんで紹介します。
シリアのアサド政権はジャーナリストの入国を認めないので反政府軍の手引きでビザなしに潜入。ゴーストタウンと化したアレッポ市内の映像を流しながら、300m先の政府軍と対峙しながらの空爆被害や難民生活の取材活動について語る。
シリアで行われているのは大国の代理戦争。中国・ロシア・イランがアサド政権を、サウジ・カタール・西側諸国が反政府の自由シリア軍をそれぞれ支援。しかし反政府軍支援の西側も、本気でアサド政権を倒す気はない。産油国でないシリアにそんなに肩入れしても仕方ないし、アサド政権が倒れてイスラム政権が出来る位なら、今のアサド政権の方がまだマシだと思っている。それでも戦争を継続するのは、武器を売って戦争で大儲け出来るから。その下で犠牲になるのはいつも民衆。銃撃では数十人の死者で済むが空爆だと一発で何百人も死ぬ。
やがて話は戦争プロパガンダから財界のマスコミ支配へ。どの戦争も始まりは謀略宣伝から。太平洋戦争の発端となった満州事変は旧日本軍の、ベトナム戦争の発端となったトンキン湾事件も米国の謀略だった。湾岸戦争でも、イラク・フセイン政権の蛮行を涙ながらに訴えたクウェートの少女ライラの証言が世論を参戦へと誘導したが、実際はライラは米国から一歩も外には出た事がなかった。嘘の証言で戦争を始め、その嘘がばれる頃には戦争は終わっていた。
嘘や謀略で塗り固められているのは原発も同じ。この夏も電力不足が言われ原発再稼働の根拠とされたが、実際には電力は余っていた。電力会社が原発に固執するのは、他の火力発電などよりも原発を稼働する方が大儲けできるから。総括原価方式と言って、原発の設備投資額の3パーセントが利益として自動的に転がり込む仕組みになっている。いわば原発を作れば作るほど儲かる仕組みになっているのだ。その分のコストは、バカ高い電気料金や原発立地交付金(税金)の形で全て国民にしわ寄せされてきた。その下で、何十万人もの原発下請け作業員が被曝させられ使い捨てにされてきた。
しかし電力会社は、莫大な広告費でマスコミを支配し、今言った事なぞおくびにも出さずに、都合の良い情報だけを洪水のように垂れ流してきた。原発の安全神話がそうして形作られてきた。そんな御用宣伝には従わず、原発の嘘を暴く小出裕章氏などを起用してきたラジオ番組「たね蒔きジャーナル」が、高聴取率にも関わらず電力会社からの広告引き上げの圧力に屈して終了に追い込まれた。
ハシズム(橋下大阪市長の政治手法)もそんな財界・政府・マスコミ支配の賜物。橋下のやり方は、弱者同士をいがみ合わせ競わせる分断統治が基本。
消費税増税の問題でも、負担増になるのは低所得層のみで金持ちは実質減税。しかしそんな事はおくびにも出さず、増税そのものは認めた上で、「その分け前を俺にも寄こせ」と地方交付税の消費税への置き換えを主張するのみ。そうして、「年収100万円クラスの非正規労働者」に「その少し上の市バス運転手」などの「リア充」を攻撃させる事で、その不満が「年収数千万円以上の不労所得の上に胡座をかく特権層」には及ばない様にしている。本来ならばみんな団結して特権層の搾取と闘わなければならないのに。
だから財界は橋下を重宝するのだ。橋下主導の大阪都構想(道州制導入)も、それを口実に憲法改正要件を緩め、憲法9条や25条を改悪して、日本を更なる弱肉強食の財界天国、戦争・格差社会にするのが本当の狙い。①利権を手放したくない連中が、②嘘と謀略でマスコミを支配し、③差別・分断統治で民衆を支配。この「利権」「嘘と謀略」「差別・分断統治」こそが「戦争と原発・ハシズムの共通点」。
しかし、その化けの皮も次第に剥がれつつある。それは橋下が、今までは大阪府知事として市町村に汚れ役を擦り付ける事が出来たが、今後は大阪市長として自分も汚れ役をしなければならなくなったからだ。それを避ける為に区長を公募したり国政進出で煙にまこうとしているが、それにも限界がある。イラク戦争や原発安全神話の嘘がバレた様に、橋下の嘘もバレる時が必ず来る。
(重要な追記)
当日朝の出勤間際に取り急ぎ公開した上記記事を、帰宅後に若干書き直した上で今この追記を書いています。報告記事の事実関係や論旨について、今もその通りだと思う一方で、どうも論旨が正論(教科書的)過ぎるのが気になります。「自分で書いておきながら今更何を言っているのか」という謗りも承知の上で、この際敢えて書きますが。
たとえば消費税増税の説明でも、所得階層別税負担率のグラフを前に、「逆進性の強い消費税は、低・中所得層だけが負担増で高所得層は逆に負担減となる」「それを誤魔化す為に、橋下が低所得層(フリーター)に中所得層(公務員)への憎しみを煽っている」「低・中所得層は団結して橋下の誤魔化しを見抜き、高所得層に応分の負担を求めなければならない」と西谷氏は話されました。しかし、理屈は確かにその通りでも、それを低所得層に納得して貰う為には、中所得層(公務員・正社員)も低所得層(派遣労働者やフリーター)に対する無関心や偏見(例:遊んで暮らしている、自己責任、等)を改めなければ、絶対に納得して貰えないのではないでしょうか。
かく言う私も、以前にフリーター作家・赤木智弘氏の「低所得層の中所得層に対する戦争」待望論がネットで話題になり、TVドラマ「ハケンの品格」の皮相な描き方(派遣vs正社員)に反発していた頃は、私も西谷氏の言われる事を「そのまま」肯定していました。しかし、その後、企業側の下請け非正規労働者に対する「物扱い」(例:筋の通った要求も殆ど門前払い)や、それに対する末端正社員の無関心・無自覚・「見殺し」的態度を実感するに及んで、幾ら西谷氏の言う事が正論だと頭では分かっていても、次第に「そのまま」の形では納得できなくなりました。
勿論、末端正社員が無関心・無自覚なのは、正社員自身も「名ばかり正社員」として「物扱い」され飼い馴らされてきたからですが(奴隷根性が染みついている―但しそれは非正規も同じだが)、それでも非正規からすれば末端正社員も「目の前の敵」である事には変わりません。だから「ハケンの品格」があれだけ話題を呼び、今も橋下に人気が集まるのです。
非正規の若者に「西谷さんの言う通りだ」と心から納得して貰う為には、末端正社員自身がそれまでの「見殺し」的態度を改めなければならない。そして非正規労働者自身も、それを「仕方ない」と受け入れてしまう自身の「奴隷根性」を改めなければならない。まずはそこからだと思います。
「インターナショナル」
・クローズアップ2012:中国、反日デモ激化 対日強硬、保守派の影(毎日新聞)
(前略)
「毛主席、万歳」。北京の日本大使館前で16日に起きたデモでは、多くの集団が新中国建国の父、毛沢東の肖像画を掲げ、声をそろえて毛沢東をたたえる集団もあった。
上海でも16日、大小の毛沢東の肖像画がデモ参加者によって掲げられた。上海市郊外から参加したという20代の男性は胸に毛沢東の肖像が描かれたシャツを着ていた。「国民の多くが平等だった毛沢東時代の方が良かった。今の政府のやり方はおかしいことばかりだ」と語った。だが、尖閣諸島の問題とは直接関係ないのではと問うと、口をつぐんだ。
中国では貧富の格差や官僚の腐敗が深刻化するなか、保守派や若者の間に毛沢東を崇拝する動きが広がっているが、これまでの反日デモで毛沢東の肖像画を掲げるケースはなかった。今回の反日デモの広がりには保守派の支持拡大を反映したものとの見方もある。
http://mainichi.jp/opinion/news/20120917ddm003030101000c.html
・<反日デモ>「反政府」訴える横断幕も出現、矛先はついに中国政府に?-香港紙(Record China)
(前略)
ところが、デモ参加者の中には明らかに「反政府」と分かる横断幕を掲げる一群も少なくなかった。広州では「自由、民主、人権、憲政」と大きく書かれた横に小さく「保釣(尖閣防衛)」、「政治改革を求める」といったスローガンが書かれた横断幕を掲げる参加者も。
(中略)
深センでは「汚職役人を養い、ローン地獄に陥っている。釣魚島(尖閣諸島)は絶対に放棄しない」と手書きしたTシャツを着ている参加者もいた。「保釣(尖閣防衛)」関連の言葉が「お守り」代わりに添えられただけで、現状に対する不満を訴えたものであることが分かる。
また、湖南省長沙では「裏切り者を根こそぎ取り除け、裸官(注:汚職高官の意)を引きずり下ろせ」、貴州省貴陽では「城管(都市管理局職員)と汚職役人が釣魚島(尖閣諸島)を取り戻しに行け」、「日本を滅ぼすことが出来ない者は、毛沢東に代わって棺に入れ」などの横断幕もみられた。
毛沢東回帰路線をとってきた左派(保守派)の代表格である薄熙来(ボー・シーライ)氏がトップを務めていた重慶市では、「小日本(日本に対する蔑称)は出て行け!薄書記は早く戻って来い!」と書かれた横断幕もみられた。薄氏は改革開放路線により生じた貧富の差の是正や暴力団一掃に力を入れるなど、今でも市民の間で根強い人気を誇っている。
(後略)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64736&type=
日本では「反日デモ」の一語で片づけられる中国のデモですが、実際は反格差や汚職糾弾、民主化を要求するスローガンも掲げられていたのですね。道理で、最初はガス抜きも兼ねてデモを容認していた中国当局も、ここに来て一転、デモを抑えにかかる訳です。天安門事件の時と同じだ。
ところが日本では、相変わらず「反日デモ」としてしか捉えられず、多くの国民もそんな政府やマスコミの言う事を鵜呑みにするばかりで。やれ「日系企業が襲われた」「日本も中国に対抗して軍備増強を」と、もう政府・財界の思う壺。実際にそうなれば、消費税増税も8%や10%では済まなくなるのに。
確かに中国のデモの主張はあくまで「反日」です。折角「格差是正や民主化」などの要求を掲げても、それが結局は「反日・親政府・軍備増強」に絡め取られてしまったり、人権弾圧にも手を染めた「保守派の毛沢東」に「民主化」を要求するなどの混乱や限界があります。「格差是正」を要求しながら、その鬱憤を政府や政商ではなく、日系企業で働く中国人民工にぶつけてしまっているのは、その極みです。国内に広がったとされる今回のデモも、伝えられる限りでは漢民族居住地域に限られ、最も野蛮な弾圧が行われている筈のチベット・ウイグルなどの少数民族居住地域では、完全に抑えつけられてしまっている様です。
しかし、言論やデモの自由がないとされる中国の人民ですら、ここまで闘えるのに、我々の今の体たらくは何ですか。社内で自由にビラも撒けず、「商品仕分けレーンのスピードや流し方を改善せよ」という程度の要求も出来ないなら、幾ら憲法や法律で「言論の自由」や「組合活動の自由」が謳われていても、そんなモノは絵に描いた餅でしかないじゃないですか。
「保守派に民主化を期待」「日帝打倒を言うが自国のチベット侵略には沈黙」「略奪も多数発生」の中国デモが矛盾しているのはその通りですが、そんな事を言い出せば、「保守派の橋下・石原・安倍や在特会などの極右に現状変革を期待」「自分に降りかかってくる放射能やオスプレイ墜落だけを恐れ、現実にその被害に遭っている福島や沖縄は見殺し」「アキバやマツダの殺傷事件も所詮他人事」の多くの日本人も五十歩百歩じゃないですか。
そんな事だから、今でも国民の多くは、政府や企業のやる事には何も言えず、ただ陰で愚痴を言うか、生活保護者叩きなどの弱者虐めや妬み差別で鬱憤を晴らすしかないのです。
以下は今回の中国のデモに関して私がmixiボイスでつぶやいた内容です。
中国の反日デモに乗じて日本でも橋下や石原・安倍が勢いづいているが、第三国から見れば目くそ鼻くそにしかならない。だから米国も従軍慰安婦等の問題では中国の方に肩入れするのだ。中国・北朝鮮の独裁や軍拡なんて戦前日本の劣化コピーでしかないのだから、寧ろ橋下とは逆にそれを乗り越える立場から彼の国を批判すべし。(09月17日)
中国の反日デモにも反格差スローガンが。それが独裁批判に向かわず排外主義に利用されているのは日本のネトウヨデモと同じだが。あれを反日と忌み嫌うだけではいつまで裁っても資本家の奴隷のままだ。我々も反格差を掲げる位の発想が何故出来ない。勿論その場合には領土問題ではなく労働者の国際連帯がデモの旗印になるが。(09月19日)
尚、中国のデモについては、他にも色々な視点から見る必要があるようです。例えば次の視点なども参考にしながら見ていかなければならないように感じます。そして何よりも、そもそも何故「反日」なのかという点についても。
・尖閣騒動、デマに注意【泥のりかずさん】(広島瀬戸内新聞ニュース)
http://hiroseto.exblog.jp/18889409/
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・クローズアップ2012:中国、反日デモ激化 対日強硬、保守派の影(毎日新聞)
(前略)
「毛主席、万歳」。北京の日本大使館前で16日に起きたデモでは、多くの集団が新中国建国の父、毛沢東の肖像画を掲げ、声をそろえて毛沢東をたたえる集団もあった。
上海でも16日、大小の毛沢東の肖像画がデモ参加者によって掲げられた。上海市郊外から参加したという20代の男性は胸に毛沢東の肖像が描かれたシャツを着ていた。「国民の多くが平等だった毛沢東時代の方が良かった。今の政府のやり方はおかしいことばかりだ」と語った。だが、尖閣諸島の問題とは直接関係ないのではと問うと、口をつぐんだ。
中国では貧富の格差や官僚の腐敗が深刻化するなか、保守派や若者の間に毛沢東を崇拝する動きが広がっているが、これまでの反日デモで毛沢東の肖像画を掲げるケースはなかった。今回の反日デモの広がりには保守派の支持拡大を反映したものとの見方もある。
http://mainichi.jp/opinion/news/20120917ddm003030101000c.html
・<反日デモ>「反政府」訴える横断幕も出現、矛先はついに中国政府に?-香港紙(Record China)
(前略)
ところが、デモ参加者の中には明らかに「反政府」と分かる横断幕を掲げる一群も少なくなかった。広州では「自由、民主、人権、憲政」と大きく書かれた横に小さく「保釣(尖閣防衛)」、「政治改革を求める」といったスローガンが書かれた横断幕を掲げる参加者も。
(中略)
深センでは「汚職役人を養い、ローン地獄に陥っている。釣魚島(尖閣諸島)は絶対に放棄しない」と手書きしたTシャツを着ている参加者もいた。「保釣(尖閣防衛)」関連の言葉が「お守り」代わりに添えられただけで、現状に対する不満を訴えたものであることが分かる。
また、湖南省長沙では「裏切り者を根こそぎ取り除け、裸官(注:汚職高官の意)を引きずり下ろせ」、貴州省貴陽では「城管(都市管理局職員)と汚職役人が釣魚島(尖閣諸島)を取り戻しに行け」、「日本を滅ぼすことが出来ない者は、毛沢東に代わって棺に入れ」などの横断幕もみられた。
毛沢東回帰路線をとってきた左派(保守派)の代表格である薄熙来(ボー・シーライ)氏がトップを務めていた重慶市では、「小日本(日本に対する蔑称)は出て行け!薄書記は早く戻って来い!」と書かれた横断幕もみられた。薄氏は改革開放路線により生じた貧富の差の是正や暴力団一掃に力を入れるなど、今でも市民の間で根強い人気を誇っている。
(後略)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64736&type=
日本では「反日デモ」の一語で片づけられる中国のデモですが、実際は反格差や汚職糾弾、民主化を要求するスローガンも掲げられていたのですね。道理で、最初はガス抜きも兼ねてデモを容認していた中国当局も、ここに来て一転、デモを抑えにかかる訳です。天安門事件の時と同じだ。
ところが日本では、相変わらず「反日デモ」としてしか捉えられず、多くの国民もそんな政府やマスコミの言う事を鵜呑みにするばかりで。やれ「日系企業が襲われた」「日本も中国に対抗して軍備増強を」と、もう政府・財界の思う壺。実際にそうなれば、消費税増税も8%や10%では済まなくなるのに。
確かに中国のデモの主張はあくまで「反日」です。折角「格差是正や民主化」などの要求を掲げても、それが結局は「反日・親政府・軍備増強」に絡め取られてしまったり、人権弾圧にも手を染めた「保守派の毛沢東」に「民主化」を要求するなどの混乱や限界があります。「格差是正」を要求しながら、その鬱憤を政府や政商ではなく、日系企業で働く中国人民工にぶつけてしまっているのは、その極みです。国内に広がったとされる今回のデモも、伝えられる限りでは漢民族居住地域に限られ、最も野蛮な弾圧が行われている筈のチベット・ウイグルなどの少数民族居住地域では、完全に抑えつけられてしまっている様です。
しかし、言論やデモの自由がないとされる中国の人民ですら、ここまで闘えるのに、我々の今の体たらくは何ですか。社内で自由にビラも撒けず、「商品仕分けレーンのスピードや流し方を改善せよ」という程度の要求も出来ないなら、幾ら憲法や法律で「言論の自由」や「組合活動の自由」が謳われていても、そんなモノは絵に描いた餅でしかないじゃないですか。
「保守派に民主化を期待」「日帝打倒を言うが自国のチベット侵略には沈黙」「略奪も多数発生」の中国デモが矛盾しているのはその通りですが、そんな事を言い出せば、「保守派の橋下・石原・安倍や在特会などの極右に現状変革を期待」「自分に降りかかってくる放射能やオスプレイ墜落だけを恐れ、現実にその被害に遭っている福島や沖縄は見殺し」「アキバやマツダの殺傷事件も所詮他人事」の多くの日本人も五十歩百歩じゃないですか。
そんな事だから、今でも国民の多くは、政府や企業のやる事には何も言えず、ただ陰で愚痴を言うか、生活保護者叩きなどの弱者虐めや妬み差別で鬱憤を晴らすしかないのです。
以下は今回の中国のデモに関して私がmixiボイスでつぶやいた内容です。
中国の反日デモに乗じて日本でも橋下や石原・安倍が勢いづいているが、第三国から見れば目くそ鼻くそにしかならない。だから米国も従軍慰安婦等の問題では中国の方に肩入れするのだ。中国・北朝鮮の独裁や軍拡なんて戦前日本の劣化コピーでしかないのだから、寧ろ橋下とは逆にそれを乗り越える立場から彼の国を批判すべし。(09月17日)
中国の反日デモにも反格差スローガンが。それが独裁批判に向かわず排外主義に利用されているのは日本のネトウヨデモと同じだが。あれを反日と忌み嫌うだけではいつまで裁っても資本家の奴隷のままだ。我々も反格差を掲げる位の発想が何故出来ない。勿論その場合には領土問題ではなく労働者の国際連帯がデモの旗印になるが。(09月19日)
尚、中国のデモについては、他にも色々な視点から見る必要があるようです。例えば次の視点なども参考にしながら見ていかなければならないように感じます。そして何よりも、そもそも何故「反日」なのかという点についても。
・尖閣騒動、デマに注意【泥のりかずさん】(広島瀬戸内新聞ニュース)
http://hiroseto.exblog.jp/18889409/
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俗に世界三大料理とされるのが、中国・フランス・トルコ三ヶ国の料理です。そのうちの中国料理は、ラーメンや餃子などで私にもなじみ深いものです。フランス料理も、実際には食べる機会は少ないものの、写真等でよく見かけるものです。それに引き替えトルコ料理は、三大料理の割には全然なじみがありません。正直言って、まだイタリア料理やインド料理、朝鮮料理の方が、パスタやカレー、キムチなどの形で私にはなじみがあります。そんなトルコ料理ですが、それでもわが日本やイタリア等を差し置いて世界三大料理の一つとされるには、それ相当に美味しいのでしょう。一体どんな料理か、機会があれば是非食べたいと思っていました。
そこで先日の休みに、大阪は難波の通称「オタロード」にある「カラクシュ」というトルコ料理店のランチを食べてきました。事前に店の場所をインターネットで調べておいたにも関わらず、最初は見つけるのに苦労しました。南海難波駅から「なんさん通り」を日本橋の方に向かって歩き、堺筋の一つ手前の「オタロード」を南に折れて暫く行くとありました。
何故その界隈を「オタロード」と呼ぶかと言うと、日本橋に近くオタク相手のメイドカフェが林立しているからです。俗に「オタクの聖地」と呼ばれていて、私が行った時もメイド姿や制服姿の女の子が盛んに客引きをしていました。私にとっては、日本橋と言えば電気街のイメージの方がまだまだ強いので、オタクとトルコ料理のイメージがなかなか結びつかず、それで店を探すのに苦労したのもあったかも知れません。
写真のトルコ国旗を掲げた店がその料理店「カラクシュ」です。ランチは三種類あり、私は写真のBランチを注文しました。チキンのドネルケバブとチキンライス、レンズ豆のスープにトルコ紅茶が付いて780円です。
私は、トルコ料理と言えば、最近街中でもよく見かけるようになった例の「ドンドゥルマ」と呼ばれる長く伸びるアイスクリームぐらいしかなじみがありませんでしたが、このドネルケバブやレンズ豆のスープも、それに負けず劣らず美味しかったです。流石は世界三大料理と呼ばれるだけあります。
ただチキンライスだけはやや期待外れでした。デパ地下でも売っているようなチキンライスや、トルコライス、パエリアの類を想像していましたから。ところが実際に出てきたのはベタベタのバターライスでした。トルコでもお米はパンと同じ位良く食べられ、これが西洋に伝わり今のピラフになったらしいですが、私はもっとカラッとしたパエリアの様な物を想像していましたので。
しかし、世界三大料理をたったこれだけで決めつけるのもどうかと思い、夕方またこの店に行き、今度はデザートを注文しました。それが写真のトルコ風アイスティー(チャイ)とバクラヴァというパイ菓子です。
バクラヴァは、ナッツの餡をパイ生地で包んだもので、トルコだけでなく中東一帯で食べられているポピュラーなお菓子なんだとか。私も早速食べてみましたが、確かに美味しい!流石は三大料理と呼ばれるだけあります。しかし、少し甘ったるい。通に言わせれば、この甘ったるいのが良いのだとか。
チャイにもミルクやレモン、砂糖は一切入っておらず、私は角砂糖をかじりながら飲みましたが、中東ではこれが一般的な飲み方だそうです。そう言えば、昔読んだ「遠くて近い国トルコ」(中公新書)の中でも、「人生と同じ様に、渋みや苦みの中でほんのりとした甘みを味わう」チャイの飲み方が紹介されていました。まあ、バクラヴァが甘いので、チャイが無糖でちょうど良かったですが。
食べてみた感じですが、確かに美味しかったですが、ライスがベタベタしていたのとバクラヴァが甘ったるかったのが、少々玉に傷でした。私は、どちらかというと薄味好みなので、今まで食べた外国料理の中では、日本と同じ魚中心で比較的淡泊なポルトガル料理が一番美味しく、その次に私にもなじみ深いパスタやカレー、キムチが来て、トルコ料理はその次ぐらいかと。
最後に、店のテーブルにあった写真の「アイスを食べて5分のトルコ語」会話集ですが、上から順に「メルハバ」(意味:こんにちわ)、「ギュルギュル」(さようなら)、「テシュキュルエデリム」(ありがとう)、「ネカダル」(いくらですか)と読みます。トルコ共和国初代大統領ケマル・アタチュルクがトルコ語の表記をアラビア文字から今のローマ字のアルファベットに変えた事で、大抵はローマ字読みでも何とか読めるようになりましたが、一部には難しい発音もあります。「テシュキュルエデリム」等も舌をかみそうな発音ですが、これは「ティッシュくれ」と覚えれば良いそうです。
遠くて近い国トルコ (1968年) (中公新書) | |
クリエーター情報なし | |
中央公論社 |
県民大会決議/差別と犠牲の連鎖断とう 沖縄の正当性は自明だ
続々と会場に向かう人の波を見て、沖縄の人々の良識を思った。オスプレイ配備に反対する宜野湾市での県民大会に10万1千人(主催者発表)が参加した。一文の得にもならないけれど、貴重な時間を投じ、公のために動く人々がこれほど大勢いる。われわれはそれを誇りに思っていい。
それに引き替え、「配備は米政府の方針で、日本がどうしろこうしろという話ではない」(野田佳彦首相)という国家トップの発言の、何と軽いことか。住民の命を守る責任も、国の主権も放棄するこの政府にもはや当事者能力はない。沖縄が主体的に解決したい。
生けにえのごとく
それにしても、「差別」や「犠牲」を強要されているという認識が、これほど繰り返された大会はかつてなかった。
大会で共同代表の平良菊・県婦人連合会会長は「沖縄の心を、子どもを犠牲にして、日本の平和が成り立つのか」と問い掛けた。翁長雄志那覇市長は「沖縄は戦前、戦中、戦後、十分すぎるほど国に尽くしてきた。もう勘弁してほしい」と述べた。
日本が米国の歓心を買うために、生けにえのごとく県民が差し出される構造は、もうたくさんだ。あいさつにはそんな思いがにじみ出ていた。今やこれは県民の共通認識と言っていい。
過去、沖縄への基地集中は「地理的優位性」などという論理で正当化されてきた。だが、軍事合理性に照らしても配備の集中はむしろ非合理的だというのは、軍事専門家も指摘することだ。
国土の0・6%の沖縄に米軍専用基地の74%があることの不条理は繰り返し指摘されてきたが、政府に、県外移設でそれを改善する意思はない。基地の集中は単に本土が嫌がった結果だというのは、もはや隠しようもない事実だ。
非民主主義的差別性は米国にも共通する。ハワイでは環境影響評価によって訓練計画を撤回した。ニューメキシコ州では住民の要求で訓練を延期した。だが沖縄では全く聞く耳を持たず、米国内なら厳格に守る設置基準も沖縄ならば無視する。まさに二重基準、差別にほかならない。
差別は「足して二で割る」手法では解決できない。「差別が半分だから許す」という人はいないからだ。ひとたび差別的扱いを自覚すれば、それを解消するまで引き下がれない。その意味で県民の認識は分水嶺(れい)を越えているのだ。
こうした認識は必然的に、本来あるべき状態の模索に行き着く。犠牲を強要される身分を脱し、尊厳ある取り扱いを求める。県民大会はその表れにほかならない。
分断統治
大学生の加治工綾美さんが話す「この青い空はアメリカのものでも日本政府のものでもなく、県民のもの」という言葉は、胸を打った。われわれは誰かの犠牲になるために生まれてきたのではない。その思いは県民共通だろう。
近現代史に連綿と続く差別と犠牲の連鎖を断とう。大会の成功を、そのための出発点にしたい。
ここで大切なのは、県民が結束を維持することではないか。植民地統治の要諦は「分断統治(divide and rule)」という。植民地の住民が仲間割れしていれば、宗主国はさも善意の第三者であるかのように装って君臨できる。米国にも日本政府にも、そのような顔をさせないことが肝要だ。
大会決議はオスプレイ配備を「断じて容認できない」と強調した。つい3日前にも安全飛行できず緊急着陸したばかりの欠陥機を、住民がひしめく沖縄に配備する危険性は誰の目にも明らかだ。
日米両政府は撤回の意思をまだ示さないが、理は沖縄にある。二重基準がまかり通る今の日米の姿を、100年後の世界ならどう見るか。決議は「沖縄はこれ以上の基地負担を断固拒否する」と述べたが、沖縄の要求には世界史的正当性がある。丹念に国際世論に訴え、揺るがぬ決意を示したい。(以上、琉球新報9月10日付社説)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-196700-storytopic-11.html
上記は沖縄の地元紙・琉球新報の社説ですが、わざわざ長々と全文を引用したのも、「配備は米政府の方針で、日本がどうしろこうしろという話ではない」という野田首相はじめ政府首脳の本音を、つぶさに知って貰いたかったからです。
今日も尖閣諸島周辺の領海に中国の監視船が侵入したという事で、尖閣・竹島問題が俄然世間の注目を引いていますが、そんなに尖閣や竹島が大事なら、日本政府や民主党・自民党は何故ここまで福島や沖縄を散々見殺しにしてきたのか。それこそが「分断統治」じゃないか。
先の野田首相の弁明が、その全てを物語っています。今まで散々、そうやって「沖縄の米軍基地化」や「原発推進・核配備」も「米国が決める事で日本は何も言えない」で済ましてきたから、中国も日本の足元を見透かして強気に出てきているのじゃありませんか。「米国の後ろ盾がなければ何も出来ない国だ」と。
だって実際その通りじゃないですか。現民主党政権だけでなく前与党の自民党時代も含め、歴代政府はことごとく、国の主人公たる国民の生命や暮らしよりも米国の意向や大企業の金儲けを図る事ばかりに汲々としてきたのですから。だからハワイやニューメキシコでは実現した配備計画の見直しも日本では出来ないのです。
そうやって、沖縄や福島を初めとする地方の人々や非正規労働者に、今まで散々犠牲を押し付け差別して切り捨ててきた売国政府が、今もそれらの人々を切り捨てながら、竹島や尖閣諸島を幾ら守ると声高に叫んでも、誰がそんな政府を支える気になりますか。
これは何も政府や政治家だけに限った問題ではありません。そんな政府や政治家を支持してきた有権者にも言える事です。ネトウヨ(ネット右翼)なんてその典型でしょう。彼の人たちは、口を開けば「何事もお国の為だ、その為にたとえ国民の一部が犠牲になっても、それは仕方ない事で甘受しなければならない」と訳知り顔に言います。しかし、当の彼の人たちはというと、自分たちだけ安全地帯に身を置いて、常に自分より立場の弱い者に責任を転嫁してきただけじゃないですか。
このオスプレイ配備の問題にしても然りです。実際にオスプレイが飛ぶのは本土も同じなのに、「あれは沖縄の問題だ、辺地の沖縄が犠牲になれば良いのだ、それをゴネルのは沖縄人のエゴだ」と喚く。
しかし、そもそも「国」って一体何の為にあるのですか。国民の生命や暮らし、権利を守る為にこそあるのでしょう。それを最初から一部の人間を切り捨て、「自分たちだけ助かれば良い」とするような国ならば、それは本当の国ではありません。「国を装った利権集団」に過ぎません。そんな私利私欲の利権集団なら、一層の事滅んでしまった方が寧ろ国民の為になります。国は一旦滅んでもその気になればまた再興出来ますが、民が滅んでしまったら、もはや国もへったくれもありませんから。
「沖縄は中国からの防衛の要だからオスプレイ配備も止む無し」なのか。いいえそうではないでしょう。その証拠に、かつては北海道が旧ソ連からの防衛の要で、自衛隊も沖縄よりも北海道を重視していました。沖縄に米軍基地が集中しているのは、戦時中から戦後にかけて、銃剣とブルドーザーで県民の土地を強奪した米軍が、朝鮮戦争・ベトナム戦争・イラク戦争等の米国の世界戦略の為に、沖縄を好き勝手に使えたからです。ただそれだけです。
それを、米軍が力づくで沖縄県民を追い出して基地を作ったのに、「基地周辺に勝手に住む県民が悪い」と言ってみたり。県議会や県下全市町村議会が何度も配備反対決議を上げ、保守派も含め多くの県民が本島だけでなく宮古・石垣などの離島も含めて島ぐるみの反対運動をしてきたのに、「反対運動の主流は県外からの外人部隊だ」と勝手に貶めて。
「旧型機よりもオスプレイの方が安全だ」というお為ごかしの議論も、実際は下記リンクにもあるように日米両政府が示し合わせて嘘をついているだけなのですが、「ではその旧型機による墜落の危険を放置し、それを沖縄だけに押し付けてきた自分自身の責任はどうなのか」と問われたら、もう何も言い返せないでしょうが。
・オスプレイ事故 10万時間当たり3.99件 海兵隊平均上回る(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-187317.html
・オスプレイ審査書概要、空軍仕様機含めず 事故率低く見せる(同上)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-192603-storytopic-252.html
そもそも、原発にしてもオスプレイにしても、そんなに安全で重要なものなら、何故地方にばかり置いて東京に置かないのか。都心に膨大な遊休地を抱える皇居なんて、永田町や霞が関の守りとしても最適なのに。天皇一族は京都御所にでも移転すれば良い。今まで散々沖縄に犠牲を押し付け、そのお蔭で米国から戦後も天皇制存続のお目こぼしをして貰って来たのですから、今度は天皇が沖縄に罪滅ぼしをする番です。それでこそ初めて「平和天皇」「国民の象徴」としての値打ちもあろうかと言うもの。
そんな事を言えば、ネトウヨや右翼・保守派はカンカンに怒るでしょうが、私はそんな事で怒る事こそが、沖縄やその他の国民に対する差別以外の何物でもないと思いますね。戦後60年以上も経ち、もうとっくに21世紀になろうというのに、未だにそんな封建的差別意識から抜け出せない日本の、一体どこが民主国家なのか。
確かに、今の天皇には政治的権限はありませんが、精神的にはまだまだ国民を奴隷根性に繋ぎとめる反動的役割を果たしているのではないでしょうか。自分より弱い立場の生活保護受給者等をごくつぶし扱いしながら、最大の「ごくつぶし」たる高級官僚や強欲経営者、天皇みたいな「エライ人」には何も言えない、「スネ夫」的な遅れた国民性にも支えられて。
もとより私自身は天皇個人には何の恨みつらみもありません。でも敢えてここまで「過激」な論を展開するのも、そこまで言わなければ分からない国民が余りにも多すぎるからです。
(注)記事冒頭の写真は9月9日付琉球新報号外、末尾の写真は9月7日付東京新聞に掲載の意見広告。
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・「国民教育」を撤回=「洗脳」批判で香港政府 時事通信 9月8日(土)20時56分配信
【香港時事】香港の梁振英行政長官は8日、中国人としての愛国心を教える「国民教育」について緊急記者会見を開き、事実上の導入撤回を発表した。民主派から「中国共産党の独裁体制を美化する洗脳だ」などと批判の声が出て反対運動が盛り上がったことから、9日投票の立法会(議会)選で親中・親政府派が不利になることを恐れ、撤回を決めたとみられる。
国民教育は今年度から2015年度にかけて小中高校で段階的に導入する予定だった。しかし、梁長官は会見で、(1)導入するかどうかは各校が決定する(2)3年以内に全面的に導入するという期限は設けない―との新たな方針を明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120908-00000116-jij-int
・「国民教育」反対で大集会=12万人参加と主催者-香港
【香港時事】香港政府本部前で7日夜、中国人としての愛国心を教える「国民教育」導入に反対する集会が開かれ、主催者発表で12万人、警察の推計で3万6000人が参加した。集会は1日から連日開催されているが、7日の規模はこれまでで最大となった。
民主派を中心とする国民教育反対運動の盛り上がりは、9日投票の立法会(議会)選挙で民主派各党の追い風になる可能性がある。
中国天安門事件(1989年)の犠牲者を追悼する6月4日や香港返還記念日の7月1日以外の集会・デモにこれほど多くの市民が参加するのは異例。国民教育について、反対派は「中国共産党の独裁体制を美化する洗脳だ」などと主張している。(2012/09/08-01:08)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201209/2012090800025&rel=&g=
ネットで上記のニュースが目に留まったが、今日は久々の日曜出勤なので簡単にコメント。
かつては天安門事件などを見て、「非暴力のデモや集会を武力で弾圧するとは、何て中国は非民主的で野蛮な国か」と思った人も多かったでしょう。ところがどうですか。今はその中国においても、民衆は「国民教育」の撤回に追い込んだのです。
翻って日本ではどうでしょうか。デモやストをことごとく忌み嫌い、脱原発デモ一つやるにしても「私たちは警察には楯突きません、政党や労組は参加させません」と断らなければ世論の協賛も得られず、「愛国教育」そのものの橋下の教育・職員教育基本条例や、その下での口をこじ開けての「君が代斉唱」強制にも反対しない多くの日本人は、今や民主主義の面でも中国人に遅れを取ってしまいました。
幾ら制度上は複数政党制で「政権交代もどき」が行われても、肝心の国民が奴隷のままでいる限り、政治なんて絶対に変わりっこないのです。今こそ日本人は、上記の「国民教育」反対に決起した香港の人々を見習うべきでしょう。
【香港時事】香港の梁振英行政長官は8日、中国人としての愛国心を教える「国民教育」について緊急記者会見を開き、事実上の導入撤回を発表した。民主派から「中国共産党の独裁体制を美化する洗脳だ」などと批判の声が出て反対運動が盛り上がったことから、9日投票の立法会(議会)選で親中・親政府派が不利になることを恐れ、撤回を決めたとみられる。
国民教育は今年度から2015年度にかけて小中高校で段階的に導入する予定だった。しかし、梁長官は会見で、(1)導入するかどうかは各校が決定する(2)3年以内に全面的に導入するという期限は設けない―との新たな方針を明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120908-00000116-jij-int
・「国民教育」反対で大集会=12万人参加と主催者-香港
【香港時事】香港政府本部前で7日夜、中国人としての愛国心を教える「国民教育」導入に反対する集会が開かれ、主催者発表で12万人、警察の推計で3万6000人が参加した。集会は1日から連日開催されているが、7日の規模はこれまでで最大となった。
民主派を中心とする国民教育反対運動の盛り上がりは、9日投票の立法会(議会)選挙で民主派各党の追い風になる可能性がある。
中国天安門事件(1989年)の犠牲者を追悼する6月4日や香港返還記念日の7月1日以外の集会・デモにこれほど多くの市民が参加するのは異例。国民教育について、反対派は「中国共産党の独裁体制を美化する洗脳だ」などと主張している。(2012/09/08-01:08)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201209/2012090800025&rel=&g=
ネットで上記のニュースが目に留まったが、今日は久々の日曜出勤なので簡単にコメント。
かつては天安門事件などを見て、「非暴力のデモや集会を武力で弾圧するとは、何て中国は非民主的で野蛮な国か」と思った人も多かったでしょう。ところがどうですか。今はその中国においても、民衆は「国民教育」の撤回に追い込んだのです。
翻って日本ではどうでしょうか。デモやストをことごとく忌み嫌い、脱原発デモ一つやるにしても「私たちは警察には楯突きません、政党や労組は参加させません」と断らなければ世論の協賛も得られず、「愛国教育」そのものの橋下の教育・職員教育基本条例や、その下での口をこじ開けての「君が代斉唱」強制にも反対しない多くの日本人は、今や民主主義の面でも中国人に遅れを取ってしまいました。
幾ら制度上は複数政党制で「政権交代もどき」が行われても、肝心の国民が奴隷のままでいる限り、政治なんて絶対に変わりっこないのです。今こそ日本人は、上記の「国民教育」反対に決起した香港の人々を見習うべきでしょう。
橋下大阪市長や松井大阪府知事が大阪人権博物館(浪速区芦原橋にある通称「リバティおおさか」)の展示に対して、やれ「内容が分かりにくい、差別や人権を強調し過ぎる、偏っている」「展示内容がネガティブで、これでは子供が希望を持てない、頑張ろうという気持ちになれない」なぞと難癖を付け、補助金削減や大阪国際平和センター(中央区森ノ宮にある通称「ピースおおさか」)との統廃合、果ては右派の展示も受け入れた「近現代史博物館」への改組まで打ち出しています。それを聞いて、「そもそも人権博物館なのだから差別・人権中心の展示なのは当然だろう」が、まずは「百聞は一見にしかず」という事で、「リバティおおさか」と「ピースおおさか」の展示を両方見てきました。
当初は午前中一杯、遅くても午後2時位には両方見終わるだろうと踏んでいましたが、とてもそんな短時間では見れません。結局ほぼ丸一日かかってしまいました。
・大阪人権博物館:リバティおおさか支援、「全国ネット」結成集会(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/news/20120722ddn041040007000c.html
まずは午前中に「リバティ大阪」の方から見始めました。10時半過ぎに着いたので、1時間位見てお昼でも食べようと思っていたのが、結局午後1時過ぎまでかかってしまいました。ちょうど別室で福島菊次郎氏の写真展をやっていたのですが、この展示が思った以上に素晴らしく、時間を大幅に超過してしまいました。
一介の出征兵士に過ぎなかった氏がプロの報道写真家に変わるきっかけになったのが、原爆被爆者との出会いでした。国から見捨てられ病院からも追い出され発作にのたうち回りながら、被爆者が氏に託けた「儂の仇を打ってくれ」との遺言が、もう一週間出撃命令が遅れたら自身も広島で被爆していたかも知れない氏を、戦争責任やマイノリティ(少数者)の人権問題に向かわせる事になりました。戦艦乗組員の遺骨を重油まみれで海底に放置し、白木の箱に石ころを詰めて無理やり遺族に遺骨だと思わせ、被爆者も戦争孤児も見捨て、特権層の軍幹部やA級戦犯のみを恩給等で優遇してきた国は、実際は「英霊」を使い捨てにしてきたのだという事が、氏の写真からひしひしと伝わってきます。その権力の不正に対する憤りや弱者に対する優しい眼差しが、やがて後の安保・沖縄・全共闘運動や三里塚闘争、ウーマンリブの写真撮影でも如何なく発揮されます。70年代ウーマンリブのデモで掲げられた「人間の住める社会で住みたい産みたい」という横断幕は、今や当時のウーマンリブの枠を超えて、派遣切りや福島原発事故ともダブって、今の私たちに迫って来ます。それと比べたら、脱原発運動の一部にある「日の丸は認めても労組の旗は認めない」とする姿勢の如何に卑屈・偏狭・セクト的な事か。
そんなこんなで、大幅に時間を超過してしまいました。それが別室での特別展だったのですが、肝心の常設展示の方は、個々の内容は特別展に負けず劣らず素晴らしかったものの、人権一般という事であれもこれも取り上げすぎて、却って何が言いたいのか分かりにくいものになっていました。
上記がその常設展示の見取り図です。博物館設立当初は解放同盟の影響下に問題中心の展示で出発したのが、やがて沖縄やアイヌ、在日朝鮮人など他の少数者に対する差別問題も取り上げるようになったので、この様な展示になったのだとか。その方向性は基本的には正しいと思いますが、それでもHIV・AIDSやDV・虐めから(ゾーン1:テーマ「いのち・輝き」)、ハンセン病・在日・沖縄・アイヌ・障害者・(ゾーン2:「共生社会」)、職業観や受験競争から労働問題(ゾーン3:「夢・未来」)まで広げてしまったのでは、余りにも大雑把過ぎて、もう何が言いたいのか訳が分からなくなってしまいます。そのどれもこれもが、一つの博物館として展示しても良いような大事な問題を、たとえパーテーションで区切ってカテゴリー分けしたとしても、一つの建物の中でしかもワンフロアーで展示する事自体に、無理があるのではないかと思います。
如何に優れた内容でも、これではワールドカップと世界陸上とメジャーリーグを同じオリンピック会場でやるようなものです。ここは逆に、各テーマ毎に一つの博物館として独立させた上で、通路で結ぶなりした方が却ってすっきりすると思います。或いは、リバティそのものは、かつての姿や今の水平社博物館のように問題だけを展示するようにして、しかし、それだけに止まらず大正区の「沖縄館」(仮称)や生野の「コリア」館(同)、天満橋にある府立労働会館(える大阪)の労働問題の展示などとも連携する形にした方が、見る方にとってもより分かりやすいのではないでしょうか。
午後から回った「ピースおおさか」の方は、私的には「まあこんな物でしょう、可もなく不可もなく」という感じでした。これは決して貶めて言っているのではなく、寧ろ逆に「細かい点については色々あれど、行政それも大阪の超反動府政の下で、よくここまで良心的な展示を維持して来れたな」と評価したい気持ちです。ちょうど「大阪大空襲」特別展の期間中という事もあり、空襲の展示が主流を占めていましたが、それでも満州事変や南京大虐殺、三光作戦や朝鮮の植民地支配の事もきちんと取り上げていて、単に「騙された、苦労した、そのお蔭で今の”平和”と”繁栄”がある」という薄っぺらで平板一色な展示にはなっていませんでしたから。
その上で欲を言えば、まだまだ教科書的・知識偏重で、単に歴史年表を辿っているだけの観も、決してなきにしも非ずでした。社会科見学と思しき生徒・教師らしき集団もいましたが、子供たちも、ただ遠足気分で騒ぎながら先生に言われて仕方なくメモしていた様に見受けられたのは、非常に残念でした。
橋下市長は、この「ピースおおさか」と「リバティおおさか」を統廃合した上で、新たに右派の「新しい歴史教科書をつくる会」「日本会議」関係者の意見も取り入れた「両論併記の近現代史博物館」に造り替えるつもりらしいですが、何をか況やです。
そんな事をしたら、今でも大雑把過ぎて掴みどころのない「リバティ」の展示が、更に掴みどころのない訳の分からないものになってしまいます。しかも、戦争や差別の犠牲になった沖縄やアイヌの展示を、それを征服し支配した明治政府の言い分と一緒に展示するというのですから、「気でも狂ったのか」と言わざるを得ません。
これは、南アフリカや米国の人種差別の展示をするのに、ネルソン・マンデラやキング牧師の展示と一緒に、旧南ア白人政府やKKKなど人種差別を肯定する側の言い分も展示するという事に他なりません。しかし、そもそも何の為に展示するのでしょうか。単に受験知識を得る為でしょうか。違いますよね。もう二度とこんな過ちを繰り返さない為に、歴史の教訓として展示する訳でしょう。それを差別肯定の旧南ア政府やKKKの言い分も展示してしまったら、また同じ過ちを繰り返す事にしかならないじゃないですか。
上記「ピースおおさか」写真のうちの真ん中の物が、橋下が学んだ府立北野高校(戦時中は北野中学)の壁に残る米軍機銃掃射の跡です。自分さえ良ければ良いと掃除当番もサボって受験勉強に明け暮れていた当時の橋下に、この様な歴史の真実や平和の尊さや説いた所で、馬の耳に念仏でしかなかったのでしょうが。
「天動説」と「地動説」を幾ら「両論併記」で取り繕うような真似をしても、それは嘘で真実を帳消しにする事にしかなりません。そんな行為は単なるゴマカシでしかなく、およそ「中立」でもなければ「公平」でもありません。
そんな事を言い出せば、戦争賛美でとても慰霊施設とは言えない靖国神社付属の博物館(遊就館)の展示も、「両論併記」で三光作戦や31独立運動の写真も展示しなければ、「中立」「公平」ではないですわね。或いは、今の「リバティおおさか」の様に間口を広げて、ポルポトやタリバン、オウム、金正日の肖像画も「現人神」のご真影と一緒に掲げて、「あらゆる専制や個人崇拝、世襲支配を地上から一掃する」とした方が、今の「嫌韓・嫌中国」一辺倒の展示よりもよっぽど、北朝鮮の人権問題を国際世論に訴える事が出来るのじゃあないでしょうかね。
「リバティおおさか」の展示が分かりにくいのも、徒に間口を広げ過ぎて、北朝鮮拉致被害者や飲酒運転被害者の人権問題まで扱いだした為に、却って訳がわからなくなってしまったのでしょう。ならここはある程度精選すべきです。テーマを「反ファシズム」に絞って、ヒトラーの誕生や欧州戦時下のレジスタンスの歴史から、今の小泉・橋下劇場の問題まで取り上げるようにすれば、見る側も単に歴史の丸暗記ではなく、自分たちに直接関わってくる問題だと認識できるのではないでしょうか。「維新の会」のマスコミ操作やデマビラの展示なんかも是非すべきでしょう。そうする事で初めて、大阪大空襲の犠牲者も、ただ単に「苦労させられた」だけでなく「非道なファシズムの犠牲にされた」事が明らかになるし、そのファシストの生き残りが戦後は米国と、最近は中国とも裏取引して、ずっと日本の政治を牛耳ってきたからこそ、派遣切りや福島の原発事故も起こるべくして起こったのだという事も、初めて明らかになるのではないでしょうか。
もうそうなったら、橋下は絶対に金を出さないでしょうから、一層の事、完全民営化して財団法人で寄付を募ればどうでしょうか。解放同盟や連合だけでなく、共産党・全労連や、その他の反差別を標榜する全てのNGOや労組が運営の核になるのです。行政関係者も橋下みたいな奴ばかりではなく、中には長野県の中川村長のような真の愛国者もおられるし、保守系の中にも、必ずしもネオコン一色ではない広島・長崎市長や沖縄県知事の様な人や、橋下・松井のやり方には眉を潜めている方も大勢おられる訳ですから、それらの方たちを味方につけつつ国内外の世論に広く訴えれば、もう橋下や松井の顔色をいちいち窺う必要もなくなるでしょう。確かに、思想統制ではなく住民の福利厚生が行政本来の仕事であり、それを踏み外している橋下の方が本当は間違っているのですが、もうここまで来たら、完全民営の反ファシズム博物館として再出発すべき時期に来ているのではないかと思います。但し基調はあくまで「反ファシズム・反差別」ですから、保守の中でも比較的マシな人たちとは共闘しても、たまたま今だけ反橋下に回っているだけの様な、「在特会」崩れの極右なぞは絶対に入れてはなりませんが。
当初は午前中一杯、遅くても午後2時位には両方見終わるだろうと踏んでいましたが、とてもそんな短時間では見れません。結局ほぼ丸一日かかってしまいました。
・大阪人権博物館:リバティおおさか支援、「全国ネット」結成集会(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/news/20120722ddn041040007000c.html
まずは午前中に「リバティ大阪」の方から見始めました。10時半過ぎに着いたので、1時間位見てお昼でも食べようと思っていたのが、結局午後1時過ぎまでかかってしまいました。ちょうど別室で福島菊次郎氏の写真展をやっていたのですが、この展示が思った以上に素晴らしく、時間を大幅に超過してしまいました。
一介の出征兵士に過ぎなかった氏がプロの報道写真家に変わるきっかけになったのが、原爆被爆者との出会いでした。国から見捨てられ病院からも追い出され発作にのたうち回りながら、被爆者が氏に託けた「儂の仇を打ってくれ」との遺言が、もう一週間出撃命令が遅れたら自身も広島で被爆していたかも知れない氏を、戦争責任やマイノリティ(少数者)の人権問題に向かわせる事になりました。戦艦乗組員の遺骨を重油まみれで海底に放置し、白木の箱に石ころを詰めて無理やり遺族に遺骨だと思わせ、被爆者も戦争孤児も見捨て、特権層の軍幹部やA級戦犯のみを恩給等で優遇してきた国は、実際は「英霊」を使い捨てにしてきたのだという事が、氏の写真からひしひしと伝わってきます。その権力の不正に対する憤りや弱者に対する優しい眼差しが、やがて後の安保・沖縄・全共闘運動や三里塚闘争、ウーマンリブの写真撮影でも如何なく発揮されます。70年代ウーマンリブのデモで掲げられた「人間の住める社会で住みたい産みたい」という横断幕は、今や当時のウーマンリブの枠を超えて、派遣切りや福島原発事故ともダブって、今の私たちに迫って来ます。それと比べたら、脱原発運動の一部にある「日の丸は認めても労組の旗は認めない」とする姿勢の如何に卑屈・偏狭・セクト的な事か。
そんなこんなで、大幅に時間を超過してしまいました。それが別室での特別展だったのですが、肝心の常設展示の方は、個々の内容は特別展に負けず劣らず素晴らしかったものの、人権一般という事であれもこれも取り上げすぎて、却って何が言いたいのか分かりにくいものになっていました。
上記がその常設展示の見取り図です。博物館設立当初は解放同盟の影響下に問題中心の展示で出発したのが、やがて沖縄やアイヌ、在日朝鮮人など他の少数者に対する差別問題も取り上げるようになったので、この様な展示になったのだとか。その方向性は基本的には正しいと思いますが、それでもHIV・AIDSやDV・虐めから(ゾーン1:テーマ「いのち・輝き」)、ハンセン病・在日・沖縄・アイヌ・障害者・(ゾーン2:「共生社会」)、職業観や受験競争から労働問題(ゾーン3:「夢・未来」)まで広げてしまったのでは、余りにも大雑把過ぎて、もう何が言いたいのか訳が分からなくなってしまいます。そのどれもこれもが、一つの博物館として展示しても良いような大事な問題を、たとえパーテーションで区切ってカテゴリー分けしたとしても、一つの建物の中でしかもワンフロアーで展示する事自体に、無理があるのではないかと思います。
如何に優れた内容でも、これではワールドカップと世界陸上とメジャーリーグを同じオリンピック会場でやるようなものです。ここは逆に、各テーマ毎に一つの博物館として独立させた上で、通路で結ぶなりした方が却ってすっきりすると思います。或いは、リバティそのものは、かつての姿や今の水平社博物館のように問題だけを展示するようにして、しかし、それだけに止まらず大正区の「沖縄館」(仮称)や生野の「コリア」館(同)、天満橋にある府立労働会館(える大阪)の労働問題の展示などとも連携する形にした方が、見る方にとってもより分かりやすいのではないでしょうか。
午後から回った「ピースおおさか」の方は、私的には「まあこんな物でしょう、可もなく不可もなく」という感じでした。これは決して貶めて言っているのではなく、寧ろ逆に「細かい点については色々あれど、行政それも大阪の超反動府政の下で、よくここまで良心的な展示を維持して来れたな」と評価したい気持ちです。ちょうど「大阪大空襲」特別展の期間中という事もあり、空襲の展示が主流を占めていましたが、それでも満州事変や南京大虐殺、三光作戦や朝鮮の植民地支配の事もきちんと取り上げていて、単に「騙された、苦労した、そのお蔭で今の”平和”と”繁栄”がある」という薄っぺらで平板一色な展示にはなっていませんでしたから。
その上で欲を言えば、まだまだ教科書的・知識偏重で、単に歴史年表を辿っているだけの観も、決してなきにしも非ずでした。社会科見学と思しき生徒・教師らしき集団もいましたが、子供たちも、ただ遠足気分で騒ぎながら先生に言われて仕方なくメモしていた様に見受けられたのは、非常に残念でした。
橋下市長は、この「ピースおおさか」と「リバティおおさか」を統廃合した上で、新たに右派の「新しい歴史教科書をつくる会」「日本会議」関係者の意見も取り入れた「両論併記の近現代史博物館」に造り替えるつもりらしいですが、何をか況やです。
そんな事をしたら、今でも大雑把過ぎて掴みどころのない「リバティ」の展示が、更に掴みどころのない訳の分からないものになってしまいます。しかも、戦争や差別の犠牲になった沖縄やアイヌの展示を、それを征服し支配した明治政府の言い分と一緒に展示するというのですから、「気でも狂ったのか」と言わざるを得ません。
これは、南アフリカや米国の人種差別の展示をするのに、ネルソン・マンデラやキング牧師の展示と一緒に、旧南ア白人政府やKKKなど人種差別を肯定する側の言い分も展示するという事に他なりません。しかし、そもそも何の為に展示するのでしょうか。単に受験知識を得る為でしょうか。違いますよね。もう二度とこんな過ちを繰り返さない為に、歴史の教訓として展示する訳でしょう。それを差別肯定の旧南ア政府やKKKの言い分も展示してしまったら、また同じ過ちを繰り返す事にしかならないじゃないですか。
上記「ピースおおさか」写真のうちの真ん中の物が、橋下が学んだ府立北野高校(戦時中は北野中学)の壁に残る米軍機銃掃射の跡です。自分さえ良ければ良いと掃除当番もサボって受験勉強に明け暮れていた当時の橋下に、この様な歴史の真実や平和の尊さや説いた所で、馬の耳に念仏でしかなかったのでしょうが。
「天動説」と「地動説」を幾ら「両論併記」で取り繕うような真似をしても、それは嘘で真実を帳消しにする事にしかなりません。そんな行為は単なるゴマカシでしかなく、およそ「中立」でもなければ「公平」でもありません。
そんな事を言い出せば、戦争賛美でとても慰霊施設とは言えない靖国神社付属の博物館(遊就館)の展示も、「両論併記」で三光作戦や31独立運動の写真も展示しなければ、「中立」「公平」ではないですわね。或いは、今の「リバティおおさか」の様に間口を広げて、ポルポトやタリバン、オウム、金正日の肖像画も「現人神」のご真影と一緒に掲げて、「あらゆる専制や個人崇拝、世襲支配を地上から一掃する」とした方が、今の「嫌韓・嫌中国」一辺倒の展示よりもよっぽど、北朝鮮の人権問題を国際世論に訴える事が出来るのじゃあないでしょうかね。
「リバティおおさか」の展示が分かりにくいのも、徒に間口を広げ過ぎて、北朝鮮拉致被害者や飲酒運転被害者の人権問題まで扱いだした為に、却って訳がわからなくなってしまったのでしょう。ならここはある程度精選すべきです。テーマを「反ファシズム」に絞って、ヒトラーの誕生や欧州戦時下のレジスタンスの歴史から、今の小泉・橋下劇場の問題まで取り上げるようにすれば、見る側も単に歴史の丸暗記ではなく、自分たちに直接関わってくる問題だと認識できるのではないでしょうか。「維新の会」のマスコミ操作やデマビラの展示なんかも是非すべきでしょう。そうする事で初めて、大阪大空襲の犠牲者も、ただ単に「苦労させられた」だけでなく「非道なファシズムの犠牲にされた」事が明らかになるし、そのファシストの生き残りが戦後は米国と、最近は中国とも裏取引して、ずっと日本の政治を牛耳ってきたからこそ、派遣切りや福島の原発事故も起こるべくして起こったのだという事も、初めて明らかになるのではないでしょうか。
もうそうなったら、橋下は絶対に金を出さないでしょうから、一層の事、完全民営化して財団法人で寄付を募ればどうでしょうか。解放同盟や連合だけでなく、共産党・全労連や、その他の反差別を標榜する全てのNGOや労組が運営の核になるのです。行政関係者も橋下みたいな奴ばかりではなく、中には長野県の中川村長のような真の愛国者もおられるし、保守系の中にも、必ずしもネオコン一色ではない広島・長崎市長や沖縄県知事の様な人や、橋下・松井のやり方には眉を潜めている方も大勢おられる訳ですから、それらの方たちを味方につけつつ国内外の世論に広く訴えれば、もう橋下や松井の顔色をいちいち窺う必要もなくなるでしょう。確かに、思想統制ではなく住民の福利厚生が行政本来の仕事であり、それを踏み外している橋下の方が本当は間違っているのですが、もうここまで来たら、完全民営の反ファシズム博物館として再出発すべき時期に来ているのではないかと思います。但し基調はあくまで「反ファシズム・反差別」ですから、保守の中でも比較的マシな人たちとは共闘しても、たまたま今だけ反橋下に回っているだけの様な、「在特会」崩れの極右なぞは絶対に入れてはなりませんが。
アンビバレント(ambivalent)とは、同じ物事に対して相反する感情を同時に抱いたり、一人の人物について好意と嫌悪を同時に持つ、などの矛盾した状態を表したもの。mixiボイスでの私の最近の書き込みから、アンビバレントな呟きを抜き出してみました。さてどこがアンビバレントなのか分かるでしょうか?
【プライベート編】
週末は遅くまで残業なので晩飯は大抵外食。最近はすき家で済ましがちに。ブラック企業の搾取に加担する様で内心忸怩たるも、安価な割には旨いので。他店はご飯の味や量やメニューがイマイチ。尤も少し足を伸ばせばもっと旨い店も一杯あるが、翌日の仕事や価格を考えるとついつい近場で済ます破目に。(09月01日)
コメント あるみさん
たしかに「すき家」は安価でメニューも豊富(09月02日)
コメント プレカリアート
あるみさん、すき家の花かつおオクラ丼も牛トロ丼も美味しかったですよ。うな丼も完売御礼でした。あのメニュー考案力は凄いと思う。ただ安いだけで見映えも味も最悪の松屋とは大違い。でも素材勝負よりも激辛コッテリ味に逃げているのはすき家も同じ。所詮はマクドとモスの違いでしかない。嗚呼昔ながらの和食が食いたい。(09月03日)
内心忸怩たるのは競馬でスポーツ紙を買う時も。産経系列で石原ヨイショの夕刊フジなぞ買う位なら小沢ヨイショの日刊ゲンダイで我慢している方がマシ。でもフジの方が安価で馬柱も見易い。着差も秒差ではなく×馬身差表示なのでより分かり易い。但し買っても見るのは競馬欄のみで石原・橋下翼賛記事はガン無視。(09月01日)
コメント プレカリアート
9/2日の新潟記念は外れ。▲トランスワープ1着△アスカクリスチャン3着も◎ナリタクリスタル着外。2着タッチミーノットが外に膨れなければ○スマートシルエット連絡みでワイド的中してたかも。やはり本命レースだけに止めて混戦レースは潔く見送るべきだった。折角の復調もこれでストップ。(09月04日)
(解説)
最初の外食の話では「本当はもっと昔ながらの和食が食いたいのに、平日は近場の”すき家”で我慢」、次の競馬の話では「本当は右翼偏向・産経系列の夕刊フジなぞ見たくないのに、競馬欄が見やすいからついつい買ってしまう」というアンビバレント。休日はその鬱憤を晴らすべく、”すき家”ではなく上記の”隠れた名店”(さて何処でしょう?)でランチを堪能。先週もメニューの「ポルポト派」に釣られて写真のカレイ煮付定食を注文。
【政治編】
竹島守って福島見殺し。尖閣守って沖縄見殺し。両者とも昔からの懸案。竹島なんて李ラインの頃から、尖閣の米軍射爆場もそのまま。保守だとか愛国だとか大騒ぎするなら、現に今もある国民無視の属国政治をまず何とかしろよ。米国や大企業には何も言えず、その鬱憤を今は誰でも叩ける中国や韓国に只ぶちまけているだけ。(09月03日)
昨日更衣室での奴隷同士の会話。アホが子ども手当に釣られて民主党に投票→自民も一緒→でも共産だけはダメ、中国や北朝鮮に乗っ取られる→消費税も上がる→議員減らせ、もう橋下しかいない云々。増税も反増税も一緒くたに議員全てダメと言いつつ、本音は増税賛成で弱者蔑視の、自民より更に酷い橋下にすがるバカ。(09月04日)
コメント ウルフの子
実際には緑と海賊しかないと思う。(09月04日)
コメント ウルフの子
奴隷根性というよりも情報弱者になっているのかも。(09月04日)
コメント プレカリアート
ちなみに奴隷の片割れは、別部署のバイトなので私も詳しくは知らないのだが、休日も掛け持ちバイトで睡眠時間が毎日3時間とか。寝てる暇があるなら金儲けなんだと。それだけ命すり減らして働いても搾取されるだけなのに。(09月04日)
コメント あるみさん
今の「日本共産党」で中国や北朝鮮に乗っ取られるなんて、ありえねぇ~ 「領土問題」だって日本共産党が最右派なのにね。(09月04日)
(解説)
政治編では「中国・北朝鮮・韓国に国が乗っ取られると言いながら、米国に乗っ取られている現状にはダンマリ」、「増税反対の弱者のくせに増税派で弱者切り捨ての橋下に期待」という最近のアンビバレントな風潮を皮肉ってみました。特に後者なぞ「豚が自分を殺そうとする肉屋を熱烈に支持する」「自分で自分の首を絞める」様なもので、もう矛盾の最たるもの。
最後の「あるみ」さんのコメントにある「領土問題では共産党が最右派」云々には、もう少し詳しい説明が必要かも。これは多分、日本の政党の中で共産党だけが北方四島だけでなく全千島の返還をロシアに要求している事を指しているのでしょう。互いに対等な立場で締結された明治時代の日露「千島・樺太交換条約」を共産党は根拠にしているからですが、これについても、日清・日露戦争など当時の日本の侵略政策とは無縁ではなかったとする立場からの批判があります。
【職場編】
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/0ead68fb00a61bfdbd48e3a242ad301b 商品仕分けのバイトで、昨日も無茶苦茶な流し方をして来たから非常停止の紐を引っ張ってやった。この紐一本で出来るストライキを新人もどんどん真似る様になり、何度も商品仕分けレーン停止に。俺のやった事は決して無駄ではなかった。(08月30日)
コメント あるみさん
なるほど、そうゆう「サボタージュ」戦法もあるわけだ。安全と健康を守るための「順法闘争」ですね。(08月30日)
今日昼休みにS君から怒りの報告。写真のドーリーを、転倒防止の為に1台ずつ運ぶ決まりだが、実際それでは間に合わないし最近では誰も守っていないので、自分も2台ずつ運んでいたら副所長に注意された。他の者には注意せず何故俺だけなのかと応酬になり事務所に呼び出され。このドーリーの件は私も文書で改善求めていた。(09月04日)
要望内容は①実際1台ずつでは間に合わないのだから2台ずつ運んでも転倒しない様、重心の片寄りを避け縦に台車を運ばせる指導を、②床面の不具合補修の二点。その程度の改善も出来ないのは何故なのか?どうすれば職場の奴隷根性を一掃出来るか?他のバイトも交え少しマジな話の末、諦めるな諦めさせられるなという結論に。(09月04日)
(解説)
上記写真の左から右へ順に、商品の仕分けレーン、そのレーンを止める非常停止の紐、1台ずつ運んでいたのでは間に合わないドーリー(オレンジ色の台車)。「事故防止の筈の内規が、実際は全然役に立たない代物で、誰も守っていない」「それを、声のでかい古株のバイトには何も言えず、新人のS君にだけ注意する」職場運営のアンビバレントに対する、S君からの痛烈な批判を私がmixiで代弁したもの。
そのドーリーの件は当日昼休みの食堂でも少し議論になり、私も以前の呟きと絡めて、「二言目には中国や韓国・北朝鮮がどうたらこうたら言うが、自分の職場の北朝鮮みたいな状態には何も言えず」「その身近な奴隷状態には何も言えない鬱憤を、今は誰でも叩ける中国・北朝鮮バッシングで晴らしているだけじゃないか」と、今の職場の風潮を批判。
でも、たった30分弱の昼休みでの僅か数人の議論では、簡単に結論なぞ出る筈もなく、ありきたりの落とし所に落ち着いただけでしたが、それでも、普段は口に出来ない事も議論出来たのは、一つの進歩だと思います。
【プライベート編】
週末は遅くまで残業なので晩飯は大抵外食。最近はすき家で済ましがちに。ブラック企業の搾取に加担する様で内心忸怩たるも、安価な割には旨いので。他店はご飯の味や量やメニューがイマイチ。尤も少し足を伸ばせばもっと旨い店も一杯あるが、翌日の仕事や価格を考えるとついつい近場で済ます破目に。(09月01日)
コメント あるみさん
たしかに「すき家」は安価でメニューも豊富(09月02日)
コメント プレカリアート
あるみさん、すき家の花かつおオクラ丼も牛トロ丼も美味しかったですよ。うな丼も完売御礼でした。あのメニュー考案力は凄いと思う。ただ安いだけで見映えも味も最悪の松屋とは大違い。でも素材勝負よりも激辛コッテリ味に逃げているのはすき家も同じ。所詮はマクドとモスの違いでしかない。嗚呼昔ながらの和食が食いたい。(09月03日)
内心忸怩たるのは競馬でスポーツ紙を買う時も。産経系列で石原ヨイショの夕刊フジなぞ買う位なら小沢ヨイショの日刊ゲンダイで我慢している方がマシ。でもフジの方が安価で馬柱も見易い。着差も秒差ではなく×馬身差表示なのでより分かり易い。但し買っても見るのは競馬欄のみで石原・橋下翼賛記事はガン無視。(09月01日)
コメント プレカリアート
9/2日の新潟記念は外れ。▲トランスワープ1着△アスカクリスチャン3着も◎ナリタクリスタル着外。2着タッチミーノットが外に膨れなければ○スマートシルエット連絡みでワイド的中してたかも。やはり本命レースだけに止めて混戦レースは潔く見送るべきだった。折角の復調もこれでストップ。(09月04日)
(解説)
最初の外食の話では「本当はもっと昔ながらの和食が食いたいのに、平日は近場の”すき家”で我慢」、次の競馬の話では「本当は右翼偏向・産経系列の夕刊フジなぞ見たくないのに、競馬欄が見やすいからついつい買ってしまう」というアンビバレント。休日はその鬱憤を晴らすべく、”すき家”ではなく上記の”隠れた名店”(さて何処でしょう?)でランチを堪能。先週もメニューの「ポルポト派」に釣られて写真のカレイ煮付定食を注文。
【政治編】
竹島守って福島見殺し。尖閣守って沖縄見殺し。両者とも昔からの懸案。竹島なんて李ラインの頃から、尖閣の米軍射爆場もそのまま。保守だとか愛国だとか大騒ぎするなら、現に今もある国民無視の属国政治をまず何とかしろよ。米国や大企業には何も言えず、その鬱憤を今は誰でも叩ける中国や韓国に只ぶちまけているだけ。(09月03日)
昨日更衣室での奴隷同士の会話。アホが子ども手当に釣られて民主党に投票→自民も一緒→でも共産だけはダメ、中国や北朝鮮に乗っ取られる→消費税も上がる→議員減らせ、もう橋下しかいない云々。増税も反増税も一緒くたに議員全てダメと言いつつ、本音は増税賛成で弱者蔑視の、自民より更に酷い橋下にすがるバカ。(09月04日)
コメント ウルフの子
実際には緑と海賊しかないと思う。(09月04日)
コメント ウルフの子
奴隷根性というよりも情報弱者になっているのかも。(09月04日)
コメント プレカリアート
ちなみに奴隷の片割れは、別部署のバイトなので私も詳しくは知らないのだが、休日も掛け持ちバイトで睡眠時間が毎日3時間とか。寝てる暇があるなら金儲けなんだと。それだけ命すり減らして働いても搾取されるだけなのに。(09月04日)
コメント あるみさん
今の「日本共産党」で中国や北朝鮮に乗っ取られるなんて、ありえねぇ~ 「領土問題」だって日本共産党が最右派なのにね。(09月04日)
(解説)
政治編では「中国・北朝鮮・韓国に国が乗っ取られると言いながら、米国に乗っ取られている現状にはダンマリ」、「増税反対の弱者のくせに増税派で弱者切り捨ての橋下に期待」という最近のアンビバレントな風潮を皮肉ってみました。特に後者なぞ「豚が自分を殺そうとする肉屋を熱烈に支持する」「自分で自分の首を絞める」様なもので、もう矛盾の最たるもの。
最後の「あるみ」さんのコメントにある「領土問題では共産党が最右派」云々には、もう少し詳しい説明が必要かも。これは多分、日本の政党の中で共産党だけが北方四島だけでなく全千島の返還をロシアに要求している事を指しているのでしょう。互いに対等な立場で締結された明治時代の日露「千島・樺太交換条約」を共産党は根拠にしているからですが、これについても、日清・日露戦争など当時の日本の侵略政策とは無縁ではなかったとする立場からの批判があります。
【職場編】
http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/0ead68fb00a61bfdbd48e3a242ad301b 商品仕分けのバイトで、昨日も無茶苦茶な流し方をして来たから非常停止の紐を引っ張ってやった。この紐一本で出来るストライキを新人もどんどん真似る様になり、何度も商品仕分けレーン停止に。俺のやった事は決して無駄ではなかった。(08月30日)
コメント あるみさん
なるほど、そうゆう「サボタージュ」戦法もあるわけだ。安全と健康を守るための「順法闘争」ですね。(08月30日)
今日昼休みにS君から怒りの報告。写真のドーリーを、転倒防止の為に1台ずつ運ぶ決まりだが、実際それでは間に合わないし最近では誰も守っていないので、自分も2台ずつ運んでいたら副所長に注意された。他の者には注意せず何故俺だけなのかと応酬になり事務所に呼び出され。このドーリーの件は私も文書で改善求めていた。(09月04日)
要望内容は①実際1台ずつでは間に合わないのだから2台ずつ運んでも転倒しない様、重心の片寄りを避け縦に台車を運ばせる指導を、②床面の不具合補修の二点。その程度の改善も出来ないのは何故なのか?どうすれば職場の奴隷根性を一掃出来るか?他のバイトも交え少しマジな話の末、諦めるな諦めさせられるなという結論に。(09月04日)
(解説)
上記写真の左から右へ順に、商品の仕分けレーン、そのレーンを止める非常停止の紐、1台ずつ運んでいたのでは間に合わないドーリー(オレンジ色の台車)。「事故防止の筈の内規が、実際は全然役に立たない代物で、誰も守っていない」「それを、声のでかい古株のバイトには何も言えず、新人のS君にだけ注意する」職場運営のアンビバレントに対する、S君からの痛烈な批判を私がmixiで代弁したもの。
そのドーリーの件は当日昼休みの食堂でも少し議論になり、私も以前の呟きと絡めて、「二言目には中国や韓国・北朝鮮がどうたらこうたら言うが、自分の職場の北朝鮮みたいな状態には何も言えず」「その身近な奴隷状態には何も言えない鬱憤を、今は誰でも叩ける中国・北朝鮮バッシングで晴らしているだけじゃないか」と、今の職場の風潮を批判。
でも、たった30分弱の昼休みでの僅か数人の議論では、簡単に結論なぞ出る筈もなく、ありきたりの落とし所に落ち着いただけでしたが、それでも、普段は口に出来ない事も議論出来たのは、一つの進歩だと思います。