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アフガン・イラク・北朝鮮と日本

戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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貧困ビジネスとしての加計学園

2017年06月28日 17時37分53秒 | モリカケも忖度もない公平な社会を

萩生田官房副長官(右)の2013年5月10日付のブログに掲載された、(左から)安倍首相、加計学園の加計孝太郎理事長の写真。東京新聞より。

 安倍首相が突然、「獣医学部の全国展開を図る」と言い出しました。それまでの獣医抑制の方針から180度の転換です。「加計学園系列の獣医学部新設だけ何故認めるのか?」「お友達の経営者だけ特別扱いして。これでは完全な政治の私物化じゃないか!」と、野党やマスコミから連日叩かれるので、苦しまぎれの思いつきで口にしたのでしょう。そう思っていたら、案の上、翌日には早速、安倍自身が「その通り」だと白状してしまいました。安倍いわく「余り叩かれるので頭に来て言った」のだそうです。「お前は、子どもか!」と思わず言いたくなりますが、その「子ども」の党を選挙で勝たせてしまったのも私たちです。それを思うと、悔やんでも悔やみきれません。

 では、実際はどうなのか?果たして、全国展開を図らなければならないほど、獣医が不足しているのか?「保育園落ちた、日本死ね!」ならぬ「獣医にかかれない、日本死ね!」というほどの事態にまでなっているのか?そう思い、少し調べてみました。そうすると…

獣医の病院給料ウラ話!? コンビニに負ける獣医師たち(+獣医のペット病院ウラ話!?)
http://pet-net3.sakura.ne.jp/pet-urabanashi/juui-sugao/juui-kyuryou/

 上記ブログの記事いわく、病院勤務の獣医さんの初任給は20~23万円。非正規バイトの給料よりは多少良いが、その代わりにボーナスはおろか残業代も付かない。それでいて、1日15時間労働が常態化しているのだそうです。夕方近くになってようやくランチにありつける。休みは週1日のみで、その代わりに夜勤が毎週ある。夜勤の後も続けてフルタイムの日勤があり、下手すれば48時間連続勤務になる場合もあるとの事です。なぜなら、獣医は人間の医者とは違って内科や外科の別がないから、動物の全ての病気に対応しなければならないからだそうです。医師の絶対数も少ないので、必然的に長時間労働に追い込まれる事になります。その辺の事情は看護士や介護士ともよく似ています。時給換算すればコンビニ店員の方がまだマシだそうです。
 開業医になると収入面では多少マシにはなりますが、それでも年収600万円。普通のサラリーマンとさほど変わりません。それと言うのも、人間の医者とは違って保険がきかないので、ペットが病気になっても金銭的に余裕のある人しか病院には来ないからなのだそうです。多分、診療報酬も低く抑えられているのでしょう。人間の医者とは大違いです。

総理、全国の都道府県議会の意思=公務員獣医の処遇改善を無視するのですか? (広島瀬戸内新聞ニュース)
http://hiroseto.exblog.jp/25871666/

 だから上記ブログの記事のように、特に地方では獣医のなり手がいなくて、何とか人材を確保してくれと、地方議会で数多くの決議や意見書が上がるまでになっています。獣医の貧困問題が解決されない限り、獣医不足も解消されません。それを、まるで安倍首相は、獣医学部の拡充(頭数の確保)だけで解決できると思っているようです。しかも、それを単なるビジネスチャンスとしか捉えていない。ブラック労働ゆえに人が来ず、現場は人手不足に陥っている。しかし、その現場の苦境をよそに、それをビジネスチャンスや金儲けの道具としか見ない輩が、政権と癒着して甘い汁を吸っている・・・という構図が、調べていく中で浮かび上がって来ました。

 この構図こそ、今まで散々、派遣労働や介護労働でも指摘されてきた問題と全く同じではないですか。社会保険や労災保険にも入れてもらえず、景気が悪くなれば即切られる現場の派遣労働者の苦境をよそに、派遣大手のパソナやグッドウィルの会長が政権と癒着して「男たちの悪だくみ」にふけり、派遣搾取の上にあぐらをかく。特養に入れず老々介護に追われる人が一杯いる中で、下流老人を食い物にする劣悪な介護施設がはびこる。貧乏人を食い物にする貧困ビジネスの構図そのものじゃないですか。

一番左から加計孝太郎・加計学園理事長、一人挟んで安倍首相。安倍昭恵のフェイスブックより。

加計学園の獣医学部新設はどれほど馬鹿げているのか、系列大学の偏差値や四国の実態から考えてみた(Buzzap)
http://buzzap.jp/news/20170603-kake-juui/

 上記の記事によると、加計学園が愛媛県の今治に獣医学部の設置を進めている岡山理科大学の偏差値は35~40なのだそうです。俗に「Fラン大学」と呼ばれる三流の私立大学です。もちろん、偏差値だけが全てではありません。たとえ偏差値はそんなに高くなくとも、マグロ養殖に成功した近畿大学のように、高い学問的業績を上げている大学もあります。では、加計学園系列の大学はどんな学問的業績を上げているでしょうか?ほとんど皆無に等しいじゃないですか。もし百歩譲って、本当に安倍の言う通り、獣医学部の拡充、全国展開が必要だとしても、地元の国公立大学や私立の北里大学など、学問的業績を上げている大学が既にあるのですから、そちらの規模拡充を図る方がはるかに有益ではないでしょうか。獣医学部の新設を申請していたのは加計学園だけではありません。京都産業大学も同じように獣医学部の新設を申請していました。なぜ、京都産業大学の申請が認められずに加計学園だけが認められたのか?安倍のお友達だったからでしょうが。これはもう規制緩和ですらありません。ただ規制をねじ曲げただけです。政治の私物化そのものです。

 つまり、こういう事です。加計考太郎にとっては大学も単なる金儲けの道具でしかない。安倍晋三にとっては獣医拡充も単なる責任逃れの方便でしかない。稲田朋美にとっては自衛隊も単なる自民党の集票マシーンでしかない。奴らにとっては国民なんてただの金づるでしかない…。しかし、競馬ファンだって馬を単なる金づるだなんて決して思ってやしない。そんな事思っていたらハルウララやプロレタリアトなんて応援できない。競馬ファンより加計や安倍や稲田の方が、よっぽど人でなしの「ド底辺」じゃないか!

 ここに来て、ようやく安倍内閣の支持率が下落し始めました。毎日新聞の世論調査では36%と、既に3割台の危険水域に突入しています。朝日が41%、共同・時事が45%前後、産経・NHKが48%前後、読売は最も高くて49%。各社に数値のバラツキはありますが、どの新聞社も以前より大きく下落している事は確かです。いくら安倍首相が記者クラブから批判的なメディアを締め出し、マスコミ幹部を会食に誘って囲い込もうとしても、マスコミも所詮は商売。今までは安倍ヨイショ記事の方が売れたが、今後は安倍批判記事の方が売れると判断すれば、そちらにどんどん傾いていきます。安倍は今頃になって、ようやく世論の力を思い知った事でしょう。しかし、それでもまだまだ内閣支持率が高すぎます。南スーダンPKOの日報隠しや森友・加計学園疑惑、共謀罪の強行採決に加え、豊田真由子議員のパワハラに稲田防衛相の「自衛隊としても自民党を応援」発言と、安倍政権の暴走は、もはやとどまる所がありません。今や「安倍が先に倒れるか、それとも国民が先にやられるか」の瀬戸際まで来ています。一刻も早く安倍政権を倒さなければなりません。

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衆参本会議での共謀罪法案投票リスト

2017年06月25日 22時16分08秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開

 遅くなりましたが、東京新聞のサイトに掲載された「共謀罪」法に賛成・反対した衆参両院議員のリストを、私のブログにも備忘録として保存しておく事にします。次の総選挙で投票する際の重要な参考資料となりますので。同様のリストは同紙の公式ツイッターでも公開されていますが、ブログに上手くツイートを貼り付ける事が出来なかったので、ウェブ版から引用させてもらう事にします。下記は同紙の当該記事。

「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動(東京新聞 2017年6月16日)

 「共謀罪」法が成立したのは、2017年6月15日午前7時46分。採決強行に反対する人たちが国会前で声を上げる中、民主主義の根幹である委員会採決を省略する手続きで進んだ異常な参院本会議だった。
 夜を徹した国会。自民党出身の伊達忠一議長の宣言で投票が始まると、野党側から一斉に「反対」の声が飛んだ。点呼された公明、自民党議員が次々と賛成票を投じた。野党の順になると「参院の歴史に禍根を残すな」「おかしいよ」などと怒って投票する姿も。
 自由、社民など少数会派の計7人は牛歩で抵抗した。伊達議長が投票時間を「残り2分」と宣言し、締め切りを告げると、社民党の又市征治氏と福島瑞穂氏、自由党の森裕子氏が慌てて反対票を参院職員に渡したが、時間切れを理由に「投票しなかった」(参院事務局)という扱いになった。3人の「反対」の意思表示は公式記録に残らない。
 本紙は、参院の投票行動を一覧表にした。5月23日にあった衆院本会議での投票行動は5月27日朝刊に掲載したが、成立を受け、衆参合わせて本紙のホームページに掲載する。次の選挙に向け、どの政党が、どの議員が、どう行動したのか。後世に記録する。(関口克己)

http://www.tokyo-np.co.jp/politics/kyobo_touhyou/

 ちなみに、当該衆参議員のうちで大阪選挙区選出議員の分については下記参照。書いていて、余りの与党賛成者の数の多さに、改めて慄然とさせられました。与党の数が余りにも多すぎて。実際は豊田ナンチャラみたいなロクでもない議員ばかりなのに。
 衆院「共謀罪」法賛成者:<自民>左藤章(2区)・中山泰秀(4区)・渡嘉敷奈緒美(7区)・大塚高司(8区)・原田憲治(9区)・佐藤ゆかり(11区)・北川知克(12区)・宗清皇一(13区)・竹本直一(15区)、<公明>佐藤茂樹(3区)・国重徹(5区)・伊佐進一(6区)・北側一雄(16区)、<維新>井上英孝(1区)・谷畑孝(14区)・馬場伸幸(17区)・遠藤敬(18区)・丸山穂高(19区)
 同上反対者:<民進>辻本清美(10区)
 参院「共謀罪」法賛成者:<自民>柳本卓治・松川るい、<公明>杉久武・石川博崇、<維新>東徹・浅田均・高木佳保里
 同上反対者:<共産>辰巳孝太郎 

 ここでは、比例区選出議員については、もう紹介を省略させてもらいましたが、民進・共産・社民・諸派「沖縄の風」の各党議員と無所属の上西小百合議員(元維新だが今はもう完全に維新とはたもとを分かつ)が、共謀罪法案に反対票を投じました。

 ところで、その共謀罪法案もさる事ながら、今、問題になっている加計学園疑惑についても、安倍首相の言い訳がますます酷くなっています。今まで安倍の話す事と言えば、憲法改正や北朝鮮有事の話か、アベノミクスの自慢話ばっかりだったにも関わらず、今頃になって後出しジャンケンよろしく、急に「獣医学部の拡充」を言い出し始めました。「お友達の加計学園経営者だけエコヒイキ」「国政私物化」疑惑を何とか打ち消そうと、躍起になっています。しかし、それが余りにもワザとらしく、もう見苦しい事この上もないので、長年、保守支持だった親父も、さすがに呆れかえっていました。あくまでも、安倍批判の本筋は共謀罪や集団的自衛権で行くべきだと思いますが、もう、それ以外にも安倍批判の材料には事欠かず、「次は一体何が飛び出してくるやら」と興味津々です。

 思えば、本日開催の宝塚記念も、圧倒的一番人気に支持され、競馬新聞でも軒並み「死角なし」と太鼓判を押された無敵・最強GⅠ馬のキタサンブラックが、呆気なく9着に沈んでしまいました。驕る平家は久しからずや。

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森友・加計学園だけじゃない!安倍政権の国政私物化疑惑

2017年06月21日 05時50分55秒 | モリカケも忖度もない公平な社会を

今回の記事は新聞記事等の紹介・引用が中心なので、またもや長文になってしまいました。その為に、職場のバイト読者向けに要約版を作りましたので、時間がない方は上記の要約版だけでも読んで下さい。

 安倍政権による政治私物化疑惑は、森友学園や加計学園(第2の森友学園)だけではありません。私もつい最近まで知らなかったのですが、他にも分かっているだけで4事例あります。「国際医療福祉大学」「もったいない学会」「AO義塾」「吉備国際大学」の4つです。もう底なしの様相です。

 まずは【第3の森友学園】疑惑。栃木県に本拠を置く国際医療福祉大学が、千葉県成田市に医学部を開設する際に、成田市からタダで用地を取得し、官僚OB6名を天下りとして受け入れてようとしている…という事例。

天下り官僚が暗躍か 私立医大“特区”認可にデキレース疑惑(2016年3月19日 日刊ゲンダイ)

 大学の医学部の認可を巡り、官庁の不可解な動きが浮かび上がった。17日の参院予算委で俎上に載ったのは、全国に4つの病院を展開する私立「国際医療福祉大学」(栃木・大田原市)が新たに来年4月に開校する千葉・成田市の医学部だ。
 事の発端は、内閣府と文科省、厚労省が2015年7月31日に示した「国家戦略特別区域における医学部新設に関する方針」だった。国家戦略特区に世界最高水準の国際医療拠点をつくることが目的で、同年11月12日に事業主の公募が行われた。
 ところが、公募に手を挙げたのは福祉大1校だけ。そのうえ、福祉大の幹部役員に文科省や厚労省のOBがゴロゴロ“天下って”いたのだ。17日の予算委でこの問題を追及した民主党の桜井充参院議員が入手した資料を見ると、元文部省事務次官や元厚生省保健医療局長、元厚生省健康政策局長など、官僚OB6人が大学の副理事長や学長などを務めていたことが分かる。
 文科省担当者は予算委で、「大学に再就職した中央省庁の勤務経験を有する者は、文科省からの2名と厚労省から2名、財務省から1名と警察庁から1名」と認めていた。福祉大の認可について、“見えざる手”が動いていたのかと疑いたくもなってくる。
 桜井議員はこう言う。
「公募までのプロセスが、福祉大ありきの流れになっているように見える。元文部省事務次官など、官僚OBが認可に際し、裏で暗躍していたとの話もある。これが事実なら、トンデモナイことです。国家権力を使って公募をデキレースにしたのなら、許されることではありません」(後略)

成田市の国際医療福祉大医学部誘致 用地取得「不当に高額」 市内男性が提訴(2016年12月7日 東京新聞)

 成田市が京成公津の杜(もり)駅前に誘致した国際医療福祉大学医学部(来年四月開学予定)を巡り、市は不当に高い価格で用地を取得するなどしており、違法だとして六日、市内の事務職男性(45)が、京成電鉄と市の鑑定評価額の差額の約三億九千万円などの損害賠償を求める住民訴訟を、千葉地裁に起こした。
 訴状によると、市は昨年九月、医学部校舎等の用地を京成電鉄から約二十二億七千六百万円で購入。購入額は、京成側の鑑定評価額と、それよりも安かった市の鑑定評価額の中間値として決定。原告側は、市の評価額の方が適正で、市は京成側の鑑定評価書を吟味せず、購入額を決定しており、違法だと指摘している。
 また、用地の無償貸与についても、市の規則で定められた、市有地の譲渡や貸し付けの際に有識者らでつくる審議会に諮問する手続きを経ずに決定したことから、契約は違法だと指摘。賃料分の損害賠償や大学側に賃料を支払うよう要請することも求めた。
 医学部予定地の隣接地には今年四月、同大看護学部と保健医療学部が開学。男性は昨年二月にも、市が両学部誘致に総額約五十億円の費用負担をしたことは違法だとして、住民訴訟を起こしている。(後略)

 次いで【第4の森友学園】疑惑。「もったいない学会」というNPO法人が、ケニアのエコトイレ普及活動に外務省からなかなか補助金が下りないので、安倍首相夫人の昭恵に直談判したら、すぐに8千万円の予算がついた…という事例。

昭恵夫人から安倍首相への口利き疑惑に新たな証言!「夫人に頼んだら首相から連絡が入って8000万円の予算が...」(2017年3月24日更新 リテラ)

 これがもし事実なら、明らかに昭恵夫人の首相への口利きではないか。
 この発言が飛び出したのは、今年2月11日に京大でおこなわれた「もったいない学会」と「縮小社会研究会」の合同シンポジウムでのこと。このセリフを話しているとみられるのは、公益社団法人「日本国際民間協力会」で理事をつとめる京大名誉教授だ。
 この日、この公益社団法人理事は「アフリカにおける勿体ない実践成功例」というテーマで、ケニアに「エコサントイレ」という環境にいいトイレを広める事業について語っていたのだが、このエコサントイレの活動を外務省は理解してくれず、補助金かなにかの協力をなかなか得られなかったらしい。それで思い切って、首相夫人である昭恵夫人に会いに行き話をしたところ、その晩に首相に話をしてくれて、すぐに首相から連絡が入り、最終的に8000万円の予算がついた、といっているのだ。外務省と交渉してもNGだったものが、昭恵夫人に話したら、一晩で8000万円の予算がついたというのである。
 日本国際民間協力会のホームページで公開されている、2013年度から2015年度までの決算報告書、2016年の事業計画・予算には、この「外務省からの8000万円」に当たるものは確認できないが、今年2月に「今年、予算がつきました」と話しているので、現段階ではこうした書類に反映されていないということなのだろうか。
 仮に8000万円もの予算が、昭恵夫人の鶴の一声で決まってしまったのだとしたら、民主主義国家としてあり得ないことだろう。(後略)

 まだまだある。【第5の森友学園】疑惑。安倍首相の親戚で、「AO義塾」というAO入試(学力試験ではなく書類選考・面接が中心)対策塾を経営する大学院生が、首相の親戚である事をウリに、イベントで高校生を勧誘しまくっているが、その塾には他塾からのノウハウ・パクリ疑惑が絶えない…という事例。

「安倍総理」親族が経営の塾を文科省が後援 “AO義塾”代表のペテン(週刊新潮 2017年6月22日号

(前略)今年3月23日から25日の3日間、「全国高校生未来会議」というイベントが、衆院第1議員会館、および最終日は首相公邸という大層な会場で開催された。選挙権年齢が18歳に引き下げられるのを受け、全国から選抜された中3から高3の約120人が、地域興しプランを競ったり、自民党の谷垣禎一幹事長や民主党の岡田克也代表(ともに当時)ら、各政党幹部の演説を聞いての模擬投票を行ったりしたのだ。
 文科省と総務省が後援し、優秀者には総務大臣賞や地方創生担当大臣賞、さらには内閣総理大臣賞まで贈られるなど、いわば国を挙げてバックアップしたこのイベントを主催したのは、斎木陽平という24歳の若者が代表を務める「リビジョン」なる一般社団法人だった。イベントが開催されるまでの経緯を、文科省幹部が声を潜めて語る。

「未来会議の後援については2013年秋に初めて打診があって、当初は検討に値しないとされました。高校生のイベントは数多いのに、ひとつだけ後援するのはまずいからです。ところが昨年9月16日、当時の下村博文大臣から全国高校生未来会議を首相直下の事業としてやってほしいという指示が下った。主催はリビジョンでとの話でした。安保法案ですったもんだの時期に、急に高校生の活力やAO入試の育成と言いだして、省内ではみななにが起きたんだと思いました」
 そのとき情報がもたらされたという。
「リビジョンの斎木代表は安倍総理の親族だ、と聞かされ、みな仰天したんです。文科省はいろんなイベントに公平であるべきだし、リビジョンという法人に活動実績がほぼないことなどから、文科大臣賞の設定だけは拒んだものの、“安倍総理の親族だから仕方ない”という言葉の下、後援を余儀なくされたのです」(同)
(中略)
 ところで斎木氏には塾経営者としての顔もある。10年、慶應大学法学部にFIT入試、つまりAO入試で入学すると、その年末にはAO入試対策が専門の「AO義塾」を立ち上げ、今に至る。その指導内容は後述するとして、件の未来会議では、参加者をAO義塾に勧誘するビラが配られていたのだ。〈未来会議参加者の君へ〉と題され、こんなふうに書かれていた。
〈君たちは選抜を勝ち抜き今日ここへやってきた/しかしそんな君たちに問いたい/国会に来ただけでいいのか?/(中略)さぁ、多くの同志たちと志をもって/AO入試という名の旅に出かけてみませんか〉
 そして〈未来会議参加者3つの特典〉として、〈入塾金3万円が無料に!〉などと記されていたのだ。
 このことの意味を、教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏が説くには、
「文科省の後援を受け、クラウドファンディングでお金を集め、首相までが駆けつけた全国高校生未来会議で、こんな勧誘のチラシを配るのは悪質です」
 そのうえAO入試は未来会議への参加といった活動点があると合格しやすい。なんのことはない、文科省が安倍総理に遠慮し、昭恵夫人が強く後押しして実現した全国高校生未来会議とは、AO義塾の広告塔だったのである。(後略)

 しかも、そのAO義塾の実態は、以下のような酷いものだったようです。以下、前述の週刊新潮の記事より引用します。

「斎木氏はAO入試の素晴らしさを広めたいと言っていますが、実際は逆にAO入試の精神を歪めている」
「AO義塾の2期生に、高校時代からNPOを作って活動し、おそらくそれが評価されて慶應に受かった生徒がいた。斎木さんはそこに目をつけ、リビジョンを作ったんです。その証拠に、リビジョンの設立趣旨から、当初はHPの文言まで、そのNPOとそっくりでした。そしてAO義塾の生徒をリビジョンで活動させ、その実績をAO入試の志望理由書に書かせる。しかしAO入試は本来、自らの意志でなにか活動をした人を求めているのだから、斎木さんの指導はAO入試の精神に反します。実際、そういう子は大学入学後、まったく活動に参加しません」
「今、高3の息子は慶應法学部が第1志望で、AO義塾に通わせましたが、出願ギリギリに講師からこれ、前に合格した人の志望理由書を少し変えてるから、安心して出願してと言われ、情けないながら出願した結果、不合格でした」
「私たちが塾で教えていた命より大切な指導ノウハウも、AO義塾に真似されてしまった。また、ほかの塾に通っていて1回おいでよと誘われ、志望理由書にちょっとコメントされただけの生徒が、合格実績に入っていたりするのです」(引用終了)

 更にダメ押し。【第6の森友学園】疑惑。加計学園系列の「順正学園」経営の「吉備国際大学」が、淡路島での新キャンパス開設にあたり、廃校になった公立高校を30億円近くも無償で譲り受け、淡路島に移住した学生に対しても1人30万円も補助金が…という事例。

順正学園と安倍首相が吉備国際大学でも癒着か!約30億円がタダに!?【週刊現代】(Light and Shade 2017.03.14)

 森本(ママ)学園への国有地売却問題で苦戦中の安倍首相ですが、週刊現代などのスクープにより新たに加計学園グループとの癒着も取り沙汰されています。
 加計学園の理事長と安倍首相が癒着か!腹心の友へ36億の土地を無償提供
 さらに3月13日発売の週刊現代では、加計学園グループの一つである加計氏の姉・美也子氏が理事長を務める、学校法人順正学園が経営する吉備国際大学に関する疑惑が報じられていました。
 見ると2012年に土地・建物あわせて約30億円近くが市からタダで提供されていた可能性があるとのことです。詳細を見てみましょう。

 【週刊現代】順正学園の吉備国際大学と安倍首相の癒着疑惑

 今週の週刊現代が報じていたのは、加計学園グループの一つである順正学園が経営する吉備国際大学を巡る安倍首相との癒着疑惑です。
地元紙である神戸新聞が次のように報じたというのです。
 <南あわじ・志知高跡地の大学誘致 吉備国際大学を候補に>
 順正学園は補助金をもらいまくっていた!?
 週刊現代にはある市政関係者が匿名を条件に明かした話が掲載されていました。
 「順正学園に土地をタダで使わせ、建物と設備を無償譲渡して、市が共同で校舎を整備する、という計画書が市長からいきなり出てきた。
しかも費用20億円のうち、13億円強を市が負担することになっているうえ、学生が南あわじ市に住民票を移せば、一人あたり30万円まで補助金を出すと。至れり尽くせりですよ。」 (後略)

 これらの疑惑の中で、第4の「もったいない学会」と第5の「AO義塾」は、エコトイレとか高校生の大学受験塾など、文科系の「安倍昭恵」好みのネタで釣ろうとしているように見えます。利権の額も、8千万円とか入塾金3万円が無料とか、後述する他の疑惑と比べると、まだ「しょぼい」金額に収まっています。そういう意味では、どちらかというと森友学園に近いような感じをうけます。

 それに対し、第3の「国際医療福祉大学」と第6の「吉備国際大学」は、加計学園と全く同じ構図です。安倍のお友達の経営者が、医学部系の学部を新設する際に、安倍政権の口利きで地元自治体からタダ同然の値段で土地を譲り受け、その見返りに、これまた安倍のお友達の政治家を、名誉教授や客員教授に天下りさせる…という流れです。特に最後の吉備国際大(順正学園)に至っては、もう加計学園そのものではないですか。こちらは夫人の昭恵ではなく、総理の安倍晋三自身が、国家戦略特区諮問会議の議長として、ダイレクトにかかわっています。医学部系なので利権の額もハンパじゃありません。数十億単位の金が動いています。森友学園なんかよりも、むしろ、こちらの疑惑の方が「本命」ではないでしょうか。

 これに対し、安倍は昨日の記者会見でも、「獣医や医師は今でも不足している。岩盤規制を打ち破り、新学部の創設や新規参入を促さなければならない」と言い訳していましたが、それなら「日頃から、もうちょっとマシな教育をしろよ」と思いませんか?政治家や官僚の天下り先に、偏差値40以下のFラン(低学力)大学ばかり作って。学生や保護者を食い物にしているだけじゃないですか。国民の税金を湯水のように垂れ流して、ロクに医療も出来ない「名ばかり医師」を乱造するつもりか。何が「岩盤規制改革」か?これでは「縁故政治」そのものじゃないか!その事にまだ多くの国民が気づいていないという意味では、韓国パククネ前政権の国政私物化よりも、更にタチが悪いと思います。

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大共謀の勧め

2017年06月18日 19時51分10秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開

※記事のタイトル名変えました。

従業員のストレス度を測定する必要があるからと、定期健診とは別にストレス診断も受けなければならなくなった。じゃあ、電通の過労死事件がなぜストレス診断で防止できなかったのか?賃金や有休消化率を引き上げ、サービス残業やパワハラ・セクハラを無くせば、わざわざストレス診断なんてする必要無い

ストレス診断では、職場の作業環境や人間関係でストレスを感じるかどうかを尋ねる質問に答えると、自分のストレス点数が分かるが、そんな点数知った所で一体何になる?肝心のストレスの元を取り除いてくれなければ点数も減らし様がない。ストレスの元を取り除くのは労働者ではなく会社の仕事だろうが!

国が本来やるべきブラック企業規制や格差是正をサボり、ストレスも受動喫煙も過労死も、個人の責任にすり替えてしまう所に、ストレス診断の真の狙いがある。診断の設問に、ストレスの具体的内容を問う物が皆無だったのが、その何よりの証拠だ。余り労働者に物を考えさせず、気の持ちようで全て誤魔化す

ウチの職場は、残業時間の割には消耗度がキツイと皆言う。たとえ1日1時間程の残業でも、終わったらクタクタになる。何故そうなるかと言えば、人を物扱いし、毎日がフルマラソンの、チャップリンのモダンタイムスみたいな働かせ方をしているからだ。そこを是正せずに、何が働き方改革、ストレス診断か

ストレス診断の嘘を見破る事が、共謀罪の嘘を見破る事にも言える。一見、無関係に思える両者も、根っ子は同じだという事に最近気づいた。それは、政府や企業の言う事を安易に何でも信用しない、「何でも自分が悪い」と思わない事。正しい事は正しいと言える勇気に支えられた、ある種の楽天的開き直り

成立してしまった共謀罪に対抗するには萎縮しない事だ。蟹工船(缶詰工場が併設された蟹漁船)の小説にもある通り。最初は少数派のストに止まったから簡単に鎮圧されてしまったが、全員でストに決起すれば、洋上で代替要員も確保できず、ブラック企業と言えども成す術は無かった。その蟹工船をそのまま日本に見立てれば良いのだ

「蟹工船」とは、北洋漁場で操業する蟹工船内の搾取に抗する労働者の闘いを描いたプロレタリア文学の傑作だ。戦前の小説だが、今の派遣切りやブラック企業にも通じると話題にもなった。数年前に農薬混入事件でブラック企業ぶりが指弾されたアクリフーズも、小説のモデルになったマルハニチロの系列だ

国会で強行成立されてしまった共謀罪も、証拠がなくても共謀したと見なされるだけで逮捕されると言うが、そもそも業務改善や労働条件向上を共謀して一体何が悪いのか?それがテロとどう関係があるのか?皆んながそう開き直れば、幾らテロリストだとデッチ上げられても、デッチ上げ自体が説得力を失う

小林多喜二・原作、イーストプレス・刊「蟹工船 まんがで読破」より

しかし、全国民によるゼネストなぞ一朝一夕には実現できない。では、それまでどうすれば良いか?黙って上の言いなりになるしかないのか?そうじゃないだろう。労働基準法や労働組合について学ぶだけでも全然違う。幾ら法律で権利が保障されていても、それを活用する気がなければ宝の持ち腐れにしかならず

共謀罪の対象になる組織的犯罪集団とは2名以上の団体を指す。警察が認定すれば一般の市民や団体も知らないうちに指定される。その一方で、右翼や暴力団については野放し。ロンドンの自爆テロも防げなかった。共謀罪の真の狙いは、PTA見守り隊などによる市民監視にある。テロ対策なぞ口実でしかない

国家だけでは国民全員の監視は出来ない。だから、戦時中に隣組を作って隣近所で互いに監視させたのだ。そこでは、単にお上に逆らわないだけでなく、積極的に政府の施策に協力する事が求められた。戦時中の空襲で多くの犠牲者が出たのも、避難を禁じられバケツリレーに参加を強制されたからだ。

昨今、警察24時などのテレビ番組の影響で、警察力さえ強化すれば市民の安全・安心が守れる、テロ対策さえ唱えれば何でも通用するかのような誤解が蔓延している。しかし、警察や軍隊が守るのはあくまで国家権力であって、市民の安全なぞ二の次でしかない。詩織さん準強姦もみ消し事件がその良い例だ

6月15日早朝4時半からのNHKニュース放送順。①野際陽子死去②北朝鮮拘束米国大学生の父親が北朝鮮非難③ヤマハが自動走行カー開発④天空ポストの思い出⑤東日本大震災の経験談…。なぜ前日の共謀罪成立、国会手続きを捻じ曲げ法案を強行可決した暴挙を伝えない?御用新聞ですら可決の事実は伝えたのに!

今も全国各地で共謀罪反対の抗議行動が続いている。千葉県成田市の国際医療福祉大学でも、国家戦略特区絡みの「第3森友、第2加計」疑惑が浮上している。外国メディアも競ってこれらの問題を報じ始めている。知らぬは御用メディアの報道を鵜呑みにし、「世の中は変わらない」と嘯いているバカだけだ

最初、会社に業務改善や労働環境の改善を面と向かって要求するのは私だけだった。だから最初は、下請けのバイトの癖にと疎んじられ、上司やその取り巻きから目の仇にされた。しかし、徐々に仕事の成果が現れ労働条件も改善されるに従い、誰も私の事を無視できなくなった。奴隷根性からは何も生まれない

「とりあえず鬼監督の指示に従ってれば殺される事はないだろう」という意見に対し、「今でも徐々に小刻みに真綿で首を絞められる様に殺されている。皆んな本当にそれで良いのか?」という反論が決め手になり、労働者がストに決起した蟹工船の場面を今こそ想起せよ。どんなに深い夜でも明けない夜はない

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民主主義を諦めない

2017年06月15日 19時18分56秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開

組織犯罪処罰法改正案の強行採決を強く非難する(アムネスティ・インターナショナル日本)

組織的犯罪処罰法等の一部を改正する法案が、6月15日朝、参議院本会議において、自民党、公明党、日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。法案は通常、法務委員会の審議・採決を経て、本会議で採決されるが、今回、「特に緊急を要するものは議院の議決で委員会の審査を省略することができる」とする国会法を適用して法務委員会の審議を打ち切っての採決だった。アムネスティ・インターナショナル日本は、審議を尽くすことなく、また懸念や反対の声を誠実に受け止めることなく採決を強行したことを、強く非難する。

この法改正で新設された「テロ等準備罪(共謀罪)」は、犯罪の実行を準備した段階で処罰を可能とするもので、「準備行為」の概念があいまいかつ広範すぎる、監視社会を招くなど、多くの報道機関、弁護士会、研究者や市民団体から、人権侵害の可能性が高いと反対の声が上げられていた。

アムネスティ日本も、準備行為特定のために日常的、組織的な監視行為が導入される危険性を指摘し、個人のプライバシーが侵害され、市民活動が委縮し、市民の表現の自由が抑圧される懸念を、繰り返し表明してきた。

参議院本会議の審議では、金田法務大臣が、環境や人権の保護を掲げる団体でも、実態が組織的犯罪集団と認められれば構成員が処罰対象になる可能性があると認めた。だが組織的犯罪集団かどうかを判断するのはあくまでも捜査機関であり、恣意的な運用への危惧は拭えない。

人権は普遍的なものであり、どんな政府であっても尊重しなければならない。表現の自由は、その人権を尊重するためにも、必ず保障すべき権利である。日本政府はこのことを十分に認識し、問題点を改善すべきである。

アムネスティ日本は、改正法の今後の運用状況を注視し、人権を守る市民団体として、市民の権利が侵害されるようなことがあれば、断固として抗議していく。

2017年6月15日
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本

http://www.amnesty.or.jp/news/2017/0615_6890.html

“禁じ手”に「民主国家じゃない」 「共謀罪」成立、京都も怒り(京都新聞)

 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法が15日朝、強行採決された。参院法務委員会の採決を省略する「禁じ手」を用いてまで成立を急いだ与党の姿勢に、京都の市民からは疑問が噴出し、「もはや民主主義国家ではない」と憤りの声をあげた。

 共謀罪の学習会や反対署名活動を行ってきた「安保関連法に反対するママの会」の西郷南海子さん(29)=京都市左京区=は「与党がどのように国会審議で信頼を得るのかが焦点と考えていたが、中間報告というやり方には絶句した。国会の会期を延ばしたくなくて必死という感じ。さまざまな市民活動をしているので法の施行には不安もあるが、必要以上に恐れずに、今後も市民の声を上げ続けることが重要だ」と話す。

 戦前、治安維持法に最後まで反対し、暗殺された宇治ゆかりの政治家・山本宣治を顕彰する宇治山宣会会長の薮田秀雄さん(72)=宇治市=は「山宣が生きていたら、私たちを叱咤(しった)するだろう。言論・出版が自由でしっかりした選挙もある時代なのになぜ止められないんだと。申し訳ない限りだ」と悔しそうに話す。委員会審議の一方的な打ち切りには「議席が多いから何でもできるという状況は、もはや民主主義と言えない。でも山宣はどんな状況でもあきらめずに闘い続けた。選挙などの権利をフル活用して施行を止めたい」と決意を固めていた。

 15日午後6時半から京都市役所前(中京区)で市民団体が合同で抗議集会を開き、河原町通りをデモ行進する予定。

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20170615000086

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親父改造計画、進行中

2017年06月11日 22時13分30秒 | 当ブログと私の生い立ち
家族という病 (幻冬舎新書)
クリエーター情報なし
幻冬舎

 昨年秋に、親父と決定的に仲たがいし、一週間ほど実家を離れていました。その後、親父とよりを取り戻し、今は平穏に実家で一緒に過ごしています。(参考記事
 あれから親父も徐々に変わって来ました。そして、今ではようやく、夕食後に世間話ができるようになりました。世間では、それが当たり前なのでしょうが。それでも、今までの親父からすれば、息子の話を素直に聞くようになっただけでも、大きな変化なのです。
 なぜなら、それまでの親父と言うのは、表面上は相手に歩調を合わしているように見えても、心の中では「常に自分が一番正しい」「常に自分が一番偉い」と思っているような人でしたから。昔は常に家の中でお袋に暴力を振るっていました。私に対しても、親父に従順だった幼少期こそ私に優しくしてくれましたが、反抗期に入り親父と衝突するようになってからは、私の事を二言目には「片意地」「変子(へんこ)」呼ばわりするようになりました。

 いくつか例を挙げます。
 (1) 私は高校生の時に部落研(問題研究会)に一時期籍を置いていました。親父はその部落研加入に強硬に反対し、部員から自宅の私宛にかかってきた電話を全く取り次ぎませんでした。
 (2) 大学から帰ると自宅に共産党の機関紙「赤旗」が置いてありました。どうやら職場で共産党員に購読を進められ、断り切れなかったようです。渋々、短期購読させられたようで、家族の目の前で「赤旗」の領収書を丸めて捨ててしまいました。そのくせ、自宅で購読しながら、私には「思想かぶれになる」と、読ませないようにしました。それも、私には直接言わずに、陰でコソコソお袋に言い含める様にして。
   (3) 同じく大学時代に、地元の中学校で生徒のいじめ自殺事件が起こり、校長・教頭が隠ぺい工作に走る中で、教職員組合がそれを批判するビラを地域に配布し、自宅にもそのビラが入りました。家族の中でそのビラの事が話題になり、親父が組合を一方的に「アカ」「クレーマー」呼ばわりしだしたので、私がそれに異を唱え、その中で私が何気なく「民主教育」という言葉を口にした途端に、その言葉になぜか過剰反応し、私は親父から、いきなり怒鳴りつけられました。
 (4) 私が大学卒業後に、親の紹介で一年間、私立高校の講師を勤めた後、自分の意志で地元の地域生協に就職した時の事。既に配属が決まり仕事を覚え始めなければならない時期であったにも関わらず、それでもまだ親父は教職にこだわっていました。当時、親父は公務員の上級幹部だったので、教育委員会にまで手を回して、私に無理やり教員採用試験を受けさせようとしました。この時も、私には直接言わずに、お袋を使って。お袋が泣いて私に受験する様に頼むので、私は日曜日に、仕方なく一次の筆記試験だけ受け、その代わりに、意趣返しに白紙の答案用紙を出して来てやりました。親父はカンカンになって怒っていましたっけ。

 そういう感じなので、若い頃は、ほとんど親父との対話はありませんでした。親父も、この白紙答案提出以降は、すっかり私にさじを投げたようで、ようやく何も言って来なくなりました。
 それから長い間、親父とは、特に政治の話題はお互いに避ける様にしてきました。どうせ話しても喧嘩になるだけですから。そういう中で、久しぶりに再び親父と対話が始まったのです。最初は鬱陶しいなと思っていた私でしたが、同時に、親父のこれまでの封建的な性格を少しでも変えるチャンスだと思い、私もなるべく親父と政治談議をするようにしたのです。

 もちろん、若い頃のような喧嘩腰ではなく、穏やかに、親父にも分かるような物言いで、ちょうどブログに書いているような事を、食後の雑談の中で徐々に喋るように心がけました。職場の問題とか、トランプ大統領の話とか。最近では、森友・加計学園疑惑を例に引いて、安倍政権の縁故政治を批判するようにしています。

「親父、今の安倍政権、ちょっとおかしいと思えへんか?森友学園の問題にしても、幼稚園児に教育勅語を暗唱させるような教育を、手放しに礼賛して。そのくせ、問題が明るみになった途端に、掌を返すように『私は知らん』とか言い出して。加計学園の問題にしても、これからは少子化で学生の数も減って来るので、獣医学部の新設なぞ認められないと言っていたのに、安倍のお友達の学園理事長(下の写真の左端の人物)が獣医学部の新設を申請した途端に、鶴の一声で認めてしまって。マスコミは韓国・パククネ前政権の縁故政治を批判しているけど、日本の安倍政権もそれと同じじゃないか」

 そう言ったら親父は何と言ったと思います?「ホンマ、その通りやな」と。これが普通の感覚なのでしょうけれど、今までの親父の発言や態度からしたら、「大きな変化」「大きな進歩」だと思いませんか?なぜなら、親父は最近こそ、兄貴の影響で維新を支持する様になりましたが、それまではずっと自民党支持で、選挙のたびに自民党に投票していましたから。

 トランプ大統領の話題の時も、親父はトランプに批判的で、不法移民流入防止の為に、トランプがメキシコ国境に壁を作り、その費用をメキシコに負担させると言っている事についても、「独りよがり」と批判していたのは意外でした。自宅で購読している産経が、どちらかというとトランプ寄りの記事が多かった印象で、親父は毎日、その産経を熱心に読んでいましたから。私はすかさず、仕事帰りに見たスーパーの売り場でメキシコ産アボカドの特売セールをやっていた事や、米国がそのアボカドを輸入しており、国境を閉鎖すると困るのはむしろ米国の方である事、そもそも米国に不法移民が流入する様になったのも、米国主導のNAFTA(北米自由貿易協定)締結によって、メキシコに安い米国産農産物がなだれ込むようになり、食えなくなったメキシコ農民が不法移民化した為であって、その原因を作ったのは米国である事などを、親父に説明しました。(参考記事

 

 それで今、親父と何を話し合っているかと言うと、

「うち、昔から新聞は産経しか取って来なかったけど、もう産経なんて購読するの止めたらどうやろか?今、文科省前次官の出会い系バー記事の問題で、読売が御用新聞だと批判にさらされているだろう?産経なんて、もっと酷いじゃないか。書いている事は野党の揚げ足取りばかりで。もう21世紀になるというのに、天照大神(あまてらすおおみかみ)がどうたら楠木正成(くすのきまさしげ)がこうたらとか、暗に神話教育の復活をほのめかすような連載を一面トップに載せたり。時代錯誤も甚だしいで。」(参考記事
「親父、初代の神武天皇が橿原神宮で即位したとされる約2700年前なんて、日本はまだ石器時代やったんやで。3世紀の邪馬台国の時代よりも、キリストが生まれるよりも更に昔に、橿原神宮なんて、そもそも存在するはずがないじゃないか。」

「産経や読売なんて、首相官邸や警察発表のリーク記事がほとんどなんだよ。それが証拠に、あの出会い系バーの記事にしても、情報の出所を全然明らかにしていないじゃないか。自分たちが怪文書みたいな記事を書いておきながら、(加計学園獣医学部認可ゴリ押しの動かぬ証拠となった)『総理のご意向』文書を怪文書だと批判する資格が、産経や読売にあると思うか?」
「朝日や毎日も、実は産経や読売とそんなに違わない。記者クラブに入らなければ官邸の取材が受けられないから、みな官邸に遠慮して安倍政権の批判をしなくなった。しても及び腰の、腫れ物に触るような『批判』ばかり。これじゃあ、昔の大本営発表と同じじゃないか。今の政府広報と同じじゃないか。そんなモノに、わざわざ購読料払ってまで読む必要があるのか?」

「確かに、そんな事言いだしたら、どの新聞も読めなくなる。親父はインターネットが出来ないから、なおさらだ。だから、新聞購読するのは仕方ないとしても、せめて、もう少しマシな新聞に購読を変えてみないか?」
「最近はNHKも、クローズアップ現代の国谷キャスターが更迭されたりして、段々、自由にモノが言えなくなって来ている。これでは、旧ソ連や今の中国、北朝鮮の国営放送と同じじゃないか。そういう意味では、民放もNHKと似たり寄ったりだけど、まだ多少はマシな番組もある。親父もNHKばかり観ずに、たまには民放も観たりして、なるべく複数の情報源から情報を得るようにした方が良いのじゃないか?」

 

 そんな話を、この間、親父とするようになりました。

 その中で、またもや親父が見合いの話を持ってきました。それも、私が全然、名前も顔も知らない東京の遠い親戚筋の話を。何でも、十数年前に絵をくれたその親戚に、当時まだ娘さんがいたそうです。その娘さんが今も独身なら一度会ってみないかと。その絵は、今も我が家の応接間の壁に掲げてありますが、肝心の娘さんは一体どんな人で、今どうしているか、親父もよく知らないのに。そんな、雲をつかむような話を、何でわざわざ今頃持ち出してくるのか。だから、私は親父に次のように言ってやりました。

「親父、安倍昭恵っておるやろ。総理大臣・安倍晋三の嫁や。その安倍昭恵が、総理夫人でありながら、なぜ家を空け、毎日のように外を飛び回っているか、知ってるか?」
「姑(しゅうとめ)の岸洋子からいびられるからだよ。安倍晋三も岸洋子(夫はA級戦犯の岸信介)も、右翼的で封建的な家庭で育った為に、伝統や世間体といったものにばかりとらわれ、個人の自由な生き方を認めて来なかった。そんな岸洋子からすれば、森永製菓創業家のお嬢様として自由気ままに育てられた昭恵は、いわば目の上のたんこぶだ。安倍晋三も、自分は昭恵の夫のくせに、おばあちゃん子のマザコンよろしく、常に岸洋子の言いなりで、全然、昭恵をかばおうとしない。だから、昭恵は家に居づらくなり、外で居酒屋を経営したり、変な新興宗教にかぶれたり、口車に乗せられて森友学園の名誉校長を引き受けてしまったのだ。本気で嫁いびりに打ち勝とうと思うなら、それを生み出した封建的な家族関係から変えていかなければならなかったのだが…。ところが、お嬢様育ちの昭恵は、そこまで性根が座っていなかった。だから、同じような封建的・右翼的な体質の森友学園に絡み取られてしまったのだ。」
「俺は安倍昭恵みたいには絶対にならないからな。もし、仮に相手と見合いする様になっても、昔みたいに、釣書の文面にまでいちいち干渉して来るなよ。見合いするのは親父ではなく、あくまで俺なんだから。自分のプロフィールぐらい自由に書かせろ。俺と親父はそれぞれ価値観が違う。世の中、色んな価値観があって色んな人間がいるから面白いんだ。どんな人間にも自由に生きる権利がある。そして、どんな人間もみんな平等や。誰が誰よりも偉いとか、男はみんな所帯持ちで出世しなければならないといった、そんな古臭い鋳型に俺を無理やり押し込まないでくれ。昔、書かされたような、あんな「馬の血統書」みたいな堅苦しい釣書しか書けないんだったら、もう二度と見合いなぞしてやらないからな!」

 そこまで私が一気にまくしたてたので、親父は「分かった、分かった」と、うなづくのに精一杯のようでした。

 世間の人が見たら「お互い、もう好い歳した大人なのに、なぜ釣書の内容までいちいち干渉して来るのか?」と思うでしょう。私もそう思います。でも、親父にはそれがまだまだ分からないのです。なぜなら、親父は「毒親」だから。その「毒親」ぶりたるや、すさまじいものでした。
 私の思春期から二十歳代ぐらいまでは、私の人生は、ある意味、そんな「毒親」との闘いの歴史でした。その後、時間の経過とともに、親父の「毒親」ぶりも鳴りを潜めていきました。ところが、兄弟が相次いで結婚・独立し、お袋が亡くなると同時に、再び親父の「毒親」ぶりが頭をもたげてきました。それは、この間、ブログで書いた通りです。

 「毒親」とは、子どもの教育に悪影響を与える親の事です。その容態は、身体的暴力や精神的暴力から近親相姦に至るまで様々です。「毒親」に育てられた子どもは、「毒親」以外の家庭を知らない為に、様々な性格のゆがみを抱える事になります。必要以上に他人の目を気にして、常にビクビク・オドオドし、普通に自己主張が出来ない、まともにコミュニケーションが取れない人間に育ってしまうのです。私も学生時代は一時期そういう状態にありました。自分を客観視できるようになって、ようやく「毒親」の呪縛から逃れられるようになったのです。
 先日、私のブログに現れた「荒らし」が、「何てお前は親父に冷淡なのか。衆人環視のブログにまで、わざわざ家の恥をさらして。もっと親孝行してやったらどうか?」と、私に言い放ちました(参考記事)。しかし、私に言わせれば、そんな物言いこそ、能天気で無責任な戯言でしかありません。場合によっては「衆人環視のブログ」に敢えて「家の恥」をさらさなければ、自分の家庭の異常さを自覚し、自分を客観視できるようにはなれないのです。
 「年寄りはもう変わらない」。確かにそうかも知れません。でも、それでも、今後も親父が健在の間は、ともに一つ屋根の下で生活していかなければならないのだから、ある程度は変わってもらわないと困るのです。

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共謀罪法案阻止に向けてのグリーンピースからの緊急要請メール

2017年06月09日 04時39分24秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開

環境NGOのグリーンピース・ジャパンから下記の緊急要請メールが回覧されてきたので、こちらに転載しておきます。皆さんも出来る範囲で結構ですから、是非ご協力をお願いいたします。

(以下転載)

「一般人が対象となることはあり得ない」と繰り返してきた政府。
しかしここにきて、金田法相は「環境保護団体や人権の保護団体でも、実態が組織的犯罪集団と認められれば処罰される」と述べました。
法案の中身もさることながら、衆院審議の段階では全くふれてこなかったことが突然答弁に出てきたり、曖昧な回答で議論の本質をすりかえたり、これほど重要な法案の議論とは思えないほど。
基本的人権を憲法で保障する民主主義国家のあり方として、このプロセスそのものに大きな疑問を抱かざるを得ません。

この法案が成立すれば、私たちの発言の自由が奪われてしまう可能性があります。

市民社会の自由を奪う「共謀罪」に反対するグリーンピースと他団体による共同声明はこちら

本日、グリーンピースは、日本国際ボランティアセンター(JVC)、メコン・ウォッチ、国際環境NGO FoE Japanとともに緊急の記者会見を開き、この法案が成立すれば、市民社会を抑圧し、社会の中から建設的な議論が失われ、民主主義を窒息させるとして「共謀罪法案」の廃案を求めました。

会見では、この法案が、環境・開発・人権・平和に関わる活動が組織犯罪の準備とみなされ、監視される可能性が否定できないこと。そして、準備行為を把握するために捜査機関がメールや電話を監視していくようになる恐れもあることなどを訴えました。

このまま審議が進めば、13日に法務委員会採決、14日に本会議成立の見込みです。
この法案の廃案に追い込むには、ひとりでも多くのみなさんの力が必要です。

国会前行動など全国で抗議行動が予定されています。参加できる方はぜひ足を運んでください。

全国の予定はこちら

■ グリーンピース参加予定の行動

6/10(土) 国会大包囲
時間・場所:13時30分〜プレライブ、14時〜15時30分 国会包囲
止めよう!辺野古埋立て 共謀罪法案は廃案に! 6.10国会大包囲
主催:基地の県内移設に反対する県民会議
「止めよう! 辺野古 埋立て」国会包囲実行委員会
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
*リレートークには、事務局長も参加します。

6/13(火) 集会&デモ
時間・場所:18時30分 日比谷野外音楽堂
主催:共謀罪NO!実行委員会/戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

■ いまあなたにできること

自宅からでも、いま出来ることがあります。審議が行われている法務委員会の委員の方に手紙やFAXを送ったり電話をかけて、「共謀罪法案」の取り下げを強く求めてください。
すでに反対を表明している民進・共産の議員には、励ましをぜひ。

*http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/konkokkai/current/plist/p0065.htm

氏名 政党 選挙区 電話 FAX
秋野 公造 公明 比例 03-6550-0711 03-6551-0711
西田 昌司 自民 京都 03-6550-1110 03-3502-8897
山下 雄平 自民 佐賀 03-6550-0916 03-6551-0916
真山 勇一  民進 神奈川 03-6550-0320 03-6551-0320
佐々木 さやか 公明 神奈川 03-6550-0514 03-6551-0514
石井 準一 自民 千葉 03-6550-0560 03-5512-2606
猪口 邦子 自民 千葉 03-6550-1105 03-6551-1105
中泉 松司 自民 秋田 03-6550-0703 03-6551-0703
古川 俊治 自民 埼玉 03-6550-0718 03-6551-0718
牧野 たかお 自民 静岡 03-6550-0812 03-6551-0812
丸山 和也 自民 比例 03-6550-0913 03-6551-0913
柳本 卓治 自民 大阪 03-6550-0901 03-6551-0901
有田 芳生 民進 比例 03-6550-0416 03-6551-0416
小川 敏夫 民進 東京 03-6550-0605 03-6551-0605
仁比 聡平 共産 比例 03-6550-0815 03-6551-0815
東 徹 維新 大阪 03-6550-0510 03-6551-0510
糸数 慶子 沖縄の風 沖縄 03-6550-0712 03-6551-0712
郡司 彰 無所属 茨城 03-6550-0912 03-6551-0912
伊達 忠一 無所属 北海道 03-6550-0612 03-5156-8070
山口 和之 無所属 比例 03-6550-1113 03-6551-1113
 

いま私たちが何をするか・しないかに、社会の未来がかかっています。
ともに行動しましょう。

グリーンピース・ジャパン 事務局長 米田祐子

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安倍御用記者の準強姦疑惑をなぜ新聞は報じないのか?

2017年06月07日 16時22分52秒 | モリカケも忖度もない公平な社会を

 
写真はいずれも週刊女性セブン6月15日号の記事より

元TBSワシントン支局長を性犯罪被害で告発した女性が顔を隠さずに会見
 安倍晋三首相を密着リポートした著書などで知られる元TBSワシントン支局長のジャーナリスト・山口敬之氏(51)から性犯罪を受けたとして告発した女性が29日、司法記者クラブで記者会見を行った。
 女性は海外でジャーナリスト活動をしている詩織さん(28)=姓は非公表=。山口氏が、不起訴処分になったことを受け、29日付で東京検察審査会に不服申し立てをしたことを明らかにした。
 詩織さんは、2015年4月4日に山口氏に都内のホテルに連れ込まれ、性犯罪被害に遭ったと主張している。顔を隠さずに会見し「性犯罪の被害者を取り巻いている法的・社会的状況が、被害者にとって、どれほど不利に働くものなのかを痛感しました。今回、こうしてお話しさせていただこうと決意したのは、そうした状況を少しでも変えていきたいと強く思ったからです」と話し、時折声を詰まらせながら経緯を説明した。(以下略、5月29日 スポーツ報知)
 http://www.hochi.co.jp/topics/20170529-OHT1T50146.html

週刊新潮・山口敬之氏準強姦報道被害訴える女性が会見「捜査に不審な点あった」
 2015年4月に元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之氏から準強姦被害に遭ったという女性・詩織さん(28)が5月29日、検察の不起訴処分を不服として検察審査会に審査を申し立てた。申し立て後に司法記者クラブで記者会見を開いた詩織さんは、「結果が私にとって受け入れられるものではなかった。捜査で不審に思う点もあった」と不服申し立ての理由を話した。この一件は、週刊新潮で報じられ、大きな話題となっている。
 詩織さんや代理人弁護士らによると、詩織さんは2015年4月3日に山口氏と面会し、翌朝レイプの被害に遭ったと気づいた。4月30日には高輪署で告発状が受理されたが、6月8日に山口氏を逮捕しようと空港に行った捜査員から「上からの指示で逮捕できなかった」と連絡があった。結局、8月26日に書類送検されたが、翌年の2016年7月22日に代理人弁護士を通じて、嫌疑不十分のため不起訴処分となったことを伝えられた。
 「被害者女性と言われることが嫌だった。また取り調べ中も被害者らしく振る舞いなさいと言われたが、被害者が悲しい、弱い、隠れなきゃいけないという状態にあることに疑問を感じた」。記者会見には下の名前と顔を出して臨んだ。(以下略、5月29日 弁護士ドットコム)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170529-00006154-bengocom-soci

山口敬之氏「法に触れることは一切していない」…準強姦、女性の申し立て受けコメント
 元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之氏から準強姦被害に遭ったという女性・詩織さん(28)が5月29日、検察の不起訴処分を不服として検察審査会に審査を申し立て、記者会見を開いたことを受けて、山口氏は同日夜、自身のフェイスブックを更新し、「私は法に触れる事は一切していません」と改めて違法性がなかったことを主張した。(以下略、5月29日 弁護士ドットコム)
 http://www.oricon.co.jp/article/207295/

 上記ニュースの真相を今までずっとネットや新聞記事で追ってきました。その中で、私が最も奇異に感じたのは、被害者が記者会見まで開き、そこには大勢の報道関係者も詰め掛けていたはずなのに、報じたのは週刊誌やスポーツ紙ばかりで、大新聞がほとんど何も報じない点です。読売なぞは、文科省前次官の出会い系バー通いまで報じながら、この件については一切沈黙しています。しかも、沈黙しているのは読売・産経などの御用メディアだけではありません。森友・加計学園問題では政府を鋭く追及している赤旗も、この問題については、ほとんど報じていません。

 なるほど。準強姦疑惑というプライベートな問題で、当事者の主張が真っ向から対立している中においては、裏取りも行いながら、慎重に取材しなければならないのも分かります。でも、被害者が顔出しで記者会見まで行い、タクシー運転手やホテルマンの証言、ホテルの防犯カメラ画像などの物証もそろっている中で、なぜ、もっと堂々と取り上げないのでしょうか?そんなに安倍政権が怖いのでしょうか?

 もし、共謀罪法案が国会を通ってしまったら、テロ対策の名目で、今以上に言論の自由が圧迫されるようになるでしょう。そして、それとは対照的に、権力犯罪については、文書破棄などの証拠隠滅、情報統制が行われるようになるでしょう。現に今回の件でも、加計学園と首相官邸の癒着を暴露した前次官の風俗通いだけがマスコミにリークされたのとは対照的に、安倍御用記者の準強姦疑惑については、逮捕寸前まで行きながら、警察トップの指示でもみ消しが図られました。

 そんな事は絶対に許してはなりません。当ブログは、吹けば飛ぶような小さな個人ブログで、ブログ更新もままならないような現状ですが、それでも、この問題については、今後もできる限り真相を究明していくつもりです。

冒頭右上で紹介の詩織さん「強姦告発」会見要旨の拡大画像

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