アフガン・イラク・北朝鮮と日本

戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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安倍の歴史偽造を許すな!

2015年10月24日 21時26分58秒 | 戦争・改憲よりも平和・人権
 「歴史偽造」と言っても、別に「南京大虐殺は無かった」「従軍慰安婦なぞいなかった」という歴史修正主義の戯言ではない。現代日本における公然たる「歴史偽造」に抗議する取り組みだ。

 国会の議事録を勝手に書き換えるな!
 実際は聴取不能でどんな法案をいつ採決したかも分からないのに、勝手に付帯決議までデッチ上げて「可決」した事にするなんて、インチキにも程がある(怒)。
 しかも、委員会メンバーでもない与党議員が議場に乱入しての強行採決劇だったのに、まるで野党が議事を妨害したかのように言いふらすとは(呆)。
 おまけに、強行採決するまでは大幅に会期延長しておきながら、戦争法を「可決」した途端に内閣改造しても臨時国会も開かないとは(哀)。
 勝手気ままも大概にしろ!
 「立憲主義」と言えば難しく聞こえるが、簡単に言えば「みんなで決めたルールを守れ」「多数決の横暴でなく、もっと民主的に話し合え」という事だ。
 こんな当たり前の事がなぜ守れないのか?こんな事で本当に日本が「民主国家」「法治国家」であると言えるのか?

…という事で、最近は転載続きで申し訳ありませんが、以下のネット署名に先ほどサインしました。皆さんも是非ご賛同、ご署名をお願い致します。
 強行採決された悪法も必ず廃案で元に戻す「国民連合政府」を野党共闘で実現すると共に、採決そのものの不当性も粘り強く訴えていかなければならないと思っています。こんな不法、デタラメがまかり通るなら、もはやどんな不法やデタラメでもまかり通る事になってしまいます。


「公表された議事録作成の経緯の検証と当該議事録の撤回を求める申し入れ」への賛同署名のお願い

*署名の仕方を再掲します。:次のフォームの所定欄に記入の上、送信して下さい。
    http://goo.gl/forms/B44OgjR2f2
──────────────────────────────────────
「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」を行った私たちは、近日中に以下のような「公表された議事録作成の経緯の検証と当該議事録の撤回を求める申し入れ」を行う予定です。
─────────────────────────────────────
2015年10月○日
参議院議長  山崎正昭様
参議院「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」委員長 鴻池祥肇様
参議院事務総長 中村 剛様

 公表された議事録作成の経緯の検証と当該議事録の撤回を求める申し入れ

 前略 10月11日に参議院のホームページに公表された、9月17日開催の「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」の議事録において、速記録にはなかった「右両案の質疑を終局した後、いずれも可決すべきものと決定した。なお、両案について附帯決議を行った。」という追記がなされ、〔参照〕として横浜地方公聴会速記録が掲載されました。報道によれば、こうした追記は鴻池委員長の判断でなされたとのことです。
 これについて、4つの野党会派は14日、中村剛参議院事務総長に対し、こうした議事録が作成された経緯の検証と撤回を求める申し入れを行いました。

 去る9月25日に3万2千余の賛同署名を添えて、山崎参議院議長と鴻池特別委委員長宛に「安保関連法案の採決不存在と法案審議の続行を求める申し入れ」を行った私たちは、そもそも存在しない安保関連法案の「採決」「可決」を後付けの議事録で存在したかのように取り繕う姑息なやり方に強く抗議します。
 9月17日の委員会室は速記録で「議場騒然」「聴取不能」と記載されたような状況であり、テレビで実況中継を視聴した国民の圧倒的多数は「あれで採決、可決などあり得ない」と受け止めています。今回の議事録に追加された「議事経過」には、次のような重大な偽り、あるいは採決の存在を議事録への追記で証明しようとする試みの道理のなさが露呈しています。

(1)5つの案件が採決されたと言われたにもかかわらず、委員長が1件ごとに、参議院規則第49条、第136、第137条に基づいて表決に付すと宣告した旨の記載、ならびに、委員長が起立者の多少を認定して表決の可否の結果を宣告した旨の記載が一切ありません。これでは「採決」「可決」は存在しないとする私たちの指摘を何ら反証したことになりません。
(2)公表された議事録で追加された「議事経過」の中に、「両案について附帯決議を行った」との記載があります。しかし、この案件については、上記と同様、参議院規則に基づいた表決の宣告も表決の結果の宣告も記されておらず、正規の議事録とはみなせません。
  さらに、本附帯決議については、慣例となっている全委員への案文の事前配布はなく、特別委で決議案文が提案されたことを認知した委員がどれほどいたのかさえ疑わしいのが実態とされています。鴻池委員長の一存で、このような附帯決議が決せられたと議事録に書き加えるのは民主的議会運営の常識を蹂躙する暴挙以外の何物でもありません。
(3)末尾に〔参照〕として、横浜地方公聴会速記録が掲載されましたが、この速記録の内容が「採決」なるものに先立って特別委に報告された事実はありません。事実に反して、後付けで、〔参照〕などという標題を付けて地方公聴会の報告を鴻池委員長の独断で会議録に追加するのも暴挙というほかありません。
(4)公表された「議事経過」の追記は鴻池委員長の判断と指示でなされたと報道されていますが、委員長といえども、事実を無視し、参議院規則に反する議事進行を議事録に書き込むことを指示する権限はありません。

 以上から、私たちは貴職に対し、次のことを申し入れます。
1.今回、公表された議事録の追記が作成された経緯(誰の、いかなる指示・判断で作成されたものか)を厳密に検証し、その結果を公表すること。
2.事実に背き、参議院規則にも反する議事進行を正当化しようとするまやかしの議事録を撤回すること。
3.安保関連法案の採決・可決の不存在を直ちに認め、法案の取り扱いを至急、協議するよう、各党会派に諮ること。私たちは法案の段階に立ち返って言えば、違憲の法案を廃案とするよう、求めます。

                              以上

申し入れ者(2015年10月17日現在)
 池住義憲(元立教大学大学院特任教授)
 浦田賢治(早稲田大学名誉教授)
 小野塚知二(東京大学・経済学研究科・教授)
 澤藤統一郎(弁護士) 
 清水雅彦(日本体育大学教授)    
 醍醐 聰(東京大学名誉教授)
 藤田高景(村山首相談話を継承し発展させる会・理事長)
 森 英樹(名古屋大学名誉教授)
生方 卓(明治大学教授・社会思想史)
(この申し入れ書のPDF版ダウンロードは
 http://netsy.cocolog-nifty.com/Tekkai.pdf からできます。)
──────────────────────────────────────
以下はこの申入書への賛同のお願いと署名の要領です。

                       2015年10月17日
「公表された議事録作成の経緯の検証と当該議事録の撤回を求める申し入れ」への賛同署名のお願い

 10月11日に参議院のホームページに、9月17日に開催された安保特別委委員会の議事録が公表され、安保関連法案等をいずれも可決すべきものと決定した、との文言が速記録に追加されました。また、〔参照〕として、横浜地方公聴会速記録が追加されました。

  私たちは去る9月25日に3万2千余の賛同署名を添えて、山崎参議院議長と鴻池特別委委員長宛に「安保関連法案の採決不存在と法案審議の続行を求める申し入れ」を提出しましたが、そもそも存在しない安保関連法案の「採決」「可決」を後付けの議事録で存在したかのように偽るのは到底許されません。
 
  私たちは、このような姑息なやり方に強く抗議するとともに、山崎正昭・参議院議長、鴻池祥肇・参議院「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員 会」委員長ならびに中村剛・参議院事務総長宛に連名で、別紙のような「公表された議事録作成の経緯の検証と当該議事録の撤回を求める申し入れ」を提出することにしました。
 
 つきましては、多くの国民の皆様に賛同の署名を呼びかけ、寄せられた署名簿をこの申し入れ書に添えることにしました。

 具体的には、次のような方法で署名を呼びかけます。多くの皆様の賛同をお願いいたします。

1. ネット署名:次の署名フォームの所定欄に記入の上、送信して下さい。
   http://goo.gl/forms/B44OgjR2f2
 
 また賛同者のご住所とメッセージを次の専用サイト(google spreadsheets)に公開します。
   https://bit.ly/1X82GIB

2. 第一次集約日 :10月27日(火)22時とします。

  申し入れ者(賛同署名呼びかけ人)
   池住義憲(元立教大学大学院特任教授)
   浦田賢治(早稲田大学名誉教授)
   小野塚知二(東京大学・経済学研究科・教授)
   澤藤統一郎(弁護士) 
   清水雅彦(日本体育大学教授)    
   醍醐 聰(東京大学名誉教授)
   藤田高景(村山首相談話を継承し発展させる会・理事長)
   森 英樹(名古屋大学名誉教授)
生方 卓(明治大学教授・社会思想史)
連絡先
E・メール saiketunai-1@yahoo.co.jp
   電話:080-7814-9650  
──────────────────────────────────────
下記サイトもご参照ください。
野党共同で参議院事務総長に抗議と経過の検証を要請~特別委議事録の「追加」に関して~: 醍醐聰のブログ
 http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-26b4.html

存在しない「採決」を後付けの議事録で「存在」したことにしようとする参院与党: 醍醐聰のブログ
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-7d25.html
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信じる者は救われるw

2015年10月21日 07時28分43秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ


 最近は休日も戦争法の反対集会やデモに出かけたり、ブログを書いたりばっかりで、息抜きする事が余りなかったので、この前の日曜日に久しぶりに京都競馬場に行ってきました。しかし、終日競馬ばかりで休日を過ごすのもアレなので、競馬場に行く前に、近くの先日国宝に指定されたと話題にもなった石清水(いわしみず)八幡宮にお参りしてきました。
 しかし、参拝と言っても初詣しかした事がない私にとっては、神社の格式なんて全然分かりません。でも、祭神も分からず参拝するのも何なので、少し調べてみました。確か天満宮の祭神が菅原道真でしたね。それに対し八幡宮の祭神は、神社本庁のホームページによると応神天皇や神功皇后のようです。京の都を守る為に、鬼門(北東)の比叡山延暦寺とはちょうど京都を挟んで向かい合わせの裏鬼門(南東)の方角にある男山の山頂に、石清水八幡宮が造られたそうです。
 なるほど、昔は疫病とかが流行っても、今ほど医学が発達していなかったので、ひたすら神仏にすがるしか無かったのでしょう。今なら、こんな「靖国神社」みたいなものをあちこちに造る暇と金があるなら、「もっと医療や福祉に金を回せ」と言えるのでしょうが…w。
 まあ、そんな神社の格式なんて今の私にはどうでも良い事なので、軽いハイキング気分で石清水八幡宮にまずはお参りしました。京阪電車最寄駅の八幡市駅には特急は止まらないので、枚方市駅で各駅停車に乗り換え、八幡市で下車してケーブルカーで男山山頂にある石清水八幡宮を目指します。男山(鳩ヶ峰)は標高わずか142.5メートルの低い山なので、ケーブルカーだと3分余りで山頂に着きます。山頂にはエジソンの記念碑もありました。何でも、ここの竹の繊維がエジソンの発明した電球のフィラメントにも使われたという事で、それを記念して建てられたものだそうです。



 山頂に着いたのがちょうどお昼時だったので、休憩所兼カフェで地場の野菜が一杯入ったカレーを食べました。じゃが芋・玉葱・人参だけでなく筍も入っていて、非常に美味しかったです。昼食後に石清水八幡宮にお参りしましたが、本殿はあいにく改装工事中で余り風情が感じられませんでした。私は絵馬を買って「競馬が当たりますように」と願掛け。山頂からは京都盆地が一望です。
 この石清水八幡宮やその周辺は桜や紅葉の名所で、山麓の宇治川・木津川合流部にある「背割堤」などは、シーズンには大勢の人出で賑わうのだそうです。その他にも、時代劇のロケによく使われる「流れ橋」や、ライト兄弟と同じ時期に飛行機を発明した二宮忠八を祀った「飛行神社」などの見所が周辺には一杯あるのですが(八幡市観光協会ホームページ参照)、今日の私はあくまでも京都競馬がメーンですので、もうそちらには立ち寄らずに競馬場に向かう事にします。
 しかし、八幡市駅から競馬場最寄駅の淀まで、たった1区間なのに運賃がなぜ210円もするのか。別に府県境をまたぐ訳でもないのに。同じ1区間でも淀屋橋から天満橋までなら150円なのに。客の足元を見透かすような京阪電鉄の姿勢に少しイラっと来ました。また、その1区間の間に木津川、宇治川と2つも大きな川を越えるのですが、木津川が比較的きれいだったのに引き換え、宇治川の濁り方がひどかったのが印象的でした。まるで大和川のような濁り方に、宇治川上流の「近畿の水がめ」でもある琵琶湖の汚染が心配になりました。



 さて、その京都競馬ですが、当日は秋のGIレースの一つ、秋華賞が開催されました。私はそのレースで、有力馬4頭(7)(10)(11)(18)の三連複ボックスと、1番人気(18)から穴人気の(6)(9)2頭にワイドで流したのですが、何とワイドの方が(6)-(18)、(9)-(18)の両方的中!久しぶりに1万円以上儲ける事が出来ました。ひょっとしたら、これも石清水八幡宮にお参りしたおかげかもw。




 昔は荒れる事も多かった秋華賞ですが、最近は比較的順当に終わる事が多いです。だから、買い目もフォーメーションで余り手広く流すような事はせずに、できるだけ絞るようにしました。狙い目はやはりオークス・ローズS組から。秋華賞の舞台となる京都内回りの芝コースは差しで決まる事が多いので、差し馬や追込馬を中心に。その他の馬も、来る事が滅多にない紫苑S組は全部消して、たとえ条件戦と言えども古馬としのぎを削って打ち勝って来た馬に限りました。いくらGIだGIIだと叫んでも、三歳馬レースのタイムなんて、所詮は古馬1000万条件や1600万条件のレースと同じレベルでしかないのですから。

 本命◎は、全6戦とも連対の(18)番ミッキークイーン。鞍上も浜中俊なので信頼できる。
 対抗○は、その◎をローズSを後一気で差し切ったルメール騎乗の(11)番タッチングスピーチ。
 単穴▲は、2連勝後にローズSでも3着に入った上り馬で武豊騎乗の(7)番トーセンビクトリー。
 連下筆頭△は、先行馬で決め手勝負には不安も残るが、やはり桜花賞馬でローズSでも4着死守、騎手も岩田康誠の(10)番レッツゴードンキ。
 この4頭の三連複ボックスが一応、本線です。
 その一方で、3着には伏兵が絡む事も多いので、
 桜花賞5着、ローズS5着でまだまだ見限れず、思い切った騎乗をする事が多いデムーロが乗る△(9)番クイーンズリング。
 オークスでクイーンズリングやレッツゴードンキに先着し、京都芝3着2回の実績もあり、前走の甲武特別で古馬に勝った△(6)番マキシマムドパリ。
 この2頭に本命◎の(18)番ミッキークイーンからワイドで流す馬券も押さえで買いました。



 そして、1着が本命◎(18)ミッキークイーン、2・3着にも△(6)番マキシマムドパリや△(9)番クイーンズリングが入り、本線で買った方は外れましたが、押さえで買ったワイド2頭が両方とも的中!
 当日のレースは、(16)番ノットフォーマルが速いペースで逃げる中、有力馬の大半は中団から後方に待機し、最後の決め手勝負にかける展開になりました。私が馬券を買った馬も、(6)番のマキシマムドパリと(10)番のレッツゴードンキ以外は、全て後方から追い上げる形になりました。

 結果はやはり、レースレコードを更新するほどのハイペースとなり、前が失速し総崩れになる中で、先行馬ではマキシマムドパリのみが3着を死守した以外は、全て後方から追い上げてきた馬が1着から5着まで独占する形となりました。1着のミッキークイーンや2着のクイーンズリング以外だけでなく、4着にもオークス5着のアンドリエッテ、5着にもオークス4着のアースライズが、それぞれクビ差、アタマ差で入っています。今回はたまたまワイドの押さえで的中する事が出来ましたが、これも展開一つで外れていた可能性が非常に高かったと思います。

 その中で、3番人気の先行馬△(10)レッツゴードンキは、ノットフォーラムの乱ペースに撹乱され17着に沈みました。この馬は、桜花賞(GI・芝1600m)こそ4馬身差で圧勝していますが、その次のオークス(GI・芝2400m)では折り合わずに10着に沈んでいます。そして、前走のローズS(GII・芝1800m)では着順こそ4着とマアマアの結果に終わったものの、逃一杯の中でどうにか掲示板を死守した形となっていました(前掲の「対戦成績表」参照)。以上の経過からも、今考えると、秋華賞でも失速する可能性は高かったのではないでしょうか。
 その一方で、同じ先行馬でも(6)番のマキシマムドパリが、レッツゴードンキのように失速せずに3着を死守できたのは、「遅咲き」で「今が華」とも言える状態だからではないかと思います。
 そうであるなら、いくら桜花賞馬で騎手もベテランの岩田康誠で調教成績も良かったと言えども、レッツゴードンキは「危険な人気馬」として思い切って「消し」にして、今まで全て連対している本命の◎ミッキークイーンから他の○▲△4頭に、1着固定の三連複で流していたら、更に配当金を上積みする事が出来たかも知れません。あるいは、印の4頭だけでなく、今回4着のアンドリエッテや同じく5着のアースライズにも流せたかも知れません。もちろん、闇雲に馬券を買うのは愚の骨頂ですが、ある程度の見通しさえ立つならば、それ位の「メリハリのある」買い方をしても良かったかも知れません。
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組体操に見られるファシズム教育の蔓延に歯止めをかけよう!

2015年10月15日 08時42分49秒 | 監視カメラよりも自由な社会に
大中ピラミッド(大阪府八尾市立の中学校における組体操事故)

運動会の組体操で負傷者が出た後も「ご声援有難うございました」で終わらせ観客も拍手で迎えるとは。6名も負傷し、うち1名は骨折の重傷を負ったと言うのに。もう狂っているとしか思えない。もはや戦時中の特攻・玉砕美化と同じではないか。これもファシズム教育の成果だろうか?!

 学校の体育祭などで行われる組体操の段数制限を文部科学大臣に呼びかける下記のネット署名が回ってきましたので、私も先ほど署名して送りました。
 そのネット署名呼びかけ人の説明によると、最近の組体操では、10段組や11段組のピラミッドが組まれ、最下部の最も重量がかかる位置に配置された生徒には、何と200キロもの重量が加わる事になるのだそうです。しかも、ピラミッドの高さも優に7メートルを超え、高所作業では足場が組まれヘルメットや安全帯の装着が義務付けられるほどの高さとなっているのに、そこに無防備の生徒を登らせるような危険な事が、教育の名で平気でまかり通っているのだそうです。
 安全防護策として複数の教員がピラミッドの周囲に配置されるようになっているそうですが、ピラミッドが崩れる際は外側ではなく内側の重心に向かって崩れるので何の防護にもなりません。第一、上から落ちてくる生徒をどうやって受け止めろと言うのでしょうか。幾ら大の大人と言えども、レンジャー部隊の経験者でもない素人の教師にそんな事できる訳がないでしょう。生徒の下敷きになって自分も怪我をするだけです。
 この組体操にしてもそうですが、その他にも、柔道などでのスポーツ事故の激増には無策に終始したまま武道必修化を強行したり、神話や神武東征伝説をあたかも史実であるかのように歴史の授業で教えたり、「母乳で子育て」などの非科学的な「親学」を振り回したり、全国一斉学力テストの予行演習に振り回される授業の実態など、本来なら最も知性的でなければならない学校で、反知性的で非科学的な精神論や根性論が横行し、力ずくで異論を封じ込める非民主的・ファッショ的な教育がまかり通っているような気がしてなりません。
 改悪前の民主的な教育基本法の精神は一体どこへ消えてしまったのでしょうか?このままでは日本の教育がますますダメになり、最後にはどこの国からも相手にされない国や国民になってしまうのではないかと危惧します。

(転載開始)
宛先: 文部科学大臣 馳浩 様
「安全な組体操」の実現に向けて 馳浩文部科学大臣に組体操の段数制限を求めます
呼びかけ人:内田 良(学校リスク研究所主宰、名古屋大学大学院准教授)

■「安全な組体操」の実現に向けて■

 近年,運動会の華である組体操が,巨大化しています。ピラミッド型は最高で11段,タワー型でも最高5段が組まれています。この巨大組体操ブームのなか,子どもたちの負傷事故が相次ぎ,その数は小中高で年間約8,500件にのぼっています。
 私は昨年の5月以降,巨大組体操のリスクを指摘してきました。しかし,重大事故に遭った子どもやその保護者の声は,いまも連日のように私のところに届いています。そして,事故が起きてもなお,組体操の縮小化は進まず,事故がくり返されていくという現状に,悔しい思いと危機感を抱いています。
 運動会では,組体操に取り組むことを,楽しみにしている子どもたちがいます。しかし,巨大組体操は,その楽しみを一瞬にして,大きな悲しみへと変えてしまう危険性を多くもっています。
 他方で,巨大組体操に怯えている子どもたちも,たくさんいます。土台で重さに耐えること,頂上で怖さに耐えること,楽しいはずの運動会が,苦行の場になっています。
 組体操は,文部科学省が定める学習指導要領には,記載がありません。実施しなくてもよい種目で,これだけの問題が起きているのです。それにもかかわらず,巨大組体操ブームは,いまも続いています。
 巨大組体操は,成功したときの感動と引き替えに,あまりに大きな代償を支払っています。学校が組体操を実施する際には,代償の少ないかたちで実施される必要があります。
 巨大組体操ブームが続くなか,文部科学省には,段数制限をはじめとする安全対策の徹底を各教育委員会に対して指示するよう,求めます。

【今後の予定】

2016年5月の運動会シーズンにおける「安全な組体操」の実現向けて,2016年1~2月中に,文部科学省に署名を提出します。

【関連リンク】

●特設コーナー! シリーズ「組体操リスク」 (学校リスク研究所 内田良)・・・組体操のリスクを,さまざまな角度から検証。

●小6「組体操やめたい」 学校の対応は…? (本間大輔氏(@Daisuke_RIREX))・・・組体操を拒否した子どもの闘い。40万view超。

●組体操の負荷量計算問題 (数学者 西山豊氏)・・・算数の知識で解ける組体操問題集。


宛先
文部科学大臣 馳浩 様

 「安全な組体操」の実現に向けて,貴省による各教育委員会への働きかけを求めます。
 学校は,子どもたちを暴力や虐待から守り,健全に育てていく役割を担っています。しかし,今日の巨大化した組体操は,安全面に大きな問題を抱えています。このことが,さまざまなデータから明らかになったからには,少なくとも巨大化は抑制される必要があります。
 そもそも組体操は,体育(保健体育)の活動として正式に教育課程に位置づけているものではありません。各学校の裁量によって実施されているものです。それを尊重することはとても大切ですが,しかし今日の組体操は,度を越えて巨大化しています。
 その背景には,保護者からの信頼を得ようと,見栄えがよい巨大組体操にこだわってしまう教員の姿が,垣間見えます。だからこそ,貴省の主導による規制が必要であり,それは教員が巨大組体操へのこだわりを断ち切るための手助けにもなります。
 各学校,各教育委員会の裁量に任せている限り,巨大組体操には歯止めがかからず,重大事故が起き続けます。子どもの安全と安心を最優先とするために,貴省においては組体操のあり方に関して,教育委員会に対する迅速かつ積極的な指導を求めます。
(転載終了)
https://www.change.org/p/%E5%AE%89%E5%85%A8%E3%81%AA%E7%B5%84%E4%BD%93%E6%93%8D-%E3%81%AE%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%A6-%E9%A6%B3%E6%B5%A9%E6%96%87%E9%83%A8%E7%A7%91%E5%AD%A6%E5%A4%A7%E8%87%A3%E3%81%AB%E7%B5%84%E4%BD%93%E6%93%8D%E3%81%AE%E6%AE%B5%E6%95%B0%E5%88%B6%E9%99%90%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99?recruiter=47215416&utm_source=share_petition&utm_medium=twitter&utm_campaign=share_twitter_responsive#petition-letter
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アリさんマークのプレカリアートを救え!

2015年10月07日 21時27分45秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を


 残業代は払わない。給与明細も発行しない。引越し会社のくせに保険にも一切加入せず、事故の賠償も全て従業員に押し付け。それらの違法行為に怒って組合に加入し会社を訴えたら逆恨みの懲戒解雇。しかも、顔写真入りで「罪状」を社内に貼り出し、「過激派はいらない」「北朝鮮人は帰れ」と中傷…。「アリさんマークの引越社」は、とんでもないブラック企業だった!
 そもそも、どんな仕事にも事故やミスは付き物。全くミスをしない人間なんていない。故意や重過失でもない限り、注意していても日常起こりうる業務上の過失については、従業員あっての会社なのだから、会社がリスクを負担すべきだ。それをこの「アリさんマークの引越社」は、労災保険にも加入せず、リスク負担を全て従業員に押し付けていたのだ。
 実は私も過去に似たような事をされた経験がある。私もかつて、改装工事中の作業場で、搬送中の荷物を前方を歩いていた作業員の後ろ足に当ててしまった事があった。これは勿論、私が悪いのだが、会社側にも、改装中の見通しの悪い場所で作業をさせた落ち度があるはずだ。にも関わらず、会社は当初、私個人だけに責任を押し付け、労災保険の適用を渋っていた。幸い、私が加入していた労組の尽力によって、保険が適用される事になったが、一歩間違えれば、私もこの「アリさんマークの引越社」の当事者と同じ目にあっていたかも知れないのだ。(詳しくは私のブログの一連の過去記事を参照の事)
 だから、ネットで回覧されてきた下記の抗議署名も、とても他人事とは思えないので、私のブログでも急遽(きゅうきょ)紹介させてもらう事にした。今、マスコミ報道は安倍内閣の改造人事一色だが、「こんなブラック企業を野放しにしておいて、何が『1億総活躍社会』か!ふざけるな!」と言いたい。

(転載開始)
アリさんマークの引越社で「追い出し部屋」シュレッダー業務のAさんを救おう!仕事中の荷物破損や車両事故の金銭損害を社員に背負わせる仕組みを撤廃してください!
発信者: プレカリアートユニオン

赤井英和さんのテレビCMでおなじみのアリさんマークの引越社では、社員やアルバイトに引越荷物や車両事故の弁償をさせ、違法に給与から天引きしています。数百万円もの高額な借金を背負わされ会社を辞められない人や、退職してからも払う必要のないお金を毎月支払っている人が大勢います。このシステムは、弁償金の天引きで給与が減り、長時間労働に追いやられ、過労から事故を起こして弁償金が増えるという悪循環から、「アリ地獄」と揶揄されています。

このブラックな労務管理を改善しようと、勇気を持って立ち上がった社員Aさん(34歳)が、労働組合・プレカリアートユニオンに加入し団体交渉を行うと、会社は、Aさんを営業職から「追い出し部屋」であるシュレッダー業務に異動。Aさんが、配転無効の確認を求めて提訴したら、懲戒解雇しました。その上、Aさんを懲戒解雇したという通知を顔写真入りで、「罪状」という表現でグループ会社全支店に張り出し、「一生を棒に振ることになる」と他の従業員を脅しました。

Aさんが解雇無効の仮処分を申し立てると、引越社は懲戒解雇を撤回し、シュレッダー業務への復職を命じました。2015年10月1日からAさんが復職すると、シュレッダーの後ろ側壁に、「北朝鮮人は帰れ!」「過激派の流れを汲むような怖い人は去れ!」と書いた紙、Aさんの顔写真、氏名、年齢が貼り付けられていました。差別煽動表現、名誉毀損の貼り紙からは、会社の反省の姿勢をみることはできません。

プレカリアートユニオンと上部団体の全国ユニオンが、株式会社引越社関東の前で抗議行動を行うと、井ノ口晃平副社長ら管理職が、尋常ではない恫喝を行いました。日頃、社員にどんな態度で接しているかうかがい知れました。
アリさんマークの引越社(引越社関東)社前抗議行動での恫喝 https://www.youtube.com/watch?v=uex0k9g7W_w&feature=youtu.be

引越社は「罪状」の張り出しのほかにも、社内報や業界紙にAさんや労働組合を誹謗中傷したり、プライバシー情報を掲載するという不当労働行為を繰り返し、労働環境の改善に声を上げようとする人を黙らせようとしています。

現在、プレカリアートユニオンはAさんとともに、アリさんマークの引越社に対して弁償金の返還や残業代の支払いなどを求める集団訴訟に取り組んでいます。裁判の第1回期日である2015年9月30日、Aさんは、意見陳述で次のように裁判官に訴えました。

「私は、従業員が、会社を愛し、誇りを持って、安心して働けるようになることを望んでいます。そして、弁償金制度の廃止をはじめとする労働条件を改善すること、労使間の問題を誠実な話し合いによって解決できるような、健全な労使関係を築けることを心から願っています。」

シュレッダー業務に追いやられても一人立ち上がって声を上げ続けるAさんを励まし、アリさんマークの引越社の労働環境をより多くの皆さんに知っていただくため、このキャンペーンを立ち上げました。
アリさんマークの引越社のようなブラック企業をそのまま放置することは、私たちの社会に公害を垂れ流すのと同じことになってしまいます。労働法を守って会社経営をしようとする真面目な経営者の足を引っ張ることにもなります。
皆さん、ぜひ賛同と、拡散をよろしくお願いします。

【要求1】組合に加入したらシュレッダー係に異動させられたAさんを「追い出し部屋」から元の営業職に戻してください!

【要求2】元の営業職に戻してと裁判を起こしたら、懲戒解雇された上、名誉毀損の「罪状」と書いた顔写真入りの紙を貼り出されたAさんの「罪状ペーパー」を全て撤去し、名誉回復の措置をとってください。

【要求3】「アリ地獄」と呼ばれる、仕事中の荷物破損や車両事故の損害を社員やアルバイトの給与から天引きしたり、借金を背負わせて弁償させる仕組みを撤廃してください。

引越業界を健全化し、アリさんマークの引越社を健全に存続させるためにも、ブラックな労務管理を改めない限り、アリさんマークの引越社は利用しないよう宣言しましょう。

==問い合わせ先==
アリさんマークの引越社に直接ご意見を伝えていただける方は、株式会社引越社関東(東京都中央区日本橋小伝馬町14-4岡谷ビルディング2F)電話0120-77-2626、電話03-3808-2626 までお願いいたします。

このキャンペーン、集団訴訟に関するお問い合わせは、プレカリアートユニオン(東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F)電話03-6276-1024 までどうぞ。

==参考==
アリさんマークの引越社「追い出し部屋」裁判記者会見 https://www.youtube.com/watch?v=QD-MWTKVGt8
アリさんマークの引越社集団訴訟について http://www.precariat-union.or.jp/case/arisan.html
Aさんの意見陳述 http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20150930/1443616899
(転載終了)
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日本をこれ以上、戦争中毒とオレサマ自由主義の国にするな!

2015年10月06日 11時35分29秒 | 戦争法ではなく平和保障法を


 今年も地元の母親大会に参加させてもらいました。
 母親大会というのは、戦後の核兵器廃止の運動の中で知り合った地域のお母さん方が、その後も平和や暮らしの問題について話し合おうと、全国各地で毎年行われてきた集会です。私の住んでいる大阪の高石でも、もう今年で37回目の開催になります。そこで取り上げる問題も、憲法から消費税、原発問題、教育問題と様々です。最近は若いママさんの姿も目につくようになりました。母親だけでなく誰でも無料で参加できるので、私の知っている人が役員をしている事もあって、私も数年前からずっと参加させてもらうようになったのです。(2014年2013年の母親大会の時の様子)
 その中で、今年は自衛隊の海外派兵に道を開く戦争法(安保法制)が国会で強行採決されてしまった直後でもあり、改めて今の憲法の素晴らしさについて学び、自民党などが進める憲法改悪の企てを阻止して行こうと、先日10月4日の日曜日に、岡勝仁・大阪府大名誉教授のお話「平和が一番、守ろう憲法」を聞かせてもらう事になりました。



 会場のホールには、この間の空前の規模にまで広がった国会前の抗議行動の様子や、絵手紙やタペストリーの展示が一杯掲げられていました。絵手紙やタペストリーからは、女性としての細やかさや芯の強さが伝わってきます。母親大会には、労働組合や政党中心の集まりや、SEALDs(シールズ)などの若者中心の集まりとは、また違った趣があります。私が母親大会に毎年参加するようになったのも、ひとえにこの展示があるからです。
 今年もまた、地元のお母さん方のコーラスで母親大会の幕が開きました。そして、阪口新六・高石市長の挨拶(あいさつ)と続きます。阪口市長は母親大会に毎年参加されています。今年は、終戦後にシベリアに抑留された叔父の悲惨な体験談から、「もうどんな事があっても戦争だけはしてはいけない」と話されました。阪口市長は、一方では市民病院の建設に背を向け、保育所の民営化を進めたりしていて、その点は賛成できませんが、少なくとも改憲反対の立場を明確にしている点については評価できます。


左:阪口新六市長の挨拶、右:岡勝仁先生の講演。

 その後、岡勝仁という方が、「憲法9条は日本の誇り、世界の宝」と題して、約1時間半に渡って講演してくれました。
 しかし、今までずっと自分なりに個人で「憲法9条守れ」の運動に参加してきた私にとっては、「今の憲法の素晴らしさ」なんて聞かなくても分かっている。今更そんな話を聞くよりも、戦争法廃止に向けた具体的な取り組みを進める方がよっぽど重要じゃないか、という気持ちもあったので、実は今回の母親大会については、余り気乗りがしませんでした。
 ところが、岡先生の話は、今まで聞いた在り来たりの憲法講演とは全然違いました。
 いきなり、エンゲルスの著書「猿が人間になるについての労働の役割」から入られたのに、まず驚かされました。エンゲルスというのは19世紀のドイツの思想家で、マルクスと並ぶ科学的社会主義(共産主義)の創設者とされる人です。エンゲルスはその著書の中で、猿が二本足で歩くようになり、樹上から平原に降り立ち、火や道具を使うようになった事で、初めて人間に進化するようになったと述べています。そこから先生は、「人間は労働によって進化した」「働く人が一番偉いのだ」「国あっての国民ではなく、国民あっての国だ」「それが民主主義であり基本的人権の基になる考え方なのだ」と、話を進められたのです。

 その上で、格差社会やブラック企業の搾取を免罪する今の新自由主義(極端な資本主義万能論)の考え方が、「自由」本来の考え方を歪めた、単なる弱肉強食・拝金主義の「自分さえ良ければそれで好(よし)」とする「オレサマ自由主義」でしかない点や、国民に向かっては愛国心や道徳教育の重要性を説く今の自民党政府が、裏ではホリエモンやワタミのような新自由主義のブラック企業や軍需産業とツーツーの仲であり、自分たちは悪事をやり放題である事や、今やもうそんな自分勝手な論理が通用する時代ではなく、どの国も他国との共存共栄なしには生きていけなくなった中で、「北朝鮮や中国が攻めてくる」といった政府の宣伝がいかに荒唐無稽(こうとうむけい)な物であるか、いたずらに国民生活を犠牲にして軍備にばかり金をかけるよりも、外交に力をいれ戦争の火種をなくす方がいかに理にかなっているかを、分かりやすく説明してくれました。

 それが最もよく現れているのが、今の憲法前文と自民党の憲法改正案(2012年版)の前文との比較です。今の日本国憲法の前文は次のような表現になっています。

―日本国民は、(中略)諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢(けいたく=恵み)を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍(さんか=災い)が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存する事を宣言し、この憲法を確定する。
―そもそも国政は、(中略)その権威は国民に由来し、その権力は代表者がこれを行使し、その福利(恩恵)は国民がこれを享受(きょうじゅ)する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅(しょうちょく=天皇の命令)を排除する。
―日本国民は、恒久の平和を念願し、(中略)平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から逃れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。(以下略)

 まず、最初から「国民」が主語であり、「国民が~する」という決意をはっきりと表明する表現になっている事が分かります。もちろん、21世紀の今の時代からすれば、在日外国人やアイヌの人々を除外した「日本国民」だけが対象になっているという制約はあるでしょう。しかし、その制約はあるにしても、「国民一人ひとりが国の主人公である」点を明確に宣言した点や、「オレサマ自由主義」ではなく、「全世界の国民が平和で自由で幸福になる中で、初めて日本の国民も平和で自由で幸福になれるのだ」「いくら首相や天皇といえども、この国民主権や基本的人権、平和主義の原則を蔑(ないがし)ろにする事は出来ないのだ」と宣言した点で、次に比較する自民党改憲案の表現と比べれば、こちらの方がはるかにまともな内容であると言えます。



 次に、自民党の憲法改正案の方を見てみましょう。(残念ながら、講演に使用された映像資料の撮影が上手く行かなかったので、2013年6月9日付東京新聞に掲載された現行憲法と自民党案との比較対照表を代わりに添付します。)

―日本国は長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴(いただ)く国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される。
―我が国は、先の大戦による荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し、(中略)平和主義の下、諸外国との友好関係を増進し、世界の平和と繁栄に貢献する。
―日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、基本的人権を尊重するとともに、和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する。
―我々は、自由と規律を重んじ、美しい国土と自然環境を守りつつ、教育や科学技術を振興し、活力ある経済活動を通して国を成長させる。(以下略)

 ここでは「国民」より先に「日本国」「我が国」が出てきます。それも「天皇を戴く国家」であって、「三権分立もその範囲内で認められる」という構成になっています。いくら「国民主権の下」と書かれていても、実際には「三権分立もその範囲内でしか認められない」のですから、今の「国民主権」よりは大幅に制限されたものになるでしょう。
 その次になって初めて「国民」や「我々」が登場します。「平和主義は守る」「基本的人権も尊重する」とありますが、その一方で「世界の平和に貢献する」「和を尊び、自由と規律を重んじ」とありますから、「平和主義」も集団的自衛権行使で自衛隊の海外派兵の障害にならないならない範囲で、自由や人権尊重の謳い文句も、「和を尊び=空気を読め」「社会保障をあてにするのではなく家族同士がまず助け合え」「学問も科学技術振興や企業の金儲けにかなうものだけが認められる」という形で事実上打ち消され、「活力ある経済活動や国の成長に貢献できない奴は人間扱いされない」可能性が高いです。

 これでは今の中国や北朝鮮の憲法と同じじゃないですか。中国や北朝鮮の憲法も、表向きは「労働者や人民が主人公」であって「自由も人権もある、平和を守る」と書かれています。ところが実際は「社会主義制度や”将軍様”の許す限りにおいて、それらを行使できる」に過ぎないのです。そして実際には「規律保持」の名目で全然行使できないようになっています。これは戦前日本の帝国憲法も同じです。あくまで天皇が国の主人公であって、国民は天皇や政府の認めた範囲でしか自由や権利を行使できませんでした。その範囲も天皇や時の政府の意向によって自由に制限する事ができました。
 だから「先の大戦」も食い止められなかったのでしょう。それに対する痛切な反省から、今の憲法が生まれてきたのに、それをまた昔のような憲法に戻してしまったら、何の意味もないではないですか。それでなくても、今の日本には「ホリエモン」や「ワタミ」みたいな奴が一杯いるのに、こんな憲法にしてしまったら、もっと「オレサマ自由主義」の酷い国になってしまうじゃないですか。
 
 自民党を始め、今の憲法を変えたがっている人たちは、二言目には「今の憲法は米国から無理やり押し付けられた物だから変えなくてはならない」と主張しますが、何の事はない、自分たちの方がよっぽど、国民に自分たちの考えを押し付けようとしているじゃないですか。「天皇を戴き」とか「和を尊び」とか言って。自分たちは思いっきり「オレサマ自由主義」なくせして。
 ところが実際は、「全て国民は健康で文化的な生活を営む権利を有する、国はそれを保障しなければならない」という今の憲法25条も、米国の憲法にはない規定です。米国にはこの規定がないから、今でも公的な健康保険制度が存在せず、盲腸の手術にも百万円もかかり、手術代が払えず破産する人が後を絶たないのです。そして、戦争放棄を定めた第9条もないから、しょっちゅう世界のどこかで戦争し、貧しい若者が奨学金給付と引き換えに軍隊に取り込まれ、戦地に飛ばされた挙句に死体や障害者となって帰ってくる、そんな国に成り下がってしまったのです。実際は今の憲法こそが、「米国による押し付け憲法」どころか、それ以上に素晴らしいものだったのです。

 今の憲法には、もう二度と昔の「戦争中毒」のような国にしてはならないという、先人の願いが込められているのです。玉砕させられ死んでいった戦時中の特攻隊員も、本当はそんな国を望んでいたのではないかと思います。
 既に明治初期には、そんな自由で平和で民主的な憲法を作ろうと考えた人が大勢いました。知識人だけでなく、貧しい農民や労働者も、当時の自由民権運動に触発されて、一日の仕事を終えて集まり、民主的な国を作ろうと熱い議論を交わしました。有名な「五日市憲法」を始め、全国各地でそんな自主的な憲法草案が発表されました。
 明治政府は、そういう民衆の声を押さえつけて、自由民権運動を骨抜きにする中で、昔の帝国憲法を国民に押し付けたのです。「天皇を戴き」とか「和を尊び」とか言って。今の憲法が「第一章 天皇」から始まっているのは、その当時の名残がまだ残っているからです。それを、今も自民党は、昔の名残どころか、帝国憲法と寸分たがわぬ「戦争中毒」「オレサマ自由主義」の憲法を、国民に押し付けようとしているのです。

 その上で、更に次の事も是非強調しておきたいと思います。
 かつて、格差社会の問題が初めてクローズアップされた時に、赤木智弘という人のネットでの書き込みが非常に話題になりました。「憲法で平和な暮らしが保障されるのは正社員だけで、その正社員の代わりに派遣などの非正規雇用労働者が搾取されてきた。非正規雇用の人間にとっては、護憲を叫ぶ「中産階級」なぞ敵でしかない。一層の事、戦争でも起こってくれた方が、非正規がのし上がれるチャンスが来て良い」というような意見だったと思います。
 私は赤木氏の意見には賛成しませんが、私も非正規雇用なので氏の気持ちも分からなくはないです。私からすれば、会社と一緒になってバイト・派遣・下請けいじめに加担する正社員や、都知事選挙で自民党候補を支持するような大企業の御用組合なぞは、労働者というよりも寧ろ資本家の手先でしかない。安倍晋三や橋下徹のようなナチスばりの政治家に心酔し、在特会(在日特権を許さない市民の会)などのレイシスト団体のヘイトスピーチ(差別扇動宣伝)に取り込まれていく「ネトウヨ」(ネット右翼)と呼ばれる輩も、正にそういう赤木氏のような人たちではないでしょうか。

 そういう人に、安倍政権が狙う改憲路線の恐ろしさを説明するには、「国あっての国民ではなく、国民あっての国だ」という一般論だけでなく、もっと身近で具体的な話をする必要があるように感じます。ブラック企業や「派遣切り」の問題なぞ、その最たる物ですが、それ以外にも、例えば本来なら祝福されるべき働く息子の独り立ちすら生活保護打ち切りの障害と見なして妨害するような大東市の福祉行政の歪みや、芸能人同士の婚約も「子供を産んで国家に貢献」という目でしか見れない菅官房長官の精神の貧困、戦前の国家総動員法の現代版でしかない「一億総活躍」大臣構想、企業研修の名目で2年間の自衛隊出向や予備自衛官補への就任を義務付けるインターンシップ構想(事実上の「隠れ徴兵制」)の存在(参考記事)など。講演の後の交流会で出された、大阪の小中学校が学力テストの試験対策にばかり追われ、生徒が荒れ放題になっている事も、もっと講演の中で取り上げてもらえれば更に良かったのにと思いました。
 今の憲法改正の問題では、単に戦争法(安保法制)や集団的自衛権行使、憲法9条改正に反対か賛成かだけでなく、この国をどうして行くのか、ブラック企業や軍需産業さえ栄えればそれで好とする「戦争中毒」「オレサマ自由主義」の国にしてしまうのか、それとも、今の憲法が保障している自由や人権を、それを疎(うと)ましく思っている自民党政府の妨害を跳ね除け、更に発展させようとするのかが、鋭く問われているのですから。
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例の「挑戦状」の中身

2015年10月02日 22時03分44秒 | 職場人権レポートVol.3




株式会社×× 社長殿  専従職社員登用公募申請書  平成27年9月30日付

●申請者(私)の所属、氏名、住所、生年月日、入社日、社内経歴等(省略)

●応募回数、応募理由

 回数 今回初めて公募申請
 理由 後述の業務改善をひき続き実践し、社風改善にも微力ながら一石を投じる事が出来ればと思い応募しました。既に定年間近の身ではありますが、下手な社員よりはよっぽど会社に貢献してきたと自負しています。

●業務に関しての提案事項

○外国人アルバイトの採用・教育に関して。
 ささやかながら、別添の業務マニュアルを作成し、作業場に掲示して実践に移しています。
 外国人にとって習得が困難とされる日本語ですが、発音自体はそんなに難しくありません。
 習得のネックとされる漢字に全てルビを打ち、小学校高学年の児童でも理解できる平易な日本語で解説したマニュアルに沿って教育すれば、元々は異国でも暮らしていけるバイタリティーあふれた優秀な人達ですから、何とかなるのではないかと思い始めました。
 おかげ様で、今の所は大した事故やミスもなく業務を遂行できています。
 日本人も、いたずらに外国人を排斥するのではなく、もっと外国の歴史や文化を学び、お互いに意志疎通をはかるべきだと思います。

○その他の業務改善についても、今までも何度となく提案してきました。ここに掲げればキリがないので省略しますが、全て所長が目を通されているので、そちらにご確認をお願いします。

●安全衛生の留意点

○今の職場の状況を鑑みると、バイトにばかり整理整頓や環境美化を指示する社員が、自分達は日常業務にかまけて、ゴミひとつ拾わず、商品事故で牛乳や飲料を積んだカゴ車やカートを転倒させても、床の拭き掃除もせず、何日もそのまま放置していた事が何度もありました。今も、農産PC加工室周辺の床が野菜クズから出た汁でベトベトになったままです。社員に改善を要望しても、皆見て見ぬふり。バイトにあれこれ指示する前に、まず社員自らが模範を示すべきです。

○「事故やミスが激増している。このままでは発注者が仕事を回してくれなくなる」と社員は言うが、今の人手不足も、ブラック企業の無能社員に愛想を尽かして、バイトがどんどん辞めていったからではないですか。その挙句に、外国人労働力に頼らざるを得なくなり、外国人にも仕事をちゃんと教えず、バイトに丸投げしている社員の責任ではないですか。その自らの責任を棚に上げ、精神論・根性論ばかり振り回し、バイトにばかり責任転嫁するのは止めていただきたい。

●マナーモラルの留意点

○はっきり言って、無気力で無責任で「事なかれ主義」の社員や管理職が多すぎます。何でもかんでもただ上の言いなりで、自分の頭で考えて、業務改善や工夫で、少しでも仕事をやりやすく、働きやすい職場にしようとする姿勢が全然見られない。それを指摘すると、「××(私の勤務先会社名)は下請けだから仕方ない」と言い訳ばかり。だから、元請けの○○や△△(いずれも会社名)から余計に舐められるのではないでしょうか。これでは、「やらない事の言い訳に、出来ないと言っている」と思われても仕方ありません。この「奴隷根性」を払拭しない限り、企業の発展も社員の成長もあり得ないと思います。

○今回の社員公募への応募も、社員の現状に対する義憤にかられてのものです。

 以上が、前回記事で取り上げた社員応募に際して、私が会社に提出した公募申請書の全文です。●印が申請書に記載の質問項目。○印が、それに対する私の回答です。この後、書類選考、筆記試験、面接と試験が続きます。
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